JPH05340223A - 電磁バルブの緩衝装置 - Google Patents

電磁バルブの緩衝装置

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Publication number
JPH05340223A
JPH05340223A JP4179452A JP17945292A JPH05340223A JP H05340223 A JPH05340223 A JP H05340223A JP 4179452 A JP4179452 A JP 4179452A JP 17945292 A JP17945292 A JP 17945292A JP H05340223 A JPH05340223 A JP H05340223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electromagnet
piston
powder
electromagnetic valve
pistons
Prior art date
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Pending
Application number
JP4179452A
Other languages
English (en)
Inventor
Takero Nakajima
中島健朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP4179452A priority Critical patent/JPH05340223A/ja
Publication of JPH05340223A publication Critical patent/JPH05340223A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁バルブを駆動する電磁石により吸着される
可動板の吸着時の衝撃の緩和をピストンが磁性体のパウ
ダを圧することにより緩衝させる。 【構成】電磁石4のコア41,42にピストン411,
421をそれぞれ取付けるとともに、その下方にはバネ
412,422を設けてピストンをそれぞれ押上げ、該
押上げた空間には磁性粉末のパウダ413,423をそ
れぞれに収納する。このため、コイル44への通電時に
はパウダもコアとともに励磁されて強力な電磁石が得ら
れ、可動板となる吸引板3が吸着される衝突時にはコイ
ル44への通電を断にすることによりそれぞれのピスト
ンがパウダを圧して衝撃を緩和させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸排気口に設けられた電
磁バルブを駆動する電磁石の吸着板の作動時の衝撃の緩
和を図る電磁バルブの緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸排気口を開閉するバルブは
クランク軸の回転に基づいて機械的に駆動されるバルブ
が用いられているが、近年、開閉弁の自由度を大にする
ため、電磁力により磁性体を吸引して開閉駆動する電磁
バルブが試みられている。
【0003】そして、この種の電磁バルブの一例として
特開平2−123210号公報には永久磁石により閉方
向に常時バイアスされた吸排気バルブを電磁力により開
方向に駆動するバルブ制御装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の公開公報に示さ
れた提案ではバルブの開閉が機械的な操作でないため、
開閉弁の自由度が広がるとともに、エンジンの出力が削
がれる事から免れるが、電磁力による可動部が駆動時の
衝突により摩耗や打音が発生するという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は可動部の衝突時の衝撃を緩和し
て従来の欠点を改善しようとする電磁バルブの緩衝装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、電磁石への通電による可動板の吸
着にて駆動される吸排気バルブを緩衝する電磁バルブの
緩衝装置において、前記の電磁石の吸着部分にピストン
を配置するとともに該ピストンに緩衝手段を取付けた電
磁バルブの緩衝装置が提供される。
【0007】
【作用】電磁石により吸引板が吸着される磁極の位置に
ピストンを配置し、該ピストンのストローク内に磁性粉
体のパウダを納めてダンピング材としたので、吸着時に
はピストンがパウダを圧して衝撃力が緩和される。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる電磁バルブの緩衝装
置の一実施例を示す縦断面図で、図2は図1における円
内部分の拡大図である。
【0010】これらの図面において、1は電磁バルブ
で、そのステム11はバルブガイド12により上下に往
復自在に軸受され、閉弁時にはシリンダの吸/排気口に
弁部13が密接してその流路を遮断する。
【0011】そしてステム11の上方には平板状に集中
巻された可動コイル2が取付金具14やアッパーシート
15によって取付けられ、さらに、該取付金具14の外
周方向には中空円盤状の可動板となる強磁性体の吸引板
3が係合するように装着されている。
【0012】20は可動コイル2の界磁部で、一対の内
磁極21、一対の永久磁石22およびヨーク23を備え
て内磁極21の間に配置された可動コイル2に鎖交磁束
を通ずるものであり、可動コイル2はその平板状の中央
部分に整流子片25を備え、該整流子片25に通電する
ブラシ26を介する電流により発生する磁界との電磁力
にて推力を生じ、電磁バルブ1を駆動するものである。
【0013】4は吸引板3を吸着する電磁石で、二重の
円筒状のコア41,42を中空円板状の強磁性体の底部
43にて連結して、中央にステム11やスプリング16
を配置するように形成したもので、コア41とコア42
との空間にはコイル44が巻回され、その通電時には吸
引板3を下方に吸着して電磁バルブ1に初期駆動力を与
えるものである。そして、図2の拡大図に示すように、
コア41とコア42とには磁性体からなるピストン41
1、ピストン421とがそれぞれ遊挿されて、その下方
からのバネ412、バネ422により常時は上方に押上
げられてる。
【0014】413および423はそれぞれ磁性粉体か
らなるパウダで、ピストン411,421が上方に押上
げられた空間に収納されたもので、コイル44に通電し
て電磁石4を励磁する場合には該空間の部分の磁気抵抗
を低減し、電磁石4が吸引板3を強力に下方に吸着する
ように構成されている。
【0015】つぎに、このように構成された本実施例の
作動を説明すると、電磁バルブ1の開弁に際しては、ス
テム11の上方の可動コイル2に所定方向の電流を通ず
るとともに、下方の電磁石4への通電を実施する。
【0016】このため、上方の可動コイル2の水平方向
の巻線に生ずる磁界と、該巻線に鎖交する永久磁石22
による磁束との電磁力により電磁バルブ1が推力を受け
る。
【0017】一方、コア41,42、底部43を有する
電磁石4は、そのピストン411,421やパウダ41
3,423などが磁気抵抗の少ない磁路となって吸引板
3を急激にピストン411,421の上面に吸着して電
磁バルブ1を下方に駆動するが、この時点にてコイル4
4への通電を断つと、ピストン411,421が励磁の
解かれたパウダ413,423を圧縮して衝撃を緩和
し、またバネ412,422の弾性力も衝撃力に逆らっ
て、打痕や衝撃音が軽減される。なお、このようなダン
ピング作動の後はバネ412,422の弾性力によりピ
ストン411,421は押上げられて復元することにな
る。
【0018】以上、本発明を上述の実施例によって説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能であり、これらの変形や応用を本発明の範囲から排除
するものではない。
【0019】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
電磁石の吸引力により吸着され可動板が当接する磁極の
部分にピストンを設け、該ピストンの背部のストローク
内に磁性粉体のパウダを収納したので、電磁石への通電
時にはパウダが磁性体のため磁気抵抗が増加することな
く強力な磁気力が得られ、また可動板の吸着時の衝撃は
ピストンがパウダを圧することにより緩和されて、衝突
による打痕や衝撃音が軽減されるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電磁バルブの緩衝装置の一実施
例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す円内部分の拡大図である。
【符号の説明】
1…電磁バルブ 2…可動コイル 3…吸引板 4…電磁石 41,42…コア 411,421…ピストン 412,422…バネ 413,423…パウダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁石への通電による可動板の吸着にて駆
    動される吸排気バルブを緩衝する電磁バルブの緩衝装置
    において、前記の電磁石の吸着部分にピストンを配置す
    るとともに該ピストンに緩衝手段を取付けたことを特徴
    とする電磁バルブの緩衝装置。
  2. 【請求項2】前記の緩衝手段は磁性粉体からなるパウダ
    をピストンにより圧縮させるとともに、バネの弾性力に
    よりピストンの位置を復元させることを特徴とする請求
    項1記載の電磁バルブの緩衝装置。
JP4179452A 1992-06-12 1992-06-12 電磁バルブの緩衝装置 Pending JPH05340223A (ja)

