JPH0115281Y2 - - Google Patents
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- JPH0115281Y2 JPH0115281Y2 JP1982168310U JP16831082U JPH0115281Y2 JP H0115281 Y2 JPH0115281 Y2 JP H0115281Y2 JP 1982168310 U JP1982168310 U JP 1982168310U JP 16831082 U JP16831082 U JP 16831082U JP H0115281 Y2 JPH0115281 Y2 JP H0115281Y2
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- JP
- Japan
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- claw
- tilling
- shaft
- reverse
- tip
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、正逆転ロータリ耕耘機に関する。
ロータリ耕耘において、植付け作物の種類又は
圃場条件に合わせて、アツパカツト作業とダウン
カツト作業とに使いわける正逆転可能なロータリ
耕耘機がある。
圃場条件に合わせて、アツパカツト作業とダウン
カツト作業とに使いわける正逆転可能なロータリ
耕耘機がある。
このような正逆転ロータリ耕耘機においては、
耕耘爪の取付方向変更作業を省略し、より作業能
率を向上させるために、回転方向前後縁に刃部を
有して正逆転に両用できる耕耘爪が考案されてい
る。
耕耘爪の取付方向変更作業を省略し、より作業能
率を向上させるために、回転方向前後縁に刃部を
有して正逆転に両用できる耕耘爪が考案されてい
る。
このような正逆転両用耕耘爪を有する正逆転ロ
ータリ耕耘機の従来技術としては、実公昭41−
1925号公報(耕耘爪を第11図に示す。)、及び実
公昭43−7843号公報等がある。これらの従来技術
は、横軸廻り正逆転自在な爪軸に爪取付け体を設
け、この取付け体に正逆転両用の刃部を有する耕
耘爪を取付けており、1枚の板体で形成された耕
耘爪の先端に略直線状の折曲部を介して屈曲部を
設けたものが示されている。
ータリ耕耘機の従来技術としては、実公昭41−
1925号公報(耕耘爪を第11図に示す。)、及び実
公昭43−7843号公報等がある。これらの従来技術
は、横軸廻り正逆転自在な爪軸に爪取付け体を設
け、この取付け体に正逆転両用の刃部を有する耕
耘爪を取付けており、1枚の板体で形成された耕
耘爪の先端に略直線状の折曲部を介して屈曲部を
設けたものが示されている。
しかしながら、これらの従来技術は、耕耘爪が
爪軸に対して不動に取付けられるものであり、爪
軸の回転方向前後方向に揺動するものはなく、ま
た、揺動した姿勢を設定するためのストツパを設
けたものもない。
爪軸に対して不動に取付けられるものであり、爪
軸の回転方向前後方向に揺動するものはなく、ま
た、揺動した姿勢を設定するためのストツパを設
けたものもない。
即ち、従来の耕耘爪は正逆転用の刃部を有する
が、これらの刃部は爪軸に取付けた状態で正しい
打込み姿勢を得るためには、耕耘爪は円形に近い
形状となり、前後刃部間隔が極めて長くなつてい
る。また、屈曲部は形成されているが、この屈曲
部は耕耘爪先端の回転軌跡の接線と平行なために
有効なすくい作用を奏し得なかつたり、正逆転の
いずれか一方のみに有効なすくい作用をするだけ
であり、正逆転両方に有効なすくい作用をするも
のではない。
が、これらの刃部は爪軸に取付けた状態で正しい
打込み姿勢を得るためには、耕耘爪は円形に近い
形状となり、前後刃部間隔が極めて長くなつてい
る。また、屈曲部は形成されているが、この屈曲
部は耕耘爪先端の回転軌跡の接線と平行なために
有効なすくい作用を奏し得なかつたり、正逆転の
いずれか一方のみに有効なすくい作用をするだけ
であり、正逆転両方に有効なすくい作用をするも
のではない。
本考案は、このような種々の問題点に鑑み、耕
耘爪を爪軸と平行な枢軸廻りに揺動自在とすると
