JPS6239620A - 高弾性率ポリエステル - Google Patents
高弾性率ポリエステルInfo
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- JPS6239620A JPS6239620A JP17863085A JP17863085A JPS6239620A JP S6239620 A JPS6239620 A JP S6239620A JP 17863085 A JP17863085 A JP 17863085A JP 17863085 A JP17863085 A JP 17863085A JP S6239620 A JPS6239620 A JP S6239620A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- polyester
- mol
- elastic modulus
- dicarboxylic acid
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は400℃以下で溶融成形可能で、優れた機械的
性質と光学異方性を有する成形品を与え得る新規な高弾
性率ポリエステルに関するものである。
性質と光学異方性を有する成形品を与え得る新規な高弾
性率ポリエステルに関するものである。
〈従来の技術〉
近年プラスチックの高性能化に対する要求がますます高
まり、種々の新規性能を有するポリマが数多く開発され
、市場に供されているが、なかで°も特に分子鎖の平行
な配列を特徴とする光学異方性の液晶ポリマが優れた機
械的性質を有する点で注目されている。(特公昭55−
482号公報)。
まり、種々の新規性能を有するポリマが数多く開発され
、市場に供されているが、なかで°も特に分子鎖の平行
な配列を特徴とする光学異方性の液晶ポリマが優れた機
械的性質を有する点で注目されている。(特公昭55−
482号公報)。
〈発明が解決しようとする問題点〉
この液晶ポリマとしては仝芳香族ポリエステルが代表的
であり、例えばp−ヒドロキシ安息香酸のホモポリマお
よびコポリマが”EKONO1′という商標で市販され
ている。しかしながらこのp−ヒドロキシ安息香酸ホモ
ポリマおよびそのコポリマである’EKONOL”はそ
の融点があまりにも高すぎて溶融成形不可能でおったり
溶融成形が困難でおり、p−ヒドロキシ安息香酸に例え
ばテレフタル酸とハイドロキノンを共重合せしめたコポ
リエステルとてその軟化点が約427〜482℃と高く
、溶融加工が困難であるばかりか、その機械的性質とて
十分満足できるものではない。
であり、例えばp−ヒドロキシ安息香酸のホモポリマお
よびコポリマが”EKONO1′という商標で市販され
ている。しかしながらこのp−ヒドロキシ安息香酸ホモ
ポリマおよびそのコポリマである’EKONOL”はそ
の融点があまりにも高すぎて溶融成形不可能でおったり
溶融成形が困難でおり、p−ヒドロキシ安息香酸に例え
ばテレフタル酸とハイドロキノンを共重合せしめたコポ
リエステルとてその軟化点が約427〜482℃と高く
、溶融加工が困難であるばかりか、その機械的性質とて
十分満足できるものではない。
一方このような仝芳香族ポリエステルの融点または軟化
点を低下させて、溶融成形を改良し、ざらに機械的性質
を向上させる手段としては、例えば特公昭55−482
号公報に記載されているようにハイドロキノンの代りに
クロルまたはメチルハイドロキノンを使用してテレフタ
ル酸などのジカルボン酸と重縮合反応−けしめる方法が
挙げられるが、ジカルボン酸としてテレフタル酸を使用
して得られるポリエステルは融点が500’Cよりも高
いという欠点がある。そこでテレフタル酸に少量の4,
4゛−ジフェニルジカルボン −ナフタレンジカルボン酸または1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸を共重合するこ
とが提案されているが、この方法ではいずれも得られる
繊維の弾性率が低く不充分でおった。一方特開昭53ー
65421号公報に記載されているようにフェニルハイ
ドロキノンとテレフタル酸からのポリエステルは融点か
350°C以下と比較的低く、しかも熱処理系の弾性率
が5009/d程度と高弾性率になることが知られてい
