JPS63106182A - 車両に使用されるパワ−・ステアリング - Google Patents

車両に使用されるパワ−・ステアリング

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Publication number
JPS63106182A
JPS63106182A JP25297486A JP25297486A JPS63106182A JP S63106182 A JPS63106182 A JP S63106182A JP 25297486 A JP25297486 A JP 25297486A JP 25297486 A JP25297486 A JP 25297486A JP S63106182 A JPS63106182 A JP S63106182A
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JP
Japan
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control valve
steering
oil
valve
spool
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JP25297486A
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English (en)
Inventor
Yoshio Shirai
吉夫 白井
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63106182A publication Critical patent/JPS63106182A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両に使用されるパワー・ステアリング、
特に、速度感応型パワー・ステアリングの改良に関する
背景技術 一般に、自動車には、速度感応型パワー・ステアリング
が普及してきているが、この種のパワー・ステアリング
では、例えば、トラックに使用された場合、積載重量に
応じて操舵力が変化され、空車時と積車時や前荷重と後
荷重との相違では、操作感、操縦性および安全性が違い
、また、旋回時、トラックの旋回姿勢が変化され、ドラ
イバーに違和感を与えてきた。
発明の目的・課題 この発明の目的・課題は、車種、積載重量および旋回時
に影響されずに、車速に適合された操舵力が得るところ
の車両に使用されるパワー・ステアリングの提供にある
目的・課題に係る構成上の発明の概要:請求する発明の
内容 上述の目的・課題に関連して、この発明の車両に使用さ
れるパワー・ステアリングは、オイル・リザーバ、オイ
ル・ポンプ、一対の反力室を備えるコントロール・バル
ブ、およびパワー・シリンダを油圧回路に構成して、操
舵するものにおいて、反力補正油圧配管が、そのコント
ロール・バルブの一対の反力室をそのオイル・ポンプの
吐出し側およびオイル・リザーバ側に接続し、方向制御
弁が、その反力補正油圧配管に配置され、そして、コン
トローラが、車速センサおよび操舵センサからの信号に
応じて、その方向制御弁に切換え動作させる構成になし
、ハンドル操作に伴って、そのコントローラがその車速
センサおよび操舵センサからの信号に応じてその方向制
御弁に切り換え動作させ、そのオイル・ポンプから吐き
出された圧油の一部をそのコントロール・バルブの一対
の反力室に選択的に供給し、同時に、その一対の反力室
からそのオイル・リザーバに圧油を選択的に逃がし、そ
のコントロール・バルブに発生される油圧反力を調整し
、特に、その操舵センサで怒知される操舵力が操舵力の
設定値になるように、そのコントロール・バルブの油圧
反力を調整し、最適の操舵力を得るものである。
具体例の説明 以下、この発明に係る車両に使用されるパワー・ステア
リングの望ましい具体例について、図面を参照して説明
する。
図は、トラックに適用されたこの発明の車両に使用され
るパワー・ステアリングの具体例10を概説的に示して
いる。
そのパワー・ステアリング10は、前車輪を操舵するた
めに、リンケージ型に具体化されたもので、ナックル・
アーム(図示せず)、ドラック・リンク(図示せず)、
リンク・レバー(図示せず)、コンペンセーティング・
