JPH08123125A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08123125A
JPH08123125A JP6263897A JP26389794A JPH08123125A JP H08123125 A JPH08123125 A JP H08123125A JP 6263897 A JP6263897 A JP 6263897A JP 26389794 A JP26389794 A JP 26389794A JP H08123125 A JPH08123125 A JP H08123125A
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JP
Japan
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image forming
image
black
forming unit
toner
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Application number
JP6263897A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Suzuki
啓之 鈴木
Masahiro Ito
政宏 伊藤
Akira Inoue
亮 井上
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化と消費される量の多い現像剤の再利用
を実現することができる画像形成装置を提供すること。 【構成】 少なくとも複数の画像形成ユニット(ブラッ
ク用の画像形成ユニット20BKとレッド用の画像形成
ユニット20R)を備える電子写真方式の画像形成装置
において、第1の画像形成ユニット20BK(ブラック
用の画像形成ユニット)では転写残トナーを除去するク
リーニング手段を現像装置4BKによって兼ね、他の第
2以降の画像形成ユニット20R(レッド用の画像形成
ユニット)にはクリーナー(クリーニング手段)5を設
ける。本発明によれば、第1の画像形成ユニット20B
Kにおいては、現像同時クリーニングを行ってクリーニ
ング手段を省略し、第2以降の画像形成ユニット20R
ではクリーナー5によってクリーニングを行うようにし
たため、第1の画像形成ユニット20BK中のクリーニ
ング手段を省略することによる装置の小型化と消費され
る量の多いブラックトナーの再利用が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録画像に対応して
像担持体に形成された静電潜像を現像剤によって現像し
て用紙等の転写材に記録する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、フルカラー化やシステム化に伴っ
て複写機、プリンター等の画像形成装置のデジタル化が
進んでいる。
【0003】例えば、レーザー光を走査し、このレーザ
光のON、OFFにより感光ドラム上に潜像を形成して
所望の画像を記録するレーザービームプリンター等の装
置が広く知られるようになりつつある。斯かる装置の代
表的な用途としては、文字、図形等の二値記録が挙げら
れ、文字、図形等の記録は中間調を必要としないため、
装置の構造単純化を図ることができる。
【0004】ところで、このような二値記録方式であっ
ても中間調形成が可能なプリンターが存在する。斯かる
プリンターとしては、ディザ法、濃度パターン法等を採
用したものが良く知られている。しかし、周知のよう
に、ディザ法、濃度パターン法を採用したプリンターで
は高解像が得られない。
【0005】そこで、近年、高記録密度を低下させない
で各画素において中間調画素を形成する方法が提案され
ている。この方法は、レーザービームを画像信号でパル
ス幅(PWM)変調することによって中間調形成を行う
もので、この方式によれば、高解像度で高階調性の画像
を形成することができる。
【0006】ここで、従来の画像形成装置を図4に基づ
いて概説する。
【0007】図4は従来の画像形成装置の断面図であ
り、該画像形成装置においては、先ず、原稿台10上に
原稿Gを複写すべき面を下側にしてセットする。
【0008】次に、不図示のコピーボタンを押すことに
より複写が開始され、原稿照射用ランプ、短焦点レンズ
アレイ及びCCDセンサーを一体化して成るスキャナー
ユニット9によって原稿Gを照射しながら走査すること
により、その照明走査光の原稿面反射光が短焦点レンズ
アレイによって結像されてCCDセンサーに入射され
る。尚、CCDセンサーは受光部、転送部及び出力部で
構成されている。
【0009】而して、CCD受光部において光信号が電
