JPS6236561Y2 - - Google Patents

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JPS6236561Y2
JPS6236561Y2 JP1982098586U JP9858682U JPS6236561Y2 JP S6236561 Y2 JPS6236561 Y2 JP S6236561Y2 JP 1982098586 U JP1982098586 U JP 1982098586U JP 9858682 U JP9858682 U JP 9858682U JP S6236561 Y2 JPS6236561 Y2 JP S6236561Y2
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JP
Japan
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width
land
chip
edge
cutting
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JP1982098586U
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JPS595206U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チツプブレーカ溝を備えたスローア
ウエイチツプに係り、特に中重切削領域で切屑処
理性がよく、しかも倣い加工にも好適するように
したものである。
従来、この種のスローアウエイチツプとして、
実開昭50−156880号公報、特開昭48−52078号公
報等にみられるものが開示されている。
前者は、公開公報の第3図〜第6図でみられる
ものについては、チツプブレーカ溝が辺の中央で
凹むようないわゆる弯曲面を形成したものであ
る。したがつて、弯曲面の形成に伴い、正のすく
い角が構成され、切削抵抗が低くなる利点を有す
る。しかしながら、重切削に適用した場合には、
刃先強度が不足するため、重切削側における切屑
の有効処理範囲が制限される。
また、後者は、スローアウエイチツプの辺方向
に波形曲面からなるチツプブレーカ溝を形成し、
切削抵抗の減少を企図しているものである。しか
しながら、重切削に適用した場合やはり刃先強度
が問題となつて、切屑処理範囲の上限が制限を受
けるものであつた。
このようなことから、この種のスローアウエイ
チツプでは、切削の高能率化の要求に伴つて、中
重切削に好適するチツプブレーカ溝の開発が要望
されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、い
わゆる全周ブレーカ溝を有するスローアウエイチ
ツプについて、巾狭のランド、チツプブレーカ溝
のすくい角および巾を合理的に組合せることによ
り切屑処理の有効範囲が拡大され、しかも倣い加
工にも好適するスローアウエイチツプを提供する
ものである。
以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図乃至第4図において、1は例えば3角形
板状をなすスローアウエイチツプであり、3角形
面を呈する上下面の周縁部分には、巾狭のランド
2およびチツプブレーカ溝3がそれぞれ形成され
ている。そして、中央部分には、ボス面4および
中心取付け穴5が形成されている。
前記ランド2は、その巾がノーズ付近から辺の
中央部位に向つて順次広くなるように変化するも
のである。したがつて、本実施例では、W1から
W2に巾広になるものが示されている。これは、
重切削時における刃先強度を高める配慮である。
そして、このランド2および周側面7によつて形
成される切刃稜8は、第2図で明示されているよ
うに、ノーズ6付近の直線稜8aおよびこれに続
いて下り傾斜が始まる波形曲線稜8bからなつて
おり、この結果インクリネーシヨンαが形成され
るようになつている。これは中重切削時における
切削抵抗、切屑処理性を考慮したものである。な
お、前述した波形曲線稜8bは、半円弧状の凹凸
からなるが、下り傾斜から始つて下りきつたとこ
ろで谷部分を形成し、辺の中央部位で山部分が位
置するようにしたものである。
また、前記チツプブレーカ溝3は、切刃稜8か
らボス面4に向う横断方向では、第3図および第
4図で示されるようにランド2に続いて傾斜面3
aが形成される。この傾斜面3aは、波形曲線稜
8bを基準にしたときには、下り傾斜が始まると
ころすなわち直線稜8aと波形曲線稜8bの接続
点では、すくい角θ、巾l1を形成する。また、
下りきつたところの谷部分では、前記傾斜面3a
は、すくい角θ、巾l2を形成する。そして、こ
れらのすくい角θ、θおよび巾l1、l2は、θ
<θ、l1<l2の関係になつているものであ
る。これは、前述したインクリネーシヨンαの付
加とともに、中重切削時における切削抵抗、切屑
処理性を考慮したものである。このように構成で
きるのは、前述したランド2の巾広変化によるも
のである。また、チツプブレーカ溝3の傾斜面3
aにおけるすくい角θおよび巾l1が小さく、し
かもノーズ6で直線的な切刃稜8を形成するよう
にしているのは、特に切刃剛性を配慮したからで
ある。
なお、本実施例で示されるチツプブレーカ溝3
のすくい角θ、θは、それぞれ10゜、20゜に
したものでありランド2の巾W1、W2はそれぞれ
0.1mm、0.2mmとしたものである。
このようにして構成された本考案のスローアウ
エイチツプは以下のような効果を有するものであ
る。
第1に、切屑処理有効範囲が広いことである。
これは、チツプブレーカ溝3における傾斜面3a
のすくい角θ、θ、巾l1、l2およびランド2
の巾W1、W2を変化させたことおよび波形曲線稜
8bを存在させたことから、それぞれの切削条件
に適合した切屑が排出できるためである。すなわ
ち、第5図にみられるように本考案品による切屑
の有効処理範囲は、従来品によるものよりも拡大