ロッド(図示せず)、ビットマン・アーム(図示せず)
、ステアリング・ギア・ボックス(図示せず)、ステア
リング・シャフト(図示せず)、ステアリング・ホイー
ル(図示せず)、オイル・リザーバ11、オイル・ポン
プ12、フロー・コントロール・バルブ13、一対の反
力室31.32を備えたコントロール・バルブ14、パ
ワー・シリンダ15、反力補正油圧配管16、方向制御
弁17、コントローラ18、車速センサ19、および操
舵センサ20を含んで構成されている。
そのように、そのパワー・ステアリング10は、リンク
機構に構成される部分と、油圧回路に構成される部分と
よりなるもので、その油圧回路に構成される部分につい
て、詳述するに、そのオイル・ポンプ12は、そのトラ
ンクに搭載された内燃機関(図示せず)によって駆動さ
れ、そのパワー・シリンダ15に圧油を供給するために
、その油圧回路の油圧配管21に配置され、オイル・リ
ザーバ11内の油を吸い上げ、その内燃機関の回転数に
ほぼ比例した圧油の吐出量が得られるように構成されて
いる。
勿論、そのオイル・ポンプ12は、既存のパワー・ステ
アリングに使用されるオイル・ポンプと同様に構成され
るので、その説明については、省略する。
フロー・コントロール・バルブ13は、その油圧回路に
おいて、そのオイル・リザーバ11およびオイル・ポン
プ12にそのパワー・シリンダ15を接続する油圧配管
21.22に配置されている。
そのフロー・コントロール・バルブ13は、そのオイル
・ポンプ12の吐出側に接続されるポンプ・ボート24
、コントロール・バルブ14のポンプ・ボート33側に
接続されるコントロール・バルブ・ボート25、および
、そのオイル・ポンプ12の吸込み側に接続されるサク
ション・ボート26を備えるケーシング23と、そのケ
ーシング23内に往復摺動可能に配置されたオイル・リ
ターン・コントロール・スプールとを含む構成で、その
ポンプ・ボート24側に送られる圧油の流量を調整して
、所定の流量をそのコントロール・バルブ・ボート25
側に送り、また、余剰流量をそのサクション・ボート2
6からそのオイル・ポンプ12の吸込み側、すなわち、
オイル・リザーバ11にコントロール・バルブ・バイパ
ス27を介して戻すようにしている。
勿論、そのフロー・コントロール・バルブ13は、既存
のパワー・ステアリングに使用されるフロー・コントロ
ール・バルブと同様に構成されるので、その構成の詳細
な説明を省略する。
そのコントロール・バルブ14は、油圧反力型のスプー
ル・バルブに構成されて、そのパワー・シリンダ15に
組み込まれ、スプール・シャフト80をそのコンペンセ
ーティング・ロッドに連結し、ピットマン・アーム、ス
テアリング・ギア・ボックス、およびステアリング・シ
ャフトを介して、ステアリング・ホイールでパルプff
1作され、また、その油圧回路においては、そのパワー
・シリンダ15にそのオイル・ポンプ12およびオイル
・リザーバ11を接続する油圧配管、すなわち、供給側
油圧配管21戻り側油圧配管22、および連通路60.
61.62に配置され、そのオイル・ポンプ12から吐
き出され、そのフロー・コントロール・バルブ13で流
量制御された油圧を方向制御し、そのパワー・シリンダ
15に供給し、また、そのパワー・シリンダ15で作業
した圧油を方向制御し、そのオイル・ポンプ12の吸込
み側であるそのオイル・リザーバ11にその圧油を戻す
そのコントロール・バルブ14は、バルブ・ボア29を
備えたバルブ・ボディ28と、そのバルブ・ボア29に
往復摺動可能に配置され、そのバルブ・ボア29の両端
に一対の反力室31.32を形成するスプール30とよ
り構成されている。
そのバルブ・ボディ28は、そのパワー・シリンダ15
のパワー・シリンダ・ボディ52に組み込まれ、そして
、所定の位置において、そのバルブ・ボア29に開口さ
れたポンプ・ポート33、シリンダ・ポー)34,35
.36およびタンク・ポート37を備えている。
そのポンプ・ポート33およびタンク・ポート37は、
そのバルブ・ボア29の内周面における開口をリング溝
38.39にそれぞれ形成している。
また、そのバルブ・ボディ28は、その反力室31.3
2に位置されて、そのバルブ・ボディ28に開口された
一対の反カポ−)40.41を備えている。
そのスプール30は、両端面に開口されたボア42.4
3をそれぞれ形成し、その反力室31゜32の容積を太
き(している。
