JPS62227865A - 車両に使用される四輪操舵系統 - Google Patents

車両に使用される四輪操舵系統

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Publication number
JPS62227865A
JPS62227865A JP7194786A JP7194786A JPS62227865A JP S62227865 A JPS62227865 A JP S62227865A JP 7194786 A JP7194786 A JP 7194786A JP 7194786 A JP7194786 A JP 7194786A JP S62227865 A JPS62227865 A JP S62227865A
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JP
Japan
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control valve
reaction force
oil
pressure
steering
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Pending
Application number
JP7194786A
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English (en)
Inventor
Fujio Momiyama
富士男 籾山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Priority to JP7194786A priority Critical patent/JPS62227865A/ja
Publication of JPS62227865A publication Critical patent/JPS62227865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1572Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electro-hydraulic control means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、車両に使用される四輪操舵系統、殊に、車
両の旋回姿勢を理想状態に自動的に制御するところの車
両に使用される四輪操舵系統に関する。
背景技術 一般に、自動車には、速度感応型パワー・ステアリング
が普及してきているが、この種のパワー・ステアリング
が、トラックに使用された場合、積載重量や路面摩擦抵
抗に応じて操舵力が変化され、空車時と積車時や前荷重
と後荷重との相違では、操作感、操縦性および安定性が
違い、また、旋回時、トラックの旋回姿勢が変化され、
ドライバーに違和感を与えてきた。
発明の目的・課題 この発明の目的・課題は旋回時、積載重量や路面摩擦値
に影響されずに、車速や操舵量に応じて、車両の旋回姿
勢を理想状態に自動的に制御するところの車両に使用さ
れる四輪操舵系統の提供にある。
目的・課題に係る構成上の発明の概要:請求する発明の
内容 上述の目的・課題に関連して、この発明の車両に使用さ
れる四輪操舵系統は、フロント・ブースタ、フロント・
オイル・ポンプ、および一対の反力室ヲ(yNえるフロ
ント・コントロール・バルブを油圧回路に構成し、前車
軸の両端に揺動可能に連結された一対の前車輪軸を操舵
するフロント・パワー・ステアリングと、リア・ブース
タ、リア・オイル・ポンプ、およびリア・コントロール
・バルブを油圧回路に構成し、後車軸の両端にtW動可
能に連結された一対の後車輪軸を操舵するリア・パワー
・ステアリングと、そのフロント・コントロール・バル
ブの一対の反力室を互いに連絡する反力調整通路と、そ
の反力調整通路に配置される反力調整弁と、そのリア・
コントロール・バルブを駆動するリア・コントロール・
バルブ・アクチュエータと、理想旋回姿勢を与えるとこ
ろの操舵量に対するフロント油圧、後車輪切れ角に対す
るリア油圧、およびフロント油圧に対するリア油圧の理
想関係値を予め入力し、そして、車速センサ、操舵量セ
ンサ、フロント圧力センサ、リア圧力センサ、および後
車輪切れ角センサに入力側を接続し、また、その反力調
整弁およびリア・コントロール・バルブ・アクチュエー
タに出力側を接続し、それらセンサからの信号に基づい
て演算し、その理想関係値にその演算値を比較し、その
反力調整弁およびリア・コントロール・バルブ・アクチ
ュエータに流れる出力電流を制御するコントローラとを
含んで構成し、旋回時、その理想関係値に対するその演
算値のずれに応じて、その反力調整弁の開度を変えてそ
のフロント・コントロール・バルブの反力室の油圧を調
節し、同時的に、そのリア・コントロール・バルブ・ア
クチュエータの回転角度を変えてその後車輪切れ角を調
節し、車両の旋回姿勢を理想状態に自動的に制御するも
ので、所謂、車両を理想旋回姿勢に修正するものである
具体例の説明 以下、この発明に係る車両に使用される四輪操舵系統の
望ましい具体例について、図面を参照して説明する。
図は、自動車に適用されたこの発明の車両に使用される
四輪操舵系統の具体例10を示している。
その四輪操舵系統10は、その自動車において、前車軸
(図示せず)の両端に揺動可能に連結され、前車輪(図
示せず)を回転可能に支持した一対の前車輪軸(図示せ
ず)を操舵するフロント・パワー・ステアリング11と
、その自動車において、後車軸(図示せず)の両端に揺
動可能に連結され、後車輪(図示せず)を回転可能に支
持した一対の後車輪軸(図示せず)を操舵するリア・パ
ワー・ステアリング12と、反力調整通路13と、反力
調整弁14と、そのリア・パワー・ステアリング12の
リア・コントロール・バルブ67を駆動スるリア・コン
トロール・バルブ・アクチュエータ15と、車速センサ
110、操舵量センサ111、フロント圧力センサ11
2、リア圧力センサ113および後車輪切れ角センサ1
14からの信号に応じて、その反力調整弁14およびリ
ア・コントロール・バルブ・アクチュエータ15に流れ
る出力電流を制御するコントローラ16とを含んで構成
され、旋回時、その自動車を理想旋回姿勢に修正可能に
している。
そのフロント・パワー・ステアリング11は、その一対
の前車輪軸をその前車軸の両端に同門的に揺動させ、そ
の前車輪軸にそれぞれ回転可能に支持された前車輪を操
舵するために、リンケージ型に具体化されたもので、フ
ロント・ナックル・アーム(図示せず)、フロント・ド
ラック・リンク(図示せず)、フロント・リンク・レバ
ー(図示せず)、コンベンセーティング・ロッド(図示
せず)、ピットマン・アーム(図示せず)、ステアリン
グ・ギア・ボックス(図示せず)、ステアリング・シャ
