JP2810710B2 - シヨックアブソーバ付ストッパ - Google Patents

シヨックアブソーバ付ストッパ

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JP2810710B2 JP1214972A JP21497289A JP2810710B2 JP 2810710 B2 JP2810710 B2 JP 2810710B2 JP 1214972 A JP1214972 A JP 1214972A JP 21497289 A JP21497289 A JP 21497289A JP 2810710 B2 JP2810710 B2 JP 2810710B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、往復移動体の往復終了点例えばドアの開放
終了点における室壁等への衝突衝撃を吸収するためのも
のとして好適なショックアブソーバ付ストッパに関し、
特に、ドアの開放時に該ドアを室内の壁側に保持してお
く場合等に用いられるマグネット・キャッチ装置を備え
たショックアブソーバ付ストッパに関する。
〈従来の技術〉 一般に、家屋において用いられる玄関ドアや室内ドア
は、ヒンジによって一端基部が開口枠に支持されると共
に、他端は遊端とされて左右方向に回動可能に設けられ
ている。
又、かかる室内ドアの開放時には、ドアが風等によっ
てバタ付くこと等を防止するため、ドアを室内の壁側に
保持しておくための保持装置が用いられている。
このような保持装置として、ドアの一面に固定した磁
性片を室内の壁側に配置した磁石に吸着させるマグネッ
ト・キャッチ装置が知られている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上述のような回転式ドアを開放する場
合、最後まで手を添えずに開扉すると、開放回転の最終
点で室の壁等に衝突して大きな衝突音を生じたり、衝撃
により破損が生じたりする場合があった。
又、従来のマグネット・キャッチ装置にあっては、ド
アを再び閉じる際に、ドア側の鉄片を室内の壁側の磁石
から引き離す必要があるが、このとき多大な力を必要と
するためドアの操作に手間が掛かると共に、ドアおよび
保持装置の双方に過大な力が加わり、これらに破損が生
じる虞がある。特に、ドアのヒンジには通常のドア回転
とは異なる応力が加わるので、ヒンジが変形する等の事
態が生じる場合がある。
そこで、本発明は以上のような従来の実情に鑑み、ド
ア等が開放回転の最終点で壁等に衝突した時の衝撃を吸
収して、大きな衝突音の発生や破損を防止することがで
き、しかもドアの閉成時に、多大な力を必要とせずドア
の閉成操作を簡単に行えることができるマグネット・キ
ャッチ装置を備えたショックアブソーバ付ストッパを提
供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係るショックアブソーバ付ストッパは、適宜
の不動箇所に取り付け可動に設けたハウジングと、弾性
部材からなり、常態において一端部が該ハウジング外方
に突出するように該ハウジングの前壁を貫通して装着さ
れるとともに、ハウジングの内外方向に摺動可能に支持
された第1の緩衝部材と、作動ロッド先端を前記ハウジ
ングの後壁内面に対して当接可能に位置せしめるととも
にストローク方向を該第1の緩衝部材の摺動方向に一致
するように該第1の緩衝部材に組付けて前記ハウジング
内に配設した液体の抵抗を利用した第2の緩衝部材と、
前記第1の緩衝部材と第2の緩衝部材との組付体を、常
態において該第1の緩衝部材の突出方向に付勢する復帰
スプリングと、前記ハウジング内に固定されて、その一
端部が前記第1の緩衝部材が突出するハウジングの前壁
外面に露出するように配設され、常時磁石の磁路を形成
している固定ヨークと、前記ハウジング内に、該固定ヨ
ークに対して離接可能に配設された可動ヨークと、該可
動ヨークを前記固定ヨークの磁力に抗して、常態におい
て該固定ヨークから離間して保持する弾性部材と、ハウ
ジング外から付与される外力を受けて、可動ヨークを該
弾性部材の保持力に抗して移動させて前記固定ヨークに
当接せしめる駆動手段と、を有することを特徴とする。
〈作用〉 かかる構成によれば、ドア等の往復移動体が開放され
ると、その開放回転の最終点の手前において、第1の緩
衝部材の先端部に当接する。この先端部はウレタン等の