る。
点を低下させて、溶融成形を改良し、ざらに機械的性質
を向上させる手段としては、例えば特公昭55−482
号公報に記載されているようにハイドロキノンの代りに
クロルまたはメチルハイドロキノンを使用してテレフタ
ル酸などのジカルボン酸と重縮合反応−けしめる方法が
挙げられるが、ジカルボン酸としてテレフタル酸を使用
して得られるポリエステルは融点が500’Cよりも高
いという欠点がある。そこでテレフタル酸に少量の4,
4゛−ジフェニルジカルボン −ナフタレンジカルボン酸または1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸を共重合するこ
とが提案されているが、この方法ではいずれも得られる
繊維の弾性率が低く不充分でおった。一方特開昭53ー
65421号公報に記載されているようにフェニルハイ
ドロキノンとテレフタル酸からのポリエステルは融点か
350°C以下と比較的低く、しかも熱処理系の弾性率
が5009/d程度と高弾性率になることが知られてい
る。
く発明が解決しようとする問題点〉
しかるにこれらの方法で得られる芳香族ポリエステ・ル
は融点が400’C以下と比較的低い反面、その紡出糸
の弾性率はいまだに不充分であり、さらに一層の高弾性
率化が望まれている。
は融点が400’C以下と比較的低い反面、その紡出糸
の弾性率はいまだに不充分であり、さらに一層の高弾性
率化が望まれている。
そこで本発明者等は溶融成形可能で優れた機械的性質と
光学的異方性を有する成形品を与えjqる芳香族ポリエ
ステルの取得を目的として鋭意検討した結果、メチルハ
イドロキノン、クロルハイドロキノン、4.4−−ジフ
ェニルジカルボン酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸
、1,2−ビス(2−フェノキシ)エタン−4,4′−
ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)
エタン−4,4−−ジカルボン酸から選ばれた特定組成
のポリエステルが上記目的に好ましく合致した新規な高
弾性率ポリエステルが得られることを見出し本発明に到
達した。
光学的異方性を有する成形品を与えjqる芳香族ポリエ
ステルの取得を目的として鋭意検討した結果、メチルハ
イドロキノン、クロルハイドロキノン、4.4−−ジフ
ェニルジカルボン酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸
、1,2−ビス(2−フェノキシ)エタン−4,4′−
ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)
エタン−4,4−−ジカルボン酸から選ばれた特定組成
のポリエステルが上記目的に好ましく合致した新規な高
弾性率ポリエステルが得られることを見出し本発明に到
達した。
く問題点を解決するための手段〉
すなわち、本発明は下記構造単位((I)+(II))
、または( (1) + (II) + (III)
:)とからなり、単位(I>が全体の30〜90モル%
、単位(II)または( (II)+ (III) )
が全体の70〜10モル%を占めることを特徴とする溶
融成形可能な高弾性率ポリエステルを提供するものであ
る。
、または( (1) + (II) + (III)
:)とからなり、単位(I>が全体の30〜90モル%
、単位(II)または( (II)+ (III) )
が全体の70〜10モル%を占めることを特徴とする溶
融成形可能な高弾性率ポリエステルを提供するものであ
る。
(式中Xはメチル基および/または塩素原子、Yは水素
原子および/または塩素原子から選ばれた1種以上の塁
を示す。) 本発明の芳香族ポリエステルにおいて上記構造単位(1
)はメチルハイドロキノンおよび/またはクロルハイド
ロキノンと4,4−−ジフェニルジカルボン酸から精製
したポリエステルの構造単位を上記@造単位(II)は
メチルハイドロキノンおよび/またはクロルハイドロキ
ノンと2,6−ナフタレンジカルボン酸からなる構造単
位を、上記構造単位(1)はメチルハイドロキノンおよ
び/またはクロルハイドロキノンと1.2−ビス(フェ
ノキシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸1、2−ビス
