JP2001014991A - 電磁リレー、電磁リレーと回路基板及び回路基板 - Google Patents

電磁リレー、電磁リレーと回路基板及び回路基板

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JP2001014991A
JP2001014991A JP11186708A JP18670899A JP2001014991A JP 2001014991 A JP2001014991 A JP 2001014991A JP 11186708 A JP11186708 A JP 11186708A JP 18670899 A JP18670899 A JP 18670899A JP 2001014991 A JP2001014991 A JP 2001014991A
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JP
Japan
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electromagnetic relay
case
electrode
circuit board
electrode portion
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JP11186708A
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Kazuhiro Ichikawa
和浩 市川
Tatsumi Ide
立身 井手
Kazuyoshi Nago
和義 名合
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Original Assignee
NEC Corp
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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    • H02H5/00Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal non-electric working conditions with or without subsequent reconnection
    • H02H5/08Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal non-electric working conditions with or without subsequent reconnection responsive to abnormal fluid pressure, liquid level or liquid displacement, e.g. Buchholz relays
    • H02H5/083Emergency protective circuit arrangements for automatic disconnection directly responsive to an undesired change from normal non-electric working conditions with or without subsequent reconnection responsive to abnormal fluid pressure, liquid level or liquid displacement, e.g. Buchholz relays responsive to the entry or leakage of a liquid into an electrical appliance

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水濡れに対する誤作動がなく、低コストで対
策できる電磁リレー、電磁リレーと回路基板及び回路基
板を提供する。 【解決手段】 液密性が保持されたケース2内に励磁コ
イルが設けられ、この励磁コイルの両コイル端子6,6
の各々に電極部7,7が接続され、各電極部7,7が、
その少なくとも一部をケース2外の液体浸入可能領域に
露出した状態で配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁リレー、電
磁リレーと回路基板、及び回路基板に関するものであ
り、特に、結露等の水濡れに対して誤作動を防止できる
電磁リレー、電磁リレーと回路基板及び回路基板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用のパワーウインドウ装
置には、ウインドウガラス昇降用モータを正逆転するた
めに電磁リレーを設けている。この電磁リレーが取り付
けられた回路基板には、結露等の水濡れに対して上記モ
ータが誤作動をしないような構造が採用される場合があ
る。例えば、回路基板側に水濡れを検知するセンサ等を
設け、このセンサが水濡れを検出すると、通常の回路と