フト26、ステアリング・ホイール25、一対のシリン
ダ室32.33を備えたフロント・ブースタ20、フロ
ント・オイル・ポンプ21、一対の反力室44.45を
備えたフロント・コントロール・バルブ22、フロント
・フロー・コン(・ロール・バルブ23、およヒ共用オ
イル・リザーバー24を含んで構成されている。
そのように、このフロント・パワー・ステアリング]1
は、リンク機構に構成される部分と、油圧回路に構成さ
れる部分とよりなるもので、その油圧回路に構成される
部分について、詳述するに、そのフロント・ブースタ2
0は、そのフロント・コントロール・バルブ22のバル
ブ・ボディ36を組み込み、そのフロント・コントロー
ル・バルブ22のシリンダ・ボート41,42.43に
接続されるオイル・ボー1−34.35を開口したシリ
ンダ・ボア29を備えたシリンダ・ボディ28と、その
シリンダ・ポア29内に往復摺動可能に嵌め合わせられ
、そのオイル・ボート34.35に対応して接続された
一対のシリンダ室32゜33をそのシリンダ・ボア29
内に形成するピストン30と、そのピストン30に一端
を固定し、そのシリンダ・ボディ28の外側に他端側を
出し入れ可能に伸長しているピストン・ロッド31とよ
り構成され、そのシリンダ・ボディ28をそのフロント
・リンク・レバーに、そのピストン・ロッド3工の他端
をシャシ・フレーム(図示せず)にそれぞれ回転可能に
連結している。
また、このフロント・ブースタ20は、そのシリンダ室
32のオイル・ボート34とそのフロント・コントロー
ル・バルブ22のシリンダ・ボート41.43とを連絡
する連通路61,62、および、そのシリンダ室33の
オイル・ボート35とそのフロント・コントロール・バ
ルブ22のシリンダ・ボート42とを連絡する連通路6
3を備えている。
そのように構成されたフロント・ブースタ20では、そ
のピストン30の動きが、そのシリンダ・ボディ28お
よびピストン・ロッド31の動きになって、そのフロン
ト・リング・レバー、フロント・トラック・リンク、フ
ロント・ナックル・アーム、および一方の前車輪軸を経
て、そして、そのフロント・ナックル・アーム、フロン
ト・タイ・ロッド・アーム、フロント・タイ・ロッド、
フロント・タイ・ロッド・アーム、および他方の前車輪
軸を経て、その一対の前車輪に伝達され、そのようにし
て、そのフロント・ブースタ20は、その一対の前車輪
を操舵する。
そのフロント・オイル・ポンプ21は、その自動車に搭
載された内燃機関(図示せず)によって駆動され、その
フロント・ブースタ20に圧油を供給するために、その
フロント・コントロール・バルブ22のポンプ・ボート
にその共用オイル・リザーバ24を接続するところのそ
の油圧回路の供給側油圧配管59に配置され、その共用
オイル・リザーバ24内の油を吸い上げ、加圧し、その
内燃機関の回転数にほぼ比例した圧油の吐出量が得られ
るようにしている。勿論、そのフロント・オイル・ポン
プ21は、既存のパワー・ステアリングに使用されるオ
イル・ポンプと同様な構造に製作されたもので、その説
明については、省略すする。
そのフロント・コントロール・バルブ22は、油圧反力
型のスプール・バルブに構成されて、そのフロント・ブ
ースタ20のシリンダ・ボディ28に組み込まれ、スプ
ール・シャフト27をそのコンベンセーティング・ロッ
ドに連結し、そのフロント・ピットマン・アーム、ステ
アリング・ギア・ボックス、およびステアリング・シャ
フト26を介して、そのステアリング・ホイール25で
バルブ切換え操作され、また、その油圧回路において、
そのフロント・ブースタ20にそのフロント・オイル・
ポンプ21および共用オイル・リザーバ24を接続する
ように、供給側油圧配管59、戻り何泊圧配管60、お
よび連通路61゜62..63からなる配管に配置され
、そのフロント・オイル・ポンプ21から吐出された圧
油を方向制御し、そのフロント・ブースタ20に供給し
、また、そのフロント・ブースタ20で作業した圧油を
方向制御し、そのフロント・オイル・ポンプ21の吸込
み側であるその共用オイル・リザーバ24にその圧油を
戻す。
そのフロント・コントロール・バルブ22は、バルブ・
ボディ36と、そのバルブ・ボディ36のスプール・ボ
ア37に往復摺動可能に配置されたコントロール・バル
ブ・スプール38とヲ含み、そのコントロール・バルブ
・スプール38がそのスプール・シャフト27、コンベ
ンセーティング・ロッド、ピットマン・アーム、ステア
リング・ギア・ボックス、およびステアリング・シャフ
ト26を介してそのステアリング・ホイール25でその
スプール・ボア37内に往復摺動され、そのフロント・
ブースタ20の一対のシリンダ室32゜33に流れる圧
油を切り換え、その切換え動作に伴って、そのシリンダ
室32.33からその共用オイル・リザーバ24に戻さ
れる圧油を方向制御する。
そのバルブ・ボディ36は、所定の内径および長さを有
するスプール・ボア37を内部に形成し、また、一方の
側(図において、上方の側)に所定の間隔を置いてその
スプール・ボア37に連絡されたポンプ・ボート39お
よびタンク・ボート40を形成し、他方の側(図におい
て、下方の側)にほぼ等間隔で離され、そのスプール・
ボア37に連絡された3つのシリンダ・ボート41.4
2゜43を形成している。
そのポンプ・ボート39は、その供給側油圧配管59で
そのフロント・オイル・ポンプ21の吐出側に接続され
、また、そのタンク・ボート40は、その戻り何泊圧配
管60で、その共用オイル・リザーバ24に接続され、
さらに、そのシリンダ・ボート41,42.43は、そ
の連通路61゜62.63でそのフロント・ブースタ2
0のシリンダ室32.33に接続されている。
さらに、そのバルブ・ボディ36は、そのスプール・ボ
ア37内において、そのコントロール・バルブ・スプー
ル38の両側にそれぞれ形成された反力室44.45を
互いに連絡するのに使用される一方の反力ボート46.
47を形成している。
そのコントロール・バルブ・スプール38は、両端面に
開口されたボア4.8.49を備え、そのスプール・ボ
ア37に往復摺動可能に配置され、そのように、そのス
プール・ボア37に嵌め合わせられた状態で、そのボア
48.49は、そのスプール・ボア37内において、そ
のコントロール・バルブ・スプール38の両側に形成さ
れる一対の反力室44,45の容積を大きくする。
また、このコントロール・バルブ・スプール38は、そ
のスプール・ボア37内に往復摺動する際、自身の摺動
方向に応じて、その反力室44゜45の何れか一方に圧
油を供給する一対の反力連通ボート50.51を備えて
いる。
特に、そのコントロール・バルブ・スプール38は、そ
の反力連通ボート50.51に関連して、軸方向に所定
の間隔を置いたスプール溝52゜53.54を外周面に
形成している。
勿論、そのスプール溝53.54には、その反力室44
.45に連通した反力連通ボート50゜51が対応して
開口されてあり、その結果、その反力連通ポート50.