共に正逆転傾斜姿勢に保持できるように構成した
正逆転ロータリ耕耘機を提供することを目的とす
る。
耘爪を爪軸と平行な枢軸廻りに揺動自在とすると
共に正逆転傾斜姿勢に保持できるように構成した
正逆転ロータリ耕耘機を提供することを目的とす
る。
この目的を達成するための本考案の特徴とする
ところは、横軸廻り正逆転自在な爪軸20に爪軸
軸芯方向に1対の側壁を有する爪取付け体21を
設け、回転方向前後縁に正逆転用の刃部38,3
9を有する耕耘爪22の取付け基部26を前記爪
取付け体21の1対の側壁間に挿入して取付けて
おり、この耕耘爪22の直平部32の先端に略直
線状の折曲部40を境にしてすくい面37を形成
した屈曲部34を有する正逆転ロータリ耕耘機に
おいて、 前記耕耘爪22の取付け基部26は爪取付け体
21に対して爪軸20から径外方向に離れて爪軸
20と平行に設けられた枢軸を介して揺動自在に
支持され、前記爪取付け体21には耕耘爪22を
正転用刃部38使用時に先端が取付け基部26よ
りも正転方向後行位置となる正転傾斜姿勢イと逆
転用刃部39使用時に先端が取付け基部26より
も逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢ロとに択
一的に保持可能なストツパが設けられ、このスト
ツパは爪取付け体21の1対の側壁と連結されて
いる点にある。
ところは、横軸廻り正逆転自在な爪軸20に爪軸
軸芯方向に1対の側壁を有する爪取付け体21を
設け、回転方向前後縁に正逆転用の刃部38,3
9を有する耕耘爪22の取付け基部26を前記爪
取付け体21の1対の側壁間に挿入して取付けて
おり、この耕耘爪22の直平部32の先端に略直
線状の折曲部40を境にしてすくい面37を形成
した屈曲部34を有する正逆転ロータリ耕耘機に
おいて、 前記耕耘爪22の取付け基部26は爪取付け体
21に対して爪軸20から径外方向に離れて爪軸
20と平行に設けられた枢軸を介して揺動自在に
支持され、前記爪取付け体21には耕耘爪22を
正転用刃部38使用時に先端が取付け基部26よ
りも正転方向後行位置となる正転傾斜姿勢イと逆
転用刃部39使用時に先端が取付け基部26より
も逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢ロとに択
一的に保持可能なストツパが設けられ、このスト
ツパは爪取付け体21の1対の側壁と連結されて
いる点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第1図及び第2図は正逆転ロータリ耕耘機1の
全体構成を示しており、このロータリ耕耘機1は
機枠2、耕耘部3及び耕耘カバー装置4等で主構
成されており、図外のトラクタに三点リンク機構
を介して昇降自在に装着されている。
全体構成を示しており、このロータリ耕耘機1は
機枠2、耕耘部3及び耕耘カバー装置4等で主構
成されており、図外のトラクタに三点リンク機構
を介して昇降自在に装着されている。
前記機枠2は、中央の正逆転ギヤ伝動機構19
を組込んだギヤケース5の左右にサポートアーム
6を突設し、各サポートアーム6の外端に伝動ケ
ース7とサイドフレーム18とが固定されて構成
されている。8はギヤケース5から前方へ突出し
た入力軸、9は入力軸8の動力を伝動ケース7へ
伝達する伝動軸、10は機枠2から後方へ延設さ
れた支持枠で、この支持枠10はゲージ輪11を
支持しており、高さ調整機構11で角度調整自在
になつている。
を組込んだギヤケース5の左右にサポートアーム
6を突設し、各サポートアーム6の外端に伝動ケ
ース7とサイドフレーム18とが固定されて構成
されている。8はギヤケース5から前方へ突出し
た入力軸、9は入力軸8の動力を伝動ケース7へ
伝達する伝動軸、10は機枠2から後方へ延設さ
れた支持枠で、この支持枠10はゲージ輪11を
支持しており、高さ調整機構11で角度調整自在
になつている。
耕耘カバー装置4は、機枠2に固定の主カバー
13と、この主カバー13の後端に枢支された後
部カバー14と、左右1対のサイドカバー15と
を有し、前記後部カバー14は均平圧調整機構1
6によつて吊下げられている。また、主カバー1
