JP2002280238A - 電磁誘導型コネクタ - Google Patents
電磁誘導型コネクタInfo
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- JP2002280238A JP2002280238A JP2001081480A JP2001081480A JP2002280238A JP 2002280238 A JP2002280238 A JP 2002280238A JP 2001081480 A JP2001081480 A JP 2001081480A JP 2001081480 A JP2001081480 A JP 2001081480A JP 2002280238 A JP2002280238 A JP 2002280238A
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- core
- electromagnetic induction
- type connector
- induction type
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 外的要因による破損等を防止することが可能
な電磁誘導型コネクタを提供する。 【解決手段】 一次コイルユニット23は、第一コア
(36)及び第一コイル(37)を有し二次コイルユニ
ット25に向けて移動自在な第一コア体26と、その第
一コア体26を直接又は間接的に押圧し二次コイルユニ
ット25に向けて所望のタイミングで移動させる第一コ
ア体移動手段としての第一コア体移動装置29と、少な
くとも二部材の近接を検知し第一コア体移動装置29に
第一コア体26の移動を行わせる近接検知手段としての
近接検知装置30と、二部材の離間により第一コア体2
6を元の位置に戻す復帰手段としてのシート部材28
と、を有する。
な電磁誘導型コネクタを提供する。 【解決手段】 一次コイルユニット23は、第一コア
(36)及び第一コイル(37)を有し二次コイルユニ
ット25に向けて移動自在な第一コア体26と、その第
一コア体26を直接又は間接的に押圧し二次コイルユニ
ット25に向けて所望のタイミングで移動させる第一コ
ア体移動手段としての第一コア体移動装置29と、少な
くとも二部材の近接を検知し第一コア体移動装置29に
第一コア体26の移動を行わせる近接検知手段としての
近接検知装置30と、二部材の離間により第一コア体2
6を元の位置に戻す復帰手段としてのシート部材28
と、を有する。
Description
【0001 】
【発明の属する技術分野】本発明は、二部材を近接させ
て相互誘導作用により二部材の一方から他方へ電力の供
給又は信号の伝達を行う電磁誘導型コネクタに関する。
て相互誘導作用により二部材の一方から他方へ電力の供
給又は信号の伝達を行う電磁誘導型コネクタに関する。
【0002 】
【従来の技術】この種の電磁誘導型コネクタとしては、
自動車の車体本体とドアとの間のような二部材間で電力
の供給を行う際に用いられるものがよく知られている。
すなわち、図4及び図5に示される如く、自動車1にお
ける車体本体2の搭乗口3には、電磁誘導型コネクタを
構成する一次コイルユニット4が設けられている。ま
た、搭乗口3を開閉するドア5には、同じく電磁誘導型
コネクタを構成する二次コイルユニット6が設けられて
いる。
自動車の車体本体とドアとの間のような二部材間で電力
の供給を行う際に用いられるものがよく知られている。
すなわち、図4及び図5に示される如く、自動車1にお
ける車体本体2の搭乗口3には、電磁誘導型コネクタを
構成する一次コイルユニット4が設けられている。ま
た、搭乗口3を開閉するドア5には、同じく電磁誘導型
コネクタを構成する二次コイルユニット6が設けられて
いる。
【0003 】上記一次コイルユニット4には、凹所7
及び移動基部8からなるガイド機構9が設けられてお
り、一次コア10がそのガイド機構9によりスライド可
能(ドア5の開閉方向にスライド可能)に支持されてい
る。また、凹所7の底部と移動基部8との間には、コイ
ルスプリング11、11が設けられている。さらに、移
動基部8の一次コア10側には、環状の永久磁石12が
設けられている。
及び移動基部8からなるガイド機構9が設けられてお
り、一次コア10がそのガイド機構9によりスライド可
能(ドア5の開閉方向にスライド可能)に支持されてい
る。また、凹所7の底部と移動基部8との間には、コイ
ルスプリング11、11が設けられている。さらに、移
動基部8の一次コア10側には、環状の永久磁石12が
設けられている。
【0004 】一次コア10は、移動基部8に固定され
る円板体13と、その円板体13の中央に突出形成され
る円柱体14とを備えて構成されている。また、円柱体
14の回りには、電線を巻回した一次コイル15が設け
られている。
る円板体13と、その円板体13の中央に突出形成され
る円柱体14とを備えて構成されている。また、円柱体
14の回りには、電線を巻回した一次コイル15が設け
られている。
【0005 】上記二次コイルユニット6は、円筒壁1
6及び底壁17とを有する二次コア18を備えている。
また、円筒壁16の内側には、一次コア10の円柱体1
4及び一次コイル15を差し入れすることが可能な空間
を有する二次コイル19が設けられている。二次コイル
ユニット6には、一次コイルユニット4の永久磁石12
と同様の永久磁石20が円筒壁16の開口縁部近傍に設
けられている。
6及び底壁17とを有する二次コア18を備えている。
また、円筒壁16の内側には、一次コア10の円柱体1
4及び一次コイル15を差し入れすることが可能な空間
を有する二次コイル19が設けられている。二次コイル
ユニット6には、一次コイルユニット4の永久磁石12
と同様の永久磁石20が円筒壁16の開口縁部近傍に設
けられている。
【0006 】上記構成において、ドア5が車体本体2
に対して閉じられると、一次コア10及び二次コア18
が突き合わされる。また、永久磁石12及び20同士が
引き合い、一次コア10及び二次コア18が近接して接
合される。これにより、一次コイル15と二次コイル1
9との間には相互誘導作用が生じ、車体本体2からドア
5への電力供給が開始される。
に対して閉じられると、一次コア10及び二次コア18