(2−クロルフェノキシ〉エタン−4、4−−ジカルボ
ン酸から選ばれたジカルボン酸とからなるポリエステル
の構造単位を意味する。
原子および/または塩素原子から選ばれた1種以上の塁
を示す。) 本発明の芳香族ポリエステルにおいて上記構造単位(1
)はメチルハイドロキノンおよび/またはクロルハイド
ロキノンと4,4−−ジフェニルジカルボン酸から精製
したポリエステルの構造単位を上記@造単位(II)は
メチルハイドロキノンおよび/またはクロルハイドロキ
ノンと2,6−ナフタレンジカルボン酸からなる構造単
位を、上記構造単位(1)はメチルハイドロキノンおよ
び/またはクロルハイドロキノンと1.2−ビス(フェ
ノキシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸1、2−ビス
(2−クロルフェノキシ〉エタン−4、4−−ジカルボ
ン酸から選ばれたジカルボン酸とからなるポリエステル
の構造単位を意味する。
かかる構造からなる本発明の高弾性率ポリエステルは、
融点が400’C以下であり、通常の溶融成形により優
れた機械的性質と光学異方性を有する繊維、フィルム、
各種成形品などを成形することが可能である。ここで例
えばポリエチレンテレフタレートの融点は256°Cで
あり、ポリエチレン−4,4′−ジフェニルカルボキシ
レート点は355°Cで必ることから、テレフタル酸に
比し高融点のポリエステルを与える4,4−−ジフェニ
ルカルボン酸とメチルハイドロキノンを必須成分とする
本発明のポリエステルは極めて高融点になるものと予想
されるが、本発明の共重合ポリエステルは融点が400
’C以下と比較的低く溶融流動性が良好で、しかも上記
公報記・戊のポリエステルの実施例に比し弾性率が著し
く高いという利点を有しており、かかる新規効果は従来
の知見からは全く予想し得ぬものに他ならない。
融点が400’C以下であり、通常の溶融成形により優
れた機械的性質と光学異方性を有する繊維、フィルム、
各種成形品などを成形することが可能である。ここで例
えばポリエチレンテレフタレートの融点は256°Cで
あり、ポリエチレン−4,4′−ジフェニルカルボキシ
レート点は355°Cで必ることから、テレフタル酸に
比し高融点のポリエステルを与える4,4−−ジフェニ
ルカルボン酸とメチルハイドロキノンを必須成分とする
本発明のポリエステルは極めて高融点になるものと予想
されるが、本発明の共重合ポリエステルは融点が400
’C以下と比較的低く溶融流動性が良好で、しかも上記
公報記・戊のポリエステルの実施例に比し弾性率が著し
く高いという利点を有しており、かかる新規効果は従来
の知見からは全く予想し得ぬものに他ならない。
本発明の共重合ポリエステルにおいて上記構造単位(I
)の占める割合は全体の30〜90モル%であり、40
〜85モル%かより好ましく、特に45〜85モル%が
好ましい。
)の占める割合は全体の30〜90モル%であり、40
〜85モル%かより好ましく、特に45〜85モル%が
好ましい。
すなわち上記ゼ11造単位(II>またはl:(II>
+〈■))の占める割合は仝休の70〜10モル%であ
り、60〜15モル%がより好ましく、特に55〜15
モル%が好ましい。
+〈■))の占める割合は仝休の70〜10モル%であ
り、60〜15モル%がより好ましく、特に55〜15
モル%が好ましい。
(II)/(III)のモル比は’10010〜5/9
5であり9515〜10/90が好ましい。
5であり9515〜10/90が好ましい。
上記構造単位(1)の占める割合が全体の0〜30モル
%、(II)または( (II>+ (IIl) )の
占める割合が全体の100〜70モル%では得られる芳
香族ポリエステルの融点が高すぎたり、耐熱性や機械的
性質が不充分であったりして本発明の目的を達成するこ
とができない。
%、(II)または( (II>+ (IIl) )の
占める割合が全体の100〜70モル%では得られる芳
香族ポリエステルの融点が高すぎたり、耐熱性や機械的
性質が不充分であったりして本発明の目的を達成するこ
とができない。
また、上記構造単位(I)の占める割合か全体の90〜
100モル%、(II>または((I)+(■)〕の占
める割合が全体の10−0モル%では得られる芳香族ポ
