JPS6237278A - 車両に使用されるパワ−・ステアリング - Google Patents

車両に使用されるパワ−・ステアリング

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JPS6237278A
JPS6237278A JP17553285A JP17553285A JPS6237278A JP S6237278 A JPS6237278 A JP S6237278A JP 17553285 A JP17553285 A JP 17553285A JP 17553285 A JP17553285 A JP 17553285A JP S6237278 A JPS6237278 A JP S6237278A
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valve
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Fujio Momiyama
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Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両に使用されるパワー・ステアリングの
改良に関する。
背景技術 一般に、車両に使用されるパワー・ステアリングは、オ
イル・リザーバ、オイル・ポンプ、フロー・コントロー
ル・バルブ、一対の反力室を傭人たコントロール・バル
ブ、およびパワー・シリンダを含む油圧回路に構成され
、そのフロー・コントロール・バルブがそのオイル・ポ
ンプがら送られる圧油の流量を調整し、さらに、そのコ
ントロール・バルブがそのフロー・コントロール・バル
ブからそのパワー・シリンダに送られろ圧油の方向を制
御して、そのパワー・シリンダを動作し、適度の反力、
すなわち、手応えを得ながら操舵可能にしてきている。
そのようなパワー・ステアリングでは、そのコントロー
ル・バルブの僅かな動きによってもそのパワー・シリン
ダが動作され、操舵に要求される力が増幅されるので、
そのコントロール・バルブには、ステアリング・ホイー
ルの回転に応じて適正に動作されること、換言するなら
ば、そのステアリング・ホイールの回転に対して動作遅
れが少ないことが要求されろ。
しかし、インテグラル型パワー・ステアリングを使用し
た車両においては、ステアリング・シャフトのスプライ
ン結合部分、ウオーム・シャフトとパワー・ピストンと
のボール・スクリュ結合部分、そのパワー・ピストンと
セクタ・シャフトとの噛合部分、そのステアリング・シ
ャフトとそのウオーム・シャフトとの連結部分などにが
たつきを生じ、それらのがたつきが総合されていわゆる
ステアリング・ホイールの遊びとして現われ、そのステ
アリング・ホイールを回転させる際、そのコントロール
・バルブ・スプールの往imsにおいて動作遅れを生じ
る傾向にあった。
また、リンケージ型パワー・ステアリングでは、通常、
ドラック・リンクを介してナックル・アームに連結され
るリンク・レバーと、ピットマン・アームおよびマニュ
アル・ステアリング・ギア・ボックスを介してステアリ
ング・ホイールに連結されるフンペンセーテイング・ロ
ッドとの間に配置されてきているので、それらの連結部
分やそのステアリング・ギア・ボックスにおけるがたつ
き、所謂、遊びによって動作遅れを生じる傾向にあった
発明の目的・課題 この発明の目的・課題は、ステアリングにおける遊びを
補正し、ステアリング・ホイールの切り遅れ、すなわち
、ステアリングの動作遅れを防止し、応答性を改良し、
操縦安定性を向上し、操作感覚の変化を少な(し、ステ
アリング操作による疲労を軽減し、より安全な走行を可
能にするところの車両に使用されるパワー・ステアリン
グの提供にある。
目的・課題に係る構成上の発明の概要:請求する発明の
内容 上述の目的・課題に関連して、この発明の車両に使用さ
れるパワー・ステアリングは、一対のシリンダ室を備え
たパワー・シリンダ、オイル・ポンプ、一対の反力室を
備えたコントロール・バルブ、フロー・コントロール・
バルブ、およびオイル・リザーバを含む油圧回路に構成
されて操舵するものにして、しかも、補正油圧配管がそ
のフロー・コントロール・バルブとそのコントロール・
バルブとの間で、その油圧回路の配管から分岐され、ア
キュムレータがその補正油圧配管に接続され、一対の切
遅れ補正油圧配管がそのシリンダ室および反力室の倒れ
か一方とそのアキュムレ=りとの間に接続され、補正圧
力制、御弁がそのアキュムレータの圧力を設定値に保つ
ように、その補正油圧配管に配置され、一対の切遅れ補
正弁がその切遅れ補正油圧配管に配置され、そして、シ
ントロール・ユニットが操舵量センサ、および圧力セン
サに電気的に接続され、それらセンサからの信号に応じ
て、その切遅れ補正弁に流れる出力電流を制御し、その
切遅れ補正弁を開閉する構成になし、所定の圧力の圧油
をそのアキュムレータに蓄え、ソノコントロール・ユニ
ットがその切遅れ補正弁を選択的に開閉し、そのシリン
ダ室および反力室の何れか一方にそのアキュムレータの
圧油を供給し、そのパワー・シリンダおよびコントロー
ル・バルブの何れか一方を迅速に駆動するか、動作させ
るものである。
具体例の説明 以下、この発明に係る車両に使用されるパワー°ステア
リングの望ましい具体例について、図面を参照して説明
する。
第1図は、トラックに適用されたこの発明の車両に使用
されるパワー・ステアリングの具体例10を概説的に示
している。
そのパワー・ステアリング10は、前車輪を操舵するた
めに、リンケージ型に具体化されたもので、ナックル・
アーム(図示せず)、ドラック・リンク (図示せず)
、リンク・レバー、(図示せス)、コンペンセーテイン
グ・ロッド(図示せス)、ピットマン・アーム(図示せ
ず)、ステアリング・ギア・ボックス(図示せず)、ス
テアリング・シャフト(図示せず)、ステアリング・ホ
