JPS6336649Y2 - - Google Patents

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JPS6336649Y2
JPS6336649Y2 JP1981085221U JP8522181U JPS6336649Y2 JP S6336649 Y2 JPS6336649 Y2 JP S6336649Y2 JP 1981085221 U JP1981085221 U JP 1981085221U JP 8522181 U JP8522181 U JP 8522181U JP S6336649 Y2 JPS6336649 Y2 JP S6336649Y2
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JP
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plunger
stopper
suction cup
solenoid
valve
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JP1981085221U
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JPS57197612U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は弁装置のスプールを移動させ、流体
流路の切換、開閉を行う電磁弁用ソレノイドに関
するものである。
一般に電磁弁用ソレノイドに於ては、内部にプ
ランジヤ復帰時に緩衝停止させるゴム等の弾性体
から成るストツパを有しているが、従来のストツ
パではプランジヤの衝撃をある程度吸収すること
はできても動きを短時間で停止させることはでき
ず、ソレノイド両置タイプの電磁切換弁に於て
は、吸着状態にある対向するプランジヤを瞬間的
に押離しバタツキ音を発したり、プランジヤやコ
イルの耐久性を悪くする問題点が有る。即ち、上
記の切換弁に於て一方のソレノイドに通電すると
プランジヤが急激に固定鉄心に吸引され、その動
きがバルブピンを介してスプールに伝わり対向す
るバルブピンを介して非通電側のソレノイドのプ
ランジヤを突飛ばす、突飛ばされたプランジヤは
ストツパに当り衝撃が吸収され一旦停止はするが
その後ストツパの反発力により逆方向へはね飛ば
されバルブピンに衝突する。この時対向する通電
側の吸着状態にあるプランジヤが瞬間的に押し離
され再び吸着する。この為弁の切換時に瞬間的な
バタツキ音を発すると共に、通電吸着状態のプラ
ンジヤを強制的に押し離す為過大電流が流れコイ
ルの異常発熱によるコイル焼損や、プランジヤが
バルブピンとスプールを間にはさみ衝突し合う
為、プランジヤの耐久性をも損ねる問題が有る。
上記問題点を除く為にソレノイドの固定部とプ
ランジヤとの間に吸盤を介設させる構造が提案さ
れているが(例えば実開昭56−40615号公報、実
開昭55−49523号公報、実開昭54−109067号公報
参照)、そのような構造のものにあつては、プラ
ンジヤの作動時に上記吸盤がいずれも硬質材であ
る上記固定部とプランジヤとの間で押し潰されて
大きな衝撃力を受け、吸盤が短期間の内に使用不
能となつてしまう問題点が有つた。
そこで本考案は上記問題点を除くようにしたも
ので、プランジヤ後退時の衝撃を弾性材料製のス
トツパにより吸収してプランジヤやハウジングの
破損を防止でき、更にプランジヤのバタツキを吸
盤により防止でき、その上、上記ストツパにより
上記吸盤の傷みも防止できるようにした電磁弁用
ソレノイドを提供しようとするものである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図に於て、1は弁装置、2はソレノイド
である。弁装置1に於て、3はバルブボデーで流
体流路となるポートを有している。4はスプール
で矢印方向へ進退自在に備えられている。5はバ
ルブピンでスプール4に連結されており外力をス
プール4に伝達する為のものである。次にソレノ
イド2に於て、6は底フタ、7はパツキンでリン
グ状をしたゴム等の弾性体でできている。8はゴ
ム等弾性体でできたクツシヨンで、後述のフレー
ム10の緩衝及び押上げ固定する為のものであ
る。9はハウジングでアルミ等非磁性体で熱伝導
の良い材料で造られている。10は固定鉄心で主
に硅素鋼板で形成されている。10aは固定鉄心
10に於ける吸着面を示す。11はコイル、12
はプランジヤガイド、13は吸盤部13aを備え
るストツパで、ゴム等の弾性材料を用いて製造さ
れる。上記吸盤部13aの周囲は第1図からも明
らかなようにストツパ13に対し隙間(第2図に
符号Gで示す)を隔てて位置している。13cは
接着部、13dはプランジヤ当接面を示し、プラ
ンジヤが当り始めた項はこのプランジヤ当接面の
及ぶ範囲の空気が押し出され吸盤効果が発生す
る。14はプランジヤで一般に硅素鋼板を積層し
て製造されており、矢印方向へ進退自在になつて
いる。14aはプランジヤ14に於ける吸着面を
示し、14bはストツパ13の吸盤部13aに当
接する面で硅素鋼板等を積層した面であり細かい
凹凸を有している。従つて前記吸盤効果は時間と
共に無くなる様になつている。15は手動操作用
穴でドライバー等棒状のものを挿入し、ストツパ
13の伸縮自在部13eを介してプランジヤを押
し込むことによりバルブピン5を介してスプール
4をも操作し得るよう設けたものである。尚第1
図に於て対称に取付けられるものにはダツシユ
〔′〕を付した符号とし説明は省略する。第2図は
ストツパ13の詳細図。第3図に於いて16は従
来のストツパであり、ゴム等の弾性材料で製造さ
れている。17はプツシユピンでプランジヤ14
を手動操作し第1図に於けるバルブピン5を介し
てスプール4をも操作し得るよう設けたものであ
る。
次に実際の第1図に示すソレノイド2,2′に
於けるプランジヤ14,14′の動作を第5図を