が突き合わされる。また、永久磁石12及び20同士が
引き合い、一次コア10及び二次コア18が近接して接
合される。これにより、一次コイル15と二次コイル1
9との間には相互誘導作用が生じ、車体本体2からドア
5への電力供給が開始される。
【0007 】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
にあっては、永久磁石12及び20を有していることか
ら、鉄粉などが付いてしまうとその鉄粉などが付いたま
まの状態になり、電磁誘導による電力供給の効率が妨げ
られ、破損の恐れがあった。また、一次コア10の円柱
体14と一次コイル15とが搭乗口3から突出している
ことから、例えばドア5の開状態において何か物をぶつ
けてしまうと破損の恐れがあった。さらに、一次コア1
0の円柱体14と一次コイル15とが搭乗口3から突出
していることから、ドア5を閉めた際の衝撃により何ら
かの影響を受ける恐れがあった。
にあっては、永久磁石12及び20を有していることか
ら、鉄粉などが付いてしまうとその鉄粉などが付いたま
まの状態になり、電磁誘導による電力供給の効率が妨げ
られ、破損の恐れがあった。また、一次コア10の円柱
体14と一次コイル15とが搭乗口3から突出している
ことから、例えばドア5の開状態において何か物をぶつ
けてしまうと破損の恐れがあった。さらに、一次コア1
0の円柱体14と一次コイル15とが搭乗口3から突出
していることから、ドア5を閉めた際の衝撃により何ら
かの影響を受ける恐れがあった。
【0008 】本発明は、上述した事情に鑑みてなされ
るもので、外的要因による破損等を防止することが可能
な電磁誘導型コネクタを提供することを課題とする。
るもので、外的要因による破損等を防止することが可能
な電磁誘導型コネクタを提供することを課題とする。
【0009 】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
なされた請求項1記載の本発明の電磁誘導型コネクタ
は、二部材を近接させて相互誘導作用により前記二部材
の一方から他方へ電力の供給又は信号の伝達を行う前記
一方側の一次コイルユニットと前記他方側の二次コイル
ユニットとを備えた電磁誘導型コネクタであって、前記
一次コイルユニット及び前記二次コイルユニットのうち
のいずれか一方は、第一コア及び第一コイルを有し前記
いずれか一方に対するいずれか他方に向けて移動自在な
第一コア体と、該第一コア体を直接又は間接的に押圧し
前記いずれか他方に向けて所望のタイミングで移動させ
る第一コア体移動手段と、少なくとも前記二部材の近接
を検知し前記第一コア体移動手段に前記第一コア体の移
動を行わせる近接検知手段と、前記二部材の離間により
前記第一コア体を元の位置に戻す復帰手段と、を有する
ことを特徴としている。
なされた請求項1記載の本発明の電磁誘導型コネクタ
は、二部材を近接させて相互誘導作用により前記二部材
の一方から他方へ電力の供給又は信号の伝達を行う前記
一方側の一次コイルユニットと前記他方側の二次コイル
ユニットとを備えた電磁誘導型コネクタであって、前記
一次コイルユニット及び前記二次コイルユニットのうち
のいずれか一方は、第一コア及び第一コイルを有し前記
いずれか一方に対するいずれか他方に向けて移動自在な
第一コア体と、該第一コア体を直接又は間接的に押圧し
前記いずれか他方に向けて所望のタイミングで移動させ
る第一コア体移動手段と、少なくとも前記二部材の近接
を検知し前記第一コア体移動手段に前記第一コア体の移
動を行わせる近接検知手段と、前記二部材の離間により
前記第一コア体を元の位置に戻す復帰手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0010 】請求項2記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項1に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれ
か他方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸び
とその伸びの復元とが可能な保護用シート部材を更に有
することを特徴としている。
クタは、請求項1に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれ
か他方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸び
とその伸びの復元とが可能な保護用シート部材を更に有
することを特徴としている。
【0011 】請求項3記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項1に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれ
か他方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸び
とその伸びの復元とが可能であって前記復帰手段として
機能するシート部材を更に有することを特徴としてい
る。
クタは、請求項1に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれ
か他方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸び
とその伸びの復元とが可能であって前記復帰手段として
機能するシート部材を更に有することを特徴としてい
る。
【0012 】請求項4記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項1ないし請求項3いずれか記載の電磁誘
導型コネクタにおいて、前記第一コア体は、前記第一コ
ア体移動手段の押圧による移動前において前記いずれか
一方に対する第一取り付け面よりも内側に位置すること
を特徴としている。
クタは、請求項1ないし請求項3いずれか記載の電磁誘
導型コネクタにおいて、前記第一コア体は、前記第一コ
ア体移動手段の押圧による移動前において前記いずれか
一方に対する第一取り付け面よりも内側に位置すること
を特徴としている。