イール(図示せず)、一対のシリンダ室34.35を備
えたパワー・シリンダ11、オイル・ポンプ12、一対
の反力fi48.49を備えたコントロール・バルブ1
3、フロー・コントロール・バルブ14、オイル・リザ
ーバ15、そのコントロール゛バルブ13の一対の反力
室48.49を互いに連絡する反力調整通路16、その
反力室48.49のための反力調整弁17、補正油圧配
@ ]、 8 、アキュムレータ19、一対の切遅れ補
正油圧配管20.21、補正圧力制卿弁22、一対の切
遅れ補正弁23.24、コントロール・ユニット25、
操舵量センサ26、圧力センサ27および車速センサ2
8とを含んで構成されている。
そのように、そのパワー・ステアリング10は、リンク
機構に構成されろ部分と、油圧回路に構成される部分と
よりなるもので、その油圧回路に構成されろ部分につい
て、詳述するに、そのパワー・シリンダ11は、そのコ
ントロール・バルブ13のバルブ・ボディ40を組み込
み、そのコントロール・バルブ13のパワー・シリンダ
・ボート45.46.47に接続されるオイル・ボー)
36.37に連通したシリンダ・ボア31を形成したパ
ワー・シリンダ・ボディ30と、そのシリンダ・ボア3
1内に往復摺動可能に嵌め合わせられ、そのオイル・ボ
ート36.37に対応して接続された一対のシリンダ室
34.35をそのシリンダ・ボア31内に形成するパワ
ー・ピストン32と、そのパワー・ピストン32に一端
を固定し、そのパワー・シリンダ・ボディ30の外側に
他端側を出し入れ可能に伸長しているピストン・ロッド
33とより構成され、そのパワー・シリンダ・ボディ3
0をそのリンク・レバーに、そのピストン・ロッド33
をシャシ・フレーム(図示せず)にそれぞれ回転可能に
連結している。
また、このパワー・シリンダ11はそのシリンダ室34
のオイル・ボート36とそのコントロール・バルブ13
のパワー・シリンダ・ボート45.47とを連絡する連
通路64.65およびそのシリンダ室35のオイル・ボ
ート37とそのコントロール・バルブ13のパワー・シ
リンダ・ボート46とを連絡する連通路66を備えてい
る。
さらに、そのパワー・シリンダ11は、そのシリンダ室
34.35に対応して開口された補正油圧ポート38.
39を備丸てぃろ。
そのように構成されたパワー・シリンダ11では、その
パワー・ピストン32の動きが、そのパワー・シリンダ
・ボディ30およびピストン・ロッド33の動きになっ
て、そのリンク・レバー、ドラック・リンク、およびナ
ックル・アームを経て、前車輪に伝達され、そのように
して、そのパワー・シリンダ11はその前車輪を操舵す
る。
そのオイル・ポンプ12は、そのトラックに搭載された
内燃機関(図示せず)によって駆動され、そのパワー・
シリンダ11に圧油を供給するために、そのコントロー
ル・バルブ13のポンプ・ボート43にオイル・リザー
バ15を接続するところのその油圧回路の油圧配管62
に配置され、そのオイル・リザーバ15内の油を吸い上
げ、加圧し、その内燃機関の回転数にほぼ比例しな圧油
の吐出量が得られるようにしている。勿論、そのオイル
・ポンプ12は、既存のパワー・ステアリングに使用さ
れるオイル・ポンプと同様な構造に製作されたもので、
その説明については、省略する。
そのコントロール・バルブ13は、油圧反力型のスプー
ル・バルブに構成されて、そのパワー。
シリンダ11のパワー・シリンダ・ボディ30に組み込
まれ、スプール・シャフト96をそのコンペンセーテイ
ング・ロッドに連結し、そのピットマン・アーム、ステ
アリング・ギア・ボックス、およびステアリング・シャ
フトを介して、そのステアリング・ホイールでバルブ操
作され、また、その油圧回路においては、そのパワー・
シリンダ11にそのオイル・ポンプ12およびオイル・
すザーパ15を接続する配管、すなわち、圧油供給配管
62、圧油戻り配管63、および連通路64.65.6
6に配置され、そのオイル・ポンプ12から吐出された
圧油を方向制御し、そのパワー・シリンダ11に供給し
、また、そのパワー・シリンダ11で作業した圧油を方
向制御し、そのオイル・ポンプ12の吸込み側であるそ
のオイル・リザーバ15にその圧油を戻す。
そのコントロール・バルブ13は、バルブ・ボディ40
と、そのバルブ・ボディ40のスプール・ボア41に往
復摺動可能に配置されたコントロール・バルブ・スプー
ル42とを含み、そのコント四−ル°バルブ・スプール
42がそのスプー、。
・シャフト96、コンベンセーテイング・ロッド、ピッ
トマン・アーム、ステアリング・ギア・ボックス、およ
びステアリング・シャフトを介してそのステアリング・
ホイールでそのスプール・ボア41内に往復摺動され、
そのパワー・シリンダ11の一対のシリンダ室34.3
5に流れる圧油を切り替え、その切替え動作に伴って、
そのシリンダ室34.35からそのオイル・リザーバエ
5に戻される圧油を方向制御する。
そのバルブ・ボディ40は、所定の内径および長さを有
するスプール・ボア41を内部に形成し、また、一方の
側(第1図において、上方の側)に所定の間隔を置いて
そのスプール・ボア41に連絡されたポンプ・ポート4
3およびタンク・ポート44を形成し、他方の側(第1
図において、下方の側)にほぼ等間隔で離され、そのス
プール・ボア41に連絡された3つのパワー・シリンダ
・ポート45.46.47を形成している。
そのポンプ・ポート43は、圧油供給配管62を介して
、そのオイル・ポンプ12の吐出側に接続され、また、
そのタンク・ポート44は、その圧油戻り配管63を介
して、そのオイル・リザーバ15に接続され、さらに、
そのパワー・シリンダ・ポート45.46.47は、連
通路64.85.66を介してパワー・シリンダ11の
シリンダ室34.35に接続されている。
さらに、そのバルブ・ボディ40は、そのスプール・ボ
ア41内において、そのコントロール・バルブ・スプー
ル42の両側にそれぞれ形成された反力室48.49を
互いに連絡するのに使用される一対の反力ボート50.
