JPS6240837Y2 - - Google Patents

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JPS6240837Y2
JPS6240837Y2 JP1980037699U JP3769980U JPS6240837Y2 JP S6240837 Y2 JPS6240837 Y2 JP S6240837Y2 JP 1980037699 U JP1980037699 U JP 1980037699U JP 3769980 U JP3769980 U JP 3769980U JP S6240837 Y2 JPS6240837 Y2 JP S6240837Y2
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JP
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frame
gutter
connecting member
roof
mounting part
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JP1980037699U
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JPS56138776U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ガードフレームつき車両における
屋根フレームに関する。
周知のように農用トラクタ等の車両には安全フ
レームとか日除けフレーム等のガードフレームを
立設し、オペレータを防護するのであり、この場
合例えば4柱式のものでは、前後一対宛の支柱を
立設し、その上端間を頂部連結部材にて相互に連
結した上で屋根フレームを取り付けるのである。
従来の屋根フレームは頂部連結部材に直接ボル
ト止めしていたものであり、従つて屋根フレーム
自体が軽量化のため薄板製とされることと相俟つ
て支柱からの振動が直接屋根フレームに伝わり、
その伝達によつて屋根フレームにびびり振動を発
生していたのである。又、このびびりは、前後の
支柱が夫々異なる振動状態を呈し共鳴を生ずるこ
とにより可成り大きなものとなつてオペレータに
不快感を与え好ましくなかつた。また、ガードフ
レームつきのトラクタでは、ガードフレームの周
囲にドアや窓等が設けられず、開放された空間を
有する。従つて、雨天時、傾斜地で作業する場
合、天井にたまつた雨水が、屋根フレームの側方
から落ち、運転者にかかると云う問題があつた。
この考案はこうした問題を解消するために工夫
されたものであり、その目的とする処は、屋根フ
レームのびびり振動を防止しオペレータがより一
層快適に安全運転を行なえるように工夫すると共
に、雨天時の傾斜地作業でも屋根からしたたり落
ちる雨水が運転者にかからないようにしたガード
フレームつき車両における屋根フレームを提供す
るにあり、従つて、本考案の特徴とする処は、ト
ラクタの運転座席の前後左右に4本の支柱が立設
され、該支柱の頂部が四辺枠でなる頂部連結部材
で連結されてガードフレームが構成され、前記連
結部材の上面に防振体を介して薄板で形成した四
辺枠でなる屋根フレームが取着され、該屋根フレ
ームの四辺枠で囲まれた空間は天蓋シートで施蓋
され、前記屋根フレームの四辺枠の内、左右の両
側枠は、頂部連結部材の上面に載置された前記防
振体の上面に取付けられる水平状の取付部と、該
取付部の外周縁に断面U字状に連設された樋枠と
からなり、前記樋枠の下端は頂部連結部材の外側
面に対面し、樋枠の外周辺上端は前記取付部より
も上方へ突出し、前記取付部から樋枠の外周辺に
補強ピースがかけわたされている点にある。
以下、図示した一例によつてこの考案を説明す
る。
第1図は剛強な安全フレームをガードフレーム
Gとしてトラクタに立設した場合の側面図、第2
図はそれを背面からみたものである。
前記トラクタは前部にボンネツト1つきエンジ
ン2を備えその後部にミツシヨンケース3を接結
することで機体の要部を構成する。
ここでボンネツト1の後部にはハンドル4が設
けられると共に、両側にはミツシヨンケース3へ
と延びた前部泥除けカバー5が設けられ、該カバ
ー5の後端がステツプ6に取付けられている。
7はクラツチペダル、8は変速操作部を示し、
該操作部8の後方には、油圧装置9上を介して座
席10が設置されている。この座席10の底部並
びに背部には後部泥除けカバー1が設けられ、該
カバー11は後輪12用のフエンダ13によつて
固定されている。この両フエンダ13は前端がス
テツプ6に固定されると共に後部下端は機体両脇
に張り出された後車軸ケース14上に取り付けら
れている。
こうしたトラクタに対し立設されたガードフレ