気信号に変えられ、電気信号は転送部でクロックパルス
に同期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷
信号が電圧信号に変換され、電圧信号は増幅、低インピ
ーダンス化して出力される。このようにして得られたア
ナログ信号は、周知の画像処理を経てデジタル信号に変
換されてプリンター部に送られる。そして、プリンター
部においては、画像信号を受けて以下のようにして静電
潜像が形成される。
【0010】即ち、感光ドラム1は中心支軸を中心に所
定の周速度で回転駆動され、その回転過程において帯電
器3により正極性又は負極性の一様な帯電処理を受け、
その一様帯電面にレーザー走査部100によってレーザ
ー光を走査することにより、具体的には、画像信号に対
応してON、OFF発光される図8に示す固体レーザー
素子102からのレーザー光を高速で回転する回転多面
鏡104によって走査することにより、感光ドラム1面
には原稿画像に対応した静電潜像が順次形成されてい
く。
【0011】図8はレーザー光を走査する前記レーザー
走査部100の概略構成を示す図であり、このレーザー
走査部100によってレーザー光を走査する場合には、
先ず、入力された画像信号に基づいて発光信号発生器1
01によって固体レーザー素子102を所定タイミング
で明減させる。すると、固体レーザー素子102から放
射されたレーザー光は、コリメーターレンズ系103に
よって略平行な光束に変換され、更に、図示矢印方向に
回転する回転多面鏡104により走査されるとともに、
fθレンズ群105a,105b,105cにより感光
ドラム1の被走査面1a上にスポット状に結像される。
このようなレーザー光の走査により被走査面1a上には
画像一走査分の露光分布が形成され、更に各走査毎に被
走査面1aを前記走査方向とは垂直に所定量だけスクロ
ールさせれば、該被走査面1a上に画像信号に応じた露
光分布が得られる。
【0012】ここで、現像工程について説明する。
【0013】一般的に、現像方法としては、非磁性トナ
ーについてはブレード等でスリーブ上にコーティング
し、磁性トナーについては磁気力によってコーティング
して搬送し、感光ドラムに対して非接触状態で現像する
方法(1成分非接触現像)と、上述のようにしてコーテ
ィングしたトナーを感光ドラムに対して接触状態で現像
する方法(1成分接触現像)と、トナー粒子に対して磁
性のキャリアを混合したものを2成分現像剤として用い
て磁気力によってトナー粒子を搬送し、感光ドラムに対
して非接触状態で現像する方法(2成分非接触現像)
と、前記2成分現像剤を非接触状態で現像する方法(2
成分接触現像)の4種類に大別される。
【0014】図9に従来例としての2成分磁気ブラシ現
像用の現像装置4の概略構成を示す。
【0015】図9において、11は現像スリーブ、12
は現像スリーブ11内に固定配置されたマグネットロー
ラ、13,14は撹拌スクリュー、15は現像剤を現像
スリーブ11表面に薄層形成するために配置された規制
ブレード、16は現像容器である。
【0016】ここで、感光ドラム1上に形成された前記
静電潜像を現像装置4を用いて2成分磁気ブラシ法によ
り顕像化する現像工程と現像剤の循環系について説明す
る。
【0017】先ず、現像スリーブ11の回転に伴ってN
2 極で汲み上げられた現像剤は、S2 極→N1 極と搬送
される過程において、現像スリーブ11に対して垂直に
配置された規制ブレード15によって規制されて現像ス
リーブ11上に薄層形成される。ここで、薄層形成され
た現像剤が現像主極S1 極に搬送されて来ると、磁気力
によって穂立ちが形成される。この穂状に形成された現
像剤によって前記静電潜像が現像され、その後、N3
極、N2 極の反発磁界によって現像スリーブ11上の現
像剤は現像容器16内に戻される。
【0018】而して、現像スリーブ11には不図示の電
源から直流バイアス及び交流バイアスが印加され、本例
では交流成分としてVPP=2000V,f=2000H
zが印加されている。一般に、2成分現像法において
は、交流バイアスを印加すると現像効率が増し、画像は
高品位になることが知られている。
【0019】以上のようにして、図4に示す感光ドラム
1上に形成されたトナー像は、転写帯電器7によって転
写材上に静電転写される。その後、転写材は分離帯電器
8によって感光ドラム1から静電分離されて定着器6へ
と搬送され、定着器6においてトナー像の熱定着を受け
た転写材は機外に排出される。
【0020】一方、トナー像転写後の感光ドラム1の面
はクリーナー5によって転写残りトナー等の付着汚染物
が除去され、前露光ランプ2からの光照射によって残電
荷が除去され、該感光ドラム1は繰り返して画像形成に