51を形成している。
そのコントロール・バルブ・スプ−ル42は、両端面に
開口されたボア52.53を備え、そのスプール・ボア
41に往復摺動可能に配置され、そのように、そのスプ
ール・ボア41に嵌め合わせられた状態で、そのボア5
2.53は、そのスプール・ボア41内において、その
コントロール・バルブ・スプール42の両側に形成され
る一対の反力室48.49の容積を大きくする。
また、このコントロール・バルブ・スプール42は、そ
のスプール・ボア41内に往復摺動する際、自身の摺動
方向に応じて、その反力室48.49の何れか一方に圧
油を供給する一対の反力連通ボート54.55を備えて
いる。
特に、そのコント四−ル・バルブ・スプール42は、そ
の反力連通ポー)54.55に関して、軸方向に所定の
間隔を置いたスプール溝56.57.58を外周面に形
成している。
勿論、そのスプール溝57.58には、その反力室48
.49に連通した反力連通ポート54.55が対応して
開口されてあり、その結果、その反力連通ボー)54.
55は、そのコントロール・バルブ・スプール42の動
きに伴われたスプール・ボア41内におけるそのスプー
ル溝57.58の位置によって、パワー・シリンダ・ポ
ート46.47をその反力室48.49に連絡し、また
、そのスプール溝56は、ポンプ・ポート43をパワー
・シリンダ・ポート45に連絡する。
さらに、そのフントロール・バルブ・スプール42は、
ステアリング操作に応動して、そのスプール・ボア41
内に往復摺動されろように、そのバルブ・ボディ40を
貫通して、そのスプール・ボア41内に伸長されたスプ
ール・シャフト96の先端にスプールのほぼ中央(スプ
ール・センタ)を連結している。勿論、そのスプール・
シャフト96は、後端をそのコンペンセーテイング・ロ
ッドに連結している。
そのフロー・コントロール・バルブ14は、その油圧回
路において、そのオイル・ポンプ12およびオイル・リ
ザーバ15にそのコントロール・バルブ13を接続する
油圧配管、すなわち、圧油供給配管62および圧油戻り
配¥t63に配置されている。
そのフロー・コントロール・バルブ14は、そのオイル
・ポンプ12の吐出側に接続されるポンプ・ポート59
、そのコントロール・バルブ13のポンプ・ポート43
側に接続されるコントロール・バルブ・ポート60、お
よびそのオイル・ポンプ12の吸込み側に接続されるリ
ターン・ポート61を備えたケーシングと、そのケーレ
ング内に往復摺動可能に配置されたオイル・リターン・
コントロール・スプールとを含む構成で、そのポンプ・
ポート59側に送られる圧油の流量を調整して、所定の
流量をそのコントロール・バルブ・ポート60側に送り
、また、その圧油の余剰流量をそのリターン・ポート6
1からそのオイル・リザーバ15にコントロール・バル
ブ・バイパス67を経て戻すようにしている。
勿論、そのフロー・コントロール・バルブ14は、既存
のパワー・ステアリングに使用されろフロー・コントロ
ール・バルブと同様な構造に製作されたもので、その構
造の詳細な説明は省略する。
その反力調整通路16は、一端を反力ポート50に、他
端を反力ポート51にそれぞれ接続し、それら反力室4
8.49を互いに連絡し、そのコント。−ル、バルブ1
3におけるコントロール“バルブ・スプール42の動き
に応じて、反力室48.49の間に圧油の移動を可能に
する。
その反力調整弁17は、その反力調整通路16に配置さ
れ、その反力室48.49間に流れる圧油量を調整し、
それら反力室48.49内の圧力を調整する。
その反力調整弁17は、スプール・チャンバ(図示せず
)、および、そのスプール・チャンバに連絡された一対
のボー)−69,70を備えるバルブ・ボディ68と、
そのスプール・チャンバ内に往復摺動可能に配置され、
その往復摺動に応じてそのスプール・チャンバ内の通路
断面積を変えるスプールとより構成されている。
従って、そのスプールの往復摺動に応じて、そのポート
69.70間を流れる圧油の流、lが調整され、換言す
るならば、そのコントロール・バルブ14の反力室48
.49内の圧力の調整がなされる。
勿論、その反力調整弁17は、その一対のポート69.
