JPH05202717A - 電磁駆動バルブ - Google Patents
電磁駆動バルブInfo
- Publication number
- JPH05202717A JPH05202717A JP4035661A JP3566192A JPH05202717A JP H05202717 A JPH05202717 A JP H05202717A JP 4035661 A JP4035661 A JP 4035661A JP 3566192 A JP3566192 A JP 3566192A JP H05202717 A JPH05202717 A JP H05202717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- stem
- coil
- lever
- electromagnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電磁バルブを駆動する可動コイルを用いたリニ
ア直流モータのアマチュアリアクションによる駆動力の
不都合を改善する。 【構成】電磁バルブ1のステム11に可動コイル21を
取付け、その空隙の鎖交磁束を磁石23と巻線24によ
り発生させるとともに、電磁ソレノイド3に吸引される
梃子型のレバー33によりステム11の頂部を押下する
ように構成する。そして、電磁バルブ1の開弁駆動に際
しては、可動コイル21や巻線24への通電とともに電
磁ソレノイド3に通電してステム11を下方に駆動す
る。
ア直流モータのアマチュアリアクションによる駆動力の
不都合を改善する。 【構成】電磁バルブ1のステム11に可動コイル21を
取付け、その空隙の鎖交磁束を磁石23と巻線24によ
り発生させるとともに、電磁ソレノイド3に吸引される
梃子型のレバー33によりステム11の頂部を押下する
ように構成する。そして、電磁バルブ1の開弁駆動に際
しては、可動コイル21や巻線24への通電とともに電
磁ソレノイド3に通電してステム11を下方に駆動す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンのシリンダの吸
排気口に設けられ電磁力により開閉駆動される電磁駆動
バルブに関する。
排気口に設けられ電磁力により開閉駆動される電磁駆動
バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からシリンダに配置された吸排気バ
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉が行われ
るが、その開閉はクランク軸の回転位相に従うので自由
度が小さいため、自由度を大にした電磁バルブが種々開
発されている。
ルブはクランク軸の回転に基づいて駆動されるカムシャ
フトやロッカーアームなどにより機械的に開閉が行われ
るが、その開閉はクランク軸の回転位相に従うので自由
度が小さいため、自由度を大にした電磁バルブが種々開
発されている。
【0003】そして、この種の電磁バルブに関しては、
例えば本出願人による特開平3−105006号公報に
示されたバルブステムに複数の磁極を取付けて通電によ
る固定磁極に磁気力で駆動する提案があるが、可動部分
の重量が増す不都合があるので、ダイナミックスピーカ
のようにセンタ磁心に遊嵌された可動コイルにバルブス
テムを接続したボイスコイルモータ(VCM)構造の電
磁バルブなどが試みられている。
例えば本出願人による特開平3−105006号公報に
示されたバルブステムに複数の磁極を取付けて通電によ
る固定磁極に磁気力で駆動する提案があるが、可動部分
の重量が増す不都合があるので、ダイナミックスピーカ
のようにセンタ磁心に遊嵌された可動コイルにバルブス
テムを接続したボイスコイルモータ(VCM)構造の電
磁バルブなどが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなVCM構
造の電磁バルブでは可動部分に磁極がないため重量の増
加は抑えられるが、可動コイルへの通電時にはアマチュ
アリアクションが発生して均一な起磁力が得られないと
いう問題がある。
造の電磁バルブでは可動部分に磁極がないため重量の増
加は抑えられるが、可動コイルへの通電時にはアマチュ
アリアクションが発生して均一な起磁力が得られないと
いう問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は可動コイル型の駆動機構を用い
ても効率よくバルブを駆動しようとする電磁駆動バルブ
を提供することにある。
ものであり、その目的は可動コイル型の駆動機構を用い
ても効率よくバルブを駆動しようとする電磁駆動バルブ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、エンジンの吸排気バルブのステム
に連結され下方に移動して開弁させる可動コイルと、該
可動コイルの配置される空隙に強力な鎖交磁束を生ぜし
める永久磁石および励磁巻線を備えた電磁機構と、前記
ステムの頂部を圧下する梃子型のレバーを磁気吸引力に
より作動させる電磁石とを有し、開弁時に前記可動コイ
ル、励磁巻線および電磁石がそれぞれ同時に通電されて
下方に駆動される電磁駆動バルブが提供される。
めに本発明によれば、エンジンの吸排気バルブのステム
に連結され下方に移動して開弁させる可動コイルと、該
可動コイルの配置される空隙に強力な鎖交磁束を生ぜし
める永久磁石および励磁巻線を備えた電磁機構と、前記
ステムの頂部を圧下する梃子型のレバーを磁気吸引力に
より作動させる電磁石とを有し、開弁時に前記可動コイ
ル、励磁巻線および電磁石がそれぞれ同時に通電されて
下方に駆動される電磁駆動バルブが提供される。
【0007】
【作用】電磁バルブのステムに可動コイルを取付けて、
可動コイルの配置される空隙に永久磁石と励磁巻線とに
より鎖交磁束を生じさせるとともに、ステムの頂部を押
圧する梃子型のレバーを磁気吸引力にて作動させる電磁
石を設け、開弁時には可動コイルの通電駆動とレバーに
よるステムの圧下とを同時に行うので、両者の駆動力が
組合わせられて大きな駆動力により開弁が行われる。
可動コイルの配置される空隙に永久磁石と励磁巻線とに
より鎖交磁束を生じさせるとともに、ステムの頂部を押
圧する梃子型のレバーを磁気吸引力にて作動させる電磁
石を設け、開弁時には可動コイルの通電駆動とレバーに
よるステムの圧下とを同時に行うので、両者の駆動力が
組合わせられて大きな駆動力により開弁が行われる。
【0008】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0009】図1は本発明にかかる電磁駆動バルブの一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【0010】同図において、1は電磁バルブでそのステ
ム11はバルブガイド12により上下に往復自在に軸承
され、閉弁時にはシリンダの吸気口、または排気口に茸
弁13が密接して流路を閉鎖するものであり、その駆動
は可動コイル型のリニア直流モータ(LDM)2と、ス
テム11の頂部を押下するリニア電磁ソレノイド(LE
S)3との駆動力により行われる。
ム11はバルブガイド12により上下に往復自在に軸承