また、そのスプール30は、そのボア42.43を互い
に連絡する絞り通路44を備え、そのバルブ・ボア29
内におけるそのスプール30の動きに応じて、その反力
室31,32間に圧油が移動されるようにしている。
さらに、そのスプール30は、中立位置に置かれた状態
で、そのリング溝38.39よりも外側に位置された両
端外周面にランド45.46をそれぞれ形成し、そのラ
ンド45.46間には、そのリング溝38.39に向い
合うようにして、ランド47.48を外周面に形成して
いる。
勿論、そのスプール30が中立位置に置かれた状態で、
そのシリンダ・ポート34,35.36に位置されるよ
うに、それらランド45,46゜47.48間で、その
スプール30の外周面にスプール溝49.50.51が
形成され、それらスプール溝49,50.51は、その
スプール30がそのバルブ・ボア29内に往復摺動され
るに伴って、そのポンプ・ポート33をそのシリンダ・
ポート34.36に、また、そのシリンダ・ポート35
.36をそのタンク・ポート37に切り換え接続可能に
している。
また、そのスプール30は、ステアリング操作に応動し
て、そのバルブ・ボア29内に往復摺動されるように、
そのバルブ・ボディ28を貫通してそのバルブ・ボア2
9内に伸長されたスプール・シャフト80の先端にスプ
ールのほぼ中央を連結している。勿論、そのスプール・
シャフト80は、後端をそのコンペンセーティング・ロ
ッドに連結している。
さらに、このコントロール・バルブ14では、そのオイ
ル・ポンプ12から吐き出され、そのフロー・コントロ
ール・バルブ13で流量調整された圧油をそのパワー・
シリンダ15のシリンダ室56.57に供給するために
、そのポンプ・ボート33は、その供給側油圧配管21
で、そのフロー・コントロール・バルブ13のコントロ
ール・バルブ・ボート25に、そのシリンダ・ボート3
4.35.36は、その連通路60.61.62で、そ
のパワー・シリンダ15のオイル・ボート58.59に
、そして、タンク・ボート37はその戻り側油圧配管2
2でそのオイル・リザーバ11にそれぞれ接続されてい
る。
そのパワー・シリンダ15は、そのコントロール・バル
ブ14のバルブ・ボディ28を組み込み、そのコントロ
ール・バルブ14のシリンダ・ボート34.35.36
に接続されたシリンダ・ボア53を備えたパワー・シリ
ンダ・ボディ52と、そのシリンダ・ボア53内に往復
摺動可能に配置され、そのシリンダ・ボー)34.35
、および36に対応して接続された一対のシリンダ室5
6゜57をそのシリンダ・ボア53内に形成するパワー
・ピストン54と、そのパワー・ピストン54に一端を
固定し、そのパワー・シリンダ・ボディ52の外側に他
端側を出し入れ可能に伸長している操作ロッド55とよ
り構成され、そのパワー・シリンダ・ボディ52をその
リンク・レバーに、その操作ロッド55をシャシ・フレ
ーム(図示せず)にそれぞれ回転可能に連結している。
また、このパワー・シリンダ15は、シリンダ室56の
オイル・ボート58とそのコントロール・バルブ14の
シリンダ・ボート34.35とを連絡する連通路60.
61、およびシリンダ室57のオイル・ボート59とそ
のコントロール・バルブ14のシリンダ・ボート36と
を連絡する連通路62を備えている。
そのように構成されたパワー・シリンダ15では、その
パワー・ピストン54の動きが、そのパワー・シリンダ
・ボディ52および操作ロッド55の動きになって、リ
ンク・レバー、ドラック・リンク、およびナックル・ア
ームを経て、前車輪に伝達され、そのようにして、その
パワー・シリンダ15はその前車輪を操舵する。
その反力補正油圧配管16は、そのコントロール・バル
ブ14の一対の反力室31.32をそのオイル・ポンプ
12の吐出し側およびオイル・リザーバ11側に接続し
、また、後に詳述される方向制御弁17を配置している
もので、ポンプ側配管63、タンク側配管64、および
、反力室側配管65.66からなり、そのポンプ側配管
63は、そのコントロール・バルブ14の上流側のその
供給側油圧配管21とその方向制御弁17のポンプ・ボ
ート70とを連絡し、また、そのタンク側配管64は、
そのコントロール・バルブ14の下’dL側のその戻り
側油圧配管22とその方向制御弁17のタンク・ボート
73とを連絡し、さらに、その反力室側配管65.66
は、そのコントロール・バルブ14の反力ポート40.
