JPS6234312Y2 - - Google Patents

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JPS6234312Y2
JPS6234312Y2 JP1982096811U JP9681182U JPS6234312Y2 JP S6234312 Y2 JPS6234312 Y2 JP S6234312Y2 JP 1982096811 U JP1982096811 U JP 1982096811U JP 9681182 U JP9681182 U JP 9681182U JP S6234312 Y2 JPS6234312 Y2 JP S6234312Y2
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JP
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cam
hand
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transmission
rotates
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JP1982096811U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は正時毎に時報音を発生させるための時
報打ち機構に関するものである。
このものにおいて、時報時刻精度を高くするに
は、次のようにする必要がある。すなわち、時報
音発生回路用スイツチを作動させるためのスイツ
チレバーを、分針車と等速回転する分針カムと、
秒針車と等速回転する秒針カム、そして秒針車と
分針車との間の伝エ車と等速回転する伝エカムの
3つのカムによつて制御するのである。1/60r.p.
mの分針カムにおいてはスイツチレバーの作動す
る時刻を正時をはさむ数分間に限定し、例えば1/
8r.p.mで回転する伝エカムにおいては上記時刻
を正時をはさむ略1分の間に限定し、そして秒針
カムにおいて正時ちようどにスイツチレバーが作
動するようにしているわけであり、スイツチレバ
ーの復帰は最も回転の速い秒針カムで行なうよう
にしている。ところで、時計における時刻修正の
ための針合せは、通常伝エ車との間がスリツプ結
合され且つ分針車と噛合している伝エカナを回転
させることで行なつている。伝エカムは分針カム
との位置関係を保つために伝エ車ではなく、正確
には伝エカムと一体に回転するようにしておく必
要があり、またこの針合せの際には秒針カムが回
転しないのであるから、正時ちようどに針合せを
行なうとすると、この時にはスイツチレバーの復
帰を伝エカムで行なわなければならない。つま
り、秒針カムと伝エカムとの両者にスイツチレバ
ーの復帰用カム面を設けておかなくてはならない
わけである。ここにおいてスイツチレバーの作動
は通常カムに作動用カム面として設けた各凹所に
スイツチレバーの突起がすべて落ち込むことで行
なわせ、復帰は凹所の一側縁を傾斜縁としてこれ
を復帰用カム面とし、突起をカムの回転につれて
凹所から押し出すことで行なうのであるが、この
復帰のためには伝エカムにおいては一般的に中心
角で30゜以上の部分を傾斜縁としておかなくては
針合せの際の針回しトルクが大きくなつて回しに
くくなる。そして秒針カムにおいてはその軸トル
クが小さいことから傾斜縁は中心角で90゜以上、
好ましくは180゜以上としなくては秒針カムに加
わる負荷が大きくなりすぎる。しかしながら、秒
針カムの傾斜縁を設ける部分の中心角を大きくと
つて傾斜のゆるいものとすると、正時ちようどに
スイツチレバーを作動させることができなくなつ
てしまう。この点について説明すると、伝エカム
において傾斜縁を30゜以上の中心角の部分に設け
るということは、スイツチレバーの突起が落ち込
む伝エカムの凹所の開口縁の中心角が大きくなる
ということであり、傾斜縁がなければ正時の10秒
前からスイツチレバーの突起が凹所に対応する位
置に達して正時ちようどに秒針カムの凹所にスイ
ツチレバーの他の突起が落ち込んでスイツチレバ
ーが作動するようにできるのに対し、例えば正時
の30秒前から伝エカムの凹所に対応する位置にス
イツチレバーの突起が達することになり、従つて
1r.p.mである秒針カムの傾斜縁の中心角を大き
く、例えば270゜ほどとしていると、正時の30秒
前にスイツチレバーが少し作動してしまうことに
なる。第1図にこの正時の30秒前の状態を示す。
図中1はスイツチレバー、2は秒針カム、3は伝
エカムであり、軸35を中心に回転自在なスイツ
チレバー1は一端に時報音発生回路のスイツチで
あるリードスイツチ6をオンさせるための永久磁
石36を有し、また秒針カム2及び伝エカム3の
各凹所21,24に落ち込む突起27,28を有
している。尚、分針カムとスイツチレバーとの係
合部は図示していない。37はスイツチレバー1
の付勢用のばね、矢印は秒針カム2及び伝エカム
3の運針時の回転方向を示す。そして正時でない
時にスイツチレバー1が少し作動してしまうこと
を防ぐために、従来秒針カム2の凹所24の一側
縁の傾斜縁25を、第1図に想像線で示すように
中心角が小さく、略15秒程度でスイツチレバー1
を復帰させるものとしていた。このために、秒針
カム2に加わるスイツチレバー1を復帰させるた
めの負荷が大きかつたのである。
本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは報時時刻精度が高
く、しかもスイツチレバーにより秒針カムに加わ
る負荷が小さい時報打ち機構を提供するにある。
以下本考案について説明すると、本考案は、秒
針車と等速回転する秒針カムと、分針車と等速回
転する分針カムと、秒針車と分針車との間を接続
する伝エ車と等速回転し且つ時刻修正用の針回し
