JPS62293263A

JPS62293263A - 多色記録装置

Info

Publication number: JPS62293263A
Application number: JP61136071A
Authority: JP
Inventors: Naoaki Ino; 直亮井野
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1986-06-13
Filing date: 1986-06-13
Publication date: 1987-12-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明「産業上の利用分野」本発明は、記録媒体上に静電潜像を形成し、これを現像
する方法を用いて、２色以上の画像の記録を行う多色記
録装置に関する。

「従来の技術」電子写真方式あるいは静電記録方式を用いて記録媒体上
に静電潜像を形成し、これを現像してトナー像を得て、
記録用紙に転写する装置は、複写装置をはじめとして、
種々の記録用機器に採用されている。この装置を用いて
単色のみならず多色記録を行うものも種々開発されてい
る。

例えば、特開昭６０−１３８５６９号公報には次のよう
な技術が紹介されている。

第４図はその一例を示す概略構成図である。

この多色記録装置は、感光体ドラム１の外周に３つの露
光部２を有している。各露光部２の前後には、それぞれ
帯電器３と現像器４とが配置されている。また、この他
に、この感光体ドラム１の外周面に一点で接するように
搬送される記録用紙６の背面には、転写器７が設けられ
、その後方には、除電コロトロン８、クリーニング装置
９、除電ランプ１０が順に設けられている。感光体ドラ
ム１は矢印１１方向に回転する。

ハシメに、感光体ドラムｌは除電コロトロン８、クリー
ニング装置９、除電ランプ１０によって、外周面をクリ
ーニングされ、かつ除電される。

次に、最初の帯電器３により、一定の電荷がチヤージさ
れ、露光部２において光学像が結像される。こうして、
いわゆる静電潜像が形成され、まず、例えば、第１番目
の現像器４において、シアン色のトナーを用いて現像さ
れる。続いて、再び第２番目の帯電器３によるチャージ
が行われ、次の露光部２で静電潜像が形成されると、第
２番目の現像器４において、今度はマゼンタ色のトナー
を用いて現像がされる。

同様にして、第３番目の現像器４では、イエロー色のト
ナーを用いて現像される。このように、３色のトナー像
が感光体ドラム１上に重ねて形成されると、これが、転
写器７によって記録用紙６上に転写される。

第５図には、これとは別の方式の多色記録装置を示す。

この装置には感光体ドラム１の外周に露光部２が一個所
だけ設けられている。

また、記録用紙６は感光体ドラム１に外接された転写ド
ラム１２上に巻き付けられる。

この装置は、始めに、露光部２により形成された静電潜
像を第１番目の現像器４が現像し、シアン色のトナー像
を形成する。

これが記録用紙６に圧力によって転写されると、クリー
ニング装置９のクリーニングき帯電器３により帯電を行
った後、再び露光部２により新たな静電潜像が形成され
る。この静電潜像は第２番目の現像器４により現像され
、マゼンタ色のトナー像が形成される。このトナー像は
、同一の記録用紙６に転写されるが、このとき、先に転
写されたシアン色の画像にちょうど重なり合うように転
写が行われる。他のイエロー、ブラックについても同様
で、露光、現像、転写が合計４回くり返されて多色画像
が記録用紙上に記録される。

「発明が解決しようとする問題点」ところが、第４図に示したような多色記録装置において
は、例えばシアン色のトナー像が形成された感光体ドラ
ム１の外周面にマゼンタ色のトナー像を重ねて現像する
場合、２番目の現像器４にシアン色のトナーが混入して
いわゆる混色が生じ、鮮明な画像が得られなくなる難点
があった。

また、第５図に示したような多色記録装置では、トナー
像が別々に形成されるので、このような混色の問題はな
くなるが、第４図のものに比べてプロセス速度が遅くな
り、また、記録用紙６へのトナー像の転写の際、転写位
置がずれて色ずれを生じるおそれもあるという問題もあ
った。

もちろん、静電記録方式によるものについても、全く同
様の問題が生じる。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、プロセス
速度をおとすことが無く、また混色を生じることの無い
多色記録装置を提供することを目的とするものである。

「問題点を解決するための手段」本発明の多色記録装置は複数の記録媒体ドラムと、これ
らの記録媒体ドラム上に静電潜像を形成する記録ヘッド
と、その静電潜像を現像して上記記録媒体ドラムの外周
にトナー像を形成する現像器とを備え、上記各記録媒体
ドラムのトナー像は、直接あるいは、他の記録媒体ドラ
ムを介して所定の記録媒体ドラムの外周に転写された後
、記録用紙に一括転写されることを特徴とするものであ
る。

