JPS6231205Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6231205Y2 JPS6231205Y2 JP8720082U JP8720082U JPS6231205Y2 JP S6231205 Y2 JPS6231205 Y2 JP S6231205Y2 JP 8720082 U JP8720082 U JP 8720082U JP 8720082 U JP8720082 U JP 8720082U JP S6231205 Y2 JPS6231205 Y2 JP S6231205Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- land
- cutting
- throw
- breaker groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 102200082816 rs34868397 Human genes 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、スローアウエイチツプに係り、特に
そのチツプブレーカ溝および切刃稜の構成を改善
して重切削に好適するようにしたものである。
そのチツプブレーカ溝および切刃稜の構成を改善
して重切削に好適するようにしたものである。
従来、この種のスローアウエイチツプは、切屑
処理性が問題とされ、その対策として、各種のチ
ツプブレーカ溝に関する提案例えば、米国特許第
3381349号、第3383748号明細書等各種の提案がな
されている。
処理性が問題とされ、その対策として、各種のチ
ツプブレーカ溝に関する提案例えば、米国特許第
3381349号、第3383748号明細書等各種の提案がな
されている。
そして、米国特許第3381349号明細書にみられ
るものは、正角のランドに続いて２つの円弧面を
連続させた２段ブレーカに関するものであり、ま
た第3383748号明細書にみられるものは、チツプ
ブレーカ溝が切切刃稜に沿つて凹み勝手の 曲面
をもつものである。しかし、これらのものを重切
削に適用した場合、前者については、刃先強度が
弱く、切屑処理範囲も狭いものである。また、後
者については、軽切削では切屑が円滑に流出する
が、重切削では切屑がつまる原因となつて不都合
となるものであつた。
るものは、正角のランドに続いて２つの円弧面を
連続させた２段ブレーカに関するものであり、ま
た第3383748号明細書にみられるものは、チツプ
ブレーカ溝が切切刃稜に沿つて凹み勝手の 曲面
をもつものである。しかし、これらのものを重切
削に適用した場合、前者については、刃先強度が
弱く、切屑処理範囲も狭いものである。また、後
者については、軽切削では切屑が円滑に流出する
が、重切削では切屑がつまる原因となつて不都合
となるものであつた。
一方、重切削向のチツプブレーカは、刃先強度
の低下などの関係から適当なものが見当たらず、
改善されたものの開発が要望されている。
の低下などの関係から適当なものが見当たらず、
改善されたものの開発が要望されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、重
切削の領域において切屑処理範囲が広く、切屑等
による切刃損傷が防止されるようなチツプブレー
カ溝を有する改善されたスローアウエイチツプを
提供するものである。
切削の領域において切屑処理範囲が広く、切屑等
による切刃損傷が防止されるようなチツプブレー
カ溝を有する改善されたスローアウエイチツプを
提供するものである。
以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
について、図を参照しながら説明する。
第１図乃至第４図において、１は、正方形板状
をなすスローアウエイチツプであり、正方形を呈
する上下面には、巾狭のランド２、チツプブレー
カ溝３および中央ボス部４がそれぞれ形成されて
いる。
をなすスローアウエイチツプであり、正方形を呈
する上下面には、巾狭のランド２、チツプブレー
カ溝３および中央ボス部４がそれぞれ形成されて
いる。
前記ランド２は、切削作用時には、ネガランド
として作用するもので、その巾は、ノーズ付近か
ら遠ざかるにつれて順次広がるようになつてい
る。これは、切削時に発生する切屑がカールし
て、切刃稜５を損傷することがあるためおよび、
切削送り量の増加に対処するため、その巾を増加
させたものである。
として作用するもので、その巾は、ノーズ付近か
ら遠ざかるにつれて順次広がるようになつてい
る。これは、切削時に発生する切屑がカールし
て、切刃稜５を損傷することがあるためおよび、
切削送り量の増加に対処するため、その巾を増加
させたものである。
これに対し、前記チツプブレーカ溝３は、ラン
ド２から中央ボス部４に向つて３つの円弧面６，
７，８が連設されることによりいわゆる３段ブレ
ーカが形成されるようになつている。この場合、
円弧面６，７，８は、前記ランド２と異なり平行
関係で形成されており、その曲率半径は、それぞ
れR1，R2，R3で示されているがR1＜R2＜R3の関
係にある。そして、本実施例の場合では、R1＝
0.615mm、R2＝2.46mm、R3＝3.69mmとしたもので
あり、第３図および第４図から判るようにノーズ
から遠ざかるにつれて、その深さが順次浅くなつ
ているものである。これは軽切削では、切れ味を
良くするためであり、重切削では刃先強度を強く
するためである。
ド２から中央ボス部４に向つて３つの円弧面６，
７，８が連設されることによりいわゆる３段ブレ
ーカが形成されるようになつている。この場合、
円弧面６，７，８は、前記ランド２と異なり平行
関係で形成されており、その曲率半径は、それぞ
れR1，R2，R3で示されているがR1＜R2＜R3の関
係にある。そして、本実施例の場合では、R1＝
0.615mm、R2＝2.46mm、R3＝3.69mmとしたもので
あり、第３図および第４図から判るようにノーズ
から遠ざかるにつれて、その深さが順次浅くなつ
ているものである。これは軽切削では、切れ味を
良くするためであり、重切削では刃先強度を強く