は別の回路を使用してモータを駆動させるのである。こ
の種の技術としては、例えば、特開平11−98871
号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術にあっては、電磁リレーのコイル端子が水濡れを
起こしたような場合に、ここからリークが起きると、上
記コイルに電流が流れ、電磁リレーが誤作動を起こす虞
があるという問題がある。したがって、上記のように電
磁リレーのコイル端子が水濡れを起こしたような場合に
は、センサによる水濡れの検出の有無に関わらず、電磁
リレーが誤作動を起こす可能性が生ずるのである。これ
を防止するために上記電磁リレーと回路基板を樹脂等で
封止することも考えられるが、大幅なコストアップにつ
ながるという問題がある。そこでこの発明は、水濡れに
対する誤作動がなく、低コストで対策できる電磁リレ
ー、電磁リレーと回路基板及び回路基板を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、液密性が保持されたケ
ース内に励磁コイルが設けられ、この励磁コイルの両コ
イル端子の各々に電極部が接続され、各電極部が、その
少なくとも一部をケース外の液体浸入可能領域に露出し
た状態で配置されていることを特徴とする。このように
構成することで、水等の導電性の液体に浸漬されると両
電極を結ぶ励磁コイルと並列な回路が形成され、他の部
位でのリーク電流により励磁コイルに電流が流れるのを
防止することが可能となる。
【0005】請求項2に記載した発明は、前記両電極部
が板状に形成され、互いに近接して対向配置されている
ことを特徴とする。このように構成することで、電極部
の面積や間隔を調整して最適な抵抗値を得ることが可能
となる。また、例えば、電極部をケースの外表面に取り
付けた場合は、ケース表面に至る前にいち早く水等の浸
入を検出することが可能となる。
【0006】請求項3に記載した発明は、前記両電極部
が板状に形成され、互いに近接して水平に配置されてい
ることを特徴とする。このように構成することで、電極
部の面積や間隔を調整することで最適な抵抗値を得るこ
とが可能となる。また、例えば、電極部をケースの外表
面に取り付けた場合は、占有スペースを少なくできる。
【0007】請求項4に記載した発明は、前記電極部が
ケース外表面に取り付けられていることを特徴とする。
このように構成することで、電磁リレー単体として水濡
れ等による誤作動防止を図ることが可能となる。
【0008】請求項5に記載した発明は、上記電極部が
ケース内部にインサート成形され、ケースの外表面に一
部露出して配置されていることを特徴とする。このよう
に構成することで、ケース製造時において電極部を組み
込むことが可能となる。
【0009】請求項6に記載した発明は、前記電極部間
が導電性の液体に浸漬された場合に電極部間にリーク電
流が流れることを特徴とする。このように構成すること
で、励磁コイル側に電流が流れるのを防止することが可
能となる。
【0010】請求項7に記載した発明は、液密性が保持
されたケース内に励磁コイルが設けられ、この励磁コイ
ルの両コイル端子がケース外に突設されている電磁リレ
ーにおいて、少なくとも接地側のコイル端子の周囲が、
接地側のコイル端子から他の部分へのリークを防止する
シールドで囲まれていることを特徴とする。このように
構成することで、シールドにより接地側のコイル端子か
らのリークを防止することが可能となる。また、シール
ドを付加するだけで製造できる。請求項8に記載した発
明は、前記請求項1から請求項6のいずれかに記載の電
磁リレーには電極部の一方のみが設けられ、この電極部
は回路基板側に設けられた他方の電極部と対を成すこと
を特徴とする。このように構成することで、電磁リレー
側の電極部と回路基板側の電極部とが導電性の液体に浸
漬されると、両電極部間にリーク電流を流すことが可能
となる。
【0011】請求項9に記載した発明は、前記電磁リレ
ーが自動車のパワーウインドウ装置のウインドウガラス
昇降用モータの駆動回路に使用されることを特徴とす
る。このように構成することで、ウインドウガラス等の
水等に晒され易い車両用ドアにおけるガラス昇降不良の
発生を抑えることが可能となる。請求項10に記載した
発明は、上記請求項1から請求項7、請求項9のいずれ
かに記載の電磁リレーを備えたことを特徴とする回路基
板。このように構成することで、電磁リレー側で液体の
浸漬に対する対策を施すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1から図7はこの発明の第1実施形
態を示している。図1から図3において、1は電磁リレ
ーを示し、この電磁リレー1は、例えば車両のパワーウ
インドウ装置の回路基板C、具体的にはウインドウガラ
ス昇降用モータを正逆転するための駆動回路を備えた回
路基板Cに実装されるものである。尚、図3において、
100は外部接続端子部、101は電子回路部を示す。
【0013】図2に示すように、この実施形態(以下の
実施形態も同様)の電磁リレー1はケース2内に正転用
と逆転用の一対の励磁コイル3が取り付けられ、ドアの