70間を流れる圧油の流量を調整し得るものであれば、
形態は任意であり、例えば、ロークリ型に構成すること
も可能である。
その反力調整弁17は、反力調整用アクチュエータ71
によって開閉される。すなわち、そのアクチュエータ7
1は、サーボ・モータで、その反力調整弁17のスプー
ルを往復摺動させ、そのスプール・チャンバ内の通路断
面積を変えるように、そのスプールに連結されている。
勿論、そのアクチュエータ71は、後述するコントロー
ル・ユニット25に電気的に接続され、そのコントロー
ル・ユニット25からの出力電流によってそのスプール
を往復摺動させるものであれば、その形態は任意であり
、例えば、ステッピング・モータや電磁コイルをそのア
クチュエータ71として使用する乙とも可能である。
その補正油圧配?:18は、その油圧回路におけろその
フロー・コントロール・バルブ14とそのコントロール
・バルブ13との間で、その油圧配管、すなわち、圧油
供給配管62から分岐されている。
そのアキュムレータ19は、その補正油圧配管18に接
続され、そのオイル・ポンプ12から吐出され、そのフ
ロー・コントロール・バルブ14を経てその圧油供給配
管62内に流れる圧油の一部分を蓄える。その蓄えられ
る圧油の圧力は15〜20kgf/ct#に設定されて
いる。
一対の切遅れ補正油圧配管20.21は、そのパワー・
シリンダ11のパワー・シリンダ・ボディ30に形成さ
れた補正油圧ポート38.39にそのアキュムレータ1
9を接続し、そのパワー・シリンダ11のシリンダ室3
4.35をそのアキエムレータ19に接続して、そのア
キュムレータ19に蓄えられた圧油をそのシリンダ室3
4.35に直接的に供給可能にしている。
その補正圧力制御弁22は、そのオイル・ポンプ12か
ら吐出され、そのフロー・コントロール・バルブ14を
経て、そのコントロール・バルブ13に流れる圧油の一
部分をそのアキュムレータ19に供給し、そのアキュム
レータ19に圧油を蓄え、そのアキユムレータ19の圧
力を設定値に保つように、その圧油供給配管62に関連
して、その補正油圧配管18に配置されている。
勿論、その補正圧力制御弁22は、そのアキュムレータ
19の圧力とスプリングとの力の平衡および不平衡で切
替え動作されるところのスプール弁に具体化されている
その補正圧力制御弁22は、バルブ・ボディ72と、そ
のバルブ・ボディ72のスプール・ボア73に往復摺動
可能に配置されたスプール74と、圧力設定スプリング
75とより構成されている。
そのバルブ・ボディ72は、内部にスプール・ボア73
を形成し、また、そのスプール・ボア73には、対応さ
れた背圧室76およびスプリング室77が備えられてい
る。
さらに、そのバルブ・ボディ72は、一方の側(第1図
において、上方の側)に所定の間隔を置いて、そのスプ
ール・ボア73に連絡された主ポンプ・ポート78およ
び補助ポンプ・ポート79を形成し、他方の側(第1図
において、下方の側)にコントロール・バルブ・ポート
80およびアキユムレータ・ポート81をそれら主およ
び補助ポンプ・ポート78.79に対応させて形成し、
さらに、その背圧室76に連絡された背圧リード・ポー
ト82を形成している。
その主ポンプ・ポート78およびコントロール・バルブ
・ポート80はその圧油供給配管62に接続され、また
、その補助ポンプ・ポート79およびアキュムレータ・
ポート81はその補正油圧配管18に接続されている。
その背圧リード・ポート82は、そのアキュムレータ1
9側において、その補正油圧配管18に背圧リード配管
83で接続され、そのアキュムレータ19の圧油をその
背圧室76に導き得るようにしている。
さらに、そのバルブ・ボディ72は、そのスプール74
に形成された所定のランド85.86.87に関連して
、その主ポンプ・ポート78およびコントロール・バル
ブ・ポート80において、そのスプール・ボア73の内
周面にリング溝84を形成している。
そのスプール74は、軸方向に所定の間隔でランド85
.86.87.88を形成し、その背圧室76の圧力と
その圧力設定スプリング75との力の平衡および不平衡
によって、そのスプール・ポア73内に往復摺動され、
その補助ポンプ・ポート79およびアキュムレータ・ポ
ート81を開閉する。
その圧力設定スプリング75は、そのバルブ・ボディ7
2に形成されたスプリング室77に配置され、その背圧
室76の圧力が設定値よりも低い場合、その背圧室側の
そのスプール・ボア73に形成された肩部89にそのス
プール74を押し付け、その補助ポンプ・ポート79お
よびアキュムレータ・ポート81を開く。
一対の切遅れ補正弁23.24は、電磁型2方向制御弁
で、対応する切遅れ補正油圧配管20゜21にそれぞれ
配置され、後に詳述されるコントCf  k・ユニット
25からの出力電流で駆動され、そのアキエムレータ1
9からそのパワー・シリンダ11のシリンダ室34.3
5に直接的に供給される圧油の量を制御する。
そのコントロール・ユニット25は、ll舵1センサ2
6、圧力センサ27、および車速センサ28に入力側を
それぞれ電気的に接続し、また、反力調整弁17および
切遅れ補正弁23.24のアクチュエータ71およびソ
レノイド・コイル90゜91に出力側をそれぞれ電気的
に接続し、それらセンサ26.27.28からの信号に
応じて、そのアクチュエータ71およびソレノイド・コ
イル90.91に流れる出力電流を制御する。勿論、そ
のコントロール・ユニット25は入力および出力回路、
記憶回路、演算回路、制御回路および電源回路より構成
されている。
また、このコントロール゛ユニット25は、予め決定さ
れた操舵パターンを記te! l、 、それらセンサ2
6.27.28からの信号を入力し、その操舵パターン
に基づいて、そのアクチュエータ71およびソレノイド
・コイル90.91に出力電流を与え、また、それらセ
ンサ26.27.28からの信号を一度入力し、例えば
、そのステアリング・ホイールに遊びが発生している場
合には、その遊びが電気信号として、その操舵量センサ
26によって与えられるので、その遊びを記憶し、その
遊びを考慮した上で、次のステアリング操作を予測して
、その切遅れ補正弁23.24のソレノイド・コイル9
0.91に出力電流を与え、その遊びを少なくシ、また
、動作おくれを生じさせないようにしている。
その操舵量センサ26は、そのステアリング・ホイール
、すなわち、そのステアリング・シャツ)・の回転方向
、回転速度、および回転角度を検出するもので、所定の
位置において、そのステアリング・シャフトに配置され
ている。
その圧力センサ27は、一対のボー)92.93を備え
たケーシング内にポペットを往復摺動可能に内蔵し、そ
のポート92.93に加えられる圧力に応じて電気的な
出力信号を発生するように構成されている。
その圧力センサ27のポート92は、そのパワー・シリ
ンダ11の一方のシリンダ室35とそのコントロール・
バルブ13のパワー・シリンダ中ボート46とを連結す
る連通路66に連通路94を介して接続され、また、そ
の圧力センサ27のポート93は、そのパワー・シリン
ダ11の他方のシリンダ室34とそのコントロール・バ
ルブ13のパワー・シリンダ・ボー1−45.47とを
連結する連通路95に連通路95を介して接続されてい
る。
従って、その圧力センサ27は、そのパワー・シリンダ
11のシリンダ室34.35の圧力差を感知し、その差
圧に応じた電気的出力イ=号をそのコントロール・ユニ
ット25に送るようにしている。
その車速センサ28は、そのトラックの走行速度を検出
するもので、そのトラックに搭載されたl・ランスミッ
シロンの出力軸に配置されている。
上述されたその操舵量センサ26、圧力センサ27、車
速センサ28は、勿論、そのコントロール・ユニット2
5の入力回路にそれぞれ電気的に接続され、また、その
コントロール・ユニット25の出力回路は、その反力調
整弁17のアクチュエータ71、および切遅れ補正弁2
3.24のソレノイド・フィル90,91に電気的に接
続されている。
従って、その反力調整弁17および切遅れ補正弁23.
