JPS6230621A - 二酸化マンガンの製造方法 - Google Patents

二酸化マンガンの製造方法

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JPS6230621A
JPS6230621A JP60170888A JP17088885A JPS6230621A JP S6230621 A JPS6230621 A JP S6230621A JP 60170888 A JP60170888 A JP 60170888A JP 17088885 A JP17088885 A JP 17088885A JP S6230621 A JPS6230621 A JP S6230621A
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manganese dioxide
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type manganese
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Kazuaki Yamamura
山村 和昭
Ryohei Ishikawa
石川 遼平
Yutaka Tsukuda
築田 裕
Hiroshi Ochiai
弘 落合
Masami Aimi
相見 政巳
Masanori Niiyama
正徳 新山
Takahiro Miyashita
孝洋 宮下
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Chuo Denki Kogyo Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/48Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides
    • H01M4/50Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic oxides or hydroxides of manganese
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二酸化マンガンの製造方法に関する。
更に詳しくは、マンガン酸化物をアルカリ溶液中にて、
酸化性ガスを吹きこむことによって酸化してδ−型二酸
化マンガンバーネサイト)を得、史に酸処理を施すこと
によってマンガン乾電池用に適したr−型二酸化マンガ
ン(エンスータイト)を製造する化学的方法に関する。
従来の技術 乾電池の陽極活性物質などに用いられる二酸化マンガン
は高い純度と活性を有していなければならず、従来より
、このような要求を満たすものとして電解法による二酸
化マンガンが用いられてきた。しかしながら、電解二酸
化マンガンは高純度ではあるが、多量の電力を消費する
ためコストの点から好ましくない。そこで、化成二酸化
マンガン、すなわち、化学的処理により、電解二酸化マ
ンガンに匹敵する二酸化マンガンを得る方法が提案され
ている。例えば、特開昭53−88696号には、焙焼
後のマンガン鉱石を硝酸マンガンを含む硝酸溶液で処理
して活性化する乾電池用二酸化マンガンの製造方法が記
載されている。しかしながら、この方法は、不純物を多
量に含む焙焼後の鉱石をそのまま酸処理するものであり
、得られる製品中のM。0□の純度が低い(70〜80
%)点に右いて、乾電池用二酸化マンガンとしては未だ
不充分である。また、特開昭53−82697号には、
焙焼後の二酸化マンガン鉱石を硝酸で酸処理して活性化
するとともに、該酸処理に際して得られる硝酸マンガン
含有溶液を電解して二酸化マンガンとすることによりマ
ンガン成分の有効利用を意図した二酸化マンガンの製造
方法が記載されている。しかじなか・ら、この方法は、
電解に多量の電力を消費するため、得られる二酸化マン
ガンを結局高価格なものとしている。
以上のような鉱石を硝酸で処理して活性化する二酸化マ
ンガンの製造方法の他に、マンガン塩とアルカリとをア
ルカリ過剰下(高pH域)で反応させ、空気または酸素
を吹き込んで酸化させ、δ−型二酸化マンガンバーネサ
イト)を得、或は該δ−型二酸化マンガン更に硫酸若し
くは硝酸で酸化してT−型二酸化マンガン(エンスータ
イト)を得る方法が知られている(■大塚淳;「湿式法