【0013 】請求項5記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項1ないし請求項4いずれか記載の電磁誘
導型コネクタにおいて、前記いずれか他方は、第二コア
及び第二コイルを有する第二コア体と、該第二コア体の
前記いずれか一方の側を覆う被覆部材と、を有すること
を特徴としている。
クタは、請求項1ないし請求項4いずれか記載の電磁誘
導型コネクタにおいて、前記いずれか他方は、第二コア
及び第二コイルを有する第二コア体と、該第二コア体の
前記いずれか一方の側を覆う被覆部材と、を有すること
を特徴としている。
【0014 】請求項6記載の本発明の電磁誘導型コネ
クタは、請求項5に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記第二コア体は、前記いずれか他方に対する第二
取り付け面よりも内側に位置することを特徴としてい
る。
クタは、請求項5に記載の電磁誘導型コネクタにおい
て、前記第二コア体は、前記いずれか他方に対する第二
取り付け面よりも内側に位置することを特徴としてい
る。
【0015 】請求項1に記載された本発明によれば、
二部材が近接すると、その近接を近接検知手段が検知
し、所望のタイミングで第一コア体移動手段が第一コア
体を移動させる。そして、第一コア体が移動すると一次
コイルユニット及び二次コイルユニットの間に相互誘導
作用が生じ、二部材の一方から他方へ電力の供給又は信
号の伝達が行われる。一方、二部材が離間すると、第一
コア体は復帰手段によって元の位置に戻る。第一コア体
の移動は、その第一コア体を第一コア体移動手段が直接
又は間接的に押圧することにより行われる。また、所望
のタイミングで第一コア体の移動が行われる。
二部材が近接すると、その近接を近接検知手段が検知
し、所望のタイミングで第一コア体移動手段が第一コア
体を移動させる。そして、第一コア体が移動すると一次
コイルユニット及び二次コイルユニットの間に相互誘導
作用が生じ、二部材の一方から他方へ電力の供給又は信
号の伝達が行われる。一方、二部材が離間すると、第一
コア体は復帰手段によって元の位置に戻る。第一コア体
の移動は、その第一コア体を第一コア体移動手段が直接
又は間接的に押圧することにより行われる。また、所望
のタイミングで第一コア体の移動が行われる。
【0016 】請求項2に記載された本発明によれば、
第一コア体が保護用シート部材によって覆われる。そし
て、第一コア体が第一コア体移動手段によって直接又は
間接的に押圧されると、保護用シート部材が第一コア体
に押されて第一コア体の移動量分だけ伸びる。また、移
動した第一コア体が元の位置に戻ると、保護用シート部
材は元の状態に復元する。
第一コア体が保護用シート部材によって覆われる。そし
て、第一コア体が第一コア体移動手段によって直接又は
間接的に押圧されると、保護用シート部材が第一コア体
に押されて第一コア体の移動量分だけ伸びる。また、移
動した第一コア体が元の位置に戻ると、保護用シート部
材は元の状態に復元する。
【0017 】請求項3に記載された本発明によれば、
第一コア体がシート部材によって覆われる。そして、第
一コア体が第一コア体移動手段によって直接又は間接的
に押圧されると、シート部材が第一コア体に押されて第
一コア体の移動量分だけ伸びる。シート部材が元の状態
に復元する際には、伸びたシート部材の復元力によって
第一コア体が元の位置に戻される。
第一コア体がシート部材によって覆われる。そして、第
一コア体が第一コア体移動手段によって直接又は間接的
に押圧されると、シート部材が第一コア体に押されて第
一コア体の移動量分だけ伸びる。シート部材が元の状態
に復元する際には、伸びたシート部材の復元力によって
第一コア体が元の位置に戻される。
【0018 】請求項4に記載された本発明によれば、
第一コア体は、第一コア体移動手段の直接又は間接的な
押圧による移動前において、第一取り付け面よりも内側
に位置する。従って、何か物をぶつけてしまうようなこ
とはない。
第一コア体は、第一コア体移動手段の直接又は間接的な
押圧による移動前において、第一取り付け面よりも内側
に位置する。従って、何か物をぶつけてしまうようなこ
とはない。
【0019 】請求項5に記載された本発明によれば、
第一コア体とによって相互誘導作用を生じさせる第二コ
ア体が、被覆部材によって覆われたものになる。
第一コア体とによって相互誘導作用を生じさせる第二コ
ア体が、被覆部材によって覆われたものになる。
【0020 】請求項6に記載された本発明によれば、
第二コア体は、第二取り付け面よりも内側に位置する。
従って、何か物をぶつけてしまうようなことはない。
第二コア体は、第二取り付け面よりも内側に位置する。
従って、何か物をぶつけてしまうようなことはない。
【0021 】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の電磁誘導型コネク
タの一実施の形態を示すドア開時の断面図である。ま
た、図2は第一コア体と第二コア体とを拡大して示した
断面図、図3は図1に対してドア閉とした時の断面図で
ある。
施の形態を説明する。図1は本発明の電磁誘導型コネク
タの一実施の形態を示すドア開時の断面図である。ま
た、図2は第一コア体と第二コア体とを拡大して示した
断面図、図3は図1に対してドア閉とした時の断面図で
ある。
【0022 】図1又は図2において、引用符号21は
電磁誘導型コネクタを示している。その電磁誘導型コネ
クタ21は、自動車の車体本体(特許請求の範囲に記載
した二部材のうちの一方に相当)の搭乗口22に設けら
れる一次コイルユニット23と、自動車のドア(特許請
求の範囲に記載した二部材のうちの他方に相当)の縁部
24に設けられる二次コイルユニット25とを備えて構
成されている。また、本形態の電磁誘導型コネクタ21
は、一次コイルユニット23と二次コイルユニット25
とが近接すると相互誘導作用によって上記車体本体から
上記ドアへの電力供給(信号の伝達であってもよいもの
とする)が行われるように構成されている。
電磁誘導型コネクタを示している。その電磁誘導型コネ
クタ21は、自動車の車体本体(特許請求の範囲に記載
した二部材のうちの一方に相当)の搭乗口22に設けら
れる一次コイルユニット23と、自動車のドア(特許請
求の範囲に記載した二部材のうちの他方に相当)の縁部
