JPS6239607Y2 - - Google Patents

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JPS6239607Y2
JPS6239607Y2 JP16831182U JP16831182U JPS6239607Y2 JP S6239607 Y2 JPS6239607 Y2 JP S6239607Y2 JP 16831182 U JP16831182 U JP 16831182U JP 16831182 U JP16831182 U JP 16831182U JP S6239607 Y2 JPS6239607 Y2 JP S6239607Y2
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shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は正逆転両用型耕耘爪の取付構造に関
する。
ロータリ耕耘において、植付け作物の種類又は
圃場条件に合わせてアツパカツト作業とダウンカ
ツト作業とに使い分ける作業機が例えば、実公昭
41−1925号公報、実公昭49−7124号公報等で従来
提案されている。
ところで、実公昭41−1925号公報の従来例は、
基部と刃先きを共通とし刃身部を回転前後に分割
し中間に空間を形成してなる耕耘爪を正逆転自在
な爪軸に取付けたものであるが、刃先きの打込み
角が調整できず、爪打込み角が大きすぎ相当な衝
撃力が取付け基部に作用して、早期に損傷する欠
点がある。
又、実公昭49−7124号公報の従来例では、爪軸
に耕耘爪をアツパカツトとダウンカツトにそれぞ
れ取替えるものであり、耕耘爪の本数が多いこと
から、非常に面倒な作業となつていた。
そこで、最近、稲麦等の後作あるいは転換期畑
で畑作物を直播する場合に、安定した発芽・苗立
ちを得るために、所謂レーキ付アツプカツトロー
タリとして1台の耕耘機で、アツプカツトもダウ
ンカツトも可能な作業機が注目されている。
即ち、例えば、機械化農業(新農林社発行、
1982年7月号)で開示されているように、正転、
逆転の切り換えはリヤカバーの前後入れ換えと、
トラクタのセツト方向を逆にすることで、1台の
作業機で、アツプカツトもダウンカツトもできる
ようにしたものが提案されている。
しかし、リヤカバーの前後入れ換え作業は、通
常、該カバーが均平部を有し、対地に対して付勢
されていることもあつて、相当な重筋労働をとも
なうばかりでなく、構造も複雑でコスト高になつ
ている。
本考案は、斯る従来例の問題点を解消したもの
を前提とし、つまり正逆転自在な爪軸に、耕耘爪
をアツプカツトとダウンカツトのいずれの場合で
も、該爪を取付けたり取外したりすることなく、
又、リヤカバーの前後入れ換え作業も必要としな
いで、姿勢変更によつて最適な爪打込み角に保持
可能な正逆転両用形の耕耘爪取付け構造を提供す
ることを目的とする。
斯る特殊耕耘爪の取付構造において特に次の点
を追求したものであり、つまり、正逆転切換自在
な爪軸に、爪軸の軸心方向に対向状をなす一対の
爪取付け体を突設し、該両爪取付け体間に、先端
が取付け基部よりも正転方向後行位置となる正転
傾斜姿勢と先端が取付け基部よりも逆転方向後行
位置となる逆転傾斜姿勢とにそれぞれ姿勢変更可
能に枢支軸により耕耘爪を枢支したものであつ
て、前記爪取付け体の前記枢支軸よりも爪軸側の
基端部前後には、前記各傾斜姿勢時に耕耘爪が径
方向外方から係合する係合部を、該爪取付け体か
ら爪軸軸心方向に略平行に折曲形成したことを特
徴とするものであり、これに伴なつて爪取付け体
の強固なる固着性を確保するだけでなく、その確
保により爪の安定支持と効率的耕耘を約束し、ま
た取付け体を、正逆転両用型爪のストツパ役とし
て兼用化し有益で安価な取付構造をここに提供す
ることを主たる目的とする。
以下、図示した実施例を参照して本考案を説明
する。
全体構成を示す第1図及び第2図において、1
はロータリ耕耘機で、本例では、図外のトラクタ
に三点リンク機構2を介して昇降自在に装着され
ている。
ロータリ耕耘機1は、機枠3と、耕耘部4、耕
耘カバー装置5等で主構成されており、機枠3は
本例では動力受入れケース6の左右に腕体7が突
出され、その突出端の一端には伝動ケース9が、
他端には図外支持板が固着されている。
なお、動力受入れケース6には動力受入軸8が
前方に突出され、該軸8に図外トラクタPTO軸
からの動力が連動可能とされるとともに、該ケー
ス6に内蔵した図外正逆転切換機構を介して伝動
ケース9内の伝動機構、本例では巻掛伝動体を連
動可能としている。
耕耘カバー装置5は固定の主カバー10と、該
カバー10に関節金具11を介して屈折自在に連