24は、その操舵量センサ26、圧力センサ27、およ
び車速センサ28からの信号に応じて、そのコントロー
ル・ユニット25;ζよって開閉される。
次に、上述のように構成されたパワー・ステアリング1
0によって、そのトラックが走行する際のそのトラック
の前車輪の操舵について述べるに、そのコントロール・
ユニット25はその操舵量センサ26、圧力センサ27
、および車速センサ28からのそれぞれの信号を常に入
力し、その反力調整弁17のアクチュエータ71、およ
び切遅れ補正弁23.24のソレノイド・コイル90.
91にそれぞれ流れる電流を制御し、そのステアリング
・ホイールの操作に適応可能な態勢にある。
今、そのパワー・ステアリング10のリンク機構に遊び
が生じているならば、そのコントロール・ユニット25
は、その車速センサ28からの入力信号に関連して、そ
の操舵量センサ26および圧力センサ27からの入力信
号に基づいて演算し、その切遅れ補正弁23.24のソ
レノイド・コイル90.91に流れる出力電流を変え、
その切遅れ補正弁23.24を選択的に駆動する。
その切遅れ補正fp23.24の一方が開かれると、そ
のアキュムレータ19に蓄えられた圧油がその切遅れ補
正油圧配管20.21の一方を流れてそのパワー・シリ
ンダ11のシリンダ室34、35の一方に直接的に、し
かも、急速に供給され、時間的に僅かに遅れて、そのス
テアリング・ホイールの回転に伴って、そのコントロー
ル・バルブ13において、そのコントロール・バルブ・
スプール42が一方に摺動され、そのオイル・ポンプ1
2から吐出され、そのフロー・コントロール・バルブ1
4で流量制御され、その補正圧力制御弁22を経た圧油
がそのように摺動されたそのコントロール・バルブ13
で方向制御され、そのパワー・シリンダ11のシリンダ
室34.35の一方に供給される。
そのようにして、そのパワー・シリンダ11が駆動され
るので、そのパワー・ステアリング10のリンク機構に
生じた遊びが速やかに回避される。
さらに具体的に述べるならば、そのパワー・ステアリン
グ10において、そのステアリング・ホイールとそのコ
ントロール・バルブ13のコントロール・バルブ・スプ
ール42とを連結する操作力伝達機構、例えば、そのス
テアリング・シャフトのスプライン結合部分にがたつき
を生じ、所謂、そのステアリング・ホイールの遊びが大
きい場合、そのステアリング・ホイールを回転させても
、その遊びの範囲内においてそのコントロール・バルブ
・スプール42は摺動されず、そのパワー・シリンダ1
1のシリンダ室34.35の圧力は実質的に等しい状態
に置かれている。
そのような状態で、そのステアリング・ホイールが回転
されると、そのコントロール・ユニット25は、その圧
力センサ27からの出力信号はもとより、その操舵量セ
ンサ26からの出力信号を入力し、その切遅れ補正弁2
3.24のソレノイド・コイル90.91の一方に流れ
る出力電流を変える。
そのように、そのソレノイド・コイル90.91の一方
に流れる電流が変えられる結果、その切遅れ補正弁23
.24の一方が開かれ、そのアキュムレータ19内の圧
油がその切遅れ補正油圧配管20.21の一方を流れて
、そのパワー・シリンダ11のシリンダ室34.35の
一方に直接的に、しかも、急速に供給され、そのパワー
・シリンダ11において、そのパワー・ピストン32が
そのシリンダ室34.35の他方側に速やかに移動され
る。勿論、そのシリンダ室34.35の一方の選択およ
び供給される圧油の量は、その操舵量センサ26からの
信号、すなわち、そのステアリング・シャフトの回転速
度、回転方向、および回転角度に応じてそのコントロー
ル°ユニット25で決定される。
例えば、そのステアリング・ホイールが右廻りに回転さ
れ、そのステアリング・シャフトのスプライン結合部分
に遊びが生じているならば、そのコントロール・ユニッ
ト25がその操!lL量センサ26からの信号を入力し
、その入力信号に応じてそのソレノイド・コイル90に
出力電流を流し、その切遅れ補正弁23を開く。
そのように、その切遅れ補正弁23が開かれると、その
アキコムレータ19に蓄えられた高圧の圧油がその切遅
れ補正油圧配管20に流れて、そのパワー・シリンダ1
1のシリンダ室34に供給される。
そのシリンダ室34に高圧の圧油が供給されるので、そ
のパワー・ピストン32は、第1図において、左側に摺