スイッチを操作することにより、対応する励磁コイル3
を励磁し、可動接点4を固定接点5に対して接触させて
モータを正転、逆転させるものである。また、上記励磁
コイル3の端末はコイル端子6,6に接続され、このコ
イル端子6,6はケース2の底部取付面2Aから下側に
突出している。ここで、前記ケース2を取り付けた状態
では、電磁リレー1は液密性を確保した状態、つまりケ
ース2内に水等が浸入しないようになっている。
【0014】図1に示すように、上記各励磁コイル3の
コイル端子6,6には各々電極部7,7が取り付けられ
ている。この電極部7は四角形で板状の部材であって、
前記底部取付面2Aに対向するケース2の上面2Bに取
り付けられ、底部取付面2A側から突出するコイル端子
6と配線8により結線されている。また、1つの励磁コ
イル3のコイル端子6,6に接続された一対の電極部
7,7は互いに近接した状態でベースB上で対向配置さ
れ、この対向配置された一対の電極部7がケース2の上
面2Bに2組取り付けられている。つまり、上記2組の
電極部7,7は水浸入可能領域であるケース2外部に、
露出した状態で配置されていることとなる。ここで、上
記電極部7,7の材質は抵抗の小さい銅合金等種々の材
料が使用できるが経時的使用における防錆を考慮すると
ステンレス等の材料、またはAu等の貴金属を使用する
ことが望ましい。
【0015】図4は電磁リレー1の回路図を示す。この
図4において、電磁リレー1は鎖線で示す範囲で表さ
れ、9は電源側に接続されるSTm端子、10は接地E
側に接続されるSTb端子、11,12はモータMに接
続されるCOM端子を各々示している。したがって、ス
イッチSWを上昇側に操作すると、例えば左側の可動接
点4が励磁コイル3によって固定接点5に接続され、モ
ータMは正転しウインドウパネルは上昇し、スイッチS
Wを下降側に操作すると、例えば右側の可動接点4が励
磁コイル3によって固定接点5に接続され、モータMは
逆転しウインドウパネルは下降する。尚、図4において
は電極部7,7の図示は省略している。
【0016】ここで、上記回路基板C上の電磁リレー1
が、雨水、海水等の水に浸漬された場合について説明す
る。図4で説明したように、電磁リレー1が正常に機能
している場合にはスイッチSWの操作によりモータMは
運転者の意図している通りに正転、逆転するが、回路基
板Cが水等に浸漬されると、例えば図4に破線で示すよ
うに、電磁リレー1の左側の励磁コイル3端からSTb
端子10にリーク電流が流れるような場合がある。従来
はこのようなリーク電流が流れると励磁コイル3により
可動接点4が動いて、モータMが誤作動することがあっ
た。これをリーク経路と等価回路として図6、図7に示
す。図7に示す等価回路は励磁コイル3と並列のリーク
抵抗R2と、励磁コイル3に直列につながるリーク抵抗
R1と、a−c間でリークする抵抗R3で構成される。
このとき、下記の式1が成立すれば電磁リレー1は感動
することとなる。尚、Vはバッテリ電圧14V、Vop
eは感動電圧を示す。
【0017】
【数1】
【0018】したがって、この実施形態では上記式1を
満たさないような抵抗R2を与える電極部7,7が設定
されている。すなわち、式2を満たすような抵抗R2を
与えるように電極部7,7が設定されている。
【0019】
【数2】
【0020】ここで、抵抗R2は電極部7の面積S、ギ
ャップ(間隔)Gapにより決定され、図5(a)に示
すように絶縁板Zに板状でBeCu製の電極部7,7を
エポキシ樹脂で固定し5Vの電圧をかけた実験を行う
と、図5(b)、(c)に示すように塩分濃度、電極面
積の違いでリーク抵抗が変化することが明らかになっ
た。尚、上記式1における抵抗R1については、液体
(海水を考慮)ごとに異なるが、電気抵抗を決定する大
きな要因となる塩分濃度0〜3.5wt%の範囲を考慮
して上記電極部7,7間の抵抗R2を上記実験結果に基
づいて最適に決定することが望ましい。
【0021】したがって、上記実施形態によれば、上記
電極部7を備えた電磁リレー1が、例えば、雨水、海水
等によって浸漬された場合であっても、電極部7,7間
が励磁コイル3に並列に接続される抵抗R2として機能
し、この電極部7,7により形成される抵抗R2により
上記励磁コイル3に感動電圧Vopeが作用するのを阻
止することができる。その結果、スイッチSW操作をし
ていないのにモータMが作動するような事態の発生を確
実に防止できる効果があり、車両用部品としての電磁リ
レー1の信頼性を高めることができる。
【0022】そして、前述した電磁リレー1は図3に示
すように、回路基板Cに取り付けられ、外部接続端子1
00により外部と接続されるが、前記電磁リレー1単体
に対策を施せば、回路基板Cに対して何らの対策を施さ
なくてもよいため、誤作動防止対策を低コストで実現す
ることができる。また、回路基板Cの種類に影響されな
いで対策できるため、汎用性を高めることができる効果
がある。また、ケース2の上面2B上に取り付けられた
電極7,7によりいち早く浸入した水を検出することが
できるため、迅速に誤作動防止を図ることができる。
【0023】次に、図8(a)、(b)はこの発明の第