3の後端にはレイキ17が角度調整自在に取付け
られ、後部カバー14と耕耘部3との間に位置し
て、耕耘土を表層細土下層土塊状に整えている。
13と、この主カバー13の後端に枢支された後
部カバー14と、左右1対のサイドカバー15と
を有し、前記後部カバー14は均平圧調整機構1
6によつて吊下げられている。また、主カバー1
3の後端にはレイキ17が角度調整自在に取付け
られ、後部カバー14と耕耘部3との間に位置し
て、耕耘土を表層細土下層土塊状に整えている。
耕耘部3は前記伝動ケース7とサイドフレーム
18とによつて横軸廻り回動自在に支持された爪
軸20と、この爪軸20に固着の爪取付け体21
を介して装着された多数本の耕耘爪22とを有し
ており、前記爪軸20はギヤケース5からの動力
によつて正逆転切換自在となつている。
18とによつて横軸廻り回動自在に支持された爪
軸20と、この爪軸20に固着の爪取付け体21
を介して装着された多数本の耕耘爪22とを有し
ており、前記爪軸20はギヤケース5からの動力
によつて正逆転切換自在となつている。
第3図乃至第6図において、爪取付け体21は
2枚の取付板23,24を対面させて、それらの
一端の間に山形状ストツパ板25を介在させて、
3枚の板23,24,25を溶着して形成され、
爪軸20の外周面に溶着されており、2枚の取付
板23,24間に耕耘爪22の取付け基部26が
挿入され、締結具27で締結されている。
2枚の取付板23,24を対面させて、それらの
一端の間に山形状ストツパ板25を介在させて、
3枚の板23,24,25を溶着して形成され、
爪軸20の外周面に溶着されており、2枚の取付
板23,24間に耕耘爪22の取付け基部26が
挿入され、締結具27で締結されている。
即ち、爪取付け体21は2枚の取付板23,2
4が爪軸20軸芯方向に対面する1対の側壁とな
つており、ストツパ板25によつて形成されたス
トツパは前記1対の側壁と連結されていて、1対
の側壁を連繋して強度を向上し、両側壁の間隔が
変化したり、爪軸20に対して傾斜したりするよ
うな変形を防止している。
4が爪軸20軸芯方向に対面する1対の側壁とな
つており、ストツパ板25によつて形成されたス
トツパは前記1対の側壁と連結されていて、1対
の側壁を連繋して強度を向上し、両側壁の間隔が
変化したり、爪軸20に対して傾斜したりするよ
うな変形を防止している。
締結具27は軸部枢軸28aとフランジ部28
bとを有する締結部材28と、この締結具27と
取付板24とを貫通し且つ両者を締結するボルト
29及びナツト30と、皿バネ31とから成り、
耕耘爪22の取付け基部26には孔26aが形成
されていて締結部材28の軸部28aに回動自在
に支持されており、皿バネ31は取付け基部26
とフランジ部28bとの間に位置して、耕耘爪2
2の回動に抵抗を与えている。前記取付板23に
はフランジ部28bが挿入され且つ支持される孔
23aが形成され、取付板24にはナツト30の
廻り止めをすべく溝24aが形成されている。
bとを有する締結部材28と、この締結具27と
取付板24とを貫通し且つ両者を締結するボルト
29及びナツト30と、皿バネ31とから成り、
耕耘爪22の取付け基部26には孔26aが形成
されていて締結部材28の軸部28aに回動自在
に支持されており、皿バネ31は取付け基部26
とフランジ部28bとの間に位置して、耕耘爪2
2の回動に抵抗を与えている。前記取付板23に
はフランジ部28bが挿入され且つ支持される孔
23aが形成され、取付板24にはナツト30の
廻り止めをすべく溝24aが形成されている。
耕耘爪22は第3図及び第4図に示すように側
面視略楕円形状正面視略L字形状となつており、
略平板状の直平部32から基端側が取付け基部2
6、直平部32から先端33側が屈曲部34とな
つており、直平部32の略中央には土逃し用の開
口部Aが形成され、取付け基部26には前記孔2
6aの他にその端縁にV字形の当接面35,36
が形成され、屈曲部34にはすくい面37が形成
されている。
面視略楕円形状正面視略L字形状となつており、
略平板状の直平部32から基端側が取付け基部2
6、直平部32から先端33側が屈曲部34とな
つており、直平部32の略中央には土逃し用の開
