JP3232119B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成方法Info
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Description
ね現像した後、一括転写を行う、電子写真方式のカラー
画像形成装置において、より高画質な転写画像を得るた
めのカラー画像形成方法に関するものである。
は、各色毎に露光、現像を行い、イエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)及びシアン(C)の各色トナー像を多重転写
することによりカラー画像を得ている。また、このよう
なカラー画像形成装置では、濃度の階調再現性を高める
ために、各色の像形成プロセスを複数回に分け、高濃度
に適した処理により得られた画像と、低濃度に適した処
理により得られた画像とを多重転写する技術も用いられ
ている。このような多重転写の各プロセスにおいては、
帯電、露光、現像、転写前帯電、転写のサイクルが繰り
返される。この転写前帯電は、通常、転写効果の向上や
コピー上の地肌(非画像部)汚れの防止を目的として行
われるもので、現像器と転写部の間に配置された転写前
帯電器(PTC)により行われる。しかし、前記地肌汚
れを防止するために、潜像電位を高く設定すると、地肌
汚れはなくなるが、地肌に近い低濃度画像も転写されな
くなり、低濃度部分の再現性が低下したり、バラツキが
生じたりしていた。そこで、特開平2−251876号
公報においては、トナー像を転写紙に多重転写する工程
において、高濃度再現と低濃度再現の転写プロセス毎
に、感光体の電位、露光量、現像バイアス電圧及び転写
電圧の少なくとも一つ以上に応じて転写前帯電器に印加
される直流電圧を交流電圧に重畳して制御する方法であ
って、例えば、高濃度再現時に転写前帯電器による潜像
電位を高く設定することにより、充分な高濃度再現が行
うと共に転写効率を高め、また、低濃度再現時に潜像電
位を低く設定することにより、地肌に近い濃度画像を再
現し、且つ転写効率を向上させようとすることが開示さ
れている。
来のカラー画像形成方法においては、例えば、イエロー
現像(Y現像)時、地肌部には種々の理由でトナーが付
着し、マゼンタ作像に備えた感光体に対する、メイン帯
電器による帯電によって画像部、地肌部共に帯電される
際に、この地肌部に付着したトナーも感光体と同極性に
帯電されてしまうため、転写前帯電器で交流電圧に直流
電圧を重畳した電圧を印加しても、地肌部に付着したト
ナーの帯電状態に変わりはなく、最終色の現像後、一括
転写を行うと、地肌部のトナーも転写紙に転写されてし
まい、地肌汚れ画像が形成されるという問題点があっ
た。そこで、この発明は、上述した従来の問題点を解消
して、転写効率が良いだけでなく、感光体の地肌(非画
像部)汚れを防止することができて高画質の画像が得ら
れるカラー画像形成方法を提供することを課題としてい
る。
ころは、帯電、光書き込み、現像を繰り返すことによ
り、複数色の色重ねトナー像を感光体に形成し、転写前
帯電器によって除電した後、転写紙に一括転写するカラ
ー画像形成方法において、前記色重ねトナー像形成後、
画像部だけ再度光書き込みを行い、その後、前記転写前
帯電器によってAC又はDC重畳AC電圧を印加するこ
とにある。
形成後、画像部に対して光書き込みを行うことにより、
画像部の感光体電位は再び現像直後と同レベル(地肌部
の電位には差がつく)となって、転写電界が等しくな
り、良好な転写を行うことができる。また、上記光書き
込みを行った後、AC又はAC重畳AC電圧を、転写前
帯電器によって印加することにより、地肌部のトナーだ
けが(+)極性となって転写されず、画像部だけが選択
転写されるものである。
明する。図1において、感光体ドラム1の周囲に近接し
て、Y(イエロー)現像器2a、M(マゼンタ)現像器
2b、C(シアン)現像器2c、K(ブラック)現像器
2d、レーザーよにり書き込みを行う露光光学系3、感
光体ドラム1のメイン帯電器4、クリーニング装置5、
クリーニング前除電器6、排紙部7、定着器8、分離部
9、転写ローラ10、レジストローラ11、最終現像
後、AC電圧にDC電圧を重畳した電圧を印加する転写
前帯電器12(以後、PTC12と言う)等が配置され
ている。
について説明する。フルカラーモードにおいては、先
ず、帯電器4によって均一に負帯電された感光体ドラム
