JP3272684B2 - 自動閉鎖引き戸用エアダンパ - Google Patents

自動閉鎖引き戸用エアダンパ

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JP3272684B2
JP3272684B2 JP32531498A JP32531498A JP3272684B2 JP 3272684 B2 JP3272684 B2 JP 3272684B2 JP 32531498 A JP32531498 A JP 32531498A JP 32531498 A JP32531498 A JP 32531498A JP 3272684 B2 JP3272684 B2 JP 3272684B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開く力を解除する
と引き戸本体が自動的に閉鎖する自動閉鎖引き戸に付設
されている自動閉鎖引き戸用エアダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動閉鎖引き戸は、種々の方法
により常に閉鎖方向の力が付与された引き戸本体、およ
び、この引き戸本体が取着される戸枠を備えており、引
き戸本体を開く力を解除すると自動的に閉鎖するように
形成されている。
【0003】ところが、この自動閉鎖引き戸の閉鎖速度
は閉鎖方向の力により次第に加速されるものであるため
に、そのままにしておくと全閉時に引き戸本体が戸枠に
強く衝突し、両者間に強く挟まれたり、大きな衝撃音が
発生する恐れがある。
【0004】そこで、従来から自動閉鎖引き戸の少なく
とも全閉となる直前の閉鎖速度を減速させて、引き戸本
体と戸枠との間に強く挟まれる危険を防止したり、引き
戸本体と戸枠との衝撃音を緩和させるための各種の自動
閉鎖引き戸用エアダンパが提案されている。
【0005】図10から図12はこの種の従来の自動閉
鎖引き戸用エアダンパの一例を示すものであり、従来の
自動閉鎖引き戸用エアダンパ1は、図10に示すよう
に、引き戸本体Aの上面に固着されるダンパ体10と、
戸枠Bに固着される磁石20とを有している。
【0006】前記ダンパ体10は、エアシリンダ11と
ピストンロッド12を有しており、ピストンロッド12
の先端部には、図11に示すようにクッション13を介
して鉄製の吸着片14が取着されている。また、吸着片
14の図11右方に示す先端面には、ゴム様弾性体など
により形成された緩衝部材15が固着されている。
【0007】前記磁石20は、図12に示すように、磁
石固定ねじ21をもって磁石用クッション22を介して
戸枠Bに固着される正面ほぼL字形状の磁石取付金具2
3に固着されている。
【0008】このような従来の自動閉鎖引き戸用エアダ
ンパ1によれば、自動閉鎖引き戸の全閉時には、図10
に破線にて示すように、引き戸本体Aに固着されたダン
パ体10のピストンロッド12は、その先端部に取り付
けられている吸着片14を戸枠Bに固着されている磁石
20に当接されてエアシリンダ11内に差込まれてい
る。この状態から引き戸本体Aを図10左方に開いて行
くと、吸着片14と磁石20との吸磁力により、ピスト
ンロッド12は戸枠B側に吸着されて不動のままエアシ
リンダ11のみが移動して行き、ピストンロッド12が
最大に引出されると吸着片14が磁石20から強制的に
離されて、図10に実線にて示すように、エアシリンダ
11とピストンロッド12とが一緒に移動させられる。
また、引き戸本体Aから手を離して開く力を解除する
と、前記閉鎖方向の力により引き戸本体Aが図10右方
へ閉じられて行き、吸着片14が磁石20に当接した後
はピストンロッド12がエアシリンダ11内に挿入され
て行き、エアシリンダ11内のエアを圧縮するととも
に、エアを少量ずつ外部に排出して、閉鎖方向に走行す
る引き戸本体Aの閉鎖速度が減速されるようになってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の自動
閉鎖引き戸用エアダンパ1においては、ダンパ体10と
磁石20とが別部品とされており、ダンパ体10を引き
戸本体Aへ、磁石20を戸枠B、詳しくは戸枠Bに固着
される取付金具23へとそれぞれ個別に取り付けなけれ
ばならず、ダンパ体10と磁石20とを取り付ける際
に、磁石20をピストンロッド12の軸心の延長線上に
位置するように磁石20の取付位置を正確に位置決めす
る必要があり、取り付けに多大な労力と時間を要すると
いう問題点があった。
