JPH08319120A - リチウム複合酸化物、その製造方法およびリチウム二次電池 - Google Patents

リチウム複合酸化物、その製造方法およびリチウム二次電池

Info

Publication number
JPH08319120A
JPH08319120A JP7144143A JP14414395A JPH08319120A JP H08319120 A JPH08319120 A JP H08319120A JP 7144143 A JP7144143 A JP 7144143A JP 14414395 A JP14414395 A JP 14414395A JP H08319120 A JPH08319120 A JP H08319120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithium
composite oxide
lithium composite
secondary battery
positive electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7144143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3707744B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Yamazaki
信幸 山崎
Shigeyasu Kimura
重保 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Priority to JP14414395A priority Critical patent/JP3707744B2/ja
Publication of JPH08319120A publication Critical patent/JPH08319120A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3707744B2 publication Critical patent/JP3707744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リチウム二次電池の正極活物質として使用し
た場合、放電容量および放電保持率に優れる高エネルギ
ー密度を与えるリチウム複合酸化物、その製造方法およ
びリチウム二次電池を提供する。 【構成】 一般式(I):Lix Ni1-y Mey2
(I) (MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.1、0
≦y<0.6)で表されるリチウム複合酸化物におい
て、X線回折によるリートベルト解析法による3aサイ
トに占めるリチウム含有率が90%以上で、かつ六方晶
の層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム
複合酸化物の純度が90%以上であるリチウム複合酸化
物及びその製造方法。リチウム複合酸化物を含有するリ
チウム二次電池正極活物質を用いた正極板を使用したリ
チウム二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リチウム複合酸化物、
特にリチウム二次電池用のエネルギー密度の優れる正極
活物質として有用なリチウム複合酸化物、その製造方法
およびそれを用いたリチウム二次電池に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用電子機器のポータブル化、
コードレス化が急速に進むに従い、小型電子機器の電源
としてリチウム二次電池が実用化されはじめている。こ
のリチウム二次電池については、1980年に水島等に
よりコバルト酸リチウムがリチウム二次電池の正極活物
質として有用であるとの報告(「マテリアル リサーチ
ブレイン」vol 115,783〜789頁(198
0年))がなされて以来、リチウム系複合酸化物に関す
る研究開発が活発に進められており、これまでに多くの
提案がなされている。
【0003】それらは、例えば、Li1-a NiO2 (但
し、0≦a≦1)(米国特許第4302518号明細
書)、Lib Ni2-b2 及びLiNi1-d Cod2
(但し、0.84≦b≦1.22、0.09≦d≦0.
5)(特開平2−40861号公報)、Lin Nim
1-m2 (但し、0<m≦0.75、n≦1)(特開
昭63−299056号公報)などのリチウムと遷移金
属を主体とする複合酸化物が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の化合物におい
て、コバルト酸リチウムは合成が比較的容易なため、最
も早くから検討されてきたが、原料のコバルトが希産で
高価な上、0.7電子以上充電すると結晶性の低下や電
解液の分解が生じるため大容量化には適さないといった
欠点がある。
【0005】一方、LiNiO2 はコバルト酸リチウム
に比べて安価であるといった有利な点はあるが、結晶中
に欠陥を生じやすく、そのため容量特性はコバルト系に
劣ると考えられていた。
【0006】従って、できるだけ化学量論的比に近いL
iNiO2 およびニッケル(Ni)の一部を他の遷移金
属で置換したリチウム複合酸化物やその合成法が検討さ
れているが、未だ結晶特性と電池特性の関係の解明や工
業的な製造方法が見つけられていないのが現状である。
【0007】本発明者らは、上記の現状に着目して、化
合物中の結晶中に欠陥を生じないリチウム複合酸化物お
よびその製造方法について鋭意研究を重ねたところ、3
aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶の層状
化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸
化物の純度が、リチウム二次電池の正極活物質として使
用した場合、放電容量および放電保持率に優れる高エネ
ルギー密度を与えるなどの電池特性と関係が強いことを
知見し本発明を完成した。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
一般式(I)
【0009】
【化3】Lix Ni1-y Mey2 (I) (式中、MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.
1、0≦y<0.6を表す)で表されるリチウム複合酸
化物において、X線回折によるリートベルト解析法によ
る3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で、
かつ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上
記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であることを
特徴とするリチウム複合酸化物に係わるものである。
【0010】また、本発明は、リチウム,ニッケルおよ
び遷移金属元素の原子比が各々x,1−yおよびy(但
し、0<x<1.1、0≦y<0.6を表す)からなる
リチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリ
チウム複合酸化物前駆体原料を昇温速度1℃/min以
上で燃成を行い、次いで冷却することを特徴とする下記
の一般式(I)
【0011】
【化4】Lix Ni1-y Mey2 (I) (式中、MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.
