JP3707744B2 - リチウム複合酸化物の製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、リチウム複合酸化物、特にリチウム二次電池用のエネルギー密度の優れる正極活物質として有用なリチウム複合酸化物の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、民生用電子機器のポータブル化、コードレス化が急速に進むに従い、小型電子機器の電源としてリチウム二次電池が実用化されはじめている。このリチウム二次電池については、1980年に水島等によりコバルト酸リチウムがリチウム二次電池の正極活物質として有用であるとの報告(「マテリアル リサーチブレイン」vol 115,783〜789頁(1980年))がなされて以来、リチウム系複合酸化物に関する研究開発が活発に進められており、これまでに多くの提案がなされている。
【0003】
それらは、例えば、Li1-a NiO2 (但し、0≦a≦1)(米国特許第4302518号明細書)、Lib Ni2-b O2 及びLiNi1-d Cod O2 (但し、0.84≦b≦1.22、0.09≦d≦0.5)(特開平2−40861号公報)、Lin Nim Co1-m O2 (但し、0<m≦0.75、n≦1)(特開昭63−299056号公報)などのリチウムと遷移金属を主体とする複合酸化物が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の化合物において、コバルト酸リチウムは合成が比較的容易なため、最も早くから検討されてきたが、原料のコバルトが希産で高価な上、0.7電子以上充電すると結晶性の低下や電解液の分解が生じるため大容量化には適さないといった欠点がある。
【0005】
一方、LiNiO2 はコバルト酸リチウムに比べて安価であるといった有利な点はあるが、結晶中に欠陥を生じやすく、そのため容量特性はコバルト系に劣ると考えられていた。
【0006】
従って、できるだけ化学量論的比に近いLiNiO2 およびニッケル(Ni)の一部を他の遷移金属で置換したリチウム複合酸化物やその合成法が検討されているが、未だ結晶特性と電池特性の関係の解明や工業的な製造方法が見つけられていないのが現状である。
【0007】
本発明者らは、上記の現状に着目して、化合物中の結晶中に欠陥を生じないリチウム複合酸化物およびその製造方法について鋭意研究を重ねたところ、3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度が、リチウム二次電池の正極活物質として使用した場合、放電容量および放電保持率に優れる高エネルギー密度を与えるなどの電池特性と関係が強いことを知見し本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、リチウム,ニッケルおよび遷移金属元素の原子比が各々x,1−yおよびy(但し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)からなるリチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリチウム複合酸化物前駆体原料を、燃焼雰囲気の昇温速度1℃/min以上で焼成を行い、次いで大気中または液体窒素中で冷却することを特徴とする下記の一般式(I)
【0011】
【化4】
(式中、MeはCo、Fe、Mn、Cr、V、Tiより選ばれる1種以上の遷移金属元素、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)
で表されるリチウム複合酸化物からなり、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で、かつ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であるリチウム複合酸化物の製造方法に係わるものである。
【0014】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係るリチウム複合酸化物は、下記の一般式(I)
【0015】
【化5】
(式中、MeはCo、Fe、Mn、Cr、V、Tiより選ばれる1種以上の遷移金属元素、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)
で表されるリチウム複合酸化物において、(i)X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で、かつ(ii)六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であることを構成上の特徴とする。
【0016】
なお、X線回折によるリートベルト解析法とは、文献「粉末X線回折による材料分析」(108〜122頁、1993年6月1日、株式会社講談社サイエンティフィク発行)などに記載されている方法であり、粉末X線回折の全パタ−ンデータの格子定数や構造パラメーター等の関数を精密化し、解析を行なうものである。
リートベルト解析法の手順は後述の表1の評価方法に示す通りである。
【0017】
本発明に係るリチウム複合酸化物の一つの特徴は、上記のとおり、▲1▼X線回折によるリートベルト解析法による該リチウム複合酸化物中の3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上、好ましくは95〜100%の量含有するものであり、リチウム複合酸化物中の結晶欠陥が殆どないものである。3aサイトに占めるリチウム含有率が90%未満では、リチウム複合酸化物の3aサイト面にLi以外のNi等の他の金属イオンが混入してくるために、結晶構造に不規則配列を生じる傾向を示し、結晶欠陥が発生するようになる。
【0018】
また、本発明に係るリチウム複合酸化物は、▲2▼六方晶の層状化合物中の空間群R−3mに属する上記のリチウム複合酸化物の純度が90%以上、好ましくは97〜100%であることが望ましく、純度が90%未満では、立方晶等の他の結晶群や未反応の原料が多くなる。
【0019】
本発明に係るリチウム複合酸化物が、上記の様に、3aサイトに占めるリチウム含有率が90%未満の場合、および空間群R−3mに属するリチウム複合酸化物の純度が90%未満の場合のいずれにおいても、上記の欠陥が生じるために、リチウム複合酸化物をリチウム二次電池の正極活物質に適用すると、放電容量および放電保持率が低くなるために好ましない。