口部Aが形成され、取付け基部26には前記孔2
6aの他にその端縁にV字形の当接面35,36
が形成され、屈曲部34にはすくい面37が形成
されている。
この耕耘爪22は第2図実線で示す正転傾斜姿
勢イと第1図実線及び第2図仮想線で示す逆転傾
斜姿勢ロとを姿勢変更自在に採るように構成され
ている。
勢イと第1図実線及び第2図仮想線で示す逆転傾
斜姿勢ロとを姿勢変更自在に採るように構成され
ている。
即ち、ダウンカツト耕耘すべく爪軸20を正転
させると、耕耘爪22は最初の打込みでその抵抗
を受けて締結具27の廻りで回動し、第1当接面
35がストツパ板25に当接し、これによつて正
転傾斜姿勢イとなり、爪軸20の回転方向を切換
えて逆転すると、耕耘爪22はその最初の打込み
で回動して、第2当接面36がストツパ板25に
当接し、これによつてアツパカツト耕耘に適した
逆転傾斜姿勢ロとなる。この両姿勢時において、
耕耘爪22は遠心力によつてその中間姿勢、即
ち、爪軸20の径方向に沿つた姿勢になろうとす
るが、締結具27による抵抗力はそれを阻止する
大きさとなつており、また、その抵抗力は打込み
反力より小さく設定されている。
させると、耕耘爪22は最初の打込みでその抵抗
を受けて締結具27の廻りで回動し、第1当接面
35がストツパ板25に当接し、これによつて正
転傾斜姿勢イとなり、爪軸20の回転方向を切換
えて逆転すると、耕耘爪22はその最初の打込み
で回動して、第2当接面36がストツパ板25に
当接し、これによつてアツパカツト耕耘に適した
逆転傾斜姿勢ロとなる。この両姿勢時において、
耕耘爪22は遠心力によつてその中間姿勢、即
ち、爪軸20の径方向に沿つた姿勢になろうとす
るが、締結具27による抵抗力はそれを阻止する
大きさとなつており、また、その抵抗力は打込み
反力より小さく設定されている。
耕耘爪22の直平部32及び屈曲部34には回
転方向前後縁に刃部38,39が形成されてお
り、両刃部38,39は直平部32で略真円の円
弧形状であり、屈曲部34へは滑らかに連続して
おり、切込み角γが取付け基部26側から屈曲部
34にかけて漸次小さくなつており、且つ爪中心
線42を中心に前後刃部38,39は略対称であ
り、前刃部38は正転傾斜姿勢イのときに、また
後刃部39は逆転傾斜姿勢ロのときに、圃場に対
して切込み抵抗が少ないと共にその変動が少な
く、最良の打込み状態となる形状となつている。
即ち、その打込み状態は従来のなた爪の刃部と略
同一になり、なた爪を取付け方向を変更する代り
に、1枚の爪に前後刃部を形成し且つ自動的に姿
勢変更することにより、前後各刃部でなた爪と同
様な最適耕耘ができるようになつている。
転方向前後縁に刃部38,39が形成されてお
り、両刃部38,39は直平部32で略真円の円
弧形状であり、屈曲部34へは滑らかに連続して
おり、切込み角γが取付け基部26側から屈曲部
34にかけて漸次小さくなつており、且つ爪中心
線42を中心に前後刃部38,39は略対称であ
り、前刃部38は正転傾斜姿勢イのときに、また
後刃部39は逆転傾斜姿勢ロのときに、圃場に対
して切込み抵抗が少ないと共にその変動が少な
く、最良の打込み状態となる形状となつている。
即ち、その打込み状態は従来のなた爪の刃部と略
同一になり、なた爪を取付け方向を変更する代り
に、1枚の爪に前後刃部を形成し且つ自動的に姿
勢変更することにより、前後各刃部でなた爪と同
様な最適耕耘ができるようになつている。
前記開口部Aは第3図に示す如く、取付け基部
26近傍から屈曲部34の近傍まで形成され、そ
の先端aへ行くほど幅の狭い略おむすび形状とな
つており、その先端aは折曲部40と略一致した
位置となつている。従つて耕耘爪22は直平部3
2の略中央にその爪中心線42方向の略全長に亘
つて開口部Aが形成されていることになり、隣接
する耕耘爪22との間に土を抱込んでも、その土
の総てを開口部Aから逃すことができ、側面から
の抵抗を排除することができる。
26近傍から屈曲部34の近傍まで形成され、そ
の先端aへ行くほど幅の狭い略おむすび形状とな
つており、その先端aは折曲部40と略一致した
位置となつている。従つて耕耘爪22は直平部3
2の略中央にその爪中心線42方向の略全長に亘
つて開口部Aが形成されていることになり、隣接