24に設けられる二次コイルユニット25とを備えて構
成されている。また、本形態の電磁誘導型コネクタ21
は、一次コイルユニット23と二次コイルユニット25
とが近接すると相互誘導作用によって上記車体本体から
上記ドアへの電力供給(信号の伝達であってもよいもの
とする)が行われるように構成されている。
【0023 】上記一次コイルユニット23は、第一コ
ア体26と、その第一コア体26を収容するケース27
と、第一コア体26を覆うシート部材28と、第一コア
体26を上記二次コイルユニット25側へ移動させる第
一コア体移動装置29と、近接検知装置30とを有して
構成されており、上記搭乗口22の第一取り付け面31
及びその内側に跨って取り付けられている。
ア体26と、その第一コア体26を収容するケース27
と、第一コア体26を覆うシート部材28と、第一コア
体26を上記二次コイルユニット25側へ移動させる第
一コア体移動装置29と、近接検知装置30とを有して
構成されており、上記搭乗口22の第一取り付け面31
及びその内側に跨って取り付けられている。
【0024 】また、上記二次コイルユニット25は、
第二コア体32と、その第二コア体32を覆う被覆部材
33とを有して構成されており、上記縁部24の第二取
り付け面34を介して形成された凹部35に収容される
ような状態で取り付けられている。
第二コア体32と、その第二コア体32を覆う被覆部材
33とを有して構成されており、上記縁部24の第二取
り付け面34を介して形成された凹部35に収容される
ような状態で取り付けられている。
【0025 】尚、上記シート部材28は特許請求の範
囲に記載した復帰手段に、上記第一コア体移動装置29
は特許請求の範囲に記載した第一コア体移動手段に、上
記近接検知装置30は特許請求の範囲に記載した近接検
知手段に相当するものとする。
囲に記載した復帰手段に、上記第一コア体移動装置29
は特許請求の範囲に記載した第一コア体移動手段に、上
記近接検知装置30は特許請求の範囲に記載した近接検
知手段に相当するものとする。
【0026 】先ず、上記一次コイルユニット23につ
いてもう少し詳しく説明する。
いてもう少し詳しく説明する。
【0027 】上記第一コア体26は、第一コアとして
の一次コア36と、第一コイルとしての一次コイル37
とを有して構成されている。その一次コア36は、例え
ばフェライト粉末を焼結して形成されており、凹状の断
面形状となる環状溝38を一方の面に有している。ま
た、一次コイル37は、電線を巻回することにより形成
されており、環状溝38内に収容されている。尚、一次
コア36は断面視E字状に形成されているがコ字状であ
ってもよいものとする。
の一次コア36と、第一コイルとしての一次コイル37
とを有して構成されている。その一次コア36は、例え
ばフェライト粉末を焼結して形成されており、凹状の断
面形状となる環状溝38を一方の面に有している。ま
た、一次コイル37は、電線を巻回することにより形成
されており、環状溝38内に収容されている。尚、一次
コア36は断面視E字状に形成されているがコ字状であ
ってもよいものとする。
【0028 】第一コア体26は、特に図示しないが、
上記ケース27に収容された状態で上記二次コイルユニ
ット25に向けて移動自在に支持されている。また、第
一コア体26は、上記一方の面側が上記シート部材28
に密着するように接着剤などの適宜固着手段で上記シー
ト部材28に取り付けられている。
上記ケース27に収容された状態で上記二次コイルユニ
ット25に向けて移動自在に支持されている。また、第
一コア体26は、上記一方の面側が上記シート部材28
に密着するように接着剤などの適宜固着手段で上記シー
ト部材28に取り付けられている。
【0029 】上記ケース27は、絶縁性を有する合成
樹脂によって成形されており、一次コア36の他方の面
と側面とを収容するようになっている。ここで、ケース
27は、第一コア体26をモールドするように形成して
もよいものとする。一次コア36の上記他方の面に対応
する部分は、第一コア体移動装置29の押圧を受けるよ
うになっている。
樹脂によって成形されており、一次コア36の他方の面
と側面とを収容するようになっている。ここで、ケース
27は、第一コア体26をモールドするように形成して
もよいものとする。一次コア36の上記他方の面に対応
する部分は、第一コア体移動装置29の押圧を受けるよ
うになっている。
【0030 】上記シート部材28は、第一コア体26
の移動に伴う伸びとその伸びの復元とが可能な材質で成
形されている。また、シート部材28は、上記ドアのド
ア開時において、第一コア体移動装置29の押圧により
移動した第一コア体26をシート部材28の復元力によ
って元の位置に戻すことができるような材質で成形され
ている。本形態において、シート部材28はゴム製のシ
ートにより形成されている。
の移動に伴う伸びとその伸びの復元とが可能な材質で成
形されている。また、シート部材28は、上記ドアのド
ア開時において、第一コア体移動装置29の押圧により
移動した第一コア体26をシート部材28の復元力によ
って元の位置に戻すことができるような材質で成形され
ている。本形態において、シート部材28はゴム製のシ
ートにより形成されている。
【0031 】シート部材28は、第一コア体移動装置
29の押圧による第一コア体26の移動前において、第
一取り付け面31と面一となるように取り付けられてい
る。また、シート部材28の縁部は、第一取り付け面3
1に貫通形成された開口部に強固に固定されている。
29の押圧による第一コア体26の移動前において、第
一取り付け面31と面一となるように取り付けられてい
る。また、シート部材28の縁部は、第一取り付け面3
1に貫通形成された開口部に強固に固定されている。
【0032 】尚、シート部材28は、第一コア体26
に押されて第一コア体26の移動量分だけ伸びるように
なっている。また、シート部材28は、第一コア体26
によって押された直後、上記面一の状態が僅かな時間の
間だけ維持されるようになっている(シート部材28の
弾性により、僅かな時間の間だけ第一コア体26の移動
のタイミングがずれる。これにより所望のタイミングで
第一コア体26を移動させることができるようになる。
尚、シート部材28は特許請求の範囲に記載した第一コ