操作に連動回転する伝エカムとを有して、時報音
発生回路用スイツチを作動させるスイツチレバー
を上記3つのカムによるスイツチレバーの制御の
論理積で動作させる時報打ち機構において、秒針
カム及び伝エカムにスイツチレバーを作動させる
凹所を夫々設けるとともに、秒針カムに凹所に連
続し且つその領域の中心角が大きくてスイツチレ
バーを復帰させるのに要するトルクが小さい傾斜
縁を設け、伝エカムに凹所の両側に連続して伝エ
カムの両回転方向においてスイツチレバーを復帰
させる一対の傾斜縁を設け、伝エカムの運針方向
の回転について伝エカムと一体に回転するととも
に上記運針回転方向の後端部が伝エカムの上記一
対の傾斜縁のうちの上記運針回転方向前方側の傾
斜縁より突出したところに位置して、伝エカムの
凹所へのスイツチレバーの落ち込み開始位置を規
制する規制部材を設けていることに特徴を有し
て、秒針カムにはスイツチレバーの復帰用のトル
クが小さくて済む傾斜縁を設けている上に、伝エ
カムにもスイツチレバーを復帰させる復帰用の傾
斜縁を設けているにもかかわらず、スイツチレバ
ーが伝エカムに係合を開始する位置が規制部材に
よつて規制されていることから、時報打ちのため
にスイツチレバーが伝エカムに係合するのは、伝
エカムに設けられた傾斜縁に影響されることなく
正時直前になるようにしたものである。以下図示
実施例に基いて詳述すると、第2図以下において
図中11は秒針車、12は分針車、13は伝エ
車、14は伝エカナ、15は時針車、16は日ノ
裏車であり、伝エ車13は一端に伝エカナ14を
備えた針回し軸17に対して伝エ車13に一体に
形成したスリツプばね部40が針回し軸17の歯
車41にクリツク係合することで接続されてい
る。30は地板、31は裏蓋、32はケース、3
3は針回しのつまみである。また34は時報音発
生回路5のプリント基板である。秒針車11には
秒針カム2が、針回し軸17には伝エカム3が、
分針車12には分針カム4が夫々一体的に設けら
れており、秒針カム2は1r.p.mで、分針カム4
は1/60r.p.mで、伝エカム3はたとえば1/8r.p.m
で回転する。時報音発生回路5用のスイツチはリ
ードスイツチ6として、軸35で支持したスイツ
チレバー1一端の永久磁石36で作動するように
してある。他端にバランサー38を取付けたスイ
ツチレバー1は、地板30との間に配置したばね
37によつてリードスイツチ6を作動させる方向
に弾発付勢されていて、分針カム4、伝エカム
3、秒針カム2に夫々係合する係合部として3つ
の突起27,28,29を備えている。分針カム
4によるスイツチレバー1の制御は第2図に示す
突起29と係合するピン45を介して行なわれ、
伝エカム3及び秒針カム2によるスイツチレバー
1の制御は、両カム2,3の各周面に突起27,
28を摺接させることで行なつている。そして両
カム2,3には作動用カム面として凹所24,2
1を設け、分針カム4がピン45と突起29との
係合を解除し、突起27,28が夫々凹所24,
21に落ち込んだ時、時報音発生回路5を動作さ
せるようにしているものである。
さて、秒針カム2にあつてはその凹所24に連
続する復帰用カム面としての傾斜縁25を中心角
で略270゜にわたる部分に設けて、45秒ほどかけ
てスイツチレバー1を復帰させるようにして秒針
カム2にかかる負荷を小さくしている。伝エカム
3においては正時に針回しを行なう際のトルクを
軽減するために、凹所21に連続する復帰用カム
面としての傾斜縁22,23を、中心角で略30゜
にわたる部分に形成してある。一方の傾斜縁22
は分針を逆行させる方向に針回しを行なう際に、
他方の傾斜縁23は順行させる方向に針回しを行
なう際に夫々スイツチレバー1の突起28を凹所
21から外周面へと押し出してスイツチレバー1
を復帰させる。尚、前述した問題点を招くのは、
逆行させる方向に針回しを行なう際にスイツチレ
バー1を復帰させる傾斜縁22であり、順行させ
る際の復帰用の傾斜縁23は、問題を招くもので
はない。何故ならこの傾斜縁23は、スイツチレ
バー1の突起28が正時に凹所21に係合してか
ら係合する部分であり、従つて正時前にスイツチ
レバー1を少し動作させてしまうことには全く関
係がなく、また正時になつてスイツチレバー1が
動作してから後の1分以内については、秒針カム
2によつてスイツチレバー1が復帰するようにな
つている上に、1分が経過してスイツチレバー1
が秒針カム2の凹所24に係合できる位置にきた
時点では、突起28はすでに伝エカム3の外周面
に達しているからである。針回しを逆行させる方
向で行なう場合のために設けられた伝エカム3の
傾斜縁22による前述の問題点は、本実施例では
補助カム7を規制部材として用いることで解決し
ている。この伝エカム3と同軸に設けた補助カム
7は伝エカム3に対して一定角度(略30゜)内で
遊転自在とし、通常運針時には伝エカム3に追従
して伝エカム3と等速の回転を行なうようにした
ものであり、この追従回転時には、補助カム7の
上記運針回転方向の後端側の部分が傾斜縁22よ
りも突出して傾斜縁22を覆うようにしている。
補助カム7の端縁に伝エカム3の外周面より外方
に突出する小突部19を設けているのは、通常運
針時にあつては補助カム7がスイツチレバー1と
の摺動抵抗で常に傾斜縁22を覆う位置にくるよ
うにするためである。
第3図は正時の1分前の直前の状態を示し、第
4図は正時の直前を示す。この間においては補助
カム7がスイツチレバー1の誤作動を阻止してい
る。そして正時直後には第5図に示すようにスイ
ツチレバー1が作動し、リードスイツチ6がオン
となつて時報音発生回路5を動作させる。この時
に針回し操作をしなければ秒針カム2が略45秒か
けてスイツチレバー1を復帰させるわけである
が、正時直後に分針を逆行させる方向に針回し操
作を行なえば、その初期において第6図及び第7