されている。この場合、本考案品は、第1図〜第
4図にみられるもので、内接円直径を12.7mmφ、
ノーズ半径を0.8mmとし、すくい角θ=10゜、
θ=20゜、ランド2の巾W1=0.1mm、W2=0.2
mm、インクリネーシヨンα=10゜としたものであ
る。これに対し、従来品は、内接円直径、ノーズ
半径を本考案品と同じくし、ランド巾を0.2mmの
一定巾、インクリネーシヨンをα=0とした全周
ブレーカ付きのものである。
第2に、倣い加工における切屑処理性がよく倣
い加工に好適することである。これは、切刃稜8
が直線稜8aおよび波形曲線稜8bから構成さ
れ、特に波形曲線稜8bによつてインクリネーシ
ヨンαが付加されることから倣い削りにおいて、
切屑の流出方向をコントロールできるからであ
る。また、端面引上げ切削では巾広の切屑が生成
されることに伴つて、中央部位の切刃稜8を損傷
することがあるが、本考案では、順次広くなるラ
ンド2を有しているため、切刃稜8が強化され損
傷が減少するからである。
第3に、切削抵抗が減少することである。これ
は、第6図における切削抵抗の比較からも明らか
である。この場合、被削材は、S45Cで、切削
速度V=150m/min、送りf=0.3mm/revを一
定として、切込みd=2.0mm、4.0mmと変化させた
ものである。
本考案は、以上説明したように、巾狭のラン
ド、チツプブレーカ溝のすくい角および巾につい
て、それぞれ有効に機能するように構成したもの
であるから、特に、切屑処理有効範囲が拡大さ
れ、また倣い加工にも好適するという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエチツプの一実施
例を示す正面図、第2図は、一部側面図、第3図
は、第2図中の−線に沿つて得られる一部拡
大断面図、第4図は、同じく第2図中の−線
に沿つて得られる一部拡大断面図、第5図は、本
考案品および従来品おける切屑の有効処理範囲を
示す説明図、第6図は、同じく切削抵抗の比較を
示す説明図である。 1……スローアウエイチツプ、2……ランド、
3……チツプブレーカ溝、6……ノーズ、7……
周側面、8……切刃稜、8a……直線稜、8b…
…波形曲線稜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 多角形板状をなし、その多角形を呈する上下面
    の一方または両方の周縁部分には、巾狭のランド
    2およびチツプブレーカ溝3が全周囲にわたつて
    それぞれ形成され、また、中央部分にボス面4が
    形成されるようにしたスローアウエイチツプにお
    いて、 前記ランド2は、ノーズ6付近の巾W1が狭
    く、しかも辺の中央付近の巾W2が広くなるよう
    に順次変化しており、また周側面7からの方向視
    では、前記切刃稜8がノーズ6部分の直線稜8a
    およびこれに続く下り傾斜が始まり、辺の中央付
    近で山部分を構成する半円弧状の波形曲線稜8b
    を形成するようになつており、 前記チツプブレーカ溝3は、前記ランド2から
    ボス面4に向う横断方向で傾斜面3aが形成され
    るとともに、波形曲線稜8bに対する横断方向の
    前記傾斜面3aについては、下り傾斜が始まつた
    ところですくい角θ、巾l1を形成し、また下り
    きつたところの谷部分ですくい角θ、巾l2を形
    成し、これらのすくい角θ、θおよび巾l1
    l2がθ<θ、l1<l2の関係になつていること
    を特徴とするスローアウエイチツプ。
JP9858682U 1982-06-30 1982-06-30 スロ−アウエイチツプ Granted JPS595206U (ja)

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JP9858682U JPS595206U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 スロ−アウエイチツプ

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JP9858682U JPS595206U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 スロ−アウエイチツプ

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JPS595206U JPS595206U (ja) 1984-01-13
JPS6236561Y2 true JPS6236561Y2 (ja) 1987-09-17

Family

ID=30233997

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JP9858682U Granted JPS595206U (ja) 1982-06-30 1982-06-30 スロ−アウエイチツプ

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JP2013181573A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Showa Corp フロントフォーク

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4852077A (ja) * 1971-10-27 1973-07-21
JPS5725322A (en) * 1980-07-22 1982-02-10 Toshiba Corp Epoxy resin composition

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JPS595206U (ja) 1984-01-13

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