1、0≦y<0.6を表す)で表されるリチウム複合酸
化物の製造方法に係わるものである。
【0012】さらに、本発明は、上記のリチウム複合酸
化物を含有することを特徴とするリチウム二次電池正極
活物質に係わるものである。
【0013】また、本発明は、上記のリチウム複合酸化
物を主成分として含有するリチウム二次電池正極活物質
で導電性基板を被覆してなることを特徴とするリチウム
二次電池用正極板に係わるものである。また、本発明
は、上記の正極板を用いたリチウム二次電池に係わるも
のである。
【0014】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
係るリチウム複合酸化物は、下記の一般式(I)
【0015】
【化5】Lix Ni1-y Mey2 (I) (式中、MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.
1、0≦y<0.6を表す)で表されるリチウム複合酸
化物において、X線回折によるリートベルト解析法に
よる3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上
で、かつ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属
する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上である
ことを構成上の特徴とする。
【0016】なお、X線回折によるリートベルト解析法
とは、文献「粉末X線回折による材料分析」(108〜
122頁、1993年6月1日、株式会社講談社サイエ
ンティフィク発行)などに記載されている方法であり、
粉末X線回折の全パタ−ンデータの格子定数や構造パラ
メーター等の関数を精密化し、解析を行なうものであ
る。リートベルト解析法の手順は後述の表1の評価方法
に示す通りである。
【0017】本発明に係るリチウム複合酸化物の一つの
特徴は、上記のとおり、X線回折によるリートベルト
解析法による該リチウム複合酸化物中の3aサイトに占
めるリチウム含有率が90%以上、好ましくは95〜1
00%の量含有するものであり、リチウム複合酸化物中
の結晶欠陥が殆どないものである。3aサイトに占める
リチウム含有率が90%未満では、リチウム複合酸化物
の3aサイト面にLi以外のNi等の他の金属イオンが
混入してくるために、結晶構造に不規則配列を生じる傾
向を示し、結晶欠陥が発生するようになる。
【0018】また、本発明に係るリチウム複合酸化物
は、六方晶の層状化合物中の空間群R−3mに属する
上記のリチウム複合酸化物の純度が90%以上、好まし
くは97〜100%であることが望ましく、純度が90
%未満では、立方晶等の他の結晶群や未反応の原料が多
くなる。
【0019】本発明に係るリチウム複合酸化物が、上記
の様に、3aサイトに占めるリチウム含有率が90%未
満の場合、および空間群R−3mに属するリチウム複合
酸化物の純度が90%未満の場合のいずれにおいても、
上記の欠陥が生じるために、リチウム複合酸化物をリチ
ウム二次電池の正極活物質に適用すると、放電容量およ
び放電保持率が低くなるために好ましない。
【0020】また、本発明に係るリチウム複合酸化物
は、X線回折によるリートベルト解析法による3aサ
イトに占めるリチウム含有率と、六方晶の層状化合物
(空間群R−3m)に属する上記リチウム複合酸化物の
純度との積が85%以上であることが、特にリチウム二
次電池正極活物質として好ましい。
【0021】本発明に係るリチウム複合酸化物は、上記
の一般式(I)で示され、上記のおよびの特性を有
する。したがって、本発明のリチウム複合酸化物は、上
記の,の2つの特性を有するニッケル酸リチウムで
ある場合は勿論のこと、またニッケル酸リチウムの結晶
構造中のニッケル(Ni)の一部を遷移金属元素で置換
した化合物、例えばコバルト(Co)イオン、鉄(F
e)イオン、マンガン(Mn)イオン、クロム(Cr)
イオン、バナジウム(V)イオン、チタン(Ti)イオ
ンより選ばれる1種以上の遷移金属元素で置換した置換
体であってもよく、この置換体はリチウムイオンのイン
ターカレーション、デインターカレーション反応をより
円滑に、より高い電位範囲で行なうことができる。
【0022】次に、本発明のリチウム複合酸化物の製造
方法について説明する。本発明に係るリチウム複合酸化
物の製造方法は、リチウム,ニッケルおよび遷移金属元
素の原子比が各々x,1−yおよびy(但し、0<x<
1.1、0≦y<0.6を表す)からなるリチウム塩、
ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリチウム複合酸
化物前駆体原料を昇温速度1℃/min以上で燃成を行
い、次いで冷却することにより、前記一般式(I)で表
されるリチウム複合酸化物を製造する方法である。
【0023】出発原料のリチウム複合酸化物前駆体とし
て使用するリチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩
は、水媒体に溶解するものであれば何れのものでもよい
が、例えばそれぞれの金属の酸化物、水酸化物、硝酸塩
および有機酸塩などが挙げられる。特に、ニッケル塩お
よび遷移金属塩は、シュウ酸塩、酢酸塩などの有機酸塩
が好ましい。
【0024】また本発明で使用する原料は、いずれにお
