JPH0815948A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0815948A
JPH0815948A JP6147646A JP14764694A JPH0815948A JP H0815948 A JPH0815948 A JP H0815948A JP 6147646 A JP6147646 A JP 6147646A JP 14764694 A JP14764694 A JP 14764694A JP H0815948 A JPH0815948 A JP H0815948A
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image forming
toner
developing
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JP6147646A
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Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体上に転写後に残留するトナーを現像器
により取込むことで、クリーニング器を不要にする装置
において、感光体上の残留トナーによる影響が、次の像
形成に生じにくい装置を提供する。 【構成】 このようなクリーニング器を不要とする装置
として、中間転写体に感光体上のトナーを転写し、更に
この中間転写体上のトナーを転写材に一括して転写する
装置に適用する。 【効果】 感光体のトナーは中間転写体に転写されるの
で、転写後、トナーの電荷特性は安定しており、次工程
の像形成に影響を与えることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被記録画像に対応して電
子写真感光体等の像担持体に形成された静電潜像を、ト
ナー等の現像剤により現像して転写材等に記録する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示す従来例の画像形成装置につい
て簡単に説明する。
【0003】まず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にしてセットする。次にコピーボタンを押すこ
とにより複写が開始される。原稿照射用ランプ、短焦点
レンズアレイ、CCDセンサーが一体のユニット9とな
って原稿を照射しながら走査することにより、その照明
走査光の原稿面反射光が、短焦点レンズアレイによって
結像されてCCDセンサーに入射される。CCDセンサ
ーは受光部、転送部、出力部より構成されている。CC
D受光部において光信号が電気信号に変えられ、転送部
でクロックパルスに同期して順次出力部へ転送され、出
力部において電荷信号を電圧信号に変換し、増幅、低イ
ンピーダンス化して出力する。このようにして得られた
アナログ信号を周知の画像処理を行ってデジタル信号に
変換してプリンター部に送られる。プリンター部におい
ては、上記の画像信号を受けて以下のようにして静電潜
像を形成する。
【0004】図8は、前記の装置においてレーザー光を
走査するレーザー走査部100の概略構成を示すもので
ある。このレーザー走査部100によりレーザー光を走
査する場合には、まず入力された画像信号に基づき発光
信号発生器101により、固体レーザー素子102を所
定タイミングで明滅させる。そして固体レーザー素子1
02から放射されたレーザー光は、コリメーターレンズ
系103により略平行な光束に変換され、更に矢印b方
向に回転する回転多面鏡104により矢印c方向に走査
されると共にfθレンズ群105a、105b、105
c、により感光ドラム等の被走査面106にスポット上
に結像される。この様なレーザー光の走査により被走査
面106上には画像一走査分の露光分布が形成され、更
に各走査毎に被走査面106を前記走査方向とは垂直に
所定量だけスクロールさせれば、該被走査面106上に
画像信号に応じた露光分布が得られる。
【0005】図9は、本従来例において用いた2成分磁
気ブラシ現像用の現像器4の概略図である。図中11は
現像スリーブ、12は現像スリーブ内に固定配置された
マグネットローラー、13、14は攪拌スクリュー、1
5は現像剤を現像スリーブ表面に薄層形成するために配
置された規制ブレード、16は現像容器である。ここで
前記静電潜像を、上記の現像器を用いて2成分磁気ブラ
シ法により顕像化する現像工程と現像剤に循環系につい
て以下説明する。まず、現像スリーブ11の回転に伴い
2極で汲み上げられた現像剤は、S2極→N1極と搬送
される過程において、現像スリーブ11に対して垂直に
