JPS6016089B2 - 低騒音プランジヤ型ソレノイド - Google Patents
低騒音プランジヤ型ソレノイドInfo
- Publication number
- JPS6016089B2 JPS6016089B2 JP5729677A JP5729677A JPS6016089B2 JP S6016089 B2 JPS6016089 B2 JP S6016089B2 JP 5729677 A JP5729677 A JP 5729677A JP 5729677 A JP5729677 A JP 5729677A JP S6016089 B2 JPS6016089 B2 JP S6016089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- magnetic pole
- fixed magnetic
- gap
- type solenoid
- Prior art date
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- Expired
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- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプランジャ型ソレノイドの改良に関し、動作吸
着時の衝撃を緩和し、低騒音化を目的とするものであら
。
着時の衝撃を緩和し、低騒音化を目的とするものであら
。
従釆のプランジャ型ソレノィドーこおいて、プランジャ
を吸引動作した場合、吸着時にプランジャとプランジャ
の背面に構成された固定磁極とが衝突して大きな騒音、
振動を発生していた。
を吸引動作した場合、吸着時にプランジャとプランジャ
の背面に構成された固定磁極とが衝突して大きな騒音、
振動を発生していた。
プランジヤのストロークと吸引力は指数関数的な関係に
あり、衝突時には非常に大きな吸引力となるため衝突音
、振動を大きくする原因となっていた。
あり、衝突時には非常に大きな吸引力となるため衝突音
、振動を大きくする原因となっていた。
このような騒音、振動対策として一般にはゴム、プラス
チックシート、0リング等の緩衝材を設け、プランジャ
と背面の固定磁極とに若干の隙間を構成し、吸着時の騒
音、振動を緩衝していた。しかし、吸着時の大きな吸引
力に対しても、プランジヤの位置決めを行う必要から、
緩衝材の硬度を極端に減ずることはできず、一定以上の
硬度は確保しなければならないため、結局緩衝効果は十
分でなく、また緩衝材の耐久性も十分でなかつた。また
特殊な騒音対策としてェアダンパー、オイルダンパ一等
を用いたものもあるが、ソレ/ィドが大きくなるととも
にコスト高となる等の欠点があった。
チックシート、0リング等の緩衝材を設け、プランジャ
と背面の固定磁極とに若干の隙間を構成し、吸着時の騒
音、振動を緩衝していた。しかし、吸着時の大きな吸引
力に対しても、プランジヤの位置決めを行う必要から、
緩衝材の硬度を極端に減ずることはできず、一定以上の
硬度は確保しなければならないため、結局緩衝効果は十
分でなく、また緩衝材の耐久性も十分でなかつた。また
特殊な騒音対策としてェアダンパー、オイルダンパ一等
を用いたものもあるが、ソレ/ィドが大きくなるととも
にコスト高となる等の欠点があった。
本発明はこのような従来例の欠点を除去し、簡単な構成
で吸着ストローク終端近くにおける吸引力を低下させて
低騒音、低振動の要求を満たそうとするものであり、し
かも安価に提供しようとするもので、以下図面とともに
その実施例を説明する。
で吸着ストローク終端近くにおける吸引力を低下させて
低騒音、低振動の要求を満たそうとするものであり、し
かも安価に提供しようとするもので、以下図面とともに
その実施例を説明する。
第1図において、1は案内パイプ2内を可動自在なプラ
ンジヤで、このプランジャ1の一部には凹部3が設けら
れており、またリング4が固着され、このリング4には
ゴム、プラスチックシート、0リング等の緩衝材5が取
付けられている。
ンジヤで、このプランジャ1の一部には凹部3が設けら
れており、またリング4が固着され、このリング4には
ゴム、プラスチックシート、0リング等の緩衝材5が取
付けられている。
6は固定磁極で、プランジャ1が吸着状態にあるとき、
前記凹部3に対向する位置に配置されている。
前記凹部3に対向する位置に配置されている。
7はプランジャ1の背面に構成した背面固定磁極であり
、この背面固定磁極7と固定磁極6とはコ字型コア8に
固着され、磁気的に結合されている。
、この背面固定磁極7と固定磁極6とはコ字型コア8に
固着され、磁気的に結合されている。
9はコイルでプランジャ1を巻付けるようにボビン1川
こ巻かれている。
