JPH09277607A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH09277607A
JPH09277607A JP8088386A JP8838696A JPH09277607A JP H09277607 A JPH09277607 A JP H09277607A JP 8088386 A JP8088386 A JP 8088386A JP 8838696 A JP8838696 A JP 8838696A JP H09277607 A JPH09277607 A JP H09277607A
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color
image
color image
image forming
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JP8088386A
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Atsushi Sekiguchi
敦史 関口
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像の階調を滑らかにしてその再現性を
向上できるカラー画像形成装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】各色成分毎の画像を記録紙に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成のプロセスで、カ
ラー画像を形成するための単位領域内で、各色成分画像
の重なり部分が少なくなるように各色成分毎に配置を変
えて画像形成を行なって、色の再現性を向上させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真プロセスを利用するカラー画像形成装置、特
に、記録媒体に重ね合わせる階調画像を色成分毎に処理
してカラー画像の再現性を向上させる技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル方式反転現像のカラー画
像形成装置が実用化されており、例えばカラー電子写真
複写機やプリンタ等もその一例である。このような電子
写真プロセスを用いたカラー画像形成装置においては、
1つの感光体ドラム上に、これとは離間した位置に配設
された現像スリーブから各色成分のトナーを飛翔させて
カラー現像した後に、一括して記録紙等の記録媒体に転
写してカラー画像を形成する方法や、感光体ドラム上に
1色ずつ画像を形成し、この画像を隣接する転写ドラム
周囲に巻回保持された記録媒体へ順次転写させてカラー
画像を形成する方法等、種々の電子写真プロセスがあ
る。そして、いずれの方法をとっても各色成分の画像を
互いに重ね合わせることでカラー画像を再現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に各色成分の画像を重ね合わせることで色の再現性が悪
くなってしまう問題がある。例えば、Y(イエロー)
色、M(マゼンタ)色を重ね合わせてR(レッド)色の
画像を再現する場合をみると、一次色のY色上に二次色
であるM色を重ね合わせるので、一次色トナーの存在に
より二次色トナーが乗りにくく、また、特に、Y色及び
M色のトナーを重ね合わせた後に、一括して記録媒体に
転写する方法では、一次色トナーが感光体ドラムから全
て転写されずに残ってしまう現象があるため、仮に感光
体ドラム上のトナーの付着量が双方同じ量であっても、
記録媒体上でのトナーの絶対量で見ると二次色トナー量
の方が多くなり、Y色及びM色で得られるR色はM色側
の強い影響を受けた色で再現されてしまう。このよう
に、一次色、二次色の重ね合わせを行なうことで色バラ
ンスは崩れ、しかも低濃度域には顕著な傾向として現れ
る。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、カラー画像の階調を滑らかにしてその
再現性を向上できるカラー画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、各色成分毎の画像を記録媒体に重ね合わせて
カラー画像を形成するカラー画像形成装置において、複
数画素からなる単位領域内で、各色成分画像の重なり部
分が少なくなるように各色成分毎に配置を変えて画像形
成を行なう構成としたものである。
【0006】これによれば、カラーの画像を形成するに
際し、各色成分毎の配置を変えて各色成分画像の重なり
部分を少なくして、色の再現性を向上させることができ
る。また、請求項2記載の発明は、低濃度になるに従
い、前記単位領域内における各色成分の配置間の離間距
離を大きくさせた構成としたものである。これによれ
ば、カラー画像を形成するための単位領域内で、階調が
低濃度になるに従って画像を互いに離間させて重なりを
少なくしたため、特に、低濃度域においては加法混色的
減法混色となっており、色の再現性を一層向上させるこ
とができる。
【0007】また、請求項3記載の発明は、前記各色成
分毎に変える画像形成の配置は、前記単位領域の仮想中
心点に対し各色成分が均等の角度で回転させた構成とし