1に露光光学系3によってY(イエロー)像が書き込ま
れ、Yの静電潜像が形成される。このY静電潜像は、負
帯電したトナーを備えたY現像器2aによって、反転現
像されてYトナー像が形成される。その後、転写、クリ
ーニングは行われず(重ね現像時は各ユニットは退避し
ている)、帯電器4によって再び帯電された後、画像先
端を合わせてM(マゼンタ)作像動作に移行する。M作
像は、露光光学系3によるM書き込み、非接触によりY
トナー像を乱すことなくM現像が行われる。次のC(シ
アン)作像も同様に形成され、必要に応じてK(ブラッ
ク)作像も行われる。そして、最終色現像後、感光体ド
ラム1はさらにもう一回転して、最終色を除いた各色の
書き込まれた画像データを画像メモリ(図2参照)から
読み出し、再び、その画像を同じ位置に、露光光学系3
によって書き込みを行う。その後、PTC12によっ
て、AC電圧にDC電圧を重畳した電圧が印加され、正
規の位置に戻った転写ローラ10によって転写紙に転写
される。その後、感光体ドラム1上の残留トナーは、正
規の位置に戻ったクリーニング装置5によって除去され
る。
終色(YMCならC)を除いた色に関する書き込まれた
部分の画像データをこの画像メモリに記憶しておく。即
ち、Y作像時はYデータを記憶し、M作像時は記憶され
たYデータの上からMデータを記憶する。その構成は図
2に示すように、画像処理部20が画像データの入力信
号22によって書き込み部(露光光学系)3を制御し、
又必要に応じて画像メモリ21に対して画像データを読
み書きする。
ら、PTC12による帯電動作(電荷振り分け動作)の
詳細について説明する。先ず、従来の単色の画像形成装
置におけるPTCの動作について、図3を参照して示
す。現像後の画像部、地肌部の電位、及びトナー極性は
同図(a)のようになり、地肌部に付着したトナーは不
安定なため、両極性が存在していると考えられる。そし
て、同図(b)及び図6に示すように、PTCによって
地肌部(暗部電位VD)に(+)イオン、画像部(明部
電位VL)に(−)イオンが振り分けられる。これによ
り、同図(c)に示すように、地肌部のトナーだけが
(+)極性となって、転写されず、画像部だけが選択転
写される。
カラー画像形成装置に用いた場合の動作について図4を
参照して説明する。現像直後の状態では、同図(a)に
示すように、Y,M画像部も含めてC画像の現像時にお
ける地肌部では、感光体電位は暗部電位VDのままであ
り、C画像部だけが明部電位VLとなっている。又Y,
Mトナーは画像部、非画像部(地肌部)とも(−)イオ
ンが帯電している。Cトナーは、画像部は(−)帯電、
地肌部は不安定なため両極性の存在が考えられる。そし
て、同図(b),(c)に示すように、PTCを付与す
ると、C画像部に関しては、前記単色の画像形成装置の
場合と同様の効果が現われる。しかし、Y,M画像部に
関しては、C画像形成時の帯電によって暗部電位VDと
なっている画像部のトナーが(+)極性に反転又はゼロ
に近い帯電量となるため、Y,M画像部は転写不良とな
る。
TC効果について図5を参照して説明する。最終色C現
像直後の状態は、同図(a)に示すように、前記図4に
示した従来のPTCを用いた場合と同様であるので説明
を省略する。同図(b)に示すように、Y,M画像部の
み露光光学系3によって光書き込み(矢印で示す)を行
うことにより、Y,M画像部の電位は明部電位VL付近
まで落ちる。この時の光書き込みのレーザー強度は、既
に現像されたトナーが像の上から照射するので充分大き
いことが望ましく、少なくとも、図6に示すように、電
荷の振り分けが起こるような画像部電位になるように設
定する必要がある。この際、トナー層を介して露光した
時の感光体光減衰特性は、図7に示すように変化する。
同図において、光量Bによって、トナー層の無い部分
(地肌部)の電位(特性線30)がVLに下がる時、ト
ナー付着部(画像部)の電位は同じ光量Bでは前記VL
より高くなる。これは、光がトナー層によって吸収又は
散乱されることにより、感光体ドラム1表面に届く光量
が現象するためである。それで、前述した電荷の振り分
けが起こるためには、画像部電位がVLの2倍以下が望
ましく、例えば、2色重なっている部分(特性線31)
を地肌部のVLの2倍にするためには光量は同図のよう
に、Cに設定すれば良い(特性線32で示される一色の
場合には同図のように、光量はAで良い)。そして、図