【0010】さらに、従来の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ1においては、ピストンロッド12がエアシリンダ1
1から長く引出された場合に、ピストンロッド12の自
重によりピストンロッド12の先端部に取着された吸着
片14部分が鉛直方向下方に下がることになるので、磁
石20をピストンロッド12の軸心の延長線上に位置す
るように磁石20の取付位置を正確に位置決めする必要
があり、取り付けにより多大な労力と時間を要するとい
う問題点があった。
【0011】なお、ピストンロッド12の先端部に磁石
20を取着し、戸枠Bに吸着片14を取着する構成とし
た場合であっても取り付けに多大な労力と時間を要する
という問題は同様に生じる。
【0012】さらに、従来の自動閉鎖引き戸用エアダン
パ1においては、ダンパ体10と磁石20とが別部品と
されており、部品点数が多く、コストが高いという問題
点があった。
【0013】そこで、取り付けが容易で安価な自動閉鎖
引き戸用エアダンパが望まれている。
【0014】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、取り付けが容易で安価な自動閉鎖引き戸用エア
ダンパを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の自動閉
鎖引き戸用エアダンパの特徴は、ダンパ体のピストンロ
ッドの先端部にクッション体を取着し、このクッション
体に磁石を固着するとともに、クッション体のピストン
ロッドの先端部と対向する部位に、ピストンロッドの先
端部に向かって突出する複数の突部を一体形成した点に
ある。そして、このような構成を採用したことにより、
ダンパ体と磁石とを一部品とすることができるので、部
品点数を少なくしてコストを下げることができる。さら
に、クッション体は、外力が加わると弾性変形してクッ
ション体に固着されている磁石の姿勢を適正な状態に制
御することができるので、取り付けに際しての正確な位
置決めを必要とせず、取り付けに要する時間と労力を低
減することができる。さらにまた、複数の突部は、クッ
ション体に外力が加わるとより容易に弾性変形するの
で、クッション体に固着されている磁石の姿勢をより容
易に適正な状態に制御することができる。
【0016】
【0017】また、特許請求の範囲の請求項に記載の
本発明の自動閉鎖引き戸用エアダンパの特徴は、請求項
1において、磁石をクッション体の内部に配設した点に
ある。ここでいう磁石をクッション体の内部に配設する
とは、具体的には、磁石をクッション体を介して戸枠に
固着されている吸着用取付金具に当接させることができ
る構成を意味し、磁石をクッション体の内部に埋設する
構成でも、磁石の一部をクッション体で覆う構成でもど
ちらでもよい。そして、このような構成を採用したこと
により、クッション体と磁石とを容易に一体化すること
ができるので、ダンパ体と磁石とをより容易に一部品と
することができ、コストをより容易に下げることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態により説明する。
【0019】図1から図5は本発明に係る自動閉鎖引き
戸用エアダンパの第1実施形態を示すものであり、図1
は全体構成の要部を示す概略図、図2はピストンロッド
の先端部近傍を拡大して示す拡大正面図、図3はクッシ
ョン部材の要部を示す拡大縦半断面図、図4は図3の左
側面図、図5は図3の右側面図である。
【0020】図1に示すように、本実施形態の自動閉鎖
引き戸用エアダンパ26は、引き戸本体Aの上面に固着
されるダンパ体30と、戸枠Bに固着される吸着用取付
金具45とを有している。この吸着用取付金具45は、
例えば鉄などの金属により正面ほぼL字形状に形成され
ており、図示しない金具取付ねじにより戸枠Bに固着さ
れるようになっている。
【0021】前記ダンパ体30は、エアシリンダ31と
ピストンロッド32を具備しており、ピストンロッド3
2の先端部には、ゴム様弾性体により形成されたクッシ
ョン体33が取着されている。このクッション体33
は、全体としてほぼ円筒形状に形成されており、図2に
示すように、クッション体33の図2右方に示す先端側
の内部には、磁石34が配設されている。すなわち、本
実施形態においては、ダンパ体30と磁石34とが一部
品とされている。
【0022】図3に示すように、前記クッション体33
は、金属などにより形成された環状の補強金具35に、
ゴム様弾性体、例えばゴムで形成されたクッション本体
36が一体に焼き付けられて形成されている。そして、
補強金具35は、断面略L字状の金具本体部35aと、