供される。
【0021】尚、以上説明した構成は一例であって、例
えば帯電器3はコロナ帯電器でなく帯電ローラであった
り、転写帯電器7も転写ローラであっても良く、構成と
しては種々の形式が考えられるが、基本的には前述のよ
うに帯電、露光、現像、転写、定着及びクリーニングの
各工程を経て画像が形成される。
【0022】このような構成の単色複写機に対して、書
類のカラー化に伴って図7に示すような複数色の画像形
成ユニットを有するカラー複写機が提案されている。
尚、図7においては図4に示したと同一要素には同一符
号を付している。図7において、4C,4M,4Y,4
BKはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各トナ
ーを収容した現像装置、20C,20M,20Y,20
BKはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック用の各画
像形成ユニット、31は一次帯電ローラ、71は転写ロ
ーラ、81は転写材保持体、110は固体スキャナーで
ある。
【0023】又、図7に示すような方式に対して、単一
の画像形成ユニットに複数色の現像手段を有する図5に
示すような多重転写方式の電子写真装置や図6に示すよ
うな多重現像方式の電子写真装置がある。但し、これら
の方法は、カラー画像を形成する際に色数だけ感光ドラ
ム1が回転しなければならないため、出力スピードを上
げることができない。尚、図5及び図6においては図4
及び図7に示したと同一要素には同一符号を付してい
る。図5において83は転写ドラム、図6において52
はクリーナーである。
【0024】これに対して、図7に示すような方式を用
いると、単色の場合と同様の出力スピードを維持でき
る。但し、このような方法においては、複数の画像形成
ユニット20C,20M,20Y,20BKを備えるた
め、不可避的に装置が大型化してしまう。このような装
置を小型化する場合、帯電、露光、現像、転写、定着及
びクリーニングの各プロセス機器をそれぞれ小型化する
だけでは限界があった。又、前記転写残トナーはクリー
ナー5によって回収されるが、このような廃トナーは環
境保護の面からも無いことが好ましい。
【0025】そこで、クリーナー5を取り外し、現像装
置4によって現像同時クリーニングを行う所謂クリーナ
レス装置も出現している。ここで、現像同時クリーニン
グとは、転写後に感光ドラム1上に若干残留したトナー
を次工程以後の現像時にかぶり取りバイアスによって回
収する方法である。この方法によれば、転写残トナーは
回収されて次工程以後に用いられるため、廃トナーを無
くすことができる。又、スペースの面での利点も大き
く、装置を大幅に小型化できるようになる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法でカラー画像を出力したところ、2色目以降の現像
手段内に他の色トナーが混色してしまう現象が発生して
しまった。多重転写時に転写材上に転写されているトナ
ーが感光ドラム上に戻ってしまう現象は再転写と呼ばれ
ている。この再転写が発生すると他の色のトナーが感光
ドラムに移り、この感光ドラムに移った他の色のトナー
を現像手段に回収することによって混色が発生してしま
う。
【0027】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、小型化と消費される量の多い
現像剤の再利用を実現することができる画像形成装置を
提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも複数の画像形成
ユニットを備える電子写真方式の画像形成装置におい
て、第1の画像形成ユニットでは転写残り現像剤を除去
するクリーニング手段を現像手段によって兼ね、他の画
像形成ユニットにはクリーニング手段を設けたことを特
徴とする。
【0029】又、請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記画像形成ユニットとしてブラッ
ク、イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像形成ユニッ
トを備えることを特徴とする。
【0030】更に、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の発明において、前記第1の画像形成ユニット
をブラックの現像剤が収容されたものとしたことを特徴
とする。
【0031】
【作用】本発明によれば、第1の画像形成ユニットにお
いては、現像同時クリーニングを行ってクリーニング手
段を省略し、それ以外の画像形成ユニットにおいては、
クリーニング手段によってクリーニングを行うようにし