いても製造履歴は問わないが、可及的に不純物含有量が
少ないものを選定することが好ましい。
【0025】本発明のリチウム複合酸化物の製造方法の
一例を示すと、所定量のニッケル塩またはニッケル塩と
遷移金属塩を水媒体に溶解させ、次いで撹拌下にシュウ
酸等の有機酸を添加してニッケル又はニッケルおよび遷
移金属の有機酸塩を反応沈澱させる。反応温度は、通常
室温でよいが必要に応じて加温しても良い。反応時間は
0.5時間以上であればよい。ニッケル塩又はニッケル
塩および他の遷移金属塩の濃度は、特に制限されるもの
ではないが、5〜20wt%の範囲が好ましい。ニッケ
ル塩および他の遷移金属塩と有機酸のモル比は1〜1.
5、好ましくは1〜1.1である。
【0026】反応における攪拌操作は、通常攪拌、高速
攪拌、あるいは強力剪断力が作用するホモジナイザー、
コロイドミル等により行われる。
【0027】反応により生成した沈澱(粒子)を常法に
より分離、乾燥する。次に、この粒子に所定量のリチウ
ム塩を添加混合し焼成する。リチウム塩は酸化物、水酸
化物、炭酸化物でもよいが、好ましくは酸化物、水酸化
物である。
【0028】リチウム塩、ニッケル塩および遷移金属塩
の配合比は、リチウム(Li),ニッケル(Ni)およ
び遷移金属元素(Me)の原子比が各々x(Li),1
−y(Ni)およびy(Me)(但し、0<x<1.
1、0≦y<0.6を表す)からなる様に選択される。
例えば、配合比を(Ni又はNi・Me)/Li比とし
て1付近に設定されるが、原料の性状や焼成条件などに
より前記配合比は1前後で多少の幅をもたせることは許
容される。好ましい(Ni又はNi・Me)/Li比は
0.99〜1.10の範囲である。
【0029】焼成の昇温速度は、速いほうがよいが通常
1℃/min以上、好ましくは3℃/min以上に設定
するのがよい。焼成雰囲気は、大気中でも酸素雰囲気中
でもよいが、好ましくは酸素雰囲気中である。
【0030】また、焼成は多段階焼成で行なうのが好ま
しく、有機酸や原料中に含まれる水分が消失する約20
0〜450℃の範囲でゆっくり焼成した後、さらに75
0〜900℃付近まで急速に昇温し焼成するのが好まし
い。
【0031】特に、原料として水酸化リチウムを使用し
た場合は、原料中の水分を消失させると同時に、焼成雰
囲気内を乾燥させ、更に水分消失後の昇温速度を早くす
ることによって水酸化リチウムの炭酸化を防ぎ反応性を
高めることができる。
【0032】該化合物の焼成後の冷却は、通常は炉内で
除々に焼却するが、好ましくは空気中で放冷するのがよ
く、さらには液体窒素中で急冷すると、純度の良い本発
明のリチウム複合酸化物が得られる。
【0033】また、本発明の他のリチウム複合酸化物の
製造方法として、(a)ニッケル塩およびリチウム塩、
または(b)ニッケル塩、遷移金属塩およびリチウム塩
を、リチウム(Li),ニッケル(Ni)および遷移金
属元素(Me)の原子比が各々x(Li),1−y(N
i)およびy(Me)(但し、0<x<1.1、0≦y
<0.6を表す)になるように秤量し均一に混合した混
合物を、上記と同様の方法で焼成し、焼成後、冷却する
方法が挙げられる。
【0034】また、上記の(a)ニッケル塩およびリチ
ウム塩、または(b)ニッケル塩、遷移金属塩およびリ
チウム塩の各塩を均一に混合して加圧成形して成形体を
作製し、この成形体を上記と同様の方法で焼成し、焼成
後、冷却する方法でもよい。この様に加圧成形して焼成
すると、使用する原料の反応性が高まり、リチウム欠損
の低いリチウム複合酸化物を得ることができる。
【0035】上記の方法により製造されるリチウム複合
酸化物は、X線回折によるリートベルト解析法による3
aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で結晶中
の欠陥が極めて少なく、且つ六方晶の層状化合物(空間
群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度が90
%以上である不純物の少ない化合物が得られる。
【0036】また、上記の方法により得られた本発明の
リチウム複合酸化物は、リチウム二次電池正極活物質と
して有用である。また、本発明のリチウム複合酸化物を
主成分として含有するリチウム二次電池正極活物質で導
電性基板を被覆してリチウム二次電池用正極板を得るこ
とができ、さらにその正極板を用いることによりリチウ
ム二次電池を提供することができる。
【0037】次に、本発明に係るリチウム二次電池の基
本的な構成の一例を示す。上記のようにして製造したリ
チウム複合化合物を主成分として、黒鉛粉末、ポリフッ
化ビニリデンなどを混合加工して正極剤(リチウム二次
電池正極活物質)とし、これを有機溶媒に分散させて混
練ペーストを調製する。該混練ペーストをアルミ箔など
の導電性基板に塗布した後、乾燥し、加圧して適宜の形
状に切断して正極板を得る。
【0038】この正極板を用いて、リチウム二次電池を
構成する各部材を積層してリチウム二次電池を製作す
る。図1は、本発明のリチウム複合酸化物を用いた正極
板を使用したリチウム二次電池を示す概略図である。同
図1において、1はセパレータ、2は負極、3は正極、
4は集電板、5は取り付け金具、6は外部端子、7は電
解液である。負極、集電板、取付け金具、外部端子、電
解液等は通常のリチウム二次電池に使用されているもの
を用いることができる。
【0039】
【作用】従来、リチウム二次電池用正極活物質に用いら