たものである。これによれば、各色成分が均等回転角度
の関係にある単位領域としたために、各色成分は該単位
領域で同じ濃度順で画像の形成が行なわれ、色バランス
の良い画像を得ることができる。
【0008】また、請求項4記載の発明は、各色成分毎
に、前記単位領域内の全画素の濃度の総和を最大濃度値
で除して、最大濃度の画素の必要数及び剰余濃度をもつ
1つの階調画素を得て、請求項2記載の離間距離の大き
な位置から順に該最大濃度の画素の必要数分を形成する
と共に、最後尾に該階調画素を形成する構成としたもの
である。
【0009】これによれば、単位領域内にある濃度総和
を最大濃度の画素数と1つの中間調濃度の画素に置換さ
せることで単位領域内に分散する個々の濃度値を集約さ
せることができ、画像相互間の離間距離の大きい位置か
ら順次画像形成するために、各色成分の画像の重なりを
極力小さくすることが可能で、色の再現性を一層向上さ
せることができる。
【0010】また、請求項5記載の発明は、前記各色成
分毎の単位領域をディザマトリクスとして該マトリクス
内の各閾値に基づいた階調画素を形成する構成としたも
のである。これによれば、各色成分毎の単位領域をディ
ザマトリクスにすると共に、該ディザマトリクスの個々
に対応する画素に階調を持たせるようにして色の再現性
の高い画像を得ることができる。
【0011】また、請求項6記載の発明は、前記各色成
分毎の単位領域でのカラー画像の形成は、帯電処理、露
光処理及び、現像処理の処理サイクルを各色成分毎に繰
り返して該カラー画像を一つの像担持体に形成した後
に、前記記録媒体に一括して転写処理する一連のカラー
画像形成プロセスの該現像処理で行なう構成としたもの
である。
【0012】これによれば、カラー画像を一つの像担持
体に形成した後に、記録媒体に一括して転写処理するプ
ロセスに適用して色バランスのとれた良好な画像を得る
ことができる。また、請求項7記載の発明は、前記階調
画素を、前記露光処理の際に、前記像担持体に付与する
露光量を画像の階調に応じて増減させてトナー付着量を
制御した画素とする構成としたものである。
【0013】これによれば、階調画素を画像の階調に応
じてトナー付着量を制御した画素として階調再現を補間
することができる。また、請求項8記載の発明は、前記
露光量の増減は、レーザ光源のレーザパワーをパルス幅
変調により行なう構成としたものである。これによれ
ば、レーザ光源のレーザパワーをパルス幅変調により露
光量の増減を行なうものに適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。図1は、本実施形態におけるカラー画像形成装置
の概略制御ブロック図であり、同図を参照しながらその
動作説明を行なう。矢線a方向に回転する像担持体とし
ての感光体ドラム1に対向して、帯電器2、現像器3、
転写ローラ4、除電ブラシ5及びクリーニング部6が配
設されている。
【0015】帯電器2によって帯電した感光体ドラム1
上に露光部7から画像に応じたレーザ光が走査方向に照
射されると、現像器3によって感光体ドラム1表面の照
射された部分にトナーが付着して静電潜像が顕像化され
る。ここで、露光部7内のレーザ光源はパルス幅変調
(PWM)回路によって制御され、パルス信号のデュー
ティ比に応じた照射時間制御によってレーザ光の露光量
を増減させている。これにより、トナー付着量を制御し
階調画素を得て後述する階調再現を補間することが可能
となる。
【0016】現像器3はY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),Bk(ブラック)毎に4つの現像
スリーブ3a,3b,3c,3dとこれら現像スリーブ
の駆動モータ(不図示)を有している。特定の色の画像
を形成する際には、直流(DC)バイアスがかけられた
現像スリーブ3a,3b,3c,3dの中から特定の現
像スリーブに交流(AC)バイアスを重畳することで、
該駆動モータによって回転する現像スリーブ上のトナー
粒子が励起されて感光体ドラム1に飛翔し特定色の画像
が形成される。そして、最初に飛翔させる色(一次色)
を形成するためにY,M,C,Bk色の現像スリーブの
中から適宜選択的にモータ駆動及び交流バイアスを重畳
して現像した後、転写、除電、クリーニングすることな
しに、感光体ドラム1上に再帯電と、露光を行って、重
ね合わせる色(二次色)に相当する現像スリーブを選択
的にモータ駆動及び交流バイアスを重畳する。このよう
に、カラー画像の形成を行なう場合には例えばY色につ
いて帯電・露光・現像工程を行ない、M・C・Bk色に
ついても順次前記一連の工程を繰り返し行なうことで、
補色のY,M,C,Bk色が適宜組み合わされ、所望の
R(レッド),G(グリーン),B(ブルー),Bk
(ブラック)色が再現されることになる。
【0017】現像器3によって感光体ドラム1上に形成
されたトナー像が、転写ローラ4の転写位置にくると、
タイミングを制御された不図示の記録紙も前記転写位置
に搬送され、記録紙の裏面よりトナーとは逆極性の転写
バイアスが印加され、静電的引力の作用で感光体ドラム
1上のトナー像が記録紙の表面に転写され、除電ブラシ
5が不要電位の除電を行なう。
【0018】この後、分離爪もしくは曲率分離等の公知