「作用」このように、本発明においては、静電潜像の形成と現像
は色ごとに別々の記録媒体ドラム上で行う。

そして、各記録媒体ドラム上のトナー像を、別の記録媒
体ドラムに転写し、最終的に１つの記録媒体ドラムの外
周にすべての色のトナー像を重ねて転写する。その後こ
の多色のトナー像を記録用紙に一括転写すれば、色ずれ
が発生し難く良好なカラー画像を得る。

また、記録媒体ドラムから記録媒体ドラムへの転写をそ
れぞれ、現像後のトナー像の上に他のトナー像を転写す
るようにして行えば混色のおそれもない。

「実施例」第１図は、本発明の多色記録装置の実施例を示す概略構
成図である。

この装置には、その外周面に静電潜像が書き込まれる記
録媒体ドラム２１ａ−ｊｄが合′計４個設けられている
。

各記録媒体ドラム２１ａ−ｄには、それぞれ静電記録ヘ
ッド２２ａ−ｄと現像器２３ａ−ｄとクリーニング装置
２５ａ−ｄとが設けられている。

また、３つの記録媒体ドラム２１ａ−ｃの転写部分３０
ａ−ｃの直前には、帯電器２４　ａ　−ｃが設けられて
いる。

各記録媒体ドラム２１ａ−ｄは、現像後のトナー像が互
いに重なり合って、いずれか一方に転写されるよう、そ
れぞれ一点（転写部分３０ａ〜Ｃ）で近接するよう配置
されている。

また、このうちの１つの記録媒体ドラム２１ｄには、最
終的にすべての色のトナー像が重ねて転写される。記録
用紙２６は、転写ロール２７によりこの記録媒体ドラム
２１ｄに押しつけられ、搬送装置２８によって定着器２
９に送り込まれるよう構成されている。

ここで、上記静電記録へ７ド２２ａ−ｄには、例えば特
開昭５９−１９０８５４号公報に開示されたような、放
電により生じたイオン流を、多数の電極を配列した電極
アレイを用いて制御して記録媒体上に照射し、このイオ
ンによる静電潜像を形成する方式のものを使用した。

クリーニング装置２５ａ−ｄは静電潜像の形成前に、記
録媒体ドラム２１ａ−ｄの外周面をクリーニンクするも
のである。

各現像器２３ａ−ｄには、順に、例えばシアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックのトナーが収容されているもの
とする。

各記録媒体ドラム相互間は転写部分３０ａ−ｃにおいて
、互いに０．１〜１ｍｍの間隙をあけて配置されている
。この一方の記録媒体ドラム外周のトナー像を他方の記
録媒体ドラム外周に転写するために、各記録媒体ドラム
には、それぞれ一定の電位が与えられる。この電位を与
えるために帯電器２４ａ−ｃが使用される。

すなわち、例えば予備帯電器４０により各記録媒体ドラ
ムはあらかじめ、−１５００Ｖに帯電される。そして、
各記録媒体ドラム上において、静電潜像は正イオン流に
より形成され、負帯電のトナーを用いて現像がなされる
。このコントラストを８００■とすると、帯電器２４ａ
−ｃは、現像後の記録媒体ドラムをそれぞれ一２４００
Ｖに再帯電させる。

以上の構成の本発明の多色記録装置は次のように動作す
る。

まず、各静電記録ヘッド２２ａ−ｄが、−斉に記録媒体
ドラム２１ａ−ｄの外周へ静電潜像の形成を行う。その
静電潜像は現像器２３ａ−ｄにより現像され、各記録媒
体ドラム２１ａ−ｄの外周面には、それぞれ、シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー像が形成される
。

ここで、例えば記録媒体ドラム２１ａと記録媒体ドラム
２１ｂとが近接する転写部分３０ａでは、両者の表面電
位に９００〜１７００Ｖの電位差があるので、記録媒体
ドラム２１ａ上のシアン色のトナー像が記録媒体ドラム
２１ｂ上に転写される。

続いて、こうして重ね合わされたシアン色のトナー像と
マゼンタ色のトナー像が、同様の作用で記録媒体ドラム
２１ｃに転写される。

さらにこれらのトナー像は最後に記録媒体ドラム２１ｄ
上に重ねて転写される。こうして、記録媒体ドラム２１
ｄの外周には、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラ
ックのトナー像が重なり合って形成される。

