JPS6242671Y2 - - Google Patents

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JPS6242671Y2
JPS6242671Y2 JP1980109997U JP10999780U JPS6242671Y2 JP S6242671 Y2 JPS6242671 Y2 JP S6242671Y2 JP 1980109997 U JP1980109997 U JP 1980109997U JP 10999780 U JP10999780 U JP 10999780U JP S6242671 Y2 JPS6242671 Y2 JP S6242671Y2
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JP
Japan
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case
lifting
cover
surface portion
elastic body
Prior art date
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JP1980109997U
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JPS5733131U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、上部側が一連のカバーで覆われた複
数の引起し装置を機体左右方向に並設すると共
に、引起し爪を非作用状態に倒伏させる弾性体を
引起しケースの内部上方に設けた刈取機の前処理
装置に関する。
上記の前処理装置においては、引起し爪を非作
用状態に倒伏させるための引起し爪と弾性体との
接当の際に、その接当によつて発生する接当音が
狭い閉鎖的空間の引起しケース内にこもつて、共
鳴反響し易く、その反響音が引起しケースの壁体
から外部に発せられて、操縦環境が騒々しいもの
となる欠点があつた。
上記欠点を解消するものとして、従来は、例え
ば、実公昭53−22506号公報に示されているもの
のように、引起しケースの内部空間を外部に臨ま
せる開口を、その引起しケースの上方回向部の外
側方の引起枠の側壁に設けたものが知られてい
る。その開口を設けてあることによつて、前記接
当音を外部に逃げ易くすることにより、共鳴し難
くしたものである。
しかしながら、上記の引起しケースでは、前記
開口を、引起しケース内に侵入したワラ屑等を外
部に排出することをそもそもの目的として設けて
いるものであつて、その開口が引起しケースの外
側方に形成してあるため、排出されるワラ屑等が
未刈穀稈に降りかかることや、また、開放量を大
きくしようとすれば、開口が横側方に大きく張り
出た形状となるため、機体横幅が極端に大きくな
る等の欠点を有していた。
また、引起しケースの背面の枠面に、接当音放
散用の孔を設けた構成にすると、ワラ屑等がその
孔から引起しケース内に入り込む可能性があつ
て、構造的に有利なものではない。
本考案は、上記実情を鑑みてなされたものであ
つて、引起し爪と弾性体との接当音を外部へ逃げ
易くして、騒音の発生を抑制すると共に、引起し
ケースの外側方への張り出しを解消する構成の刈
取機の前処理装置の提供を目的とするものであ
る。
次の本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図に示すように、刈取機の一例としてのコ
ンバインを構成するに、脱穀機1を搭載したクロ
ーラ式走行機体2の前部に、上部側が一連のカバ
ー3で覆われた機体左右方向に並設の引起し装置
4…、茎稈掻込み用補助搬送装置5a,5bと刈
取装置6から成る刈取処理装置7、及び、刈取茎
稈を茎稈未刈側に配置された脱穀フイードチエー
ン8に供給する穂先側と株元側の搬送装置9から
成る前処理部を設けてある。
第2図及び第3図に示すように、上下揺動自在
な前処理フレーム10に対して後倒れに立設の引
起しケース11の後部側引起しケース部分11A
に対して、それの上端側に駆動用と従動用のかつ
下端側に従動用のチエーンスプロケツト12,1
3a,13bを設けると共に、これらのスプロケ
ツト12,13a,13bにチエーン14を巻回
し、このチエーン14に、引起し経路においてガ
イド15によりケース11の外方に起立突出れ、
かつ、非引起し経路において前記引起しケース部
分11Aの上面と後面に密接させた弾性体16,
16との接当によりケース内に倒伏される引起し
爪17…を、適当間隔おきに設けてある。
そして、前記カバー3の上面部分3aとそれに
連なる後面部分3bを、前記引起しケース11の
上面部分11aと後面部分11bに対して間隔を
へだてて設けると共に、このカバー3にラツプす
る前面側引起しケース部分11Bの上面部分11
aと前面部分11cを切除して、下向きに開口す
る曲り経路Aにより、前記引起しケース11の内
部空間を外部空間に連通させてある。
即ち、弾性体16を後面側の引起しケース部分
11Aに密接させて、その弾性体16に対する引
起し爪の接当音を前記引起しケース部分11Aで
吸収させるようにし、かつ、その接当音をカバー
3で覆われた引起しケース11の上面部分11a
の開口から前記曲り経路Aを通してケース外に放
散させて、接当音をケース11の内部にこもらせ
ないようにしてその接当音をケース壁体が共鳴し
ないようにすると共に、その接当音を曲り経路A