れるニッケル酸リチウムは量論比とおりの合成は難し
く、その結果、得られるニッケル酸リチウムは3aサイ
トのリチウム含有率が小さく、リチウムの欠損が大きい
ことにより電池性能に悪影響を及ぼしていた。
【0040】また、NiイオンはNi3+で不安定である
ために合成したリチウム複合酸化物は、立方晶(空間群
Fd−3m)に属する構造を有したり、末反応原料を含
みやすかった。
【0041】すなわち、通常、Lix NiO2 の化合物
は、立方晶と六方晶の結晶形態をとるが、リチウム二次
電池の正極活物質としては六方晶の層状化合物(空間群
R−3m)が円滑にリチウムイオンのインターカレーシ
ョン・デインターカレーション反応を生じることから、
好ましく用いることができる。
【0042】本発明の方法により得られるリチウム複合
酸化物は、結晶中の欠陥が少ない極めて化学量論的な化
合物が得られる。かかる化合物中の結晶中の欠陥は、X
線回折によリートベルト解析法により確認できるが、そ
れは結晶構造中の3aサイトに占めるリチウム含有率が
90%以上、六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に
属する上記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であ
り、例えばリチウム二次電池の正極活物質として使用す
る場合、放電容量に優れ、および放電保持率に優れた高
エネルギー密度を有するものである。
【0043】
【実施例】以下に、本発明にかかる実施例を詳細に説明
する。
【0044】実施例1 コバルトとニッケルの原子比が1:1になるように水酸
化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に
分散させ、酸で溶解したのちシュウ酸を滴下してコバル
ト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ酸
塩は水洗・乾燥した後、シュウ酸塩中のコバルトとニッ
ケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシ
ュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0045】さらに、この混合物を350℃で仮焼した
のち、750℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、
その後800℃まで1℃/minで昇温して、800℃
で10時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生
成物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物
を得た。
【0046】図1は得られたリチウム複合酸化物のX線
回折パタ−ンを示す図である。得られたリチウム複合酸
化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法に
よる3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶
の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合
酸化物の純度を表1に示す。
【0047】実施例2 コバルトとニッケルの原子比が3:7になるように水酸
化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に
分散させ、酸で溶解したのち、シュウ酸を滴下してコバ
ルト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ
酸塩は水洗・乾燥した後、シュウ酸塩のコバルトとニッ
ケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシ
ュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0048】さらに、この混合物を350℃で仮焼した
のち、700℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、
その後780まで1℃/minで昇温して、780℃で
10時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成
物を取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を
得た。
【0049】図2は得られたリチウム複合酸化物の時間
分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回
折パタ−ンを示す図である。
【0050】得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、
X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに
占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空
間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表
1に示す。
【0051】実施例3 ニッケルとコバルトとリチウムの原子比が0.8:0.
