JPS6229848Y2 - - Google Patents
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- JPS6229848Y2 JPS6229848Y2 JP2923582U JP2923582U JPS6229848Y2 JP S6229848 Y2 JPS6229848 Y2 JP S6229848Y2 JP 2923582 U JP2923582 U JP 2923582U JP 2923582 U JP2923582 U JP 2923582U JP S6229848 Y2 JPS6229848 Y2 JP S6229848Y2
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- heater
- hot water
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 55
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 16
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 14
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
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- Control Of Temperature (AREA)
- Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は温水暖房システムに関するものであ
る。
る。
従来の温水床暖房システムは、第1図に示すよ
うに、屋内1に設置したガス湯沸器等の給湯器2
から一定温度(例えば、80℃)の温水がパイプ3
を通して屋内4の温水床パネル5内を循環するよ
うにし、かつパイプ3中に熱動弁6を介挿し、こ
の熱動弁6に隣接してポジスタ等のヒータ7を配
置し、このヒータ7にスイツチ8を介して交流電
源9より給電するようにし、屋内4に室温センサ
10を配置するとともに温水床パネル5の近傍に
床温センサ11を配置して室温および床温を検知
し、この室温および床温に基づいて温度制御回路
12によりスイツチ8を開閉してヒータ7への通
電を制御し、それにより熱動弁6を開閉して温水
床パネル5への温水の流量を調整し、室温に応じ
て床温を一定範囲内に制御することにより屋内4
を快適に暖房するようになつている。この場合、
熱動弁6はヒータ7により加熱されると開き、加
熱を停止すると閉じる。
うに、屋内1に設置したガス湯沸器等の給湯器2
から一定温度(例えば、80℃)の温水がパイプ3
を通して屋内4の温水床パネル5内を循環するよ
うにし、かつパイプ3中に熱動弁6を介挿し、こ
の熱動弁6に隣接してポジスタ等のヒータ7を配
置し、このヒータ7にスイツチ8を介して交流電
源9より給電するようにし、屋内4に室温センサ
10を配置するとともに温水床パネル5の近傍に
床温センサ11を配置して室温および床温を検知
し、この室温および床温に基づいて温度制御回路
12によりスイツチ8を開閉してヒータ7への通
電を制御し、それにより熱動弁6を開閉して温水
床パネル5への温水の流量を調整し、室温に応じ
て床温を一定範囲内に制御することにより屋内4
を快適に暖房するようになつている。この場合、
熱動弁6はヒータ7により加熱されると開き、加
熱を停止すると閉じる。
この温水床暖房システムは、電気回路的には第
2図に示すように、交流電源9を電源トランス
PTで降圧して電源回路Eで直流電圧に交換し、
この直流電圧をNTCサーミスタ等の室温センサ
10および抵抗R3の直列回路と抵抗R4,可変抵
抗VRおよびNTCサーミスタ等の床温センサ11
の直列回路に加え、室温センサ10および抵抗
R3の接続点の電圧をコンパレータCPの負側入力
端に加えるとともに可変抵抗VRの中点の電圧を
コンパレータCPの正側入力端に加え、コンパレ
ータCPの出力電圧を抵抗R2を通してその正側入
力端に帰還するとともに抵抗R1,R5を介してス
イツチングトランジスタTrのベースに加え、こ