する耕耘爪22との間に土を抱込んでも、その土
の総てを開口部Aから逃すことができ、側面から
の抵抗を排除することができる。
前記折曲部40は爪中心線42に対して直交し
ているが、第7図実線又は仮想線で示す如く、爪
中心線42に対して90゜以下で交差させ、正逆転
のどちらか一方における屈曲部34による切削耕
起をより大きくするように形成しても良い。この
場合においても、折曲部40が開口部Aの先端a
を通つていると、土逃しは十分に行なわれ、耕耘
抵抗は低くなる。
ているが、第7図実線又は仮想線で示す如く、爪
中心線42に対して90゜以下で交差させ、正逆転
のどちらか一方における屈曲部34による切削耕
起をより大きくするように形成しても良い。この
場合においても、折曲部40が開口部Aの先端a
を通つていると、土逃しは十分に行なわれ、耕耘
抵抗は低くなる。
また、耕耘爪22は前後刃部38,39から開
口部Aまでの幅が、取付け基部26近傍の幅T1
よりも屈曲部34近傍の幅T2のほうが広くなつ
ており、直平部32による切断抵抗及び屈曲部3
4による切削耕起抵抗が大きく作用する直平部3
2の先端部分の強度を大きくしている。
口部Aまでの幅が、取付け基部26近傍の幅T1
よりも屈曲部34近傍の幅T2のほうが広くなつ
ており、直平部32による切断抵抗及び屈曲部3
4による切削耕起抵抗が大きく作用する直平部3
2の先端部分の強度を大きくしている。
更に、耕耘爪22は開口部Aの内周縁に切断刃
を形成して、引掛かる草、藁等を切断し得るよう
に形成したり、前後刃部38,39から開口部A
にかけて一側方へ傾斜させて、両刃部38,39
の逃げ角を形成するようにしても良い。
を形成して、引掛かる草、藁等を切断し得るよう
に形成したり、前後刃部38,39から開口部A
にかけて一側方へ傾斜させて、両刃部38,39
の逃げ角を形成するようにしても良い。
耕耘爪22の姿勢変更可能にする取付け構造と
しては、前記第3図乃至第5図に示した皿バネ3
1の抵抗によつて自動的に行なうものの他に、手
動で行なうことが考えられる。
しては、前記第3図乃至第5図に示した皿バネ3
1の抵抗によつて自動的に行なうものの他に、手
動で行なうことが考えられる。
例えば、皿バネ31を用いることなく、締結部
材28のフランジ部28bを耕耘爪22に直接当
接して、耕耘爪22を人為的に正転傾斜姿勢イ又
は逆転傾斜姿勢ロにして、ボルト29を締付け
て、フランジ部28bで締結固定する。
材28のフランジ部28bを耕耘爪22に直接当
接して、耕耘爪22を人為的に正転傾斜姿勢イ又
は逆転傾斜姿勢ロにして、ボルト29を締付け
て、フランジ部28bで締結固定する。
また、第8,9図には耕耘爪22の取付け構造
の他の2例を示している。
の他の2例を示している。
第8図において、爪取付け体21の取付板23
は平板で、耕耘爪22は1本のボルト29のみで
枢支されており、耕耘爪22にはボルト29貫通
孔の他に爪中心線42上に貫通孔43が穿設され
ている。爪取付け体21にはボルト29から偏位
した位置にボルト44を貫通する2つの孔45
a,45bが形成されており、ボルト44を孔4
5aと貫通孔43とに貫通したときに、耕耘爪2
2を正転傾斜姿勢イに固定し、ボルト44を孔4
5bと貫通孔43とに貫通したときに、耕耘爪2
2を逆転傾斜姿勢ロに固定する。従つて、耕耘爪
22の姿勢変更は、ボルト44の挿抜と耕耘爪2
2の揺動とを人為的に行なうことにより達成され
る。
は平板で、耕耘爪22は1本のボルト29のみで
枢支されており、耕耘爪22にはボルト29貫通
孔の他に爪中心線42上に貫通孔43が穿設され
ている。爪取付け体21にはボルト29から偏位
した位置にボルト44を貫通する2つの孔45
a,45bが形成されており、ボルト44を孔4
5aと貫通孔43とに貫通したときに、耕耘爪2
2を正転傾斜姿勢イに固定し、ボルト44を孔4
5bと貫通孔43とに貫通したときに、耕耘爪2
2を逆転傾斜姿勢ロに固定する。従つて、耕耘爪
22の姿勢変更は、ボルト44の挿抜と耕耘爪2
2の揺動とを人為的に行なうことにより達成され
る。
第9図において、爪取付け体21にはボルト4
4を貫通する孔45a,45bが、耕耘爪22に
は2つの貫通孔43a,43bが夫々形成されて