ームGは次のように構成されている。
即ち第3図以下にも示すように左右一対の前フ
レームと後フレームとを支柱とし4柱式を構成す
る。
後フレームはその下段として筒型の後基部フレ
ーム15を有し、該フレーム15はその下端に一
体化した後基端ブラケツト16を各後車軸ケース
14回りにボルト止めすることによつてやや後傾
姿勢として左右平行に立設されている。この場合
後基端ブラケツト16の底部にはチエツクチエー
ン用のチエーン取付片17を一体化し、又後基部
フレーム15の上端外周には補強環18が一体突
設されている。
この後基部フレーム15には後中間フレーム1
9の一対が夫々挿支された状態で立設されてお
り、この場合同中間フレーム19は上方へ向かつ
て外開き状に曲成されたくの字型の内筒20と、
同筒20の上端から垂設された状態の外筒21、
並びに内筒20下端から内向きに張り出された中
間連結筒22を備える。こうして内筒20の下端
には帯長状板片を四角筒状に寄せ合わせて一体化
した挿込部23を形成しこれを後基部フレーム1
5内に挿し込んでボルト止めし、又中間連結筒2
2については左右対向間に他の接結筒24をボル
ト連結することによつて左右が合体するようにす
る一方、前記外筒21の下端には水平な取付座板
25を設け、この座板25をフエンダ13上にボ
ルト止めすると共にその内端を内筒20に一体化
してある。
こうして前傾姿勢の後中間フレーム19が立設
され、この場合外筒21の前後巾は内筒20より
可成り大きく形成されている。
この後中間フレーム19には各外筒21を介し
て後上部フレーム26が昇降調節自在にボルト止
めされ、その各上端にはコの字型をなす後上端支
承ピース27が一体化されている。
一方前フレームの方は機体両脇に前基部フレー
ム28を配しこれらを前基端ブラケツト29を介
して機体側にボルト止めしてある。この前基部フ
レーム28は四角筒であり内部を中空状に残した
ものであつてこれを後傾姿勢としてある。
この各前基部フレーム28に対しては長い前上
部フレーム30が昇降調節自在にボルト止めされ
その上端のコ型前上端支承ピース31が前記ピー
ス27と同じ高さに設定される。
こうして前後4ケ所に支承ピース27,31が
臨んだ状態のもとでこれらを介して四辺枠でなる
頂部連結部材32を上から嵌着しボルト止めによ
り脱着自在に設置してある。
この場合前上端支承ピース31は頂部連結部材
32の前辺2個所に対して連結され、この連結を
をするのに別体のスペーサ33を介装しておくこ
とによりピース31と頂部連結部材32間の脱着
が無理なく行なえ、又確実な連結状態を得るよう
に配慮されている。一方後上端支承ピース27の
方は若干巾広の位置にあり、従つて頂部連結部材
32の両側辺に対して連結されている。この個所
は常に固定状態のままとする。
この頂部連結部材32の底部角部には全て補強
板34が取りつけられその前部のものに孔を形成
してバツクミラー35を固設してある。
一方同連結部材32の上部4ケ所には、左右側
辺の各前後を介してコ型ピース状のクツシヨン受
座36が突状に固設され、この受座36上に糸駒
型のゴムクツシヨンである防振体37を備えこれ
らを介して屋根フレーム38がボルト止めされ
る。
ここで屋根フレーム38は、左右並びに前側辺
として樋枠39を有しこれらと後側辺の連結枠4
0並びにその前方の中間主枠51とによつて全体
が四辺の枠体を構成し全て薄板製のもので成る。
即ち、前記屋根フレームの四辺枠の内、左右の両
側枠は、頂部連結部材の上面に載置された前記防
振体の上面に取付けられる水平状の取付部と、該
取付部の外周縁に断面U字状に連設された樋枠と
からなり、前記樋枠の下端は頂部連結部材の外側
面に対面し、樋枠の外周辺上端は前記取付部より
も上方へ突出している。
この屋根フレーム38の前後方向中途には天蓋
シート41を張設するための下張片42が配列さ
れ、こうしてシート41は前側片に掛止された状
態で連結枠40回りへと張設され同枠40内の掛
留部を介して保持される。
又、左右の樋枠39には補強ピース43が配列
され、その前後端のもが防振体37取付時に共締
めされる。
即ち、第6図示の如く前記防振体37の中央に
は縦向きのボルト孔44が貫設されその上下にや
や大径の嵌装口45が形成されている。一方樋枠
39と補強ピース43の内側端には嵌装口45と
同径状の通孔46が縦向きに貫通され、こうして
下部に嵌入部47aをもち上部に座部47bをも
つ断面山型状のゴム製補助防振体47を、通孔4
6並びに嵌装口45内に嵌入部47aが嵌り込む
形で取りつけ、その上に締付座48を介して上か
らボルト49を挿通しクツシヨン受座36の裏ナ
ツト50に螺合することによつて全体が締め付け
られている。
上記構成では、屋根フレーム38が防振体37
によつて弾支されているから、たとえ屋根フレー