緩衝材からなるため、ドアはまず第1段階でこの緩衝材
による緩衝作用を受けて衝撃が緩和される。次に、第1
の緩衝部材が復帰スプリングに抗して摺動しかつ第2の
緩衝部材を押圧する。
従って、第2段階では、第2の緩衝部材において例え
ばオイルがオリフィスを高速で通過する時に受ける速度
自乗抵抗及び粘性抵抗が主となってドアの運動エネルギ
ーを吸収し緩衝される。
以上のような緩衝作用を受けてドアの開放最終点にお
ける衝撃が吸収される。
一方、ドア等の開放終了点において、ドア側の磁性体
を壁側固定のマグネット・キャッチの磁性体に当接させ
ると、ドアは開放終了点位置で吸着されて保持される。
本発明において、上記マグネット・キャッチの磁性体
は、上記第1及び第2の緩衝部材を付勢している復帰ス
プリングの弾発力に対抗してドア側の磁性体を吸着・保
持できる一方、多大な力を要せず容易に両磁性体を離間
できるようにその磁力即ち吸着力が調整されている。
従って、ドアの保持常態を解除する際も、容易に引き
離すことができるものである。一方、かかるストッパに
可動ヨークを設けた場合におけるドアの保持状態の解除
は次のように行われる。
即ち、ハウジングの外方から足踏み等の外力を受ける
駆動手段により可動ヨークをスライド移動させ、固定ヨ
ークの内端部に接触させると、可動ヨークは固定ヨーク
に吸着される。
従って、今までドア側の磁性体と磁石および固定ヨー
クのみで形成されていた磁路が、吸着後の可動ヨーク側
にも形成されることになる。この結果、ドア側の磁性体
に対する吸着力が減衰せしめられることとなるので、軽
くドアを引くだけで該ドア側の磁性体を固定路の露出端
部から容易に引き離すことができる。
次いで、駆動手段への外力を解除すると可動ヨークは
弾性体の弾発力を受けて固定ヨークから引き離され、元
位置へ復帰する。
〈実施例〉 次に、本発明の実施例を説明する。
(実施例1) 第1図〜第6図は本発明の第1の実施例を示し、第6
図には、家屋における室内ドア1に本実施例を適用した
場合を示している。
即ち、このドア1は、ヒンジ2によって回転基部が支
持されると共に、他端は遊端とされて回動開閉可能に設
けられている。
尚、3はドア1の遊端に設けられたノブである。
そして、本発明に係るショックアブソーバ付ストッパ
としてのドアストッパ4は、ドア1の開放終了点付近の
床面に固定取付されている。
次に、ドアストッパ4の構成を第1図〜第3図を参照
しつつ説明する。
5は非磁性体からなるハウジングで、底面と後面が開
放されたハウジング構成部材5Aと、該ハウジング構成部
材5Aに該部材5Aの開放された底面と後面とを塞ぐように
組み付けられるハウジング構成部材5Bと、から構成され
る。5a〜5dは、ハウジング5の固定ポルト用挿通孔であ
る。
6はやや硬質のウレタンゴム製の第1の緩衝部材であ
り、ハウジング5内のやや上部であって、該ハウジング
5の前壁を貫通して水平に装填されてハウジング5の内
外方向に摺動自在に配設されている。この第1の緩衝部
材6は、外周に形成した段部を介して大径部6Aと小径部
6Bとに分けられる。而して小径部6Bは前記ハウジング構
成部材5Aの前壁を貫通する筒状の挿通孔7に遊嵌され
て、一端部が常態においてハウジング5の外方に突出
し、外力を受力する受力作用端となっている。8には第
2の緩衝部材としての公知の構造を有するオイルダンパ
である。このオイルダンパ8は、前記第1の緩衝部材6
の摺動方向に一致して移動するように、該第1の緩衝部
材6の軸心線上に沿って配設され、該第1の緩衝部材6
に形成された断面円形の穴からなる陥凹部9内に固定さ
れる。即ち、シリンダ部8Aを該陥凹部9に挿入すると共
に、該シリンダ部8Aの端部に突設したおねじ部8aを陥凹
部9に形成しためねじ部9aに嵌合固定する。又、このオ
イルダンパ8はシリンダ部8Aの他端部から突出した作動
ロッド10を有している。そして、この作動ロッド10の先
端部は、該先端部と対向するハウジング5の後壁内面に
対し、該ロッド10の軸と直角な面方向に伸びかつリブ14
により固定された板部材11を介して当接可能となってい
る。
ここで、該板部材11に対面隣接する位置には、本実施
例のように、横断面形状略L字状の保持部材13等により
囲繞して弾性部材等からなる緩衝材12を装着することが
好ましい。ドアストッパ4の緩衝・消音機能が向上する
からである。
また、前記第1の緩衝部材6とオイルダンパ8との組