2実施形態を示している。同図において15は延出部を
示し、この延出部15はコイル端子6をケース2の上面
2Aから延出したもので、延出部15には板状の電極部
7が互いに表面を対向させた状態で取り付けられてい
る。ケース2の上面2Bの延出部15の貫通部分には図
8(b)に示すようにシール部材16が取り付けられ、
ケース2の液密性を確保している。この実施形態におい
ても、対向する一対の上記電極部7,7が2組設けられ
ている。尚、第1実施形態と同一部分には同一符号を伏
して説明は省略する(以下の実施形態についても同
様)。したがって、この実施形態によれば、第1実施形
態の効果に加え、配線を使用しないで対策できるため、
配線8の両端で半田付けする場合に比べ組立工数を削減
できる効果がある。
【0024】図9はこの発明の第3実施形態を示してい
る。この実施形態は第2実施形態の延出部15を折り曲
げて、この延出部15自体を電極部7Aとして使用した
ものである。したがって、この実施形態によれば、第1
実施形態の効果に加え板状の電極部7を必要としないた
め、コストダウンを図ることができる効果がある。
【0025】次に、図10はこの発明の第4実施形態を
示している。この実施形態は第1実施形態における一対
の電極部7B,7Bを図10における前面(紙面の表側
の面)2Cと後面(紙面の裏側の面)2Dに配置したも
のである。具体的にはケース2の底部取付面2Aには、
前面2Cと後面2D寄りに各々2つのコイル端子6,6
が突出しているが、各コイル端子6,6に近いケース2
の前面2Cと後面2Dに四角形で板状の一対の電極部7
B,7Bが互いに近接して水平に配置されている。そし
て、各電極部7B,7Bと対応するコイル端子6,6と
は、配線8により各々接続されている。尚、電極部7B
の取付位置がケース2の側面(図10におけるケース2
の左右側の面)であってもよい。
【0026】ここで、前記第1実施形態と同様に前記抵
抗R2は電極部7Bの面積S=L×W、ギャップGap
により決定される。図11(a)に示すように絶縁板Z
にBeCu製の電極板をエポキシ樹脂で固定し5Vの電
圧をかけた実験を行うと、図11(b)に示すように塩
分濃度、電極面積の違いでリーク抵抗が変化することが
明らかになった。よって、この実施形態のように電極部
7Bを水平に配置した場合でも、電気抵抗を決定する大
きな要因となる塩分濃度0〜3.5wt%の範囲を考慮
して上記電極部7B,7B間の抵抗R2を上記実験結果
に基づいて最適に決定することが望ましい。
【0027】したがって、この実施形態においても、上
記電極部7Bを備えた電磁リレー1が、例えば、雨水、
海水等によって浸漬された場合であっても、電極部7
B,7Bが励磁コイル3に並列に接続される抵抗R2と
して機能し、電極部7B,7Bにより形成される抵抗R
2により上記励磁コイル3に感動電圧Vopeが作用す
るのを阻止することができる。その結果、スイッチSW
操作をしていないのにモータMが作動するような事態の
発生を確実に防止することができる効果がある。
【0028】そして、前述した第1実施形態と同様に、
電磁リレー1は図3に示すように、回路基板Cに取り付
けられ、外部接続端子100により外部と接続される
が、前記電磁リレー1単体に対策を施せば、回路基板C
に対して何らの対策を施さなくてもよいため、誤作動対
策を低コストで実現することができる。また、回路基板
Cの種類に影響されないで対策できるため、汎用性を高
めることができる。また、この実施形態では、電磁リレ
ー1の外表面、つまりケース2の前面2C、後面2D等
の外表面に電極部7B,7Bを取り付けているため、第
1実施形態のようにケース2の上面2Bに取り付けた場
合に比較して、コンパクト化が可能となる効果がある。
【0029】図12はこの発明の第5実施形態を示して
いる。この実施形態では第2実施形態と同様に、コイル
端子6の上端をケース2の上面2Bにわずかに突出させ
る延出部15Aが設けられ、この延出部15Aに第4実
施形態の四角形で板状の電極部7Cが接続され、電極部
7Cがケース2の上面2Bに水平に互いに近接して取り
付けられたものである。よって、ケース2の上面2Bに
は、一対の電極部7C,7Cが互いに勝手反対に2組取
り付けられることとなる。尚、上記延出部15Aの周囲
にシール部材16が設けられている点は前記第2実施形
態と同様である。したがって、この実施形態によれば、
第1実施形態の効果に加え配線8の両端を半田付けする
手間が省けると共に、占有面積が少なくてすみコンパク
トに製造できる効果がある。
【0030】図13はこの発明の第6実施形態を示して
いる。この実施形態ではケース2の底部取付面2Aに突
出するコイル端子6,6に四角形で板状の電極部7C,
7Cを直接接続したものである。一対の電極部7C,7
Cは上記底部取付面2Aに水平に近接して配置されてお
り、底部取付面2Aには2組の電極部7C,7Cが取り
付けられることとなる。したがって、この実施形態によ
れば、前記第1実施形態の効果に加え、配線8もシール
部材16も必要ないため、コストダウンを図ることがで
きる効果がある。
【0031】図14はこの発明の第7実施形態を示して
