JP2539537B2 - コンバインにおける作業装置 - Google Patents

コンバインにおける作業装置

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JP2539537B2
JP2539537B2 JP2230891A JP23089190A JP2539537B2 JP 2539537 B2 JP2539537 B2 JP 2539537B2 JP 2230891 A JP2230891 A JP 2230891A JP 23089190 A JP23089190 A JP 23089190A JP 2539537 B2 JP2539537 B2 JP 2539537B2
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JP
Japan
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threshing
working device
section
combine
unit
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JP2230891A
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川口　　弘道
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンバインにおける排藁カッター等の作
業装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、メンテナンスの容易化を図るために、例えば、
特開昭54−111455号公報に示されている如く、カッター
等の作業装置を脱穀装置の後部一側において上下方向の
軸芯周りに揺動開閉できるようにした技術が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
かかる従来技術によると、脱穀装置内のメンテ及び作
業装置自体のメンテは容易であるが、例えば、脱穀装置
の横側部に位置する２番還元用揚殻装置や走行クローラ
等の後方位置からのメンテを行うことが難しく、むし
ろ、作業装置の揺動開放時にはそれらの後方部を作業装
置自体が覆うことになって邪魔になり、メンテを容易に
なし得ることができない問題があった。
本発明は、かかる問題点を解消することを目的とし、
次のような技術的手段を講じた。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、この発明は、左右一対の走行クローラ2,2
を具備する機体３上に脱穀部１を、その前方に刈取部４
を配設すると共に、前記脱穀部１の横側後部位置には２
番還元用揚穀装置９を配置してあるコンバインにおい
て、前記脱穀部１の後部には脱穀後の排藁を受け入れて
切断処理するカッター等の作業装置12を前記脱穀部１の
一側よりも横外側方にはみ出させて設け、前記作業装置
12を脱穀部１の２番還元用揚穀装置９側の一側面よりも
横外側方へ離れた機体外端部側に近い位置で、且つ同じ
側の走行クローラ２よりも外方位置の上下方向の軸13周
りに回動可能に装着して、脱穀部１から離れた外方側へ
位置変換可能に構成してあることを特徴とするコンバイ
ンにおける作業装置の構成とする。
〔発明の作用、および効果〕
脱穀部の横外側部の後側部分を保守点検する場合、作
業装置を、上下方向の軸芯周りに後方外側方へ揺動開放
させて、脱穀部の横側部の後方に作業のし易い広い開放
空間を形成することができ、特に、脱穀部の横側部の作
業空間が後方に開放されるので、この空間内での後方か
らの保守、点検作業を容易になし得ることができる。
また、作業装置は、脱穀部の一側よりも外側方に延出
させて、脱穀部の側方空間を有効利用するものでありな
がら、脱穀部の２番還元用揚穀装置側の一側面よりも横
外側方へ離れた機体外端部側に近い位置で、且つ走行ク
ローラよりも外側方位置を支点として揺動開閉するもの
であるから、脱穀装置の一側を支点として揺動開閉する
ようにした従来技術の問題点を解消し、脱穀部の横側部
に位置する２番還元用揚穀装置の清掃、詰り除去、或は
伝動機構の整備等が容易であり、特に、走行クローラに
あっては後方が広く開放されるので泥落しなどの掃除が
容易で、メンテナンス作業の能率化を図ることができる
に至った。
〔実施例〕
以下、本発明の１実施例を図面に基づいて説明する。
脱穀部１は、走行クローラ２を具備する機体３上に装
置してあり、その前方には刈取部４を配設している。刈
取部４の横側部に運転部５を、該運転部５の後方で、前
記脱穀部１の横側部には該脱穀部からの穀粒を１番揚穀
装置６を介して収納する穀粒タンク７を並設している。
８は脱穀部１の扱胴、９は２番還元用揚穀装置10はタ
ンク７内の穀粒を機外に取り出す穀粒取出用揚殻装置で
ある。
前記脱穀部１の後部の上側部には脱穀後の排藁を前記
タンク７の後方側に向けて移送する排藁チエン11を配設
すると共に、その終端側下方には排藁を受け入れて切断
処理するカッター等の作業装置12を前記脱穀部１の一側
よりも横外側方に大きくはみ出させて設け、前記作業装
置12を脱穀部１の運転部５側の一側面よりも横外側方へ
離れた機体外端部側に近い位置で、且つ同じ側の走行ク
ローラ２よりも外方位置の上下方向の軸13周りに回動可
能に装着して、脱穀部１から離れた外方側へ位置変更可
能に構成している。
なお、作業装置12の左右両側は、脱穀部１に対し着脱
自在に構成している。つまり、第３図に示すように、脱
穀部１の機体側に固定されたヒンジ片14,14aの筒部15,1
5aと、作業装置12側に固定されるヒンジ片16,16aの筒部
17,17aとを、抜挿自在になる共通する一本の軸13,13aに
より、組付と分離とが自在となるよう結合構成してい
る。
作業装置12は、藁が詰ったり、切断刃の交換をすると
きには、軸13を支点にして脱穀部から開放し、掃除や交
換を行っている。
また、脱穀部１と穀粒タンク７との間に位置する２番
還元用揚穀装置９の清掃詰り除去、或は伝動機構の点検
整備等を行う場合においても、前記同様に上下方向の軸
13周りに機体後方外側方へ揺動開放させると、作業装置
12は脱穀部１及び穀粒タンク７の後部から大きく離れた
姿勢になる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すものであって、第１図は
コンバインの平面図、第２図及び第３図は要部の斜視
図、第４図は要部の平面図である。 符号の説明 １…脱穀部、２…走行クローラ ３…機体、４…刈取部 ５…運転部、６…１番揚穀装置 ７…穀粒タンク、８…扱胴 ９…２番還元用揚穀装置 10…穀粒取出用揚穀装置 11…排藁チエン、12…作業装置 13…上下軸、14…ヒンジ片 15…筒部、16…ヒンジ片 17…筒部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】左右一対の走行クローラ2,2を具備する機
    体３上に脱穀部１を、その前方に刈取部４を配設すると
    共に、前記脱穀部１の横側後部位置には２番還元用揚穀
    装置９を配置してあるコンバインにおいて、前記脱穀部
    １の後部には脱穀後の排藁を受け入れて切断処理するカ
    ッター等の作業装置12を前記脱穀部１の一側よりも横外
    側方にはみ出させて設け、前記作業装置12を脱穀部１の
    ２番還元用揚穀装置９側の一側面よりも横外側方へ離れ
    た機体外端部側に近い位置で、且つ同じ側の走行クロー
    ラ２よりも外方位置の上下方向の軸13周りに回動可能に
    装着して、脱穀部１から離れた外方側へ位置変更可能に
    構成してあることを特徴とするコンバインにおける作業
    装置。
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