【0020】
また、本発明に係るリチウム複合酸化物は、▲1▼X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率と、▲2▼六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度との積が85%以上であることが、特にリチウム二次電池正極活物質として好ましい。
【0021】
本発明に係るリチウム複合酸化物は、上記の一般式(I)で示され、上記の▲1▼および▲2▼の特性を有する。したがって、本発明のリチウム複合酸化物は、上記の▲1▼,▲2▼の2つの特性を有するニッケル酸リチウムである場合は勿論のこと、またニッケル酸リチウムの結晶構造中のニッケル(Ni)の一部を遷移金属元素で置換した化合物、例えばコバルト(Co)イオン、鉄(Fe)イオン、マンガン(Mn)イオン、クロム(Cr)イオン、バナジウム(V)イオン、チタン(Ti)イオンより選ばれる1種以上の遷移金属元素で置換した置換体であってもよく、この置換体はリチウムイオンのインターカレーション、デインターカレーション反応をより円滑に、より高い電位範囲で行なうことができる。
【0022】
次に、本発明のリチウム複合酸化物の製造方法について説明する。
本発明に係るリチウム複合酸化物の製造方法は、リチウム,ニッケルおよび遷移金属元素の原子比が各々x,1−yおよびy(但し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)からなるリチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリチウム複合酸化物前駆体原料を昇温速度1℃/min以上で焼成を行い、次いで冷却することにより、前記一般式(I)で表されるリチウム複合酸化物を製造する方法である。
【0023】
出発原料のリチウム複合酸化物前駆体として使用するリチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩は、水媒体に溶解するものであれば何れのものでもよいが、例えばそれぞれの金属の酸化物、水酸化物、硝酸塩および有機酸塩などが挙げられる。特に、ニッケル塩および遷移金属塩は、シュウ酸塩、酢酸塩などの有機酸塩が好ましい。
【0024】
また本発明で使用する原料は、いずれにおいても製造履歴は問わないが、可及的に不純物含有量が少ないものを選定することが好ましい。
【0025】
本発明のリチウム複合酸化物の製造方法の一例を示すと、所定量のニッケル塩またはニッケル塩と遷移金属塩を水媒体に溶解させ、次いで撹拌下にシュウ酸等の有機酸を添加してニッケル又はニッケルおよび遷移金属の有機酸塩を反応沈澱させる。反応温度は、通常室温でよいが必要に応じて加温しても良い。反応時間は0.5時間以上であればよい。ニッケル塩又はニッケル塩および他の遷移金属塩の濃度は、特に制限されるものではないが、5〜20wt%の範囲が好ましい。ニッケル塩および他の遷移金属塩と有機酸のモル比は1〜1.5、好ましくは1〜1.1である。
【0026】
反応における攪拌操作は、通常攪拌、高速攪拌、あるいは強力剪断力が作用するホモジナイザー、コロイドミル等により行われる。
【0027】
反応により生成した沈澱(粒子)を常法により分離、乾燥する。次に、この粒子に所定量のリチウム塩を添加混合し焼成する。リチウム塩は酸化物、水酸化物、炭酸化物でもよいが、好ましくは酸化物、水酸化物である。
【0028】
リチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩の配合比は、リチウム(Li),ニッケル(Ni)および遷移金属元素(Me)の原子比が各々x(Li),1−y(Ni)およびy(Me)(但し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)からなる様に選択される。
【0029】
焼成の昇温速度は、速いほうがよいが通常1℃/min以上、好ましくは3℃/min以上に設定するのがよい。
焼成雰囲気は、大気中でも酸素雰囲気中でもよいが、好ましくは酸素雰囲気中である。
【0030】
また、焼成は多段階焼成で行なうのが好ましく、有機酸や原料中に含まれる水分が消失する約200〜450℃の範囲でゆっくり焼成した後、さらに750〜900℃付近まで急速に昇温し焼成するのが好ましい。
【0031】
特に、原料として水酸化リチウムを使用した場合は、原料中の水分を消失させると同時に、焼成雰囲気内を乾燥させ、更に水分消失後の昇温速度を早くすることによって水酸化リチウムの炭酸化を防ぎ反応性を高めることができる。
【0032】
該化合物の焼成後の冷却は、通常は炉内で除々に焼却するが、好ましくは空気中で放冷するのがよく、さらには液体窒素中で急冷すると、純度の良い本発明のリチウム複合酸化物が得られる。
【0033】
また、本発明の他のリチウム複合酸化物の製造方法として、(a)ニッケル塩およびリチウム塩、または(b)ニッケル塩、遷移金属塩およびリチウム塩を、リチウム(Li),ニッケル(Ni)および遷移金属元素(Me)の原子比が各々x(Li),1−y(Ni)およびy(Me)(但し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)になるように秤量し均一に混合した混合物を、上記と同様の方法で焼成し、焼成後、冷却する方法が挙げられる。
【0034】
また、上記の(a)ニッケル塩およびリチウム塩、または(b)ニッケル塩、遷移金属塩およびリチウム塩の各塩を均一に混合して加圧成形して成形体を作製し、この成形体を上記と同様の方法で焼成し、焼成後、冷却する方法でもよい。この様に加圧成形して焼成すると、使用する原料の反応性が高まり、リチウム欠損の低いリチウム複合酸化物を得ることができる。
【0035】
上記の方法により製造されるリチウム複合酸化物は、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で結晶中の欠陥が極めて少なく、且つ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度が90%以上である不純物の少ない化合物が得られる。
【0036】