のスイツチングトランジスタTrを介して電源回
路EからリレーRYに給電するようにし、このリ
レーRYによりスイツチ8を開閉するようになつ
ている。なお、SWは電源スイツチ、D1はサージ
吸収用のダイオードである。また、室温センサ1
0、電源スイツチSWおよびスイツチ8は、温度
制御回路12とともに制御回路ボツクス内に収容
されている。
2図に示すように、交流電源9を電源トランス
PTで降圧して電源回路Eで直流電圧に交換し、
この直流電圧をNTCサーミスタ等の室温センサ
10および抵抗R3の直列回路と抵抗R4,可変抵
抗VRおよびNTCサーミスタ等の床温センサ11
の直列回路に加え、室温センサ10および抵抗
R3の接続点の電圧をコンパレータCPの負側入力
端に加えるとともに可変抵抗VRの中点の電圧を
コンパレータCPの正側入力端に加え、コンパレ
ータCPの出力電圧を抵抗R2を通してその正側入
力端に帰還するとともに抵抗R1,R5を介してス
イツチングトランジスタTrのベースに加え、こ
のスイツチングトランジスタTrを介して電源回
路EからリレーRYに給電するようにし、このリ
レーRYによりスイツチ8を開閉するようになつ
ている。なお、SWは電源スイツチ、D1はサージ
吸収用のダイオードである。また、室温センサ1
0、電源スイツチSWおよびスイツチ8は、温度
制御回路12とともに制御回路ボツクス内に収容
されている。
つぎに、動作を第3図に基づいて説明する。電
源投入直後は、床温が非常に低いため、床温セン
サ11の抵抗値が第3図Aに示すように高く、コ
ンパレータCPの正側入力端の電圧VPの方が第3
図Bに示すように負側入力端の電圧VMより高
く、コンパレータCPの出力電圧がHレベルとな
り、スイツチングトランジスタTrがオンとなつ
てリレーRYに通電され、スイツチ8がオンとな
つてヒータ7に交流電源9より通電されてヒータ
7が発熱し、それにより熱動弁6が徐々に開き始
め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全に開
く。この熱動弁6が開くことにより、温水が温水
床パネル5中を循環し、床温が徐々に上昇し、床
温センサ11の抵抗値が小さくなつて電圧VPが
降下する。
源投入直後は、床温が非常に低いため、床温セン
サ11の抵抗値が第3図Aに示すように高く、コ
ンパレータCPの正側入力端の電圧VPの方が第3
図Bに示すように負側入力端の電圧VMより高
く、コンパレータCPの出力電圧がHレベルとな
り、スイツチングトランジスタTrがオンとなつ
てリレーRYに通電され、スイツチ8がオンとな
つてヒータ7に交流電源9より通電されてヒータ
7が発熱し、それにより熱動弁6が徐々に開き始
め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全に開
く。この熱動弁6が開くことにより、温水が温水
床パネル5中を循環し、床温が徐々に上昇し、床
温センサ11の抵抗値が小さくなつて電圧VPが
降下する。
そして、時刻t1でVP<VMとなると、コンパレ
ータCPの出力電圧がLレベルとなるとともに、
電圧VPが抵抗R2による帰還量A1だけ降下し、ス
イツチングトランジスタTrがオフとなつてリレ
ーRYへの通電が停止し、スイツチ8がオフとな
つてヒータ7の発熱が停止し、熱動弁6が徐々に
閉じ始め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全
に閉じる。熱動弁6が完全に閉じる時刻t2まで
は、温水が温水床パネル5中を循環して床温が上
昇し続け、電圧VPが降下を続ける。
ータCPの出力電圧がLレベルとなるとともに、
電圧VPが抵抗R2による帰還量A1だけ降下し、ス
イツチングトランジスタTrがオフとなつてリレ
ーRYへの通電が停止し、スイツチ8がオフとな
つてヒータ7の発熱が停止し、熱動弁6が徐々に
閉じ始め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全
に閉じる。熱動弁6が完全に閉じる時刻t2まで
は、温水が温水床パネル5中を循環して床温が上
昇し続け、電圧VPが降下を続ける。
時刻t2で熱動弁6が完全に閉じると、床温が下
降し始め、電圧VPが徐々に上昇する。