41とその方向制御弁17のバルブ・ボート71.72
とを連絡し、その方向制御弁17が駆動されるに伴って
、そのオイル・ポンプ12から吐き出され、そのフロー
・コントロール・バルブ13で流量調整された圧油をそ
のコントロール・バルブ14の反力室31゜32に選択
的に供給可能にし、また、同時的に、そのコントロール
・バルブ14の反力室31,32の圧油を選択的にその
オイル・リザーバ11に戻し可能にしている。
その方向制御弁17は、4ポート電磁切換え弁で、内部
にバルブ・ボア(図示せず)を有し、そのバルブ・ボア
に開口されたポンプ・ボート70、バルブ・ボート71
.72およびタンク・ボート73を有するバルブ・ボデ
ィ67と、そのバルブ・ボディ67のバルブ・ボアに往
復摺動可能に配置されたスプール(図示せず)と、その
スプールをそのバルブ・ボアに往復摺動させる一対の電
磁コイル68.69とより構成され、前述のようにして
、その反力補正油圧配管16に配置され、また、その電
磁コイル68.69をそのコントローラ18の出力側に
電気的に接続している。
特に、この方向制御弁17は、そのスプールが中立位置
にあるとき、それらボート70.71゜72.73がそ
のスプールで全て閉じられ、圧油が流れない構造に製作
されている。
従って、そのバルブ・ボア内におけるそのスプールの往
復摺動に応じて、そのポンプ・ボート70、およびタン
ク・ボート73がそのバルブ・ボート71.72に切換
え接続され、そのオイル・ポンプ12から吐き出され、
そのフロー・コントロール・バルブ13で流量調整され
た圧油は、その反力室31.32の選択された一方に供
給され、また、その反力室31.32の選択された他方
の圧油は、そのオイル・リザーバ11に戻され、その反
力室31,32の圧力、所謂、油圧反力が調整される。
また、そのスプールがそのバルブ・ボアの中立位置に置
かれた状態では、それらボー)70.71゜72.73
が全て閉じられるので、そのコントロール・バルブ14
のバルブ・ボディ28に形成されたバルブ・ボア29内
におけるそのスプール30の往復摺動に応じて、圧油は
その絞り通路44を通って、その反力室31,32の一
方から他方に、若しくは、その反力室31,32の他方
から一方に移動され、その反力室31.32の圧力、所
謂、油圧反力はその絞り通路44で決定され、この場合
には、操舵が比較的に大きな操作力で行なわれるように
する。
そのコントローラ18は、その車速センサ19および操
舵センサ20からの信号に応じて、出力電流を決定し、
その出力電流でその方向制御弁17に切換え動作させる
もので、その車速センサ19および操舵センサ20に入
力側をそれぞれ電気的に接続し、また、その方向制御弁
17の電磁コイル68.69に出力側をそれぞれ電気的
に接続し、そのセンサ19.20からの信号に応じて、
その電磁コイル68.69に流れる出力電流を制御する
。勿論、このコントローラ18は、入力および出力回路
、記憶回路、演算回路、制御回路および電源回路より構
成され、その電源回路は、そのトラックのバッテリ(図
示せず)を共用している。
特に、このコントローラ18は、予め設定された操舵力
を記憶し、車速に応じた必要な操舵力を演算し、その操
舵センサ20からの信号が右切り、若しくは、左切りか
を判断し、右切り、若しくは、左切りに対応されたその
電磁コイル68.69に出力電流を流し、その方向制御
弁17に切り換え動作させ、そのオイル・ポンプ12か
ら吐き出され、そのフロー・コントロール・バルブ13
で流flHJ1整された圧油の一部をそのコントロール
・バルブ14の一対の反力室31.32に選択的に供給
し、同時に、その一対の反力室31.32からそのオイ
ル・リザーバ11に圧油を選択的に逃がし、そのコント
ロール・バルブ14に発生される油圧反力を調整し、特
に、その操舵センサ20で感知された操舵力であって、
その操舵センサ20信号、すなわち、出力がその設定さ
れた操舵力、換言するならば、操舵力の設定値になるよ
うに、そのコントロール・バルブ14の油圧反力を調整
する。
その車速センサ19は、そのトラックの走行速度を検出
するもので、そのトランクに搭載されたトランスミッシ
ョン(図示せず)の出力軸に配置されている。
その操舵センサ20は、そのステアリング・シャフトに
作用する操舵力であるトルクおよび、そのトルクの作用