ア体移動手段の機能の一部を有する)。
に押されて第一コア体26の移動量分だけ伸びるように
なっている。また、シート部材28は、第一コア体26
によって押された直後、上記面一の状態が僅かな時間の
間だけ維持されるようになっている(シート部材28の
弾性により、僅かな時間の間だけ第一コア体26の移動
のタイミングがずれる。これにより所望のタイミングで
第一コア体26を移動させることができるようになる。
尚、シート部材28は特許請求の範囲に記載した第一コ
ア体移動手段の機能の一部を有する)。
【0033 】上記第一コア体移動装置29は、U字状
の圧力管39と、その圧力管39の一端に移動自在に設
けられるロッド40と、圧力管39の他端に移動自在に
設けられるピストン41とを有して構成されている。圧
力管39は、固定治具42により上記車体本体に固定さ
れており、その内部には、水、油、空気等の流体やバネ
部材等が封入されている。また、圧力管39は、ピスト
ン41が押し込まれるとロッド40を押し出すようにな
っている。そして、押し出されたロッド40は、ケース
27を介して第一コア体26を上記二次コイルユニット
25に向けて押圧するようになっている。尚、ピストン
41には、第一取り付け面31に対する位置規制のため
のストッパ41aが設けられている。
の圧力管39と、その圧力管39の一端に移動自在に設
けられるロッド40と、圧力管39の他端に移動自在に
設けられるピストン41とを有して構成されている。圧
力管39は、固定治具42により上記車体本体に固定さ
れており、その内部には、水、油、空気等の流体やバネ
部材等が封入されている。また、圧力管39は、ピスト
ン41が押し込まれるとロッド40を押し出すようにな
っている。そして、押し出されたロッド40は、ケース
27を介して第一コア体26を上記二次コイルユニット
25に向けて押圧するようになっている。尚、ピストン
41には、第一取り付け面31に対する位置規制のため
のストッパ41aが設けられている。
【0034 】上記近接検知装置30は、ピストン41
に連続する軸部43と、その軸部43の端部に設けられ
る接触部44とを有して構成されている。軸部43は、
第一取り付け面31を貫通して外方へ突出するようにピ
ストン41に連成されている。また、接触部44は、上
記第二取り付け面34によって押圧される部分として形
成されている。接触部44は、本形態において平坦な接
触面を有するボタン状に形成されている。
に連続する軸部43と、その軸部43の端部に設けられ
る接触部44とを有して構成されている。軸部43は、
第一取り付け面31を貫通して外方へ突出するようにピ
ストン41に連成されている。また、接触部44は、上
記第二取り付け面34によって押圧される部分として形
成されている。接触部44は、本形態において平坦な接
触面を有するボタン状に形成されている。
【0035 】次に、上記二次コイルユニット25につ
いてもう少し詳しく説明する。
いてもう少し詳しく説明する。
【0036 】上記第二コア体32は、上記第一コア体
26と同様であって、第二コアとしての二次コア45
と、第二コイルとしての二次コイル46とを有して構成
されている。その二次コア45は、例えばフェライト粉
末を焼結して形成されており、凹状の断面形状となる環
状溝47を一方の面に有している。また、二次コイル4
6は、電線を巻回することにより形成されており、環状
溝47内に収容されている。第二コア体32は、絶縁性
を有する合成樹脂製のケース48に収容されている。
尚、二次コア45は断面視E字状に形成されているがコ
字状であってもよいものとする。一次コア36の形状に
合わせて形成されるものとする。
26と同様であって、第二コアとしての二次コア45
と、第二コイルとしての二次コイル46とを有して構成
されている。その二次コア45は、例えばフェライト粉
末を焼結して形成されており、凹状の断面形状となる環
状溝47を一方の面に有している。また、二次コイル4
6は、電線を巻回することにより形成されており、環状
溝47内に収容されている。第二コア体32は、絶縁性
を有する合成樹脂製のケース48に収容されている。
尚、二次コア45は断面視E字状に形成されているがコ
字状であってもよいものとする。一次コア36の形状に
合わせて形成されるものとする。
【0037 】上記被覆部材33は、上記シート部材2
8と同じゴム製のシートにより形成されており、第二取
り付け面34と面一となるように取り付けられている。
また、被覆部材33の縁部は、第二取り付け面34の凹
部35の開口縁に強固に固定されている。
8と同じゴム製のシートにより形成されており、第二取
り付け面34と面一となるように取り付けられている。
また、被覆部材33の縁部は、第二取り付け面34の凹
部35の開口縁に強固に固定されている。
【0038 】上記構成において、上記ドアが上記車体
本体に対して閉じられると、図3に示される如く、接触
部44が第二取り付け面34によって押圧され、近接検
知装置30が上記車体本体の内方に向けて押し込まれ
る。この時、上記ドアと上記車体本体の近接が検知され
る。近接検知装置30が押し込まれると、その近接検知
装置30の軸部43に連続するピストン41が圧力管3
9内に押し込まれる。そしてこれにより、ロッド40が
圧力管39から押し出され、ケース27を介して間接的
に第一コア体26を押圧する。
本体に対して閉じられると、図3に示される如く、接触
部44が第二取り付け面34によって押圧され、近接検
知装置30が上記車体本体の内方に向けて押し込まれ
る。この時、上記ドアと上記車体本体の近接が検知され
る。近接検知装置30が押し込まれると、その近接検知
装置30の軸部43に連続するピストン41が圧力管3
9内に押し込まれる。そしてこれにより、ロッド40が
圧力管39から押し出され、ケース27を介して間接的
に第一コア体26を押圧する。
【0039 】第一コア体26が二次コイルユニット2
5に向けて移動し、シート部材28がその弾性力で抗し
た後に引き伸ばされると、第一コア体26がシート部材
28及び被覆部材33越しに第二コア体32に接合され
る。そして、一次コイル37に交流電圧を印可すると、
一次コア36に磁束が生じるとともに一次コア36及び
二次コア45に磁路が形成されて二次コイル46に誘導
