JPH0526014A - 内燃機関用電磁駆動バルブ - Google Patents
内燃機関用電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH0526014A JPH0526014A JP3203815A JP20381591A JPH0526014A JP H0526014 A JPH0526014 A JP H0526014A JP 3203815 A JP3203815 A JP 3203815A JP 20381591 A JP20381591 A JP 20381591A JP H0526014 A JPH0526014 A JP H0526014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- iron core
- combustion engine
- internal combustion
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】内燃機関用バルブに励磁コイル、永久磁石を装
着して電磁作用により、バルブを駆動することで応答性
の良い、しかも初期駆動力の大きい、そして励磁コイル
等の電流が小さくて済むことができる。 【構成】倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイル６
を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石２を
配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって高透
磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性体５
にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該ラミ
ート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部に可
動コイル７を設けた可動部８を配置する。
着して電磁作用により、バルブを駆動することで応答性
の良い、しかも初期駆動力の大きい、そして励磁コイル
等の電流が小さくて済むことができる。 【構成】倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイル６
を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石２を
配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって高透
磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性体５
にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該ラミ
ート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部に可
動コイル７を設けた可動部８を配置する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関における吸排
気バルブを電磁作用によって開閉駆動する内燃機関用電
磁駆動バルブに関する。
気バルブを電磁作用によって開閉駆動する内燃機関用電
磁駆動バルブに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の内燃機関の吸気や排気の流路を開
閉するバルブは、クランク軸の回転に対応して駆動され
るカムの作動により開閉駆動されているため、この様な
カムによる吸排気バルブの機械的な開閉駆動では、カム
がクランク軸の回転に対応しているために吸排気バルブ
の開閉動作の応答性が悪いという欠点があった。
閉するバルブは、クランク軸の回転に対応して駆動され
るカムの作動により開閉駆動されているため、この様な
カムによる吸排気バルブの機械的な開閉駆動では、カム
がクランク軸の回転に対応しているために吸排気バルブ
の開閉動作の応答性が悪いという欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な欠点を解決するために内燃機関における吸排気バルブ
を電磁作用によって開閉駆動させ応答性を良くするとと
もに吸排気バルブの初期駆動時及び着座時等に大きな駆
動力を得る内燃機関用電磁駆動バルブを提供することを
目的としている。
な欠点を解決するために内燃機関における吸排気バルブ
を電磁作用によって開閉駆動させ応答性を良くするとと
もに吸排気バルブの初期駆動時及び着座時等に大きな駆
動力を得る内燃機関用電磁駆動バルブを提供することを
目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイ
ル６を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石
２を配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって
高透磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性
体５にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該
ラミート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部
に可動コイル７を設けた可動部８を配置する。該可動部
８の下部はバルブスプリング９に接続されており、該バ
ルブスプリング９の先端は前記可動コイル７に通電する
電気端子を形成し前記可動部８に追従してバルブ１０が
移動するようにしたものである。
に、本発明は倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイ
ル６を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石