付体を常態においてハウジング5の前壁突出方向に押圧
せしめる復帰スプリング(図示せず)は、オイルダンパ
8内に内蔵されている。勿論、この復帰スプリングは、
第1の緩衝部材6若しくはオイプダンパ8の内端面とハ
ウジング5の内面間に介装するようにしても良い。
15は固定ヨークであり、上記ハウジング5の挿通孔7
よりも下方に形成した開口部17を介して該ハウジング5
の前壁外面に露出して固定配設されている。この固定ヨ
ーク15は挾持部材15aにより永久磁石16を挾持して相対
向して配設された2枚一対からなる。
一方、第4図及び第5図は、ドア1に取り付けられ、
固定ヨーク15に吸着される磁性体片41を備えた被吸着部
材40を示している。
即ち、かかる被吸着部材40は、ドア1等に取り付けら
れるケーシング42と該ケーシング42の前面に一部を露出
して保持されている2個の磁性体片41、41からなる。そ
して、下方の磁性体片41は、上記固定ヨーク15に吸着さ
れ、上方の磁性体片41は第1の緩衝部材6に当接する。
なお、一方は、固定ヨーク15に吸着されるものではない
ので、必ずしも磁性体製でなくてもよい。
43は、該磁性体片41と、ケーシング42後壁との間に配
設された弾性部材からなる緩衝材であり、上記緩衝部材
6,8等による緩衝・消音機能を補助して、より緩衝・消
音機能を向上させるために配設されたものである。
44は、該緩衝部材43を貫通して、前記磁性体片41とケ
ーシング42後壁との間に配設され、該磁性体片41を弾力
的に保持するスプリングである。
次に、かかる構成からなる本実施例のドアストッパ4
の作用について説明する。
まず、ドア1が開放されると、該ドア1の一方の磁性
体片41はその開放回転の最終点付近において、第1の緩
衝部材6の小径部6Bの突出端部に当接する。該小径部6B
はやや硬質の弾性ウレタンゴムからなるため、ドア1は
まず第1段階でこのウレタンゴムによる緩衝作用を受け
て衝撃が緩和される。
この衝撃により、第1の緩衝部材6がハウジング5の
内方へ押圧されて摺動しオイルダンパ8を移動させる。
従って、第2段階では、オイルダンパ8において例え
ばオイルがシリンダ内のオリフィスを高速で通過する時
に受ける速度自乗抵抗及び粘性抵抗が主となってドア1
の運動エネルギーを吸収すると同時に、復帰スプリング
の弾性力とハウジング5内の空気の抵抗も受ける。と同
時に、オイルダンパ8の作動ロッド10先端が板部材11に
当接するので、緩衝材12の緩衝作用も受ける。また、か
かる緩衝部材6,8及び緩衝材12の働きにより、消音効果
も発揮される。
かくして、ドア1の開放最終点における衝撃が緩和さ
れる。
而して、上述のようにしてドア1が開放最終点に至る
と、ドア1の一方の磁性体片41が固定ヨーク15の露出端
面に当接し、磁石16により磁化された固定ヨーク15に吸
着される。
一方、本実施例においては、この固定ヨーク15の吸着
力を、オイルダンパ8の復帰スプリングの弾発力に抗し
てドア1を保持できる一方、ドア1を固定ヨーク15から
引き離す際に多大な力を必要としない程度に調節されて
いる。
従って、再びドア1を閉成する際にも容易に行うこと
ができる。
(実施例2) 第7図及び第8図は本発明の第2の実施例を示す。な
お実施例1と同一の部材は同符号を付してある。
本実施例は、固定ヨーク15に対向して可動ヨーク18を
配設したものであり、固定ヨーク15の吸着力を必要に応
じて弱め、もってドア等の移動体を容易に引き離すこと
ができる構成である。
即ち、固定ヨーク15をハウジング5内底部に装着固定
するとともに、上記実施例と同様、その前端部を第1の
緩衝部材6の突出位置より下方に設けたハウジング構成
体5A前壁の開口部17を介して露出される。そして、固定
ヨーク15の上端部に対面して離接可能にスライド自由
に、板状に形成された磁性体製の可動ヨーク18をハウジ
ング5内に配設する。20は該可動ヨーク18をスライド動
作させるための駆動手段である。
ここで、前記固定ヨーク15は、上記実施例と同様、磁
石16を挾持して相対向して2枚一対設けられ、かつハウ
ジング5内底部に水平に配設支持された板部材21の上面
に固定取付される。また、この板部材21の両側部には下
方から垂直上方に伸びるガイドロッド22が夫々挿通され
ている。
これらのガイドロッド22の先端部に形成されたおねじ
部22Aは、ハウジング5側壁に突出形成した取付部19に