方向、すなわち、右切り方向および左切り方向を検出す
るもので、所定の位置において、そのステアリング・シ
ャフトに配置されている。
次に、上述されたパワー・ステアリング10の動作をそ
のトラックの走行状態に関連して述べるに、その内燃機
関が運転されているので、そのオイル・ポンプ12が駆
動され、そのオイル・ポンプ12から吐き出された圧油
は、そのフロー・コントロール・バルブ13で流量調整
され、所定の圧油の流量がその供給側油圧配管21を流
れて、そのコントロール・バルブ14のポンプ・ボート
33に送られる。
そして、そのポンプ・ボート33に送られた圧油は、図
示されたように、そのスプール30が中立位置に置かれ
ているならば、その戻り側油圧配管22を経て、そのタ
ンク・ボート37からそのオイル・リザーバ11に戻さ
れる。
また、同時に、そのコントローラ18は、その車速セン
サ19および操舵センサ20から信号を入力し、その方
向制御弁17の電磁コイル68゜69に流れる電流を制
御し、そのコントロール・バルブ14の反力室31.3
2内の油圧を変え、車速に適合した油圧反力、すなわち
、車速に関連して設定された操舵力を得る態勢にある。
今、そのトランクが、低速で走行されるのであるならば
、そのコントローラ18がその車速センサ19および操
舵センサ20から信号を入力し、それらセンサ19.2
0からの信号に基づいて演算し、予め入力されであると
ころの設定された操舵力と比較して出力信号、すなわち
、出力電流を決定し、そして、その操舵センサ20から
の信号が右切り、若しくは、左切りであるかに応じてそ
の方向制御弁17における電磁コイル68.69の一方
を選択し、その出力電流をその電磁コイル68.69の
一方に流すので、その方向制御弁17において、そのス
プールがそのバルブ・ボディ67のバルブ・ボア内に摺
動され、そのオイル・ポンプ12から吐き出され、その
フロー・コントロール・バルブ13で流量調整された圧
油がそのコントロール・バルブ14の反力室31,32
の一方に供給され、同時的に、そのコントロール・バル
ブ14の反力室31,32の他方の圧油がそのオイル・
リザーバ11に戻され、そのコントロール・バルブエ4
の油圧反力が調整され、しかも、その操舵センサ20の
出力が設定された操舵力になるよう、そのコントローラ
18がその方向制御弁17を駆動するので、このパワー
・ステアリング10では、設定された操舵力、所謂、車
速に応じた操舵力が得られる。
そこで、例えば、そのステアリング・ホイールが右廻り
に゛回転されるならば、そのコントローラ18がその車
速センサ19および操舵センサ20からの信号に基づい
て演算し、操舵力の設定値と比較し、出力電流を決定し
て、その出力電流を電磁コイルに流す。
そのように出力電流がその電磁コイル68に流れると、
そのスプールは、そのバルブ・ボディ67のバルブ・ボ
ア内に摺動され、そのポンプ・ボート70がそのバルブ
・ボート72に、そのタンク・ボート73がそのバルブ
・ボート71にそれぞれ接続されるので、そのオイル・
ポンプ12がらの圧油は、そのポンプ側配管63および
反力室側配管66を流れて、その反力室32に供給され
、同時に、その反力室31の圧油は、その反力室側配管
65およびタンク側配管64を流れて、そのオイル・リ
ザーバ11に戻され、そのコントロール・バルブ14の
油圧反力が調整される。
そのようにして、油圧反力が調整されたそのコントロー
ル・バルブ14では、そのステアリング・ホイールが右
廻りに回転されるに伴って、そのスプール30が図上、
そのスプール・シャフト8゜によってそのバルブ・ボデ
ィ28のバルブ・ボア29内に右側に摺動されるので、
そのポンプ・ボート33が、そのスプール30のスプー
ル溝50を介してそのシリンダ・ボート36に、そして
、そのタンク・ボート37が、そのスプール30のスプ
ール溝51を介してそのシリンダ・ボート35にそれぞ
れ連絡され、そのオイル・ボンプエ2がらの圧油は、そ
の連通路62を経てそのパワー・シリンダ15のシリン
ダ室57に送られ、そのピストン54が、図において、
左側に摺動され、同時に、そのパワー・シリンダ15の
シリンダ室56内の圧油は、その連通路60.61およ
び戻り側油圧配管22を経てそのオイル・リザーバ11
に戻される。
そのように、そのステアリング・ホイールの右切りにお
いては、その方向制御弁17によってその反力室31.
