JPS6237899Y2 - - Google Patents

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JPS6237899Y2
JPS6237899Y2 JP9245582U JP9245582U JPS6237899Y2 JP S6237899 Y2 JPS6237899 Y2 JP S6237899Y2 JP 9245582 U JP9245582 U JP 9245582U JP 9245582 U JP9245582 U JP 9245582U JP S6237899 Y2 JPS6237899 Y2 JP S6237899Y2
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JP
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shaft
hole
pivot
engaging
enlarged diameter
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JP9245582U
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JPS58195749U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の車内よりドアを開閉するた
めのインサイドハンドル装置にあつて特に枢軸の
保持構造に関する。
従来、この程のインサイドハンドル装置は、ハ
ンドルアームを棒軸をもつてベース部材に枢着
し、このベース部材を自動車用ドアのインナーパ
ネルにねじ等により固着するようになつている。
しかしながら、上述のような構造では、ベース部
材からの棒軸の軸方向への移動に伴う抜けを防止
するために、様々な手段を講じなければならな
い。すなわち、軸の一端に拡径頭部を形成してお
き、この軸を、ベースプレート及びハンドルアー
ムに挿通した後、軸の他端をかしめて拡開する
か、あるいはスナツプリングを止着するようにし
ていた。
上述の構成では、構造が複雑となり、組立てに
手間が掛かり、補修も面倒となる欠点がある。
本考案は、上記の欠点を解消しようとするもの
であり、ドアのインナーパネルに立設した1対の
軸承片の一方に軸孔を、かつ他方に、前記軸孔と
整合する部分より一側縁に向つて開口する長孔
と、該長孔より離れた係合孔とをそれぞれ穿設す
るとともに、インサイドハンドルを枢支する枢軸
の一端に両側に拡径鍔部を有する係合部を連設
し、かつ前記一方の拡径鍔部より延設した可撓性
係止板の側面に突軸を突設し、前記係合部を前記
長孔に、前記突軸を前記係合孔に、かつ前記枢軸
の他端を前記軸孔に、それぞれ嵌合することによ
り、枢軸を保持するように構成したことを特徴と
している。
以下、本考案を、図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図乃至第3図は、本考案の第1実施例を示
す。
自動車用ドアを形成する車内側のインナーパネ
ル1の適所には、互いに平行をなす1対の軸承片
2,3が、所要の間隔をへだてて切起されてい
る。
第2図に明示するように、ほぼ三角形をなす図
中左方の軸承片2には、軸孔4が穿設され、この
軸孔4と対向する位置において、右方の軸承片3
の後縁には、後方に向かつて開口する横向きU字
形の長孔5が穿設され、かつこの長孔5と所定の
間隔をへだてた前方には、係合孔6が穿設されて
いる。
7は枢軸で、適度の弾性を有する硬質合成樹脂
材料からなり、棒状の軸部7aと、この軸部7a
の右端面に連設された拡径部7bと、この拡径部
7b右端部に、両側に拡径鍔部7d,7eを有し
断面横向きU字状をなす係合部7cとからなつて
いる。
さらに、内方の拡径鍔部7dの前縁には、ほぼ
三角形をなし、かつ若干の可撓性を有する係止板
7fが延設されている。この係止板7fの右側面
前方寄りには、先細りテーパ状の拡径弾性係止部
8aを備える突軸8が突設されている。
第3図に明示するように、枢軸7の軸部7aの
左端を軸孔4に挿入した後、係合部7cを長孔5
に嵌合することにより、係合部7cの上下方向の
移動を拘束するとともに、拡径鍔部7dと拡径鍔
部7eとの両者で軸承片3を挾持し、かつ突軸8
の拡径弾性係止部8aを係合孔6に強制的に挿入
することによつて、枢軸7を軸承片2,3間に、
いずれの方向にも移動不能として装着している。
9はハンドルアームで、矩形板状をなす把手部
9aと、この把手部9aの前端面に若干下向きに
連設された厚肉の軸承部9bとからなり、軸承部
9bの遊端下面には、突片9cが突設されてい
る。
上記軸承部9bに穿設した把手部9aの長手方
向と直交する軸孔10をもつて、ハンドルアーム
9は前記枢軸7の軸部7aに嵌挿され、かつ突片
9cに穿設された前記軸孔10と平行をなす係合
孔11には、図示しないドアロツク装置における
解除レバーに連係されたロツド12の折曲部12
aが嵌合係止されている。
13は巻きばねで、枢軸7の拡径部7bの外周
に巻装されるとともに、その両端部に連設された
脚片13a,13bの一方の脚片13aは、ハン
ドルアーム9の突片9cに係止され、他方の脚片
13bは、軸承片3の上端面中央に係止されて、
ハンドルアーム9を常時第1図の時計方向に付勢
している。
14はストツパで、軸承片2,3間におけるイ
ンナーパネル1からL字形に切起され、その後面
において、ハンドルアーム9の第1図における時
計方向への回動を阻止している。
次に、インサイドハンドル装置の取扱い要領を
説明する。
ハンドルアーム9を、巻きばね13の付勢に抗
して第1図の上方に回動すると、突片9cに係合
された連結ロツド12が牽引され、図示しない解
除レバーを介して、自動車ドアのロツクが解除さ
れる。
ハンドルアーム9より手をはなすと、巻きばね
13の付勢力によつて、ハンドルアーム9は、下
方に回動し、ストツパ14に当接する位置におい
て静止する。
このような、ハンドルアーム9の回動時におい
て、枢軸7の拡径鍔部7dと拡径鍔部7eが軸承