いる。この実施形態は図14(a)に示すように、ケー
ス2の底壁をインサートベース2Eとして形成し、プレ
スフィットにより、コイル端子6,6に四角形状で板状
の電極部7C,7Cが取り付けられ、その取付基部70
をエポキシでシールしたものである。インサートベース
2Eには図14(b)に示すように開口部2Fが形成さ
れ、ここから各電極部7C,7Cを外部に露出させてい
る。ここで電極部7C,7Cは、互いに近接して水平に
埋設されている。尚、この開口部2Fは露出部分の面積
を決定するため、これを調整すれば電極部7C,7Cの
最適な露出面積を設定できる。したがって、この実施形
態によれば、第1実施形態の効果に加え、インサートベ
ース2Eにより各電極部7C,7Cを一体で成型できる
ため、配線も半田も必要なく製造工数を削減できる上、
自動機による製造において部品供給をインサートベース
2Eに変えるだけで従来と同様の工程で製造することが
でき、低コスト化を実現できる効果がある。
【0032】図15はこの発明の第8実施形態を示して
いる。この実施形態は対となったコイル端子6,6を各
々シールド部(シールド)20により遮蔽したものであ
る。このシールド部20は電源側のSTm端子9に接続
されている。シールド部20により接地側となるCOM
端子11,12に対するリーク電流の遮断を目的として
いる。尚、シールド部20の高さhは電磁リレー1の取
付に支障がなければ、大きい方が望ましい。したがっ
て、この実施形態においても、コイル端子6,6からの
リークをシールド部20により抑えることにより、コイ
ル端子6,6間の電圧を低下させ、雨水等に浸漬された
場合のモータMの誤作動を防止することができる。ま
た、この実施形態においては、シールド部20を付加す
るだけで対策できるため、従来品を使用できるメリット
がある。
【0033】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、第7実施形態におけるインサート
ベース2Eをケース2の前壁、後壁あるいは側壁に設け
てここに電極部をインサート成型することも可能であ
る。また、励磁コイル3がケース2内に2つ収容された
ものについて説明したが、各々別になった構造のものに
も適用することができる。そして、上記各実施形態にお
いては、一対の電極部は電磁リレー1側に設けられてい
る場合について説明したが、対になっている一方の電極
部を回路基板C側に設けるようにして、電磁リレー1側
の電極部と回路基板C側の電極部とで対を成すように構
成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、水等の導電性の液体に浸漬される
と両電極を結ぶ励磁コイルと並列な回路が形成され、他
の部位でのリーク電流により励磁コイルに電流が流れる
のを防止することが可能となるため、リーク電流による
誤作動を防止することができる効果がある。請求項2に
記載した発明によれば、上記効果に加え、電極部の面積
や間隔を調整することで最適な抵抗値を得ることが可能
となるという効果がある。また、例えば、電極部をケー
スの外表面に取り付けた場合は、ケース外表面に至る前
にいち早く水等の浸入を検出することができるため、迅
速に誤作動防止を実現することができる効果がある。
【0035】請求項3に記載した発明によれば、上記請
求項1の効果に加え、電極部の面積や間隔を調整するこ
とで最適な抵抗値を得ることが可能となるという効果が
ある。また、例えば、電極部をケースの外表面に取り付
けた場合は、占有スペースを少なくできるため、コンパ
クトに製造することができる効果がある。請求項4に記
載した発明によれば、上記請求項1の効果に加え、電磁
リレー単体として水濡れ等による誤作動防止を図ること
が可能となるため、汎用性を高めることができるという
効果がある。
【0036】請求項5に記載した発明によれば、上記請
求項1の効果に加え、ケース製造時において電極部を組
み込むことが可能となるため、組立後に電極部を取り付
ける場合に比較して製造コストを低減することができる
という効果がある。請求項6に記載した発明によれば、
励磁コイル側に電流が流れるのを防止することが可能と
なるため、誤作動を確実に防止することができる効果が
ある。
【0037】請求項7に記載した発明によれば、シール
ドにより接地側のコイル端子からのリークを阻止するこ
とが可能となるため、励磁コイルの誤作動を防止するこ
とができるという効果がある。また、シールドを付加す
るだけでよいため従来品を流用できるというメリットが
ある。請求項8に記載した発明によれば、電磁リレー側
の電極部と回路基板側の電極部とが導電性の液体に浸漬
されると、両電極部間にリーク電流を流すことが可能と
なるため、励磁コイル側に電流が流れるのを防止でき、
したがって、電磁リレーの誤作動を防止することができ
るという効果がある。
【0038】請求項9に記載した発明によれば、ウイン
ドウガラス等の水等に晒され易い車両用ドアにおけるガ
ラス昇降不良の発生を防止することが可能となるため、
車両用部品としての信頼性を高めることができる効果が