また、上記の方法により得られた本発明のリチウム複合酸化物は、リチウム二次電池正極活物質として有用である。
また、本発明のリチウム複合酸化物を主成分として含有するリチウム二次電池正極活物質で導電性基板を被覆してリチウム二次電池用正極板を得ることができ、さらにその正極板を用いることによりリチウム二次電池を提供することができる。
【0037】
次に、本発明に係るリチウム二次電池の基本的な構成の一例を示す。
上記のようにして製造したリチウム複合化合物を主成分として、黒鉛粉末、ポリフッ化ビニリデンなどを混合加工して正極剤(リチウム二次電池正極活物質)とし、これを有機溶媒に分散させて混練ペーストを調製する。該混練ペーストをアルミ箔などの導電性基板に塗布した後、乾燥し、加圧して適宜の形状に切断して正極板を得る。
【0038】
この正極板を用いて、リチウム二次電池を構成する各部材を積層してリチウム二次電池を製作する。図1は、本発明のリチウム複合酸化物を用いた正極板を使用したリチウム二次電池を示す概略図である。同図1において、1はセパレータ、2は負極、3は正極、4は集電板、5は取り付け金具、6は外部端子、7は電解液である。負極、集電板、取付け金具、外部端子、電解液等は通常のリチウム二次電池に使用されているものを用いることができる。
【0039】
【作用】
従来、リチウム二次電池用正極活物質に用いられるニッケル酸リチウムは量論比とおりの合成は難しく、その結果、得られるニッケル酸リチウムは3aサイトのリチウム含有率が小さく、リチウムの欠損が大きいことにより電池性能に悪影響を及ぼしていた。
【0040】
また、NiイオンはNi3+で不安定であるために合成したリチウム複合酸化物は、立方晶(空間群Fd−3m)に属する構造を有したり、末反応原料を含みやすかった。
【0041】
すなわち、通常、Lix NiO2 の化合物は、立方晶と六方晶の結晶形態をとるが、リチウム二次電池の正極活物質としては六方晶の層状化合物(空間群R−3m)が円滑にリチウムイオンのインターカレーション・デインターカレーション反応を生じることから、好ましく用いることができる。
【0042】
本発明の方法により得られるリチウム複合酸化物は、結晶中の欠陥が少ない極めて化学量論的な化合物が得られる。かかる化合物中の結晶中の欠陥は、X線回折によリートベルト解析法により確認できるが、それは結晶構造中の3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上、六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であり、例えばリチウム二次電池の正極活物質として使用する場合、放電容量に優れ、および放電保持率に優れた高エネルギー密度を有するものである。
【0043】
【実施例】
以下に、本発明にかかる実施例を詳細に説明する。
【0044】
実施例1
コバルトとニッケルの原子比が1:1になるように水酸化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に分散させ、酸で溶解したのちシュウ酸を滴下してコバルト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ酸塩は水洗・乾燥した後、シュウ酸塩中のコバルトとニッケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0045】
さらに、この混合物を350℃で仮焼したのち、750℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、その後800℃まで1℃/minで昇温して、800℃で10時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0046】
図1は得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0047】
実施例2
コバルトとニッケルの原子比が3:7になるように水酸化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に分散させ、酸で溶解したのち、シュウ酸を滴下してコバルト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ酸塩は水洗・乾燥した後、シュウ酸塩のコバルトとニッケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0048】
さらに、この混合物を350℃で仮焼したのち、700℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、その後780まで1℃/minで昇温して、780℃で10時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0049】
図2は得られたリチウム複合酸化物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回折パタ−ンを示す図である。
【0050】
得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0051】
実施例3
ニッケルとコバルトとリチウムの原子比が0.8:0.2:1.03になるように、水酸化ニッケルと水酸化コバルトと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で700℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、770℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0052】
図3は得られたリチウム複合酸化物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回折パタ−ンを示す図である。
【0053】
得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0054】
実施例4
ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるように水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し均一に混合した。この混合物を2t/cm2 の圧力によりプレス成形して成形体を作製した。この成形体を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で700℃まで4℃/minの昇温温度で昇温し、750℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0055】
図4は得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0056】
実施例5
ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるように水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し均一に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で700℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、750℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、液体窒素中にて冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0057】
図5は得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0058】
比較例1
コバルトとニッケルの原子比が1:1になるように水酸化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に分散させ、酸で溶解したのちシュウ酸を滴下してコバルト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ酸塩は水洗後、乾燥した後、シュウ酸塩のコバルトとニッケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0059】
さらに、この混合物を350℃で仮焼したのち、750℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温し、その後800℃まで1℃/minで昇温して800℃で5時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却した。
【0060】
図6は得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られた化合物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0061】
比較例2
ニッケルとコバルトとリチウムの原子比が0.8:0.2:1.03になるように、水酸化ニッケルと水酸化コバルトと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で700℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温し、780℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却した。
【0062】
図7は得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られた化合物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0063】
比較例3
ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるように水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、大気下で700℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温し、750℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中にて冷却した。
【0064】
図8は得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られた化合物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0065】
比較例4
ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるように水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合した。この混合物を大気下で750℃まで0.9℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中にて冷却した。
【0066】
図9は得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
得られた化合物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示す。
【0067】
(I)リチウム2電池の作製;
上記のように製造したリチウム複合酸化物85重量%、黒鉛粉末10重量%、ポリフッ化ビニリデン5重量%を混合して正極剤とし、これを2−メチルピロリドンに分散させて混練ペーストを調製した。該混練ペーストをアルミ箔に塗布したのち乾燥し、2t/cm2 の圧力によりプレスして2cm角に打ち抜いて正極板を得た。
【0068】
この正極板を用いて、図10に示すように各部材を積層してリチウム二次電池を製作した。図10において、1はセパレーター、2は負極、3は正極、4は集電板、5は取り付け金具、6は外部端子、7は電解液である。このうち、負極2は金属リチウム箔を用い、電解液7にはプロピレンカーボネートとエチレンカーボネートの1:1混練液1リットルにLiClO4 1モルを溶解したものを使用した。
【0069】
(II)電池の性能評価
作製したリチウム二次電池を作動させ、初期放電容量および容量保持率を測定して電池性能を評価した。その結果を、焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度と対比させて表1に示した。
【0070】
(III)評価方法
