JPS6233403A - 磁性粉末の製造方法 - Google Patents
磁性粉末の製造方法Info
- Publication number
- JPS6233403A JPS6233403A JP60172907A JP17290785A JPS6233403A JP S6233403 A JPS6233403 A JP S6233403A JP 60172907 A JP60172907 A JP 60172907A JP 17290785 A JP17290785 A JP 17290785A JP S6233403 A JPS6233403 A JP S6233403A
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- Japan
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- ferrite
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、高密度磁気記録媒体を製造するときに用いら
れる磁性粉末の製造方法に係り、特に六方晶系フェライ
トの高収率な組成の結晶化物から六方晶系フェライトを
抽出する際、粉砕した焼結体に硼酸または硼酸バリウム
などのガラス形成物質を混合して熱処理することにより
六方晶系フェライトの微粒子を分散性よく抽出する磁性
粉末の製造方法に関する。
れる磁性粉末の製造方法に係り、特に六方晶系フェライ
トの高収率な組成の結晶化物から六方晶系フェライトを
抽出する際、粉砕した焼結体に硼酸または硼酸バリウム
などのガラス形成物質を混合して熱処理することにより
六方晶系フェライトの微粒子を分散性よく抽出する磁性
粉末の製造方法に関する。
六方晶系フェライトの微粒子を用いて塗布法により垂直
磁気媒体を製造する場合、六方晶系フェライトは保磁力
が大きく記録時に磁気ヘッドが飽和するため、構成原子
の一部を特定の他の原子で置換することにより、その保
磁力を垂直磁気記録に適する値まで低減することが必要
である。また六方晶系フェライトの結晶粒径は０．０１
〜０．３Ｐの範囲に選択するのが望ましい。これは前記
結晶粒径が０．０！μ未満では磁気記録に要する強い磁
性を呈し得ず、０．３μを超えると高密度記録としての
垂直磁気記録を有利に行い難いためである。
磁気媒体を製造する場合、六方晶系フェライトは保磁力
が大きく記録時に磁気ヘッドが飽和するため、構成原子
の一部を特定の他の原子で置換することにより、その保
磁力を垂直磁気記録に適する値まで低減することが必要
である。また六方晶系フェライトの結晶粒径は０．０１
〜０．３Ｐの範囲に選択するのが望ましい。これは前記
結晶粒径が０．０！μ未満では磁気記録に要する強い磁
性を呈し得ず、０．３μを超えると高密度記録としての
垂直磁気記録を有利に行い難いためである。
上記のような条件に適合する磁性粉末を製造する方法は
、六方晶系フェライトの基本成分と保磁力低減のための
置換成分およびガラス形成物質とを混合し溶解させた後
、この溶解物を急速に冷却して得られる非晶質体を熱処
理することによって目的にかなったフェライト微粒子を
析出させ、希酸で処理しガラス形成物質を溶解除去して
、フエライト微粒子を分離、抽出するものである。
、六方晶系フェライトの基本成分と保磁力低減のための
置換成分およびガラス形成物質とを混合し溶解させた後
、この溶解物を急速に冷却して得られる非晶質体を熱処
理することによって目的にかなったフェライト微粒子を
析出させ、希酸で処理しガラス形成物質を溶解除去して
、フエライト微粒子を分離、抽出するものである。
しかしながら上記の磁性粉末の製造方法においては、六
方晶系フェライトの基本成分がガラス形成物質に対し重
量比で４０％を超えた場合、フェライト微粒子の相互間
隔が接近し、フレーク状非晶質体が熱処理後も形イ入変