2:1.03になるように、水酸化ニッケルと水酸化コ
バルトと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合し
た。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で7
00℃まで4℃/minの昇温速度で昇温し、770℃
まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみ
やかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却してリ
チウム複合酸化物を得た。
【0052】図3は得られたリチウム複合酸化物の時間
分割法による粉末X線回折測定法により測定したX線回
折パタ−ンを示す図である。
【0053】得られたリチウム複合酸化物の焼成条件、
X線回折によるリートベルト解析法による3aサイトに
占めるリチウム含有率、および六方晶の層状化合物(空
間群R−3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表
1に示す。
【0054】実施例4 ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるよう
に水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し均
一に混合した。この混合物を2t/cm2 の圧力により
プレス成形して成形体を作製した。この成形体を350
℃で仮焼し、酸素雰囲気下で700℃まで4℃/min
の昇温温度で昇温し、750℃まで1℃/minで昇温
して焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生成物を
取り出し、大気中で冷却してリチウム複合酸化物を得
た。
【0055】図4は得られたリチウム複合酸化物のX線
回折パタ−ンを示す図である。得られたリチウム複合酸
化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法に
よる3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶
の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合
酸化物の純度を表1に示す。
【0056】実施例5 ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるよう
に水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し均
一に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰
囲気下で700℃まで4℃/minの昇温速度で昇温
し、750℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼
成終了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、液体窒
素中にて冷却してリチウム複合酸化物を得た。
【0057】図5は得られたリチウム複合酸化物のX線
回折パタ−ンを示す図である。得られたリチウム複合酸
化物の焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法に
よる3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶
の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合
酸化物の純度を表1に示す。
【0058】比較例1 コバルトとニッケルの原子比が1:1になるように水酸
化コバルトと水酸化ニッケルをそれぞれ秤量して純水に
分散させ、酸で溶解したのちシュウ酸を滴下してコバル
ト・ニッケル混合シュウ酸塩を得た。得られたシュウ酸
塩は水洗後、乾燥した後、シュウ酸塩のコバルトとニッ
ケル:リチウムの原子比が1:1.03になるようにシ
ュウ酸塩と水酸化リチウムを均一に混合した。
【0059】さらに、この混合物を350℃で仮焼した
のち、750℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温
し、その後800℃まで1℃/minで昇温して800
℃で5時間焼成した。焼成終了後すみやかに炉内から生
成物を取り出し、大気中で冷却した。
【0060】図6は得られた化合物のX線回折パタ−ン
を示す図である。得られた化合物の焼成条件、X線回折
によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリ
チウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−
3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示
す。
【0061】比較例2 ニッケルとコバルトとリチウムの原子比が0.8:0.
2:1.03になるように、水酸化ニッケルと水酸化コ
バルトと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充分に混合し
た。この混合物を350℃で仮焼し、酸素雰囲気下で7
00℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温し、78
0℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後
すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中で冷却し
た。
【0062】図7は得られた化合物のX線回折パタ−ン
を示す図である。得られた化合物の焼成条件、X線回折
によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリ
チウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−
3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示
す。
【0063】比較例3 ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるよう
に水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充
分に混合した。この混合物を350℃で仮焼し、大気下
で700℃まで0.9℃/minの昇温速度で昇温し、
750℃まで1℃/minで昇温して焼成した。焼成終
了後すみやかに炉内から生成物を取り出し、大気中にて
冷却した。
【0064】図8は得られた化合物のX線回折パタ−ン
を示す図である。得られた化合物の焼成条件、X線回折
によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリ
チウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−
3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示
す。
【0065】比較例4 ニッケルとリチウムの原子比が1:1.03になるよう
に水酸化ニッケルと水酸化リチウムをそれぞれ秤量し充
分に混合した。この混合物を大気下で750℃まで0.