におけるγ−MnO□の生成(第1報)」、電気化学、
益、 486−488  昭和32年5月15日発行お
よび■Grund Alfred、 Malessan
 Pierreのフランス特許第1.519.624号
)。
例えば、文献■には、7.5モルのNaOH293Il
に20℃で2ml/hrの速度で空気吹き込みを行い、
これに1.0モルの硫酸マンガンを5001t /hr
の速度で2時間添加してδ−型二酸化マンガン得、該δ
−型二酸化マンガン000Kgを70℃で、1.19モ
ルの硫酸2734 i中にて2時間酸処理を行うことに
よってγ−型二酸化マンガン製造する方法が記載されて
いる。
しかしながら、これらの従来法においては、過剰のアル
カリを必要とし、また最終的に溶液中に硫酸ナトリウム
等の塩を副生じ、これらの塩の有効利用が困難であり、
塩の副生のために後処理(精製)が必要となり、更には
、副生ずる塩の生成によって溶液のpHが緩衝され、反
応溶液を任意のpHに設定することが困難であり、液相
反応であるため反応ボリュームが大きい等の欠点を有し
ている。また、以上の欠点のために結局、製品としての
δ−型二酸化マンガン製造コストを高価なものとしてい
た。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明はこのような従来法の状況に鑑みて、乾
電池用二酸化マンガンとして好適な高活性、高純度の二
酸化マンガンを新規な化学的処理により安価に得ること
のできる二酸化マンガンの製造方法を提供することを目
的とするものである。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明者等は前記目的を達成すべく種々検討、
研究した結果、マンガン塩とアルカリを反応させ02を
吹き込む従来の方法においては、出発物質として使用す
るMn5O,或はMn(NOa)z等のマンガン塩とア
ルカリの双方が溶液であるために塩が副生じ、該副生ず
る塩のために反応溶液を高pit域に維持することが困
難となると考えられるので、出発原料として固体の酸化
マンガンを使用し、アルカリを反応の媒体としてのみ作
用させることが上記目的を達成するうえで極めて有効で
あることを見出した。本発明はかかる新規知見に基づき
完成されたものである。
即ち、本発明の二酸化マンガンの製造方法は、アルカリ
溶液中の低次のマンガン酸化物に酸化性ガスを吹き込む
ことによって酸化してδ−型二酸化マンガン合成し、得
られたδ−型二酸化マンガン分離した後、酸処理を施し
てT−型二酸化マンガンとし、次いで該T−−二酸化マ
ンガンを重質化することを特徴とする。
本発明の方法において使用しうる出発原料としてのマン
ガン酸化物としてはMn”+或はMn3+のちのが好ま
しい。Mn4+のマンガン酸化物では、本発明の方法は
工業的スケールにおいてはほとんど反応しない。また金
属状のマンガン(0価)の場合には、その粒子表面が酸
化され、酸化皮膜が形成されるので反応は著しく遅くな
る。従って、14nO1Mn20:+、Mn30.、M
nOOHが好ましく、特にMn+(L、Mn00Hが好
ましい。というのは、MnOあるいはMnzOsはMr
++CLやMnOOHに比べて酸化反応速度が遅いから
である。このように本発明の方法においては出発原料た
るマンガン酸化物の種類を自由に選択できるという点も
本発明を実施するうえで有利な点である。これらマンガ
ン酸化物は単独テもしくは2種以上の混合物として使用
することができる。
また、出発原料としてのMn3O4は従来公知の各種方
法で製造することができる。例えば、マンガン塩溶液と
アルカリ溶液とを反応させ、02等の酸化剤で酸化する
方法或は高純度の金属マンガン若しくは酸化マンガン(
Mn OlMnzC)+、Mn0z等)を一般に100
0℃以上で大気焙焼してMn−0sとし、これを粉砕す
る方法が挙げられる。更に、MnSO4溶液等のマンガ
ン塩溶液に金属マンガン等を添加して02等によって酸
化させてMn30<を得ることもでき、この方法は本発
明の方法と同様に物質のロスがほとんど無く、エネルギ
ー的にも優位にあるので最も優れた方法であると言える
アルカリとしては、NaOH、KOHSNH4OH等を
使用することができる。
更に、酸化性ガスとしては02ガス、02添加空気ある
いは空気などを利用することができる。
本発明の方法におけるδ−型二酸化マンガン得る反応は
、例えば以下の反応式(I)或は(II)で表わされる