金具本体部35aの外周縁から径方向外側に向かって延
出されたフランジ部35bとを有している。また、クッ
ション本体36は、補強金具35の図3左方に示す外側
に固着されており、クッション本体36の軸心部には、
図3に想像線にて示すクッション体33をピストンロッ
ド32の先端部に取着するためのクッション取付ねじ3
7が挿通されるガイド孔38が形成されている。そし
て、図2に示すように、クッション取付ねじ37の先端
をクッション本体36の軸心部に形成されたガイド孔3
8を通してピストンロッド32の先端面に螺入すること
により、クッション体33がピストンロッド32の先端
部に取着されている。さらに、クッション本体36の図
3左方に示すピストンロッド32の先端部と対向する部
位には、複数、本実施形態においては図4に示すように
6個の突部39がピストンロッド32の先端部に向かっ
て突出するようにして等角度分配置されている。そし
て、図2に示すように、ピストンロッド32とクッショ
ン体33とは、各突部39の先端をピストンロッド32
の先端部と僅かに当接して取着されており、自由状態に
おけるクッション体33の姿勢を適正に規制することが
できるようになっている。また、前記補強金具35のフ
ランジ部の図3右方に示す吸着用取付金具45と対向す
る部位には、クッション本体36に接続する複数、本実
施形態においては8個の緩衝部40が等角度分配置され
ている。
【0023】すなわち、本実施形態のクッション体33
は、補強金具35、クッション本体36、ガイド孔3
8、各突部39および各緩衝部40などに対応する部位
のキャビティと、このキャビティの内部に補強金具35
をその板厚方向両側あるいは片側から支持する支持部と
を形成した図示しない成型用金型を用いて、未加硫のゴ
ムを加硫成型することにより形成されている。
【0024】なお、各突部39および各緩衝部40の
数、大きさおよび形状などは、設計コンセプトなどの必
要に応じて決定すればよい。
【0025】図3に示すように、前記クッション体33
の補強金具35の金具本体部35aの内部には、リング
状に形成された磁石34が図示しない接合部材などによ
り固着されている。この磁石34は、図3に示すよう
に、磁石34の図3右方に示す表面が、前記クッション
体33の各緩衝部40の図3右方に示す表面より、図3
左方に示す内側に位置するように配設されている。つま
り、磁石34は、クッション体33の内部に配設されて
いる。
【0026】なお、本実施形態の自動閉鎖引き戸用エア
ダンパ26は、引き戸本体Aの上面にダンパ体30を、
戸枠Bに吸着用取付金具45をそれぞれ固着する構成と
したが、引き戸本体Aの上面に吸着用取付金具45を、
戸枠Bにダンパ体30をそれぞれ固着する構成であって
もよい。
【0027】つぎに、前述した構成からなる本実施形態
の作用について説明する。
【0028】本実施形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ
26によれば、自動閉鎖引き戸の全閉時には、図1に破
線にて示すように、引き戸本体Aに固着されたダンパ体
30のピストンロッド32は、その先端部に取着されて
いるクッション体33の内部に固着された磁石34の磁
力をもって各緩衝部40を介して戸枠Bに固着されてい
る吸着用取付金具45に当接されてエアシリンダ31内
に差込まれている。この状態から引き戸本体Aを図1左
方に開いて行くと、磁石34と吸着用取付金具45との
吸磁力により、ピストンロッド32は戸枠B側に吸着さ
れて不動のままエアシリンダ31のみが移動して行き、
ピストンロッド32が最大に引出されるとクッション体
33が吸着用取付金具45から強制的に離されて、図1
に実線にて示すように、エアシリンダ31とピストンロ
ッド32とが一緒に移動する。この時、図2に示すよう
に、ピストンロッド32とクッション体33とは、各突
部39の先端をピストンロッド32の先端部と当接する
ようにして取着されており、自由状態におけるクッショ
ン体33の姿勢を適正な状態に規制することができるよ
うになっている。
【0029】また、引き戸本体Aから手を離して開く力
を解除すると、閉鎖方向の力により引き戸本体Aが図1
右方へ閉じられて行き、ピストンロッド32の先端部に
取着されたクッション体33が戸枠Bに固着されている
吸着用取付金具45に当接し、クッション体33が吸着
用取付金具45に当接した後はピストンロッド32がエ
アシリンダ31内に挿入されて行き、エアシリンダ32
内のエアを圧縮するとともに、エアを少量ずつ外部に排
出して、閉鎖方向に走行する引き戸本体Aの閉鎖速度を