配置された規制ブレード15によって規制され、現像ス
リーブ11上に薄層形成される。ここで薄層形成された
現像剤が、現像主極S1極に搬送されてくると磁気力に
よって穂立ちが形成される。この穂状に形成された現像
剤によって前記静電潜像を現像し、その後N3極、N2
の反発磁界によって現像スリーブ11上の現像剤は、現
像容器16内に戻される。
【0006】現像スリーブ11には図示しない電源から
直流バイアス及び交流バイアスが印加され、本実施例で
は交流成分としてVpp=2000V、f=2000H
zが印加されている。一般に二成分現像法においては交
流バイアスを印加すると現像効率が増し、画像は高品位
になることが知られている。
【0007】このようにして、図4の装置においては感
光ドラム1上に形成されたトナー像は、転写帯電器7に
よって転写材上に静電転写される。その後転写材は、分
離帯電器8によって静電分離されて定着器6へと搬送さ
れ、熱定着されて画像が出力される。
【0008】一方、トナー像転写後の感光ドラム1の面
は、クリーニング器5によって転写残りトナー等の付着
汚染物の除去し、残電荷を前露光ランプ2を照射するこ
とによりなくした後、繰り返し画像形成に使用される。
【0009】本構成は一例であって、例えば帯電器3は
コロナ帯電器でなく帯電ローラであったり、転写帯電器
7も転写ローラであったりと、様々な方式があるが基本
的には上記した様に帯電、露光、現像、転写、定着、ク
リーニングの工程で画像が形成される。
【0010】このような構成の単色複写機に対して、書
類のカラー化の伴い図7のような複数色の画像形成ユニ
ットを有するカラー複写機が考案されている。図7のよ
うな方式に対して、単一の画像形成ユニットに複数色の
現像手段を有する図5に示すような多重転写方式の電子
写真装置や図6に示すような多重現像方式の電子写真装
置がある。但しこれらの方法は、カラー画像を形成する
際に色数だけ感光ドラムが回転しなければならないた
め、出力スピードをあげることが出来ない。これに対し
て、図7のような方式を用いると単色の場合と同様の出
力スピードを維持できる。但しこのような方法において
は、複数の画像形成ユニットを持つため、どうしても装
置が大型化してしまう。このような装置を小型化する場
合、前記したような帯電、露光、現像、転写、定着、ク
リーニングの工程がそれぞれ小型になるだけでは限界が
あった。また、前記した転写残トナーはクリーナー5に
よって回収されるが、この廃トナーは環境保護の面から
もないことが好ましい。
【0011】そこで、上記のクリーナー5を取り外し現
像装置4によって現像同時クリーニングを行う装置も出
現している。このような現像同時クリーニング方式と
は、転写後に感光ドラム上に若干残留したトナーを次工
程以後の現像時にかぶり取りバイアスによって回収する
方法である。この方法によれば、転写残トナーは回収さ
れて次工程以後用いられるため、廃トナーをなくすこと
ができる。またスペースの面での利点も大きく、大幅に
小型化できるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとしている課題】このような方法で
カラー画像を出力したところ、本来画像がない部分に前
工程の画像の履歴が発生してしまう現象(ポジゴース
ト)や2色目以降の現像手段内に他の色トナーが混色し
てしまう現象が発生することがある。
【0013】前者は、転写工程で感光ドラム上に残留し
た転写残トナーが、現像時にかぶり取り電位によって完
全に回収できなかったために発生する履歴である。また
後者は、多重転写時に、紙上に転写されているトナーが
ドラム上に戻ってしまう現象である再転写のため発生す
る。この再転写がおこると他の色のトナーが感光ドラム
に移り現像手段に回収することによって、混色が発生し
てしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なる色トナ
ーを用いる現像手段を有する複数の画像形成ユニットで
形成したトナー像を転写材に転写し、色画像を転写材に
形成する画像形成装置であって、各画像形成ユニット
は、転写工程後に感光体に残留したトナーを除去する手
段を兼ねた現像手段と、形成したトナー像を中間転写体
に順次転写する第1の転写手段と、中間転写体上のトナ
ー像を転写材に一括して転写する第2の転写手段とを有
するものである。
【0015】また、本発明は異なる色トナーを用いる現
像手段を有する複数の画像形成ユニットで形成したトナ
ー像を転写材に転写し、色画像を転写材に形成する画像
形成装置であって、特定の画像形成ユニットは、転写工
程後に感光体に残留したトナーを除去する手段を兼ねた
現像手段と、形成したトナー像を中間転写体に順次転写
