JPS597140Y2 - トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造 - Google Patents

トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造

Info

Publication number
JPS597140Y2
JPS597140Y2 JP12880078U JP12880078U JPS597140Y2 JP S597140 Y2 JPS597140 Y2 JP S597140Y2 JP 12880078 U JP12880078 U JP 12880078U JP 12880078 U JP12880078 U JP 12880078U JP S597140 Y2 JPS597140 Y2 JP S597140Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiator
bracket
front axle
support structure
radiator bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12880078U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5546034U (ja
Inventor
喜平 吉井
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤンマーディーゼル株式会社 filed Critical ヤンマーディーゼル株式会社
Priority to JP12880078U priority Critical patent/JPS597140Y2/ja
Publication of JPS5546034U publication Critical patent/JPS5546034U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS597140Y2 publication Critical patent/JPS597140Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として農用トラクタのラジエータブラケット
支持構造に関する。
従来は第1図の如くラジエータブラケット1をフロント
アクスルブラケット2にサイド止めしている。
フロントアクスルブラケット2はエンジン(図示せず)
の左右両側面にその後端部を固定して前方(図の手前側
)へ突出した厚肉帯状部材で、その前端部に門形ラジエ
ータブラケット1が複数個のボルト3により締め付けて
あり、ラジエータブラケット1上にラジエータ4を載せ
てボルトで締着している。
ところがこのようなサイド止めの場合はラジエータ4の
支持が不安定になり易く、ラジエータ4がブラケット1
に対し前又は後へ倒れる(傾斜する)恐れがある。
ボルト3やラジエータ4の底部が横方向から丸見えにな
り、体裁がよくない。
フロントアクスルブラケット20強度を確保するために
は断面積を増す必要があり、重くなり、コストも上昇す
る。
本考案は従来のフラットなフロントアクスルブラケット
の代りに左右外方へ向い開いたコ形断面の鈑金部材を採
用し、その平担な土壁をラジエータブラケットの取付面
として利用することにより上記従来の問題を解決しよう
とするもので、第2,第3,第4図に実施例を示す。
第1図に対応する第2図に於て、左右一対のフロントア
クスルブラケット6は左右外方へ向い開いたコ形断面の
鈑金物で、概ね水平かつ平担な上壁7と下壁8を一体に
備え、上壁7の左右幅L2は下壁8の左右幅L1より充
分大きく、上壁7上に車幅方向(左右方向)に延びるラ
ジエータブラケット9が左右各2個合計4個のボル}1
0とウエルドナット11(第3図)により締め付けてあ
り、このラジエータブラケット9上には従来から採用さ
れている一般的な形状のラジエータ4が嵌合し、複数個
のボルトにより締着される。
このようにフロントアクスルブラケット6の上壁7は、
ラジエータブラケット9を支持するための広い平担な取
付面を提供している。
左右の両フロントアクスルブラケット6には前後に間隔
をへだて)一対のクロスメンバ11が部分12に於て溶
接その他の手段により固定してあり、その中央部に設け
たセンターピン孔13にセンターピン14が嵌合し、セ
ンターピン14の前端に固定したブラケット15を4個
のボルト16で前部クロスメンバ11に締着し、クロス
メンバ11に対しセンターピン14を固定している。
前後のクロスメンバ11間のセンターピン14上に第4
図の如く筒状のセンターピンサポート17が回転自在に
嵌合し、このサポート17の中央部に一対の補強板18
を介してアクスルメンバ19が取り付けてある。
両補強板18はセンターピンサポート17がゆるく嵌合
するサポート挿通孔20を備え、アクスルメンバ19の
前後壁に部分21で溶着した補強板18を適当な治具に
よりサポート17に対し傾け、挿通孔20とサポート1
7の接合部を溶接することにより、キングピンサポート
22に必要なキャスター角α(第4図)を与えている。
即ち挿通孔20とサポート17の間に溶接で埋めること
ができる程度のガタを予め設けておき、このガタを利用
して両者を溶接する際にキャスター角αを与えている。
なおキングピンサポート22は第2図の部分23に於で
アクスルメンバ19に溶接してある。
24は前輪タイヤ、25はキングピン、26はキングピ
ン25をステアリングハンドルに接続するためのナック
ルアームである。
ラジエータ4の荷重はラジエータブラケット9と一対の
フロントアクスルブラケット6を介してセンターピン1
4にか・り、主フレームの役割を果すエンジンの荷重も
センターピン14に加わり、そこからアクスルメンバ1
9、キングピンサポート22を介して左右の前輪タイヤ
24に支持される。
一方の前輪タイヤ24が路面上の凹凸を乗り越える際、
アクスルメンバ19はセンターピン14を中心としてス
イングする。
以上説明したように本考案によると、 (1)例えば基端部をエンジンに固定してエンジンの左
右両側より前方へ突出する一対のフロントアクスルブラ
ケット6を、左右外方へ向い開いたコ形断面の鈑金物と
したので、充分な強度を確保した上で軽量化を図ること
ができる。
(2)フロントアクスルブラケット6の平担な上壁7を
ラジエータブラケット9の取付面とすることができるた
め、ラジエータ4の支持が安定し、フロントアクスルブ
ラケット6に対しラジエータが前後に傾く恐れがなく、
体裁も向上する。
即ちフロントアクスルブラケット6の左右外側面には、
その後端部にエンジンへの取付用ボルト5の頭があるだ
けであり、ラジエータブラケット取付部も上壁7の下面
にボルト10の頭が横から見える状態となり、ラジエー
タブラケット9はラジエータ4の下部を覆い、これによ
り外観がすっきりとまとまる。
(3)フロントアクスルブラケット6の左右外側面のう
ち、ラジエータ取付部近傍を安全カバー(図示せず)の
支持部分として利用することが出来、ラジエータブラケ
ットのサイド止め方式を廃止することにより安全カバー
の取り付けが容易になる。
(4)本考案においては、フロントアクスルブラケット
6の平担な上壁7の左右幅を下壁8の左右幅より増し、
この上壁7にラジエータ下端部を覆うラジエータブラケ
ット9を載せて締着するようにしたので、ブラケット6
の重量増加を最少に保ちながらラジエータブラケット9
を支持するための広い支持面を得ることができ、ラジエ
ータブラケット9の剛性が増し、ラジエータ4を安定に
支持することができる。
又ラジエータ4の下端部はラジエータブラケット9に覆
われるため、体裁が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の構造を示すための前面部分図、第2図は
本考案を適用した農用トラクタの第1図に対応する前面
部分図、第3図は第2図の平面図、第4図は第2図のI
V−IV断面図である。 6・・・フロントアクスルブラケット、7・・・上壁、
9・・・ラジエータブラケット、11・・・クロスメン
バ、14・・・センターピン、19・・・フロントアク
スルメンバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの左右両側より左右外方へ向い開いたコ形断面
    の一対のフロントアクスルブラケットを前方へ突出せし
    め、両フロントアクスルブラケットを前後一対のクロス
    メンバにより接続してフロントアクスルメンバセンター
    ビンの支持部を形威し、フロントアクスルブラケットの
    平坦な土壁の左右幅を下壁の左右幅より増し、この上壁
    にラジエー夕下端部を覆うラジエータブラケットを載せ
    て締着したことを特徴とするトラクタのラジェータブラ
    ケット支持構造。
JP12880078U 1978-09-19 1978-09-19 トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造 Expired JPS597140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12880078U JPS597140Y2 (ja) 1978-09-19 1978-09-19 トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12880078U JPS597140Y2 (ja) 1978-09-19 1978-09-19 トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5546034U JPS5546034U (ja) 1980-03-26
JPS597140Y2 true JPS597140Y2 (ja) 1984-03-05