減速する。
【0030】そして、引き戸本体Aを閉じる時、クッシ
ョン体33が吸着用取付金具45に当接してクッション
体33に外力が加わると、クッション体33のクッショ
ン本体36および各突部39との両者が弾性変形、本実
施形態においては各突部39が最も大きく弾性変形して
クッション体33を図2に矢印にて示すように首振り運
動させ、その結果、クッション体33の固着されている
磁石34の姿勢を適正な状態に自動的に制御して吸着用
取付金具45に当接させることができる。
【0031】すなわち、磁石34がピストンロッド32
の軸心の延長線上に位置しなくても、クッション体33
が吸着用取付金具45に当接するとクッション体33が
首振り運動することで、磁石34と吸着用取付金具45
との相互に対向する部位の間隔をほぼ均一にすることが
でき、磁石34の磁力を吸着用取付金具45へほぼ均一
に付与することができる。
【0032】したがって、ピストンロッド32がエアシ
リンダ31から長く引出された場合に、ピストンロッド
32の自重によりピストンロッド32の先端部に取着さ
れたクッション体33部分が鉛直方向下方に下がる場合
においても、クッション体33が吸着用取付金具45に
当接してクッション体33に外力が加わると、クッショ
ン体33が首振り運動してクッション体33に固着され
た磁石34の姿勢を適正な状態に自動的に制御して吸着
用取付金具45に当接させることができる。
【0033】また、クッション体33が吸着用取付金具
45に当接した際の衝撃は、クッション本体36、各突
部39および緩衝部40の弾性変形によって容易に吸収
することができる。そして、緩衝部40は、磁石34が
吸着用取付金具45に直接接触するのを防止することが
できる。
【0034】このように、本実施形態の自動閉鎖引き戸
用エアダンパ26によれば、クッション体33が吸着用
取付金具45に当接してクッション体33に外力が加わ
ると、クッション体33が首振り運動してクッション体
33に固着された磁石34の姿勢を適正な状態に自動的
に制御することができるので、吸着用取付金具45の吸
着部位(吸着面)をピストンロッド32の軸心の延長線
に対して正確に直交させる必要がない。つまり、本実施
形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ26によれば、吸着
用取付金具45の取付位置の正確な位置決めを必要とせ
ず、取り付けに要する労力と時間を確実に低減すること
ができる。
【0035】また、本実施形態の自動閉鎖引き戸用エア
ダンパ26によれば、ダンパ体30と磁石34とを一部
品とすることができるので、部品点数を少なくしてコス
トを下げることができるとともに、小型化を容易に図る
ことができる。
【0036】さらに、本実施形態の自動閉鎖引き戸用エ
アダンパ26の複数の突部39は、クッション体33が
吸着用取付金具45に当接してクッション体33に外力
が加わると、より容易に弾性変形するので、クッション
体33がより容易に首振り運動してクッション体33に
固着された磁石34の姿勢を適正な状態により容易に自
動的に制御することができる。また、各突部39の先端
をピストンロッド32の先端部と僅かに当接して配設す
ることにより、自由状態におけるクッション体33の姿
勢を適正な状態に容易に規制(制御)することもでき
る。
【0037】さらにまた、本実施形態の自動閉鎖引き戸
用エアダンパ26によれば、クッション体33が吸着用
取付金具45に当接した際に、磁石34が吸着用取付金
具45に直接当接せずに、クッション体33の各緩衝部
40が吸着用取付金具45に当接するので、衝突音の発
生を確実に防止することができる。
【0038】図6から図9は本発明に係る自動閉鎖引き
戸用エアダンパの第2実施形態を示すものであり、本実
施形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ26Aは、ダンパ
体30のピストンロッド32の先端部に取着するクッシ
ョン体33Aの内部に磁石34Aを埋設したものであ
る。すなわち、本実施形態のクッション体33Aは、ゴ
ムなどのゴム様弾性体により形成されたクッション本体
36Aの内部に磁石34Aが埋設されて形成されてい
る。このようなクッション体33Aは、磁石34A、ク
ッション本体36A、ガイド孔38A、各突部39Aお
よび各緩衝部40Aなどに対応する部位のキャビティ
と、このキャビティの内部に磁石34Aをその板厚方向
両側あるいは片側から支持する支持部とを形成した図示
しない成型用金型を用いて、未加硫のゴムを加硫成型す
