JPH0238566Y2 - - Google Patents

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JPH0238566Y2
JPH0238566Y2 JP1984085645U JP8564584U JPH0238566Y2 JP H0238566 Y2 JPH0238566 Y2 JP H0238566Y2 JP 1984085645 U JP1984085645 U JP 1984085645U JP 8564584 U JP8564584 U JP 8564584U JP H0238566 Y2 JPH0238566 Y2 JP H0238566Y2
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rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、正逆転ロータリの耕耘爪取付構造に
関するものである。
〔従来技術〕
爪軸に対する耕耘爪の取付方向を変更せずに、
爪軸の回転方向を正転と逆転とに切換えることに
よつて、正転耕耘(ダウンカツト)と逆転耕耘
(アツプカツトとを任意に行ない得るようにした
正逆転ロータリは、従来、実公昭41−1925号公報
及び実公昭41−44565号公報により公知である。
前者正逆転ロータリは、第11図に示すように
爪軸1に取付ブラケツト2を介して耕耘爪3を固
定すると共に、その耕耘爪3を正転用刃部4と逆
転用刃部5とを備えた木の葉状に形成し、かつ耕
耘爪3の中央部に孔部6を形成したものである。
後者正逆転ロータリは、第12図に示すように
2本のなた爪形状の耕耘爪7,8の先端部側を互
いに背中合せに結合して、正転用刃部9と逆転用
刃部10とを備えた1個の兼用爪11を構し、そ
の各耕耘爪7,8の基部を爪軸12に設けた2個
の取付ブラケツト13,14にボルト15,16
で取付けたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第11図の正逆転ロータリは、耕耘時
に耕耘爪3を刃部4,5の長手方向の中央部から
圃場に打込むことになるので、打込み時の衝撃が
非常に大きく、実際には使用に共し得ないという
欠点がある。
これに対し第12図の正逆転ロータリは、なた
爪形状の耕耘爪7,8を2本組合せた構造である
ため、耕耘時に基部側から圃場に打込むことがで
き、打込み時の衝撃を緩和できる利点がある。し
かし、この場合には、取付箇所が2箇所になると
共に、刃部9,10間の周方向の寸法が非常に大
になると云う欠点がある。そのため強度を確保せ
んとすれば、兼用爪全体が大型化し、耕耘時の動
力ロスが増大する他、材料費の増大等を招く問題
もある。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、一
対の刃部間の寸法を小さくした耕耘爪を使用し
て、打込み時の衝撃、動力ロス等を少なく耕耘し
得るようにすることを目的としたものであつて、
水平の横軸心廻りに正逆転切換自在な爪軸に設け
られた爪取付け体に、先端が取付け基部よりも正
逆転方向後行位置となる正転傾斜姿勢と、先端が
取付け基部よりも逆転方向後行位置となる逆転傾
斜姿勢とにそれぞれ保持可能な耕耘爪が取付けら
れたものであつて、次の技術手段を講じている。
すなわち、本考案は、前記耕耘爪は爪軸と平行
な軸心を有する締着手段を介して爪取付け体に枢
支連結されており、更に耕耘爪と爪軸との間に、
耕耘爪の正逆転切換時の打込み反力によつて該耕
耘爪が前記各姿勢に揺動し、かつ爪軸回転時の遠
心力によつて該耕耘爪が揺動しないように、該耕
耘爪を爪取付け体側に軸心方向に付勢して抵抗を
付与する抵抗手段が設けられており、更に、前記
耕耘爪は、前記締着手段を通る基準線に関して正
転用刃部と逆転用刃部および各刃部の先端に連続
して形成されたすくい部が対称形状とされている
ことを特徴とする。
〔作用〕
耕耘爪は、正転耕耘、逆転耕耘の何れの時に
も、爪軸と平行な取付軸廻りに姿勢変更して、先
端側が回転方向後行となるように傾斜する傾斜姿
勢をとり、刃部の基端部から圃場に打込んで行
く。
〔実施例〕
以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第3図及び第4図において、17は正逆転ロ
ータリで、トラクタに三点リンク機構18を介し
て昇降自在に装着されている。正逆転ロータリ1
7は機枠19、耕耘部20、耕耘カバー装置21
等で主構成され、また機枠19は、動力受入れケ
ース22の両側に腕体23を突設し、その突出端
の一方に伝動ケース24、他方に支持板25が
夫々固設されている。動力受入れケース22には
トラクタのPTO軸からの動力を受入れる入力軸
26と、正逆転切換機構とが設けられている。耕
耘カバー装置21は固定の主カバー27、後部カ
バー28及び側部カバー29等から成り、その後
部カバー28は弾下機構30により下方に付勢さ
れている。31はレーキ、32はゲージ輪であ
る。
耕耘部20は第1図及び第2図に示すように爪
軸33と、該爪軸33に固定の取付ブラケツト3
4に爪軸33と平行な取付軸35により枢着され