Mn30i  +  o2−〉 3  δ −MnO2
・・(I)4Mn00 H+ Oa       4 
 δ −MnOz+ 2 820   ”(II)上記
反応において反応速度を律している要因としてはマンガ
ン酸化物の粒度、溶液のflH,反応温度および吹き込
む酸素量が挙げられる。
まず原料マンガン酸化物の粒度に関しては、該マンガン
酸化物を溶液中で合成した場合には結晶の単位粒子は一
般に0.1〜10μであり本発明の方法の原料として問
題はない。炭酸マンガンを大気焙焼して得られたMna
O<の粒径とδ−型二酸化マンガン生成率との関係を第
1図に示した。このときの溶液温度は70℃、溶液のp
Hは13.0であった。
この結果から大気焙焼によって得られたMn、04では
粉砕により200メツシユ以下とすることによって本発
明の方法で十分な反応速度が得られることが明らかとな
った。また350メツシユ以下に粉砕することは製造コ
ストアップをもたらし適当ではない。従って本発明の方
法に供されるマンガン酸化物の粒度は200メツシユ以
下で十分である。
次に溶液のpHであるが、一般に溶液のpHは高い程、
酸化反応は促進されることが知られている。
溶液中でMnaO4を合成し、該MnaCLを原料とし
て使用°し、溶液温度70℃で反応を行った場合の溶液
pHとδ−MnO□の生成率との関係を示したのが第2
図である。この結果から溶液のpHは12以上であるこ
とが工業的に有利である。
また反応温度に関しては、一般に溶液の温度が高い程、
反応速度は大となる。しかし溶液中に溶解するPO2は
逆に低下する。そこで、溶液中でMn5(Lを合成し、
得られたMnaCLを原料として使用した場合のpH1
3,0における反応温度とδ−MnO□生成率との関係
を求めた。結果を第3図に示す。
この結果から本発明の方法に右ける反応は10℃〜11
0℃の範囲で可能であるが、60〜90℃の範囲の温度
が最適であることが明らかとなった。
また、吹き込む酸素量は必要量(当量)の少なくとも1
.3倍とすることが必要である。しかし、反応を十分に
促進するためには2.0倍程度とすることが望ましい。
更に反応を促進するためには溶液中に溶存する酸素量を
増加させることが重要である。このためにオートクレー
ブ等を使用して加圧下(02ガスの圧入)で反応を行う
ことは極めて有効な方法である。この場合、更に温度を
上げて反応を促進することが可能であり、0°〜150
℃で反応を行うことができる。また加圧下では60〜1
30℃が好ましい。
このようにして得られたδ−型二酸化マンガン酸処理に
よって、乾電池用に適したより活性なT−型二酸化マン
ガンに導く。酸処理において使用することのできる酸は
H2SO4、HNO3若しくはHCIのいずれであって
も良く、またこれらの酸の混合溶液であってもよい。酸
の必要量はδ−梨型二酸化マンガン中含まれるアルカリ
、低酸化度のマンガン相当分で十分であるが、反応を促
進し、かつ安定してT−型二酸化マンガンを得るために
はδ−型二酸化マンガン対して0.5モル当量以上使用
することが好ましい。また酸処理の反応温度は60度以
上が反応促進のためには好ましく、反応時間は30分以
上が好ましい。
かくして得られたδ−型二酸化マンガン次いで重質化す
る。二酸化マンガンを重質化することにより、乾電池の
陽極活性物質として好適な高密度、すなわち、単位容積
当たりの充填性の優れた二酸化マンガンが得られる。
重質化処理としては、当該分野で知られているような化
学的手法によるものも適用可能であるが、本発明の酸処
理後の二酸化マンガンは簡単な物理的手法により重質化
することが有利である。すなわち、該二酸化マンガンを
粉末状態で0.25〜20トン/Ca!圧力下で、例え
ばロールプレスにより平板状に圧縮成型した後、成形後
の二酸化マンガンを所望の粒度(例えば−100メッシ
、)に調整する。
このようにロールプレスにより平板状に圧縮成型すると
、二酸化マンガンが均質に重質化される。
かくして、酸処理によって得られるr  MnO2を主
成分とする二酸化マンガンは、乾電池に使用されたとき
に単位容積当たりの充填性が非常に高く(タップ密度1
.6〜2.3g /c++f) 、放電特性の優れたも
のとなる。
プレス圧が0.25 )ン以下では電池としたとき、満
足できる密度と充填量が得られず、プレス圧が20トン
以上ではコスト高となり不都合である。
作用 従来法ではマンガン塩溶液とアルカリ溶液とを直接反応
させる液相反応によりδ−型二酸化マンガン得ていたの