32の油圧が下げられると同時に、圧力差も小さくされ
るので、その反力室31.32内の圧油は、そのスプー
ル30の摺動に対して大きな抵抗にならず、この低速走
行時の操舵力は小さな操作力で行なわれる。
また、そのステアリング・ホイールが左廻りに回転され
るならば、そのコントローラ18がその車速センサ19
および操舵センサ20からの信号に基づいて演算し、操
舵力の設定値と比較し、出力電流を決定して、その出力
電流を電磁コイル69に流す。
そのように出力電流がその電磁コイル69に流れると、
そのスプールは、そのバルブ・ボディ67のバルブ・ボ
ア内に摺動され、そのポンプ・ボート70がそのバルブ
・ボート71に、そのタンク・ボート73がそのバルブ
・ボート72にそれぞれ接続されるので、そのオイル・
ポンプ12からの圧油は、そのポンプ側配管63および
反力室側配管65を流れて、その反力室31に供給され
、同時に、その反力室32の圧油は、その反力室側配管
66およびタンク側配管64を流れて、そのオイル・リ
ザーバ11に戻され、そのコントロール・バルブ14の
油圧反力が調整される。
そのようにして、油圧反力が調整されたそのコントロー
ル・バルブ14では、そのステアリング・ホイールが左
廻りに回転されるに伴って、そのスプール30が、図上
、そのスプール・シャフト80によってそのバルブ・ボ
ディ28のバルブ・ボア29内に左側に摺動されるので
、そのポンプ・ボート33が、そのスプール30のスプ
ール溝49を介してそのシリンダ・ボート34に、そし
て、そのタンク・ボート37が、そのスプール30のス
プール溝50を介してそのシリンダ・ボート36にそれ
ぞれ連絡され、そのオイル・ポンプ12からの圧油は、
その連通路60を経てそのパワー・シリンダ15のシリ
ンダ室56に送られ、そのピストン54が、図において
、右側に摺動され、同時に、そのパワー・シリンダ15
のシリンダ室57内の圧油は、その連通路62および戻
り側油圧配管22を経てそのオイル・リザーバ11に戻
される。
そのように、そのステアリング・ホイールの戻しから人
情りにおいても、その方向制御弁17によってその反力
室31,32の油圧が下げられると同時に、圧力差も小
さくされるので、その反力室31,32内の圧油は、そ
のスプール30の摺動に対して大きな抵抗にならず、操
舵力は小さな操作力で行なわれる。
さらに、そのトラックが高速で走行されるならば、その
コントローラ18が、その車速センサ19および操舵セ
ンサ20から信号を入力し、それらセンサ19,20か
らの信号に基づいて演算し、操舵力の設定値と比較して
出力電流を決定し、その出力電流をその方向制御弁17
の電磁コイル68゜69に流すので、その方向制御弁1
7において、そのスプールは、バルブ・ボディ67のバ
ルブ・ボア内の中立位置に保持され、全てのボート70
゜71.72.73が閉じられ、そのフロー・コントロ
ール・バルブ13を経てそのオイル・ポンプ12からそ
の反力室31,32に、そして、その反力室31.32
からそのオイル・リザーバ11に流れる圧油は生じない
そのような状態にその方向制御弁17があって、そのス
テアリング・ホイールが右廻り、若しくは、左廻りに回
転されるならば、そのコントロール・バルブ14では、
そのスプール30がそのスプール・シャフト80によっ
てそのバルブ・ボディ28のバルブ・ボア29内に右側
、若しくは、左側に摺動され、そのスプール30の動き
に伴って、圧油は反力室31から反力室32に、若しく
は、反力室32から反力室31に、その絞り通路44を
通って移動される。
その結果、その反力室31,32の圧油は、そのスプー
ル30の摺動に対して大きな抵抗になり、そのようにし
て、そのコントロール・バルブ14に発生される油圧反
力がその絞り通路44で与えられるのであるが、この高
速走行時の操舵には、比較的に大きな操作力が要求され
、走行安定性が向上される。
また、そのトラックが据切りされる場合には、走行速度
が零であるので、前述の低速走行の場合と同様にして、
そのコントローラ18がその方向制御弁17を駆動させ
、そのコントロール・バルブ14における反力室31.