た耕耘爪36とを備えて成る。爪軸33は伝動ケ
ース24と支持板25との下端部間に回転自在に
支架され、伝動ケース24内の巻掛伝動系等を介
して動力受入れケース22の正逆転切換機構によ
り正逆転切換自在である。
耕耘爪33は正逆転兼用型であつて、回転方向
の両端縁に正転用刃部37と逆転用刃部38とを
備えると共に、先端側に折曲部39を介してすく
い部40が折曲形成され、また中央部には穴部4
1が開設されている。この耕耘爪36はすくい部
40側が取付基部42よりも正転方向(A矢示)
後行となるように傾斜する正転傾斜姿勢Dと、す
くい部40側が取付基部42よりも逆転方向(B
矢示)後行となるように傾斜する逆転傾斜姿勢U
とに姿勢変更可能であり、その各姿勢D,Uの時
に刃部37,38は通常になた爪と略同様の刃縁
形状となるように形成されている。耕耘爪36に
はその取付基部42側に被係合部43,44がU
字状となるように各刃部37,38に向かつて形
成されている。
取付ブラケツト34は第6図、第7図の如く耕
耘爪36の取付基部42を爪軸33の軸方向から
挾持するようにして、爪軸33の外周面に固着さ
れており、この各取付ブラケツト34には、取付
軸35よりも爪軸33側において、反対側に向か
つてコ字状に折曲する係合部45,46が形成さ
れ、その係合部45,46同士が互いに抱合うよ
うにして固着されている。そして、係合部45,
46に径方向外方側から被係合部43,43が係
合して、耕耘爪36を前記各姿勢D,Uに保持す
るように構成される。なお、一対の係合部45,
46間に基部側を挿入して、取付軸35を挿入す
るならば取付ブラケツト34を通常のなた爪等一
方向専用の耕耘爪47の取付用としても利用でき
る。
取付軸35には第5図の如く取付ボルト48が
利用されており、その取付ボルト48とこれに螺
合するナツト51とにより鍔49付きカラー50
が一方の取付ブラケツト34に固定されている。
そして、カラー50は耕耘爪36の通孔52に回
動自在に嵌合され、また鍔49は他方の取付ブラ
ケツト34の通孔53に嵌合されている。そし
て、鍔34と耕耘爪36との間には、爪軸33の
回転時に遠心力で耕耘爪36が揺動しないように
抵抗を付与するための皿バネ54が介在されてい
る。
ここにおいて、取付ブラケツト34は爪取付け
体とされ、取付ボルト48、ナツト51等が爪軸
33と平行な軸心を有する締着手段を構成してお
り、更に、皿バネ54等は、抵抗手段とされてお
り、該抵抗手段は耕耘爪36の正逆転切換時の打
込み反力によつて該耕耘爪36が前記各姿勢UD
に揺動し、かつ爪軸回転時の遠心力によつて耕耘
爪36が揺動しないように抵抗を付与しており、
更に、抵抗手段は、耕耘爪36の正転及び逆転の
打込み反力よりそれぞれ小さい抵抗力とされてい
る。
また、耕耘爪36は、前記締着手段を通る基準
線O−O(第1図参照)に関して正転用刃部37
と逆転用刃部38および各刃部37,38の先端
に連続して形成されたすくい部40,40が対称
形状とされている。
次に作用を説明する。耕耘作業に際しては、爪
軸33を正転(A矢示)又は逆転(B矢示)に切
換えることによつて、正転耕耘と逆転耕耘とを任
意に選択できる。逆転耕耘時には、第1図仮想線
のように耕耘爪36の被係合部44が係合部46
に係合して、耕耘爪36を逆転傾斜姿勢Uに保事
しながら、圃場を耕耘する。この場合、耕耘爪3
6は傾斜姿勢にあるので、刃部38の付根部近傍
から土中に打込まれて行き、打込み時の衝撃を緩
和できる。耕耘土は、耕耘爪36のすくい部40
で抱いてB矢示方向へと連れ廻され、主カバー2
7に沿つて爪軸33の上側を経て後方へと送られ
て行き、レーキ31で前後に篩分けられる。従つ
て、耕耘跡は表土層が細かくなり、仕上りが非常
に良好である。
爪転33を正転に切換えると、耕耘爪36が取
付軸35廻りに回動して第1図実線の如く正転傾
斜姿勢Dに切換わり、直ちに正転耕耘に移行でき
る。
このように正逆転耕耘の何れにも簡単に変更で
きるが、その耕耘時に耕耘爪36が取付軸35廻
りに各傾斜姿勢D,Uとなるので、なた爪と同
様、或いはそれに近い使用ができ、刃部37,3
8を基部側から打込んで行くことが可能であり、
打込み時の衝撃を緩和できる。また傾斜するた
め、耕耘爪36の刃部37,38間の幅を小さく
でき、取付箇所も1箇所で良い。従つて、耕耘爪
36の幅を小さくできるから、耕耘爪36の軽量
化ができ、動力ロスを少なくし、かつ材料の無駄
も防止できる。
なお、取付ブラケツト34は、第8図に示すよ
うに同一方向向けて1対配置し、その一方の取付
ブラケツト34の折曲部を係合部45,46とし
て使用しても良い。
また第9図に示すように、一方の取付ブラケツ
ト34をフランジ状に形成して良い。
或いは、第10図に示すように、一対の取付ブ
ラケツト34をL字状とし、これを抱合せて構成
しても良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、水平の横軸心廻りに正逆転切
換自在な爪軸33に設けられた爪取付け体34
に、爪軸33と平行な軸心を有する締着手段4
8,51いて耕耘爪36を枢支連結し、この耕耘
爪36を、先端が取付基部よりも正転方向後行位