51は、そのコントロール・バルブ・スプール38の動
きに伴われたそのスプール・ボア37内におけるそのス
プールa53゜54の位置によって、シリンダ・ボート
42゜43をその反力室44.45に連絡し、また、そ
のスプール溝52は、そのポンプ・ボート39をそのシ
リンダ・ボート41に連絡する。
さらに、そのコントロール・バルブ・スプール38は、
ステアリング操作に応動して、そのスプール・ボア37
内に往復摺動されるように、そのバルブ・ボディ36を
貫通して、そのスプール・ボア37内に伸長されたスプ
ール・シャフト27の先端にそのスプール38のほぼ中
央(スプール・センタ)を連結している。勿論、そのス
プール・シャフト27は、後端をそのコンベンセーティ
ング・ロッドに連結している。
そのフロント・フロー・コントロール・バルブ23は、
その油圧回路において、そのフロント・オイル・ポンプ
21および共用オイル・リザーバ24にそのフロント・
コントロール・バルブ22を接続する油圧配管、すなわ
ち、その供給側油圧配管59、および戻り何泊圧配管6
0に配置されている。
そのフロント・フロー・コントロール・バルブ23は、
そのフロント・オイル・ポンプ21の吐出側に接続され
るポンプ・ポート56、そのフロント・コントロール・
バルブ22のポンプ・ボート39側に接続されるコント
ロール・バルブ・ポート57、およびそのフロント・オ
イル・ポンプ21の吸込み側に接続されるリターン・ポ
ート58を備えたケーシング55と、そのケーシング5
5内に往復摺動可能に配置されたオイル・リターン・コ
ントロール・スプールどを含む構成で、そのポンプ・ボ
ート56側に送られる圧油の流量を調整して、所定の流
量をそのコントロール・バルブ・ボート57側に送り、
また、その圧油の余剰流量をそのリターン・ポート58
からその共用オイル・リザーバ24にフロント・コント
ロール・バルブ・バイパス64を経て戻すようにしてい
る。
勿論、そのフロント・フロー・コントロール・バルブ2
3は、既存のパワー・ステアリングに使用されるフロー
・コントロール・バルブと同様な構造に製作されたもの
で、その構造の詳細な説明は省略する。
そのリア・パワー・ステアリング12は、その一対の後
車輪軸をその後車軸の両端に同期的に揺動させ、その後
車輪軸にそれぞれ回転可能に支持された後車輪を操舵す
るために、リンケージ型に具体化されたもので、リア・
ナックル・アーム(図示せず)、リア・ドラック・リン
ク(図示せず)、リア・リンク・レバー・ステアリング
・ロッド69、一対のシリンダ室75.76を備えたリ
ア・ブースタ65、リア・オイル・ポンプ66、一対の
リーク・オイル・チャンバ87.88を備えたリア・コ
ントロール・バルブ67、リア・フロー・コントロール
・バルブ68およびその共用オイル・リザーバ24を含
んで構成されている。
そのように、このリア・パワー・ステアリング12は、
リンク機構に構成される部分と、油圧回路に構成される
部分とよりなるもので、その油圧回路に構成される部分
について、詳述するに、そのリア・ブースタ65は、そ
のリア・コントロール・バルブ67のバルブ・ボディ7
9を組み込み、そのリア・コントロール・バルブ67の
シリンダ・ポート84,85.86に接続されるオイル
・ポート77.78を開口したシリンダ・ボア72を備
えたシリンダ・ボディ71と、そのシリンダ・ボア72
内に往復摺動可能に嵌め合わせられ、そのオイル・ポー
ト77.78に対応して接続された一対のシリンダ室7
5.76をそのシリンダ・ボア72内に形成するピスト
ン73と、そのピストン73に一端を固定し、そのシリ
ンダ・ボディ71の外側に他端側を出し入れ可能に伸長
しているピストン・ロッド74とより構成され、そのシ
リンダ・ボディ71をそのリア・リンク・レバーに、そ
のピストン・ロッド74の他端をそのシャシ・フレーム
にそれぞれ回転可能に連結している。
また、このリア・ブースタ65は、そのシリンダ室75
のオイル・ポート77とそのリア・コントロール・バル
ブ67のシリンダ・ポート84゜86とを連絡する連通
路100,101およびシリンダ室76のオイル・ポー
ト78とそのリア・コントロール・バルブ67のシリン
ダ・ポート85とを連絡する連通路102を備えている
そのように構成されたリア・ブースタ65では、そのピ
ストン73の動きが、そのシリンダ・ボディ71および
ピストン・ロッド74の動きになって、そのリア・リン
ク・レバ゛−、リア・ドラック・リンク、リア・ナック
ル・アーム、および一方の後車輪軸を経て、そして、そ
のリア・ナックル・アーム、リア・タイ・ロッド・アー
ム、リア・タイ・ロッド、リア・タイ・ロッド・アーム
、および他方の後車輪軸を経て、その一方の後車輪に伝
達され、そのようにして、そのリア・ブースタ65は、
その一対の後車輪を操舵する。
そのリア・オイル・ポンプ66は、その自動車に搭載さ
れた内燃機関によって駆動され、そのリア・ブースタ6
5に圧油を供給するために、そのリア・コントロール・
バルブ67のポンプ・ボート82にその共用オイル・リ
ザーバ24を接続するところのその油圧回路の供給側油
圧配管98に配置され、その共用オイル・リザーバ24
内の油を吸い上げ、加圧し、その内燃機関の回転数にほ
ぼ比例した圧油の吐出量が得られるようにしている。勿
論、そのリア・オイル・ポンプ66は、前述のフロント
・オイル・ポンプ21と同じ構造に製作されたもので、
その説明については省略する。
そのリア・コントロール・バルブ67は、そのリア・コ
ントロール・バルブ・アクチュエータ15でバルブ切換
え操作されるスプール・バルブに構成されて、そのリア
・ブースタ65のシリンダ・ボディ71に組み込まれ、
スプール・シャフト70をそのステアリング・ロッド6
9に連結し、そのステアリング・ロッド69およびスプ
ール・シャフト70を介してそのリア・コントロール・
バルブ・アクチュエータ15でバルブ切換え操作され、
また、その油圧回路において、そのリア・ブースタ65
にそのリア・オイル・ポンプ66および共用オイル・リ
ザーバ24を接続するように、供給側油圧配管98、戻
り何泊圧配管99、および連通路100,101.10
2からなる配管に配置され、そのリア・オイル・ポンプ
66から吐出された圧油を方向制御し、そのリア・ブー
スタ65に供給し、また、そのリア・ブースタ65で作
業した圧油を方向制御し、そのリア・オイル・ポンプ6
6の吸込み側であるその共用オイル・リザーバ24にそ
の圧油を戻す。
そのリア・コントロール・バルブ67は、バルブ・ボデ
ィ79と、そのバルブ・ボディ79のスプール・ボア8
0に往復摺動可能に配置されたコントロール・パルフ電
スプール81とを含み、そのコントロール・バルブ・ス
プール81がそのスプール・シャフト70、およびステ
アリング・ロッド69を介してそのリア・コントロール
・バルブ・アクチュエータ15でしそのスプール・ボア
80内に往復摺動され、そのリア・ブースタ 65の一
対のシリンダ室75.76に流れる圧油を切り換え、そ
の切換え動作に伴って、そのシリンダ室75.76から
その共用オイル・リザーバ24に戻される圧油を方向制
御する。
そのバルブ・ボディ79は、所定の内径および長さを有
するスプール・ボア80を内部に形成し、また、一方の
側(図において、上方の側)に所定の間隔を置いてその
スプール・ボア80に連絡されたポンプ・ボート82お
よびタンク・ボート83を形成し、他方の側(図におい
て、下方の側)にほぼ等間隔で離され、そのスプール・
ボア80に連絡された3つのシリンダ・ボート84.8
5゜86を形成している。
そのポンプ・ボート82は、その供給側油圧配管でその
リア・オイル・ポンプ66の吐出側に接続され、また、
そのタンク・ボート83は、その戻り何泊圧配管99で
その共用オイル・リザーバ24に接続され、さらにその
シリンダ・ボート84.85.86は、その連通路10
0,101゜102でそのリア・ブースタ65のシリン
ダ室75.76に接続されている。
そのコントロール・バルブ・スプール81は、そのバル
ブ・ボディ79のスプール・ボア80に往復摺動可能に
嵌め込まれ、そのスプール・ボア80内において、自身
の両側に一対のリーク・オイル・チャンバ87.88を
形成する。
また、そのコントロール・バルブ・スプール81は、そ
のポンプ・ボート82、タンク・ボート83、およびシ
リンダ・ボート84,85゜86に関連して、軸方向に
所定の間隔を置いたスプール溝91,92.93を外周
面に形成している。勿論、それらスプール溝91,92
.93は、そのコントロール・バルブ・スプール81が
そのバルブ・ボディ79のスプール・ボア8o内に往復
摺動された位置に応じて、そのポンプ・ボート82およ
びタンク・ボート83をそのシリンダ・ボート84,8
5.86に切り換え接続するものである。
さらに、そのコントロール・バルブ・スプール81は、
ステアリング操作に応動して、そのスプール・ボア80
内に往復摺動されるように、そのバルブ・ボディ79を
貫通して、そのスプール・ボア80内に伸長されたスプ
ール・シャフト70の先端にそのスプール81のほぼ中
央(スプール・センタ)を連結している。勿論、そのス
テアリング操作に応動して、そのスプール・ボア80内
で行なわれるところのそのコントロール・バルブ・スプ
ール81の往復摺動は、そのスプール・シャフト70が
そのステアリング・ロッド69に連結してあり、そして
、そのステアリング・ロッド69がそのリア・コントロ
ール・バルブ・アクチュエータ15にねし結合されであ
るので、そのコントローラ16によるそのリア・コント
ロール・バルブ・アクチュエータ15の駆動に伴なわれ
る。
そのように構成されたそのリア・コントロール・バルブ
67は、さらに、その左右のリア・オイル・チャンバ8
7.88に対応して連絡されたリーク・ボー1−89.