の分離手段によって記録紙cを感光体ドラム1から分離
し、定着ローラ8によって熱定着して装置から排出す
る。そして、クリーニング部6が感光体ドラム1の残留
トナーをクリーニングすることで次なる画像形成に備え
る。上述した露光制御や現像制御は制御部10によって制
御されるほか、その他の各構成要素についても図示しな
いが制御部10によって同様に制御されている。
【0019】尚、画像の形成条件は次の通りである。 (1) 感光体ドラム1の帯電電位(VH ):− 750V (2) 現像スリーブ3のDCバイアス電圧(VDC):− 6
50V (3) 現像スリーブ3のACバイアス電圧(VAC):1.7k
P-P 、8kHz (4) 現像剤搬送量(DWS):20〜30mg/cm2 (5) 現像間隔:500 μm (6) 使用現像剤:2成分現像剤( Y・M・C・Bk の4
色) (7) 現像剤帯電量:22±3 μC/g(湿度20〜80%) (8) トナー濃度:(TC ):7% (9) 画像書き込み電位(VL ):−40〜−50V (10)画像書き込みレーザパワー:1.1mW (11)画像解像度:600dpi 次に、カラー画像の形成についてその動作を詳述する。
【0020】制御部10は主に予め制御プログラムや各種
数値等の制御パラメータが記憶されたメモリとこの制御
プログラムに基づいて上述構成要素を制御しながら画像
形成を行なうCPUから構成されており、入力値に対し
て演算或いはルックアップテーブルから出力値を得て画
像の形成を行なっている。尚、メモリ内に記憶される制
御プログラムや制御パラメータは同一メモリに記憶され
ても良いし、また、異なる種類のメモリに分けて記憶さ
れても良く、これらは設計的事項として適宜採用され
る。
【0021】図2は、図1に基づいたY色及びM色の重
ね合わせによるR色の階調特性を示しており、分かりや
すくするために、Y色及びM色について各々PWM値を
等しく均一に用いている。同図において、中濃度域(50
%近傍)から高濃度域(100 %)にかけてR色の階調特
性はカーブを描くが、これはY色トナーとM色トナーの
分光反射率の特性に基づくものである。しかしながら、
低濃度域(12.5%付近)になると、R色は、二次色であ
るM色の影響を強く受けてしまう。
【0022】この原因として以下の理由が考えられる。
第1に、現像性能は現像スリーブ3のDCバイアス電圧
(VDC)と画像書き込み電位 (VL ) との差である現像
ポテンシャルにより決定されるが、再帯電及び再露光し
た時に、低濃度域では一次色トナーによる現像ポテンシ
ャルの低下が微々たるものであり、一次色トナーと略当
量の二次色トナーが現像されていること。
【0023】第2に、転写段階で一次色トナーが感光体
ドラムから全て転写されずに残ってしまう現象のため、
記録紙cに移るトナー量は絶対量として一次色トナーの
方が少なくなってしまうこと。この結果、感光体ドラム
1上で色の重ね合わせがあると色再現がずれてしまうの
である。
【0024】本実施形態では、例えば2dot×2do
t又は4dot×4dotをドットエリアを1つの単位
領域として設定し、この単位領域内で各色成分画像の重
なり部分が少なくなるように各色成分毎に配置を変えて
画像形成している。図3は上記制御パラメータのうち色
成分毎の4dot×4dotマトリクスを示すものであ
る。
【0025】このマトリクス内の数値は画素を形成する
順番を示すもので、後述する演算のよって求められた最
大濃度の画素の必要数及び1つの階調画素を、昇べき順
に形成していくためのものである。Y色はマトリクス内
の左上隅を起点として順次放射状に画素を形成するよう
なマトリクス配置であり、M色は右上隅を起点として同
様な放射状に画素を形成するようなマトリクス配置とな
っている。残りのC色、Bk色は各々右下隅と左下隅を
起点とするものである。
【0026】このような配置を有したマトリクスに対し
て画像が装置に入力してきた場合について図4を参照し
ながら説明する。例えば、256 段階(0〜255 で階調表
示)の階調を表すことができる入力画像があり、同図の
左側に多値表示されるごとく各色成分がいずれも同濃度
(数値が大きい程高濃度を示す )であるとする。すると
制御部10は(1)式に基づいてこれら濃度値の総和を求
めて画像濃度積E. Dとする。
【0027】
【数1】
【0028】この例で画像濃度積E. Dを8とすると、
このマトリクス内には画像濃度値8に相当する複数画素
が存在することになる。ちなみに、平均値は総画素数の
16で除すると0.5 であることから比較的低濃度域である
ことが分かる。そして、例えば最大PWM値である255
のときの最大濃度値が2.4 であるとすると画像濃度積
E. D=8を、該最大濃度値が2.4 で除算して商が得ら
れる。ここで、整数部は最大濃度の画素の必要数に相当
し、小数部は剰余濃度を持つ1つの階調画素に相当する
ものである。この例では、除算結果は3.33となり、最大
濃度の画素の必要数は3で、1つの階調画素は0.33であ
る。
【0029】各色成分毎のマトリクスで図3に示した1
番目〜3番目まで順に、まず最大濃度の画素の必要数を
形成し、最後尾である4番目に階調画素を形成する。こ
の結果、この例においては低濃度域の色の重なりは無く
なる。尚、階調画素についてはレーザ光の露光量を最大
