JP3621035B2 - ソレノイド - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャ吸引時の音や振動を新規手段で軽減したソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プランジャ吸引時の音・振動対策としては、衝突する箇所すべてになんらかの緩衝材を設けることによりプランジャの運動エネルギーをできるだけ吸収し、プランジャ吸引時の音・振動を軽減させる構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、緩衝材を多用するとプランジャ吸引時の位置精度が低下しやすかったり、衝突時の反発力によりプランジャの吸引力が相殺され、必要な吸引力を得るためにはソレノイドを大型化する必要があった。本発明はこのような実状を鑑み、プランジャ吸引時の音や振動を新規手段で軽減できるソレノイドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項に示した通りである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
図示の実施形態は、コイル1とこのコイル1を巻いたボビン2とを側面に開口のあるヨーク3で覆い、前記ボビン2の中心と前記ヨーク3の一端面の中心にプランジャ4を通すとともに、このプランジャ4の先端を前記ヨーク3の底面に突出させたコア5に対向させ、前記プランジャ4及びコア5と前記ボビン2及びヨーク3との間に筒状のスリーブ6を介在したソレノイドにおいて、前記スリーブ6の底面と前記ヨーク3の底面の間にリング状の気密シート7を挟み込んで気密手段を施したソレノイドである。なお、スリーブ6はプランジャ4の移動がスムーズになるように介在され、その下端は外向きに折り曲げられた形状をなし、その折り曲げ部分はボビン2の底面に当接している。また、気密手段だけではプランジャ4吸引時の音や振動を充分には軽減できない場合が多いため、プランジャ4の大径を成す頭部8の下面に弾性または柔軟性のあるOリング9を補助的に介在させると好ましい。
【0007】
さらに詳述すれば、ヨーク3、プランジャ4、コア5は磁性体で構成され、その他は非磁性体で構成される。そして、シート7は気密性があれば材質を問わないが、柔軟性のあるものが好ましい。また、シート7の代わりに接着剤、グリス等で気密手段を施してもよい。また、ヨーク3は2分割構成であり、それらは接合部10にて接合されている。
【0008】
本実施形態によれば、コイル1に通電した時にプランジャ4がコア5に向かって吸引されるが、その時の音や振動は、従来と同様にOリング9とヨーク3の一端面との緩衝衝突による軽減があるが、その他に、スリーブ6内の空気がスリーブ6とプランジャ4との隙間だけから漏れ、ボビン2の底面側からヨーク3側面の開口へは漏れないため、プランジャ4の移動速度が従来より低下するため、さらに軽減される。なお、念のため述べると、プランジャ4が吸引された状態ではプランジャ4の先端とコア5の先端にはわずかに隙間が形成され、それらが衝突することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図
【図2】斜視図
【符号の説明】
1 コイル
2 ボビン
3 ヨーク
4 プランジャ
5 コア
6 スリーブ
7 気密シート(気密手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、プランジャ吸引時の音や振動を新規手段で軽減したソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プランジャ吸引時の音・振動対策としては、衝突する箇所すべてになんらかの緩衝材を設けることによりプランジャの運動エネルギーをできるだけ吸収し、プランジャ吸引時の音・振動を軽減させる構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、緩衝材を多用するとプランジャ吸引時の位置精度が低下しやすかったり、衝突時の反発力によりプランジャの吸引力が相殺され、必要な吸引力を得るためにはソレノイドを大型化する必要があった。本発明はこのような実状を鑑み、プランジャ吸引時の音や振動を新規手段で軽減できるソレノイドを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項に示した通りである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を説明するが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示的な実施形態であり、本発明をその実施形態に特有な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術的範囲は、請求項に示した事項さらにはその事項と実質的に等価である事項に基づいて定めなければならない。
【0006】
図示の実施形態は、コイル1とこのコイル1を巻いたボビン2とを側面に開口のあるヨーク3で覆い、前記ボビン2の中心と前記ヨーク3の一端面の中心にプランジャ4を通すとともに、このプランジャ4の先端を前記ヨーク3の底面に突出させたコア5に対向させ、前記プランジャ4及びコア5と前記ボビン2及びヨーク3との間に筒状のスリーブ6を介在したソレノイドにおいて、前記スリーブ6の底面と前記ヨーク3の底面の間にリング状の気密シート7を挟み込んで気密手段を施したソレノイドである。なお、スリーブ6はプランジャ4の移動がスムーズになるように介在され、その下端は外向きに折り曲げられた形状をなし、その折り曲げ部分はボビン2の底面に当接している。また、気密手段だけではプランジャ4吸引時の音や振動を充分には軽減できない場合が多いため、プランジャ4の大径を成す頭部8の下面に弾性または柔軟性のあるOリング9を補助的に介在させると好ましい。
【0007】
さらに詳述すれば、ヨーク3、プランジャ4、コア5は磁性体で構成され、その他は非磁性体で構成される。そして、シート7は気密性があれば材質を問わないが、柔軟性のあるものが好ましい。また、シート7の代わりに接着剤、グリス等で気密手段を施してもよい。また、ヨーク3は2分割構成であり、それらは接合部10にて接合されている。
【0008】
本実施形態によれば、コイル1に通電した時にプランジャ4がコア5に向かって吸引されるが、その時の音や振動は、従来と同様にOリング9とヨーク3の一端面との緩衝衝突による軽減があるが、その他に、スリーブ6内の空気がスリーブ6とプランジャ4との隙間だけから漏れ、ボビン2の底面側からヨーク3側面の開口へは漏れないため、プランジャ4の移動速度が従来より低下するため、さらに軽減される。なお、念のため述べると、プランジャ4が吸引された状態ではプランジャ4の先端とコア5の先端にはわずかに隙間が形成され、それらが衝突することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面図
【図2】斜視図
【符号の説明】
1 コイル
2 ボビン
3 ヨーク
4 プランジャ
5 コア
6 スリーブ
7 気密シート(気密手段)
Claims (1)
- コイルとこのコイルを巻いたボビンとを側面に開口のあるヨークで覆い、前記ボビンの中心と前記ヨークの一端面の中心にプランジャを通すとともに、このプランジャの先端を前記ヨークの底面に突出させたコアに対向させ、前記プランジャ及びコアと前記ボビン及びヨークとの間に筒状のスリーブを介在したソレノイドにおいて、前記スリーブの底面と前記ヨークの底面の間に気密手段を施したソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000313531A JP3621035B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000313531A JP3621035B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002124413A JP2002124413A (ja) | 2002-04-26 |
JP3621035B2 true JP3621035B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=18792933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000313531A Expired - Lifetime JP3621035B2 (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621035B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100798900B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2008-01-29 | 박승자 | 솔레노이드 밸브 |
JP4892596B2 (ja) * | 2009-09-24 | 2012-03-07 | ケージーエス株式会社 | ソレノイド |
KR200485168Y1 (ko) * | 2017-04-14 | 2018-01-10 | 문용호 | 솔레노이드 밸브 |
JP7153222B2 (ja) * | 2018-08-30 | 2022-10-14 | いすゞ自動車株式会社 | 電磁弁 |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000313531A patent/JP3621035B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002124413A (ja) | 2002-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040506 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040520 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041116 |
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