片3を挾持しているため、軸部7aの軸線方向に
沿う移動は生じない。そのため、枢軸7が軸承片
2,3間より抜け出して脱落することはない。
また、係止板7fの拡径弾性係止部8aが係合
孔6内に係合しているため、枢軸7が長孔5の開
口方向に移動するのが阻止され、枢軸7は、軸承
片2,3からの脱落しないように保持されてい
る。
なお、予め係止板7fに係合方向の弾性力を付
与しておけば拡径弾性係止部8aを不要にするこ
ともできる。
ハンドルアーム9を取り外すには、拡径弾性係
止部8aを係合孔6から指等を使つて押し出し、
巻きばね13を若干圧縮するように、第3図右方
へハンドルアーム9を寄せながら、長孔5より係
合部7cを抜き、最後に軸孔4から軸部7aを外
すようにすれば、軸承片2,3からハンドルアー
ム9を、簡単に取り外すことができる。
第4図は、本考案の第2実施例を示すもので、
この実施例においては、枢軸の弾性板を軸承片の
外方側面に配設されるように構成してある。
すなわち、枢軸15においては、係合部15c
を介して両側に連設された拡径鍔部15d,15
eの内、右端側の拡径鍔部15eに係止板15f
を延設するとともに、拡径鍔部15dの左側に拡
径部15b及び軸部15aを連設してある。
そして、係止板15fの左側面における先端に
は、左方を向く先細りテーパ状の拡径弾性係止部
16aを備える突軸16が突設されている。
かくして、取付時には、栓軸15の係止板15
fを軸承片3の外側面に当接させ、拡径弾性係止
部16aを係合孔6に外方から押圧し挿入できる
ため、前記実施例に比べて着脱操作が容易となる
利点がある。
その他の構成は、第1実施例のものと同一であ
り、それらについては、第1実施例におけるのと
同一の符号を付して、詳細な説明は省略する。
また、図示はしていないが、枢軸15の中心軸
に沿つて、鋼棒からなる芯材を貫通して圧入し、
軸部15aの強度を高めるような構造にすること
もできる。また、係合孔と突軸との係合はこれに
限定されるものではなく、要は凹凸係合により抜
け止めできる構造であればよい。
以上、詳細に説明したように、本考案において
は、ハンドルアームを枢着する枢軸の一端に両側
に拡径鍔部を有する係合部を連設し、かつ拡径鍔
部の一方に拡径弾性係止部を備えた係止板を延設
している。
そして、上記係合部を一方軸承片の長孔に嵌合
するとともに、拡径弾性係止部を軸承片の係合孔
に嵌合することによつて、軸承片に対する枢軸の
抜け止めを行つている。
このように構成することによつて、軸承片に対
する取り付け、取り外しも容易であるため、組立
てあるいは補修に手間を要しない。
したがつて、自動車用ドアのように、振動や衝
撃を受けやすい設置場所におけるインサイドハン
ドル装置の枢軸の保持構造として、簡単な構成で
あるにも拘らず、充分な効果を発揮できる利点が
ある。
また、本考案は、ハンドルアームをブラケツト
に予め枢着して、ブラケツトをドアのインナーパ
ネルに取付ける従来の構成において、もちろん適
用可能であるが、上述の実施例のように、インナ
ーパネルに直接軸承片を切起し、形成したり、一
体成形し、これに直接ハンドルアームを枢着させ
る場合において、特に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す斜視図、
第2図は、同じく分解斜視図、第3図は、第1図
のハンドルアームの枢軸に沿う横断面図、第4図
は、本考案の第2実施例における第3図と同様な
部分の横断面図である。 1……インナーパネル、2,3……軸承片、4
……軸孔、5……長孔、6……係合孔、7,15
……枢軸、7a,15a……軸部、7c,15c
……係合部、7d,15d,7e,15e……拡
径鍔部、7f,15f……係止板、8,16……
突軸、8a,16a……拡径弾性係止部、9……
ハンドルアーム、12……連結ロツド、13……
巻きばね、14……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアのインナーパネルに立設した1対の軸承片
    の一方に軸孔を、かつ他方に、前記軸孔と整合す
    る部分より一側縁に向つて開口する長孔と、該長
    孔より離れた係合孔とをそれぞれ穿設するととも
    に、インサイドハンドルを枢支する枢軸の一端に
    両側に拡径鍔部を有する係合部を連設し、かつ前
    記一方の拡径鍔部より延設した可撓性係止板の側
    面に突軸を突設し、前記係合部を前記長孔に、前
    記突軸を前記係合孔に、かつ前記枢軸の他端を前
    記軸孔に、それぞれ嵌合することにより、枢軸を
    保持したことを特徴とする自動車用ドアのインサ
    イドハンドル装置。
JP9245582U 1982-06-22 1982-06-22 自動車用ドアのインサイドハンドル装置 Granted JPS58195749U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9245582U JPS58195749U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9245582U JPS58195749U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195749U JPS58195749U (ja) 1983-12-26
JPS6237899Y2 true JPS6237899Y2 (ja) 1987-09-28

Family

ID=30222682

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JP9245582U Granted JPS58195749U (ja) 1982-06-22 1982-06-22 自動車用ドアのインサイドハンドル装置

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JPS58195749U (ja) 1983-12-26

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