9℃/minで昇温して焼成した。焼成終了後すみやか
に炉内から生成物を取り出し、大気中にて冷却した。
【0066】図9は得られた化合物のX線回折パタ−ン
を示す図である。得られた化合物の焼成条件、X線回折
によるリートベルト解析法による3aサイトに占めるリ
チウム含有率、および六方晶の層状化合物(空間群R−
3m)に属するリチウム複合酸化物の純度を表1に示
す。
【0067】(I)リチウム2電池の作製;上記のよう
に製造したリチウム複合酸化物85重量%、黒鉛粉末1
0重量%、ポリフッ化ビニリデン5重量%を混合して正
極剤とし、これを2−メチルピロリドンに分散させて混
練ペーストを調製した。該混練ペーストをアルミ箔に塗
布したのち乾燥し、2t/cm2 の圧力によりプレスし
て2cm角に打ち抜いて正極板を得た。
【0068】この正極板を用いて、図10に示すように
各部材を積層してリチウム二次電池を製作した。図10
において、1はセパレーター、2は負極、3は正極、4
は集電板、5は取り付け金具、6は外部端子、7は電解
液である。このうち、負極2は金属リチウム箔を用い、
電解液7にはプロピレンカーボネートとエチレンカーボ
ネートの1:1混練液1リットルにLiClO4 1モル
を溶解したものを使用した。
【0069】(II)電池の性能評価 作製したリチウム二次電池を作動させ、初期放電容量お
よび容量保持率を測定して電池性能を評価した。その結
果を、焼成条件、X線回折によるリートベルト解析法に
よる3aサイトに占めるリチウム含有率、および六方晶
の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウム複合
酸化物の純度と対比させて表1に示した。
【0070】(III)評価方法 A.リートベルト解析法の手順は次の通りである。 (1)粉末X線回折パタ−ンのピークを指数づけし、空
間群を絞り込む。 (2)最小2乗法あるいはPawley法により格子定
数を精密化する。 (3)結晶学的な知見及び化学組成等から大まかな原子
配置を推定する。 (4)(3)で構築した構造モデルに基づいて、粉末X
線回折図形をシュミレートする。 (5)リートベルト解析を行ない、3aサイトに占める
リチウム含有量及び六方晶の層状化合物(空間群R−3
m)に属するリチウム複合酸化物の純度を測定する。
【0071】B.放電容量 放電容量は正極に対して1mA/cm2 で4.2Vまで
充電した後、2.7Vまで放電させる充放電を繰り返す
ことにより測定し、容量保持率は前記の充放電を反復し
た結果から、下記の式により算出した。
【0072】
【数1】
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、3aサ
イトに占めるリチウム含有率が90%以上であり、且つ
六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属するリチウ
ム複合酸化物が90%以上であるリチウム複合酸化物が
得られ、例えば、リチウム二次電池の正極活物質として
使用した場合、放電容量および放電保持率に優れる高エ
ネルギー密度を与える二次電池用正極活物質を提供する
ことができる。
【0075】また、本発明の製造方法に従えば、前記の
リチウム複合酸化物を容易に工業的に生産することが可
能となる。また、本発明のリチウム複合酸化物を用いた
正極板およびリチウム二次電池によれば、放電容量およ
び放電保持率に優れる高エネルギー密度を与える二次電
池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたリチウム複合酸化
物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図2】本発明の実施例2で得られたリチウム複合酸化
物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定し
たX線回折パタ−ンを示す図である。
【図3】本発明の実施例3で得られたリチウム複合酸化
物の時間分割法による粉末X線回折測定法により測定し
たX線回折パタ−ンを示す図である。
【図4】本発明の実施例4で得られたリチウム複合酸化
物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図5】本発明の実施例5で得られたリチウム複合酸化
物のX線回折パタ−ンを示す図である。
【図6】本発明の比較例1で得られた化合物のX線回折
パタ−ンを示す図である。
【図7】本発明の比較例2で得られた化合物のX線回折
パタ−ンを示す図である。
【図8】本発明の比較例3で得られた化合物のX線回折
パタ−ンを示す図である。
【図9】本発明の比較例4で得られた化合物のX線回折
パタ−ンを示す図である。
【図10】本発明のリチウム複合酸化物を用いた正極板
を使用したリチウム二次電池を示す概略図である。
【符号の説明】
1 セパレーター 2 負極 3 正極 4 集電板 5 取り付け金具 6 外部端子 7 電解液

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(I) 【化1】Lix Ni1-y Mey2 (I) (式中、MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.