化しないため、酸処理に有効な形状まで微粉化すること
が難しく、フェライト微粒子間に存在するガラス形成物
質は希酸の浸透による溶解が困難となり十分に除去され
ず、分散性のよい六方晶系フェライトを得ることができ
ない。
方晶系フェライトの基本成分がガラス形成物質に対し重
量比で４０％を超えた場合、フェライト微粒子の相互間
隔が接近し、フレーク状非晶質体が熱処理後も形イ入変
化しないため、酸処理に有効な形状まで微粉化すること
が難しく、フェライト微粒子間に存在するガラス形成物
質は希酸の浸透による溶解が困難となり十分に除去され
ず、分散性のよい六方晶系フェライトを得ることができ
ない。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、六方晶系
フェライトおよびガラス形成物質とを含む非晶質体を熱
処理して得られた焼結体に、ガラス形成物質を浸透させ
再熱処理することにより、六方晶系フェライトの微粒子
を分散性よく抽出する磁性粉末の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
フェライトおよびガラス形成物質とを含む非晶質体を熱
処理して得られた焼結体に、ガラス形成物質を浸透させ
再熱処理することにより、六方晶系フェライトの微粒子
を分散性よく抽出する磁性粉末の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、前記焼結体に硼
酸または硼酸バリウムなどのガラス形成物質を混合させ
て再熱処理するものである。すなわち、六方晶系フェラ
イトの基本成分と保磁力低減のための置換成分およびガ
ラス形成物質とを混合し、溶解させ急速冷却して得られ
る非晶質体を熱処理して結晶化させた後、ガラス形成物
質を混合し再び熱処理して希酸で処理し、ガラス形成物
質を溶解除去して六方晶系フェライトの微粒子を抽出す
る磁性粉末の製造方法である。
酸または硼酸バリウムなどのガラス形成物質を混合させ
て再熱処理するものである。すなわち、六方晶系フェラ
イトの基本成分と保磁力低減のための置換成分およびガ
ラス形成物質とを混合し、溶解させ急速冷却して得られ
る非晶質体を熱処理して結晶化させた後、ガラス形成物
質を混合し再び熱処理して希酸で処理し、ガラス形成物
質を溶解除去して六方晶系フェライトの微粒子を抽出す
る磁性粉末の製造方法である。
本発明の詳細を実施例により説明する。
磁性結晶体たとえばマグネトブランバイト型バリウムフ
ェライトを、磁気記録媒体用磁性粉末に要求される保磁
力とするために、バリウムフェライト中のＦｅ３′＋イ
オンの一部をＣｏ２＋、Ｔｉ４＋イオンで置換してＢａ
Ｆｅ １０．４ Ｔｉ ｏ、ａ Ｃｏ ｏ、ａ○菫９と
する。バリウムフェライトのフェライト成分Ｆｅ２Ｏ３
と、保磁力低減のための置換成分子ｉＯｚ、 Ｃｏｏと
、ガラス形成の成分Ｂａｄ、 Ｂ２Ｏ３とを、重量百分
率で８２０３２４．５％Ｂａ０３２％、Ｆｅｚｅｓ
３３．２６％、ＴｉＯ２５，Ｈ％、Ｃｏｏ５．１２％の
組成比となるように、Ｈ３ＢＯ３、ＢａＣＯ５、Ｆｅ２
Ｏ３、Ｔｉ ０２、Ｃｏｏの各原料を秤量し、これらを
充分に混合して１３５０℃に加熱溶解後、この溶解物を
直径２０１、回転数５０Ｏｒｐｍ、線圧５トンの水冷双
ロール上に注いで急冷し非晶質体を作製する。
ェライトを、磁気記録媒体用磁性粉末に要求される保磁
力とするために、バリウムフェライト中のＦｅ３′＋イ
オンの一部をＣｏ２＋、Ｔｉ４＋イオンで置換してＢａ
Ｆｅ １０．４ Ｔｉ ｏ、ａ Ｃｏ ｏ、ａ○菫９と
する。バリウムフェライトのフェライト成分Ｆｅ２Ｏ３
と、保磁力低減のための置換成分子ｉＯｚ、 Ｃｏｏと
、ガラス形成の成分Ｂａｄ、 Ｂ２Ｏ３とを、重量百分
率で８２０３２４．５％Ｂａ０３２％、Ｆｅｚｅｓ
３３．２６％、ＴｉＯ２５，Ｈ％、Ｃｏｏ５．１２％の