たため、第1の画像形成ユニット中のクリーニング手段
を省略することによる装置の小型化と消費される量の多
い現像剤の再利用が可能となる。
【0032】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0033】<実施例1>図1は本発明の実施例1に係
る電子写真複写機の断面図である。
【0034】本実施例に係る電子写真複写機は、ブラッ
クとレッドの画像形成ユニット20BK,20Rを有し
ており、2色画像を出力可能である。
【0035】該複写機においては、先ず、原稿台10上
に原稿Gを複写すべき面を下側にしてセットする。次
に、不図示のコピーボタンを押すことにより複写が開始
される。原稿画像の読み込みはスキャナーユニット9に
より行われ、読み込まれた画像情報はブラック信号とレ
ッド信号に色分解されてプリンター部へと送られる。
【0036】プリンター部には、ブラック用の画像形成
ユニット20BKとレッド用の画像形成ユニット20R
が設置されている。そして、それぞれの画像形成ユニッ
ト20BK,20Rには、像担持体である感光ドラム1
と、該感光ドラム1を均一に帯電するための一次帯電ロ
ーラ31と、感光ドラム1上に静電潜像を形成するため
の像露光手段としての固体スキャナー110と、形成さ
れた静電潜像をトナー粒子で現像する現像装置4BK,
4Rと、トナー画像を転写材上に静電転写する転写ロー
ラ71が配置されている。尚、従来例においては、像露
光手段としてレーザースキャナー100を用いたが、本
実施例においては光路長を必要とせず、装置の小型化に
有利な固体スキャナー110としてLEDを用いた。そ
の他の現像装置等は特に断らない限り従来例と同様のも
のを用いた。
【0037】而して、プリンター部にブラックの画像信
号が送られると、ブラックの画像形成ユニット20BK
の帯電された感光ドラム1に対してLED110によっ
てブラックの画像信号に対応した光信号の照射を行い、
感光ドラム1上に静電潜像を形成する。この静電潜像を
ブラックトナーを収容した現像装置4BKによって現像
し、感光ドラム1上にブラック画像を形成する。そし
て、このブラック画像は転写ローラ71によって転写材
に転写される。この動作と同時に、レッドの画像形成ユ
ニット20Rにおいてはレッドの画像信号に対応した光
信号を照射することにより静電潜像が形成され、この静
電潜像をレッドトナーを収容した現像装置4Rによって
現像し、感光ドラム1上にレッド画像を形成する。この
ようにして形成されたレッド画像は、既にブラック画像
が形成された転写材上に重ね合わせるように転写され
る。
【0038】以上の工程によって得られた2色画像は転
写材保持体81から剥離され、定着ユニット6に搬送さ
れ、定着ユニット6では2色画像が転写材上に熱定着さ
れる。
【0039】ところで、転写工程が終わったブラックの
画像形成ユニット20BK及びレッドの画像形成ユニッ
ト20Rのそれぞれの感光ドラム1上には転写残トナー
が若干残されている。このとき、ブラックの画像形成ユ
ニット20BKの感光ドラム1上にはブラックトナーの
転写残トナーのみが残っているが、レッドの画像形成ユ
ニット20Rの感光ドラム1上にはブラックトナーとレ
ッドトナーの双方が残っている。このレッドの画像形成
ユニット20Rの感光ドラム1上にブラックトナーが残
るのは、転写材上のブラックトナーの極性がレッドトナ
ー転写時の放電によって反転してしまい、該ブラックト
ナーが感光ドラム1上に再転写してしまうためである。
【0040】ここで、ブラックの画像形成ユニット20
BKの感光ドラム1上の微量の転写残ブラックトナーと
しては、放電によって極性が正のものと負のものが混在
しているが、次工程の一次帯電工程でその極性が揃えら
れ、現像時のかぶり取り電界によって非画像部領域の転
写残トナーは現像装置4BK内に回収される。
【0041】他方、レッドの画像形成ユニット20Rに
おいては、転写残トナーがレッドトナーとブラックトナ
ーの混合状態にあるため、これらを現像装置4Rで回収
することができず、クリーナー5によって除去する必要
がある。尚、これらの現像時同時回収及びクリーニング
工程は、回転方向の画像領域が感光ドラム1の周長より
も長い場合には、その他の画像形成工程(帯電、像露
光、現像、転写)と同時進行で行われる。
【0042】以上のように、1色目のブラックの画像形
成ユニット20BKにおいては、現像同時クリーニング
を行ってクリーナーを省略し、2色目のレッドの画像形
成ユニット20Rにおいては、クリーナー5によってク
リーニングを行うことによって、ブラックの画像形成ユ
ニット20BK中のクリーナーを省略することによる装
置の小型化と消費される量の多いブラックトナーの再利