起電力が生じ、上記車体本体から上記ドアへの電力供給
(又は信号の伝達)が開始される。
5に向けて移動し、シート部材28がその弾性力で抗し
た後に引き伸ばされると、第一コア体26がシート部材
28及び被覆部材33越しに第二コア体32に接合され
る。そして、一次コイル37に交流電圧を印可すると、
一次コア36に磁束が生じるとともに一次コア36及び
二次コア45に磁路が形成されて二次コイル46に誘導
起電力が生じ、上記車体本体から上記ドアへの電力供給
(又は信号の伝達)が開始される。
【0040 】一方、上記ドアが上記車体本体に対して
開かれると、これら上記ドア及び上記車体本体が図1に
示される如く離間し、近接検知装置30の第二取り付け
面34による押圧が解除される。そして、第一コア体2
6の移動により引き伸ばされていたシート部材28がそ
の復元力によって元の状態に戻ろうとし第一コア体26
を押し返すと、ロッド40が圧力管39内に押し込まれ
てピストン41が圧力管39から押し出される。第一コ
ア体26が完全に元の位置に戻ると、近接検知装置30
も元の位置に戻る。
開かれると、これら上記ドア及び上記車体本体が図1に
示される如く離間し、近接検知装置30の第二取り付け
面34による押圧が解除される。そして、第一コア体2
6の移動により引き伸ばされていたシート部材28がそ
の復元力によって元の状態に戻ろうとし第一コア体26
を押し返すと、ロッド40が圧力管39内に押し込まれ
てピストン41が圧力管39から押し出される。第一コ
ア体26が完全に元の位置に戻ると、近接検知装置30
も元の位置に戻る。
【0041 】以上説明したように、従来の電磁誘導型
コネクタ(図5参照)のような磁力を利用しなくとも第
一コア体26を移動させて一次コイルユニット23及び
二次コイルユニット25の間に相互誘導作用を生じさせ
ることができる。従って、従来、懸念されていた鉄粉な
どの付着による電力供給の効率の妨げ、破損の恐れを解
消することができる。また、シート部材28の弾性力に
より第一コア体26の移動のタイミングをずらし、上記
ドアが完全に閉められた状態において第一コア体26を
移動させることができる。従って、ドア閉め時に生じる
衝撃のような第一コア体26への影響を抑えることがで
きる。さらに、シート部材28及び被覆部材33により
第一コア体26及び第二コア体32を保護することがで
きる。さらにまた、第一コア体26及び第二コア体32
をそれぞれ第一取り付け面31及び第二取り付け面34
の内側に配置し、第一取り付け面31及び第二取り付け
面34からの突出をなくして第一コア体26及び第二コ
ア体32を保護することができる。従って以上のことか
ら、本発明の電磁誘導型コネクタ21は、外的要因によ
る破損等を防止することができるという効果を奏する。
コネクタ(図5参照)のような磁力を利用しなくとも第
一コア体26を移動させて一次コイルユニット23及び
二次コイルユニット25の間に相互誘導作用を生じさせ
ることができる。従って、従来、懸念されていた鉄粉な
どの付着による電力供給の効率の妨げ、破損の恐れを解
消することができる。また、シート部材28の弾性力に
より第一コア体26の移動のタイミングをずらし、上記
ドアが完全に閉められた状態において第一コア体26を
移動させることができる。従って、ドア閉め時に生じる
衝撃のような第一コア体26への影響を抑えることがで
きる。さらに、シート部材28及び被覆部材33により
第一コア体26及び第二コア体32を保護することがで
きる。さらにまた、第一コア体26及び第二コア体32
をそれぞれ第一取り付け面31及び第二取り付け面34
の内側に配置し、第一取り付け面31及び第二取り付け
面34からの突出をなくして第一コア体26及び第二コ
ア体32を保護することができる。従って以上のことか
ら、本発明の電磁誘導型コネクタ21は、外的要因によ
る破損等を防止することができるという効果を奏する。
【0042 】その他、本発明は本発明の主旨を変えな
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわ
ち、一次コイルユニット23と二次コイルユニット25
の構成を入れ替えてもよいものとする。
い範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわ
ち、一次コイルユニット23と二次コイルユニット25
の構成を入れ替えてもよいものとする。
【0043 】また、以上では特許請求の範囲に記載し
た二部材の例を車体本体とドア(運転席や助手席、或い
は後部座席のドア、スライドドア、リアハッチ)とにし
たが、これに限られないものとする。例えば、車体本体
と自動車に搭載されるモジュール体(インパネモジュー
ル、ルーフモジュール等)や、オーディオにおけるチュ
ーナーとスピーカーが二部材として挙げられる。また、
その他としては、ドアのステアリング(別体側:ステア
リング部)、自動車のシート(別体側:シート部)が挙
げられる。電磁誘導により電力の供給(又は信号の伝
達)が必要な二部材であれば適用することができるもの
とする。
た二部材の例を車体本体とドア(運転席や助手席、或い
は後部座席のドア、スライドドア、リアハッチ)とにし
たが、これに限られないものとする。例えば、車体本体
と自動車に搭載されるモジュール体(インパネモジュー
ル、ルーフモジュール等)や、オーディオにおけるチュ
ーナーとスピーカーが二部材として挙げられる。また、
その他としては、ドアのステアリング(別体側:ステア
リング部)、自動車のシート(別体側:シート部)が挙
げられる。電磁誘導により電力の供給(又は信号の伝
達)が必要な二部材であれば適用することができるもの
とする。
【0044 】さらに、近接検知装置30をカーテシス
イッチなどのような上記ドアの開閉状態が確認できる近
接検知手段としてのスイッチにするとともに、第一コア
体移動装置29をモータやソレノイドのような第一コア
体26を所望のタイミングで進退させることができる第
一コア体移動手段及び復帰手段にしてもよいものとす
る。
イッチなどのような上記ドアの開閉状態が確認できる近
接検知手段としてのスイッチにするとともに、第一コア
体移動装置29をモータやソレノイドのような第一コア
体26を所望のタイミングで進退させることができる第
一コア体移動手段及び復帰手段にしてもよいものとす
る。