リエステルの流動性が不良となり本発明の目的を達成す
ることが不可能である。
100モル%、(II>または((I)+(■)〕の占
める割合が全体の10−0モル%では得られる芳香族ポ
リエステルの流動性が不良となり本発明の目的を達成す
ることが不可能である。
本発明の芳香族ポリエステルは従来のポリエステルの重
縮合法に準じて製造でき、製法についてはとくに制限が
ないが、代表的な製法としては例えば次の(1〉〜(3
)法が挙げられる。(1)p−アセトキシ安息香Wc1
5よびクロルハイドロキノンジアセテ−1〜、クロルハ
イドロキノンジプロピオネ−1〜などの芳香族ジヒドロ
キシ化合物のジエステルと4、4−−ジフェニルジカル
ボン酸を主体とする芳香族ジカルボン酸から脱モノカル
ボン酸重縮合反応によって製造する方法。
縮合法に準じて製造でき、製法についてはとくに制限が
ないが、代表的な製法としては例えば次の(1〉〜(3
)法が挙げられる。(1)p−アセトキシ安息香Wc1
5よびクロルハイドロキノンジアセテ−1〜、クロルハ
イドロキノンジプロピオネ−1〜などの芳香族ジヒドロ
キシ化合物のジエステルと4、4−−ジフェニルジカル
ボン酸を主体とする芳香族ジカルボン酸から脱モノカル
ボン酸重縮合反応によって製造する方法。
(2)p−オキシ安息@酸フェニルエステルおよびクロ
ルハイドロキノンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物と4
,4′−ジフェニルジカルボン酸を主体とする芳香族ジ
カルボン酸のジフェニルエステルから脱フエノール重縮
合により製造する方法。
ルハイドロキノンなどの芳香族ジヒドロキシ化合物と4
,4′−ジフェニルジカルボン酸を主体とする芳香族ジ
カルボン酸のジフェニルエステルから脱フエノール重縮
合により製造する方法。
(3)p−オキシ安息香酸および4,4−−ジフェニル
ジカルボン酸を主体とする芳香族ジカルボン酸に所望量
のジフェニルジカーボネートを反応させてそれぞれジフ
ェニルエステルとした後、クロルハイドロキノンなどの
芳香族ジヒドロキシ化合物をカロえ脱フエノール重縮合
反応により製造する方法。
ジカルボン酸を主体とする芳香族ジカルボン酸に所望量
のジフェニルジカーボネートを反応させてそれぞれジフ
ェニルエステルとした後、クロルハイドロキノンなどの
芳香族ジヒドロキシ化合物をカロえ脱フエノール重縮合
反応により製造する方法。
重縮合反応に使用する触媒としては酢酸第一錫、テトラ
ブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、三酸価アンチモンなどの金属化合物が代表的であ
り、とりわけ脱フエノール重縮合の際に有効である。
ブチルチタネート、酢酸鉛、酢酸ナトリウム、酢酸カリ
ウム、三酸価アンチモンなどの金属化合物が代表的であ
り、とりわけ脱フエノール重縮合の際に有効である。
本発明の芳香族ポリエステルは、ペンタフルオロフェノ
ール中で対数粘度を測定することが可能であるものもお
り、その際には0.1(重量/容量)%の濃度で60℃
で測定した値で0.35以上が好ましく、特に0.4〜
15.0が好ましい。
ール中で対数粘度を測定することが可能であるものもお
り、その際には0.1(重量/容量)%の濃度で60℃
で測定した値で0.35以上が好ましく、特に0.4〜
15.0が好ましい。
また、本発明の芳香族ポリエステルの溶融熱度は10〜
15.000ポイズが好ましく、特に20〜5,000
ポイズがより好ましい。
15.000ポイズが好ましく、特に20〜5,000
ポイズがより好ましい。
なお、この溶融粘度はく液晶開始温度+40〜100℃
)でずり速度2,000〜4,000(17秒)の条件
下で高化式フローテスターによって測定した値である。
)でずり速度2,000〜4,000(17秒)の条件
下で高化式フローテスターによって測定した値である。
なお本発明の高弾性率ポリエステルを重縮合する際には
、上記構造単位(I)、(n)および(III)を構成
する成分以外にテレフタル酸、イソフタル酸、3,3′
−ジフェニルジカルボン酸、3、4′−ジフェニルジカ
ルボン酸、2,2−−ジフェニルジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂
