JP2897792B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁力によって接点の
開閉を行う電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の電気回路に広く使用される電磁継
電器として、例えば、実開昭61−16840号公報に
記載されたものがある。この電磁継電器は、固定接点部
材と可動接点部材から成る接点部と、この接点部を閉じ
るために可動接点部材を付勢するスプリングと、接点部
を開成するための接点部開成手段とを備える。
【0003】接点部開成手段は、励磁コイルと、この励
磁コイルへの通電によって吸引されるプランジャと、こ
のプランジャを復帰させるリターンスプリングより成
り、励磁コイルへの通電が遮断された際に、復帰するプ
ランジャによって可動接点部材が駆動されて、接点部が
開成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電磁
継電器は、プランジャによって駆動された可動接点部材
がスプリングの付勢力に抗して移動し、カバー内壁面に
衝突することで停止するため、この衝突時に衝撃音が発
生するという課題を有していた。特に、タイマ回路を使
用して電磁継電器を駆動する場合には、使用者が意とし
ない時に接点開成時の衝撃音が発生するため、使用者に
不快感を与えるという課題を有していた。
【0005】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、接点開成時に発生する衝撃音を低減
することのできる電磁継電器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(請求項1) 固定接点部材と可動接点部材とから成る接点部と、前記
可動接点部材を前記固定接点部材側に付勢して所定の接
点圧を付与することにより、前記接点部を閉成する接点
圧スプリングと、励磁コイルを備え、この励磁コイルへ
の通電が遮断された際に、前記接点圧スプリングの付勢
力に抗して前記可動接点部材を駆動し、前記接点部を開
成する接点部開成手段と、この接点部開成手段によって
駆動された前記可動接点部材が衝突することで、前記可
動接点部材の移動を規制する規制手段と、前記可動接点
部材に対し前記接点圧スプリングと同じ側で、且つ前記
接点圧スプリングの内径側に配設され、前記接点部が開
成されて前記可動接点部材が前記規制手段に衝突する前
に、弾力によって前記可動接点部材の移動速度を減速
せることで前記可動接点部材が前記規制手段に衝突する
際の衝撃力を緩和する緩衝部材とを備えたことを技術的
手段とする。(請求項2前記緩衝部材は、前記接点圧スプリングと同心上に配設
されたコイルスプリングであることを技術的手段とす
る。
【0007】
【作用】上記構成より成る本発明の電磁継電器は、励磁
コイルへの通電が遮断された際に、接点部開成手段によ
って可動接点部材が駆動されて、接点部が開成する。接
点部開成手段によって駆動された可動接点部材は、規制
手段に衝突することでその移動が規制される。この時、
可動接点部材は、規制手段に衝突する前に、可動接点部
に対し接点圧スプリングと同じ側で、且つ接点圧スプ
リングの内径側に配設された緩衝部材によって、その移
動速度が減速され、可動接点部材が規制手段に衝突する
際の衝撃力が緩和される。
【0008】
【発明の効果】上記作用により、可動接点部材が規制手
段に衝突する際の衝突速度が小さくなるため、接点開成
時に生じる不快な衝撃音を低減することができる。
た、緩衝部材を接点圧スプリングの内径側に配設してい
るので、緩衝部材の全長が製品(電磁継電器)の大きさ
に影響することが無い。その結果、緩衝部材を備えたこ
とで製品の大型化を招くことはない。
【0009】
【実施例】次に、本発明の電磁継電器を図に示す一実施
例に基づき説明する。図1は接点閉成状態を示す電磁継
電器の断面図、図2は接点開成状態を示す電磁継電器の
断面図である。
【0010】本実施例の電磁継電器1は、一対の固定接
点部材2と可動接点部材3とから成る接点部と、可動接
点部材3を付勢して接点部を閉成する接点部閉成手段で
あるコンタクトスプリング4(本発明の接点圧スプリン