ある。請求項10に記載した発明によれば、電磁リレー
側で液体に浸漬された場合の対策を施すことができるた
め、回路基板を選ばず回路基板全体としての信頼性を高
めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】 この発明の第1実施形態のケースを外した状
態を示す斜視図である。
【図3】 この発明の第1実施形態の電磁リレーを回路
基板に装着した状態を示す斜視図である。
【図4】 一般的なパワーウインドウの昇降用モータの
駆動回路図である。
【図5】 この発明の第1実施形態の電極部及びその特
性グラフを示すものであり、(a)は電極部の斜視図、
(b)、(c)は各々電極面積と塩分濃度に対するリー
ク抵抗の関係を示すグラフ図である。
【図6】 電磁リレーのリーク経路を示す説明図であ
る。
【図7】 図6の等価回路図である。
【図8】 この発明の第2実施形態を示し、(a)は斜
視図、(b)は(a)の部分拡大断面図である。
【図9】 この発明の第3実施形態の斜視図である。
【図10】 この発明の第4実施形態の斜視図である。
【図11】 この発明の第4実施形態の電極部及びその
特性グラフを示し、(a)は電極部の斜視図、(b)は
電極面積とリーク抵抗との関係を示すグラフ図である。
【図12】 この発明の第5実施形態の斜視図である。
【図13】 この発明の第6実施形態の斜視図である。
【図14】 この発明の第7実施形態を示し、(a)は
コイル端子がインサートベースを貫通した状態を示す説
明図、(b)は(a)の底面図である。
【図15】 この発明の第8実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁リレー 2 ケース 2A 底部取付面(外表面) 2B 上面(外表面) 2C 前面(外表面) 2D 後面(外表面) 2E インサートベース 3 励磁コイル 6 コイル端子 7、7A、7B、7C 電極部 20 シールド部(シールド) C 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名合 和義 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 3D127 AA00 DF01 DF03 DF36 5H001 AA01 AB10 AC01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液密性が保持されたケース内に励磁コイ
    ルが設けられ、この励磁コイルの両コイル端子の各々に
    電極部が接続され、各電極部が、その少なくとも一部を
    ケース外の液体浸入可能領域に露出した状態で配置され
    ていることを特徴とする電磁リレー。
  2. 【請求項2】 前記両電極部が板状に形成され、互いに
    近接して対向配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載の電磁リレー。
  3. 【請求項3】 前記両電極部が板状に形成され、互いに
    近接して水平に配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載の電磁リレー。
  4. 【請求項4】 前記電極部がケース外表面に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の電磁リレー。
  5. 【請求項5】 上記電極部がケース内部にインサート成
    形され、ケースの外表面に一部露出して配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁
    リレー。
  6. 【請求項6】 前記電極部間が導電性の液体に浸漬され
    た場合に電極部間にリーク電流が流れることを特徴とす
    る請求項1から請求項5のいずれかに記載の電磁リレ
    ー。
  7. 【請求項7】 液密性が保持されたケース内に励磁コイ
    ルが設けられ、この励磁コイルの両コイル端子がケース
    外に突設されている電磁リレーにおいて、少なくとも接
    地側のコイル端子の周囲が、接地側のコイル端子から他
    の部分へのリークを防止するシールドで囲まれているこ
    とを特徴とする電磁リレー。
  8. 【請求項8】 前記請求項1から請求項6のいずれかに
    記載の電磁リレーには電極部の一方のみが設けられ、こ
    の電極部は回路基板側に設けられた他方の電極部と対を
    成すことを特徴とする電磁リレーと回路基板。
  9. 【請求項9】 自動車のパワーウインドウ装置のウイン
    ドウガラス昇降用モータの駆動回路に使用されることを
    特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の電
    磁リレー。
  10. 【請求項10】 上記請求項1から請求項7、請求項9
    のいずれかに記載の電磁リレーを備えたことを特徴とす
    る回路基板。
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