Family

ID=29092838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12880078U Expired JPS597140Y2 (ja) 1978-09-19 1978-09-19 トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS597140Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539537B2 (ja) * 1990-08-31 1996-10-02 井関農機株式会社 コンバインにおける作業装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5546034U (ja) 1980-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4268053A (en) Wheel fender assembly
JPS597140Y2 (ja) トラクタのラジエ−タブラケツト支持構造
US4078815A (en) Sidecar frame
JP2503231Y2 (ja) 自動車の燃料タンク取付構造
JPH0136694Y2 (ja)
JP2710054B2 (ja) 自動車の車体構造
JP2881536B2 (ja) サスペンション用サブフレーム
JPH082049Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JP3778378B2 (ja) トラクタの安全フレーム取付構造
JPH0243833Y2 (ja)
JPH0143982Y2 (ja)
JPS598883Y2 (ja) トラクタのフロントアクスルメンバ−支持装置
JPH0746607Y2 (ja) 自動車の下部車体構造
JPH055108Y2 (ja)
JPH0622593Y2 (ja) 車両のフレ−ム構造
JPS6117841Y2 (ja)
JPS582703Y2 (ja) 農用トラクタの安全フレ−ム取付装置
JP2610268B2 (ja) 騎乗形車両のフレーム
JP3419435B2 (ja) 車両のフレーム構造
JPH0537722Y2 (ja)
JPH0627501Y2 (ja) 車体構造
JPH0651477B2 (ja) 自動二輪車の車体フレーム
JPS6219442Y2 (ja)
JPH0714439Y2 (ja) フロントローダの2部材連結構造
JPH0616866Y2 (ja) 自動車の前部車体構造