用が可能となった。
【0043】<実施例2>次に、本発明の実施例2を図
2に基づいて説明する。尚、図2は本発明の実施例2に
係る電子写真複写機の断面図である。
【0044】本実施例に係る電子写真複写機は、ブラッ
ク、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像形成ユニット
20BK,20Y,20M,20Cをそれぞれ有してお
り、フルカラー画像を出力することができる。
【0045】先ず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にセットする。次に、不図示のコピーボタンを
押すことにより複写が開始される。原稿画像の読み込み
は、スキャナーユニット9によって行われ、読み込まれ
たレッド、グリーン及びブルーの各色画像情報はブラッ
ク、イエロー、マゼンタ及びシアンに色分解されてそれ
ぞれの信号に変換され、プリンター部へと送られる。
【0046】プリンター部にはブラック用、イエロー
用、マゼンタ用及びシアン用の画像形成ユニット20B
K,20Y,20M,20Cが設置されている。尚、そ
れぞれの画像形成ユニット20BK,20Y,20M,
20Cは実施例1と同様のものを用いた。
【0047】而して、プリンター部にブラックの画像信
号が送られると、ブラックの画像形成ユニット20BK
の帯電された感光ドラム1に対してLED110によっ
てブラックの画像信号に対応した光信号の照射を行い、
感光ドラム1上に静電潜像を形成する。この静電潜像を
ブラックトナーを収容した現像装置4BKによって現像
し、感光ドラム1上にブラック画像を形成する。このブ
ラック画像は転写ローラ71によって転写材に転写され
る。この動作と同時に、イエローの画像形成ユニット2
0Yにおいてはイエローの画像信号に対応した光信号を
照射することにより静電潜像が形成され、この静電潜像
をイエロートナーを収容した現像装置4Yによって現像
し、感光ドラム1上にイエロー画像を形成する。このよ
うにして形成されたイエロー画像は、既にブラック画像
が形成された転写材上に重ね合わせるように転写され
る。更に同様の工程をマゼンタ、シアンについて行うこ
とによりフルカラー画像が形成される。
【0048】以上の工程によって得られたフルカラー画
像は転写材保持体81から剥離されて定着ユニット6に
搬送され、定着ユニット6においてフルカラー画像が転
写材上に熱定着される。
【0049】ところで、転写工程が終わったそれぞれの
画像形成ユニット20BK,20Y,20M,20Cの
それぞれの感光ドラム1上には転写残トナーが若干残さ
れている。このとき、ブラックの画像形成ユニット20
BKの感光ドラム1上にはブラックトナーの転写残トナ
ーのみが残るが、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像
形成ユニット20Y,20M,20Cの各感光ドラム1
上には、その画像形成ユニット20Y,20M,20C
以外の転写残トナーが残っている。このように感光ドラ
ム1上に他色トナーが残るのは、転写材上トナーの極性
が転写時の放電によって反転して該他色トナーが感光ド
ラム1上に再転写してしまうためである。
【0050】ここで、ブラックの画像形成ユニット20
BK上の微量の転写残ブラックトナーには、放電によっ
て極性が正のものと負のものが混在しているが、次工程
の一次帯電工程で極性が揃えられ、現像時のかぶり取り
電界によって非画像部領域の転写残トナーは現像装置4
B内に回収される。
【0051】他方、その他の画像形成ユニット20Y,
20M,20Cにおいては、転写残トナーが数色の混合
状態にあるためにこれを現像装置4Y,4M,4Cで回
収することができず、これらの転写残トナーをクリーナ
ー5によって除去する必要がある。。尚、現像同時回収
及びクリーニング工程は、回転方向の画像領域が感光ド
ラム1の周長よりも長い場合には、その他の画像形成工
程(帯電、像露光、現像、転写)と同時進行で行われ
る。
【0052】以上のように、1色目のブラックの画像形
成ユニット20BKにおいては、現像同時クリーニング
を行ってクリーナを省略し、2色目以降の画像形成ユニ
ット20Y,20M,20Cにおいては、クリーナー5
によってクリーニングを行うことによって、ブラックの
画像形成ユニット20BK中のクリーナーを省略するこ
とによる装置の小型化と消費される量の多いブラックト
ナーの再利用が可能となった。
【0053】<実施例3>次に、本発明の実施例3を図
3に基づいて説明する。尚、図3は本実施例に係る電子
写真複写機の断面図である。
【0054】本実施例に係る電子写真複写機は、中間転
写体ベルト82上にフルカラー画像を形成した後、この