こ巻かれている。
プランジャ1が吸引状態にある時、プランジャ1は固定
磁極6と緩衝材5の接触により位置決めされ、背面固定
磁極7とはある隙間を有している。
磁極6と緩衝材5の接触により位置決めされ、背面固定
磁極7とはある隙間を有している。
以上の構成において磁路は、プランジヤ1、隙間を介し
て背面固定磁極7、コ字型コア8、固定磁極6、隙間を
介してプランジャ1のループで構成される。プランジャ
1のストロークと吸引力の関係は、コイルの巻数とコイ
ルを流れる電流と、前記磁路の滋路抵抗に関係するが、
前記磁路抵抗の一要因であるプランジャ1と固定磁極6
との隙間を凹部3を設けてプランジャ1の移動により変
化させて吸着時の吸引力を低下させるものである。
て背面固定磁極7、コ字型コア8、固定磁極6、隙間を
介してプランジャ1のループで構成される。プランジャ
1のストロークと吸引力の関係は、コイルの巻数とコイ
ルを流れる電流と、前記磁路の滋路抵抗に関係するが、
前記磁路抵抗の一要因であるプランジャ1と固定磁極6
との隙間を凹部3を設けてプランジャ1の移動により変
化させて吸着時の吸引力を低下させるものである。
第2図において、プランジャ1に設けられた凹部3によ
る隙間の変化を詳細に説明すると、第2図aの状態はプ
ランジヤ1が吸着状態にあり、隙間は最大の状態にある
。すなわち、固定磁極6に対向する水部分は凹部3が位
置するように構成されるから、固定磁極6とプランジャ
1の隙間は大きくなる。次に第2図aからbの状態にプ
ランジヤ1が移動すると凹部3は固定磁極6と対向しな
くなり、隙間は小さくなる。さらに第2図bから動作範
囲の第2図cまで移動しても固定磁極6との隙間は変化
しない。
る隙間の変化を詳細に説明すると、第2図aの状態はプ
ランジヤ1が吸着状態にあり、隙間は最大の状態にある
。すなわち、固定磁極6に対向する水部分は凹部3が位
置するように構成されるから、固定磁極6とプランジャ
1の隙間は大きくなる。次に第2図aからbの状態にプ
ランジヤ1が移動すると凹部3は固定磁極6と対向しな
くなり、隙間は小さくなる。さらに第2図bから動作範
囲の第2図cまで移動しても固定磁極6との隙間は変化
しない。
以上のように第2図aからbの移動範囲において隙間は
変化する。ところがソレノィド全体を考えるとプランジ
ャ1と背面固定磁極7との隙間も変化するから、総合的
なプランジャ1のストロークと吸引力の関係は第3図の
ようになる。第3図においてAは従来のプランジヤ型ソ
レノイドの吸引力持性を示し、Bは本実施例の吸引力持
性を示す。今動作ストロークを(第2図cの状態)の位
置にプランジヤ1があり、コイル9に通電すると吸引力
を発生し吸引動作が開始され、負荷(図示せず)を動作
させながらストロークS2まで移動する(第2図bの状
態)。前記移動範囲においては従来例と本実施例の吸引
力持性は同じである。さらにストロークS2から吸着状
態S,(第2図aの状態)へ移動するとき、従来例の吸
引力は指数関数的に増大してストロークS,時にはかな
り大きくなる。しかし本実施例の吸引力はS2で変極点
をもち、プランジャ1の凹部3の効果により吸引力は増
大しない。このストロークS2からS,までの吸引力持
性並びにS2の位置は凹部の中、深さ等、すなわちプラ
ンジャ1の凹部3と固定磁極6との関係を選択すること
により、種々の吸引力特性が得られ、これらはソレノィ
ド応用機器の負荷特性により決定すればよい。
変化する。ところがソレノィド全体を考えるとプランジ
ャ1と背面固定磁極7との隙間も変化するから、総合的
なプランジャ1のストロークと吸引力の関係は第3図の
ようになる。第3図においてAは従来のプランジヤ型ソ
レノイドの吸引力持性を示し、Bは本実施例の吸引力持
性を示す。今動作ストロークを(第2図cの状態)の位
置にプランジヤ1があり、コイル9に通電すると吸引力
を発生し吸引動作が開始され、負荷(図示せず)を動作
させながらストロークS2まで移動する(第2図bの状
態)。前記移動範囲においては従来例と本実施例の吸引
力持性は同じである。さらにストロークS2から吸着状
態S,(第2図aの状態)へ移動するとき、従来例の吸
引力は指数関数的に増大してストロークS,時にはかな
り大きくなる。しかし本実施例の吸引力はS2で変極点
をもち、プランジャ1の凹部3の効果により吸引力は増
大しない。このストロークS2からS,までの吸引力持
性並びにS2の位置は凹部の中、深さ等、すなわちプラ
ンジャ1の凹部3と固定磁極6との関係を選択すること
により、種々の吸引力特性が得られ、これらはソレノィ
ド応用機器の負荷特性により決定すればよい。
以上のように本発明によれば、プランジャが負荷を動作
させる範囲では従来例と同等の吸引力を確保し、吸着ス
トローク終端近くにおける吸引力を小さくすることがで
きたので、吸着時の騒音、振動を従来例に比して大肌こ