図に示すように伝エカム3のみが図示矢印方向に
回転して傾斜縁22が補助カム7で覆われる位置
より動いてスイツチレバー1を復帰させる。伝エ
カム3が半回転してもう一方の凹所21がスイツ
チレバー1の突起28に対応する位置に達した時
にはすでに分針カム4がスイツチレバー1の作動
を規制しているので、スイツチレバー1が作動す
ることはない。
以上のように本考案においては、伝エカムの運
針方向の回転について伝エカムと一体に回転する
規制部材を設けて、この規制部材における上記運
針回転方向の後端部が、伝エカムに設けられたス
イツチレバー復帰用の一対の傾斜縁のうちの上記
運針回転方向前方側の傾斜縁より突出したところ
に位置して伝エカムの凹所へのスイツチレバーの
落ち込み開始位置を規制していることから、正時
直後に行なわれる針回しのために伝エカムに設け
られているスイツチレバーの復帰用の傾斜縁が、
正時の直前にスイツチレバーを誤動作させてしま
うことがないものであり、秒針カムにおけるスイ
ツチレバーを復帰させるための傾斜縁を負荷が小
さくなるようにしているとはいえ、なんら不都合
を生じることがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は問題点を示すための説明図、第2図は
本考案一実施例の断面図、第3〜第7図は同上の
動作説明図であり、 1はスイツチレバー、2は秒針カム、3は伝エ
カム、4は分針カム、5は時報音発生回路、6は
スイツチとしてのリードスイツチ、7は規制部材
としての補助カム、11は秒針車、12は分針
車、13は伝エ車、21は伝エカムの作動用カム
面としての凹所、22は復帰用カム面としての傾
斜縁を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 秒針車と等速回転する秒針カムと、分針車と等
    速回転する分針カムと、秒針車と分針車との間を
    接続する伝エ車と等速回転し且つ時刻修正用の針
    回し操作に連動回転する伝エカムとを有して、時
    報音発生回路用スイツチを作動させるスイツチレ
    バーを上記3つのカムによるスイツチレバーの制
    御の論理積で動作させる時報打ち機構において、
    秒針カム及び伝エカムにスイツチレバーを作動さ
    せる凹所を夫々設けるとともに、秒針カムに凹所
    に連続し且つその領域の中心角が大きくてスイツ
    チレバーを復帰させるのに要するトルクが小さい
    傾斜縁を設け、伝エカムに凹所の両側に連続して
    伝エカムの両回転方向においてスイツチレバーを
    復帰させる一対の傾斜縁を設け、伝エカムの運針
    方向の回転について伝エカムと一体に回転すると
    ともに上記運針回転方向の後端部が伝エカムの上
    記一対の傾斜縁のうちの上記運針回転方向前方側
    の傾斜縁より突出したところに位置して、伝エカ
    ムの凹所へのスイツチレバーの落ち込み開始位置
    を規制する規制部材を設けて成る時報打ち機構。
JP9681182U 1982-06-28 1982-06-28 時報打ち機構 Granted JPS59991U (ja)

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JP9681182U JPS59991U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時報打ち機構

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JP9681182U JPS59991U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時報打ち機構

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Publication Number Publication Date
JPS59991U JPS59991U (ja) 1984-01-06
JPS6234312Y2 true JPS6234312Y2 (ja) 1987-09-01

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ID=30230553

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JP9681182U Granted JPS59991U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 時報打ち機構

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JP (1) JPS59991U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104268A (en) * 1976-02-27 1977-09-01 Matsushita Electric Works Ltd Watch
JPS5330934U (ja) * 1976-08-17 1978-03-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104268A (en) * 1976-02-27 1977-09-01 Matsushita Electric Works Ltd Watch
JPS5330934U (ja) * 1976-08-17 1978-03-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59991U (ja) 1984-01-06

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