JPH0918726A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0918726A
JPH0918726A JP7160602A JP16060295A JPH0918726A JP H0918726 A JPH0918726 A JP H0918726A JP 7160602 A JP7160602 A JP 7160602A JP 16060295 A JP16060295 A JP 16060295A JP H0918726 A JPH0918726 A JP H0918726A
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image
color
circuit
correction
toner
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JP7160602A
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Satoru Haneda
哲 羽根田
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縁、細線及び孤立点等の色再現の品位を向上
させることができるカラー画像形成装置を提供する。 【構成】 像形成体に帯電、像露光、反転現像を繰り返
してトナー像を形成するカラー画像形成装置に画像間の
平均的ずれを補正する補正回路1300と、画像間の構
造によるずれを補正する補正回路1400と、画像デー
タと再現画像のずれ補正をする補正回路1500を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法の採用によ
り像形成体上に色分解した静電潜像を形成し、像形成体
上に多色のトナー像を重ね合わせた後に転写材上に転写
する画像形成方法(以下、これをKNCと略称する)を
採用する電子写真法を採用するプリンタ装置や複写装置
として用いられるカラー画像形成装置に関し、特に画像
の縁、細線や孤立点の色再現を向上させるカラー画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】KNCプロセスは、帯電プロセス、像露
光プロセス、反転現像プロセスを繰り返すことにより像
担持体上に多色のトナー像を重ね合わせた後に転写材上
に転写するものである。現像プロセスは各現像スリーブ
には直流とさらに交流のバイアスが印加され、像形成体
には非接触で反転現像が行われる。斯かるKNCプロセ
スにより得られるトナーの付着状態は単純に画像濃度デ
ータに基づいて光変調された露光のみで決まらず、以下
の現象が関係する。
【0003】その第1の現象は、トナー層電位やトナー
が光を透過させにくいという遮光性のためにトナー像の
ベタ部の上に次のトナーを付着させにくくする現象であ
る。これは先の画像の構造による平均的なずれと略称す
る。その第2の現象は、先に形成したトナー像の構造に
よって生じる静電潜像(以下、単に潜像と略称する。)
の変形、つまり色を重ね合わせた時に孤立点、孤立点
線、文字、ベタ部の縁で起こるエッジ効果や疑似輪郭現
象として現れるハロー効果であり、エッジ効果と同一の
原因であるが、重ね合わせによるKNCプロセス特有の
現象である。斯かる現象によるずれを画像間の構造によ
る局所的ずれと略称する。その第3の現象は、像形成体
上に未だトナー像を形成してない状態下あるいは先に形
成してあるトナー像の構造によらず画像の種類により生
じる潜像の変形、つまり電子写真法特有のエッジ効果現
象であり、画像データと再現画像のずれ分であり、以下
に画像の構造によるずれと略称する。エッジ効果やハロ
ー効果は現像法や感光体の特性にもよるが、0.5〜2
mm位にも及ぶものもある。
【0004】図19は所謂KNCプロセスにおけるトナ
ー付着状態を決めるプロセスを示す模式図である。図1
9において、V0は像形成体表面における初期帯電電位
であり、Vsは現像スリーブ表面に印加された直流バイ
アス電位であり、VL1,VL21,VL22は潜像部の電位で
ある。VsとVL1の電位差のみならず、先に形成した1
〜3の画像に起因して、形成される電界が像露光量とず
れて、即ち、画像データとずれて像形成体上Pにトナー
を引き付けるように作用する。
【0005】図19(a)は第1の色トナーによる現像
