JPH10270243A - 双安定自己保持無音ソレノイド - Google Patents

双安定自己保持無音ソレノイド

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JPH10270243A
JPH10270243A JP11332397A JP11332397A JPH10270243A JP H10270243 A JPH10270243 A JP H10270243A JP 11332397 A JP11332397 A JP 11332397A JP 11332397 A JP11332397 A JP 11332397A JP H10270243 A JPH10270243 A JP H10270243A
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JP
Japan
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movable body
holding
solenoid
yoke
movable
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JP11332397A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Yamada
春行 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が単純でかつ安価に製作できて作動時の
金属音を無くすことができるばかりでなく、寿命回数を
延ばせてかつ早い動作力と、強い引っ張り力を得ること
のできる双安定自己保持無音ソレノイドを提供する。 【構成】 ヨーク11内の励磁コイル15の内側に設け
た可動体12が、中央部の非磁性体12aと、非磁性体
12aの両側に配設された相互に逆極性を有する磁石1
3a,13bを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁ポンプ等の駆
動源として使用される双安定自己保持無音ソレノイドに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の双安定自己保持無音ソレ
ノイドとしては、図6に示す双安定型自己保持ソレノイ
ドが知られている。双安定型自己保持ソレノイドは、ヨ
ーク1内の軸線上の中央部に可動鉄芯2を設け、この可
動鉄芯2の移動方向の両側にヨーク1に固定されたスト
ッパーとしての固定鉄芯3を設け、さらにヨーク1内の
可動鉄芯の外周には真鍮等で形成された枠体に巻回され
た励磁コイル5a,5bを設けたものである。この双安
定型自己保持ソレノイドでは、励磁コイル5a,5bは
中央に設けられた磁石4によって両側に分離して配置さ
れ、ヨーク1の一端にはヨーク蓋1aが設けられてい
る。
【0003】また、可動鉄芯2の両側にはポンプ等に接
続される接続軸6が固定され、励磁コイル5a、5bに
は図示しない駆動回路が接続され、この駆動回路を作動
させることで励磁コイル5a、5bを交互に励磁させて
移動鉄芯を左右に引っ張って移動させる。
【0004】しかし、この双安定型自己保持ソレノイド
は、可動鉄芯2の両側にストッパーとしての固定鉄芯3
が設けてあるため、可動鉄芯2が移動する度に可動鉄芯
2の両端が固定鉄芯3に当たって金属音が発生して騒音
の原因となったり、ヨーク蓋1aが外れたりするという
不具合がある。
【0005】これを解決するものとして、図5に示す無
音ソレノイドがある。この無音ソレノイドは、ヨーク1
の内部に可動鉄芯2と1個の励磁コイル5を設け、可動
鉄芯2の軸線上の固定鉄芯を無くした構造とし、駆動回
路を作動させて励磁コイル5を励磁させることで可動鉄
芯2を一方向へ移動させ、また駆動回路の電源をOFF
にすることで励磁コイル5の励磁を解除してスプリング
やダイアフラムの復元力で元の位置に戻すようにしたも
のである。1aはヨーク蓋、6は接続軸である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の双安定型自
己保持ソレノイドでは、励磁コイルが2個必要であり、
可動鉄芯を円滑に作動させるために可動鉄芯とコイルと
の間に真鍮パイプ等を挿入してセンター出しを行ったり
するが、動作が寿命回数に達した後には真鍮パイプが摩
耗して動作不良を起こすこと、またこれらを表面処理す
ることで寿命回数を延ばすこともできるがコストアップ
の原因となったり、或いは表面処理が剥がれて可動鉄芯
と固定鉄芯との間に入り込んで無励磁の吸着力不良を起
こすこと、従って寿命回数が少ないことから60回/分
程度の早い動作で使用することができないこと、さらに
励磁コイル5aには可動鉄芯を引く磁力を与える一方、
励磁コイル5bには現在できている磁気回路を遮蔽する
ための磁力、即ち永久磁石の磁力を打ち消す磁力を与え
ますが、強い磁力を与えすぎると可動鉄芯を逆向きに引
っ張る力が働くため吸引力に限界があり、電圧の範囲が
制限されてしまうこと、また無音ソレノイドでは0〜2
mm程度の近距離では多少の吸引力を得ることができる
が遠距離では吸引力が非常に低下してしまうという問題
点があった。
【0007】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、構造が単純でかつ安価に製作できて作動時の
金属音を無くすことができるばかりでなく、寿命回数を
延ばせてかつ早い動作力と、強い引っ張り力を得ること
のできる双安定自己保持無音ソレノイドを提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明はヨーク内に励磁コイルを設け、この励磁コ
イルの内側に可動体を設けた双安定自己保持無音ソレノ
イドであって、前記可動体が中央部の非磁性体と、この
非磁性体の両側に配設された相互に逆磁性を有する磁石
を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2では、前記可動体の前記磁石の端
部に接続軸が設けてあることを特徴としている。