する第1の転写手段と、中間転写体上のトナー像を転写
材に一括して転写する第2の転写手段とを有するもので
ある。
【0016】上記本発明に適用するトナーは、重合法に
より形成したトナーである場合、その効果をより高める
ことが出来る。
【0017】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の実施例1において用いた電
子写真複写機である。この複写機は、レッドとブラック
の画像形成ユニットを有しており、2色画像が出力でき
る。本実施例においては、現像方法をして従来例と同様
に2成分接触現像を用い、現像剤として磁性キャリアに
対して重合法で生成したトナーを混合したものを用い
た。本実施例の特徴としては、それぞれの画像形成ユニ
ットにおいてクリーニング器を現像器が兼ねているため
クリーニング器が省略されている。また、それぞれの画
像形成ユニットにおいて形成されたトナー像は、画像保
持体である中間転写体ベルト82上に多重転写した後に
転写材に一括転写されることにより画像形成される。以
下本実施例について説明する。
【0018】まず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にしてセットする。次にコピーボタンを押すこ
とにより複写が開始される。原稿画像の読み込みは、従
来例と同様にスキャナーユニット9により行い、読み込
まれた画像情報を黒信号と赤信号に色分解しプリンター
部へと送られる。
【0019】プリンター部には、レッド用の画像形成ユ
ニットとブラック用の画像形成ユニットが設置されてい
る。それぞれの画像形成ユニットには、像形成体である
感光ドラム1と、該感光ドラム1を均一に帯電するため
の一次帯電ローラ31、また、感光ドラム1上に静電潜
像を形成するための像露光系として固体スキャナー11
0、形成された静電潜像をトナー粒子で現像する現像器
4R、4Bk、トナー画像を中間転写体ベルト82上に
静電的に転写する第1の転写手段としての転写ローラ7
1が配置されている。ここで、上記中間体ベルトとして
は、例えば、素材として、ポリウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂、ポリブタジエン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、フッ素系樹脂
等に対して、導電性のカーボン粒子や金属粉等を分散混
合させたものが用いられる。本実施例においては、ポリ
ウレタン系樹脂にカーボン粒子を分散させたものを用い
た。そしてその表面の体積抵抗値は108Ωcm〜10
16Ωcmの範囲が望ましい。108Ωcm以下のシート
を用いた場合には画像に、にじみ、太りが生じ、1016
Ωcm以上のシートを用いた場合には画像の飛び散りの
発生や、シートの除電の必要性が発生する。本実施例に
おいては、厚さ150μm、体積抵抗約1012Ωcmの
無端ベルトを用いた。
【0020】従来例においては、像露光手段としてレー
ザースキャナー100を用いたが、本実施例においては
光路長を必要とせず装置の小型化に有利な固体スキャナ
ー110として、LEDを用いた。その他の現像器等は
特に断らない限り従来例と同様のものを用いた。
【0021】プリンター部にレッドの画像信号が送られ
ると、レッドの画像形成ユニットの帯電された感光ドラ
ム1をLED110によってレッドの画像信号に対応し
た光信号の照射を行い静電潜像を形成する。この静電潜
像をレッドトナーを収容した現像器4Rによって現像し
感光ドラム1上に赤画像を形成する。この赤画像は第1
の転写手段である転写ローラ71によって中間転写体ベ
ルト82上に転写される。この動作と同時にブラックの
画像形成ユニットにおいてはブラックの画像信号に対応
した光信号を照射することにより静電潜像が形成され、
この静電潜像をブラックトナーを収容した現像装置4B
kによって現像し感光ドラム1上に黒画像が形成され
る。このようにして形成された黒画像は、すでに赤画像
が形成された中間転写体ベルト82上に重ね合わせるよ
うに第1の転写手段である転写ローラ71により転写さ
れる。
【0022】以上の工程によって得られた2色画像は更
に中間転写体ベルト82上から第2の転写手段である転
写ローラ72により転写材に一括転写を行い、定着ユニ
ット6に搬送され熱定着される。このとき、微量に残さ
れた中間体ベルト82上のトナーはON.OFF可能な
クリーニング器51によって清掃される。
【0023】また、転写工程が終わったレッドの画像形
成ユニット及びブラックの画像形成ユニットのそれぞれ
の感光ドラム1上には転写残トナーが若干残されてい
る。ここで従来例のように再転写が発生してしまう場合