    1、0≦y<0.6を表す)で表されるリチウム複合酸
    化物において、X線回折によるリートベルト解析法によ
    る3aサイトに占めるリチウム含有率が90%以上で、
    かつ六方晶の層状化合物(空間群R−3m)に属する上
    記リチウム複合酸化物の純度が90%以上であることを
    特徴とするリチウム複合酸化物。
  2. 【請求項2】 前記X線回折によるリートベルト解析法
    による3aサイトに占めるリチウム含有率と、六方晶の
    層状化合物(空間群R−3m)に属する上記リチウム複
    合酸化物の純度との積が85%以上である請求項1記載
    のリチウム複合酸化物。
  3. 【請求項3】 リチウム,ニッケルおよび遷移金属元素
    の原子比が各々x,1−yおよびy(但し、0<x<
    1.1、0≦y<0.6を表す)からなるリチウム塩、
    ニッケル塩および遷移金属塩を含有するリチウム複合酸
    化物前駆体原料を昇温速度1℃/min以上で燃成を行
    い、次いで冷却することを特徴とする下記の一般式
    (I) 【化2】Lix Ni1-y Mey2 (I) (式中、MeはNi以外の遷移金属元素、0<x<1.
    1、0≦y<0.6を表す)で表されるリチウム複合酸
    化物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記リチウム複合酸化物前駆体がリチウ
    ム,ニッケルおよび遷移金属元素の酸化物、水酸化物、
    硝酸塩および有機酸塩から選ばれた少なくとも一種の塩
    の混合物である請求項3記載のリチウム複合酸化物の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記リチウム複合酸化物前駆体がニッケ
    ルおよび遷移金属の有機酸塩とリチウム塩の混合である
    請求項3または4記載のリチウム複合酸化物の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記有機酸塩がシュウ酸塩である請求項
    4または5記載のリチウム複合酸化物の製造方法。
  7. 【請求項7】 焼成を多段焼成で行なう請求項3乃至6
    のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 焼成を酸素雰囲気下で行なう請求項3乃
    至7のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造
    方法。
  9. 【請求項9】 前記複合酸化物前駆体原料を加圧成形し
    た後、焼成を行う請求項3乃至8のいずれかの項に記載
    のリチウム複合酸化物の製造方法。
  10. 【請求項10】 冷却は急冷却する請求項3記載のリチ
    ウム複合酸化物の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のリチウム複合酸化物を
    含有することを特徴とするリチウム二次電池正極活物
    質。
  12. 【請求項12】 請求項1記載のリチウム複合酸化物を
    主成分として含有するリチウム二次電池正極活物質で導
    電性基板を被覆してなることを特徴とするリチウム二次
    電池用正極板。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の正極板を用いたリチ
    ウム二次電池。
JP14414395A 1995-05-19 1995-05-19 リチウム複合酸化物の製造方法 Expired - Lifetime JP3707744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14414395A JP3707744B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 リチウム複合酸化物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14414395A JP3707744B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 リチウム複合酸化物の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005107834A Division JP4487194B2 (ja) 2005-04-04 2005-04-04 リチウム二次電池正極活物質、その製造方法およびリチウム二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08319120A true JPH08319120A (ja) 1996-12-03
JP3707744B2 JP3707744B2 (ja) 2005-10-19

Family

ID=15355231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14414395A Expired - Lifetime JP3707744B2 (ja) 1995-05-19 1995-05-19 リチウム複合酸化物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3707744B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298062A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Sharp Corp 非水系二次電池
JPH09298061A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Sharp Corp 非水系二次電池
WO1998006670A1 (fr) * 1996-08-12 1998-02-19 Fuji Chemical Industry Co., Ltd. Oxyde composite de lithium/nickel/cobalt, procede pour sa preparation, et materiau actif de cathode pour batterie rechargeable
JP2005108818A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Korea Electronics Telecommun リチウム二次電池用正極材料及びその製造方法
JP2006107845A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 非水系電解質二次電池用正極活物質およびこれを用いた非水系電解質二次電池およびその製造方法
JP2007242288A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 非水系電解質二次電池用正極活物質及びその製造方法
JP2008037749A (ja) * 1996-08-12 2008-02-21 Toda Kogyo Corp リチウムニッケルコバルト複合酸化物その製法及び二次電池用正極活物質
JP2008137837A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tosoh Corp リチウム−ニッケル−マンガン複合酸化物、及びその製造方法、並びにその用途
JP2009064585A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Mitsubishi Chemicals Corp リチウム二次電池用遷移金属系化合物の製造方法
JP2019024004A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. リチウム二次電池用正極活物質およびこれを含むリチウム二次電池