プロセス直前における電位関係を示したものである。か
かる現像プロセスは各色の多値の画像濃度データからト
ナー像の重なり状態を考慮して多値変調して像露光する
ことになるが、ここでは簡単に説明するために図示する
潜像電位は一律にVL1としている。Laは孤立点若しく
は孤立線を示す潜像である。Lbは広い面積を有するベ
タに相当する潜像を示したものである。
【0006】対向電極効果にもよるが、一般的な現像法
では程度の差はあれ強い静電的な電場が潜像La及び潜
像Lbのエッジ部分に生じ(以下、単にエッジ効果とい
う。)、一方潜像Lbの中央部における電場は弱くなる
ので、潜像Lbのベタ部はトナーを付着しづらくなって
おり、一方、線やエッジ部はベタ部中央に比してトナー
を付着し易くなっている。これが前述した第3の現象で
ある。
【0007】図19(b)は図19(a)に示す電位関
係下で各潜像を第1の色トナーで顕像化した状態の断面
図である。
【0008】Pは像形成体を示しており、T1は第1の
色トナーにより顕像化した孤立点を形成するトナー像を
示している。T2は第1の色トナーで顕像化した広い面
積を有するトナー像を示している。斯かるトナー像T2
は中央部分とその周辺にあるエッジ部とからなる。トナ
ー像T2は、前述したエッジ効果により、エッジ部分に
比して中央部にトナーを少なく付着した凹凸状のトナー
像となっていることを示している。(これが第3の現象
である。)なお、エッジ効果は、孤立点となる潜像や孤
立線である細線となる潜像等を強調して顕像化する際に
も作用するのみでなく、潜像が小さくなり過ぎると、反
対に顕像化が困難になる方向に作用する。
【0009】図19(c)は再帯電後に2色目の像露光
を行った状態すなわち第2の色トナーによる現像プロセ
ス直前における電位関係を示したものである。
【0010】ここで像露光La1、Lb1は第1回目とLa1
は同位置に、Lb1のみ位置をずらして露光したものとし
ている。図においてはVL1とVL21,VL22とが混在した
乱れた電位分布となっている。VL21、LL22は第1の色
トナー像上に形成した潜像部の電位であり、VL1に比し
て高くなっている。他の符号は記述してあるので省略す
る。
【0011】ここで、図19(c)に示したLb1の電位
分布及び電場が乱れる理由を以下に述べる。
【0012】2色目以降の現像プロセスは前述したよう
に、先に顕像化したトナー像を像形成体に担持した状態
下でなされる。従って、既に形成してあるトナー像は第
2色目以降の潜像電位と電場を変動させる。詳しく述べ
れば、T2は前述したようにエッジ部にトナーを多く付
着した状態となっており、中央部付近にトナーを少なめ
に付着している。これらのトナーは電位上昇となってト
ナー付着を妨げる効果を有する。一方、KNCプロセス
に採用する現像剤は像露光波長の光を透過しやすいよう
に赤外光のレーザを用いている。しかしながら、斯かる
透光性は完全でないので、像形成体上に付着したトナー
量に応じて吸収され、像形成体に到達する光強度が弱ま
る。これが電位低下を妨げ、トナー付着を妨げる。これ
らが前述した第1の現象である。
【0013】図19(d)は図19(c)に示す電位関
係における各潜像に形成される電場を示した断面図であ
る。
【0014】新たに形成した潜像La1,Lb1における電
界の様子を電気力線を矢印で示してある。
【0015】新たな潜像La1は第1の色トナーにより顕
像化した孤立点に相当するトナー像T1上に形成してあ
る。斯かるトナー像T1は前述したトナー層電位と光遮
蔽性から潜像Laに形成する電界に影響していることが
分かる。具体的にはトナー像T1中心付近に発生する局
所的電界により、トナーを付着させる電界は弱くなって
いるので、第2の色トナーが付着しづらくなっている様
子が伺える。これが前述した第2の現象である。図示し
ていないが、第1の色トナーの周りに第2の色トナーが
付着しやすく、条件によっては付着することがある。
【0016】新たに形成した潜像Lb1は、凹凸状のトナ
ー像T2上から同様な画像を位置をずらして像露光する
ことにより形成してある。従って、新たな潜像Lb1に形
成された電界はトナー像T2により重なり部分とその近
傍は歪んでいると考えられる。
【0017】潜像Lb1は先に形成してあるトナー像の付
着量の違いから潜像Lb11、潜像Lb21、潜像Lb31の3
つの領域に区別する。潜像Lb11は1色目のトナーが付