90をそのスプール・ボア80に開口させ、そのリーク
・ポート89.90をリーク・オイル配管104,10
5でその戻り何泊圧配管99に接続し、そのリーク・オ
イル・チャンバ87.88内の油をその共用オイJし・
リザーバ24に戻す。
そのリア・コントロール・バルブ68は、その油圧回路
において、そのリア・オイル・ポンプ66および共用オ
イル・リザーバ24にそのリア・コントロール・バルブ
67を接続する油圧配管、すなわち、その供給側油圧配
管98、および戻り何泊圧配管99に配置されている。
そのリア・フロー・コントロール・バルブ68は、その
リア・オイル・ポンプ66の吐出側に接続されるポンプ
・ポート95、そのリア・コントロール・バルブ67の
ポンプ・ボート82側に接続されるコントロール・バル
ブ・ポート96、およびそのリア・オイル・ポンプ66
の吸込み側に接続されたリターン・ポート97を備えた
ケーシング94と、そのケーシング94内に往復摺動可
能に配置されたオイル・リターン・コントロール・スプ
ールとを含む構成で、そのポンプ・ボート95側に送ら
れる圧油の流量を調整して、所定の流量をそのコントロ
ール・バルブ・ポート86側に送り、また、その圧油の
余剰流量をそのリターン・ポート97からその共用オイ
ル・リザーバ゛24にコントロール・バルブ・バイパス
103を経て戻すようにしている。
勿論、そのリア・フロー・コントロール・バルブ68は
、前述のフロント・フロー・コントロール・バルブ23
と同じ構造に製作されたものでその構造の詳細な説明は
省略する。
その反力調整通路13は、そのフロント・パワー・ステ
アリング11のフロント・コントロール・バルブ22に
おいて、一端を、反力ポート46に、他端を反力ボート
47にそれぞれ接続し、それら反力室44,45を互い
に連絡し、そのフロント・コントロール・バルブ22に
おけるコントロール・バルブ・スプール38の動きに応
じて、その反力室44.45間に圧油の移動を可能にす
る。
その反力調整弁14は、反力調整通路13に配置され、
その反力室44.45間に流れる圧油量を調整し、それ
ら反力室44,45内の圧力を調整し、所謂、油圧反力
を調整する。
そして、その反力調整弁14は、スプール・ボア(図示
せず)、およびそのスプール・ボアに連絡された一対の
ポート107,108を備えるバルブ・ボディ106と
、そのスプール・ボア内に往復摺動可能に配置され、そ
の往復摺動に応じてそのスプール・ボア内の通路断面積
を変えるスプールと、そのスプール・ボア内にそのスプ
ールを往復摺動させる電気アクチュエータ109とより
構成されている。
従って、そのスプールが、その電気アクチュエータ10
9によってそのスプール・ボア内に往復摺動されるに応
じて、そのポート107,108間に流れる圧油の流量
が調整され、その結果、そのフロント・コントロール・
バルブ22の反力室44.45内の圧力が調整される。
また、その反力調整弁14は、スプール型のものとして
説明されたが、そのボート107.108間に流れる圧
油の流量を調節できるものであれば、その形態は任意で
あり、例えば、ロータリ型に構成されてもよい。
そのリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ15
は、直流サーボ・モータで、そのリア・パワー・ステア
リング12のリア・コントロール・バルブ67を駆動す
るために、そのステアリング・ロッド69にロータ(図
示せず)をねし結合している。勿論、そのリア・コント
ロール・バルブ・アクチュエータ15は、後に詳述され
るコントローラ16に電気的に接続されてあり、そのコ
ントローラ16からの出力電流で駆動され、そのステア
リング・ロッド69、およびスプール・シャフト70を
介してそのコントロール・バルブ・スプール81をその
スプールボア80内に往復摺動させ、そのリア・コント
ロール・バルブ67にバルブ切換え動作をさせる。しか
も、このリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ
15が、そのリア・コントロール・ハルブロアに与える
バルブ切換え動作は、そのリア・コントロール・バルブ
・アクチュエータ15がそのコントローラ16からの出
力電流で駆動されるので、そのフロント・パワー・ステ
アリング11の操舵に関i!されている。
そのコントローラ16は、車速センサ110、操舵量セ
ンサ111、フロント圧力センサ112、リア圧力セン
サ113および後車輪切れ角センサ114に入力側をそ
れぞれ電気的に接続し、また、その反力調整弁14の電
気アクチュエータ109およびリア・コントロール・バ
ルブ・アクチュエータ15に出力側をそれぞれ電気的に
接続し、その車速センサ110、操舵量センサ111、
フロント圧力センサ112、リア圧力センサ113およ
び後車輪切れ角センサ114からの信号に応じて、その
電気アクチュエータ109およびリア・コントロール・
バルブ・アクチュエータ15 ニ?すれる電流を制御し
、その反力調整弁14においては、そのスプール・チャ
ンバ内にそのスプールを摺動させて通路断面積を変え、
そのフロント・パワー・ステアリング11におけるその
フロント・コントロール・バルブ22の反力室44,4
5の油圧を調整し、また同時的に、そのリア・コントロ
ール・バルブ・アクチュエータ15においては、そのロ
ータの回転角を調節し、その自動車が、低速走行で旋回
される際には、その前車輪に対してその後車輪を逆位相
に操舵すると同時に、その自動車の旋回姿勢を理想旋回
姿勢に修正し、また、その自動車が高速走行で旋回され
る際には、その前車輪に対してその後車輪を同位相に操
舵すると同時に、その自動車の旋回姿勢を理想旋回姿勢
に修正するもので、主として、入力および出力回路、記
憶回路、演算回路、制御回路、および電源回路より構成
され、その電源回路は、その自動車のハ・ノテリ (図
示せず)を共用している。
特に、このコントローラ16には、その自動車に関連し
て、理想旋回姿勢を与えるところの操舵量に対するフロ
ント油圧、後車輪切れ角に対するリア油圧、およびフロ
ント油圧に対するり油圧の理想関係値が予め入力されて
あり、その自動車が旋回する際には、そのコントローラ
16は、その操舵量センサ111、フロント圧力センサ
112、リア圧力センサ113、および後車輪切れ角セ
ンサ114からの信号に基づいて演算し、その演算値と
その理想関係値とを比較し、その反力調整弁14および
リア・コントロール・バルブ・アクチュエータ15のた
めの出力電流を決定し、その出力電流をその反力調整弁
14の電気アクチュエータ109およびリア・コントロ
ール・バルブ・アクチュエータ15に流し、その反力調
整弁14においては、通路断面積を変え、そのリア・コ
ン[・ロール・バルブ・アクチェエータ15においては
、そのロータを回転させ、そのリア・コントロール・ハ
ルブロアをバルブ切換え動作し、その前車輪を操舵し、
同時に、その前車輪に関連させてその後車輪を操舵し、
その自動車の旋回姿勢を理想旋回姿勢に修正可能にする
また、そのコントローラ16には、その自動車が低速走
行の際に、その前車輪に対してその後車輪を逆位相に操
舵し、また、その自動車が高速走行の際にその前車輪に
対してその後車輪と同位相に操舵するところの位相パタ
ーンが予め入力されてあり、そのコントローラ16は、
その自動車が旋回する際、その車速センサ110からの
信号に基づいて演算し、その演算値とその予め入力され
た位相パターンと比較して、そのリア・コントロール・
バルブ・アクチュエータ15のための出力電流を決定し
、その出力電流をそのリア・コントロール・バルブ・ア
クチュエータ15に流し、そのリア・コントロール・バ
ルブ・アクチュエータ15において、そのロータを回転
し、そのリア・コントロール・ハルブロアをバルブ切換
え動作し、その自動車の車速に応じて、その前車輪に対
しその後車輪を逆位相若しくは同位相に操舵可能にする
