JPS6235113Y2 - - Google Patents

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JPS6235113Y2
JPS6235113Y2 JP11604381U JP11604381U JPS6235113Y2 JP S6235113 Y2 JPS6235113 Y2 JP S6235113Y2 JP 11604381 U JP11604381 U JP 11604381U JP 11604381 U JP11604381 U JP 11604381U JP S6235113 Y2 JPS6235113 Y2 JP S6235113Y2
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JP
Japan
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key
cup
magnets
same polarity
magnet
Prior art date
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JP11604381U
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JPS5821191U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は木管楽器の改良、より詳細には、音孔
を開閉するためのキーを、キーと管体との間に対
向配置した同極もしくは異極の永久磁石による反
撥及び吸引作用により、円滑に作動できるよにし
た木管楽器の改良に関するものである。
従来において、木管楽器における音孔開閉用の
キーは、第6図に示すように、管体Gに植設した
支柱E,Fにより支軸Cを管体Gと平行に軸架し
て、この支軸Cの両端に設けた鍵Aとカツプアー
ムBの一部に、夫々前記支軸Cに添つて設けた金
属製スプリングDを連結し、鍵Aを操作した際に
このスプリングDの弾性を介して、カツプアーム
BのカツプHが音孔Iを開閉作動するようになつ
ている。
しかしながら、このようにキーの開閉作動を金
属製のスプリングの弾性を利用して行うようにし
たものにおいては、長年にわたつて使用している
間に、スプリングが老朽化したり錆を生ずること
によつて弾性が劣化し、キーの的確な開閉操作が
円滑に行えなくなるという問題点を有している。
本考案は、上記のような従来における音孔開閉
操作用キーにおける問題点を解消するために、カ
ツプアームの音孔に対する開閉作動を、スプリン
グにおけるような腐蝕による損傷を生ずることの
ない、永久磁石の反撥力と吸引力とを利用して円
滑に行えるようにした木管楽器を提供しようとす
るものである。
次に、本考案に係る木管楽器の好ましい実施例
を図面により説明すると、第1図はキー1の構成
を示す側面図であり、このキー1は、鍵2とカツ
プアーム5とが、夫々支柱6,6′によつて第2
図の管体7と同軸方向に軸架された支軸3の両端
に設けられており、鍵2を圧解操作することによ
つて、カツプアーム5の先端のカツプ4が管体7
の音孔8を開閉するようになつている。
本考案においては、第2図乃至第4図に示すよ
うに、前記のキー1を構成するカツプアーム5の
支軸3による軸支部を中心としたいずれか一方側
と、このカツプアーム一方側と対向する管体7と
の間に永久磁石9,9′,10,10′が夫々配置
されるようになつている。
第2図乃至第4図は、いずれも本考案をオープ
ンキー、つまりキー1のカツプ4が常に音孔8を
開いていて、鍵2を操作することにより音孔8が
閉じられる型式のキーに応用した場合の実施例を
示している。このオープンキーの場合において
は、第2図に示すように、カツプアーム5におけ
る支軸3の軸支部を中心として、カツプ4側及び
この部分と対向する管体7とに、夫々同極の磁石
9及び9′が相対向するように設置されている。
また、該カツプアーム5における支軸3の軸支部
を中心とした自由端5′側、つまりカツプ4と反
対側には、該自由端5′側及びこれと対向する管
体7とに夫々異極の磁石10,10′が相対向す
るように配置されている。第2図のように、オー
プンキーの場合においては、カツプアーム5の支
軸3の軸支部を中心としたカツプ4側には管体7
との間に同極の磁石9,9′、カツプ4と反対側
の自由端5′側には管体7との間に同極の磁石1
0,10′を設置することが望ましいが、必ずし
もカツプアーム5の両端に夫々同極及び異極の磁
石を設置しなければならない訳ではない。第3図
はこのような趣旨において、カツプアーム5の前
記自由端5′側のみに異極の磁石10,10′を設
置した実施例を示しており、第4図は同様にカツ
プアーム5のカツプ4側に同極の磁石9及び9′
を設置した実施例を示している。
これらの実施例における構成においては、いず
れもカツプアーム5の支軸3軸支部を中心とした
カツプ4側に同極の磁石9,9′を有するか、又
はカツプアーム5の自由端5′側に異極の磁石1
0,10′を有するので、前記同極の磁石9,
9′が互いに反撥し合い、異極の磁石10,1
0′が互いに吸引し合うことにより、カツプアー
ム5のカツプ4を常に音孔8と開放した状態に置
くこととなる。
なお、特に図面による説明は省略するが、本考
案をクローズドキー、つまり第2図乃至第4図の
例とは反対に、キー1のカツプ4が常に音孔8を
閉じていて、鍵2を操作することにより音孔8が
開放される型式のキーに応用する場合には、第2
図乃至第4図の例に示した同極の磁石9及び9′
を反対に異極の磁石とすると共に、異極の磁石1
0及び10′を反対に同極の磁石と置き換えるよ
うにすれば、これらの磁石の吸引と反撥によりカ
ツプアーム5のカツプ4が常に音孔8を閉じるこ
ととなり、クローズドキーに適用することができ
る。
更に、第5図は別の実施例を示すものであり、
この場合にはカツプアーム5と鍵2とが、管体7
上に取り付けられた断面コの字形のブラケツト1
1に対し梃子形となるようにして、夫々軸12,
12′により回転自在に枢着されており、カツプ
4のカツプアーム5と管体7との間に同極の磁石
を設置すると共に、鍵2と管体7との対向面にも
同極の磁石を設置して、カツプ4と鍵2とが常に
