JP2817361B2 - ガラスクリーニング装置 - Google Patents

ガラスクリーニング装置

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JP2817361B2 JP2147804A JP14780490A JP2817361B2 JP 2817361 B2 JP2817361 B2 JP 2817361B2 JP 2147804 A JP2147804 A JP 2147804A JP 14780490 A JP14780490 A JP 14780490A JP 2817361 B2 JP2817361 B2 JP 2817361B2
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裕祥 皆藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はガラス等の表面に付着した汚れ等の除去を行
うガラスクリーニング装置に関するものである。
従来の技術 従来、平板状のガラス等の表面に付着した汚れ等の除
去を行う場合は、アルコール等の溶剤を含浸させた布を
ガラス表面に接触させて擦ることで、ガラス表面の汚れ
を布に付着させて行っていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の方法では溶剤に溶けない汚
れは除去できないばかりでなく、たとえ溶けたとしても
溶けるまでに時間を要する場合が多く、時として布を強
く擦る必要があった。
また、布を用いるために布自身から出るほこりや屑等
がガラスの表面に残る場合があり、後工程でゴミ不良が
発生していた。
本発明は上記課題を解決するもので、ガラス表面の汚
れをスムーズに取り除くことのできるガラスクリーニン
グ装置を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、ボールネジの回
転動力によりスライド上を摺動可能なようにテーブルを
取付け、このテーブル上に平板状のガラスを吸着保持又
は機械的に保持し、このガラス上面に接触する位置に、
回転または直線的に摺動可能なホルダーを介してカッタ
ーを取付けた構造をしている。
作 用 本発明は上記の構造により薄板状のカッターのエッジ
部がガラス表面に接触し、しかもそのエッジ部がガラス
に均一に当たるようにしたままカッター全体が曲がった
状態になるまでガラス表面に押さえつけ、更にカッター
をガラス表面上で摺動させてガラス表面の汚れを取り除
くことができるものである。
実施例 まず、本発明の構成について第1図を参照しながら説
明する。
本体23上に、スライドガイド3を取付け、このスライ
ドガイド3上を摺動可能にベアリング9を介してテーブ
ル2を取付ける。このテーブル2の下部にはブロック24
が取付けられてあり、ブロック24はボールネジ4が回転
可能なように取付けてあり、このボールネジ4にはモー
タ5が回転可能なように連結されている。このテーブル
2は図示されていないが、ガラス1を吸着又は機械的に
保持できる機能があり、テーブル2上にはガラス1が保
持されている。
一方、このテーブル2とは別置きに本体23上にブラケ
ット16,プレート17、及びガイド25が固定されており、
このガイド25上にはベアリング18を介してスライダー12
が摺動可能なように取付けてある。さらに、スライダー
12とプレート17の間にはブラケット19を介してシリンダ
ー26が取付けてあり、シリンダー26のロッド27が伸びる
ことでスライダー12はスライドテーブル2の摺動方向と
は直角方向に摺動可能となっている。
又、スライダー12にはブラケット20が取付けてあり、
このブラケット20には回転軸8が取付けてあり、この回
転軸8はエアシリンダ21によりレバー22を介して回動す
ることができる。この回転軸8にはホルダー7が取付け
てあり、ホルダー7にはカッター6のエッジ部がガラス
1の上面に圧接された形で、カッター6が固定されてい
る。
さらに、このテーブル2とは離れて本体23上にブラケ
ット15が取付けてあり、そのブラケット15上にはゴム状
弾性体13が取付けてある。
以上のように構成されたガラスクリーニング装置につ
いて以下、その動作を説明する。
まず、テーブル2上に、ガラス1を真空吸着して保持
し、次にモータ5を回転することでボールネジ4を回転
させ、テーブル2を移動し、モータ5に近い方のガラス
端面10がカッター6のエッジ部14の直下にくるように移
動させて、次にシリンダー21を突出させることでレバー
22を介して回転軸8を回転させ、カッター6のエッジ部
14を下降させてガラス1の表面上のしかもガラス端面10
付近に圧接させる。
次に、モータ5を回転させ、テーブル2がモータ5の
方向に移動することでカッター6のエッジ部14がガラス
端面10からガラス端面11の方向に相対的に動くように
し、エッジ部14がガラス端面11付近に来た時モータ5を
停止させ、シリンダー21を引っ込めてカッター6を上昇
させれば、カッター6のエッジ部14でガラス1の表面を
スクレイプしたことになり、ガラス1の表面の汚れを除
去することができる。
さらに、カッター6のエッジ部14に付着したゴミも、
シリンダー26のロッド27を伸ばすことでスライダー12を
移動させて、エッジ部14がゴム状弾性体13と接触し、ゴ
ム状弾性体13の弾性によりエッジ部14のゴミを擦り落と
すかたちでカッター6自身の汚れをクリーニングする。
なお、上記実施例ではカッター6を用いたが、このカ
ッター6の代りに、ガラスと同程度又はそれ以下の長さ
を有し、ガラスの平板部に加圧接触させてたわませるこ
とのできる薄い板状体を用いることもできる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、汚れが溶剤に溶ける融
けないにかかわらず、ガラスの表面上にカッターエッジ
を均一に圧接したままカッターエッジ又はガラスを移動
させることで、ガラス表面のクリーニングが行えるばか
りでなく、布等を用いて拭いた時のように布等からのゴ
ミ等も考えることなく、ガラス表面をクリーニングする
ことが可能であり、工業的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のガラスクリーニング装置の
斜視図である。 1……ガラス、2……テーブル、3……スライドガイ
ド、4……ボールネジ、5……モータ、6……カッタ
ー、7……ホルダー、8……回転軸、9,18……ベアリン
グ、10,11……ガラス端面、12……スライダー、13……
ゴム状弾性体、14……エッジ部、15,16,19,20……ブラ
ケット、17……プレート、21,26……シリンダー、22…
…レバー、23……本体、24……ブロック、25……ガイ
ド、27……ロッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−148976(JP,A) 実開 昭58−108188(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47L 1/00 - 1/16 B08B 1/02 B08B 11/04 A47L 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールネジの回転動力により、スライドガ
    イド上を摺動可能にテーブルに取付け、このテーブル上
    に平板状のガラスを吸着保持又は機械的に保持させ、こ
    のガラスの上面に接触する位置に、回転軸又は直線的に
    摺動可能なホルダーを介してカッターを取付け、テーブ
    ルの摺動によりガラスの上面に付着した汚れをカッター
    により取り除くガラスクリーニング装置。
  2. 【請求項2】テーブルの付近にブラケットを介してゴム
    状弾性体をカッターのエッジ部の高さとほぼ同一位置に
    取付け、カッターを摺動させることにより、ゴム状弾性
    体とカッターのエッジ部が接触することでカッターのエ
    ッジ部に付着した汚れを除去する請求項1記載のガラス
    クリーニング装置。
  3. 【請求項3】カッターの代わりに、ガラスと同程度又
    は、それ以下の長さを有し、ガラスの平板部に加圧接触
    させてたわませることのできる薄い板状体を用いた請求
    項1記載のガラスクリーニング装置。
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