JPH0240722Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240722Y2
JPH0240722Y2 JP12542883U JP12542883U JPH0240722Y2 JP H0240722 Y2 JPH0240722 Y2 JP H0240722Y2 JP 12542883 U JP12542883 U JP 12542883U JP 12542883 U JP12542883 U JP 12542883U JP H0240722 Y2 JPH0240722 Y2 JP H0240722Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilling
reverse
claw
rotation
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12542883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6033802U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12542883U priority Critical patent/JPS6033802U/ja
Publication of JPS6033802U publication Critical patent/JPS6033802U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240722Y2 publication Critical patent/JPH0240722Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Working Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、正逆転ロータリの耕耘爪構造に関
し、逆転耕耘時の消費馬力を軽減することを目的
とする。
正逆転可能な爪軸に、回転方向両側に正転用刃
部と逆転用刃部とを有する正逆転兼用の耕耘爪を
設け、圃場条件等に応じて爪軸を正逆転させて正
転耕耘(ダウンカツト)と逆転耕耘(アツプカツ
ト)とを選択的に行ない得るようにした正逆転ロ
ータリが実公昭41−1925号公報において既に提案
されている。しかし、従来の耕耘爪は、正逆転用
刃部の刃縁曲線が同一の対称形状であり、刃部上
の任意の点における切込角が同一となつていたの
で、耕耘中の消費馬力は逆転耕耘時が正転耕耘時
に比較して大となり、この大小関係は顕著であつ
た。即ち、正転耕耘時には耕耘土塊を後方に放て
きするのに対し、逆転耕耘時には耕耘した土が耕
耘爪の回転に伴なつて爪軸の前方側から上方側へ
と持上げられた後、後方へと放てきされることに
なり、耕耘爪と土とが干渉する区間が長くなる
が、従来は刃縁曲線が同一であるため、その干渉
する区間が長くなる分だけ消費馬力が増大する欠
点があつた。因みに正逆転ロータリにおいて、逆
転耕耘時の爪軸回転数を169〜171r.p.m程度とし、
正転耕耘時の爪軸回転数を179r.p.m程度として、
実耕耘ピツチに対するトラクタのPTO軸の平均
所要動力を測定した処、第1図に示す如く正転耕
耘時イに比較して逆転耕耘時ロの消費馬力が遥か
に大であるという結果が得られた。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、耕
耘爪の正逆転用刃部の形状を非対称とし、刃縁曲
線を異ならしめることによつて、逆転耕耘時の消
費馬力を軽減するようにしたものであつて、その
特徴とする処は、正逆転可能な爪軸に、回転方向
両側に正転用刃部と逆転用刃部とを有する耕耘爪
を設けた正逆転ロータリにおいて、逆転用刃部の
刃縁曲線を正転用刃部の刃縁曲線よりも立たせた
点にある。
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第2図はトラクタ装置型の正逆転ロータリを
例示する。第2図において、1はロータリ機体
で、入力用ギヤーケース2、サポートアーム3、
チエーンケース4、サイドフレーム5等から成
り、トラクタの後方に三点リンク機構6を介して
昇降自在に装着されている。7はロータリ耕耘部
で、チエーンケース4とサイドフレーム5との下
端部間に回転自在に支持された爪軸8と、この爪
軸8に固定の取付ブラケツト9に取付けられた多
数の耕耘爪10とから成り、その爪軸8はギヤー