においては、レッドの画像形成ユニットの感光ドラム1
上にはレッドトナーの転写残トナーのみであるが、ブラ
ックの画像形成ユニットの感光ドラム1上にはブラック
トナーとレッドトナーの両方のトナーが存在してしま
う。
【0024】これに対し、本実施例のように体積抵抗が
約1012Ω・cm前後の抵抗値に設定した中間転写体ベ
ルト82上への転写の場合には、紙のような転写材への
転写と違い、抵抗ムラ等のない均一な材質への転写とな
るため、高転写効率と再転写の防止が実現できる。その
理由としては、例えば紙のような転写材の場合、環境差
による転写材の吸湿状態により体積抵抗値が109〜1
12Ω・cmと大きく変動する。これに対して中間転写
体ベルトを用いた場合には、抵抗変動を小さく抑えるこ
とができる。このため、中間転写体ベルト82を用いた
場合にはそれぞれの画像形成ユニットの感光ドラム上に
はそれぞれの色トナーが極少量存在している。
【0025】ここで、それぞれの画像形成ユニットの感
光ドラム1上の微量の転写残トナーは、放電によって極
性が正のものと負のものが混在しているが、次工程の一
次帯電工程で極性が揃えられ現像時のかぶり取り電界に
よって非画像部領域の前記転写残トナーは現像装置4
R、4Bk内に回収される。ここでこれらの現像時同時
回収工程は、回転方向の画像領域が、感光ドラムの周長
よりも長い場合には、その他の画像形成工程(帯電、像
露光、現像、転写)と同時進行で行われる。
【0026】本実施例のように、レッドとブラックの画
像形成ユニットを持ち、画像形成ユニットでは転写残ト
ナーを除去するクリーニング器が現像器によって兼ねら
れる画像形成装置において、画像形成ユニットにおいて
形成されたトナー像が、中間転写体ベルト82上で多重
転写された後に、転写材に一括転写される構成をとるこ
とにより、装置の大幅な小型化や廃トナーの減少の実現
とポジゴーストや再転写による混色の防止を両立するこ
とが可能となる。
【0027】(実施例2)図2は本発明の実施例2にお
いて用いた電子写真複写機である。この複写機は、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ユニット
を有しており、フルカラー画像が出力できる。本実施例
においては、現像方法をして従来例と同様に2成分接触
現像を用い、現像剤として磁性キャリアに対して重合法
で生成したトナーを混合したものを用いた。本実施例の
特徴としては、それぞれの画像形成ユニットにおいてク
リーニング器を現像器が兼ねているためクリーニング器
が省略されている。また、それぞれの画像形成ユニット
において形成されたトナー像は、画像保持体である中間
転写体ベルト82上に第1の転写手段により多重転写し
た後に転写材に第2の転写手段により一括転写されるこ
とによりフルカラー画像が形成される。
【0028】以下本実施例について説明する。まず、原
稿台10上に原稿Gを複写すべき面を下側にしてセット
する。次にコピーボタンを押すことにより複写が開始さ
れる。原稿画像の読み込みは、従来例と同様にスキャナ
ーユニット9により行い、読み込まれたレッド、グリー
ン、ブルーの色画像情報を、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックに色分解しそれぞれの信号に変換されてプ
リンター部へと送られる。
【0029】プリンター部には、イエロー用、マゼンタ
用、シアン用、ブラック用の画像形成ユニットが設置さ
れている。それぞれの画像形成ユニットは、実施例1と
ほぼ同様のものである。
【0030】プリンター部にイエローの画像信号が送ら
れると、イエローの画像形成ユニットの帯電された感光
ドラム1にLEDによりイエローの画像信号に対応した
光信号を照射することにより静電潜像を形成する。この
静電潜像をイエロートナーを収容した現像器4Yによっ
て現像し感光ドラム1上にイエロー画像を形成する。こ
のイエロー画像は第1の転写手段としての転写ローラ7
1によって中間転写体ベルト82上に転写される。この
動作と同時にマゼンタの画像形成ユニットにおいてはマ
ゼンタの画像信号に対応した光信号を照射することによ
り静電潜像が形成され、この静電潜像をマゼンタトナー
を収容した現像器4Mによって現像し感光ドラム1上に
マゼンタ画像が形成される。このようにして形成された
マゼンタ画像は、すでにマゼンタ画像が形成された中間
転写体ベルト82上に同様にして重ね合わせるように転
写される。更に同様の工程を、シアン、ブラックについ
て行うことによりフルカラー画像が中間転写体ベルト8
2上に形成される。
【0031】以上の工程によって得られたフルカラー画
像は中間転写体ベルト82上から転写材上に第2の転写