環式ジカルボン酸、ハイドロキノンなどの他の芳香族ジ
オールおよびm−オキシ安息香酸などの他の芳香族オキ
シカルボン酸などを本発明の目的を損なわない程度の少
割合の範囲でざらに共重合せしめることができる。
、上記構造単位(I)、(n)および(III)を構成
する成分以外にテレフタル酸、イソフタル酸、3,3′
−ジフェニルジカルボン酸、3、4′−ジフェニルジカ
ルボン酸、2,2−−ジフェニルジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂
環式ジカルボン酸、ハイドロキノンなどの他の芳香族ジ
オールおよびm−オキシ安息香酸などの他の芳香族オキ
シカルボン酸などを本発明の目的を損なわない程度の少
割合の範囲でざらに共重合せしめることができる。
かくしてなる本発明の芳香族ポリエステルは融点が40
0’C以下と低く、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブ
ロー成形などの通常の溶融成形に供することができ、繊
維、フィルム、三次元成形品、容器、ボースなどに加工
することが可能である。
0’C以下と低く、押出成形、射出成形、圧縮成形、ブ
ロー成形などの通常の溶融成形に供することができ、繊
維、フィルム、三次元成形品、容器、ボースなどに加工
することが可能である。
なお成形時には本発明の芳香族ポリエステルに対し、ガ
ラス繊維、炭素繊維、アスベストなどの強化剤、充てん
剤、核剤、顔料、酸化防止剤、安定剤、可塑剤、滑剤、
離型剤および難燃剤などの添加剤や他の熱可塑性樹脂を
添加して、成形品に所望の特性を付与することができる
。
ラス繊維、炭素繊維、アスベストなどの強化剤、充てん
剤、核剤、顔料、酸化防止剤、安定剤、可塑剤、滑剤、
離型剤および難燃剤などの添加剤や他の熱可塑性樹脂を
添加して、成形品に所望の特性を付与することができる
。
このようにして得られた成形品は、熱処理によって強度
を増加させることができ、弾性率をも多くの場合増加さ
せることができる。
を増加させることができ、弾性率をも多くの場合増加さ
せることができる。
この熱処理は、成形品を不活性雰囲気(例えば窒素、ア
ルゴンヘリウムまたは水蒸気)中または酸素含有雰囲気
(例えば空気)中でポリマの融点以下の温度で熱処理す
ることによって行うことができる。この熱処理は緊張下
であってもなくてもよく数分〜数日の間で行うことがで
きる。
ルゴンヘリウムまたは水蒸気)中または酸素含有雰囲気
(例えば空気)中でポリマの融点以下の温度で熱処理す
ることによって行うことができる。この熱処理は緊張下
であってもなくてもよく数分〜数日の間で行うことがで
きる。
本発明の新規なポリエステル樹脂から1qられる成形品
は、その平行な分子配列に起因して良好な光学異方性を
有し、機械的性質が極めて優れている。
は、その平行な分子配列に起因して良好な光学異方性を
有し、機械的性質が極めて優れている。
〈実施例〉
以下に実施例により本発明をざらに説明する。
実施例1、比較例1,2
重合用試験管にクロルハイドロキノンジアセテート11
.48C] (5X10−2モル)、4.4−−ジフェ
ニルジカルボン酸8.47Q (3,5X10−2モル
)、2.6−ナフタレンジカルボンr!i1゜62g(
0,75X10−2モル)、1.2−ビス(フェノキシ
)エタン−4,4′−ジカルボン竣2.27Q (0,
75xlO−2モル)を仕込み、次の条件で脱酢酸重合
を行った。まず窒素ガス雰囲気下に250〜330°C
で3時間反応させた(麦、真空度(17mHgまで減圧
し、ざらに330’Cで1.5時間加熱し、重縮合反応
を行ったところ高度にフィブリル化した灰黒色のポリマ
が得られた。
.48C] (5X10−2モル)、4.4−−ジフェ
ニルジカルボン酸8.47Q (3,5X10−2モル
)、2.6−ナフタレンジカルボンr!i1゜62g(
0,75X10−2モル)、1.2−ビス(フェノキシ
)エタン−4,4′−ジカルボン竣2.27Q (0,
75xlO−2モル)を仕込み、次の条件で脱酢酸重合
を行った。まず窒素ガス雰囲気下に250〜330°C
で3時間反応させた(麦、真空度(17mHgまで減圧
し、ざらに330’Cで1.5時間加熱し、重縮合反応
を行ったところ高度にフィブリル化した灰黒色のポリマ
が得られた。