おり、ボルト44を孔45a及び貫通孔43a又
は孔45b及び貫通孔43bに挿入することによ
り、耕耘爪22を正逆各姿勢イ,ロに変更固定す
る。
4を貫通する孔45a,45bが、耕耘爪22に
は2つの貫通孔43a,43bが夫々形成されて
おり、ボルト44を孔45a及び貫通孔43a又
は孔45b及び貫通孔43bに挿入することによ
り、耕耘爪22を正逆各姿勢イ,ロに変更固定す
る。
前記第8,9図に示した取付け構造において
は、ボルト44がストツパとなつていて、平板で
形成された2枚の取付板23(爪取付け体21の
1対の側壁を形成している。)と連結されている。
は、ボルト44がストツパとなつていて、平板で
形成された2枚の取付板23(爪取付け体21の
1対の側壁を形成している。)と連結されている。
第10図は爪取付け体の比較例を示しており、
爪取付け体21は爪軸20に溶着された1枚の円
板であり、耕耘爪22は1本のボルト29によつ
て枢支されている。耕耘爪22はこのボルト29
のみでも各姿勢イ,ロに固定することができる
が、更に固定用のボルト44を設けている。耕耘
爪22にはボルト29を中心にして円弧溝46が
形成されており、前記ボルト44はこの円弧溝4
6を貫通して爪取付け体21に螺合又はナツトを
介して締結される。この比較例においては、爪取
付け体21は1枚の円板で形成されているので、
2枚板に比して、加工は簡単であるが、必要強度
を得るために厚肉で大面積にする必要があり、耕
耘爪22に加わる爪軸軸芯方向の負荷を支持し難
く、ボルト44も爪取付け体21の補強には寄与
していない。但し、ボルト44と円弧溝46とか
ら成るストツパ構造は本考案に適用することがで
きるものであり、第8,9図に示した例と比較す
ると、ボルト44は挿抜しなくても良く、締緩の
みで耕耘爪22の姿勢変更及び固定ができる。
爪取付け体21は爪軸20に溶着された1枚の円
板であり、耕耘爪22は1本のボルト29によつ
て枢支されている。耕耘爪22はこのボルト29
のみでも各姿勢イ,ロに固定することができる
が、更に固定用のボルト44を設けている。耕耘
爪22にはボルト29を中心にして円弧溝46が
形成されており、前記ボルト44はこの円弧溝4
6を貫通して爪取付け体21に螺合又はナツトを
介して締結される。この比較例においては、爪取
付け体21は1枚の円板で形成されているので、
2枚板に比して、加工は簡単であるが、必要強度
を得るために厚肉で大面積にする必要があり、耕
耘爪22に加わる爪軸軸芯方向の負荷を支持し難
く、ボルト44も爪取付け体21の補強には寄与
していない。但し、ボルト44と円弧溝46とか
ら成るストツパ構造は本考案に適用することがで
きるものであり、第8,9図に示した例と比較す
ると、ボルト44は挿抜しなくても良く、締緩の
みで耕耘爪22の姿勢変更及び固定ができる。
第2図において、ロータリ耕耘機1から動力を
取出す構造の1例を示しており、サポートアーム
6内の伝動軸9の中途にベベルギヤ48を設け、
このベベルギヤ48にPTO軸49に装着したベ
ベルギヤ50を噛合させている。PTO軸49は
軸受51を介して軸受部材52に支持されてお
り、この軸受部材52は中間ケース53に装着さ
れている。
取出す構造の1例を示しており、サポートアーム
6内の伝動軸9の中途にベベルギヤ48を設け、
このベベルギヤ48にPTO軸49に装着したベ
ベルギヤ50を噛合させている。PTO軸49は
軸受51を介して軸受部材52に支持されてお
り、この軸受部材52は中間ケース53に装着さ
れている。
中間ケース53はサポートアーム6の中途に伝
動軸9を包囲するように配置され、且つサポート
アーム6とフランジ結合されている。
動軸9を包囲するように配置され、且つサポート
アーム6とフランジ結合されている。
前記PTO軸49はトラクタのPTO軸からギヤ
ケース5内の正逆転ギヤ伝動機構19に入り且つ
伝動軸9に伝えられる動力によつて駆動され、ロ
ータリ耕耘機1に装着される洗車用ポンプ、施肥
機、播種機又は散布機等の副作業機を駆動するも
のである。
ケース5内の正逆転ギヤ伝動機構19に入り且つ
伝動軸9に伝えられる動力によつて駆動され、ロ
ータリ耕耘機1に装着される洗車用ポンプ、施肥