結されたリヤカバー12とからなり、耕耘部5を
おおつている。
なお、リヤカバー12は弾持機構13を介して
接地方向に付勢保持されている。
耕耘部4は爪軸14と該爪軸14に固着された
瓜取付体15を介して装着された耕耘爪16の多
数本からなり、本例では、爪軸14の一軸端を伝
動ケース9に軸受装置を介して、又、他軸端を支
持板に軸受装置を介して水平横軸回りに回転自在
に支持させ、前記伝動機構等を介して正逆転自在
とされている。
その他、第1図において、18はゲージ輪機
構、19はレーキ機構を示し、該レーキ機構19
は第2図に示す如くレーキ杆を列設してなり、本
例では耕耘部4の後方側において、カバー装置5
に装着されている。
而して、耕耘爪16は爪取付け体15を介して
正逆転切換自在な爪軸14に、その先端20が取
付け基部21よりも正転方向後行位置となる正転
傾斜姿勢22と、先端20が取付け基部21より
も逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢23とに
それぞれ保持可能に取付けられている。
第3図乃至第7図に示す第1実施例では、爪取
付け体15は耕耘爪16の取付け基部21を軸方
向から挟持するように対面して爪軸14の外周面
に溶着され、この場合各爪取付け体15は全体が
平板状で特にその基端部各前後には内向き折曲状
をなし平面的にコの字をなす両用係合部39,4
0が一体形成され、左右が互いに抱込型をなして
爪軸14に溶着されている。この各係合部39,
40は前後において夫々前傾又は後傾した面を形
成することから前記爪16が正・逆転傾斜姿勢と
なつた際の姿勢保持を行なうものとされる一方、
第3図の如く一方向専用の例えばなた爪とかL形
爪など挿入すればその基端が内側の係合部39,
40間と爪取付け体15の左右間にて保持され、
爪取付ボルト28の挿通により固定される。
この場合更に正逆転両用爪16の構造とその取
付関係等につき説明すると次の如くである。
つまり、一方の爪取付け体15には鍔25付筒
カラー26の嵌合孔27が爪軸軸心方向に開設さ
れ、該嵌合孔27と孔心が合致した取付けボルト
28の挿通孔29が他方の爪取付け体15に開設
されている。
耕耘爪16はその取付け基部21に筒カラー2
6の挿支孔30が形成され、該取付け基部21を
爪取付け体15間に挿嵌させ、筒カラー26が嵌
合孔27及び挿支孔30にそれぞれ爪軸方向から
挿嵌され、取付ボルト28とナツト31を介して
該取付けボルト28の軸心回りに回動自在に取付
けられている。
耕耘爪16はその取付け基部21より先端20
にわたる刃身部32の前後にそれぞれ刃縁部3
3,34が形成され、更に、先端20は屈折部3
5を介してすくい面36が形成され、取付け基部
21の根元端縁に所謂山形形状とされて係合部3
9,40に対して径方向外方から係合する被係合
部37,38がそれぞれ形成されている。
而して、耕耘爪16は所謂なた爪の対をその峰
部43,44側を突合せて一体的にした形状とし
てとらえることができ、峰部43,44で囲まれ
る部分は中空部45とされ、この中空部45は隣
接された耕耘爪16間にときとして喰込む土の排
土作用に供される。
なお、耕耘爪16は所謂L形爪、花形爪を一体
化した形状のものでもよく、中空部45はこれを
形成しないものであつてもよい。
耕耘爪16はアツプカツトでも、ダウンカツト
でも、刃縁部33,34のそれぞれが土中にその
付根部から徐々に先端にわたつて打込まれ、その
打込み角は前記保持手段で保持されるが、土中よ
り抜けたとき、取付けボルト28を支点に、回転
にともなう遠心力で正転傾斜姿勢22と逆転傾斜
姿勢23との中間の揺動姿勢になろうとするが、
これは耕耘爪16と爪軸14との間に設けられた
抵抗手段46で阻止可能とされている。
第1実施例の抵抗手段46は第5図で特に図解
するように、筒カラー26の嵌合孔27に皿バネ
で示す弾機47が取付け基部21の外側面と鍔2
5の内側面間に筒カラー26に套嵌され、取付け
ボルト28とナツト31の締付け加減により、遠
心力に打勝つ摩擦力を付与可能としてある。尚、
第8図に示すように一方の爪取付け体15の一方
の係合部39,40のみをストツパ用としてもよ
い。この場合固着効果を上げるため他方の爪取付
け体15には係合部39,40を残すことにより
その付随的効果としてナツト31等の保護が図れ
るが場合によつてはそれを省略してもよい。また
第9図のように取付け体の一方をフランジ型とな
すこともある。この場合爪軸14にも溶接しても
よい。更に第10図に示す如く双方をL字型とし
た爪取付け体15,15の抱合わせによつて一対
の係合部39,40を形成することも考えてい
る。また前記では弾機47によるトルク発生で爪
の無用な立上りを阻止し逆転時に初めて抵抗で逆