このポリマの理論構造式は次のとおりであり、そのポリ
エステルの元素分析結果は第1表のとおり理論値とよい
一致を示した。また、このポリマの熱時性を示差走査熱
量計(パーキンエルマー■型)で測定したところガラス
転移温度103℃、融点299°Cであった。
エステルの元素分析結果は第1表のとおり理論値とよい
一致を示した。また、このポリマの熱時性を示差走査熱
量計(パーキンエルマー■型)で測定したところガラス
転移温度103℃、融点299°Cであった。
(−0−C)−02Cで)−C’CO+α/(ff/m
/n−Eル比=70/15/15)第1表 但し、酸素含量(%)は(100%−0%−ト1%−0
1%〉から算出した。
/n−Eル比=70/15/15)第1表 但し、酸素含量(%)は(100%−0%−ト1%−0
1%〉から算出した。
このポリエステルを偏光顕微鏡の試料台にのせ昇温して
融点および光学異方性の確認を行った結果、液晶開始温
度は246°Cであり、良好な光学異方性を示した。
融点および光学異方性の確認を行った結果、液晶開始温
度は246°Cであり、良好な光学異方性を示した。
このポリエステルを高化式フローテスターに供し紡糸温
度330″C1口金孔径0.3#φで紡糸を行い0.0
6#1171φの紡出糸を得た。なお@融温度はずり速
度2.800 (1/秒)で630ポイズであった。
度330″C1口金孔径0.3#φで紡糸を行い0.0
6#1171φの紡出糸を得た。なお@融温度はずり速
度2.800 (1/秒)で630ポイズであった。
この紡出糸を東洋ボールドウィン(株)社レオパイブロ
ンDDV−n−EAを用いて周波数110Hz、昇温温
度2°C/分、チャック間距離40mで弾性率を測定し
たところ101 GPaと極めて高弾性率であった。
ンDDV−n−EAを用いて周波数110Hz、昇温温
度2°C/分、チャック間距離40mで弾性率を測定し
たところ101 GPaと極めて高弾性率であった。
実施例2
重合用試験管にメチルハイドロキノンジアセテ−l〜1
0.45Q (5xlO−atル) 、4.4−−ジフ
ェニルジカルボン X10”2モル)、2.6−ナフタレンジカルボン酸0
、81g(0.375X10−2モル>、1.2−ビス
(フェノキシ)エタン−4.4′−ジカルボン酸1,1
30(0.375xlO−2モル)を仕込み、次の条件
で脱酢V重合を行った。まず窒素ガス雰囲気下に250
〜340’Cで3時間反応させた後、真空度0.6ml
−1gまで減圧し、さらに340’Cで1.0時間加熱
し、小縮合反応を行ったところ高度にフィブリル化した
茶色のポリマが1与られた,。
0.45Q (5xlO−atル) 、4.4−−ジフ
ェニルジカルボン X10”2モル)、2.6−ナフタレンジカルボン酸0
、81g(0.375X10−2モル>、1.2−ビス
(フェノキシ)エタン−4.4′−ジカルボン酸1,1
30(0.375xlO−2モル)を仕込み、次の条件
で脱酢V重合を行った。まず窒素ガス雰囲気下に250
〜340’Cで3時間反応させた後、真空度0.6ml
−1gまで減圧し、さらに340’Cで1.0時間加熱
し、小縮合反応を行ったところ高度にフィブリル化した
茶色のポリマが1与られた,。
このポ1ツマの理論(14造式は次のとおりており、そ
のポリエステルの元素分析値は第2表のとおり理論値と
よい一致を示した。また、このポリマの熱特性を示差走
査熱量計(パーキンエルマー■型〉で測定したところ融
点269°Cで必った。
のポリエステルの元素分析値は第2表のとおり理論値と
よい一致を示した。また、このポリマの熱特性を示差走
査熱量計(パーキンエルマー■型〉で測定したところ融
点269°Cで必った。
H3
eoX7−02C−Q−0(C H2) 2 o−Q−
co−)、t一 (u/m/nモル比−8. 510. 7510. 7
5 >第2表 1t.+b、酸素含’A (%) <i ( 1 00
’!’o 0% H%−01%)から算出した。
co−)、t一 (u/m/nモル比−8. 510. 7510. 7
5 >第2表 1t.+b、酸素含’A (%) <i ( 1 00
’!’o 0% H%−01%)から算出した。
このポリエステルを偏光顕微鏡の試料台にのせ昇温して
光学異方性の確認を行った結果、液晶開始温度は262
°Cで必り、良好な光学異方性を示した。
