JPS6230029Y2 - - Google Patents

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JPS6230029Y2
JPS6230029Y2 JP17848978U JP17848978U JPS6230029Y2 JP S6230029 Y2 JPS6230029 Y2 JP S6230029Y2 JP 17848978 U JP17848978 U JP 17848978U JP 17848978 U JP17848978 U JP 17848978U JP S6230029 Y2 JPS6230029 Y2 JP S6230029Y2
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JP
Japan
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film
adhesive
dirt
dust
adhesive roll
Prior art date
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JP17848978U
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JPS5597743U (ja
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Landscapes

  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフイルムの汚れ、ほこりなどを粘着ロ
ールで除去すると共に、その際発生する静電気を
除き、ほこりなどによる再汚染を防止するように
したフイルム清浄化装置に関する。
今日一般に使用されている写真フイルム、映画
フイルムなどは、プラスチツクフイルムベースの
上に下引層(下塗り)を介して臭化銀などの感光
性物質を塗布してなり、現像後良好な写真画像を
得るためには現像フイルム上への汚れやほこりな
どの付着を防止し、あるいはそれらを除去して清
浄化することが重要な条件であつた。
そのため従来このような現像フイルムの清浄化
は、フイルムをシリコンクロスや洗浄液を含浸さ
せたガーゼなどでふくことが最も簡便な方法とし
て行われている。しかしこの従来法ではフイルム
を摩擦することによつてフイルム表面に静電気が
発生し、このため逆にフイルムが非常にほこり、
ごみなどを吸着しやすい状態となつてしまい空気
中のほこりやごみなどを吸着して容易に再汚染す
るという欠点があつた。
本考案者らはこの従来のフイルム清浄化法の欠
点を克服するため種々検討を重ねた結果、粘着性
表面を有するロールと導電性シートからなる除電
部とからなる清浄化装置を用いることによりその
目的を満足できることを見出し、この知見に基づ
いて本考案をなすに至つたものである。
本考案を図示の1実施例に基づいて説明する
と、第1図は本考案の清浄化装置の縦断面図であ
り、第2図は本考案装置の正面図である。第1図
及び2図においては、汚れ、ほこり、ごみなどを
付着する粘着表面を有する粘着ロールである。こ
の粘着表面の材料としてはシリコーンゴム、ブチ
ルゴムなどが好ましい。
粘着ロール1は縦に1対、対向させて設けてあ
るが、その本数は1本以上何本でもよい。2はこ
の1対の粘着ロールを固定する支柱、3はこの支
柱を取り付けた基板である。4は清浄化処理され
るフイルムであり、粘着ロール1の間を矢印Aの
方向に送られる。5は送り出されたフイルム4の
下側にフイルム4との間に若干の間隙を設けて対
向設置された除電シートであり、これは、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、あるいはポリ
エチレンゴムなどにカーボンが混入されたものな
どの柔軟性を有する導電性材料からなつている。
ただしこの間隙は5mm以下が望ましい。6はこの
除電シート5に接続した接地リード線であり、7
は粘着ロール1の回転つまみである。 本考案の
装置を用いてフイルムの清浄化を行うには、第1
図において処理するフイルム4を左方から対向す
る粘着ロール1の間に送り込み、回転つまみ7を
まわして送り出すと、フイルム4は粘着ロール1
によつて汚れ、ほこり、ごみなどが除かれる。一
方粘着ロール1とフイルム4とのはく離の際発生
する静電気は、フイルム4が除電シート5の先端
の鋸歯状先端上部を通過することにより接地リー
ド線6を通して除電される。
なお本考案の清浄化装置において、粘着ロール
の表面の粘着力はJ.DOWの玉ころがし法で4〜
30の範囲が好ましい。粘着力が4未満では汚れ、
ほこり、ごみなどの付着除去が不十分となり、ま
たそれが30を越えると粘着力を低くするのと同じ
現象になり、ロールの材質がフイルム表面に付着
するという問題が生じる。また粘着ロールの硬度
は、摩擦抵坑などの点から、5〜40(JISK6301
の方法による)の範囲が好ましい。
清浄作業を繰り返すと、ごみなどが粘着ロール
に付着するが、それが非親水性表面を有するの
で、水洗することによりごみなどを容易に洗い流
してもとの清浄な表面とすることができ、水分も
ほとんど残留しないのでただちに再使用できる。
また除電シート5の先端の形状は鋸歯状又は針端
状の形状が、放電現象が起こりやすいので最も好
ましい。さらに本考案の装置は図示のような回転
つまみによる手動式ばかりでなく、公知の機械的
回転機構を用いて自動的にフイルムを送るように
してもよい。
本考案の装置によればフイルムの清浄化の際そ
の表面に静電気を残すおそれがなく、再汚染のお
それのない清浄化フイルムを得ることができる。
しかも操作が簡便で、装置自体も非常に安価に製
造できるという利点も有する。
本考案の清浄化装置を用いたポリエステルベー
スの写真フイルムの処理例を述べると、20℃、湿
度48%でフイルムは平均20m/分の速度で処理で
き、処理後のフイルム表面の静電気は400〜700V
であつた。これに対し、同条件で除シートを外し
た場合は、粘着ロールから送り出されたフイルム
は6000〜10000Vに帯電していた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のフイルム清浄化装置の1実施例
を表わし、第1図は同装置の縦断面図、第2図は
同装置の正面図である。 符号の説明、1……粘着ロール、2……支柱、
3……基板、4……フイルム、5……除電シー
ト、6……接地リード線、7……回転つまみ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フイルム表面に圧接し、表面の汚れ、ほこり
    などを付着除去する粘着ロールと、この粘着ロ
    ールからのフイルムの送り出し側に設けられ
    た、先端が鋸歯状又は針状に構成された導電性
    除電シートとからなることを特徴とするフイル
    ムの清浄化装置。 (2) 粘着ロールの表面がシリコーンゴム、ブチル
    ゴムなどからなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の装置。
JP17848978U 1978-12-28 1978-12-28 Expired JPS6230029Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17848978U JPS6230029Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17848978U JPS6230029Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5597743U JPS5597743U (ja) 1980-07-07
JPS6230029Y2 true JPS6230029Y2 (ja) 1987-08-01

Family

ID=29188998

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JP17848978U Expired JPS6230029Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61148446A (ja) * 1984-12-22 1986-07-07 Konishiroku Photo Ind Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPS643510Y2 (ja) * 1985-05-16 1989-01-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5597743U (ja) 1980-07-07

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