【0010】請求項3では、前記可動体の前記非磁性体
と前記接続軸とが樹脂で一体成形されていることを特徴
としている。
【0011】請求項4では、前記可動体の両側の移動端
に、前記可動体の移動位置を規制する緩衝材を設けたこ
とを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図示例に基づいて本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の双安定自
己保持無音ソレノイドの一実施の形態を示すものであ
り、符号11はヨークである。ヨーク11の内部には、
中心軸線上に可動体12が設けられており、この可動体
12は中央部の樹脂等で形成された非磁性体12aと、
この非磁性体12aの軸線上の両側に設けられた一対の
磁石13a,13bとからなり、さらに磁石13a,1
3bの端部には互いに反対向きに軸線上に延在するよう
に一対の接続軸16a、16bが固定されている。
【0013】可動体12は、非磁性体12aから接続軸
16a,16bまでを樹脂で一体成形し、非磁性体12
の両側に磁石13a,13bをはめ込むようにしてもよ
い。これによって、部品点数を減らすこともできる。
【0014】さらに、ヨーク11の内部には、樹脂製の
枠体に巻回された励磁コイル15が配設され、この励磁
コイル15の一端にはヨーク蓋11aが設けられてい
る。励磁コイル15には図示しない駆動回路が接続され
ており、この駆動回路を作動させることで励磁コイル1
5を励磁させる。
【0015】図1に示すように、励磁コイル15を励磁
させた場合、下部の磁石13bが下部側に引っ張られる
と同時に、上部の磁石13aは下方に送り出されること
となり大きな下方への吸引力を得ることができる。ま
た、図2に示すように、励磁コイル15を逆方向に励磁
させた場合には、磁石13aが上方に引っ張られると同
時に、下部の磁石13bは上方へ送られることとなり同
様に上方への大きな吸引力を発生させることができる。
【0016】また、可動体12の両側に固定鉄芯が設け
られていないため、可動体12が固定鉄芯に当たる金属
音が発生することなく、衝撃がヨーク蓋11aに伝わっ
てヨーク蓋11aが外れることもない。
【0017】また、可動体12が樹脂で形成されている
ため、励磁コイル15の枠体と摺動しても摩耗が少なく
寿命回数を延ばすことができ、その結果60回/分以上
の早い動作で使用することができると共に、摺動による
樹脂の粕の発生を防止でき可動体の動作不良を防ぐこと
ができる。
【0018】次に、図3,図4を用いて本発明の他の実
施の形態について説明する。本実施の形態の双安定自己
保持無音ソレノイドは、可動体12の移動距離(ストロ
ーク)を一定に保持することができるように、ヨーク1
1内の可動体12の移動端にヨーク11の移動位置を規
制する緩衝材17a、17bを設けたものである。この
緩衝材17a,17bは、ゴム等の板材を可動体12と
同じリング状で、かつ可動体12が同じストローク位置
で止まるような厚さに形成したものである。なお、図
3,図4において、図1、図2に示した部分と同様の部
分については同一符号を付してその説明を省略する。
【0019】このように、本実施の形態の双安定自己保
持無音ソレノイドは、早い動作と大きな吸引力を得るこ
とができるので、電磁ポンプ等の駆動源として使用でき
る他、各種駆動源として使用することができる。例えば
入力電源を変えることでマッサージの振動器や玉の発射
装置等として使用することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、ヨーク内の励磁コイルの内側
に設けた可動体が中央部の非磁性体と、この非磁性体の
両側に配設された相互に逆磁性を有する磁石を備えたも
のであるので、構造を単純にすることができて安価に製
作できるばかりでなく、固定鉄芯を用いないため作動時
の金属音を無くすことができ、かつ動作の寿命回数を延
ばすことができると共に早い動作力と、強い引っ張り力
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る双安定自己保持無音ソレノイド
の正面の断面図である。
【図2】図1の可動体が反対側に移動した状態の正面の
断面図である。
【図3】この発明に係る双安定自己保持無音ソレノイド
の他の実施例の正面の断面図である。
【図4】図2の可動体が反対側に移動した状態の正面の
断面図である。
【図5】従来の無音ソレノイドの正面の断面図である。
【図6】従来の双安定型自己保持ソレノイドの正面の断
面図である。
【符号の説明】
11 ヨーク 12 可動体 12a 非磁性体 13a,13b 磁石 15 励磁コイル 16a,16b 接続軸 17a,17b 緩衝材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク内に励磁コイルを設け、この励磁
    コイルの内側に可動体を設けた双安定自己保持無音ソレ
    ノイドであって、前記可動体が中央部の非磁性体と、こ
    の非磁性体の両側に配設された相互に逆磁性を有する磁
    石を備えたことを特徴とする双安定自己保持無音ソレノ
    イド。
  2. 【請求項2】 前記可動体の前記磁石の端部に接続軸が
    設けてあることを特徴とする請求項1記載の双安定自己
    保持無音ソレノイド。
  3. 【請求項3】 前記可動体の前記非磁性体と前記接続軸
    とが樹脂で一体成形されていることを特徴とする請求項
    2記載の双安定自己保持無音ソレノイド。
  4. 【請求項4】 前記可動体の両側の移動端に、前記可動
    体の移動位置を規制する緩衝材を設けたことを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載の双安定自己保持無音ソレノ
    イド。
JP11332397A 1997-03-26 1997-03-26 双安定自己保持無音ソレノイド Pending JPH10270243A (ja)

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