動され、そのパワー・シリンダ11は縮む方向の動作を
始める。
また、僅かな遅れを伴って、そのコントロール・バルブ
13において、そのコントロール°バルブ・スプール4
2がそのステアリング・シャフトを介してそのステアリ
ング・ホイールでそのスプール・ボア41内に第1図上
、左側に摺動されるので、そのコントロール・バルブ1
3において、そのポンプ・ポート43がそのパワー・シ
リンダ・ポート45にリング溝56を介して連絡され、
そのオイル・ポンプ12から供給される圧油は、途中、
そのフロ−・コントロール°バルブ14および補正圧力
制御弁22を経るようにして、その圧油供給配管62に
流れ、さらに、連通路64に流れてそのシリンダ室34
に流れ、そのパワー・ピストン32を第1図において、
さらに左側に摺動させ、そのパワー・シリンダ11をさ
らに縮む方向に動作させる。
従って、そのパワー・ステアリングエ0において、その
ステアリング・ホイールとそのコントロール・バルブ1
3のコントロール・バルブ°スプール42とを連結する
操作力伝達機構、例えば、そのステアリング・シャフト
のスプライン結合部分にがたつきを生じ、所謂、そのス
テアリング・ホイールの遊びが大きい場合にも、そのス
テアリング・ホイールが回転されるならば、その遊びの
範囲内においても、そのパワー・シリンダ11が適正に
動作し、このパワー・ステアリング10は、その前車輪
を操舵する。
勿論、そのような動作を可能にするために、そのコント
ロール・ユニット25は、その操舵量センサ26、およ
び圧力センサ27からのそれぞれの信号を入力し、その
切遅れ補正弁23.24のソレノイド・コイル90.9
1に流れる出力電流を制御しているが、そのコントロー
ル・ユニット25は、それらセンサ26.27からのそ
れぞれの信号の関係が実質的に一定に維持されるように
、その切遅れ補正弁23.24のソレノイド・コイル9
0.91に流れる出力電流を制御する。その結果、その
コントロール・ユニット25の制御下で、その切遅れ補
正弁23.24を開閉することにより、そのステアリン
グ・ホイールの操作量とそのパワー・シリンダ11の内
圧との関係が所定の関係に保たれ、その遊びの増加が回
避されろ。
さらに、このコントロール°ユニット25は、一度、そ
の遊びを記憶すると、その遊びを考慮した上で、次の操
舵の遊びを予測して、その切遅れ補正弁23.24に流
れる出力電流を変え、そのような動作を繰り返し、その
遊びの増加を事前に回避するように動作する。
また、そのステアリング・ホイールが上述と逆方向に回
転されるならば、そのパワー・ステアリングエ0は、上
述とは、実質的に逆に動作されろ。
すなわち、そのコントロール・ユニット25によって、
その切遅れ補正弁24のソレノイド・コイル91に電流
が流れるので、その切遅れ補正弁24が開かれ、そのア
キュムレータ19に蓄えられた高圧の圧油がその切遅れ
補正油圧配管21に流れて、そのパワー・シリンダ11
のシリンダ室35に供給され、そのパワー・ピストン3
2が第1図において、右側に摺動され、そのパワー・シ
リンダ11(よ伸び方向の動作を始めろ。
次いで、そのコントロール・バルブ13によって、その
パワー・シリンダ11はさらに伸び方向に動作され、そ
のパワー・ステアリング10は、前述とは逆方向におい
て、その前車輪を操舵する。
次には、そのステアリング・ホイールが操作される際、
その前車輪に切遅れが生じている場合、そのコントロー
ル・ユニット25は、その操舵量センサ26で検出され
たそのステアリング・ホイールの操作速度を入力し、記
憶された操舵パターンと比較演算し、出力電流をその切
遅れ補正弁23.24のソレノイド・コイル90,91
に選択的に流す。
すなわち、前述の遊びの場合と同様に、そのコントロー
ル・ユニット25がその切遅れ補正弁23.24を選択
的に動作させ、そのアキュムレータ19に蓄えられた高
圧の圧油をそのパワー・シリンダ11のシリンダ室34
.35に選択的に直接的、かつ急速に供給され、そのパ
ワー・シリンダ11は迅速に駆動されろ。
その際、そのコントロール・ユニット25は、その切遅
れの度合を記憶し、その切遅れを考慮した上で、次の操
舵の切遅れを予測し、その切遅れが少なくなるように、
その操舵量センサ26で感知された入力信号に基づいて
比較演算した出力電流をそのソレノイド・コイル90.