フルカラー画像を転写ローラ72によって転写材上に一
括して転写する方式を採用するフルカラー画像形成装置
である。
【0055】実施例2のような構成の場合、転写材とし
て様々な厚さや抵抗値のものが使用されるため、転写効
率の低下や再転写が甚だしくなる場合がある。
【0056】これに対し、本実施例のような構成による
と、転写工程においては常に中間転写体ベルト82への
転写が行われるため、転写材として抵抗の変動が小さい
ものを選ぶことができ、この結果、高転写効率及び再転
写を抑制するという効果が得られる。このため、転写残
トナーも少なくすることができるようになり、各々のク
リーナー5を小さくして装置を小型化することができ
る。
【0057】ここで、本実施例について概説する。
【0058】先ず、原稿台10上に原稿Gを複写すべき
面を下側にセットする。次に、不図示のコピーボタンを
押すことにより複写が開始される。原稿画像の読み込み
は、スキャナーユニット9により行い、読み込まれたレ
ッド、グリーン及びブルーの色画像情報はブラック、イ
エロー、マゼンタ及びシアンに色分解されてそれぞれの
信号に変換され、プリンター部へと送られる。
【0059】プリンター部にはブラック用、イエロー
用、マゼンタ用及びシアン用の画像形成ユニット20B
K,20Y,20M,20Cがそれぞれ設置されてい
る。それぞれの画像形成ユニット20BK,20Y,2
0M,20Cは実施例1と同様のものであり、ブラック
の画像形成ユニット20BK以外に設けられたクリーナ
ー5としては実施例1よりも小さいものを用いた。
【0060】而して、プリンター部にブラックの画像信
号が送られると、ブラックの画像形成ユニット20BK
の帯電された感光ドラム1に対してLED110により
ブラックの画像信号に対応した光信号の照射を行い、該
感光ドラム1上に静電潜像を形成する。この静電潜像を
ブラックトナーを収容した現像装置4BKによって現像
し、感光ドラム1上にブラック画像を形成する。そし
て、このブラック画像は転写ローラ71によって中間転
写体ベルト82に転写される。この動作と同時に、イエ
ローの画像形成ユニット20Yにおいてはイエローの画
像信号に対応した光信号を照射することにより静電潜像
が形成され、この静電潜像をイエロートナーを収容した
現像装置4Yによって現像し、感光ドラム1上にイエロ
ー画像を形成する。このようにして形成されたイエロー
画像は、既にブラック画像が形成された中間転写体ベル
ト82上に重ね合わせるように転写される。更に、同様
の工程をマゼンタ及びシアンについて行うことにより、
フルカラー画像が中間転写体ベルト82上に形成され
る。
【0061】以上の工程によって得られたフルカラー画
像は、中間転写体ベルト82上から転写材上に、電圧が
印加された転写ローラ72によって転写される。その
後、転写材は定着ユニット6に搬送され、定着ユニット
6においてフルカラー画像が転写材上に熱定着される。
このとき、微量に残された中間転写体ベルト82上のト
ナーはON、OFF可能なクリーナー51によって清掃
される。
【0062】ところで、転写工程が終わったそれぞれの
画像形成ユニット20BK,20Y,20M,20Cの
それぞれの感光ドラム1上には転写残トナーが若干残さ
れている。これらの転写残トナー量は、実施例1、2と
比較すると少な目になっていた。このとき、ブラックの
画像形成ユニット20BKの感光ドラム1上にはブラッ
クトナーの転写残トナーのみが残るが、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンの画像形成ユニット20Y,20M,2
0Cの各感光ドラム1上には、その画像ユニット20
Y,20M,20C以外の転写残トナーが残っている。
この感光ドラム1上に他色トナーが残るのは、転写材上
のトナーの極性が転写時の放電によって反転し、感光ド
ラム1上に該他色トナーが再転写してしまうためであ
る。
【0063】ここで、ブラックの画像形成ユニット20
BK上の微量の転写残ブラックトナーには、放電によっ
て極性が正のものと負のものが混在しているが、次工程
の一次帯電工程で極性が揃えられ、現像時のかぶり取り
電界によって非画像部領域の転写残トナーは現像装置4
B内に回収される。
【0064】他方、その他の画像形成ユニット20Y,
20M,20Cの転写においては、転写残トナーが数色
の混合状態にあるためにこれらを現像装置4Y,4M,
4Cで回収することができず、これらの転写残トナーを
クリーナー5によって除去する必要がある。尚、現像同
時回収及びクリーニング工程は、回転方向の画像領域が
感光ドラム1の周長よりも長い場合には、その他の画像
形成工程(帯電、像露光、現像、転写)と同時進行で行
われる。