形成されためねじ部19Aに嵌合される。また、板部材21
の上方位置のハウジング構成体5Aの両側壁内面には夫々
支持部23が張出形成されており、この支持部23に形成さ
れた貫通孔23Aに前記ガイドロッド22が挿通される。従
って、板部材21はガイドロッド22の頭部と、この支持部
23間に挾持されて固定される。
ここで、前記可動ヨーク18は、板状に形成されてお
り、固定ヨーク15の上方位置に前記板部材21と平行に配
設される。この可動ヨーク18の両側部の挿通孔18Aには
前記ガイドロッド22が夫々挿通されている。又、この可
動ヨーク18と前記板部材21との間には一対のコイルスプ
リング24が介装されている。このコイルスプリング24
は、夫々ガイドロッド22に挿通されており、下端部は前
記支持部23の貫通孔23Aを貫通して板部材状21面に当接
し、上端部は受け部材25を介して可動ヨーク18下面に当
接している。
次に、かかる可動ヨーク18をスライド動作させるため
の駆動手段20について説明する。
即ち、前記ハウジング5内の上方空間には、下向きに
開放された略コ字状の駆動体26が、前記オイルダンパ8
を跨がるように配設されている。この駆動体26の両下端
部には、夫々側方に水平に伸びるフランジ部26Aが形成
されており、該フランジ部26Aは前記可動ヨーク18にね
じ27により締結される。フランジ部26Aに形成された貫
通孔26aには前記ガイドロッド22が挿通される。
一方、ハウジング構成体5Aの上壁に形成された貫通孔
5aには、上端部にペダル28を固定した駆動ロッド29がス
ライド自由に挿通されている。ここで、この駆動ロッド
29の下端部の小径部29Aの外周面にはおねじ部29aが形成
されており、該おねじ部29aは駆動体26の上壁部に形成
された貫通孔26bに挿通され、ナット30により締結され
ている。
次に、かかる構成からなる本実施例のドアストッパ4
の作用について説明する。
まず、ドア1が開放されて、その開放最終点において
衝撃が緩和され、及び衝撃音が消音されるまでの作用
は、上記実施例1と同様である。
一方、このドア1の閉成に当たって保持状態を解除す
るには、次のように行なう。
即ち、ペダル28を踏み付けると、該ペダル28に連結さ
れた駆動体26と可動ヨーク18とがスプリング24に抗して
下方にスライドされる。この結果、可動ヨーク18が固定
ヨーク15の上端面に当接し吸着される。
この状態においては、今までドア1の磁性体片41と固
定ヨーク15間のみで形成されていた磁路が、今度は可動
ヨーク18と固定ヨーク15との間にも形成されることにな
る。従って、磁性体片41に対する吸着力は著しく低下す
る。この場合、第8図に示すように、固定ヨーク15の磁
石16を可動ヨーク18側に偏倚して配置することが好まし
い。これにより、磁束の量が、可動ヨーク18と固定ヨー
ク15間の方が多くなり、磁性体片41と固定ヨーク15間の
磁束が少なくなるからである。その結果、該磁性体片41
に対する固定ヨーク15の吸着力は、より弱いものとな
り、軽く引っ張るだけで、ドアストッパ4からドア1を
容易に引き離すことができる。
この後、ペダル28への踏み付けを解除すると、該ペダ
ル28と駆動体26と可動ヨーク18とがスプリング24の弾発
力により上方にスライド復帰する。これにより、可動ヨ
ーク18が固定ヨーク15から引き離され上方に移動して、
初期の設定位置に戻り、次のドア1の保持に備える。
かかる構成によると、ドア1を開放する場合、最後ま
で手を添えなくとも壁に到達した時に大きな衝突音を生
じることがなく、又、ドアや壁の破損を防止できる。特
に、上記の構成によると、ウレタンゴムによる第1の緩
衝作用を受けてドア1のドアストッパ4への衝突を緩和
した後、第2段階でハウジング5内の空気の抵抗と緩衝
材12の緩衝作用とオイルダンパ8の緩衝作用を受けてド
アの運動エネルギーを吸収できるので、よりスムーズに
かつ効果的な衝撃吸収作用を受けることができる。
この場合、上記した実施例のように、磁性体片41を緩
衝材43を介してドア1に取り付ければ、より効果的であ
る。
又、ウレタンゴム製の弾性を有する第1の緩衝部材6
にオイルダンパ8を収納するように支持したので、ドア
1が第1の緩衝部材6の小径部6Bに対して斜め方向から
突き当たって該小径部に偏加重が加えられた場合でも、
オイルダンパ8には適正な方向への押圧移動力が付与さ