用いて説明するに先立つて、第1図のものとスト
ツパと手動操作部のみが相違する構成のもの、即
ち第3図に示される従来のストツパ16を用いた
場合のプランジヤの動作を第4図を用いて説明す
る。この第4図は横軸は時間、縦軸は変位のグラ
フに表わしたものであり、連続して切換動作して
いる時のある一部分の状態である。ここでA,B
は対向する二つのソレノイドの夫々の動作を示し
ている。Aはコイルに通電されプランジヤが動き
始めた点、Bはプランジヤが固定鉄心に吸着した
瞬間である。Cは一旦吸着したプランジヤが対向
するプランジヤのバルブピン及びスプールを介し
ての衝突力により強制的に押し離された点であ
る。Dは再び吸着した点であり、この時バタツキ
音を発生する。以後吸着状態が続き、Eは通電を
止めプランジヤが復帰し始めた点で、Fはストツ
パに衝突し反発した点である。Gは反発したプラ
ンジヤがバルブピンに衝突した点、Hは対向する
コイルに通電され対向するプランジヤの吸引、動
作によりバルブピン及びスプールを介して衝突し
た点で、プランジヤ動作は加速される。Iは再び
ストツパに衝突し反発した点で、Jはバルブピン
に衝突した点である。この時対向するプランジヤ
は吸着状態にあつたものが強制的に引離される。
Kで再度ストツパに衝突し反発するL点にて停止
する。以上が片側のプランジヤの1サイクルの動
作であり、対向するプランジヤの動作も同様であ
るのでアルフアベツトにダツシユ「′」を付した
符号とし説明は省略する。一方第5図は本考案の
ストツパ13を用いた場合のプランジヤの動作を
第4図と同様に表わしたものであり、Mはコイル
に通電されプランジヤが動作し始めた点、Nはプ
ランジヤが固定鉄心に吸着した瞬間で、Oは通電
を止めプランジヤが復帰し始めた点、Pはストツ
パに衝突しそのエネルギーが吸収された点で、次
の瞬間ストツパ13の弾性によりプランジヤが反
対方向に反発するがストツパ13の吸盤効果によ
りQにて引き止められた後、安定停止状態Rとな
る。以上が片側のプランジヤの1サイクルの動作
であり、対向するプランジヤの動作も同様である
のでアルフアベツトにダツシユ「′」を付した符
号とし説明は省略する。
この第4図、第5図による説明からも判る様
に、従来のストツパを用いたソレノイドに於て
は、吸着後瞬間的に引離される現象つまりバダツ
キが発生すると共に、プランジヤ復帰後数回に渡
りバルブピンとストツパの間を往復動している
が、第1図のストツパ13を用いたソレノイドに
於ては、吸着後のバタツキは勿論、プランジヤの
復帰後の往復動も抑えることができる。
以上の様にこの考案にあつては、プランジヤ1
4が後退してきたときには、プランジヤの大きい
後退力を弾性材料製のストツパ13で受け止める
ことができ、ハウジング9へのプランジヤ14の
衝突によるハウジング9及びプランジヤの破損を
防止できる効果がある。
しかも上記の如くプランジヤ14の後退を弾性
材料製のストツパ13で受け止めるものでも、換
言すれば、プランジヤ14の後退をストツパ13
で受け止めた直後に、ストツパ13の反力でプラ
ンジヤ14が前へ跳ね返される恐れのあるもので
も、ストツパ13の前面側に備えた吸盤部13で
プランジヤ14の後端面14bを吸着して、プラ
ンジヤ14が前へ跳ね返されることを引き止める
ことができ、プランジヤ14を速やかに安定状態
にさせられる効果がある。
更に、上記吸盤部13aはプランジヤ14の後
退時にプランジヤの後端面に吸着させる為に比較
的肉薄に形成される。従つて衝撃力に対し弱体な
ものとなる。しかし、上記吸盤部13aには上記
プランジヤ14が後退したときにそのプランジヤ
14が直接に衝突するものであつても、該吸盤部
13aは弾性材料製のストツパ13のプランジヤ
側に備えさせた構造であるから、上記プランジヤ
衝突時の衝撃力は、ストツパ13で弾力的に負担
することになり、吸盤部13aには大きな押し潰
し力は加わらない(例えば金床上のゴム膜を金槌
でたたいたような作用は加わらない)ことにな
る。その結果吸盤部13aの傷みは僅少であつて
吸盤部13aによる上記プランジヤ14の引止効
果を長期にわたり(長寿命となつて永い間)安定
に発揮させられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は縦
断面図、第2図は斜視一部破断図、第3図は従来
例を示す部分断面図、第4図、第5図はプランジ
ヤの動作の状態を示すグラフで、第4図は従来例
を示し、第5図は本考案の実施例を示すものであ
る。 1……弁装置、5……バルブピン、13……ス
トツパ、14……プランジヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジング内には筒状のコイルと、進退自在の
    プランジヤとを納め、上記コイルへの通電及び非
    通電によつて、上記プランジヤを進退させて、弁
    装置における進退自在のスプールを作動させるよ
    うにしてある電磁弁用ソレノイドにおいて、上記
    プランジヤの後端面と、その後端面に対向するハ
    ウジング内面との間には、一部がハウジングに固
    着されている、プランジヤ後退時の衝撃吸収用の
    弾性材料製のストツパを介設し、しかもそのスト
    ツパのプランジヤ側には吸盤部を備えさせ、その
    吸盤部の介設位置は、上記プランジヤの後退状態
    で吸盤部がプランジヤの後端面に吸着する位置に
    設定してあることを特徴とする電磁弁用ソレノイ
    ド。
JP1981085221U 1981-06-10 1981-06-10 Expired JPS6336649Y2 (ja)

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JPS57197612U JPS57197612U (ja) 1982-12-15
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