グ)と、このコンタクトスプリング4の付勢力に抗して
接点部を開成する接点部開成手段(後述する)と、これ
らを収容するケース等から構成されている。ケースは、
その底部側を形成するヨーク5と、このヨーク5の上端
開口部を密閉する合成樹脂製のカバー6とから成り、そ
のカバー6には、外部との電気的接続を行うターミナル
7がOリング8を介して液密に取り付けられている。
【0011】固定接点部材2は、カバー6の内部で各タ
ーミナル7の端部に固着され、互いの先端面が所定の間
隔を有して対向するように配置されている。可動接点部
材3は、固定接点部材2とカバー6の内壁面とで形成さ
れる空間部Aにおいて、その両端部が、各固定接点部材
2の先端部と接触可能な位置に配置され、コンタクトス
プリング4によって固定接点部材2側に付勢されてい
る。コンタクトスプリング4は、可動接点部材3を付勢
して、接点部に所定の接点圧を付与することにより接点
部を閉成する。
【0012】接点部開成手段は、励磁コイル9と、この
励磁コイル9への通電によって吸引されるプランジャ1
0と、このプランジャ10を復帰させるリターンスプリ
ング11より成る。励磁コイル9は、樹脂製のボビン1
2に巻回されて、ヨーク5の内部に収容されている。ボ
ビン12の上端面には、励磁コイル9が通電された際
に、磁気回路の一部を形成する磁性体のグランドプレー
ト13が配置されている。なお、このグランドプレート
13は、ボビン12にインサート成形されていてもよ
い。
【0013】ボビン12の中空内部には、その低部側に
円柱状のステーショナリコア14が配置され、その上方
に、中空内部を軸方向に摺動可能な状態でプランジャ1
0が挿入されている。このプランジャ10は、ステーシ
ョナリコア14との間に配設されたリターンスプリング
11によって図示上方に付勢されている。従って、プラ
ンジャ10は、励磁コイル9が非通電の時には、リター
ンスプリング11に付勢されて上方に位置(復帰する)
しており、励磁コイル9が通電されると、リターンスプ
リング11の付勢力に抗して吸引され、図1に示す位置
に移動する。
【0014】プランジャ10の上端面中央部には、棒状
の突起15が固設されており、プランジャ10がリター
ンスプリング11に付勢されて上方に移動した際に、そ
の突起15が、各固定接点部材2の先端面の間を通過し
て、それまで固定接点部材2に押圧されていた可動接点
部材3を押し上げながら、空間部A内に突出するように
設定されている。
【0015】カバー6内部に形成される空間部Aには、
突起15によって押し上げられた可動接点部材3の移動
を規制するストッパ16(本発明の規制手段)が形成さ
れている。このストッパ16は、カバー6の天井側内壁
面から図示下方へ円筒状に突出して形成され、その先端
面に可動接点部材3が衝突することで、可動接点部材3
の移動を停止する。なお、上述したコンタクトスプリン
グ4は、ストッパ16の外周に配置されることで、その
位置決めが行われている。
【0016】ストッパ16の中空部には、ストッパ16
の外周に配設されているコンタクトスプリング4と略同
心上に衝撃吸収用コイルスプリング17(本発明の緩衝
部材)が配設されている。この衝撃吸収用コイルスプリ
ング17は、可動接点部材3がストッパ16に衝突する
際の衝撃力を緩和するためのもので、無荷重の時(接点
閉成時)に、図示下端部がストッパ16の先端面より所
望の長さだけ突出する全長を有し、接点開成時に可動接
点部材3を介して圧縮荷重を受けても、その下端部がス
トッパ16の先端面から突出することはない。つまり、
接点開成時には、適当な衝撃吸収力を発生し、接点閉成
時には、両端が自由となり、コンタクトスプリング4に
より付与される接点圧に影響を及ぼすことはない。
【0017】次に本実施例の作動を説明する。今、励磁
コイル9が非通電の状態とすると、プランジャ10がリ
ターンスプリング11の付勢力を受けて上方へ移動して
いるため、可動接点部材3は、図2に示すように、突起
15に押し上げられてストッパ16の先端面に当接し、
接点開成状態となる。
【0018】励磁コイル9への通電により、リターンス
プリング11の付勢力に抗して吸引されたプランジャ1
0が図示下方へ移動することに伴い、可動接点部材3が
コンタクトスプリング4の付勢力を受けて固定接点部材