ム38が薄い板金で成るものであつても車両から
の振動は可成り緩和された形で伝わるのでびびり
は非常に少なくなり、しかも前記例のように前後
の支柱が異なる構造をとりトラクタからの振動が
夫々違つた形で伝達される状況においても防振体
37の存在によつて全て同じ緩和状態と化して伝
わるので、それによる共鳴・びびりの発生は喰い
止められる。
この考案は以上の如くであり、従つて屋根フレ
ームを防振体を介して弾支したのでそれ自体にび
びり音を発生せず、これによりオペレータの安全
で快適な運転を約束することができたものであ
る。更に薄板で形成された屋根フレームの周縁に
樋枠を形成したので、屋根フレームの剛性が向上
し、振動によるひび割等の発生が防止される。ま
た、この樋枠は連結部材を外方から覆つているの
で、防振体等が外部から見えることがないので、
外観がきれいになる。
また、本考案では、屋根フレームの左右側枠の
樋枠の外周辺上端を取付部よりも上方へ突出させ
ているので、トラクタが左右に大きく傾むいて
も、樋枠内の雨水があふれ出ることがない。従つ
て、雨天時での傾斜地作業においても、運転者に
雨水がかかることがなく、快適な作業ができる。
また、このように樋枠の外周辺を突出させると、
樋枠の剛性が低下して、ビリビリ振動を発生する
が、本考案では、補強ピースを設けているので、
振動発生が防止され、また樋枠が木の枝等に当つ
て変形するのが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例を示すガードフレーム
つきトラクタの側面図、第2図はその背面図、第
3図はその平面図、第4図は屋根フレーム部の拡
大側面図、第5図はその−線断面図、第6図
は防振構造を背方から分解してみた斜視図であ
る。 37……防振体、38……屋根フレーム、G…
…ガードフレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタの運転座席の前後左右に4本の支柱が
    立設され、該支柱の頂部が四辺枠でなる頂部連結
    部材で連結されてガードフレームが構成され、前
    記連結部材の上面に防振体を介して薄板で形成し
    た四辺枠でなる屋根フレームが取着され、該屋根
    フレームの四辺枠で囲まれた空間は天蓋シートで
    施蓋され、前記屋根フレームの四辺枠の内、左右
    の両側枠は、頂部連結部材の上面に載置された前
    記防振体の上面に取付けられる水平状の取付部
    と、該取付部の外周縁に断面U字状に連設された
    樋枠とからなり、前記樋枠の下端は頂部連結部材
    の外側面に対面し、樋枠の外周辺上端は前記取付
    部よりも上方へ突出し、前記取付部から樋枠の外
    周辺に補強ピースがかけわたされていることを特
    徴とするガードフレームつき車両における屋根フ
    レーム。
JP1980037699U 1980-03-21 1980-03-21 Expired JPS6240837Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980037699U JPS6240837Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980037699U JPS6240837Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56138776U JPS56138776U (ja) 1981-10-20
JPS6240837Y2 true JPS6240837Y2 (ja) 1987-10-19

Family

ID=29633251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980037699U Expired JPS6240837Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21

Country Status (1)

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JP (1) JPS6240837Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5711777Y2 (ja) * 1977-01-18 1982-03-08
JPS5471311U (ja) * 1977-10-28 1979-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56138776U (ja) 1981-10-20

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