手段である電圧が印加された転写ローラ72によって転
写する。更に、転写材は定着ユニットに搬送され熱定着
される。このとき、微量に残された中間体ベルト82上
のトナーはON.OFF可能なクリーニング器51によ
って清掃される。
【0032】また、転写工程が終わったそれぞれの画像
形成ユニットのそれぞれの感光ドラム1上には転写残ト
ナーが若干残されている。ここで従来例のように再転写
が発生してしまう場合においては、イエローの画像形成
ユニットの感光ドラム1上にはイエロートナーの転写残
トナーのみであるが、その他の画像形成ユニットの感光
ドラム1上には、複数色のトナーが存在してしまう。
【0033】これに対し、本実施例のように体積抵抗が
約1012Ω・cm前後の抵抗値に設定した中間転写体ベ
ルト82上への転写の場合には、紙のような転写材への
転写と違い、抵抗ムラ等のない均一な材質への転写とな
るため、高転写効率と再転写の防止が実現できる。この
ため、それぞれの画像形成ユニットの感光ドラム上には
それぞれの色トナーが極少量存在している。
【0034】ここで、それぞれの画像形成ユニットの感
光ドラム1上の微量の転写残トナーは、放電によって極
性が正のものと負のものが混在しているが、次工程の一
次帯電工程で極性が揃えられ現像時のかぶり取り電界に
よって非画像部領域の前記転写残トナーは現像装置4
Y、4M、4C、4Bk内に回収される。ここでこれら
の現像時同時回収工程は、回転方向の画像領域が、感光
ドラムの周長よりも長い場合には、その他の画像形成工
程(帯電、像露光、現像、転写)と同時進行で行われ
る。
【0035】本実施例のように、イエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの画像形成ユニットを持ち、画像形成
ユニットでは転写残トナーを除去するクリーニング手段
が現像手段によって兼ねられる画像形成装置において、
画像形成ユニットにおいて形成されたトナー像が、中間
転写体ベルト82上で多重転写された後に、転写材に一
括転写される構成をとることにより、装置の大幅な小型
化や廃トナーの極少の実現とポジゴーストや再転写によ
る混色の防止を両立することが可能となる。
【0036】(実施例3)図3は本発明の実施例3にお
いて用いた電子写真複写機である。この複写機は、イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成ユニット
を有しており、フルカラー画像が出力できる。本実施例
においては、現像方法をして従来例と同様に2成分接触
現像を用い、現像剤として磁性キャリアに対して重合法
で生成したトナーを混合したものを用いた。また、それ
ぞれの画像形成ユニットにおいてクリーニング器を現像
器が兼ねているためクリーニング器が省略されている。
画像形成方法としては、第一の画像形成ユニットのブラ
ックについては、転写材に直接転写し、第二以降の画像
形成ユニットである、イエロー、マゼンタ、シアンにつ
いては、中間転写体ベルト82上に多重転写した後に、
すでにブラック画像が転写された転写材の上に一括転写
してフルカラー画像を形成する。
【0037】以下本実施例について説明する。まず、原
稿台10上に原稿Gを複写すべき面を下側にしてセット
する。次にコピーボタンを押すことにより複写が開始さ
れる。原稿画像の読み込みは、従来例と同様にスキャナ
ーユニット9により行い、読み込まれたレッド、グリー
ン、ブルーの色画像情報をブラック、イエロー、マゼン
タ、シアン、に色分解しそれぞれの信号に変換されてプ
リンター部へと送られる。
【0038】プリンター部にはブラック用、イエロー
用、マゼンタ用、シアン用、の画像形成ユニットが設置
されている。
【0039】プリンター部にブラックの画像信号が送ら
れると、ブラックの画像形成ユニットの帯電された感光
ドラム1にLEDによりブラックの画像信号に対応した
光信号を照射することにより静電潜像を形成する。この
静電潜像をブラックトナーを収容した現像器4Bkによ
って現像し感光ドラム1上にブラック画像を形成する。
このブラック画像は転写ローラ71によって転写材上に
転写される。この動作と同時にイエローの画像形成ユニ
ットにおいてはイエローの画像信号に対応した光信号を
照射することにより静電潜像が形成され、この静電潜像
をイエロートナーを収容した現像器4Yによって現像し
感光ドラム1上にイエロー画像が形成される。このよう
にして形成されたイエロー画像は、第1の転写手段であ
る転写ローラ71によって中間転写体ベルト82上に転
写される。更に同時にマゼンタの画像形成ユニットにお
いてはマゼンタの画像信号に対応した光信号を照射する
ことにより静電潜像が形成され、この静電潜像をマゼン