組成比となるように、Ｈ３ＢＯ３、ＢａＣＯ５、Ｆｅ２
Ｏ３、Ｔｉ ０２、Ｃｏｏの各原料を秤量し、これらを
充分に混合して１３５０℃に加熱溶解後、この溶解物を
直径２０１、回転数５０Ｏｒｐｍ、線圧５トンの水冷双
ロール上に注いで急冷し非晶質体を作製する。
この非晶質体を所定の容器に充填し、電気炉内に収容し
て適切な温度条件のもとて結晶化させる。
て適切な温度条件のもとて結晶化させる。
生成された焼結体は、１００メツシユ程度に微粉砕した
後、硼酸（Ｈ３ＢＯ３またはＢ２０３） と重量比で
１：０．５乃至１：５の割合で混合し、再び１００〜３
００℃で１〜２時間熱処理する。熱処理物は再粉砕後１
（ｌ酢酸溶液にてガラス形成物質のＢａ Ｂ２Ｏ３相を
溶解除去する。この際、液温は８０℃以上、粉砕物は２
０重量％とじ、２ Ｗ／ＣＣ程度の超音波振動を与える
。この酢酸溶液にて処理後、水洗を繰り返し行い、液の
Ｐ、Ｈが６以上で終了する。このようにして得られたバ
リウムフェライトの微粒子はきわめて分散性がよいもの
である。
後、硼酸（Ｈ３ＢＯ３またはＢ２０３） と重量比で
１：０．５乃至１：５の割合で混合し、再び１００〜３
００℃で１〜２時間熱処理する。熱処理物は再粉砕後１
（ｌ酢酸溶液にてガラス形成物質のＢａ Ｂ２Ｏ３相を
溶解除去する。この際、液温は８０℃以上、粉砕物は２
０重量％とじ、２ Ｗ／ＣＣ程度の超音波振動を与える
。この酢酸溶液にて処理後、水洗を繰り返し行い、液の
Ｐ、Ｈが６以上で終了する。このようにして得られたバ
リウムフェライトの微粒子はきわめて分散性がよいもの
である。
六方晶系フェライトの基本成分がガラス形成物質に対し
重量比で４０％を超えると、フェライト微粒子の間隔が
接近するため、微粒子間に存在するガラス形成物質を除
去することが困難となるが、上記実施例のように、焼結
体にＨ３ＢＯ２を過剰に添加し、混合した後熱処理する
ことにより、Ｈ２ＢＯ３とガラス形成物質（Ｂａ○１Ｂ
２０３）は固相あるいは液相で反応すると同時に、バリ
ウムフェライト微粒子間にその粒子間隔を広げるのに十
分な、過剰の水溶性の固相が析出するため、酸処理およ
び水洗の効果が促進され、バリウムフェライト微粒子の
分散性が向上する。
重量比で４０％を超えると、フェライト微粒子の間隔が
接近するため、微粒子間に存在するガラス形成物質を除
去することが困難となるが、上記実施例のように、焼結
体にＨ３ＢＯ２を過剰に添加し、混合した後熱処理する
ことにより、Ｈ２ＢＯ３とガラス形成物質（Ｂａ○１Ｂ
２０３）は固相あるいは液相で反応すると同時に、バリ
ウムフェライト微粒子間にその粒子間隔を広げるのに十
分な、過剰の水溶性の固相が析出するため、酸処理およ
び水洗の効果が促進され、バリウムフェライト微粒子の
分散性が向上する。
次に本発明の方法による実施例と従来の方法による比較
例との特性を表に示す。表中、磁性粉凝集１μ以上粒は
でき上った磁性粉末の凝集した粒径１〃以上ある粒子の
範囲を、示し、保磁力、飽和磁化はでき上った磁性粉末
の値を示す。また、媒体角型比はこれらの磁性粉末を使
用した記録媒体の角型比である。
例との特性を表に示す。表中、磁性粉凝集１μ以上粒は
でき上った磁性粉末の凝集した粒径１〃以上ある粒子の
範囲を、示し、保磁力、飽和磁化はでき上った磁性粉末
の値を示す。また、媒体角型比はこれらの磁性粉末を使
用した記録媒体の角型比である。
（以 下 余 白）
上記実施例のようなりａ○−Ｂ２０３ Ｆｅ２ｅ３Ｔ
ｉＯ２Ｃｏ○の多成分系の非晶質体から、熱処理により
２相の成分を共晶させ、片方のフラックスとしての成分
を溶剤でとかして目的とする他方の成分を抽出する際、
フラックスとしての成分が少なく抽出が難しい場合、フ
ラックスの成分およびフラックス中に含まれる低融点化
合物を共晶体に加え、１００〜３００℃の低温で熱処理
することにより、目的の成分の抽出が容易となり、分散