【0045 】さらにまた、第一コア体移動手段によっ
て第一コア体26を進退させることができれば、第一コ
ア体26の保護を目的とした保護用シート部材(第一コ
ア体26を覆い且つ第一コア体26の移動に伴う伸びと
その伸びの復元とが可能)をシート部材28の替わりに
用いることができるものとする。
て第一コア体26を進退させることができれば、第一コ
ア体26の保護を目的とした保護用シート部材(第一コ
ア体26を覆い且つ第一コア体26の移動に伴う伸びと
その伸びの復元とが可能)をシート部材28の替わりに
用いることができるものとする。
【0046 】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載さ
れた本発明によれば、磁力を利用しなくとも第一コア体
を移動させて一次コイルユニット及び二次コイルユニッ
トの間に相互誘導作用を生じさせることができる。ま
た、第一コア体の移動のタイミングを調整することによ
り、その第一コア体への影響を抑えることができる。従
って、外的要因による破損等を防止することができると
いう効果を奏する。
れた本発明によれば、磁力を利用しなくとも第一コア体
を移動させて一次コイルユニット及び二次コイルユニッ
トの間に相互誘導作用を生じさせることができる。ま
た、第一コア体の移動のタイミングを調整することによ
り、その第一コア体への影響を抑えることができる。従
って、外的要因による破損等を防止することができると
いう効果を奏する。
【0047 】請求項2に記載された本発明によれば、
請求項1の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、保護用シート部材によって第一コア体を保護
することができるという効果を奏する。保護用シート部
材は、第一コア体移動手段がモーターやソレノイドのよ
うなアクチュエーターの場合に有効である。
請求項1の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、保護用シート部材によって第一コア体を保護
することができるという効果を奏する。保護用シート部
材は、第一コア体移動手段がモーターやソレノイドのよ
うなアクチュエーターの場合に有効である。
【0048 】請求項3に記載された本発明によれば、
請求項1の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、シート部材によって第一コア体を保護するこ
とができるという効果を奏する。シート部材は、第一コ
ア体移動手段が水、油、空気等の流体を用いたアクチュ
エーターや、モーターやソレノイドのようなアクチュエ
ーター、或いはバネ等の場合に有効である。
請求項1の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、シート部材によって第一コア体を保護するこ
とができるという効果を奏する。シート部材は、第一コ
ア体移動手段が水、油、空気等の流体を用いたアクチュ
エーターや、モーターやソレノイドのようなアクチュエ
ーター、或いはバネ等の場合に有効である。
【0049 】請求項4に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項3いずれかの発明の効果に加え次
のような効果を奏する。すなわち、第一コア体移動手段
の押圧による移動前において、第一コア体を第一取り付
け面よりも内側に位置させることができる。従って、第
一コア体をより一層良好な状態で保護することができる
という効果を奏する。
請求項1ないし請求項3いずれかの発明の効果に加え次
のような効果を奏する。すなわち、第一コア体移動手段
の押圧による移動前において、第一コア体を第一取り付
け面よりも内側に位置させることができる。従って、第
一コア体をより一層良好な状態で保護することができる
という効果を奏する。
【0050 】請求項5に記載された本発明によれば、
請求項1ないし請求項4いずれかの発明の効果に加え次
のような効果を奏する。すなわち、被覆部材によって第
二コア体を保護することができるという効果を奏する。
請求項1ないし請求項4いずれかの発明の効果に加え次
のような効果を奏する。すなわち、被覆部材によって第
二コア体を保護することができるという効果を奏する。
【0051 】請求項6に記載された本発明によれば、
請求項5の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、第二コア体を第二取り付け面よりも内側に位
置させることができる。従って、第二コア体をより一層
良好な状態で保護することができるという効果を奏す
る。
請求項5の発明の効果に加え次のような効果を奏する。
すなわち、第二コア体を第二取り付け面よりも内側に位
置させることができる。従って、第二コア体をより一層
良好な状態で保護することができるという効果を奏す
る。
【図1】本発明による電磁誘導型コネクタの一実施の形
態を示すドア開時の断面図である。
態を示すドア開時の断面図である。
【図2】第一コア体と第二コア体とを拡大して示した断
面図である。
面図である。
【図3】図1に対してドア閉とした時の断面図である。
【図4】従来例の自動車の側部を示す斜視図である。
【図5】従来例の電磁誘導型コネクタの断面図である。
21 電磁誘導型コネクタ 22 搭乗口 23 一次コイルユニット 24 縁部 25 二次コイルユニット 26 第一コア体 27 ケース 28 シート部材(復帰手段) 29 第一コア体移動装置(第一コア体移動手段) 30 近接検知装置(近接検知手段) 31 第一取り付け面 32 第二コア体 33 被覆部材 34 第二取り付け面 35 凹部 36 一次コア(第一コア) 37 一次コイル(第一コイル) 38、47 環状溝 39 圧力管 40 ロッド 41 ピストン 42 固定治具 43 軸部 44 接触部 45 二次コア(第二コア) 46 二次コイル(第二コイル) 48 ケース
Claims (6)
- 【請求項1】 二部材を近接させて相互誘導作用により
前記二部材の一方から他方へ電力の供給又は信号の伝達
を行う前記一方側の一次コイルユニットと前記他方側の
二次コイルユニットとを備えた電磁誘導型コネクタであ
って、 前記一次コイルユニット及び前記二次コイルユニットの