光学異方性の確認を行った結果、液晶開始温度は262
°Cで必り、良好な光学異方性を示した。
このポリエステルを高化式フローテスターに供し紡糸温
度350’C、口金孔径0.3#φで紡糸を行い0.0
8mφの紡出糸を得た。なお溶融温度はずり速度3,4
00 (1/秒)で245ボイスであった。
度350’C、口金孔径0.3#φで紡糸を行い0.0
8mφの紡出糸を得た。なお溶融温度はずり速度3,4
00 (1/秒)で245ボイスであった。
この紡出糸を東洋ボールドウィン(株)社レオパイブロ
ンDDV−II−EAを用いて周波数110Hz、昇温
湿度2°C/分、チャック間距離40mで弾性率を測定
したところ30’Cで1 1 6GPaと極めて高弾性
率であった。
ンDDV−II−EAを用いて周波数110Hz、昇温
湿度2°C/分、チャック間距離40mで弾性率を測定
したところ30’Cで1 1 6GPaと極めて高弾性
率であった。
比較例1
重合用試験管にメチルハイドロキノンジアセテート1
0. 4 5 Cl ( 5X10−2モル)、2.6
−ナノタレンジカルポン酸7.56g(3.5xlo−
2モル)、1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4。
0. 4 5 Cl ( 5X10−2モル)、2.6
−ナノタレンジカルポン酸7.56g(3.5xlo−
2モル)、1.2−ビス(フェノキシ)エタン−4。
4−−ジカルボン酸4.53g(1.5xlO−2モル
)を仕込み実施例2と同様に重縮合を行い融点316℃
の光学異方性ポリエステルを得た。このポリエステルを
用いて350’Cで実施例2と同様に紡糸を行ったが均
一な紡出糸が得られなかった。
)を仕込み実施例2と同様に重縮合を行い融点316℃
の光学異方性ポリエステルを得た。このポリエステルを
用いて350’Cで実施例2と同様に紡糸を行ったが均
一な紡出糸が得られなかった。
比較例2
重合用試験管にメチルハイドロキノンジアセテート10
.45Q <5X10−2モル)、2.6−ナフタレン
ジカルボン酸7.56q (3.5xlO−2モル)、
テレフタル酸2.49Q (1.5X10−2モル)を
仕込み実施例2の条件にしたがって反応温度を250〜
260°Cに上界させ重縮合を行い融点343°Cの光
学異方性ポリエステルを得た。
.45Q <5X10−2モル)、2.6−ナフタレン
ジカルボン酸7.56q (3.5xlO−2モル)、
テレフタル酸2.49Q (1.5X10−2モル)を
仕込み実施例2の条件にしたがって反応温度を250〜
260°Cに上界させ重縮合を行い融点343°Cの光
学異方性ポリエステルを得た。
このポリエステルを用いて、紡糸温度390″Cで紡糸
を行ったが均一な紡出糸が得られなかった。
を行ったが均一な紡出糸が得られなかった。
実施例3〜8、比較例3〜7
重合用試験管にクロルハイドロキノンジアセテート(工
)、メチルハイドロキノンジアセテート(II>からな
るジアセテート5X10−2モルと、4。
)、メチルハイドロキノンジアセテート(II>からな
るジアセテート5X10−2モルと、4。
4−−シフ1ニルジカルボン酸(III) 、2, −
6−ナフタレンジカルボン酸(IV)、1.2〜ビス(
フェノキシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸(V)、
1.2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4
′−ジカルボンM(Vl)からなるジカルボン酸を仕込
み、実施例1,2と同様に重合せしめた。実施例3〜B
の紡糸を行い実施例1゜2と同様にパイブロンで弾性率
を測定したところ弾性率は第3表のように流動性か良好
であり、いずれも5QGPa以上と高弾性率になった。
6−ナフタレンジカルボン酸(IV)、1.2〜ビス(
フェノキシ)エタン−4,4−−ジカルボン酸(V)、
1.2−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4
′−ジカルボンM(Vl)からなるジカルボン酸を仕込
み、実施例1,2と同様に重合せしめた。実施例3〜B
の紡糸を行い実施例1゜2と同様にパイブロンで弾性率
を測定したところ弾性率は第3表のように流動性か良好