減ずることが可能となった。
させる範囲では従来例と同等の吸引力を確保し、吸着ス
トローク終端近くにおける吸引力を小さくすることがで
きたので、吸着時の騒音、振動を従来例に比して大肌こ
減ずることが可能となった。
またこのことは緩衝効果のよい比較効軟貿の緩衝材を用
いてもプランジャの位置決めが確保できることとなり、
相乗効果により一層の低騒音、低振動化が達成できる。
さらに構造はきわめて簡単で安価に得られ、実用的なプ
ランジャ型ソレノイドを提供することができる。
いてもプランジャの位置決めが確保できることとなり、
相乗効果により一層の低騒音、低振動化が達成できる。
さらに構造はきわめて簡単で安価に得られ、実用的なプ
ランジャ型ソレノイドを提供することができる。
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図a,b,cは
同動作説明図、第3図は吸引力特性図であり、Aは従来
例、Bは本実施例を示す。 1・・・・・・プランジャ、3・・・・・・凹部、6・
・・・・・固定磁極、7・・・・・・背面固定磁極、8
・・・…コ字型コア、9”””コイル。 第2図 第1図 第3図
同動作説明図、第3図は吸引力特性図であり、Aは従来
例、Bは本実施例を示す。 1・・・・・・プランジャ、3・・・・・・凹部、6・
・・・・・固定磁極、7・・・・・・背面固定磁極、8
・・・…コ字型コア、9”””コイル。 第2図 第1図 第3図
Claims (1)
- 1 開放側に固定磁極を設けたコ字型コア、前記固定磁
極を貫通し、出没自在なプランジヤおよびこのプランジ
ヤの先端と少隙を存して前記コ字型のコアーの内側に設
けられた背面固定磁極からなる磁気回路と、この磁気回
路を磁化するコイルとを有し、前記プランジヤにはプラ
ンジヤ吸着状態のとき、固定磁極と対向する位置に凹部
を設けて固定磁極と前記プランジヤとの隙間を大きくし
、また前記プランジヤの動作ストローク範囲で所定のス
トローク以上移動した状態のときには前記凹部は固定磁
極と対向せず、固定磁極と前記プランジヤとの隙間を小
さくした低騒音プランジヤ型ソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5729677A JPS6016089B2 (ja) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | 低騒音プランジヤ型ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5729677A JPS6016089B2 (ja) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | 低騒音プランジヤ型ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53142661A JPS53142661A (en) | 1978-12-12 |
JPS6016089B2 true JPS6016089B2 (ja) | 1985-04-23 |
Family
ID=13051579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5729677A Expired JPS6016089B2 (ja) | 1977-05-17 | 1977-05-17 | 低騒音プランジヤ型ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016089B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319644Y2 (ja) * | 1986-02-17 | 1991-04-25 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004007987A1 (ja) * | 2002-07-17 | 2004-01-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 電磁ブレーキ |
-
1977
- 1977-05-17 JP JP5729677A patent/JPS6016089B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0319644Y2 (ja) * | 1986-02-17 | 1991-04-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53142661A (en) | 1978-12-12 |
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