うちのいずれか一方は、第一コア及び第一コイルを有し
前記いずれか一方に対するいずれか他方に向けて移動自
在な第一コア体と、該第一コア体を直接又は間接的に押
圧し前記いずれか他方に向けて所望のタイミングで移動
させる第一コア体移動手段と、少なくとも前記二部材の
近接を検知し前記第一コア体移動手段に前記第一コア体
の移動を行わせる近接検知手段と、前記二部材の離間に
より前記第一コア体を元の位置に戻す復帰手段と、を有
することを特徴とする電磁誘導型コネクタ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電磁誘導型コネクタに
おいて、 前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれか他
方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸びとそ
の伸びの復元とが可能な保護用シート部材を更に有する
ことを特徴とする電磁誘導型コネクタ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電磁誘導型コネクタに
おいて、 前記いずれか一方は、前記第一コア体の前記いずれか他
方の側を覆い且つ前記第一コア体の移動に伴う伸びとそ
の伸びの復元とが可能であって前記復帰手段として機能
するシート部材を更に有することを特徴とする電磁誘導
型コネクタ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
電磁誘導型コネクタにおいて、 前記第一コア体は、前記第一コア体移動手段の押圧によ
る移動前において前記いずれか一方に対する第一取り付
け面よりも内側に位置することを特徴とする電磁誘導型
コネクタ。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
電磁誘導型コネクタにおいて、 前記いずれか他方は、第二コア及び第二コイルを有する
第二コア体と、該第二コア体の前記いずれか一方の側を
覆う被覆部材と、を有することを特徴とする電磁誘導型
コネクタ。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電磁誘導型コネクタに
おいて、 前記第二コア体は、前記いずれか他方に対する第二取り
付け面よりも内側に位置することを特徴とする電磁誘導
型コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081480A JP2002280238A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 電磁誘導型コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001081480A JP2002280238A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 電磁誘導型コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002280238A true JP2002280238A (ja) | 2002-09-27 |
Family
ID=18937587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001081480A Pending JP2002280238A (ja) | 2001-03-21 | 2001-03-21 | 電磁誘導型コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002280238A (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014220494A (ja) * | 2013-05-02 | 2014-11-20 | ベドロック・オートメーション・プラットフォームズ・インコーポレーテッド | 電磁コネクタ |
RU2556887C2 (ru) * | 2013-11-28 | 2015-07-20 | Открытое акционерное общество "Научно-производственное предприятие "Дельта" | Устройство индуктивного ввода и обмена информации между установщиком и изделием |
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US11966349B2 (en) | 2011-12-30 | 2024-04-23 | Analog Devices, Inc. | Electromagnetic connector for for an industrial control system |
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US11977622B2 (en) | 2013-08-06 | 2024-05-07 | Analog Devices, Inc. | Authentication between industrial elements in an industrial control system |
US12061685B2 (en) | 2011-12-30 | 2024-08-13 | Analog Devices, Inc. | Image capture devices for a secure industrial control system |
US12120819B2 (en) | 2014-07-07 | 2024-10-15 | Analog Devices, Inc. | Industrial control system cable |
-
2001
- 2001-03-21 JP JP2001081480A patent/JP2002280238A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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