これがバイアス電圧が印加された転写ロール２７の圧力
によって記録用紙２６に圧接されると、記録用紙２６に
４色構成のカラー画像が記録される。

第２図には、本発明の他の実施例の概略構成図を示した
。

この実施例においては、記録媒体ドラム２１ｃの外周の
トナー像は記録媒体ドラム２１ｄへ、記録媒体ドラム２
１ａの外周のトナー像は記録媒体ドラム２１ｂへ転写さ
れてから記録媒体ドラム２１ｄへ再転写されるよう構成
されている。他の部分で、第１図と同一構成の部分は同
−符号４付して、重複する説明を省略する。

また、第３図はさらに別の実施例を示す概略構成図であ
る。

この実施例では、１個の記録媒体ドラム２１ｄを中心と
して３個の記録媒体ドラム２１ａ１２１ｂ、２１Ｃが配
置され、各トナー像はすべて直接記録媒体ドラム２１ｄ
の外周に転写されるよう構成されている。

このような構成の場合、転写される受側の記録媒体ドラ
ム２１ｄのみを、帯電器２４ｄを用いて高電位に帯電さ
せ、他の記録媒体ドラムはこれより低電位のそれぞれほ
ぼ等しい電圧に設定されていればよい。

「変形例」本発明の多色記録装置は以上の実施例に限定されない。

なお、第１図から第３図において、転写用の予備帯電器
４０を除去し、記録ヘッド２２のみで静電潜像コントラ
ストを形成させてもよい。

さらに、転写する側と転写される側の記録媒体ドラムの
双方について、転写部分の直前に一定の電位差を付与す
る帯電器を設けるようにしてもよい。このようにしたと
ころ、トナー像の内容に関係なく転写がきわめて均一に
行われた。

また、帯電器を用いず、ドラム間に一定の直流バイアス
を印加してもよい。例えば、第３図の実施例において、
記録媒体ドラム２１ｄに一１００ＯＶ、記録媒体ドラム
２１ａ−ｃに一２５００Ｖの電源を接続する。この場合
、例えば各記録媒体ドラムに酸化アルミニウム製のドラ
ムを使用し、互いに単位幅あたりの圧力が約０．７ｋｇ
／ｃｍとなるように外接させ、電位差および圧力を加え
て転写を行った。これによっても良好な多色画像の転写
を行うことができた。

さらに、第１図の実施例において、各記録媒体ドラム２
１ａ〜２１ｄの現像器の後方に、それぞれ帯電器を設け
て、各ドラムを順に異なる電位に帯電させるようにして
もよい。

すなわち、記録媒体ドラム２１ａ〜２１ｄに順に一３０
００Ｖ、−２５００Ｖ、−２０００Ｖ、〜１５００Ｖと
いうように順に一定の電位差が生じるように帯電を行う
。このようにしても、きわめて均一な転写が行われ、良
好な多色画像を得ることができた。

もちろん、この方法は、第２図、第３図の実施例につい
ても実行することができる。

また、正帯電のトナーを使用した場合、電圧の順序が逆
になることはいうまでもない。

上記ドラムに直流バイアスを加える方法、ドラムを所定
電圧に帯電させる方法、ドラムを相互に外接させて圧力
を用いて転写する方法は、□適当に組み合わせて使用し
てさしつかえない。

記録ヘッドは、記録媒体ドラム上に静電潜像を形成する
ものであればなんでもよく、上記実施例のほかに、レン
ズ等を用いた露光装置や、レーザ、発光ダイオードアレ
イ等の種々の既知の装置を使用してさしつかえない。ま
た、トナーの色やその種類も任意に変更してよい。

「発明の効果」以上説明した本発明の多色記録装置によれば、混色や色
ずれを生じることなく、高速で高画質の多色画像を記録
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多色記録装置の実施例を示す概略構成
図、第２図は本発明の多色記録装置の別の実施例を示す
概略構成図、第３図は本発明の多色記録装置のさらに別
の実施例を示す概略構成図、第４図は従来の多色記録装
置の一例を示す概略構成図、第５図は従来の多色記録装
置の別の例を示す概略構成図である。２１ａ〜２１ｄ・・・・・・記録媒体ドラム、２２ａ〜
２２ｄ・・・・・・記録ヘッド、２３ａ〜２３ｄ・・・
・・・現像器、２６・・・・・・記録用紙。出　　願　　人富士ゼロックス株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

複数の記録媒体ドラムと、これらの記録媒体ドラム上に
静電潜像を形成する記録ヘッドと、その静電潜像を現像
して前記記録媒体ドラムの外周にトナー像を形成する現
像器とを備え、前記各記録媒体ドラムのトナー像は、直
接あるいは、他の記録媒体ドラムを介して所定の記録媒
体ドラムの外周に転写された後、記録用紙に一括転写さ
れることを特徴とする多色記録装置。