着していない像形成体部分に形成してあるものである。
潜像Lb2はトナー像T2のエッジ部に形成したものであ
り、トナー付着量の変化の最も多い場所に形成してあ
る。潜像Lb31はトナー像T2の中央部分で、エッジ効果
の影響により縁よりは薄くトナーの付着した部分に形成
してあるものである。潜像Lb11、潜像Lb21、潜像L
b31は同一の光量を照射したものであってもトナー電位
や光遮蔽性から同一電位とならない。
【0018】更に潜像Lb21はハロー効果を発生してい
ることが電気力線の様子から伺える。ここで、ハロー効
果とはエッジ効果の一種であり、1色目のトナー像の縁
に2色目のトナーが付着しづらく、その周辺に2色目の
トナーが付着しやすい現像が発生することを言う。すな
わち、潜像Lb21は1色目のトナーによるエッジ効果を
発生している領域である。つまり、縁ではトナー像T2
の中央部側に形成した潜像Lb31の電界よりトナーを付
着させる電界が弱く、周辺ではトナー像の存在しない場
所Lb11に形成した電界よりもトナーを付着させる電界
が大きくなっていることを示している。
【0019】図19(e)は図19(c)に示す電位条
件下で顕像化したトナー像の重なり状態を示した断面図
である。
【0020】第2の色トナーで形成するトナー像T
3は、図19(d)に示した電場状況から僅かな付着量
である。つまり、トナー像T1とトナー像T3との付着量
を同一にして得られる2次色でなく、第1の色トナーの
色が強く出てカラーバランスが崩れたものとなってい
る。第2の色トナーで形成するトナー像T4は、前述し
た電場の状況から潜像Lb1′で第1の色トナーと同じ量
だけ付着し、潜像Lb21でハロー効果の影響でトナー像
2のエッジ部に第2の色トナーを少なく付着し、周辺
部に第2の色トナーを多く付着し、潜像Lb31でトナー
像T2の中央付近よりも少なく付着し、そのエッジ部で
僅かに盛り上がっていることが分かる。従って、トナー
像T2のエッジ部とトナー像T4とを重ね合わせて形成し
た部分はハロー効果が強く出て濃度及びカラーバランス
の崩れたものとなっていることが分かる。これは第2の
現象である。
【0021】一方、トナー像T2とトナー像T4のベタ部
同志で形成したベタ部は2色目の濃度が低くなる。これ
は第1の現象である。
【0022】従来は特開平6−218991号公報等に
記載されているように、2値の記録画像データに対し、
記録ドット単位で下層と上層にバランスよくトナー像を
形成するため、像露光時にパルス幅を変調し、露光ビー
ムを変調する補正を孤立画素や連続画素であるベタ部や
その端部画素に対して行い色再現性を向上させている。
具体的には重なるときは1色目は弱く、2色目は強くと
いう補正を行っていた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
提案は、2値画像データに対してであり2色の重ね合わ
せに限定されており、かつ画像の隣接画素情報に注目し
たものであり、多値の画像データの場合を含めて縁、細
線及び孤立点の色再現の品位を向上できていない。又、
3〜4色が重なるフルカラー画像の場合の対応もされて
いない。これはエッジ効果の及ぶ範囲が1mm近く広が
ったものであることから広範囲の補正が不可欠であり、
又、多値のカラー画像データであるために補正レベルが
高精度で行われる必要があり、従来行っていた隣接画素
情報による補正では不充分であり、画像の構造や広がり
に応じた補正が必要になっていることを意味する。
【0024】本発明の目的は、上記課題に鑑み、多値の
カラー画像濃度データに基づきトナー像を重ね合わせる
際、画像濃度分布を考慮して画像データの補正を行い、
すなわち、新たに記録画像データを色毎に作成し、これ
により光変調して記録することにより縁、細線及び孤立
点の色再現を向上させるカラー画像形成装置を提供する
ことにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する手段
として以下に掲げるものがある。
【0026】(1) 像形成体に帯電、像露光、反転現
像を繰り返してトナー像を重ね合わせて形成するカラー
画像形成装置であって、色毎の像露光は多値の記録画像
データに基づき記録ドット毎に強度変調されると共に前
記記録画像データは各色の画像濃度と画像濃度分布デー
タにより色毎に補正したものであることを特徴とするカ
ラー画像形成装置。