降し始め、電圧VPが徐々に上昇する。
時刻t3でVP>VMとなると、コンパレータCP
の出力電圧がHレベルとなるとともに、電圧VP
が抵抗R2による帰還量A1だけ上昇し、スイツチ
ングトランジスタTrがオンとなつてリレーRYへ
通電され、スイツチ8がオンとなつてヒータ7が
発熱し、熱動弁6が徐々に開き始め、2分間程度
経過すると熱動弁6が完全に開く。この熱動弁6
が完全に開く時刻t4までは、温水床パネル5中を
循環する温水量が少く床温が下降し続け、電圧V
Pが上昇を続ける。
の出力電圧がHレベルとなるとともに、電圧VP
が抵抗R2による帰還量A1だけ上昇し、スイツチ
ングトランジスタTrがオンとなつてリレーRYへ
通電され、スイツチ8がオンとなつてヒータ7が
発熱し、熱動弁6が徐々に開き始め、2分間程度
経過すると熱動弁6が完全に開く。この熱動弁6
が完全に開く時刻t4までは、温水床パネル5中を
循環する温水量が少く床温が下降し続け、電圧V
Pが上昇を続ける。
時刻t4で熱動弁6が完全に開くと、床温が上昇
し始め、電圧VPが徐々に下降する。
し始め、電圧VPが徐々に下降する。
時刻t5でVP<VMとなると、コンパレータCP
の出力電圧がLレベルとなるとともに、電圧VP
が抵抗R2による帰還量A1だけ下降し、スイツチ
ングトランジスタTrがオフとなつてリレーRYへ
通電され、スイツチ8がオフとなつてヒータ7の
発熱が停止し、熱動弁6が徐々に開き始め、2分
間程度経過すると熱動弁6が完全に閉じる。
の出力電圧がLレベルとなるとともに、電圧VP
が抵抗R2による帰還量A1だけ下降し、スイツチ
ングトランジスタTrがオフとなつてリレーRYへ
通電され、スイツチ8がオフとなつてヒータ7の
発熱が停止し、熱動弁6が徐々に開き始め、2分
間程度経過すると熱動弁6が完全に閉じる。
以下、上記と同様に動作し、床温が室温を基準
として温度制御されることになり、室温が上昇す
れば、電圧VMが大きくなつて電圧VPがより大き
くならないとコンパレータCPが反転しなくな
り、床温は低く温度制御される。この温度制御は
可変抵抗VRを調整することで変えることができ
る。
として温度制御されることになり、室温が上昇す
れば、電圧VMが大きくなつて電圧VPがより大き
くならないとコンパレータCPが反転しなくな
り、床温は低く温度制御される。この温度制御は
可変抵抗VRを調整することで変えることができ
る。
しかし、このような従来の温水床暖房システム
は、床温度の変化を熱動弁6の動作に敏感に伝え
ることができず、温度制御時の床温の最高値と最
低値の差が大きいという欠点があつた。具体的に
説明すると、温度制御回路12からオフ信号が出
力され、熱動弁6に隣接したヒータ7への通電が
停止して熱動弁6が完全に閉じるまでにやく2分
の時間が必要となり、実際にはオフ信号発生時か
ら2分間は一定温度の温水が流れ続くことにな
り、オフ信号発生時も床面温度が上昇を続ける。
また、逆にオン信号が出力され、熱動弁6に隣接
したヒータ7への通電が開始されてから熱動弁6
が完全に開くまでに約2分程度必要となり、さら
に、一般的に、熱動弁6は屋外1に設置すること
が多く、弁が開いても最初は熱動弁6から温水床
パネル5までの冷水が循環するため、すぐには暖
まらないという熱応答性の問題があつた。すなわ
ち、電気的な信号で温度制御弁(熱動弁6)を開
閉して温水床パネル5に温水を流すのであるが、
電気的なオンオフと熱動弁6の開閉との間に時間
的な遅れがあり、床温の最高値と最低値の差(変
動幅)が大きくなつて快適な温度制御を行うこと
ができないという欠点がある。この問題は、熱動
弁6の応答性が悪いことの他に、温水温度が一定
の高温(約80℃)であることにも起因している。
すなわち、給湯器2が温水床パネル5に使用する
だけでなく、他の用途にも利用するため温水温度
を制御するシステムを構成できないためである。
は、床温度の変化を熱動弁6の動作に敏感に伝え
ることができず、温度制御時の床温の最高値と最
低値の差が大きいという欠点があつた。具体的に
説明すると、温度制御回路12からオフ信号が出
力され、熱動弁6に隣接したヒータ7への通電が
停止して熱動弁6が完全に閉じるまでにやく2分
の時間が必要となり、実際にはオフ信号発生時か