で、反応系のボリュームが大きく、また溶液を高PH域
に維持するには多量のアルカリを必要とし、また塩の副
生を避けることができなかった。
しかしながら、本発明の方法においては、原料として固
体のマンガン酸化物を使用し、固液不均一反応系を利用
するので、アルカリは単に反応媒体としてのみ働くこと
となる。即ち、アルカリは固体に付着して持ち去られる
分及びδ−MnO□合成時に結晶構造内に一部取り込ま
れる分だけがロスとなるので、このロスとなる量のアル
カリを補給することによって連続して反応を行うことが
できる。また、塩が副生じないので、溶液pHを常に高
域かつ所定の値に維持することが可能である。
また、従来の特開昭53−88696号或は特開昭53
−82697号に見られるような鉱石の活性化による二
酸化マンガンの製造方法は、次式(III)若しくは(
rV)に示されるように、マンガンの歩留りが約A以下
となり、その結果生産性が著しく低いので、コスト的に
不利なものとなっていた。
Mnz03+H2S04−→ MnO2+Mn5O+ +820   ” (III)
Mn3CL+2H2SO4−−→ unOz+2Mn5o4+2H20−(IV)しかしな
がら本発明の方法においては、前記した式(I)若しく
は(n)に示されるように、原料となるマンガン酸化物
の全量をMnO□まで酸化させることができるため、歩
留りが極めて良好であり、製造コストの低減にとって極
めて有利な方法である。
実施例 以下に本発明の方法を実施例に基づき更に具体的に説明
するが、本発明の範囲はこれら実施例により同等制限さ
れない。
実施例1 !、In50.溶液に金属マンガン粉末を添加して攪拌
し、0□をバブリングして溶液中でMnaO<を酸化生
成させた。咳!Jn3(Lをボールミルで粉砕して、マ
ンガン純度71.5%、平均粒径1μmのMn3O4を
得た。
かくして得られたMn3CL 500gを、20!の反
応容器に入れた10IlのNaOH溶液(pH13,0
以上)に加えた。反応溶液を75℃に加熱し、回転数3
0Orpmで攪拌しながら、大気圧下で空気を1β/分
の速度で50時間吹き込んだ。反応生成物をX線回折に
より分析したところ、反応生成物はδ−Mnoaで、未
反応のMn3(Lは5%以下であった。また、生成物の
純度はMn57.0%、MnO279,3%、Na2J
%、付着水2.4%、結晶水2.6%で他の不純物元素
は各々0.1%以下であった。
この結果、および実施例2から実施例6までの試験方法
並びに結果を第1表に示す。
実施例7 実施例1によって合成したδ−型二酸化マンガンマンガ
ン純度57.0%、平均粒子径2.5μm)300gを
、LHの反応容器中に入れた51の3N−H2SO,中
に加えた。大気圧下、95℃で30Orpmの回転速度
で攪拌しながら30分間反応を行わせた。
得られたT−型二酸化マンガンの純度はMn59.4%
、Mn0.91.5%、付着水2.5%、結晶水2.9
%およびその他の不純物元素は各々0.10%以下であ
った。
またマンガンの歩留りは82%であった。
なお、第4図は本発明の方法によって得られたδ−Mn
O2およびr−MnO□のX線回折チャートを例示した
ものである。
実施例8 本発明の方法によって得られたδ−型二酸化マンガンよ
びγ−型二酸化マンガン夫々組み込んだ単一型の乾電池
を製造し、市販の電解二酸化マンガンを使用した単一型
電池と放電性能を比較した。10オーム連続放電した際
の結果を第5図に示す。図から明らかなように、本発明
の方法によるδ−型二酸化マンガンよびγ−型二酸化マ
ンガン使用した電池は、高純度の電解二酸化マンガン使
用電池に匹敵する性能を有しており、特にr−型二酸化
マンガンを使用した電池は、持続時間を延長する効果が
あった。
発明の効果 以上詳しく述べたように、本発明の方法によれば、高P
H域でのδ−型二酸化マンガン合成が可能となり、従っ
て酸化度が高く、該δ−型二酸化マンガンら製造される
T−型二酸化マンガンは電池用活物質としての性能が極
めて良好である。
更に、本発明の方法によれば、電解二酸化マンガンのよ
うに多量の電力を消費せず、また従来の化学的方法に比
べて大量のアルカリを供給する必要がなく、塩も副生じ
ないので、塩の処理に要する費用、手間を省くことがで
き、反応ボリュームも小さくすることができ、更にはマ
ンガンの歩留りも極めて良いので製造コストを大幅に節
減することが可能となる。
以上により、本発明の方法はマンガン乾電池用二酸化マ