32の相互の圧力差を極めて小さくし、その結果、その
据切りは、極めて小さな操作力で行なわれる。
前述のパワー・ステアリング10では、その方向制御弁
17のスプールが電磁コイル68.69でそのバルブ・
ボディ67のバルブ・ボア内に往復摺動されるものとし
て説明されたが、その電磁コイル68.69はステップ
・モータに置き換えることも可能で、そのステップ・モ
ータが使用されるならば、それらボート70.71.7
2.73の開口面積が正確に調節可能になり、そのコン
トロール・バルブ14に発生される油圧反力がより正確
に制御可能になる。
発明の利便・利益 上述よりして、既に提案され、使用されてきているとこ
ろの車両に使用される速度感応型パワー・ステアリング
に比較していえば、この発明の車両に使用されるパワー
・ステアリングは、オイル・リザーバ、オイル・ポンプ
、一対の反力室を備えるコントロール・バルブ、および
パワー・シリンダを油圧回路に構成し、さ゛らに、反力
補正油圧配管が、そのコントロール・バルブの一対の反
力室をそのオイル・ポンプの吐出し側およびオイル・リ
ザーバ側に接続し、方向制御弁が、その反力補正油圧配
管に配置され、そして、コントローラが、車速センサお
よび操舵センサからの信号に応じて、その方向制御弁に
切換え動作させる構成を備えるので、この発明の車両に
使用されるパワー・ステアリングでは、そのコントロー
ラが、その車速センサからの信号に基づいて、車速に応
じた必要な操舵力を演算し、その演算値を操舵力の設定
値に比較してその方向制御弁に流れる出力電流を決定し
、その操舵センサからの信号に基づいて、ハンドルの右
切りか左切りかを判断して、その出力電流でその方向制
御弁を駆動し、その一対の反力室の一方に圧油を供給し
、同時的に、その反力室の他方から圧油を逃がし、その
操舵センサで感知される操舵力が操舵力の設定値になる
ように、そのコントロール・バルブの油圧反力を調整し
、それに伴って、車種、積載重量および旋回時に影響さ
れずに、車速に適合された操舵力が得られ、そのように
して、優れた負荷感応特性および速度感応特性が得られ
、操作感や操縦安定性が空車および積車に左右されずに
一定に保たれ、ドライバーが操舵による肉体的精神的疲
労から解放され、車両にとって非常に有用である。
発明と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野における
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われることであり、さらには、この発明の
内容が、その発明の課題を遂行ならしめる発明の成立に
必須であり、その発明の性質であるその発明の技術的本
質に由来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。
【図面の簡単な説明】 図ハ、トラックに適用されたこの発明の車両に使用され
るパワー・ステアリングの具体例を示す概説図である。 11・・・オイル・リザーバ、12・・・オイル・ポン
プ、13・・・フロー・コントロール・バルブ、14・
・・コントロール・バルブ、15・・・パワー・ステア
リング、16・・・反力補正油圧配管、17・・・方向
制御弁、18・・・コントローラ、19・・・車速セン
サ、20・・・トルク・センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 オイル・リザーバ、オイル・ポンプ、一対の反力室を備
    えるコントロール・バルブ、およびパワー・シリンダを
    油圧回路に構成して、操舵するものにおいて、 反力補正油圧配管が、そのコントロール・バルブの一対
    の反力室をそのオイル・ポンプの吐出し側およびオイル
    ・リザーバ側に接続し、 方向制御弁が、その反力補正油圧配管に配置され、 コントローラが、車速センサおよび操舵センサからの信
    号に応じて、その方向制御弁に切換え動作させる ことを特徴とする車両に使用されるパワー・ステアリン
    グ。
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