さらに、そのコントローラ16には、その自動車に関連
して、車速および操舵量(ハンドル角)に対応した反力
油圧の理想値が予め入力されてあり、そのコントローラ
16は、その車速センサ110、操舵量センサ111、
およびフロント圧力センサ112からの信号に基いて演
算し、その演算値とその理想反力油圧値とを比較し、そ
の反力調整弁14のための出力電流を決定し、その出力
電流をその反力調整弁14の電気アクチュエータ109
に流し、そのスプール・ボア内にそのスプールを摺動さ
せ、その反力調整弁14において、通路断面積を変え、
そのフロント・コントロール・バルブ22の反力室44
,45の反力油圧が予め入力されたところのその車速お
よび操舵量に対応した理想反力油圧値に一致するように
調節し、車速および操舵量に対応可能にしている。
またさらに、そのコントローラ16には、その自動車に
関連して、積載重量に対応した反力油圧の理想値が予め
入力されてあり、そのコントローラ16は、その車速セ
ンサ110、操舵量センサ111、およびフロント圧力
センサ112からの信号に基いて演算し、その演算値と
その理想値とを比較し、その反力調整弁14のための出
力電流を決定し、その出力電流をその反力調整弁14の
電気アクチュエータ109に流し、そのスプール・ボア
内にそのスプールを摺動させ、その反力調整弁14にお
いて、通路断面積を変え、そのフロント・コントロール
・バルブ22の反力室44゜45の反力油圧が、予め入
力されたところのその積載重量に対応した理想反力油圧
値に一致するように、調節し、その積載重量の変化に影
響されずに、車速および操舵量に適合した操舵力が得ら
れるようにしている。
さらに、その上、このコントローラ16には、その自動
車に関連して、路面摩擦値(路面のすべり摩擦係数μ)
対応され、さらに、詳述するならば、その路面のすべり
摩擦係数(μ)および荷重の積で決まる操舵負荷(操舵
抵抗)に対応されたパワー・シリンダ圧の最適値に相当
する最適反力油圧値が予め入力されてあり、そのコント
ローラ16は、そのフロント圧力センサ112からの信
号に加えて、その車速センサ110および操舵量センサ
111からの信号に基づいて演算し、その演算値とその
最適反力油圧値とを比較し、その反力調整弁14のため
の出力電流を決定し、その出力電流をその反力調整弁1
4の電気アクチュエータ109に流し、そのスプール・
ボア内にそのスプールを摺動させ、その反力調整弁14
において、通路断面積を変え、そのフロント・コントロ
ール・バルブ22の反力室44,45の反力油圧が予め
入力されたところのその最適反力油圧値に一致するよう
に、調節し、その操舵負荷(操舵抵抗)、すなわち、そ
の路面摩擦値の変化に対応可能にしている。勿論、上述
されたそのコントローラ16の制御のそれらは、その自
動車の走行状態に応じて、同時的に適宜に組み合わせら
れて行なわれるものであることは説明するまでもなく理
解されるでしょう。
その車速センサ110は、その自動車の走行速度を検出
するもので、その自動車に搭載されたトランスミッショ
ン(図示せず)の出力軸に配置されている。
その操舵IJkセンサ111は、そのフロント・パワー
・ステアリング11におけるそのステアリング・シャフ
ト26の回転速度、回転方向、および回転角度を検出す
る回転センサで、そのステアリング・シャフト26の所
定の位置において、そのステアリング・シャフト26の
まわりに配置されている。
そのフロント圧力センサ112は、通常のように、圧力
を電気信号に変換する構造になるもので、そのフロント
・パワー・ステアリング11の油圧回路において、その
フロント・コントロール・バルブ22とそのフロント・
フロー・コントロール・バルブ23との間で、その供給
側油圧配管59に配置され、その路面のすべり摩擦係数
(μ)に対応し、その路面のすべり摩擦係数(μ)およ
び荷重の積で決まる操舵負荷(操舵抵抗)に相当する油
圧を感知し、電気信号に変換して、そのコントローラ1
6に与える。また、そのように、そのフロント圧力セン
サ112は、操舵負荷(操舵抵抗)に相当する油圧を感
知するので、そのフロント圧力センサ112では、その
操舵負荷(操舵抵抗)に対応されている積載重量に相当
する油圧を感知することになる。
そのリア圧力センサ113は、そのフロント圧力センサ
112と同様に構成されたもので、そのリア・パワー・
ステアリング12の油圧回路において、そのリア・コン
トロール・バルブ67とそのリア・コントロール・バル
ブ68との間で、その供給側油圧配管98に配置され、
その路面のすべり摩擦係数(μ)に対応し、その路面の
すべり摩擦係数(μ)および荷重の積で決まる操舵負荷
(操舵抵抗)に相当する油圧を感知し、電気信号に変換
して、そのコントローラ16に与える。この場合におい
ても、そのリア圧力センサ113は、その操舵負荷(操
舵抵抗)に対応されている積載重量に相当する油圧を感
知することになる。
その後車輪切れ角センサ114は、差動トランスで、そ
のリア・ブースタ65のピストン・ロッド74の所定の
位置に配置され、後車輪切れ角に相当するそのピストン
・ロッド74の動きを検出している。
次に、上述された四輪操舵系統10の動作をその自動車
の走行状態に関連して述べるに、その内燃機関が運転さ
れているので、そのフロントおよびリア・オイル・ポン
プ21.66が駆動され、そのフロント・オイル・ポン
プ21から吐き出された圧油は、そのフロント・フロー
・コントロール・バルブ 23で流量調整され、所定の
圧油の流量がその供給側油圧配管59に流れて、そのフ
ロント・コントロール・バルブ22のポンプ・ボート3
9に送られる。
そして、そのポンプ・ボート39に送られた圧油は、図
示されるように、そのスプール38が中立位置に置かれ
ているならば、その戻り何泊圧配管60を経て、そのタ
ンク・ボート40からその共用オイル・リザーバ24に
戻される。
一方、そのリア・オイル・ポンプ66から吐き出された
圧油は、そのリア・フロー・コントロール・バルブ68
で流量調整され、所定の圧油の流量がその供給側油圧配
管98に流れて、そのリア・コントロール・バルブ67
のポンプ・ホード82に送られる。
そして、そのポンプ・ボート82に送られた圧油は、図
示されるように、そのスプール81が中立位置に置かれ
ているならば、その戻り何泊圧配管 99を経て、その
タンク・ボート83からその共用オイル・リザーバ24
に戻される。
また、同時に、そのコントローラ16は、その車速セン
サ110、操舵量センサ111、フロント圧力センサ1
12、リア圧力センサ113.および後車輪切れ角セン
サ114からの信号を入力し、その反力調整弁14の電
気アクチュエータ109およびリア・コントロール・バ
ルブ・アクチュエータ15に流れる出力電流を制御し、
そのフロント・コントロール・バルブ22の反力室44
.45内の油圧を調節し、旋回の際には、積載重量や路
面摩擦値に影響されずに、車速や操舵量に適合して車両
の旋回姿勢を理想状態に自動的に修正し、また、直進走
行においては、車速、積載重量、路面摩擦値などに適合
した油圧反力を得る態勢にある。
今、その自動車が荷物を満載し、真直な舗装道路を低速
で走行されるならば、そのコントローラ16は、その車
速センサ110、操舵量センサ111、フロント圧力セ
ンサ112、リア圧力センサ113、および後車輪切れ
角センサ114からそれぞれ信号を入力し、それら入力
信号に基づいて演算し、予め入力された位相パターン、
車速および操舵量に対する理想反力油圧値、積載重量に
対する理想反力油圧値、および路面摩擦値に対する最適
反力油圧値にその演算値を比較し、その反力調整弁14
およびリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ1
5に流す出力電流を決定する。
その道路が舗装され、真直であって、その自動車が低速
で走行しているのであるからして、車速、操舵量、積載