タトナーを収容した現像装置4Mによって現像し感光ド
ラム1上にマゼンタ画像が形成される。このようにして
形成されたマゼンタ画像は、すでにイエロー画像が形成
された中間転写体ベルト82上に重ね合わせるように転
写される。同様の工程を、シアンについて行うことによ
り3色画像が中間転写体ベルト82上に形成される。
【0040】以上の工程によって得られた3色画像は中
間転写体ベルト82上からすでにブラック画像が転写さ
れた転写材上に第2の転写手段である電圧が印加された
転写ローラ72によって多重転写する。このようにして
形成されたフルカラー画像は、定着ユニットに搬送され
熱定着される。このとき、微量に残された中間体ベルト
82上のトナーはON.OFF可能なクリーニング器5
1によって清掃される。
【0041】また、複写画像がブラック単色の場合に
は、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれの画像形成
ユニットと中間転写体ベルト82は動作を行わずに、ブ
ラックの画像形成ユニットのみで画像を形成する。この
ようにすることによって、ブラック単色画像においては
実施例2と比較した場合スピードアップが実現できる。
【0042】また、転写工程が終わったそれぞれの画像
形成ユニットのそれぞれの感光ドラム1上には転写残ト
ナーが若干残されている。ここで従来例のように再転写
が発生してしまう場合においては、第一の画像形成ユニ
ットであるブラックの画像形成ユニット中の感光ドラム
1上にはブラックトナーの転写残トナーのみであるが、
その他の画像形成ユニットの感光ドラム1上には、複数
色のトナーが存在してしまう。
【0043】これに対し、第二の画像形成ユニット以降
で形成された画像を本実施例のように適正な抵抗値に設
定した中間転写体ベルト82上へ多重転写した後に、す
でにブラック画像が転写された転写材上に電圧が印加さ
れた転写ローラ72によって一括に多重転写する場合に
は、中間転写体ベルト82への転写は紙のような転写材
への転写と違い、抵抗ムラ等のない均一な材質への転写
となるため、第二の画像形成ユニット以降の転写におい
ても高転写効率と再転写の防止が実現できる。このた
め、それぞれの画像形成ユニットの感光ドラム上には混
色がなくそれぞれの色トナーが極少量存在している。
【0044】ここで、それぞれの画像形成ユニットの感
光ドラム1上の微量の転写残トナーは、放電によって極
性が正のものと負のものが混在しているが、次工程の一
次帯電工程で極性が揃えられ現像時のかぶり取り電界に
よって非画像部領域の前記転写残トナーは現像装置4B
k、4Y、4M、4C内に回収される。ここでこれらの
現像時同時回収工程は、回転方向の画像領域が、感光ド
ラムの周長よりも長い場合には、その他の画像形成工程
(帯電、像露光、現像、転写)と同時進行で行われる。
【0045】本実施例のように、ブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンの画像形成ユニットを持ち、画像形成
ユニットでは転写残トナーを除去するクリーニング手段
が現像手段によって兼ねられる画像形成装置において、
第一の画像形成ユニットのブラックについては、転写材
に直接転写し、第二以降の画像形成ユニットである、イ
エロー、マゼンタ、シアンについては、中間転写体ベル
ト82上に多重転写した後に、すでにブラック画像が転
写された転写材の上に一括転写してフルカラー画像を形
成する構成をとることにより、装置の大幅な小型化や廃
トナーの極少の実現とポジゴーストや再転写による混色
の防止を両立することが可能となる。また、第一の画像
形成ユニットであるブラックを直接転写材に転写する別
構成にすることにより、ブラック単色画像のスピードア
ップが実現できる。
【0046】本実施例1〜3においては、トナーとして
懸濁重合法で生成したトナーを用い、感光ドラム1とし
て有機感光体を用いた。ここで、現像同時回収を行う画
像形成ユニットにおいては、転写性及び回収性の良さか
ら上記重合法で生成したトナーを用いることが好まし
い。この重合法で生成されたトナーの特性は感光体に対
する付着力が小さいことに起因される。付着力において
代表的なものは鏡影力である。鏡影力は、電荷量と距離
に大きく依存する。トナーが帯電する場合、磁性キャリ
アとの摺擦によってトナー表面が帯電されるため、粉砕
トナーのように凹凸がある場合、凸部が集中的に帯電さ
れる。これに対して、重合トナーのように球形トナー
(または球形に近い形(卵型、こんぺいとう型など))
の場合、均一に帯電される。粉砕トナーにおいては凸部
が接触するため、非常に近接した領域に電荷が多く存在
することにより鏡影力は増大する。これに対して、点で