ケース2の入力軸11及び正逆転切換機構、サポ
ートアーム3内の伝動軸12、チエーンケース4
内のチエーン伝動機構等を介して、トラクタの
PTO軸により正逆転方向に切換駆動される。1
3はロータリ耕耘部7を覆うロータリカバーで、
主カバー14、後部カバー15、前側部カバー1
6及び後側部カバー17から成る。18は櫛歯状
のレーキ、19は後部カバー15を下方に弾下す
る弾下機構である。20は左右一対のケージ輪
で、支持杆21を介してロータリ機体1に上下調
整自在に取付けられている。
耕耘爪10は正逆転兼用型であつて、第3図に
示す如く基部側に取付用の柄部22、先端側にす
くい部23を有すると共に、回転方向の両側に正
転用刃部24と逆転用刃部25とが円弧状に形成
され、またその各刃部24,25は耕耘爪10の
最大長さまで耕耘できるように爪軸8の近傍まで
連続して設けられている。そして、この耕耘爪1
0は逆転用刃部25の刃縁曲線を正転用刃部24
の刃縁曲線よりも立たせた非対称に構成されてい
る。柄部22は箱型の取付ブラケツト9に挿入し
てボルト26により固定されている。27は耕耘
爪10に設けられた孔である。
次に上記構成の正逆転ロータリにおける作用を
説明する。爪軸8は正逆転切換機構により正逆転
可能であり、この爪軸8の正逆転によつて正転耕
耘(a矢示方向)と逆転耕耘(b矢示方向)を選
択的に行なうことができる。第2図は逆転耕耘時
の状態を示し、この時には爪軸8がb矢示方向に
回転するため、耕耘爪10の逆転用刃部25が土
中に喰込んで圃場を耕耘し、その耕耘土は耕耘爪
10の回転に伴なつて雑草等と共にb矢示方向へ
と運ばれ、主カバー14に沿つて後方へと送られ
て行く。そして、耕耘土の内、大きな土塊は雑草
等と共にレーキ18によつて篩分けられて、この
レーキ18の前側に落下し、細かく砕土された土
がレーキ18を通過して下方に落下するので、表
層細砕土と下層の大土塊とに分離でき、かつ雑草
等も大土塊と共に下層に埋込むことができる。
正転耕耘時には爪軸8がa矢示方向に回転する
ため、耕耘爪10の正転用刃部24が耕耘用とし
て作用する。
斯かる正逆転耕耘時において、第4図に示す如
くe−e′なる刃縁曲線を持つ刃部24が圃場の地
面と接触する点をAとすると、その刃部24の地
面に対する力はPとなり、またその反作用による
切削抵抗の力はP′となる。刃縁曲線上のA点での
接線をO−O′とすると、∠γは切込角と呼ばれ、
∠αは排絡角と呼ばれており、この両者は第4図
からも明らかなように切込角γが大きくなれば排
絡角αが小さくなり、逆に切込角γが小さくなれ
ば排絡角αが大きくなる関係にある。
一方、耕耘爪10の切込角γによる負荷特性
は、第5図に示す如く或る範囲内では、切込角γ
が大きくなると、全耕耘トルクToが小さくなる
関係にある。従つて、これらから排絡角αを小さ
くすれば耕耘トルクを小さくできることが判る。
そこで本考案に係る耕耘爪10は、逆転用刃部
25の刃縁曲線を正転用刃部24のそれよりも立
たせた非対称形状に構成し、逆転用刃部25の排
絡角α25を正転用刃部24の排絡角α24よりも小さ
くしており、従つて逆転耕耘時の消費馬力をそれ
だけ軽減でき、正転耕耘時と逆転耕耘時との消費
馬力を同等程度に抑えることが可能である。
この場合、耕耘爪10の各刃部24,25が爪
軸中心から半径120〜280程度の範囲にわたるもの
であれば、その半径Rに対する排絡角αの関係が
第6図の如き値となるように刃縁曲線の形状を決
定すれば良く、これによつて逆転耕耘時の消費馬
力を十分に軽減でき、またこの場合には刃部2
4,25の全範囲の何れに耕深を設定しても、逆
転耕耘時の馬力の軽減が可能である。なお第6図
中、ハは正転用刃部24、ニは逆転用刃部25の
曲線を示す。耕耘爪10の正転用刃部24側及び
逆転用刃部25側の各すくい角β24,β25は略等し
くする方が望ましい。
第7図及び第8図は爪軸28の正逆転によつて
耕耘爪29が回転方向後方側に揺動する揺動型を
示し、この耕耘爪29は爪軸28に固定の取付ブ
ラケツト30の側壁部31,32間に取付基部3
3を挿入し、ボルト34と鍔付きカラー35とに
よつて取付けられ、また取付基部33とカラー3
5の鍔部との間には遠心力で耕耘爪29が動かな
いように皿バネ36′が介在されている。そして
取付基部33は耕耘爪29の他の部分よりも厚肉
に形成されており、石等の多い圃場で使用場合で
も、その打込み時の衝撃によつて取付ブラケツト
30のストツパー部36の摩耗、変形を防止でき
るようにしている。この場合も、第7図の如く耕
耘爪29の正転用刃部37に対し逆転用刃部38