機、播種機又は散布機等の副作業機を駆動するも
のである。
従来のロータリ耕耘機1においては、PTO軸
49はギヤケース5又はその近傍から後方へ突出
しており、サポートアーム6のギヤケース5近傍
にはゲージ輪11又は後部作業機装着用の支持枠
10が設けられているので、副作業機、特に洗車
ポンプ等の取付け及びPTO軸49からの動力伝
達が困難であるが、このように、PTO軸49を
ギヤケース5から離してサポートアーム6の中途
部から後方へ突出させることにより、支持枠10
による弊害がなくなり、副作業機の装着及び
PTO軸49からの動力伝達が容易になる。
49はギヤケース5又はその近傍から後方へ突出
しており、サポートアーム6のギヤケース5近傍
にはゲージ輪11又は後部作業機装着用の支持枠
10が設けられているので、副作業機、特に洗車
ポンプ等の取付け及びPTO軸49からの動力伝
達が困難であるが、このように、PTO軸49を
ギヤケース5から離してサポートアーム6の中途
部から後方へ突出させることにより、支持枠10
による弊害がなくなり、副作業機の装着及び
PTO軸49からの動力伝達が容易になる。
尚、前記PTO軸49は伝動軸9と平行に配置
して、伝動軸9との間に1対の平ギヤを設けて駆
動するように構成することも可能である。
して、伝動軸9との間に1対の平ギヤを設けて駆
動するように構成することも可能である。
以上詳述した本考案によれば、直平部32の先
端に略直線状の折曲部40を境にしてすくい面3
7を形成した屈曲部34を有する耕耘爪22を、
爪軸20に対して揺動自在に支持し、且つ爪取付
け体21にストツパを設けて正転傾斜姿勢イと逆
転傾斜姿勢ロとに保持可能に構成しているので、
耕耘爪22の刃部38,39を、アツパカツト作
業とダウンカツト作業とに夫々最適な姿勢で打込
みができ、従来技術に比して耕耘爪の揺動量だけ
前後刃部38,39間隔を短かくでき、しかも屈
曲部34のすくい面37を両作業時に有効に作用
させることができる。また、ストツパを爪取付け
体21の1対の側壁と連結しているので、1対の
側壁は互いに連繋されて強度を向上することがで
き、両側壁の間隔が変化したり、爪軸20に対し
て傾斜するような変形を防止することができる。
端に略直線状の折曲部40を境にしてすくい面3
7を形成した屈曲部34を有する耕耘爪22を、
爪軸20に対して揺動自在に支持し、且つ爪取付
け体21にストツパを設けて正転傾斜姿勢イと逆
転傾斜姿勢ロとに保持可能に構成しているので、
耕耘爪22の刃部38,39を、アツパカツト作
業とダウンカツト作業とに夫々最適な姿勢で打込
みができ、従来技術に比して耕耘爪の揺動量だけ
前後刃部38,39間隔を短かくでき、しかも屈
曲部34のすくい面37を両作業時に有効に作用
させることができる。また、ストツパを爪取付け
体21の1対の側壁と連結しているので、1対の
側壁は互いに連繋されて強度を向上することがで
き、両側壁の間隔が変化したり、爪軸20に対し
て傾斜するような変形を防止することができる。
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示してお
り、第1図及び第2図は正逆転ロータリ耕耘機の
断面側面図と一部断面背面図、第3図及び第4図
は耕耘部の断面側面図と正面図、第5図は第3図
の−線断面図、第6図は耕耘爪の斜視図、第
7図は耕耘爪の他例を示す側面図、第8,9図は
耕耘爪の取付け構造の2例を示す夫々側面図、第
10図は爪取付け体の比較例を示す側面図、第1
1図は従来の耕耘爪を示す斜視図である。 イ……正転傾斜姿勢、ロ……逆転傾斜姿勢、1
……ロータリ耕耘機、3……耕耘部、20……爪
軸、21……爪取付け体、22……耕耘爪、26
……取付け基部、27……締結具、32……直平
部、34……屈曲部、37……すくい面、38…
…前刃部、39……後刃部、40……折曲部、A
……開口部、a……先端。
り、第1図及び第2図は正逆転ロータリ耕耘機の
断面側面図と一部断面背面図、第3図及び第4図
は耕耘部の断面側面図と正面図、第5図は第3図
の−線断面図、第6図は耕耘爪の斜視図、第
7図は耕耘爪の他例を示す側面図、第8,9図は
耕耘爪の取付け構造の2例を示す夫々側面図、第