２を配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって
高透磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性
体５にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該
ラミート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部
に可動コイル７を設けた可動部８を配置する。該可動部
８の下部はバルブスプリング９に接続されており、該バ
ルブスプリング９の先端は前記可動コイル７に通電する
電気端子を形成し前記可動部８に追従してバルブ１０が
移動するようにしたものである。
【０００５】
【作用】上記の構成において、励磁コイル６と可動コイ
ル７とを直列にして通電すると前記励磁コイル６により
発生した磁束と永久磁石２による磁束とが重畳して磁束
密度が大きくなっている磁場中において可動コイル７に
通電されるので可動部８はフレミングの左手法則にした
がって下方に移動する。したがってバルブ１０も下方に
移動するのでバルブ１０により閉塞されていた流路は解
放される。この時前記ラミネート磁極中のコイル４に前
記励磁コイル６と永久磁石２とによる磁束に重畳する磁
束を発生するように通電すればバルブ１０の初期駆動力
はさらに増す。また、流路を閉塞する着座時には上記と
は電流の方向を逆にして通電すれば可動部８は上方にト
ルクを生じバルブスプリング９の弾発力とあいまつて大
きな駆動力を得て着座し解放されていた流路は閉塞され
る。
ル７とを直列にして通電すると前記励磁コイル６により
発生した磁束と永久磁石２による磁束とが重畳して磁束
密度が大きくなっている磁場中において可動コイル７に
通電されるので可動部８はフレミングの左手法則にした
がって下方に移動する。したがってバルブ１０も下方に
移動するのでバルブ１０により閉塞されていた流路は解
放される。この時前記ラミネート磁極中のコイル４に前
記励磁コイル６と永久磁石２とによる磁束に重畳する磁
束を発生するように通電すればバルブ１０の初期駆動力
はさらに増す。また、流路を閉塞する着座時には上記と
は電流の方向を逆にして通電すれば可動部８は上方にト
ルクを生じバルブスプリング９の弾発力とあいまつて大
きな駆動力を得て着座し解放されていた流路は閉塞され
る。
【０００６】
【実施例】実施例について図を参照して説明すると、図
１において、倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイ
ル６を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石
２を配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって
高透磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性
体５にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該
ラミート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部
に可動コイル７を設けた可動部８を配置する。該可動部
８の下部はバルブスプリング９に接続されており、該バ
ルブスプリング９の先端は前記可動コイル７に通電する
電気端子を形成している。１０は内燃機関の吸気通路及
び排気通路を開閉するバルブであり、６はバルブ１０の
移動量を検出するバルブ位置センサである。
１において、倒Ｅ字型鉄心１、の上部に一対の励磁コイ
ル６を巻回し，外側鉄心１１の内側に当接して永久磁石
２を配置し、順次、倒Ｅ字型鉄心１の中央部に向かって
高透磁率磁性体３、その内側に磁性体５を設け、該磁性
体５にコイル４を巻回したラミネート磁極を設ける。該
ラミート磁極と倒Ｅ字型鉄心１の中央部との間に，内部
に可動コイル７を設けた可動部８を配置する。該可動部
８の下部はバルブスプリング９に接続されており、該バ
ルブスプリング９の先端は前記可動コイル７に通電する
電気端子を形成している。１０は内燃機関の吸気通路及
び排気通路を開閉するバルブであり、６はバルブ１０の
移動量を検出するバルブ位置センサである。
【０００７】励磁コイル６と可動コイル７とを直列にし
て通電すると励磁コイル６により発生した磁束と永久磁
石２による磁束とが重畳して磁束密度が大きくなってい
る磁場中において可動コイル７に通電されるので可動部
８はフレミングの左手法則にしたがって下方に移動す
る。したがってバルブ１０も下方に移動するのでバルブ
１０により閉塞されていた流路は解放される。この時ラ
ミネート磁極中のコイル４に前記励磁コイル６と永久磁
石２とによる磁束に重畳する磁束を発生するように通電
すればバルブ１０の初期駆動力はさらに増す。また、流
路を閉塞する着座時には上記とは電流の方向を逆にして
通電すれば可動部８は上方にトルクを生じバルブスプリ
ング９の弾発力とあいまつて大きな駆動力を得て着座し
解放されていた流路は閉塞される。
て通電すると励磁コイル６により発生した磁束と永久磁
石２による磁束とが重畳して磁束密度が大きくなってい
る磁場中において可動コイル７に通電されるので可動部
８はフレミングの左手法則にしたがって下方に移動す
る。したがってバルブ１０も下方に移動するのでバルブ
１０により閉塞されていた流路は解放される。この時ラ
ミネート磁極中のコイル４に前記励磁コイル６と永久磁
石２とによる磁束に重畳する磁束を発生するように通電
すればバルブ１０の初期駆動力はさらに増す。また、流
路を閉塞する着座時には上記とは電流の方向を逆にして
通電すれば可動部８は上方にトルクを生じバルブスプリ
ング９の弾発力とあいまつて大きな駆動力を得て着座し
解放されていた流路は閉塞される。
【０００８】図２は、電磁駆動バルブの移動量、加速
度、及びバルブに作用する力を表した図表図であり、ａ
は、バルブの移動量を表し、励磁コイル６と可動コイル