91に選択的に流し、その切遅れ補正弁23.24を選
択的に開く。
その結果、そのステアリング・ホイールの操作に対する
その前車輪の切遅れが防止され、その切遅れに関するそ
のステアリング・ホイールの操作感覚の変化が防止され
ろ。
また、そのパワー・ステアリング1oにおいて、操舵さ
れろ際の反力は、反力調整弁17によってなされる。
すなわち、そのトラックが低速走行している場合、その
コントロール・ユニット25は車速センサ28からの信
号に応じて、反力調整用アクチュエータ71に出力電流
を流し、その反力調整弁17の絞り量を少なくする。
従って、その反力調整弁17における圧力降下が少なく
なり、その反力室48.49内の圧油は、そのコントロ
ール・バルブ・スプール42の摺動に対して大きく抵抗
することなく、小さな操作力をもって操舵がなされる。
また、そのトラックが高速走行している場合、上述の場
合と逆に、その反力調整弁17の絞り量が多くなる。
従って、その反力調整弁17における圧力降下が大きく
なり、その反力室48.49内の圧油は、そのコントロ
ール・バルブ・スプール42の摺動に対して大きな抵抗
となり、操舵に比較的大きな操作力が要求される。
第2図は、トラックに適用されたこの発明の車両に使用
されるパワー・ステアリングの他の具体例100を概説
的に示している。
このパワー・ステアリング100は、前述のパワー°ス
テアリング10がアキュムレータダ19に蓄えられた高
い圧力の圧油をそのパワー・シリンダ11に直接的に導
き、そのステアリング・ホイールの切遅れを回避するの
に対して、そのアキュムレータ19に蓄えられた高圧の
圧油をそのコントロール・バルブ13に導き、そのステ
アリング・ホイールの切遅れを回避するものであり、そ
のパワー・ステアリング10の構成要素に相当する構成
要素には、同符号を付してそれらの詳細な説明は省略す
る。
また、このパワー・ステアリング100では、そのアキ
ュムレータ19の圧油がそのコントロール・バルブ13
の反力室48.49に選択的に導入されるので、そのパ
ワー・ステアリング1oの場合に比して、そのアキュム
レータ19が小型化可能になる。
そのパワー・ステアリング100は、リンケージ型に具
体化され、ナックル・アーム、ドラック・リンク、リン
ク・レバー、コンペンセーティング・ロッド、ピットマ
ン・アーム、ステアリング・ギア・ボックス、ステアリ
ング°シャフト、ステアリング・ホイール、一対のシリ
ンダ室34.35を備えたパワー・シリンダ101、オ
イル・ポンプ12、一対の反力室48.49を備えたコ
ントロール・バルブ102、フロー、コントワール・バ
ルブ14、オイル・リザーバ15と、そのコントロール
・バルブ102の一対の反力室48.49を互いに連絡
する反力調整通路16、その反力室48.49のための
反力調整弁17、補正油圧配管18、アキュムレータ1
9、一対の切遅れ補正油圧配管103.104、補正圧
力制御弁22、一対の切遅れ補正弁23.24、コント
ロール・ユニット25、操舵量センサ26、圧力センサ
27および車速センサ28とを含へで構成されている。
そのパワー・シリンダ101は、そのパワー。
ステアリング10におけるパワー・シリンダ11の補正
油圧ボート38.39を省いた構造に製作されている。
そのコントロール・バルブ1021f、そのパワー・ス
テアリング10におけるコントロール・バルブ13に補
正油圧ポート105.106を付加した構造に製作され
ている。すなわち、このコントロール・バルブ102で
は、その補正油圧ホード105.106がその反力室4
8.49に対応して開口されて、そのバルブ・ボディ4
0に形成されている。
一対の切遅れ補正油圧配管103.104は、そのコン
トロール・バルブ102のバルブ・ボディ40に形成さ
れた補正油圧ポー)105.106にそのアキュムレー
タ19を接続し、そのコントロール・バルブ102の反
力室48.49をそのアキュムレータ19に接続して、
そのアキュムレータ19に蓄えられた圧油をその反力室
48.49に選択的に供給し、そのコントロール・バル
ブ102の切換え動作遅れを回避している。
また、その切遅れ補正油圧配管103.104には・そ
のパワー・ステアリング10の場合と同様に、切遅れ補
正弁23.24が配置されている。
そのように構成されたパワー・ステアリング100は、
自身のリンク機構に遊びが生じたり、また、その前車輪
に切遅れが生じている場合、そのコントロール・ユニッ
ト25が、その車速センサ28からの入力信号に関連し
て、その操舵量センサ26および圧力センサ27からの
入力信号に基づいて演算し、その切遅れ補正弁23.2
4のソレノイド・コイル90.91に流れる出力電流を
制御し、その切遅れ補正弁23.24を選択的に駆動し
て、その遊びおよび切遅れを回避する。
特に、このパワー・ステアリング100では、そのアキ
ュムレータ19に蓄えられた高圧の圧油がそのコントロ
ール・バルブ102の反力室48.49に選択的に、急
速に供給され、そのオイル・ポンプ12から吐出された
圧油は、そのパワー・シリンダ101のシリンダ室34
.35に選択的に供給され、その遊びや切遅れは速やか
に回避される。
第3図は、第1および2図に示されたパワー・ステアリ
ング10.100に使用される他の補正圧力制御弁11
0を示している。
その補正圧力制御弁110は、電磁型方向制御弁からな
り、その方向制#弁】】0のソレノイド・コイル111
をそのコントロール・ユニット25に電気的に接続して
いる。
また、この方向制御弁110は、そのアキュムレータ1
9の下流側において、その補正油圧配管18に配置され
、そして、そのコントロール・ユニット25に電気的に
接続された圧力センサ112からの信号に応じてそのコ
ントロール・ユニット25がそのソレノイド・コイル1
11に流れる電流を制御して、切換え動作され、そのオ
イル・ポンプ12から吐出された圧油をそのアキュムレ
ータ19に供給可能にする。
上述のパワー・ステアリング10.100は、そのアキ
ュムレータ19に蓄えられた高圧の圧油がそのパワー・
シリンダ11のシリンダ室34.35およびそのコント
ロール・バルブ13の反力室48.49の一方に供給さ
れろものとして説明されたが、そのアキュムレータ19
の圧油は、そのシリンダ室34.35および反力室48