ら2分間は一定温度の温水が流れ続くことにな
り、オフ信号発生時も床面温度が上昇を続ける。
また、逆にオン信号が出力され、熱動弁6に隣接
したヒータ7への通電が開始されてから熱動弁6
が完全に開くまでに約2分程度必要となり、さら
に、一般的に、熱動弁6は屋外1に設置すること
が多く、弁が開いても最初は熱動弁6から温水床
パネル5までの冷水が循環するため、すぐには暖
まらないという熱応答性の問題があつた。すなわ
ち、電気的な信号で温度制御弁(熱動弁6)を開
閉して温水床パネル5に温水を流すのであるが、
電気的なオンオフと熱動弁6の開閉との間に時間
的な遅れがあり、床温の最高値と最低値の差(変
動幅)が大きくなつて快適な温度制御を行うこと
ができないという欠点がある。この問題は、熱動
弁6の応答性が悪いことの他に、温水温度が一定
の高温(約80℃)であることにも起因している。
すなわち、給湯器2が温水床パネル5に使用する
だけでなく、他の用途にも利用するため温水温度
を制御するシステムを構成できないためである。
したがつて、この考案の目的は、制御温度の変
動幅を小さくして快適な温度制御を行うことがで
きる温水暖房システムを提供することである。
動幅を小さくして快適な温度制御を行うことがで
きる温水暖房システムを提供することである。
この考案の一実施例を第4図に示す。すなわ
ち、この温水床暖房システムは、床温センサ11
と並列に抵抗Rc,Rbの直列回路を接続し、抵抗
RbにNTCサーミスタ等の熱動弁動作遅れ補正セ
ンサSを並列接続し、かつスイツチ8のオンオフ
に対してほとんど遅れなく応答するヒータ7に熱
動弁動作遅れ補正センサSを熱結合している。そ
の他の構成は従来例と同様である。
ち、この温水床暖房システムは、床温センサ11
と並列に抵抗Rc,Rbの直列回路を接続し、抵抗
RbにNTCサーミスタ等の熱動弁動作遅れ補正セ
ンサSを並列接続し、かつスイツチ8のオンオフ
に対してほとんど遅れなく応答するヒータ7に熱
動弁動作遅れ補正センサSを熱結合している。そ
の他の構成は従来例と同様である。
つぎに、動作を第5図に基づいて説明する。電
源投入直後は、床温が低いため、床温センサ11
の抵抗値が高く、かつ熱動弁動作遅れ補正センサ
Sの抵抗値も高く、コンパレータCPの正側入力
端の電圧V′Pの方が負側入力端の電圧VMより高
く、コンパレータCPの出力電圧がHレベルとな
り、スイツチングトランジスタTrがオンとなつ
てリレーRYに通電され、スイツチ8がオンとな
つてヒータ7に交流電源9より通電されてヒータ
7が発熱し、それにより熱動弁6が徐々に開き始
め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全に開
く。この熱動弁6が開くことにより、温水が温水
床パネル5中を循環し、床温が徐々に上昇し、床
温センサ11の抵抗値が第5図Aに示すように減
少する。また、ヒータ7の発熱開始により熱動弁
動作遅れ補正センサの抵抗値も第5図Bに示すよ
うに減少する。その結果、電圧V′Pが降下する。
源投入直後は、床温が低いため、床温センサ11
の抵抗値が高く、かつ熱動弁動作遅れ補正センサ
Sの抵抗値も高く、コンパレータCPの正側入力
端の電圧V′Pの方が負側入力端の電圧VMより高
く、コンパレータCPの出力電圧がHレベルとな
り、スイツチングトランジスタTrがオンとなつ
てリレーRYに通電され、スイツチ8がオンとな
つてヒータ7に交流電源9より通電されてヒータ
7が発熱し、それにより熱動弁6が徐々に開き始
め、2分間程度経過すると熱動弁6が完全に開
く。この熱動弁6が開くことにより、温水が温水
床パネル5中を循環し、床温が徐々に上昇し、床
温センサ11の抵抗値が第5図Aに示すように減
少する。また、ヒータ7の発熱開始により熱動弁
動作遅れ補正センサの抵抗値も第5図Bに示すよ
うに減少する。その結果、電圧V′Pが降下する。
そして、時刻t′1でV′P<VMとなると、コンパ
レータCPの出力電圧がLレベルとなるととも
に、第5図Cに示すように電圧V′Pが抵抗R2によ
る帰還量A1だけ降下し、スイツチングトランジ
スタTrがオフとなつてリレーRYへの通電が停止
し、スイツチ8がオフとなつてヒータ7の発熱が