ることにより形成されている。なお、加硫成型する際の
磁石34Aは、着磁前のものを用い、クッション体33
Aを形成した後で着磁することが磁石34の磁力を適正
に保持するうえで好ましい。
【0039】その他の構成は、前述した第1実施形態の
自動閉鎖引き戸用エアダンパ26と同一とされており、
その詳しい説明は省略する。
【0040】このような構成からなる本実施形態の自動
閉鎖引き戸用エアダンパ26Aによれば、前述した第1
実施形態の自動閉鎖引き戸用エアダンパ26と同様の効
果を奏するとともに、クッション体33Aの内部に前述
した第1実施形態の補強金具35が配設されておらず、
クッション体33Aと磁石34Aとを容易に一体化する
ことができるので、ダンパ体30と磁石34Aとをより
容易に一部品とすることができ、コストをより容易に下
げることができる。
【0041】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、必要に応じて変更することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の自動閉鎖引き戸用エアダンパによれば、ダンパ
体と磁石とを一部品とすることができるので、部品点数
を少なくしてコストを下げることができるなどの極めて
優れた効果を奏する。さらに、クッション体は、外力が
加わると弾性変形してクッション体に固着されている磁
石の姿勢を適正な状態に制御することができるので、取
り付けに際しての正確な位置決めを必要とせず、取り付
けに要する時間と労力を低減することができるなどの極
めて優れた効果を奏する。さらにまた、複数の突部は、
クッション体に外力が加わるとより容易に弾性変形する
ので、クッション体に固着されている磁石の姿勢をより
容易に適正な状態に制御することができるなどの極めて
優れた効果を奏する。
【0043】
【0044】 また、請求項に記載の本発明の自動閉
鎖引き戸用エアダンパによれば、クッション体と磁石と
を容易に一体化することができるので、ダンパ体と磁石
とをより容易に一部品とすることができ、コストをより
容易に下げることができるなどの極めて優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパの
第1実施形態の全体構成の要部を示す概略図
【図2】 図1のピストンロッドの先端部近傍を拡大し
て示す拡大正面図
【図3】 図1のクッション部材の要部を示す拡大縦半
断面図
【図4】 図3の左側面図
【図5】 図3の右側面図
【図6】 本発明に係る自動閉鎖引き戸用エアダンパの
第2実施形態のピストンロッドの先端部近傍を拡大して
示す図2と同様の図
【図7】 図6のクッション部材の要部を示す図3と同
様の図
【図8】 図6の左側面図
【図9】 図6の右側面図
【図10】 従来の自動閉鎖引き戸用エアダンパの全体
構成の要部を示す概略図
【図11】 図10のピストンロッドの先端部近傍を拡
大して示す拡大正面図
【図12】 図10の磁石近傍を拡大して示す拡大正面
【符号の説明】
26、26A 自動閉鎖引き戸用エアダンパ 30 ダンパ体 31 エアシリンダ 32 ピストンロッド 33、33A クッション体 34、34A 磁石 36、36A クッション本体 37 クッション取付ねじ 39、39A 突部 40、40A 緩衝部 45 吸着用取付金具 A 引き戸本体 B 戸枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 3/02 E05F 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常に閉鎖方向の力を付与されている自動
    閉鎖引き戸の引き戸本体あるいは戸枠に固着され前記自
    動閉鎖引き戸の閉鎖速度を減速可能なエアシリンダとピ
    ストンロッドを具備するダンパ体を有してなる自動閉鎖
    引き戸用エアダンパにおいて、 前記ダンパ体のピストンロッドの先端部にクッション体
    を取着し、このクッション体に磁石を固着するととも
    に、前記クッション体の前記ピストンロッドの先端部と
    対向する部位に、前記ピストンロッドの先端部に向かっ
    て突出する複数の突部を一体形成したことを特徴とする
    自動閉鎖引き戸用エアダンパ。
  2. 【請求項2】 前記磁石を前記クッション体の内部に配
    設したことを特徴とする請求項1に記載の自動閉鎖引き
    戸用エアダンパ。
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