性が向上するものである。
ｉＯ２Ｃｏ○の多成分系の非晶質体から、熱処理により
２相の成分を共晶させ、片方のフラックスとしての成分
を溶剤でとかして目的とする他方の成分を抽出する際、
フラックスとしての成分が少なく抽出が難しい場合、フ
ラックスの成分およびフラックス中に含まれる低融点化
合物を共晶体に加え、１００〜３００℃の低温で熱処理
することにより、目的の成分の抽出が容易となり、分散
性が向上するものである。
上記実施例では、焼結体の粉砕物に硼酸を添加したが、
硼酸バリウム（ＢａＯ−８２０３）を添加しても同様の
効果が得られる。
硼酸バリウム（ＢａＯ−８２０３）を添加しても同様の
効果が得られる。
以上のように本発明は、六方晶系フェライトおよびガラ
ス形成物質とを含む非晶質体を熱処理して結晶化させた
後、硼酸または硼酸バリウムなどのガラス形成物質を混
合させ再び熱処理して希酸で処理し、六方晶系フェライ
トの微粒子を抽出する磁性粉末の製造方法であり、焼結
体内のガラス相中に添加された硼酸または硼酸バリウム
などのガラス形成物質は、熱処理により分散、反応して
新たな水溶性のガラス形成物を析出すると同時に、この
ガラス形成物によりバリウムフェライト粒子間の間隔が
大きくなるため、酸処理および水洗の効果が促進され、
分散性のよい磁性粉末が得られるものである。
ス形成物質とを含む非晶質体を熱処理して結晶化させた
後、硼酸または硼酸バリウムなどのガラス形成物質を混
合させ再び熱処理して希酸で処理し、六方晶系フェライ
トの微粒子を抽出する磁性粉末の製造方法であり、焼結
体内のガラス相中に添加された硼酸または硼酸バリウム
などのガラス形成物質は、熱処理により分散、反応して
新たな水溶性のガラス形成物を析出すると同時に、この
ガラス形成物によりバリウムフェライト粒子間の間隔が
大きくなるため、酸処理および水洗の効果が促進され、
分散性のよい磁性粉末が得られるものである。
Claims (1)
- 六方晶系フェライトの基本成分と保磁力低減のための
置換成分およびガラス形成物質とを混合し、溶解させた
後急速冷却して得られる非晶質体を熱処理して結晶化さ
せた後、ガラス形成物質を混合し再び熱処理して希酸で
処理し、ガラス形成物質を溶解除去して六方晶系フェラ
イトの微粒子を抽出する磁性粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60172907A JPS6233403A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 磁性粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60172907A JPS6233403A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 磁性粉末の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6233403A true JPS6233403A (ja) | 1987-02-13 |
Family
ID=15950552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60172907A Pending JPS6233403A (ja) | 1985-08-06 | 1985-08-06 | 磁性粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6233403A (ja) |
-
1985
- 1985-08-06 JP JP60172907A patent/JPS6233403A/ja active Pending
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