停止する。ヒータ7の発熱の停止により熱動弁6
が徐々に閉じ始めるが、熱動弁6が完全に閉じる
までは温水が温水床パネル5中を流れて床温が上
昇し続け、床温センサ11の抵抗値が第5図Aに
示すように減少を続ける。一方、ヒータ7の発熱
の停止によりヒータ7の温度が降下し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が第5図Bに示
すように増加し始める。その結果、電圧V′Pが、
温度センサ11の抵抗値が減少(床温の上昇)す
るにもかかわらず、時刻t1以後上昇を開始する。
レータCPの出力電圧がLレベルとなるととも
に、第5図Cに示すように電圧V′Pが抵抗R2によ
る帰還量A1だけ降下し、スイツチングトランジ
スタTrがオフとなつてリレーRYへの通電が停止
し、スイツチ8がオフとなつてヒータ7の発熱が
停止する。ヒータ7の発熱の停止により熱動弁6
が徐々に閉じ始めるが、熱動弁6が完全に閉じる
までは温水が温水床パネル5中を流れて床温が上
昇し続け、床温センサ11の抵抗値が第5図Aに
示すように減少を続ける。一方、ヒータ7の発熱
の停止によりヒータ7の温度が降下し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が第5図Bに示
すように増加し始める。その結果、電圧V′Pが、
温度センサ11の抵抗値が減少(床温の上昇)す
るにもかかわらず、時刻t1以後上昇を開始する。
時刻t′2で熱動弁6が完全に閉じると、床温が
下降し始め、床温センサ11の抵抗値が増加し始
める。
下降し始め、床温センサ11の抵抗値が増加し始
める。
時刻t′3でV′P>VMとなると、コンパレータCP
の出力電圧がLレベルとなるとともに電圧V′Pが
抵抗R2による帰還量A1だけ上昇し、スイツチン
グトランジスタTrがオンとなつてリレーRYへの
通電が開始され、スイツチ8がオンとなつてヒー
タ7が発熱を開始する。ヒータ7の発熱開始によ
り熱動弁6が徐々に開き始めるが、熱動弁6が完
全に開くまでは床温が下降を続け、床温センサ1
1の抵抗値が増加を続ける。一方、ヒータ7の発
熱開始によりヒータ7の温度が降下し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が減少し始め
る。その結果、電圧V′Pが、床温センサ11の抵
抗値の増加にもかかわらず、時刻t′3以後下降を
開始する。
の出力電圧がLレベルとなるとともに電圧V′Pが
抵抗R2による帰還量A1だけ上昇し、スイツチン
グトランジスタTrがオンとなつてリレーRYへの
通電が開始され、スイツチ8がオンとなつてヒー
タ7が発熱を開始する。ヒータ7の発熱開始によ
り熱動弁6が徐々に開き始めるが、熱動弁6が完
全に開くまでは床温が下降を続け、床温センサ1
1の抵抗値が増加を続ける。一方、ヒータ7の発
熱開始によりヒータ7の温度が降下し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が減少し始め
る。その結果、電圧V′Pが、床温センサ11の抵
抗値の増加にもかかわらず、時刻t′3以後下降を
開始する。
時刻t′4で熱動弁6が完全に開くと、床温が上
昇し始め、床温センサ11の抵抗値が減少し始め
る。
昇し始め、床温センサ11の抵抗値が減少し始め
る。
時刻t′5でV′P<VMとなると、コンパレータCP
の出力電圧がHレベルとなるとともに電圧V′Pが
抵抗R2による帰還量A1だけ下降し、スイツチン
グトランジスタTrがオフとなつてリレーRYへの
通電が停止し、スイツチ8がオフとなつてヒータ
7が発熱を停止する。ヒータ7の発熱停止により
熱動弁6が徐々に閉じ始めるが、熱動弁6が完全
に閉じるまでは床温が上昇を続け、床温センサ1
1の抵抗値が減少を続ける。一方、ヒータ7の発
熱停止によりヒータ7の温度が上昇し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が増加し始め
る。その結果、電圧V′Pが、床温センサ11の抵
抗値の減少にもかかわらず、時刻t′5以後上昇を
開始する。
の出力電圧がHレベルとなるとともに電圧V′Pが
抵抗R2による帰還量A1だけ下降し、スイツチン