磁石の反撥力によつて夫々上向きに開放された形
となつている。この実施例の場合には、鍵2を磁
石の反撥力に抗して管体7の方向へ押付けると、
鍵2の先端がカツプアーム5の尾端を押上げるの
で、先端のカツプ4が磁石の反撥力に抗して押下
げられ、音孔8を閉じる。
本考案に係る木管楽器においては、キーの開閉
作動を行うための従来におけるスプリングに代え
て磁石の反撥力と吸引力とを利用するようにした
が、磁石は半永久的に一定の磁石を保持できるの
で、従来のスプリングのように腐蝕による老朽化
や錆による弾性の劣化によつて生ずるキー運動の
鈍化を防ぎ、常にさわやかなキータツチにより演
奏を行うことができる。
また、磁石の場合には常に一定の磁力を保持で
きるので、従来におけるスプリングの弾性を利用
したキーのように、弾発力が夫々相違することに
よつて生ずるキータツチのアンバランスがなく、
爽やかなキータツチを得ることができる。更に、
従来のスプリングを利用したキーにおいて、スプ
リングが折損した場合にはキーは運動を停止する
が、本考案のように磁石を利用した場合には、キ
ーは外部から人工的に損傷を加えない限りキーの
運動が停止することはなく、従つて従来のように
スプリングを交換することの煩雑さや、弾発力の
調整を行うという煩雑を解消することができる。
また、本考案のように磁石を用いた場合、磁石
は相対向する磁石間の距離が長ければ磁力作用が
弱まり、短ければ磁力作用が強いので、キーを押
さえた時の感覚が軽快で、しかも指をキーから離
すと素早く元の位置に戻るという敏捷性を有する
ので、爽やかなキータツチにより演奏が行える。
更に従来のスプリングでは、設置される場所が限
定されることになるが、磁石の場合はスプリング
のように限定されることがなく、自由な場所に小
さく設置できるので、キーシステムを自由に組織
することができるという利点を有する。
本考案における磁石を利用したキーは、従来の
金属製のキー構造に磁石を設置するように構成し
ても充分に敏捷な動きでキーを作動させることが
できるが、合成樹脂をはじめとする非金属材料を
素材としたキー構造に設置した場合には、キーの
構成を金属製のキーよりも軽くすることができる
ので、従来のキー構造よりも一層軽快かつ敏捷に
キーを作動させることができる。しかも本考案の
ように磁石を合成樹脂の管体やキーに設置する場
合には、埋込み、接着、インサートなど、いずれ
も容易に取付作業を行えるので、従来における金
属製、木製の管体にスプリングを利用したキー構
造を取り付ける場合の作業に比較して、作業を適
正かつ迅速にして能率よく行えるという利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は木管楽器に用いられるキーの一般的形
状を示す平面図、第2図乃至第4図はいずれも本
考案に係る磁石形キー構造を備えた木管楽器の実
施例を示す断面図、第5図は本考案の磁石形キー
構造を梃子式のキー構造に応用した場合の斜視
図、第6図は従来の金属製スプリングを用いたキ
ー構造を示す部分斜視図である。 1:キー、2:鍵、3:支軸、4:カツプ、
5:カツプアーム、6:支柱、7:管体、8:音
孔、9,9′,10,10′:磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キーの圧解により管体の音孔を開閉する木管楽
    器において、キーを構成するカツプアームの回動
    軸支部を中心としたいずれか一方側と、このカツ
    プアーム一方側と対向する管体との間に永久磁石
    を対向配置したものであり、オープンキーの場合
    においては、前記永久磁石が前記軸支部を中心と
    したカツプ側において同極か、もしくは自由端側
    において異極であり、一方クローズドキーの場合
    においては、前記永久磁石が前記軸支部を中心と
    したカツプ側において異極か、もしくは自由端側
    において同極であることを特徴とした永久磁石に
    よりキーを作動する木管楽器。
JP11604381U 1981-08-04 1981-08-04 永久磁石によりキ−を作動する木管楽器 Granted JPS5821191U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11604381U JPS5821191U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 永久磁石によりキ−を作動する木管楽器

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JP11604381U JPS5821191U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 永久磁石によりキ−を作動する木管楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5821191U JPS5821191U (ja) 1983-02-09
JPS6235113Y2 true JPS6235113Y2 (ja) 1987-09-07

Family

ID=29910285

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11604381U Granted JPS5821191U (ja) 1981-08-04 1981-08-04 永久磁石によりキ−を作動する木管楽器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63132469U (ja) * 1987-02-20 1988-08-30
JP2002304172A (ja) * 2001-04-04 2002-10-18 Nonaka Boeki Kk 常開キーパッド保持具

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Publication number Publication date
JPS5821191U (ja) 1983-02-09

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