値を減じる必要があるが、これは、図5に示す画像濃度
特性よりPWM値を求め、露光部7の露光量を制御して
いる。
【0030】このように、単位領域内にある濃度総和を
最大濃度の画素数と1つの中間調濃度の画素に置換させ
ることで単位領域内に分散する個々の濃度値を集約させ
ることができ、また、画像相互間の離間距離の大きい位
置から順次画像形成するために、各色成分の画像の重な
りを極力小さくすることが可能で、良好な階調性を得ら
れ、色の再現性を向上させることができる。
【0031】さらに、上記画像形成の配置は、カラー画
像を形成するための単位領域内で、階調が低濃度になる
に従って画像を互いに離間させて重なりを少なくする構
造としたため、特に、低濃度域における色の再現性を一
層向上させることができる。また、各色成分毎に変える
画像形成の配置は、前記単位領域の仮想中心点に対し各
色成分が均等の角度で回転させた構成としたものである
から、各色成分は該単位領域で同じ濃度順で画像の形成
を行なわれ、色バランスの良い画像を得ることができ
る。
【0032】他の実施形態について図6を参照しながら
説明する。図6は各色成分毎のディザマトリクスを示す
もので、同図(a)はPWM値を0或いは255 の2値と
した場合であり、また、同図(b)はPWM値を0,12
7,255 の3値とした場合である。ディザマトリクス内の
数値は値に応じた閾値であり、これら16種類の閾値その
ものは公知のディザマトリクスと同じものであるが、そ
の配置に特徴がある。すなわち、単位領域としてのディ
ザマトリクスを2dot×2dotの4つの小領域に分
割し、この小領域内で閾値が大きくなるに従い右回りに
配置するものである。Y色について見れば、閾値の最小
値8が左上の小領域内の左上隅にあって、これを起点と
して配置され、後の3つの小領域についても同様の配置
となっている。また、M色は、右上の小領域内の右上隅
が起点となり同様な配置がなされ、残りのC色、Bk色
は各々右下の小領域内の右下隅と、左下の小領域内の左
下隅を起点としている。
【0033】こうした特有の閾値の配置を有したディザ
マトリクスを用いて入力画像の各対応する画素について
濃度判断すると、低濃度域については色の重なりが少な
くなり、上述実施形態と同様な効果を奏する。このよう
に、各色成分毎の単位領域をディザマトリクスにすると
共に、該ディザマトリクスの個々に対応する画素に階調
を持たせるようにして色の再現性が高い中間調画像を得
ることができる。
【0034】PWM値を3値とした場合には、閾値の数
が増えるためディザマトリクスが各色成分ごとに2つ用
意されるが、閾値の配置は上述同様である。入力画像
は、各色成分毎に2種類のディザマトリクスによって、
0,127,255 のPWM値に振り分けられる。例えば、Y
色の2つのディザマトリクスの左上隅の閾値は4と132
であり、入力画像が10であればPWM値は127 になり、
これに基づいて露光部7が露光量制御を行なう。
【0035】尚、本実施形態で説明したディザマトリク
スの閾値の配置を限定するものではなく、低濃度階調に
なるに従い、単位領域内における各色成分の画像相互間
の離間距離を大きくさせるように配置できれば、他の配
置であってもかまわない。また、本実施形態のようなカ
ラー画像を一つの感光体ドラム1に形成した後に、記録
紙cに一括して転写処理するプロセスに適用すれば、一
次色トナーが感光体ドラム1から全て転写されずに残っ
てしまう現象に起因する低濃度域における色の再現性を
大幅に改善することができる。また、図7に示すように
記録紙c上で色を重ね合わせる画像形成プロセスにも適
用できる。すなわち、帯電した感光体ドラム1上に上述
したような画像形成に配置となるような露光制御を行
い、現像により一色ずつトナー像を形成し、このトナー
像を転写ローラ11上に巻回保持された記録紙cへ順次転
写する。そして、最後に記録紙c上のカラートナー像を
定着器12により定着するものである。
【0036】以上、説明したように、各色成分毎の画像
を記録媒体に重ね合わせてカラー画像を形成する種々な
画像形成プロセスにおいて、カラー画像を形成するため
の単位領域内で、各色成分画像の重なり部分が少なくな
るように各色成分毎に配置を変えて画像形成を行なうこ
とで、色の再現性を向上させることができる。なお、上
述した2つの実施形態では、単位領域を2dot×2d
ot又は4dot×4dotをドットエリアとしたがこ
れに限定するものでなく、マトリクスやディザマトリク
スのサイズを大きくすれば、色の重なりをより少なくで
き、色の再現性を高めることが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、カラーの画像を形成するに際し、各色成分
毎の配置を変えて各色成分画像の重なり部分を少なくし
て、色の再現性を向上させることができる。また、請求
項2記載の発明によれば、特に、低濃度域における色の
再現性を一層向上させることができる。
【0038】また、請求項3記載の発明によれば、各色
成分が均等回転角度の関係にある単位領域として、各色
成分は該単位領域で同じ濃度順で画像の形成が行なわ
れ、色バランスの良い画像を得ることができる。また、
請求項4記載の発明によれば、単位領域内に分散する個