JP2019175698A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 住友金属鉱山株式会社 非水系電解質二次電池用正極活物質の製造方法、成形体、集合体、及び、非水系電解質二次電池の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109888207B (zh) * 2019-01-25 2022-05-17 高点(深圳)科技有限公司 高镍低游离锂的锂离子三元正极材料及其制法和应用

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09298062A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Sharp Corp 非水系二次電池
JPH09298061A (ja) * 1996-03-04 1997-11-18 Sharp Corp 非水系二次電池
WO1998006670A1 (fr) * 1996-08-12 1998-02-19 Fuji Chemical Industry Co., Ltd. Oxyde composite de lithium/nickel/cobalt, procede pour sa preparation, et materiau actif de cathode pour batterie rechargeable
JP2008037749A (ja) * 1996-08-12 2008-02-21 Toda Kogyo Corp リチウムニッケルコバルト複合酸化物その製法及び二次電池用正極活物質
JP2005108818A (ja) * 2003-09-26 2005-04-21 Korea Electronics Telecommun リチウム二次電池用正極材料及びその製造方法
JP2006107845A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 非水系電解質二次電池用正極活物質およびこれを用いた非水系電解質二次電池およびその製造方法
JP4595475B2 (ja) * 2004-10-01 2010-12-08 住友金属鉱山株式会社 非水系電解質二次電池用正極活物質およびこれを用いた非水系電解質二次電池およびその製造方法
JP2007242288A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 非水系電解質二次電池用正極活物質及びその製造方法
JP2008137837A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Tosoh Corp リチウム−ニッケル−マンガン複合酸化物、及びその製造方法、並びにその用途
JP2009064585A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Mitsubishi Chemicals Corp リチウム二次電池用遷移金属系化合物の製造方法
JP2019024004A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 三星エスディアイ株式会社Samsung SDI Co., Ltd. リチウム二次電池用正極活物質およびこれを含むリチウム二次電池
JP2019175698A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 住友金属鉱山株式会社 非水系電解質二次電池用正極活物質の製造方法、成形体、集合体、及び、非水系電解質二次電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3707744B2 (ja) 2005-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7236459B2 (ja) O3/p2混合相ナトリウム含有ドープ層状酸化物材料
JP3606289B2 (ja) リチウム電池用正極活物質およびその製造法
JP6089433B2 (ja) Li−Ni複合酸化物粒子粉末及びその製造方法、並びに非水電解質二次電池
JP3221352B2 (ja) スピネル型リチウムマンガン複合酸化物の製造方法
EP2544274B1 (en) Positive electrode active substance for lithium ion batteries, positive electrode for lithium ion batteries, and lithium ion battery
JP5879892B2 (ja) マンガン酸化物及びその製造方法、並びにそれを用いたリチウムマンガン系複合酸化物の製造方法
EP2544272A1 (en) Positive electrode active substance for lithium ion batteries, positive electrode for lithium ion batteries, and lithium ion battery
JPH0696768A (ja) 非水電解液二次電池用正極活物質の製造法
EP2544273A1 (en) Positive electrode active substance for lithium ion batteries, positive electrode for lithium ion batteries, and lithium ion battery
JP2002110167A (ja) リチオ化酸化物材料およびその製造方法
KR20180124996A (ko) 비수전해질 이차전지용 양극 활물질, 그 제조방법 및 이를 이용한 비수전해질 이차전지
JPH08306360A (ja) 非水系電池用正極活物質の製造方法
JP7464102B2 (ja) 金属複合水酸化物とその製造方法、非水電解質二次電池用正極活物質とその製造方法、及び、それを用いた非水電解質二次電池
JPH11317226A (ja) リチウム二次電池用正極活物質およびその製造方法
JPH1072219A (ja) リチウム複合酸化物、その製造方法およびリチウム二次電池用正極活物質
JPH08319120A (ja) リチウム複合酸化物、その製造方法およびリチウム二次電池
WO2018169004A1 (ja) ニッケルマンガン系複合酸化物及びその製造方法
KR100668051B1 (ko) 공침법을 이용한 망간산화물, 이를 이용한 리튬이차전지스피넬형 양극 활물질 및 그 제조방법
Chang et al. Syntheses of LiCoO2 for cathode materials of secondary batteries from reflux reactions at 130–200 C
JP6826447B2 (ja) 正極活物質粒子中の残存リチウム量の低減方法
JP2000323122A (ja) 非水系電解質二次電池用正極活物質とその製造方法
JP4066102B2 (ja) リチウムマンガン複合酸化物の製造方法
KR100668050B1 (ko) 망간복합산화물, 이를 이용한 리튬이차전지 스피넬형양극활물질 및 그 제조방법
JP2008050259A (ja) リチウムマンガン複合酸化物及びリチウム二次電池
JP4487194B2 (ja) リチウム二次電池正極活物質、その製造方法およびリチウム二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090812

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100812

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110812

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120812

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130812

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term