A.リートベルト解析法の手順は次の通りである。
(1)粉末X線回折パタ−ンのピークを指数づけし、空間群を絞り込む。
(2)最小2乗法あるいはPawley法により格子定数を精密化する。
(3)結晶学的な知見及び化学組成等から大まかな原子配置を推定する。
(4)(3)で構築した構造モデルに基づいて、粉末X線回折図形をシュミレートする。
(5)リートベルト解析を行ない、3aサイトに占めるリチウム含有量及び六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を測定する。
【0071】
B.放電容量
放電容量は正極に対して1mA/cm2 で4.2Vまで充電した後、2.7Vまで放電させる充放電を繰り返すことにより測定し、容量保持率は前記の充放電を反復した結果から、下記の式により算出した。
【0072】
【数1】
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上であり、且つ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物が90%以上であるリチウム複合酸化物が得られ、例えば、リチウム二次電池の正極活物質として使用した場合、放電容量および放電保持率に優れる高エネルギー密度を与える二次電池用正極活物質を提供することができる。
【0075】
また、本発明の製造方法に従えば、前記のリチウム複合酸化物を容易に工業的に生産することが可能となる。
また、本発明のリチウム複合酸化物を用いた正極板およびリチウム二次電池によれば、放電容量および放電保持率に優れる高エネルギー密度を与える二次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図2】本発明の実施例2で得られたリチウム複合酸化物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回折パタ−ンを示す図である。
【図3】本発明の実施例3で得られたリチウム複合酸化物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回折パタ−ンを示す図である。
【図4】本発明の実施例4で得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図5】本発明の実施例5で得られたリチウム複合酸化物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図6】本発明の比較例1で得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図7】本発明の比較例2で得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図8】本発明の比較例3で得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図9】本発明の比較例4で得られた化合物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図10】本発明のリチウム複合酸化物を用いた正極板を使用したリチウム二次電池を示す概略図である。
【符号の説明】
1 セパレーター
2 負極
3 正極
4 集電板
5 取り付け金具
6 外部端子
7 電解液
Claims (10)
- リチウム,ニッケルおよび遷移金属元素の原子比が各々x,1−yおよびy(但し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)からなるリチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリチウム複合酸化物前駆体原料を、燃焼雰囲気の昇温速度1℃/min以上で焼成を行い、次いで大気中または液体窒素中で冷却することを特徴とする下記の一般式(I)
で表されるリチウム複合酸化物からなり、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で、かつ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であるリチウム複合酸化物の製造方法。 - 前記リチウム複合酸化物前駆体がリチウム,ニッケルおよび遷移金属元素の酸化物、水酸化物、硝酸塩および有機酸塩から選ばれた少なくとも一種の塩の混合物である請求項1記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記リチウム複合酸化物前駆体がニッケルおよび遷移金属の有機酸塩とリチウム塩の混合物である請求項1または2記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記有機酸塩がシュウ酸塩である請求項2または3記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記燃焼雰囲気の昇温速度を変えて多段焼成で行う請求項1乃至4のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記燃焼雰囲気の昇温速度1〜4℃/minで750〜900℃まで昇温する請求項1乃至5のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記焼成を酸素雰囲気下で行なう請求項1乃至6のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記複合酸化物前駆体原料を加圧成形した後、焼成を行う請求項1乃至7のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリチウム含有率と、六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の純度との積が85%以上である請求項1乃至8のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
- 前記遷移金属元素がCoである請求項1乃至9のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
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