置となる正転傾斜姿勢Dと、先端が取付け基部よ
りも逆転方向後行位置となる逆転傾斜姿勢Uとに
保持可能にしているから、爪軸33が正逆転の何
れに回転駆動されても、耕耘爪36が傾斜姿勢で
圃場に打込まれることになり、打込み時の衝撃力
を小さくして最高な耕耘作業ができる。
また耕耘爪36と爪軸33との間に、耕耘爪3
6の正逆転切換時の打込み反力によつて該耕耘爪
36が各傾斜姿勢D,Uに揺動し、かつ爪軸33
回転時の遠心力によつて該耕耘爪36が揺動しな
いように、該耕耘爪36を爪取付け体34に軸心
方向に付勢して抵抗を付与する抵抗手段54が設
けられているから、爪軸33の正逆転時に耕耘爪
36を人為的に各傾斜姿勢D,Uに変更する必要
がなく、爪軸33の回転方向を切換えるだけで自
動的に耕耘爪36の姿勢変更が可能であると共
に、耕耘時に耕耘爪36が爪軸33の上方側を回
転する際に、遠心力によつて揺動して、再度地面
に打込される時に傾斜姿勢が戻ると云うことがな
く、作業中に耕耘爪36の揺動に伴う騒音の発生
も防止できるばかりか揺動に伴う耕耘爪36と爪
軸33との衝突が少なく早期に損傷することもな
く耐久性に富む。
更に、耕耘爪36は正転用刃部37と逆転用刃
部38が、締着手段48,51を通る基準線O−
Oに関して対称形状であるとともに、先端に連続
して形成したすくい部40も対称形状であること
から、正逆転耕耘を同じ条件で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の実施例を示すもの
であつて、第1図は要部の断面側面図、第2図は
同正面図、第3図は概略の断面側面図、第4図は
同部分背面図、第5図は要部の断面図、第6図は
爪取付部の平面図、第7図は取付ブラケツトの斜
視図、第8図、第9図及び第10図は爪取付部の
他の例を示す平面図、第11図及び第12図は従
来例を示す断面側面図である。 17……正逆転ロータリ、19……機枠、20
……耕耘部、33……爪軸、34……取付ブラケ
ツト、35……取付軸、36……耕耘爪、37…
…正転用刃部、38……逆転用刃部、D……正転
傾斜姿勢、U……逆転傾斜姿勢。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 水平の横軸心廻りに正逆転切換自在な爪軸33
    に設けられた爪取付け体34に、先端が取付け基
    部よりも正転方向後行位置となる正転傾斜姿勢D
    と、先端が取付け基部よりも逆転方向後行位置と
    なる逆転傾斜姿勢Uとにそれぞれ保持可能な耕耘
    爪36が取付けられたものであつて、 前記耕耘爪36は爪軸33と平行な軸心を有す
    る締着手段48,51を介して爪取付け体34に
    枢支連結されており、 更に、耕耘爪36と爪軸33との間に、耕耘爪
    36の正逆転切換時の打込み反力によつて該耕耘
    爪36が前記各姿勢D,Uに揺動し、かつ爪軸3
    3回転時の遠心力によつて該耕耘爪36が揺動し
    ないように、該耕耘爪36を爪取付け体34側に
    軸心方向に付勢して抵抗を付与する抵抗手段54
    が設けられており、更に、前記耕耘爪36は、前
    記締着手段48,51を通る基準線O−Oに関し
    て正転用刃部37と逆転用刃部38が対称形状で
    かつ各刃部37,38の先端に連続するすくい部
    40,40も対称形状とされていることを特徴と
    する正逆転ロータリの耕耘爪取付構造。
JP8564584U 1984-06-08 1984-06-08 正逆転ロ−タリの耕耘爪取付構造 Granted JPS6017604U (ja)

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JP8564584U JPS6017604U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 正逆転ロ−タリの耕耘爪取付構造

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JP8564584U JPS6017604U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 正逆転ロ−タリの耕耘爪取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6017604U JPS6017604U (ja) 1985-02-06
JPH0238566Y2 true JPH0238566Y2 (ja) 1990-10-17

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JP8564584U Granted JPS6017604U (ja) 1984-06-08 1984-06-08 正逆転ロ−タリの耕耘爪取付構造

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JPS6017604U (ja) 1985-02-06

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