【0065】以上のように、1色目のブラックの画像形
成ユニット20BKにおいては、現像同時クリーニング
を行ってクリーナーを省略し、2色目以降の画像形成ユ
ニット20Y,20M,20Cにおいては、クリーナー
5によってクリーニングを行うことによって、ブラック
の画像形成ユニット20BK中のクリーナーを省略する
ことによる装置の小型化と消費される量の多いブラック
トナーの再利用が可能となった。
【0066】更に、本実施例のように中間転写体ベルト
82を介して転写材に画像を転写することにより、高転
写効率の確保と再転写の抑制効果が得られるようにな
る。このため、転写残トナーも少なくすることができる
ようになり、各クリーナー5を小さくして装置を小型化
することができる。
【0067】尚、以上説明した実施例1〜3において
は、トナーとして懸濁重合法で生成したトナーを用い、
感光ドラム1として有機感光体を用いた。ここで、現像
同時回収を行う第1の画像形成ユニットにおいては、転
写性及び回収性の良さから上記重合法で生成したトナー
を用いることが好ましい。但し、その他のトナーにおい
ても、現像時の印加現像バイアス等の工夫をすることに
より、回収が行えることも分かっている。
【0068】又、現像方式についても2成分磁気ブラシ
現像法を例として説明したが、これに限定されるもので
はない。更に、本発明は、トナーや感光体の種類、現像
法などによってその適用が限定されるものではなく、複
数の画像形成ユニットを備える画像形成装置において、
第1の画像形成ユニットでは転写残り現像剤を除去する
クリーニング手段が現像手段によって兼ねられ、その他
の画像形成ユニットではクリーニング手段を有するよう
な全ての画像形成装置に適用される。
【0069】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、第1の画像形成ユニットにおいては、現像同時
クリーニングを行ってクリーニング手段を省略し、それ
以外の画像形成ユニットにおいては、クリーニング手段
によってクリーニングを行うようにしたため、第1の画
像形成ユニット中のクリーニング手段を省略することに
よる装置の小型化と消費される量の多い現像剤の再利用
が可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電子写真複写機の断面
図である。
【図2】本発明の実施例2に係る電子写真複写機の断面
図である。
【図3】本発明の実施例3に係る電子写真複写機の断面
図である。
【図4】従来例に係る単色画像形成装置の断面図であ
る。
【図5】従来例に係る多重転写方式のカラー画像形成装
置の断面図である。
【図6】従来例に係る多重現像方式のカラー画像形成装
置の断面図である。
【図7】従来例に係るカラー画像形成装置の断面図であ
る。
【図8】レーザー走査部の構成図である。
【図9】現像装置の断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 5,51 クリーナー(クリーニング手段) 9 スキャナーユニット 20BK ブラック用画像形成ユニット(第1の画像形
成ユニット) 20C シアン用画像形成ユニット 20M マゼンタ用画像形成ユニット 20Y イエロー用画像形成ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複数の画像形成ユニットを備
    える電子写真方式の画像形成装置において、第1の画像
    形成ユニットでは転写残り現像剤を除去するクリーニン
    グ手段を現像手段によって兼ね、他の画像形成ユニット
    にはクリーニング手段を設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成ユニットとしてブラック、
    イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像形成ユニットを
    備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像形成ユニットは、ブラッ
    クの現像剤が収容されたものであることを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

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WO1999008160A1 (en) * 1997-08-11 1999-02-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus
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