重量および路面摩擦値に対応された出力電流が、そのコ
ントローラ16からその反力調整弁14の電気アクチュ
エータ109およびリア・コントロール・バルブ・アク
チュエータ15に流れ、その電気アクチュエータ109
およびそのリア・コントロール・バルブ・アクチュエー
タ15力<%区動され、それに伴って、その反力調整弁
14においては、そのスプールがそのスプール・チャン
バ内に摺動され、そのスプール・ボア内の通路断面積が
その車速、操舵量、積is重蛋に適合されて広くされ、
一方、そのリア・コントロール・バルブ・アクチュエー
タ15は、そのリア・パワー・ステアリング12がその
フロント・パワー・ステアリング11に対して逆位相に
操舵されるように、そのスプール・ボア80内にそのコ
ントロール・バルブ・スプール81を往復摺動させる。
そこで、そのステアリング・ホイール25が操舵され、
そのフロント・コントロール・バルブ22のコントロー
ル・バルブ・スプール38がそのスプール・ボア37内
において、何れか一方に摺動されるならば、そのスプー
ル38の摺動力向に応じて、そのフロント・オイル・ポ
ンプ21から吐き出され、そして、そのフロント・フロ
ー・コントロール・バルブ23で流′N調整された圧油
がそのフロント・ブースタ20のシリンダ室32゜33
の何れか一方に送られる。
例えば、そのスプール38が図において、右側に摺動さ
れるならば、そのポンプ・ボート39がそのスプール3
8のスプール溝53を介してそのシリンダ・ボート42
に、そして、そのタンク・ボート40がそのスプール3
8のスプール溝54を介してそのシリンダ・ボート43
にそれぞれ連絡され、その圧油は、その連通路63を経
て、そのフロント・ブースタ20のシリンダ室33に送
られ、そのピストン30が図において、右側に摺動され
、そのフロント・ブースタ20のシリンダ室32内の圧
油はその連通路61.62および戻り何泊圧配管60を
経てその共用オイル・リザーバ24に戻される。
そのように、圧油が供給される際、その圧油の一部は反
力連通ポート50およびボア48を経てその反力室44
に送られる。
このような操舵の際の反力は、その反力室44内の油圧
によって与えられるが、この低速走行時には、その反力
調整弁14において、通路断面積が広くされであるので
、その反力室44内の圧油がその反力ボート46からそ
の反力ボート47にその反力調整通路13を流れる際、
その反力調整弁14で極端に絞られずに、その反力室4
5に流れる。
そして、そのスプール38が上述の方向に摺動されれば
、そのタンク・ボート40がそのスプールi#54に連
絡され、その反力室45内の圧油は、その戻り何泊圧配
管60を経て、その共用オイル・リザーバ24に戻され
る。
従って、このフロント・パワー・ステアリング11にお
いては、その反力調整弁14による圧力降下が小さくな
り、左右の反力室44.45の圧力差が小さくなって、
その反力室44の圧油は、そのスプール38の摺動に対
して大きな抵抗にならず、言い換えれば、低速走行時の
操舵は、小さな操作力で行なわれる。
一方、そのリア・パワー・ステアリング12においては
、そのリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ1
5が、そのスプール・ボア80内にそのコントロール・
バルブ・スプール81をその図示された状態から左側に
摺動させるので、そのポンプ・ボート82がそのスプー
ル81のスプール?#91を介してそのシリンダ・ボー
ト84に、そして、そのタンク・ボート83がそのスプ
ール81のスプール溝92を介してそのシリンダ・ボー
ト85にそれぞれ連絡され、そのリア・オイル・ポンプ
66から吐き出され、そして、そのリア・フロー・コン
トロール・バルブ68で流量調整された圧油は、その連
通路100を経て、そのリア・ブースタ65のシリンダ
室75に送られ、そのピストン73が図において、左側
に摺動され、また、そのリア・ブースタ65のシリンダ
室76内の圧油はその連通路102および戻り何泊圧配
管99を経てその共用オイル・リザーバ24に戻される
また、そのフロント・コントロールバルブ22における
そのスプール38が図において、左側に摺動されると、
そのポンプ・ボート39がそのスプール溝52に、その
タンク・ボート40がそのスプール溝53にそれぞれ連
絡され、そのフロント・オイル・ポンプ21から吐き出
され、そして、そのフロント・フロー・コントロール・
バルブ23で流量調整された圧油は、連通路61を経て
そのフロント・ブースタ20のシリンダ室32に送られ
、そのピストン30は、図において、左側に摺動され、
同時に、そのフロント・ブースタ20のシリンダ室33
内の圧油は、連通路63および戻り何泊圧配管60を経
てその共用オイル・リザーバ24に戻される。
その際、そのフロント・オイル・ポンプ21から吐き出
され、そして、そのフロント・フロー・コントロール・
バルブ23で流量調整された圧油の一部は、そのスプー
ル溝52、連通路61゜62スプール溝54、反力連通
ポート51および、ポア49を経てその反力室45に送
られる。
このような操舵の際の反力は、その反力室45内の油圧
によって与えられるが、この低速走行時には、その反力
調整弁14において、通路断面積が広くされであるので
、その反力室45内の圧油がその反力ポート47からそ
の反力ボート46にその反力調整通路13を流れる際、
その反力調整弁14で極端に絞られずに、その反力室4
4に流れる。
そして、そのスプール38が上述の方向に摺動されれば
、そのタンク・ボート40がそのスプール溝53に連絡
され、その反力室44内の圧油は、そのボア48、反力
連通ボート50、スプール溝53、タンク・ボート40
、および戻り何泊圧配管60に流れて、そして、その共
用オイル・リザーバ24に戻される。
従って、前述の場合と同様に、その反力調整弁14によ
る圧力降下が小さくなり、左右の反力室44.45内の
圧力差が小さくなって、その反力室45内の圧油は、そ
のスプール38の摺動に対して大きな抵抗にならず、操
舵は小さな操作力で行なわれる。
一方、そのリア・パワー・ステアリング12においては
、そのリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ1
5が、そのスプール・ボア80内にそのコントロール・
バルブ・スプール81を図において、右側に摺動させる
ので、そのポンプ・ボート82がそのスプール81のス
プール溝92を介してそのシリンダ・ボート85に、そ
して、そのタンク・ボート83が、そのスプール81の
スプール溝93を介してそのシリンダ・ボート86にそ
れぞれ連絡され、そのリア・オイル・ポンプ66から吐
き出され、そして、そのリア・フロー・コントロール・
バルブ68で流量調整された圧油は、その連通路102
を経て、そのリア・ブースタ65のシリンダ室76に送
られ、そのピストン73が図において、右側に摺動され
、また、そのリア・ブースタ65のシリンダ室75内の
圧油は、その連通路100,101および戻り何泊圧配
管99を経てその共用オイル・リザーバ24に戻される
そのようにして、そのリア・パワー・ステアリング12
は、そのフロント・パワー・ステアリング11に対して
逆位相の操舵をなし、その自動車の走行状態を安定に維
持する。
また、その低速走行の際、その自動者がその道路におい
て、カーブ箇所を通過するならば、そのコントローラ1
6は、その車速センサ110、操舵量センサ 111、
フロント圧力センサ112、リア圧力センサ113、お
よび後車輪切れ角センサ114からそれぞれ信号を入力
し、それら入力信号に基づいて演算し、予め入力された
理想関係値、位相パターン、車速および操舵量に対する
理想反力油圧値、積載重量に対する理想反力油圧値、お
よび路面摩擦値に対する最適反力油圧値にその演算値を
比較し、その反力調整弁14およびリア・コントロール