グトランジスタTrがオフとなつてリレーRYへの
通電が停止し、スイツチ8がオフとなつてヒータ
7が発熱を停止する。ヒータ7の発熱停止により
熱動弁6が徐々に閉じ始めるが、熱動弁6が完全
に閉じるまでは床温が上昇を続け、床温センサ1
1の抵抗値が減少を続ける。一方、ヒータ7の発
熱停止によりヒータ7の温度が上昇し始め、熱動
弁動作遅れ補正センサSの抵抗値が増加し始め
る。その結果、電圧V′Pが、床温センサ11の抵
抗値の減少にもかかわらず、時刻t′5以後上昇を
開始する。
以後、同様に動作する。室温センサ10による
動作は従来例と同様である。
動作は従来例と同様である。
なお、第5図A,Cの破線は従来例における床
温センサ11の抵抗値および電圧VPを示してい
る。
温センサ11の抵抗値および電圧VPを示してい
る。
このように、この実施例は、スイツチ8のオ
ン・オフに応答して直ちに発熱を開始・停止する
ヒータ7の温度変化を熱動弁動作遅れ補正センサ
Sで検出し、この熱動弁動作遅れ温度センサSの
抵抗値を床温センサ11の抵抗値に合成させるこ
とにより、コンパレータCPの反転時刻を床温セ
ンサ11の場合の反転時刻より早めるようにした
ため、温度制御時の床温の最高値と最低値との差
を小さくでき、快適な温度制御を行うことができ
る。また、温度制御回路収容ボツクス外に配置し
たヒータ7の発熱により熱動弁動作遅れ補正セン
サSを作動させているため、温度制御回路収容ボ
ツクス内に配置した発熱抵抗で熱動弁動作遅れ補
正センサSを作動させるのとは違つて温度制御回
路収容ボツクス内の温度上昇がなく、したがつて
室温センサ10に影響を与えることなく、安定し
た温度制御を行うことができる。また、別の発熱
抵抗が不要であるので部品点数の削減および低コ
スト化が達成できる。
ン・オフに応答して直ちに発熱を開始・停止する
ヒータ7の温度変化を熱動弁動作遅れ補正センサ
Sで検出し、この熱動弁動作遅れ温度センサSの
抵抗値を床温センサ11の抵抗値に合成させるこ
とにより、コンパレータCPの反転時刻を床温セ
ンサ11の場合の反転時刻より早めるようにした
ため、温度制御時の床温の最高値と最低値との差
を小さくでき、快適な温度制御を行うことができ
る。また、温度制御回路収容ボツクス外に配置し
たヒータ7の発熱により熱動弁動作遅れ補正セン
サSを作動させているため、温度制御回路収容ボ
ツクス内に配置した発熱抵抗で熱動弁動作遅れ補
正センサSを作動させるのとは違つて温度制御回
路収容ボツクス内の温度上昇がなく、したがつて
室温センサ10に影響を与えることなく、安定し
た温度制御を行うことができる。また、別の発熱
抵抗が不要であるので部品点数の削減および低コ
スト化が達成できる。
以上のように、この考案の温水暖房システム
は、給湯器と、この給湯器から温水が供給される
温水パネルと、前記給湯器から前記温水パネルへ
の給水路中に介在させた熱動弁と、この熱動弁を
加熱するヒータと、このヒータへの通電を開始・
停止するスイツチと、前記温水パネルの温度を検
知するパネル用温度センサと、このパネル用温度
センサの出力電圧と基準電圧とを比較するコンパ
レータと、このコンパレータにヒステリシス特性
をもたせるための帰還抵抗と、前記コンパレータ
の出力に応答して前記スイツチをオンオフ駆動す
るスイツチ駆動手段とを有して前記温水パネルの
温度を一定範囲内に制御する温度制御回路と、前
記ヒータと熱結合するとともに前記パネル用温度
センサに並列接続して前記コンパレータの反転タ
イミングを早める熱動弁動作遅れ補正用温度セン
サとを備えているので、制御温度の変動幅を小さ
くして快適な温度制御を行うことができ、かつ部
品点数の削減および低コスト化を達成できるとい
う効果がある。
は、給湯器と、この給湯器から温水が供給される
温水パネルと、前記給湯器から前記温水パネルへ
の給水路中に介在させた熱動弁と、この熱動弁を
加熱するヒータと、このヒータへの通電を開始・
停止するスイツチと、前記温水パネルの温度を検
知するパネル用温度センサと、このパネル用温度
センサの出力電圧と基準電圧とを比較するコンパ
レータと、このコンパレータにヒステリシス特性
をもたせるための帰還抵抗と、前記コンパレータ
の出力に応答して前記スイツチをオンオフ駆動す