れる。従って、オイルダンパ8は適正な緩衝作用を行う
ことができると共に、該オイルダンパ8の破損等も防止
できる。
又、かかる構成のドアストッパ4によると、ドア1を
再び閉じる際に多大な力を必要とせず、ドア1をスムー
ズに操作することができる。
尚、本発明は、上記実施例に示したドアストッパ4の
構成に限定されることはない。例えば可動ヨーク19をハ
ウジング5の前後方向にスライド移動させることによ
り、固定ヨーク15の内端面に沿って離接するような構成
としてもよい。
又、磁石16によって磁化される磁性体として固定ヨー
ク15を設けるようにしたが、単に磁石16だけを配設して
も良い。
更に、上記実施例においては、ドアストッパ4を室の
床面に設置するようにしたが、室壁やドア1に設置する
ようにしても良い。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明のショックアブソーバ付
ストッパによると、ドア等の往復移動体の開放最終点に
おける衝撃を効果的に吸収でき、ドア等を開放する場
合、最後まで手を添えて開かなくとも、開放回転の最終
点で壁等に衝突して大きな衝突音を生じることがなく、
かつ破損を防止することができる。
特に、本発明によると、衝突当初の強い衝撃を弾性部
材による緩衝作用で緩和できると共に、次いでハウジン
グ内の空気の抵抗と第2の緩衝部材の緩衝作用により更
にドアの運動エネルギーが吸収できるので、よりスムー
ズにかつ効果的に2段階の衝撃吸収作用を受けることが
できる。又、弾性体からなる第1の緩衝部材によりオイ
ルダンパを保護できるようにしたから、ドアが第1の緩
衝部材に突き当たった際に加えられる偏加重を吸収で
き、オイルダンパの適正な緩衝作用を維持することがで
きる。
又、ドア閉成の際に多大な力を必要とせず、スムーズ
に閉成操作することができるので、ドアの操作に手間が
掛からず、またドアやドアストッパに過大な応力が加わ
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るショックアブソーバ付ストッパの
第1の実施例を示す側面断面図、第2図はその正面図、
第3図はその側面図、第4図は往復移動体に取り付けら
れる磁性体片を備えた被吸着部材の一例を示す正面図、
第5図はその側面断面図、第6図は本実施例に係るスト
ッパをドア保持用に適用した際の配置例を示す斜視図、
第7図は本発明に係るショックアブソーバ付ストッパの
第2の実施例を示す側面断面図、第8図はその正面断面
図、である。 1……ドア 4……ドアストッパ 5……ハウジング 15……固定ヨーク 16……永久磁石 18……可動ヨーク 20……駆動手段 40……被吸着部材 41……磁性体片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜の不動箇所に取り付け可能に設けたハ
    ウジングと、 弾性部材からなり、常態において一端部が該ハウジング
    外方に突出するように該ハウジングの前壁を貫通して装
    着されるとともに、ハウジングの内外方向に摺動可能に
    支持された第1の緩衝部材と、 作動ロッド先端を前記ハウジングの後壁内面に対して当
    接可能に位置せしめるとともにストローク方向を該第1
    の緩衝部材の摺動方向に一致するように該第1の緩衝部
    材に組付けて前記ハウジング内に配設した液体の抵抗を
    利用した第2の緩衝部材と、 前記第1の緩衝部材と第2の緩衝部材との組付体を、常
    態において該第1の緩衝部材の突出方向に付勢する復帰
    スプリングと、 前記ハウジング内に固定されて、その一端部が前記第1
    の緩衝部材が突出するハウジングの前壁外面に露出する
    ように配設され、常時磁石の磁路を形成している固定ヨ
    ークと、 前記ハウジング内に、該固定ヨークに対して離接可能に
    配設された可動ヨークと、 該可動ヨークを前記固定ヨークの磁力に抗して、常態に
    おいて該固定ヨークから離間して保持する弾性部材と、 ハウジング外から付与される外力を受けて、可動ヨーク
    を該弾性部材の保持力に抗して移動させて前記固定ヨー
    クに当接しせめる駆動手段と、を有することを特徴とす
    るショックアブソーバ付ストッパ。
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