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JP4179452A JPH05340223A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 電磁バルブの緩衝装置

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JP4179452A JPH05340223A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 電磁バルブの緩衝装置

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Publication Number Publication Date
JPH05340223A true JPH05340223A (ja) 1993-12-21

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ID=16066110

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JP4179452A Pending JPH05340223A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 電磁バルブの緩衝装置

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JP (1) JPH05340223A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6089196A (en) * 1997-04-04 2000-07-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder head having a solenoid valve control device for operating a valve of an internal combustion engine
DE10249690A1 (de) * 2002-10-25 2004-05-06 Bayerische Motoren Werke Ag Elektromagnetische Ventiltriebvorrichtung für einen Verbrennungsmotor mit einem Elektromagneten, an dem ein bewegliches Element angeordnet ist
JP2004257382A (ja) * 2003-02-18 2004-09-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa 内燃機関用の電気機械式バルブアクチュエータ及びそのようなアクチュエータを備える内燃機関
DE10338639A1 (de) * 2003-08-22 2005-03-17 Bayerische Motoren Werke Ag Elektromagnetische Ventiltriebvorrichtung mit einer Endlagendämpfung des Ankers

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6089196A (en) * 1997-04-04 2000-07-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cylinder head having a solenoid valve control device for operating a valve of an internal combustion engine
DE10249690A1 (de) * 2002-10-25 2004-05-06 Bayerische Motoren Werke Ag Elektromagnetische Ventiltriebvorrichtung für einen Verbrennungsmotor mit einem Elektromagneten, an dem ein bewegliches Element angeordnet ist
JP2004257382A (ja) * 2003-02-18 2004-09-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa 内燃機関用の電気機械式バルブアクチュエータ及びそのようなアクチュエータを備える内燃機関
JP4622260B2 (ja) * 2003-02-18 2011-02-02 プジョー・シトロエン・オトモビル・ソシエテ・アノニム 内燃機関用の電気機械式バルブアクチュエータ及びそのようなアクチュエータを備える内燃機関
DE10338639A1 (de) * 2003-08-22 2005-03-17 Bayerische Motoren Werke Ag Elektromagnetische Ventiltriebvorrichtung mit einer Endlagendämpfung des Ankers

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