2と接触し、図1に示すように接点閉成状態となる。
【0019】この接点閉成状態から励磁コイル9への通
電を遮断すると、プランジャ10がリターンスプリング
11の付勢力を受けて図示上方へ移動する。プランジャ
10の移動に伴って突起15の先端が可動接点部材3に
当接し、その可動接点部材3がコンタクトスプリング4
のばね力に打ち勝って図示上方へ押し上げられることに
より、接点が開成される。プランジャ10の復帰に伴っ
て押し上げられた可動接点部材3は、ストッパ16に衝
突する前に衝撃吸収用コイルスプリング17に接触し、
その衝撃吸収用コイルスプリング17を押し縮めながら
さらに移動する。そして、可動接点部材3がストッパ1
6に衝突してその移動が停止し、接点開成状態を保持す
る。
【0020】この接点開成時には、プランジャ10に駆
動された可動接点部材3が、ストッパ16に衝突する前
に衝撃吸収用コイルスプリング17の反発力を受けてそ
の移動速度が減速され、可動接点部材3がストッパ16
に衝突する際の衝撃力が緩和される。その結果、ストッ
パ16に衝突する際の可動接点部材3の衝突速度が小さ
くなり、衝突時の衝撃音が低減される。また、本実施例
では、衝撃吸収用コイルスプリング17をコンタクトス
プリング4の内径側に、且つ同心上に配設しているの
で、衝撃吸収用コイルスプリング17が電磁継電器1の
大きさに影響することが無い。つまり、衝撃吸収用コイ
ルスプリング17が無荷重の状態(図1に示す状態)で
も、コンタクトスプリング4の全長の方が長い。従っ
て、衝撃吸収用コイルスプリング17を設けても、電磁
継電器1の大型化を招くことはない。
【0021】なお、本実施例では、衝撃吸収用コイルス
プリング17を、ストッパ16の中空部に両端自由の状
態で配設したが、ストッパ16側の端部を、接着、圧入
などにより、ストッパ16に固定しても良い。あるい
は、可動接点部材3側の端部を、かしめ、接着などによ
り、可動接点部材3に固定しても良い。さらには、衝撃
吸収用コイルスプリング17の代わりに、板ばね等の他
の弾性体を使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】接点閉成状態を示す電磁継電器の断面図であ
る。
【図2】接点開成状態を示す電磁継電器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電磁継電器 2 固定接点部材 3 可動接点部材 4 コンタクトスプリング(接点圧スプリング) 9 励磁コイル(接点部開成手段) 10 プランジャ(接点部開成手段) 11 リターンスプリング(接点部開成手段) 16 ストッパ(規制手段) 17 衝撃吸収用コイルスプリング(緩衝部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)固定接点部材と可動接点部材とから成
    る接点部と、 b)前記可動接点部材を前記固定接点部材側に付勢して
    所定の接点圧を付与することにより、前記接点部を閉成
    する接点圧スプリングと、 c)励磁コイルを備え、この励磁コイルへの通電が遮断
    された際に、前記接点圧スプリングの付勢力に抗して前
    記可動接点部材を駆動し、前記接点部を開成する接点部
    開成手段と、 d)この接点部開成手段によって駆動された前記可動接
    点部材が衝突することで、前記可動接点部材の移動を規
    制する規制手段と、 e)前記可動接点部材に対し前記接点圧スプリングと同
    じ側で、且つ前記接点圧スプリングの内径側に配設さ
    、前記接点部が開成されて前記可動接点部材が前記規
    制手段に衝突する前に、弾力によって前記可動接点部材
    の移動速度を減速させることで前記可動接点部材が前記
    規制手段に衝突する際の衝撃力を緩和する緩衝部材とを
    備えた電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材は、前記接点圧スプリングと
    同心上に配設されたコイルスプリングであることを特徴
    とする請求項1に記載した電磁継電器。
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