10図は爪取付け体の比較例を示す側面図、第1
1図は従来の耕耘爪を示す斜視図である。 イ……正転傾斜姿勢、ロ……逆転傾斜姿勢、1
……ロータリ耕耘機、3……耕耘部、20……爪
軸、21……爪取付け体、22……耕耘爪、26
……取付け基部、27……締結具、32……直平
部、34……屈曲部、37……すくい面、38…
…前刃部、39……後刃部、40……折曲部、A
……開口部、a……先端。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 横軸廻り正逆転自在な爪軸20に爪軸軸芯方向
に1対の側壁を有する爪取付け体21を設け、回
転方向前後縁に正逆転用の刃部38,39を有す
る耕耘爪22の取付け基部26を前記爪取付け体
21の1対の側壁間に挿入して取付けており、こ
の耕耘爪22の直平部32の先端に略直線状の折
曲部40を境にしてすくい面37を形成した屈曲
部34を有する正逆転ロータリ耕耘機において、 前記耕耘爪22の取付け基部26は爪取付け体
21に対して爪軸20から径外方向に離れて爪軸
20と平行に設けられた枢軸を介して揺動自在に
支持され、前記爪取付け体21には耕耘爪22を
正転用刃部38使用時に先端が取付け基部26よ
りも正転方向後行位置となる正転傾斜姿勢イと逆
転用刃部39使用時に先端が取付け基部26より
も逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢ロとに択
一的に保持可能なストツパが設けられ、このスト
ツパは爪取付け体21の1対の側壁と連結されて
いることを特徴とする正逆転ロータリ耕耘機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16831082U JPS5973109U (ja) | 1982-11-06 | 1982-11-06 | 正逆転ロータリ耕耘機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16831082U JPS5973109U (ja) | 1982-11-06 | 1982-11-06 | 正逆転ロータリ耕耘機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5973109U JPS5973109U (ja) | 1984-05-18 |
JPH0115281Y2 true JPH0115281Y2 (ja) | 1989-05-09 |
Family
ID=30367989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16831082U Granted JPS5973109U (ja) | 1982-11-06 | 1982-11-06 | 正逆転ロータリ耕耘機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5973109U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57150163A (en) * | 1980-11-17 | 1982-09-16 | Del Mar Avionics | Highly powerful optoelectromic sensor with low power consumption |
-
1982
- 1982-11-06 JP JP16831082U patent/JPS5973109U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57150163A (en) * | 1980-11-17 | 1982-09-16 | Del Mar Avionics | Highly powerful optoelectromic sensor with low power consumption |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5973109U (ja) | 1984-05-18 |
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