.49の両方に供給するように構成することも勿論、可
能である。
また、上述のパワー・ステアリング10.100は、リ
ンケージ型に具体化されたものとして説明されたが、そ
のパワー・ステアリング10.100は、ステアリング
・ギア部分にコントロール・バルブおよびパワー・シリ
ンダを組み込んだインテグラル型に具体化することも可
能である。
さらに、上述の具体例10.100における圧力センサ
27は、そのパワー・シリンダ11.101の一対のシ
リンダ室34.35の圧力を感知する1個のセンサとし
て構成され、それらシリンダ室34.35に接続される
ものとして説明したが、そのシリンダ室34.35のそ
れぞれのために独立して構成し、2個の圧力センサをそ
れぞれのシリンダ室34.35に接続することも可能で
ある。
発明の利便・利益 上述よりして、既に従業され、使用されてきているとこ
ろの反力が油圧で行われる車両に使用されるパワー°ス
テアリングに比較していえば、この発明の車両に使用さ
れるパワー・ステアリングは、アキュムレータがフロー
・コントロール・バルブとコントロール・バルブとの間
で、油圧回路の配管から分岐された補正油圧配管に接続
され、一対の切遅れ補正油圧配管がパワー・シリンダの
一対のシリンダ室およびコントロール・バルブの一対の
反力室の何れか一方とそのアキュムレータとの間に接続
され、補正圧力制御弁がその補正油圧配管に配置され、
そのアキュムレータの圧力を設定値に維持し、一対の切
遅れ補正弁がその切遅れ補正油圧配管に配置され、そし
て、コントロール・ユニットが操舵量センサおよび圧力
センサに電気的に接続され、それらセンサからの信号に
応じて、その切遅れ補正弁に流れる出力電流を制御し、
その切遅れ補正弁を開閉する構成を傭人るので、この発
明の車両に使用されるパワー・ステアリングでiよ、そ
のコントロール・ユニットがその操舵量センサおよび圧
力センサからの信号に応じて、その切遅れ補正弁を切換
又動作させ、そのアキュムレータに蓄えられた高圧の圧
油がそのシリンダ室および反力室の一方に導入され、そ
のパワー・シリンダが迅速に駆動されるか、そのコント
ロール・バルブが急速に切換え動作されて、圧油がその
シリンダ室に供給され、そのパワー・シリンダが迅速に
駆動され、ステアリングにおける遊び、殊に、そのステ
アリング・ホイールの動きをそのコントロール・バルブ
に伝達する操作力伝達機構にある遊びが自動的に補正さ
れ、また、そのステアリング・ホイールの切遅れが未然
に阻止され、換言するならば、そのステアリングの動作
遅れが未然に防止され、そのように、応答性が制御され
、操縦安定性が向上され、操作感覚の変化が少なくなり
、ステアリング操作による疲労が軽減され、より安全な
走行が可能になり、極めて実用的で、特に、自動車にと
って非常に有用になる。
発明と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野におけろ
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われろことであり、さらには、この発明の
内容が、その発明と本質的に同一の課題を充足し、その
発明と同一の効果を達成するところのその発明と本質的
に同一の態様に容易に置き換えられるでしょう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、トラックに適用されたこの発明の車両に使用
されるパワー・ステアリングの具体例を示す概説図、第
2図は、同様に、トラックに適用されたこの発明の車両
に使用されるパワー・ステアリングの他の具体例を示す
概説図、および第3図は、第1および2図に示されたパ
ワー・ステアリングに使用される補正圧力制御弁を使用
状態で示した概説図である。 11.101・・・パワー・シリンダ、12・・・オイ
ル・ポンプ、13.1o2・・・コントロールφバルブ
、14・・・フロー・コントロール°バルブ、15・・
・オイル・リザーバ、16・・・反力調整通路、17・
・・反力調整弁、18・・・補正油圧配管、19・・・
アキュムレータ、20.21.103. 104・・・切遅れ補正油圧配管、22.110・・・
補正圧力制御弁、23.24・・・切遅れ補正弁、25
・・・コントロール・ユニット、26・・・操舵量セン
サ、27・・圧力センサ、28・・・車速センサ、34
.35・・シリンダ室、48.49・・・反力室。 為3凹

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一対のシリンダ室を備えたパワー・シリンダ、オイル・
    ポンプ、一対の反力室を備えたコントロール・バルブ、
    フロー・コントロール・バルブ、およびオイル・リザー
    バを含む油圧回路に構成されて操舵するものにおいて、 補正油圧配管がそのフロー・コントロール・バルブとそ
    のコントロール・バルブとの間で、その油圧回路の配管
    から分岐され、 アキュムレータがその補正油圧配管に接続され、一対の
    切遅れ補正油圧配管がそのシリンダ室および反力室の何
    れか一方とそのアキュムレータとの間に接続され、 補正圧力制御弁がそのアキュムレータの圧力を設定値に
    保つように、その補正油圧配管に配置され、 一対の切遅れ補正弁がその切遅れ補正油圧配管に配置さ
    れ、そして、 コントロール・ユニットが操舵量センサ、および圧力セ
    ンサに電気的に接続され、それらセンサからの信号に応
    じて、その切遅れ補正弁に流れる出力電流を制御し、そ
    の切遅れ補正弁を開閉することを特徴とする車両に使用
    されるパワー・ステアリング。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59175532A (ja) * 1983-03-25 1984-10-04 日本電気株式会社 圧電継電器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59175532A (ja) * 1983-03-25 1984-10-04 日本電気株式会社 圧電継電器

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