で減衰させて操縦者から離れる下方側に放散させ
るようにしてある。
また本考案を、バインダー等の刈取機を対象に
して装備させるも良い。
以上要するに本考案は、冒記した刈取機の前処
理装置において、前記カバーを前記引起しケース
の上面と引起しケースの後面部分とに対して間隔
をへだてて設けるとともに、前記カバーに覆われ
ている引起しケースの上面部分を開口させて、前
記引起しケースの上端側を迂回してその内部空間
を引起しケース後方側の外部空間に連通させてあ
る事を特徴とする。
即ち、前記引起しケース11の後方側に、外部
に臨む開口を形成してあつて、その開口がカバー
3の後面部分3b下端に形成されていることか
ら、引起し爪17とそれを倒伏させる弾性体16
との接当音を引起しケース11の内部にこもらせ
ないようにケース外部に放散させる事によつて、
その接当音に引起しケース壁体が共鳴する事によ
る騒音発生を抑制できるとともに、前記開口をカ
バー3の後面部分3cで覆われた箇所に設ける事
によつて、ワラ屑等が引起しケース11の内部に
侵入する事も防止でき、全体として、本来備える
カバーを有効に利用して、ワラ屑等の侵入によつ
て引起し機能を損なうような事なく、また、引起
しケースの左右の幅を必要以上大きくすることな
く目的を達成し得る等の効果を奏するに至つた。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る刈取機の前処理装置の実施
例を例示し、第1図はコンバインの全体側面図、
第2図は前面側引起しケース部分を取外した引起
し装置の正面図、第3図は引起し装置上部の縦断
側面図である。 3……カバー、3b……後面部分、4……引起
し装置、11……引起しケース、11A……後面
側引起しケース部分、11a……引起しケース上
面部分、11b……後面部分、16……弾性体、
17……引起し爪。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 上部側が一連のカバー3で覆われた複数の引
    起し装置4…を機体左右方向に並設すると共
    に、引起し爪17を非作用状態に倒伏させる弾
    性体16を引起しケース11の内部上方に設け
    た刈取機の前処理装置であつて、前記カバー3
    を前記引起しケース11の上面と引起しケース
    11の後面部分11bとに対して間隔をへだて
    て設けるとともに、前記カバー3に覆われてい
    る引起しケース11の上面部分11aを開口さ
    せて、前記引起しケース11の上端側を迂回し
    てその内部空間を引起しケース11後方側の外
    部空間に連通させてある事を特徴とする刈取機
    の前処理装置。 2 前記弾性体16を、後部側引起しケース部分
    11Aの上面と後面に密接させてある実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の前処理装置。
JP1980109997U 1980-08-01 1980-08-01 Expired JPS6242671Y2 (ja)

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JP1980109997U JPS6242671Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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JP1980109997U JPS6242671Y2 (ja) 1980-08-01 1980-08-01

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Publication Number Publication Date
JPS5733131U JPS5733131U (ja) 1982-02-22
JPS6242671Y2 true JPS6242671Y2 (ja) 1987-11-02

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ID=29471158

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6242602U (ja) * 1985-09-02 1987-03-14
JPH0328436A (ja) * 1990-05-18 1991-02-06 Inui Sangyo Kk 構築用インサートの埋設方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS486412U (ja) * 1971-06-05 1973-01-24
JPS5322506U (ja) * 1976-08-04 1978-02-25

Patent Citations (2)

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JPS486412U (ja) * 1971-06-05 1973-01-24
JPS5322506U (ja) * 1976-08-04 1978-02-25

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JPS5733131U (ja) 1982-02-22

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