るスイツチ駆動手段とを有して前記温水パネルの
温度を一定範囲内に制御する温度制御回路と、前
記ヒータと熱結合するとともに前記パネル用温度
センサに並列接続して前記コンパレータの反転タ
イミングを早める熱動弁動作遅れ補正用温度セン
サとを備えているので、制御温度の変動幅を小さ
くして快適な温度制御を行うことができ、かつ部
品点数の削減および低コスト化を達成できるとい
う効果がある。
第1図は従来の温水床暖房システムの構成図、
第2図はその電気回路図、第3図Aは床温センサ
の抵抗値変化を示す特性図、第3図Bはコンパレ
ータの入力電圧の波形図、第4図はこの考案の一
実施例の温水床暖房システムの電気回路図、第5
図A,Bは各センサの抵抗値変化を示す特性図、
第5図Cはコンパレータ入力電圧の波形図であ
る。 2…給湯器、3…パイプ、5…温水床パネル、
6…熱動弁、7…ヒータ、8…スイツチ、11…
床温センサ、12…温度制御回路、S…熱動弁動
作遅れ補正センサ。
第2図はその電気回路図、第3図Aは床温センサ
の抵抗値変化を示す特性図、第3図Bはコンパレ
ータの入力電圧の波形図、第4図はこの考案の一
実施例の温水床暖房システムの電気回路図、第5
図A,Bは各センサの抵抗値変化を示す特性図、
第5図Cはコンパレータ入力電圧の波形図であ
る。 2…給湯器、3…パイプ、5…温水床パネル、
6…熱動弁、7…ヒータ、8…スイツチ、11…
床温センサ、12…温度制御回路、S…熱動弁動
作遅れ補正センサ。
Claims (1)
- 給湯器と、この給湯器から温水が供給される温
水パネルと、前記給湯器から前記温水パネルへの
給水路中に介在させた熱動弁と、この熱動弁を加
熱するヒータと、このヒータへの通電を開始・停
止するスイツチと、前記温水パネルの温度を検知
するパネル用温度センサと、このパネル用温度セ
ンサの出力電圧と基準電圧とを比較するコンパレ
ータと、このコンパレータにヒステリシス特性を
もたせるための帰還抵抗と、前記コンパレータの
出力に応答して前記スイツチをオンオフ駆動する
スイツチ駆動手段とを有して前記温水パネルの温
度を一定範囲内に制御する温度制御回路と、前記
ヒータと熱結合するとともに前記パネル用温度セ
ンサに並列接続して前記コンパレータの反転タイ
ミングを早める熱動弁動作遅れ補正用温度センサ
とを備えた温水暖房システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2923582U JPS58131315U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 温水暖房システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2923582U JPS58131315U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 温水暖房システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58131315U JPS58131315U (ja) | 1983-09-05 |
JPS6229848Y2 true JPS6229848Y2 (ja) | 1987-07-31 |
Family
ID=30041043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2923582U Granted JPS58131315U (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 温水暖房システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58131315U (ja) |
-
1982
- 1982-02-27 JP JP2923582U patent/JPS58131315U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58131315U (ja) | 1983-09-05 |
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