するためである。
このようにして構成された本考案のスローアウ
エイチツプは、第１に切屑処理範囲が広いという
効果を有する。これは、第５図におけるような切
屑の有効処理範囲を有するからである。特に３つ
の円弧面６，７，８からなる３段ブレーカにより
高送り、深切込みの範囲が拡大される。なお、こ
のときの被削材は、S45Cの場合であり、切削速
度としてはＶ＝100m／minとしたものである。
エイチツプは、第１に切屑処理範囲が広いという
効果を有する。これは、第５図におけるような切
屑の有効処理範囲を有するからである。特に３つ
の円弧面６，７，８からなる３段ブレーカにより
高送り、深切込みの範囲が拡大される。なお、こ
のときの被削材は、S45Cの場合であり、切削速
度としてはＶ＝100m／minとしたものである。
第２に切屑等による切刃損傷を防ぎ長期寿命が
可能という効果を有する。これは、第４図でみら
れる断面付近では、カールする切屑等で損傷する
ことがあり、ネガランド巾を広くすることにより
防止されるからである。
可能という効果を有する。これは、第４図でみら
れる断面付近では、カールする切屑等で損傷する
ことがあり、ネガランド巾を広くすることにより
防止されるからである。
すなわち、第６図にみられる耐欠損性の比較に
おいて、本考案品と従来品とは限界送りにおいて
大きな差を有している。この場合、従来品は、一
定巾のランドを有するものである。
おいて、本考案品と従来品とは限界送りにおいて
大きな差を有している。この場合、従来品は、一
定巾のランドを有するものである。
なお、本実施例では、中央取付穴９を有する正
方形板状のスローアウエイチツプに適用したが、
これに限ることなく、各種形状のスローアウエイ
チツプに適用できるものである。
方形板状のスローアウエイチツプに適用したが、
これに限ることなく、各種形状のスローアウエイ
チツプに適用できるものである。
本考案は、以上説明したように、ランド巾およ
びチツプブレーカ溝を目的に合せて組合せたもの
であるから特に、切屑処理範囲が広くしかも切屑
等による切刃損傷の起き難いスローアウエイチツ
プを提供できるという利点を有する。
びチツプブレーカ溝を目的に合せて組合せたもの
であるから特に、切屑処理範囲が広くしかも切屑
等による切刃損傷の起き難いスローアウエイチツ
プを提供できるという利点を有する。
第１図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第２図は、その側面図、第３
図は、第１図中の−線に沿つて得られる一部
拡大断面図、第４図は、同じく第１図中の−
線に沿つて得られる一部拡大断面図、第５図は、
本考案スローアウエイチツプにおける切屑の有効
処理範囲を示す説明図、第６図は、本考案品およ
び従来品における耐欠損性の比較を示す説明図で
ある。 ２……ランド、３……チツプブレーカ溝、４…
…中央ボス部、５……切刃稜、６，７，８……円
弧面。
施例を示す正面図、第２図は、その側面図、第３
図は、第１図中の−線に沿つて得られる一部
拡大断面図、第４図は、同じく第１図中の−
線に沿つて得られる一部拡大断面図、第５図は、
本考案スローアウエイチツプにおける切屑の有効
処理範囲を示す説明図、第６図は、本考案品およ
び従来品における耐欠損性の比較を示す説明図で
ある。 ２……ランド、３……チツプブレーカ溝、４…
…中央ボス部、５……切刃稜、６，７，８……円
弧面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 すくい面を構成する多角形面の周縁部分には、
巾狭のランド２を介してチツプブレーカ溝３が形
成され、その中央部分には、中央ボス部４が形成
されるようにした多角形板状のスローアウエイチ
ツプにおいて、 前記ランド２は、ノーズから直線的な切刃稜５
が形成されるようになつているとともに、その切
刃稜５に沿つて、その巾が順次広がるようになつ
ており、 また、前記チツプブレーカ溝３は、前記ランド
２から中央ボス部４に向かう方向には、曲率半径
R1，R2，R3をそれぞれ有し、かつR1＜R2＜R3と
なつて、その深さを順次浅くした３つの円弧面
６，７，８が平行するように連設された３段ブレ
ーカが形成されていることを特徴とするスローア
ウエイチツプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8720082U JPS58191908U (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | スロ−アウエイチツプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8720082U JPS58191908U (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | スロ−アウエイチツプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58191908U JPS58191908U (ja) | 1983-12-20 |
| JPS6231205Y2 true JPS6231205Y2 (ja) | 1987-08-11 |
Family
ID=30095926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8720082U Granted JPS58191908U (ja) | 1982-06-11 | 1982-06-11 | スロ−アウエイチツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58191908U (ja) |
-
1982
- 1982-06-11 JP JP8720082U patent/JPS58191908U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58191908U (ja) | 1983-12-20 |
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