７とを直列にして通電すると励磁コイル６により発生し
た磁束と永久磁石２による磁束とが重畳して磁束密度が
大きくなっている磁場中において可動コイル７に通電さ
れるので可動部８はフレミングの左手法則にしたがって
下方にトルクを生じ移動し、また上記と通電を逆にした
際に前記可動部８が上方に移動する際の、バルブ１０の
上下方に移動する量を表しており、ｂは、バルブの初期
時と着座時の加速度を表し、ｃは、バルブに作用する力
を表したものである。これらから分かるように、初期時
に流す電流の方向と逆方向に通電することにより可動部
８（バルブ）は上方にトルクを生じバルブスプリング９
の弾発力とあいまつて大きな駆動力（加速度）を得る。
この際ラミネート磁極のコイル４の電流を切り換えて逆
方向に通電することで、（初期時と着座時に）更に効果
的であることは言うまでもない。
度、及びバルブに作用する力を表した図表図であり、ａ
は、バルブの移動量を表し、励磁コイル６と可動コイル
７とを直列にして通電すると励磁コイル６により発生し
た磁束と永久磁石２による磁束とが重畳して磁束密度が
大きくなっている磁場中において可動コイル７に通電さ
れるので可動部８はフレミングの左手法則にしたがって
下方にトルクを生じ移動し、また上記と通電を逆にした
際に前記可動部８が上方に移動する際の、バルブ１０の
上下方に移動する量を表しており、ｂは、バルブの初期
時と着座時の加速度を表し、ｃは、バルブに作用する力
を表したものである。これらから分かるように、初期時
に流す電流の方向と逆方向に通電することにより可動部
８（バルブ）は上方にトルクを生じバルブスプリング９
の弾発力とあいまつて大きな駆動力（加速度）を得る。
この際ラミネート磁極のコイル４の電流を切り換えて逆
方向に通電することで、（初期時と着座時に）更に効果
的であることは言うまでもない。
【０００９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の内燃機関用
電磁駆動バルブにおいては、従来の内燃機関用バルブに
比べて開閉駆動の応答性が遥かに良く、また初期駆動時
に大きな駆動力が得られ、そして励磁コイル等の電流が
小さくて済むことができる。
電磁駆動バルブにおいては、従来の内燃機関用バルブに
比べて開閉駆動の応答性が遥かに良く、また初期駆動時
に大きな駆動力が得られ、そして励磁コイル等の電流が
小さくて済むことができる。
【図１】本発明の実施例を示しその説明図である。
【図２】本発明の電磁駆動バルブの移動量、加速度、及
びバルブに作用する力を表した図表図である。
びバルブに作用する力を表した図表図である。
１…鉄心
２…永久磁石
３…高透磁率磁性体
４…コイル
５…磁性体
６…バルブ位置センサ
７…可動コイル
８…可動部
９…バルブスプリング
１０…バルブ
１１…外側鉄心
Claims (2)
- 【請求項１】内燃機関の吸排気バルブを電磁作用により
開閉駆動せしめる内燃機関用電磁駆動バルブにおいて、
鉄心の上部に一対の励磁コイルを設け、外側鉄心の内側
に当接して永久磁石を設けて、該永久磁石の内側から前
記鉄心の中央部に向けて順次、高透磁率磁性体、ラミネ
ート磁極を配置し、該ラミネート磁極と前記鉄心の中央
部との間に可動コイルを内設した可動体を可動自在に配
置し、該可動体をバルブスプリングに連結してなること
を特徴とする内燃機関用電磁駆動バルブ。 - 【請求項２】ラミネート磁極が磁性体にコイルを巻回し
てなることを特徴とする請求項１記載の内燃機関用電磁
駆動バルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203815A JPH0526014A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 内燃機関用電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3203815A JPH0526014A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 内燃機関用電磁駆動バルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526014A true JPH0526014A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16480185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3203815A Pending JPH0526014A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 内燃機関用電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526014A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225340A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-15 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 改良ソレノイドバルブを備えた吸気バルブの可変駆動システムを有する内燃エンジン、および同エンジン用ソレノイドバルブ |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3203815A patent/JPH0526014A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012225340A (ja) * | 2011-04-14 | 2012-11-15 | Crf Soc Consortile Per Azioni | 改良ソレノイドバルブを備えた吸気バルブの可変駆動システムを有する内燃エンジン、および同エンジン用ソレノイドバルブ |
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