向き傾斜することを専ら述べたが、常時揺動自在
に爪を取付けておく場合もある。更に上記例では
ボルト28にナツト31を付したがボルト28先
端を直接に爪取付体15の螺子孔に螺着してもよ
く、この場合更にロツクナツトを付設するのは自
由である。
以上の実施例において、レーキ機構19を有す
る耕耘機1に採用した場合につき作用を説明する
と、第1図における矢示A方向が逆転方向であ
り、所謂アツプカツトであり、これは、耕耘爪1
6がその先端が逆転方向後行位置の逆転傾斜姿勢
23に保持され、土中に打込まれ、耕耘作業が実
施される。
耕耘爪16の刃縁部34で切込まれた土はすく
い面36で反転され、耕耘カバー装置5の内面に
沿つて持回わされ、レーキ機構19で所謂土粒節
作用等を営み、残稈は埋設させ粒大物から粒小物
へとした耕耘土層を形成するのである。
そして、土中打込みは保持手段38,40で維
持し、土中より出たときの遠心力で耕耘爪15が
遠心力で揺動姿勢になるのは抵抗手段46で阻止
されることになる。
一方、この逆転から正転(ダウンカツト)に変
更するには爪軸14の回転方向を反A方向とする
が、これによる爪打込み抵抗により耕耘爪16は
取付けボルト28を支点に回動され、保持手段3
7,39によつて正転傾斜姿勢22に自動的に切
替えられるのである。
そして、このダウンカツトのときも、耕耘爪1
6は遠心力で放射方向に揺動するのは阻止され
る。
こうした場合爪取付け体15は係合部39,4
0を一体に折曲げて備えそれを介して溶接されて
いるから非常に強固安定なもとにあり、こうした
爪取付け体15の係合部39,40を利用して正
逆転両用爪16のストツパ役と一方向専用爪49
の挿支役を兼用したので唯単に両用爪16専用と
したものに比べ、例えば両用爪16専用爪軸と通
常の一方向専用爪用爪軸との2種を用意する必要
がなくコスト的にもまた着脱作業を要しない点で
も有利になつたものである。
この考案は以上のように正逆転自在な爪軸に耕
耘爪をアツプカツトとダウンカツトのいずれの場
合でも、該爪を取付けたり取外したりすることな
く、又、リヤカバーの前後入れ換え作業も必要と
しないで、打込みを利用した姿勢変更によつて最
適な爪打込み角に保持可能なものを前提とし、こ
うした優れた正逆転両用爪の取付構造において特
に爪取付け体の枢支軸よりも爪軸軸の基端部の前
後に、爪取付け体から爪軸軸心方向に略平行に折
曲形成して係合部を設けているから強固なる固着
性を確保でき、これに伴ない効率的耕耘と損傷防
止が達成される。また係合部には耕耘爪が径方向
外方側から係合するので、爪軸で荷重を受担で
き、特別な補強等の必要がなくなつた点に有益な
処がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータリ耕耘機の全体構成一部破断の
側面図、第2図はその一部省略背面図、第3図か
ら第7図は第1実施例を示し、第3図は側面図、
第4図は正面図、第5図はその断面図、第6図は
平面図、第7図は爪取付け体の斜視図であり、第
8図は第2実施例の平面図、第9図はフランジ型
に適用した場合の平面図、第10図は他の変形案
を示す平面図である。 14……耕耘爪軸、15……爪取付け体、16
……正逆転両用型耕耘爪、20……先端、21…
…取付基部、22……正逆傾斜姿勢、23……逆
転傾斜姿勢、39,40……係合部、49……一
方向専用爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正逆転切換自在な爪軸に、爪軸の軸心方向に対
    向状をなす一対の爪取付け体を突設し、該両爪取
    付け体間に、先端が取付け基部よりも正転方向後
    行位置となる正転傾斜姿勢と先端が取付け基部よ
    りも逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢とにそ
    れぞれ姿勢変更可能に枢支軸により耕耘爪を枢支
    したものであつて、前記爪取付け体の前記枢支軸
    よりも爪軸側の基端部前後には、前記各傾斜姿勢
    時に耕耘爪が径方向外方から係合する係合部を、
    該爪取付け体から爪軸軸心方向に略平行に折曲形
    成したことを特徴とする正逆転両用型耕耘爪の取
    付構造。
JP16831182U 1982-11-06 1982-11-06 正逆転両用型耕耘爪の取付構造 Granted JPS5973118U (ja)

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JPS5973118U JPS5973118U (ja) 1984-05-18
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