ンガンの製造方法として工業的に極めて有用な方法であ
ると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Mn。04粒径とδ−Mn02の生成率との
関係を示す図であり、 第2図は、溶液pHとδ−MnO□の生成率との関係を
示す図であり、 第3図は、反応温度とδ−Mn02の生成率との関係を
示す図であり、 第4図は、本発明の方法によって得られたδ−MnO2
−J3よびr−Mn02のX線回折チャートを例示する
図であって、そのうち■−1は本発明の方法によって得
られたδ−Mn02(δ−MnO,の生成率は70%で
一部%n3CLが残存している)の、■−2は本発明の
方法によって得られたδ−Mn02(δ−MnO2の生
成率は約100%)の、■−1は■−1のδ−MnO□
を酸処理して得られたr−MnO□の、モして■−2は
■−2のδ−MnO2を酸処理して(尋られたr  M
nO2の夫々X線回折チャートであり、 第5図は、本発明の方法によって7%られたδ−−二酸
化マンガンおよびγ−型二酸化マンガン組み込んだ電池
と、市販の電解二酸化マンガン使用電池との性能を比較
する図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルカリ溶液中の低次のマンガン酸化物に、酸化
    性ガスを吹き込むことにより酸化してδ−型二酸化マン
    ガンを合成し、得られたδ−型二酸化マンガンを分離し
    た後、酸処理を施してγ−型二酸化マンガンとし、次い
    で該γ−型酸化ンガンを重質化することを特徴とする二
    酸化マンガンの製造方法。
  2. (2)前記アルカリ溶液のpHが少なくとも12である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)上記マンガン酸化物がMnO、Mn_2O_3、
    Mn_3O_4およびMnOOHからなる群から選ばれ
    る少なくとも1種である特許請求の範囲第2項記載の方
    法。
  4. (4)上記マンガン酸化物がMn_3O_4、MnOO
    Hまたはこれらの混合物であることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項記載の方法。
  5. (5)上記マンガン酸化物の粒径が200メッシュ以下
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第4
    項のいずれか1項に記載の方法。
  6. (6)上記アルカリ溶液がNaOH、KOHまたはNH
    _4OH溶液である特許請求の範囲第2項乃至第5項の
    いずれか1項に記載の方法。
  7. (7)上記δ−型二酸化マンガンの酸処理をH_2SO
    _4、HNO_3およびHClのいずれか1種以上の酸
    を用いて行うことを特徴とする特許請求の範囲第2項乃
    至第6項のいずれか1項に記載の方法。
  8. (8)上記重質化が、合成された二酸化マンガン粉末を
    0.25〜20トン/cm^2の圧力下において加圧圧
    縮し、次いで所望の粒度に粉砕することにより行うこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第7項のいずれ
    か1項に記載の方法。
  9. (9)上記酸化性ガスの吹込み反応を10〜110℃の
    温度で行うことを特徴とする特許請求の範囲第2項乃至
    第8項のいずれか1項に記載の方法。
  10. (10)上記酸化性ガスの吹込みを少なくとも必要量の
    1.3倍の酸素量を吹込むことによって行うことを特徴
    とする特許請求の範囲第2項乃至第9項のいずれか1項
    に記載の方法。
  11. (11)上記酸化性ガスの吹込みを加圧下で行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第2項乃至第8項のいずれか
    1項に記載の方法。
  12. (12)上記酸化性ガスの吹込みを0〜150℃の温度
    で行うことを特徴とする特許請求の範囲第11項に記載
    の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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