の内縁曲線を立たせた形状とすることにより、逆
転時の馬力を軽減できる。
本考案によれば、逆転用刃部の刃縁曲線を正転
用刃部のそれよりも立たせた形状にしているの
で、逆転耕耘時の消費馬力を従来よりも軽減で
き、その実用的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は消費馬力の特性図、第2図乃至第6図
は本考案の一実施例を例示するものであつて、第
2図は断面側面図、第3図は要部の拡大図、第4
図は説明図、第5図は負荷特性図、第6図は半径
と排絡角との関係を示す図、第7図は別の例を示
す側面図、第8図はその断面図である。 1……ロータリ機枠、7……ロータリ耕耘部、
8……爪軸、10……耕耘爪、24……正転用刃
部、25……逆転用刃部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正逆転可能な爪軸に、回転方向両側に正転用刃
    部と逆転用刃部とを有する耕耘爪を設けた正逆転
    ロータリにおいて、逆転用刃部の刃縁曲線を正転
    用刃部の刃縁曲線よりも立たせたことを特徴とす
    る正逆転ロータリの耕耘爪構造。
JP12542883U 1983-08-11 1983-08-11 正逆転ロ−タリの耕耘爪構造 Granted JPS6033802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12542883U JPS6033802U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 正逆転ロ−タリの耕耘爪構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12542883U JPS6033802U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 正逆転ロ−タリの耕耘爪構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6033802U JPS6033802U (ja) 1985-03-08
JPH0240722Y2 true JPH0240722Y2 (ja) 1990-10-30

Family

ID=30285569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12542883U Granted JPS6033802U (ja) 1983-08-11 1983-08-11 正逆転ロ−タリの耕耘爪構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6033802U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6089803U (ja) * 1983-11-29 1985-06-20 太陽鍛工株式会社 耕耘爪

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6033802U (ja) 1985-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH038721B2 (ja)
JPH0240722Y2 (ja)
JPS62278902A (ja) 正逆回転耕耘爪
JPH038161B2 (ja)
JPH0117125Y2 (ja)
JP2548541B2 (ja) 深耕用アップカットロ−タリ耕うん装置
JPH0238566Y2 (ja)
JPH0238161B2 (ja)
JPH0238568Y2 (ja)
JPH0115281Y2 (ja)
JPS62257304A (ja) 正逆回転ロ−タリ耕うん爪
JPH0454721Y2 (ja)
JPH0115282Y2 (ja)
JPS61231902A (ja) 正・逆転ロ−タリ−耕耘装置
JPH0481406B2 (ja)
JPS6225902A (ja) 正逆転ロ−タリの耕耘爪構造
JPS6219121Y2 (ja)
JPS6250081B2 (ja)
JPH0837804A (ja) 畦塗り機
JPH0642403Y2 (ja) サイドドライブ形耕耘作業機
JPH051216Y2 (ja)
JPS6239604Y2 (ja)
JPH0238564Y2 (ja)
JPS6312201A (ja) アツプカツト耕法による耕うん装置のロ−タリカバ−
JPH0642405Y2 (ja) アツプカツト耕法による耕うん爪