々の濃度値を集約させることができ、各色成分の画像の
重なりを極力小さくすることが可能で、色の再現性を一
層向上させることができる。
【0039】また、請求項5記載の発明によれば、各色
成分毎の単位領域をディザマトリクスにすると共に、該
ディザマトリクスの個々に対応する画素に階調を持たせ
るようにして色の再現性の高い画像を得ることができ
る。また、請求項6記載の発明によれば、カラー画像を
一つの像担持体に形成した後に、記録媒体に一括して転
写処理するプロセスに適用して色バランスのとれた良好
な画像を得ることができる。
【0040】また、請求項7記載の発明によれば、階調
画素を画像の階調に応じてトナー付着量を制御した画素
として階調再現を補間することができる。また、請求項
8記載の発明によれば、レーザ光源のレーザパワーをパ
ルス幅変調により露光量の増減を行なうものに適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるカラー画像形成装
置の概略制御ブロック図
【図2】本発明の一実施形態におけるR色の階調特性を
示す図
【図3】本発明の一実施形態における色成分毎の4×4
マトリクスを示す図
【図4】本発明の一実施形態におけるカラー画像の形成
を説明する図
【図5】本発明の一実施形態における画像濃度特性を示
す図
【図6】本発明の一実施例形態における各色成分毎のデ
ィザマトリクスを示す図
【図7】本発明の一実施例形態における他の画像形成プ
ロセスを説明する図
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電器 3 現像器 4 転写ローラ 7 露光部 8 定着ローラ 10 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/46 1/46 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色成分毎の画像を記録媒体に重ね合わせ
    てカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、 複数画素からなる単位領域内で、各色成分画像の重なり
    部分が少なくなるように各色成分毎に配置を変えて画像
    形成を行なうことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】低濃度になるに従い、前記単位領域内にお
    ける各色成分の配置間の離間距離を大きくさせたことを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記各色成分毎に変える画像形成の配置
    は、前記単位領域の仮想中心点に対し各色成分が均等の
    角度で回転させたものであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】各色成分毎に、前記単位領域内の全画素の
    濃度の総和を最大濃度値で除して、最大濃度の画素の必
    要数及び剰余濃度をもつ1つの階調画素を得て、請求項
    2記載の離間距離の大きな位置から順に該最大濃度の画
    素の必要数分を形成すると共に、最後尾に該階調画素を
    形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1つに記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記各色成分毎の単位領域をディザマトリ
    クスとして該マトリクス内の各閾値に基づいた階調画素
    を形成することを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか1つに記載のカラー画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記各色成分毎の単位領域でのカラー画像
    の形成は、帯電処理、露光処理及び、現像処理の処理サ
    イクルを各色成分毎に繰り返して該カラー画像を一つの
    像担持体に形成した後に、前記記録媒体に一括して転写
    処理する一連のカラー画像形成プロセスの該現像処理で
    行なわれることを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れか1つに記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記階調画素は、前記露光処理の際に、前
    記像担持体に付与する露光量を画像の階調に応じて増減
    させてトナー付着量を制御した画素であることを特徴と
    する請求項4〜請求項6のいずれか1つに記載のカラー
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記露光量の増減は、レーザ光源のレーザ
    パワーをパルス幅変調により行なうことを特徴とする請
    求項7記載のカラー画像形成装置。
JP8088386A 1996-04-10 1996-04-10 カラー画像形成装置 Pending JPH09277607A (ja)

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