5(c)に示すように、図6に示したような現像で地肌
部(暗部電位VD)に(+)イオンが、又画像部(明部
電位VL)に(−)イオンが振り分けられる。このよう
にして、同図(d)に示すように、地肌部のトナーのみ
が(+)極性となるため、転写されず、画像部だけが選
択転写される。尚、この実施例では、転写前の除電専用
のPTC12を設けたが、特に専用に設けず、他の帯電
器と兼用にすることもでき、例えば、転写前の再度光書
き込みの後に、感光体ドラム1をもう1回回転させて、
分離部9の帯電、クリーニング前除電器6、メイン帯電
器4等を利用する構成とすることができる。
よれば、色重ねトナー像形成後、画像部だけ再度光書き
込みを行い、その後、PTCによってAC電圧等を印加
するので、画像部の電位が再び現像後と同レベルとな
り、転写電界が等しくなって、色による転写の差がなく
なる。また、地肌部のトナーが転写されずに選択転写が
行われるため、地汚れのない高画質の画像が得られる。
また、請求項2の発明によれば、再度の光書き込みの光
量を充分に大きくしているので、各色の画像部電位が、
より等しくなり、安定した転写を行うことができる。ま
た、請求項3によれば、PTCの作用を他の帯電器を兼
用して行わせるので、画像形成装置全体の小型化及び低
コスト化が可能となる。さらに、請求項4によれば、最
後に現像した色については、再度の光書き込みを行わな
いので、画像メモリのメモリ領域がより少なくて済むと
いう効果を奏する。
示す構成図である。
る。
けるPTC効果を示す説明図である。
形成装置におけるPTC効果を示す説明図である。
るPTC効果を示す説明図である。
ある。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】帯電、光書き込み、現像を繰り返すことに
より、複数色の色重ねトナー像を感光体に形成し、転写
前帯電器によって除電した後、転写紙に一括転写するカ
ラー画像形成方法において、前記色重ねトナー像形成
後、画像部だけ再度光書き込みを行い、その後、前記転
写前帯電器によってAC又はDC重畳AC電圧を印加す
ることを特徴とするカラー画像形成方法。 - 【請求項2】前記光書き込みを行う光量は、前記画像部
の感光体電位が、非画像部の感光体電位の2倍以下とな
るように設定したことを特徴とする請求項1記載のカラ
ー画像形成方法。 - 【請求項3】前記転写前帯電器は、専用に設けず、他の
帯電器を兼用することを特徴とする請求項1記載のカラ
ー画像形成方法。 - 【請求項4】前記色重ねトナー像形成後、最終色の光書
き込みを行っていない画像部に対してのみ、再度光書き
込みを行うことを特徴とする請求項1記載のカラー画像
形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00411192A JP3232119B2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | カラー画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00411192A JP3232119B2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | カラー画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05188732A JPH05188732A (ja) | 1993-07-30 |
JP3232119B2 true JP3232119B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00411192A Expired - Fee Related JP3232119B2 (ja) | 1992-01-13 | 1992-01-13 | カラー画像形成方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3232119B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-13 JP JP00411192A patent/JP3232119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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