・バルブ・アクチュエータ15に流れる出力電流を決定
する。
この場合、特に、そのリア・コントロール・バルブ・ア
クチュエータ15に流れる出力電流は、予め入力された
その操舵量に対するフロント油圧、後車輪切れ角に対す
るリア油圧、およびフロント油圧に対するリア油圧の理
想関係値に関連して決定され、そのリア・パワー・ステ
アリング12の操舵がそのフロント・パワー・ステアリ
ング11のそれに対して逆位相であって、しかも、その
リア・パワー・ステアリンク12の操舵量、換言するな
らば、後車輪切れ角がそのフロント・パワー・ステアリ
ング11のそれに対して一定の関係になすものである。
そのようにして決定された出力電流がそのリア・コント
ロール・バルブ・アクチュエータ15に流れ、そのリア
・コントロール・バルフ電アクチュエータ15によって
、そのリア・コントロール・バルブ67がバルブ切換え
動作されるので、その自動車の旋回姿勢は、理想旋回姿
勢に自動的に制御されて修正され、また、同時に、その
反力調整弁14のための出力電流がその電気アクチェエ
ータ109に流れるので、その反力調整弁14における
通路断面積が絞り調整され、その自動車においては、車
速、積載重量、および路面摩擦値に適合した操舵力が得
られ、操作恣や操縦安定性が一定される。勿論、この旋
回の際、そのフロントおよびリア・コントロール・バル
ブ22.67のバルブ切換え動作およびそのフロントお
よびリア・ブースタ20.65の動作はそのステアリン
グ・ホイール25の操舵に対応して前述のように行なわ
れる。
さらに、この低速走行の際に、その自動車が、その道路
において、路面を凍結した真直な箇所、若しくは、カー
ブ箇所に突入されるならば、その瞬間に、路面抵抗が急
に小さくなり、それに伴って、そのフロント・コントロ
ール・バルブ22のポンプ・ボート39に向けてその供
給側油圧配管59内に流れる圧油には、圧力が下がるの
で、そのフロント圧力センサ112は、路面摩擦値(路
面のすべり摩擦係数μ)に相当して低下された油圧を感
知し、電気信号に変換してそのコントローラ16に与え
、そのコントローラ16は、その入力された電気信号お
よび、同時的に、その車速センサ110、操舵量センサ
111、リア圧力センサ113、および後車輪切れ角セ
ンサ114からの電気信号に基づいて演算し、予め入力
された理想関係値、位相パターン、車速および操舵量に
対する理想反力油圧値、積載重量に対する理想反力油圧
値、および路面摩擦値に対する最適反力油圧値にその演
算値を比較し、その反力調整弁14およびリア・コント
ロール・バルブ・アクチュエータ15に流れる出力電流
を決定する。
特に、この場合には、その圧力調整弁14に流れる出力
電流は、予め入力された路面摩擦値に対する最適反力油
圧値に関連して決定される。
そのようにして決定された出力電流がそのコントローラ
16からその反力調整弁14の電気アクチュエータ10
9に流れるので、その反力調整弁14においては、その
スプールがそのスプール・ボア内に通路断面積を絞る方
向に摺動される。
その結果、そのフロント・コントロール・バルブ22が
バルブ切換え動作される際、そのフロント・コントロー
ル・バルブ22においては、その反力調整弁14による
圧力降下が大きくなり、そして、その反力調整通路13
で互いに連絡されたその左右の反力室44.45間の圧
力差が大きくなり、その反力室44,45の圧油は、そ
のスプール・ボア37内におけるそのスプール38の摺
動方向に応じて、そのスプール38の摺動に対して大き
な抵抗になるので、そのステアリング・ホイール25の
操作は、その自動車がその路面を凍結した真直な箇所、
若しくは、カーブ箇所に突入する直前の状態に維持され
、換言するならば、重い状態に保たれる。
従って、その自動車が、その道路において、路面を凍結
した真直な箇所、若しくは、カーブ箇所に突入されても
、そのステアリング・ホイール25が瞬時に軽くされず
に、重い状態に保たれ、そのステアリング・ホイール2
5の功過ぎが阻止され、それに伴って、その自動車では
、スピンなどが未然に防がれる。
次には、その自動車が高速で走行されるならば、そのコ
ントローラ16は、その車速センサ110、操舵量セン
サ111、フロント圧力センサ112、リア圧力センサ
113および後車輪切れ角センサ114から信号を入力
し、その入力信号に基づいて演算し、予め入力された理
想関係値、位相パターン、車速および操舵量に対する理
想反力油圧値、積載重量に対する理想反力油圧値、およ
び路面摩擦値に対する最適反力油圧値にその演算値を比
較し、その反力調整弁14およびリア・コントロール・
バルブ・アクチュエータ15に流れる出力電流を決定す
る。
この場合、その反力調整弁14の電気アクチュエータ1
09に流れる出力電流は、前述の低速走行の場合に比較
して、その反力調整弁14において、そのスプールがそ
のスプール・ボア内に通路断面積を絞る方向、換言する
ならば、通路を閉じる方向に摺動されるように、決定さ
れ、また、そのリア・コントロール・バルブ・アクチュ
エータ15に流れる出力電流は、そのリア・パワー・ス
テアリング12がそのフロント・パワー・ステアリング
11に対して同位相に操舵されるように、決定される。
そのようにして決定された出力電流がそのコントローラ
16からその反力調整弁14の電気アクチュエータ10
9およびリア・コントロール・バルブ・アクチュエータ
15に流れるので、その反力調整弁14においては、通
路断面積が絞られ、そのフロント・コントロール・バル
ブ22がバルブ切換え動作される際、その反力調整通路
13で互いに連絡されたそのフロント・コントロール・
バルブ22の左右の反力室44.45間には、その反力
調整弁14による圧力降下が大きくなり、その左右の反
力室44.45間の圧力差が大きくなり、その反力室4
4,45の圧油は、そのスプール38の摺動力向に応じ
て、そのスプール38の摺動に対して大きな抵抗になり
、その結果、そのステアリング・ホイール25の操作は
、前述の低速走行時に比して重くなる。
従って、この高速走行時の操舵には比較的大きな操作力
が要求され、走行安定性も向上される。
一方、そのリア・コントロール・バルブ・アクチュエー
タ15は、そのリア・コントロール・バルブ67をその
フロント・コントロール・バルブ22と同方向にバルブ
切換え動作させ、そのリア・オイル・ポンプ66から吐
き出され、そして、そのリア・フロー・コントロール・
バルブ68で流量調整された圧油を方向制御してそのリ
ア・ブースタ65のシリンダ室75.76に供給し、ま
た、同時に、そのリア・ブースタ65のシリンダ室75
.76の圧油を方向制御してその共用オイル・リザーバ
24に戻し、そのフロント・パワー・ステアリング11
に対してそのリア・パワー・ステアリング12を同位相
に操舵させる。
勿論、この高速走行時におけるそれらフロントおよびリ
ア・パワー・ステアリング1112の操舵は、上述の状
態で、前述された低速走行時のように、道路条件に応じ
て行なわれる。
そして、そのフロントおよびリア・コントロール・バル
ブ22.67のバルブで切換え動作に応じて、圧油は、
そのフロントおよびリア・オイル・ポンプ21.66か
らそれらに対応するフロントおよびリア・ブースタ20
.65に流れ、また、そのフロントおよびリア・ブース
タ20.65からその共用オイル・リザーバ24に流れ
るのであるが、それの詳細については、前述の低速走行
の場合の説明から類推して理解されるであろう。
また、次に、その自動車が据切りされる場合について述
べるに、この場合は、前述された低速走行と同様であっ
て、荷物が満載されて走行速度が零であるので、そのコ
ントローラ16から流れる出力電流で、その反力調整弁
14の通路断面積が最大に広げられ、そのフロント・コ
ントロール・バルブ22がバルブ切換え動作される際、
その反力調整通路13で互いに連絡された反力室44゜
45間の圧力差が極めて小さくなり、その反力室44.