【0027】(2) 像形成体に帯電、像露光、反転現
像を繰り返してトナー像を形成するカラー画像形成装置
であって、色毎の像露光は多値の記録画像データに基づ
き記録ドット毎に強度変調されると共に色毎の像露光に
用いられる多値の記録画像データを形成する補正部は画
像間による平均的ずれを補正する第1の補正部と、画像
間の構造による局所的ずれを補正する第2の補正部を有
することを特徴とするカラー画像形成装置。
【0028】(3) 前記補正は画像濃度データに対し
てγ補正、MTF補正あるいは変倍補正を行った後に行
うことを特徴とする(1)又は(2)のカラー画像形成
装置。
【0029】
【実施例】先ず、本発明の一実施例であるカラー画像形
成装置400における機械的な概略構成及びレーザスポ
ットの形成方法について説明する。
【0030】図18は本実施例の画像形成装置の概略構
成を示す斜視図であり、図16は図1の実施例の半導体
レーザアレイを示す図であり、図17は図16の半導体
レーザアレイによるレーザスポットの走査軌跡を示す図
である。
【0031】カラー画像形成装置400は、感光体を一
様帯電した後にコンピュータ又はスキャナからの多値の
ディジタル画像濃度データをD/A変換して得られたア
ナログ画像濃度信号と参照波信号とを差動増幅して得ら
れた変調信号に基づいてパルス幅変調したスポット光に
より像形成体401上にドット状の静電潜像を形成し、
これをトナーにより反転現像してドット状のトナー画像
を形成する工程を基本としている。この基本工程である
前記帯電,露光及び反転現像工程を繰り返して行い、像
形成体である感光体401上にカラートナー像を重ね合
わせて形成し、このカラートナー像を記録紙上に転写
後、記録紙を感光体より分離し、定着してカラー画像を
得る。
【0032】カラー画像形成装置400は、矢印方向に
回動するドラム状の感光体(以下、単に感光体とい
う。)401と、該感光体401上に一様な電荷を付与
するスコロトロン帯電器402と、走査光学系430、
イエロー、マゼンタ、シアン及び黒トナーを装填した現
像器441〜444、スコロトロン帯電器からなる転写
器462、分離器463、定着ローラ464、クリーニ
ング装置470、除電器474とからなる。
【0033】本実施例に用いられる感光体401はフタ
ロシアニンをCGMとしたCGL/CTLからなる2層
構成OPC感光体である。
【0034】本実施例ではカラートナー像を感光体40
1上に重ね合わせるので走査光学系からのビームがカラ
ートナー像により遮蔽されないように赤外側に分光感度
を有する感光体及び赤外の半導体レーザが用いられる。
【0035】半導体レーザアレイ431は図16に示す
ように3個の発光部431A〜431Cが等間隔にアレ
イ状に配置されたものを使用する。通常発光部の間隔d
は20μm以下にすることが困難であるので、図16に
示すように各発光部431A〜431Cの中心を通る軸
を回転多面鏡434の回転軸に平行で、かつ主走査方向
に対して一定の角度に傾けて設置する。このようにして
半導体レーザアレイ431によるレーザビームの感光体
401上のレーザスポットsa,sb,scは図17に
示すように上下に密接して走査することができるように
なる。しかし、このためそれぞれのレーザスポットs
a,sb,scの走査方向の位置は走査方向に対してず
れることになる。このずれを補正するために変調回路2
60Aとレーザドライバ301Aとの間には2δ遅延回
路311(図1参照)、変調回路260Bとレーザドラ
イバ301Bとの間にはδ遅延回路312(図1参照)
を挿入してそれぞれ適当量遅延させてタイミングを取る
ことによってずれを補正し、半導体レーザアレイ431
から発光したレーザスポットsa,sb,scは走査方
向に対して垂直に揃ったsa′,sb′,scとなって
記録することができる。RE処理が注目画素を2×2の
小画素に分割して行われる場合は2個の発光部を有する
半導体レーザアレイを用いる。
【0036】次に、本実施例のカラー画像形成装置にお
ける画像処理回路及びその各部構成に関する詳細な説明
に先立ち、カラー画像形成プロセスを説明する。
【0037】先ず、スコロトロン帯電器402により感
光体401が一様帯電される。ドラム状感光体401上
にイエローに対応する静電潜像が、画像濃度データ記憶
回路210中からのイエローデータ(例えば8bitの
ディジタル画像濃度データ)により前記変調されたレー