され、閉弁時にはシリンダの吸気口、または排気口に茸
弁13が密接して流路を閉鎖するものであり、その駆動
は可動コイル型のリニア直流モータ(LDM)2と、ス
テム11の頂部を押下するリニア電磁ソレノイド(LE
S)3との駆動力により行われる。
【0011】LDM2は可動コイル21が配置される空
隙に磁界を生じさせるため、有底の二重の円筒状のコア
22と、該二重の間に配置される円筒形の磁石23、環
状の巻線24とが図示のように備えられ、可動コイル2
1は十字に形成された輻部を有する固定具14によりス
テム11の上方に取付けられている。なお、内側のコア
22には切込み部221が刻設されて固定具14が上下
に移動自在となるように形成されており、15はスプリ
ングで、電磁バルブ1の閉弁位置を保持するものであ
る。
隙に磁界を生じさせるため、有底の二重の円筒状のコア
22と、該二重の間に配置される円筒形の磁石23、環
状の巻線24とが図示のように備えられ、可動コイル2
1は十字に形成された輻部を有する固定具14によりス
テム11の上方に取付けられている。なお、内側のコア
22には切込み部221が刻設されて固定具14が上下
に移動自在となるように形成されており、15はスプリ
ングで、電磁バルブ1の閉弁位置を保持するものであ
る。
【0012】LES3はヨーク31とコイル32を有す
る電磁石の吸引力によりレバー33を駆動するもので、
LDM2の斜上方に取付けられており、ロッカーアーム
式にレバー33を梃子の作用によってギャップ34に働
く吸引力により電磁バルブ1を効率よく押圧して開弁さ
せるように構成されている。
る電磁石の吸引力によりレバー33を駆動するもので、
LDM2の斜上方に取付けられており、ロッカーアーム
式にレバー33を梃子の作用によってギャップ34に働
く吸引力により電磁バルブ1を効率よく押圧して開弁さ
せるように構成されている。
【0013】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明すると、電磁バルブ1の開弁時の初期の大きな
駆動力を要する場合は、LES3のコイル32に通電し
てヨーク31の吸引力によりレバー33を駆動してステ
ム11を上方から圧するとともに、LDM2に対しては
巻線24に通電して磁石23による空隙の磁場を付勢し
た上、可動コイル21に電流を通じて起磁力を生ぜし
め、空隙の磁場との電磁力により電磁バルブ1が下方に
駆動されることになる。なお、初期駆動後の速度はLD
M2の作動の制御により行われる。
動を説明すると、電磁バルブ1の開弁時の初期の大きな
駆動力を要する場合は、LES3のコイル32に通電し
てヨーク31の吸引力によりレバー33を駆動してステ
ム11を上方から圧するとともに、LDM2に対しては
巻線24に通電して磁石23による空隙の磁場を付勢し
た上、可動コイル21に電流を通じて起磁力を生ぜし
め、空隙の磁場との電磁力により電磁バルブ1が下方に
駆動されることになる。なお、初期駆動後の速度はLD
M2の作動の制御により行われる。
【0014】以上、本発明を上述の実施例を用いて説明
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0015】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
電磁バルブの駆動に際してLDMとLESとの相互の電
磁力を組合わせ、LDMのアマチュアリアクションの大
きな起磁力部分を積極的に電磁バルブの駆動力に用いる
ことにより、大きな駆動力が得られるという効果が生ず
る。
電磁バルブの駆動に際してLDMとLESとの相互の電
磁力を組合わせ、LDMのアマチュアリアクションの大
きな起磁力部分を積極的に電磁バルブの駆動力に用いる
ことにより、大きな駆動力が得られるという効果が生ず
る。
【図1】本発明にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
1…電磁バルブ 2…リニア直流モータ 3…電磁ソレノイド 11…ステム 21…可動コイル 23…磁石 24…巻線 33…レバー
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの吸排気バルブのステムに連結さ
れ下方に移動して開弁させる可動コイルと、該可動コイ
ルの配置される空隙に強力な鎖交磁束を生ぜしめる永久
磁石および励磁巻線を備えた電磁機構と、前記ステムの
頂部を圧下する梃子型のレバーを磁気吸引力により作動
させる電磁石とを有し、開弁時に前記可動コイル、励磁
巻線および電磁石がそれぞれ同時に通電されて下方に駆
動されることを特徴とする電磁駆動バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4035661A JPH05202717A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 電磁駆動バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4035661A JPH05202717A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 電磁駆動バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202717A true JPH05202717A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12448059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4035661A Pending JPH05202717A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 電磁駆動バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05202717A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016468A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-29 | シーメンス ヘルスケア ダイアグノスティクス プロダクツ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 球状又は円筒状物体を分離する装置 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP4035661A patent/JPH05202717A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015016468A (ja) * | 2013-07-08 | 2015-01-29 | シーメンス ヘルスケア ダイアグノスティクス プロダクツ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 球状又は円筒状物体を分離する装置 |
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