45の圧油は、そのスプール・ボア37内におけるその
スプール38の摺動方向に応じて、そのスプール38の
摺動に対して大きな抵抗にならず、その結果、その据切
りは、極めて小さな操作力で行なわれる。
発明の利便・利益 上述よりして、既に提案され、使用されてきているとこ
ろの車両に使用される速度悪心型パワー・ステアリング
に比較していえば、この発明の車両に使用される四輪操
舵系統は、フロント・ブースタ、フロント・オイル・ポ
ンプ、および一対の反力室を備えるフロント・コントロ
ール・バルブを油圧回路に構成し、前車軸の両端に揺動
可能に連結された一対の前車輪軸を操舵するフロント・
パワー・ステアリングと、リア・ブースタ、リア・オイ
ル・ポンプ、およびリア・コントロール・バルブを油圧
回路に構成し、後車軸の両端に揺動可能に連結された一
対の後車輪軸を操舵するリア・パワー・ステアリングと
、そのフロント・コントロール・バルブの一対の反力室
を互いに連絡する反力調整通路と、その反力調整通路に
配置される反力調整弁と、そのリア・コントロール・バ
ルブ駆動するリア・コントロール・バルブ・アクチュエ
ータと、理想旋回姿勢を与えるところの操舵量に対する
フロント油圧、後車輪切れ角に対するリア油圧、および
フロント油圧に対するリア油圧の理想関係値を予め入力
し、そして、車速センサ、操舵量センサ、フロント圧力
センサ、リア圧力センサ、および後車輪切れ角センサに
入力側を接続し、また、その反力調整弁およびリア・コ
ントロール・バルブ・アクチュエータに出力側を接続し
、それらセンサからの信号に基づいて演算し、その理想
関係値にその演算値を比較し、その反力調整弁およびリ
ア・コントコール・バルブ・アクチュエータに流れる出
力電流を制御するコントローラとを含んで構成するので
、この発明の車両に使用される四輪操舵系統では、旋回
時、車速に関連して、そのリア・パワー・ステアリング
による後車輪の切れ角がそのフロント・パワー・ステア
リングの操舵量に対して一定の関係になされ、そのよう
にして、積載重量や路面摩擦値に影響されずに、車速や
操舵量に応じて、車両の旋回姿勢が理想状態に自動的に
制御されて修正され、車両の旋回姿勢の変化による操舵
上の異和感をドライバーに惑じさせることが防止され、
操作感や操縦安定性が向上され、ドライバーが操舵によ
る肉体的精神的疲労から解放され、特に、自動車への適
用性に優れ、非常に存用であり、また、実用的である。
発明と具体例との関係 先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野における
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われることであり、さらには、この発明の
内容が、その発明の課題を充足し、その発明の効果を達
成するところのその発明に本質的に同じである態様に容
易に置き換えられるでしょう。
【図面の簡単な説明】
図は、自動車に適用されたこの発明の車両に使用される
四輪操舵系統の具体例を示す概説図である。 11・・・フロント・パワー・ステアリング、12・・
・リア・パワー・ステアリング、13・・・反力調整通
路、14・・・反力調整弁、15・・・リア・コントロ
ール・バルブ・アクチュエータ、16・・・コントロー
ラ、20・・・フロント・ブースタ、21・・・フロン
ト・オイル・ポンプ、22・・・フロント・コントロー
ル・バルブ、23・・・フロント・フロー・コントロー
ル・バルブ、65・・・リア・ブースタ、66・・・リ
ア・オイル・ポンプ、67・・・リア・コントロール・
バルブ、68・・・リア・フロー・コントロール・バル
ブ、110・・・車速センサ、111・・・操舵量セン
サ、112・・・フロント圧力センサ、113・・・リ
ア圧力センサ、114・・・後車輪切れ角センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フロント・ブースタ、フロント・オイル・ポンプ、およ
    び一対の反力室を備えるフロント・コントロール・バル
    ブを油圧回路に構成し、前車軸の両端に揺動可能に連結
    された一対の前車輪軸を操舵するフロント・パワー・ス
    テアリングと、リア・ブースタ、リア・オイル・ポンプ
    、およびリア・コントロール・バルブを油圧回路に構成
    し、後車軸の両端に揺動可能に連結された一対の後車輪
    軸を操舵するリア・パワー・ステアリングと、 そのフロント・コントロール・バルブの一対の反力室を
    互いに連絡する反力調整通路と、 その反力調整通路に配置される反力調整弁と、そのリア
    ・コントロール・バルブを駆動するリア・コントロール
    ・バルブ・アクチュエータと、理想旋回姿勢を与えると
    ころの操舵量に対するフロント油圧、後車輪切れ角に対
    するリア油圧、およびフロント油圧に対するリア油圧の
    理想関係値を予め入力し、そして、車速センサ、操舵量
    センサ、フロント圧力センサ、リア圧力センサ、および
    後車輪切れ角センサに入力側を接続し、また、その反力
    調整弁およびリア・コントロール・バルブ・アクチュエ
    ータに出力側を接続し、それらセンサからの信号に基づ
    いて演算し、その理想関係値にその演算値を比較し、そ
    の反力調整弁およびリア・コントロール・バルブ・アク
    チュエータに流れる出力電流を制御するコントローラ とを含む車両に使用される四輪操舵系統。
JP7194786A 1986-03-29 1986-03-29 車両に使用される四輪操舵系統 Pending JPS62227865A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115071U (ja) * 1989-03-02 1990-09-14

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