接触した場合には、近接領域の電荷量が少ないため、前
記に比べ鏡影力は小さくなる。このため、転写性や回収
性を高めることが可能となる。
【0047】ただし、その他のトナーにおいても、現像
時の印加現像バイアス等の工夫をすることにより、回収
が行えることもわかっている。また現像方式について
も、回収性の面から接触現像方式が好ましく、実施例に
おいては2成分磁気ブラシ現像法を例に用いたがこれに
限定されるものではない。画像保持体としても、本実施
例においては小型化のために中間転写体ベルトを用いた
が、ベルト方式に限られるものではなくドラム型のもの
でも構わない。また材質についても、適正な抵抗に制御
できる材質であれば特に限定されない。つまり、本発明
は、トナー、感光体の種類、現像法、中間体の種類等に
よって限定されるものではなく、複数の画像形成ユニッ
トを持ち、それぞれの画像形成ユニットでは転写残トナ
ーを除去するクリーニング手段が現像手段によって兼ね
られる画像形成装置において、少なくとも第二の画像形
成ユニット以降において形成された複数の現像剤像が中
間転写体上で多重転写された後に、転写材に一括転写さ
れる構成をとる、全ての画像形成装置に適用される。
【0048】
【発明の効果】以上説明のように、少なくとも複数の画
像形成ユニットを持ち、該画像形成ユニットでは転写残
り現像剤を除去するクリーニング手段が現像手段によっ
て兼ねられる電子写真方式の画像形成装置であって、特
に、形成された複数の現像剤像が、画像保持体上で多重
転写された後に、転写材に一括転写される装置において
は、紙のような転写材への転写と違い、抵抗ムラ等のな
い均一な材質への転写となるため、高転写効率と再転写
の防止が実現できる。このため、転写残り現像剤を除去
するクリーニング手段を現像手段によって兼ねることが
可能となり、装置の大幅な小型化や廃トナーの極少の実
現とポジゴーストや再転写による混色の防止を両立する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において用いた画像形成装置の概略
図。
【図2】実施例2において用いた画像形成装置の概略
図。
【図3】実施例3において用いた画像形成装置の概略
図。
【図4】従来例において用いた単色画像形成装置の概略
図。
【図5】従来例において用いた多重転写方式のカラー画
像形成装置の概略図。
【図6】従来例において用いた多重現像方式のカラー画
像形成装置の概略図。
【図7】従来例において用いたカラー画像形成装置の概
略図。
【図8】レーザー走査部の概略図。
【図9】現像装置の概略図。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 前露光ランプ 3 一次帯電器 4 現像装置 5、51、52 クリーナー 6 定着器 7 転写帯電器 8 分離帯電器 9 原稿スキャンユニット 10 原稿台 11 現像スリーブ 12 マグネットローラー 13、14 攪拌スクリュー 15 規制ブレード 16 現像容器 31 一次帯電ローラ 71、72 転写ローラ 81 転写材保持体 82 中間体転写ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色トナーを用いる現像手段を有す
    る複数の画像形成ユニットで形成したトナー像を転写材
    に転写し、色画像を転写材に形成する画像形成装置にお
    いて、 各画像形成ユニットは、 転写工程後に感光体に残留したトナーを除去する手段を
    兼ねた現像手段と、 形成したトナー像を中間転写体に順次転写する第1の転
    写手段と、 中間転写体上のトナー像を転写材に一括して転写する第
    2の転写手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1のトナーは、重合法で形成した
    トナーである画像形成装置。
  3. 【請求項3】 異なる色トナーを用いる現像手段を有す
    る複数の画像形成ユニットで形成したトナー像を転写材
    に転写し、色画像を転写材に形成する画像形成装置にお
    いて、 特定の画像形成ユニットは、 転写工程後に感光体に残留したトナーを除去する手段を
    兼ねた現像手段と、 形成したトナー像を中間転写体に順次転写する第1の転
    写手段と、 中間転写体上のトナー像を転写材に一括して転写する第
    2の転写手段と、を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3のトナーは、重合法で形成した
    トナーである画像形成装置。
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