であり、いずれも5QGPa以上と高弾性率になった。
これに対して比較例の3.4.7は均一な紡出糸が得ら
れず比較例5.6は融点が400°C以上であり、紡糸
可nヒであった。
れず比較例5.6は融点が400°C以上であり、紡糸
可nヒであった。
〈本発明の効果〉
本発明の芳香族ポリエステルは、溶融成形可能であり高
弾性率の成形品を)ワることがてきるのC、エンジニア
リングプラスチックなど種々の用途に使用することかで
きる。
弾性率の成形品を)ワることがてきるのC、エンジニア
リングプラスチックなど種々の用途に使用することかで
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記構造単位〔( I )+(II)〕、または〔( I )+
(II)+(III)〕とからなり、単位( I )が全体の3
0〜90モル%、単位(II)または〔(II)+(III)
〕が全体の70〜10モル%を占めることを特徴とする
溶融成形可能な高弾性率ポリエステル。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中Xはメチル基および/または塩素原子、Yは水素
原子および/または塩素原子から選ばれた1種以上の基
を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17863085A JPS6239620A (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 | 高弾性率ポリエステル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17863085A JPS6239620A (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 | 高弾性率ポリエステル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6239620A true JPS6239620A (ja) | 1987-02-20 |
JPH0362726B2 JPH0362726B2 (ja) | 1991-09-26 |
Family
ID=16051816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17863085A Granted JPS6239620A (ja) | 1985-08-15 | 1985-08-15 | 高弾性率ポリエステル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6239620A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01261418A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-10-18 | Agency Of Ind Science & Technol | 高弾性率ポリアリレートおよびその成形品 |
JPH0264123A (ja) * | 1988-04-11 | 1990-03-05 | Agency Of Ind Science & Technol | 高弾性率ポリエステル成形品 |
-
1985
- 1985-08-15 JP JP17863085A patent/JPS6239620A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0264123A (ja) * | 1988-04-11 | 1990-03-05 | Agency Of Ind Science & Technol | 高弾性率ポリエステル成形品 |
JPH01261418A (ja) * | 1988-06-16 | 1989-10-18 | Agency Of Ind Science & Technol | 高弾性率ポリアリレートおよびその成形品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362726B2 (ja) | 1991-09-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |