JPS6234869A - 自動二輪車の物入れ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は車体フレームの一部を利用して形成した自動
二輪車の物入れ装置に関する。

（従来の技術） 自動二輪車では小物を収納するための物入れ装置を設け
ることが望まれるが、余剰空間の狭い自動二輪車にあっ
て、十分の容量を持つ物入れ装置を設けることは容易で
はない、また、このような装置を設ける場合、その構成
は簡単であることが要求される。

（発明の目的） この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、十分の容量を有し、かつ、構成の簡単な自動二輪車
の物入れ装置の提供を目的とする。

（発明の構成） 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、車体フレームとりャフェンダとで物入れ空間を形成
し、この物入れ空間を車体外部に連通させる物出入口を
シートの上下回動で開閉自在とした点にある。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面により説明する。

ｌは自動二輪車で、この自動二輪車１の車体フレーム２
は前部に操向軸管３を有し、この操向軸管３にはフロン
トフォーク４が支承され、このフロントフォーク４には
前輪６やハンドル７が支持される。

また、上記車体フレーム２は操向軸管３から後下方に向
って延びるパイプ製の主フレーム８を有し、更に、この
主フレーム８の後端には後上方に向って延びる板金製の
後部フレーム９が溶接される。即ち、この車体フレーム
２はいわゆるモノコック式フレームとされている。一方
、上記後部フレーム９の下部にはリヤアーム１１が上下
に揺動自在に枢支され、このリヤアーム１１の揺動端に
後輪１２が支承され、この後輪１２は後部フレーム９の
下方に位置している。また、上記後部フレーム９とリヤ
アーム１１の揺動端との間には緩衝器１３が架設される
。

１４はエンジンで、このエンジン１４は主フレーム８の
下方で車体フレーム２に支持され、このエンジン１４に
よって上記後輪１２が駆動させられる。また、上記後輪
１２の外周面の上方を覆うリヤフェンダ１５が設けられ
る。

上記後部フレーム９の上面側にはシート１６が設けられ
る。このシート１６の前端は枢支軸１７により後部フレ
ーム９に枢支され、同上シート１６の後部が枢支軸１７
を中心として上下回動自在とされ、その下方回動姿勢が
ライダーの着座を許容する姿勢とされる。

上記後部フレーム９は全体としてその断面が倒立ほぼＵ
字状に形成されている。上記シート１６下方のこの後部
フレーム９内部には上記エンジン１４に燃料を供給する
燃料タンク１９が収納されている。この燃料タンク１９
の上面は後部フレーム９の上面を貫通しており、燃料注
入用のキャップ２０が設けられている。そして、この燃
料タンク１９の上面は下方回動姿勢のシート１６で覆わ
れる（各図中実線図示）、上記シート１６の回動端側の
下面にはクッションゴム２２が取り付けられており、こ
のクッションゴム２２により下方回動姿勢とされたシー
）１Ｂが燃料タンク１９の上面上に支持される。上記の
場合、シート１６を上方回動させれば燃料タンク１９の
上面が上方に開放され、キャップ２０の脱着操作が可能
とされる。

前記リヤフェンダ１５は前部フェンダ１５ａ。

中間部フェンダ１５ｂおよび後部フェンダ１５ｃで構成
される。このうち中間部フェンダ１５ｂは樹脂製とされ
、この中間部フェンダ１５ｂの車幅方向中央部にはこの
中間部フェンダ１５ｂの下面が後輪１２の外周面と所定
の間隔を保つように断面円弧状の膨出部２４が形成され
る。また、この膨出部２４は中間部フェンダ１５ｂの補
強材として機能する。

上記シート１６後方における後部フレーム９の下部開口
が上記中間部フェンダ１５ｂにより閉じられている。そ
して、上記後部フレーム９と中間部フェンダ１５ｂとの
間が物入れ空間２３とされる。この物入れ空間２３の後
端は後部フレーム９の後端板９ａによって閉じられてい
る。２５は樹脂製のサイドカバーで、このサイドカバー
２５は前部フェンダ１５ａや中間部フェンダ１５ｂの外
周面を覆っている。

また、上記物入れ空間２３の前部を前上方に向って開放
し車体外部に連通させる物出入口２６が形成される。こ
の物出入口２６はシー）１６の下方回動姿勢でこのシー
ト１６の後面により閉じられ、上方回動姿勢で開とされ
る。なお、図示しないが、下方回動姿勢のシート１６を
後部フレーム９側にロックするロック手段が設けられる
。

２７はキャリアで、このキャリア２７はシート１６後方
の後部フレーム９上に設けられる。この場合、この後部
フレーム９の上面に多数のビードを形成して、この面を
キャリア用の面とし、上記キャリア２７を省略してもよ
い。

（発明の効果） この発明による効果は次の如くである。即ち、余剰空間
の狭い自動二輪車にあっても、シート後方は車体構成部
品のほとんど存在しない部分であり、よって、余剰空間
の比較的大なる部分である。そして、この発明によれば
、上記シートの後方部分に物入れ空間を形成したため、
この容量を十分大きくとることができる。

また、上記物入れ空間は車体フレームとりャフェンダの
各一部を利用して形成されるため、この構成は簡単であ
る。しかも、この物入れ空間を車体外部に連通させる物
出入口はシートの上下回動で開閉されるため、別途の開
閉蓋は不要であり、よって、この点でも物入れのための
装置は簡単に構成される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図はその側面断面図
、第２図は自動二輪車の全体側面図、第３図は第２図の
部分平面図、第４図は第１図の■−■線矢視断面図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、車体フレームの後部下方に後輪を配設すると共にこ
   の後輪の外周面の上方を覆うリヤフェンダを設け、同上
   車体フレームの後上部にシートを上下回動自在に枢支し
   、この車体フレームを板金製とした自動二輪車において
   、上記車体フレームにおけるシート後方の後部フレーム
   の断面形状を倒立ほぼＵ字状とし、この後部フレームの
   下部開口を上記リヤフェンダで閉じてこの両者間に物入
   れ空間を形成し、かつ、この物入れ空間前端にこの空間
   と車体外部とを連通させる物出入口を形成し、この物出
   入口を上記シートの上下回動で開閉自在としたことを特
   徴とする自動二輪車の物入れ装置。