ザビームはシリンドリカルレンズ433と回転多面鏡4
34,fθレンズ435,シリンドリカルレンズ43
6,反射ミラー437を経て照射により形成される。前
記イエローに対応する静電潜像は、第1の現像器441
により現像され、感光体401上に極めて鮮鋭度の高い
ドット状の第1のトナー像(イエロートナー像)が形成
される。この第1のトナー像は記録紙に転写されること
なく、退避しているクリーニング装置470の下を通過
し、感光体401上に再びスコロトロン帯電器402に
より帯電が施される。
【0038】次いでマゼンタデータ(8bitのディジ
タル濃度データ)により前記変調されたレーザビームが
感光体401上に照射されて静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は、第2の現像装置442により現像され
て、第2のトナー像(マゼンタトナー像)が形成され
る。
【0039】前記と同様にして第3現像装置443によ
り順次現像されて、第3のトナー像(シアントナー像)
が形成され、感光体401上に順次積層された3色トナ
ー像が形成される。最後に第4のトナー像(黒トナー
像)が形成され、感光体401上に順次積層された4色
トナー像が形成される。これらの色毎のトナー像は、画
像によっては3〜4色の重なったものである。
【0040】これらの4色トナー像は、給紙装置から供
給された記録紙上に転写器462の作用で転写される。
【0041】転写トナー像を担持した記録紙は、分離器
463により感光体401から分離され、ガイドおよび
搬送ベルトにより搬送されて定着ローラ464に搬入さ
れ加熱定着されて排紙皿に排出される。
【0042】次に本実施例の画像形成装置に採用してい
る画像処理回路の全体構成を説明する。
【0043】図1は本実施例の画像形成装置の一実施例
の画像処理回路の全体ブロック図である。
【0044】本実施例における画像処理回路は、走査光
学系の駆動回路を構成する回路であり、図1に示してあ
るように画像データ処理回路100、変調信号生成回路
200、ラスター走査回路300からなる。
【0045】以下に図1を参照して各部回路の概略構成
を説明する。
【0046】画像データ処理回路100は、フォントデ
ータのエッジ部を補間して出力する回路であり、コンピ
ュータからなる入力回路110、フォントデータ発生回
路120、フォントデータ記憶回路130、補間データ
生成回路140からなり、入力回路110からのキャラ
クタコード信号、サイズコード信号、ポジションコード
信号及びカラーコード信号をフォントデータ発生回路1
20に送出する。フォンドデータ発生回路120は、4
種の入力信号からアドレス信号を選択してフォントデー
タ記憶回路130に送出する。フォントデータ記憶回路
130はアドレス信号に対応する1文字に対応するフォ
ントデータをフォントデータ発生回路120に送出す
る。フォントデータ発生回路120はフォントデータを
補間データ生成回路140に送出する。補間データ生成
回路140は、フォントデータのエッジ部に生じる画像
濃度データのギザギザや飛びを中間濃度を用いて補間し
て、例えば8bitの画像濃度データとして、リニアマ
スキング回路154に送出する。又、リニアマスキング
回路154はカラーコードに応じて、対応色を各イエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(BK)
の濃度データに変換してページメモリからなる画像濃度
データ記憶回路210に送出する。この様にして各色が
同一形状で濃度の割合が異なった状態で多値展開された
フォントが各色毎のページメモリ中に多値のビットマッ
プ展開が行われる。
【0047】画像濃度データ記憶回路210は、通常ペ
ージメモリ(以降、単にページメモリ210という。)
であり、ページ単位で記憶するRAM(ランダムアクセ
スメモリ)であり、少なくとも1ページ(1画面分)に
相当する多値の画像濃度データを記憶する容量を有す
る。また、カラープリンタに採用される装置であるなら
ば、複数色、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、黒の
色成分に対応する画像濃度信号を記憶するだけのページ
メモリを備えていることになる。
【0048】変調信号生成回路200は、読出し回路2
20、ラッチ回路230、画像判別回路231、MTF
補正回路232、γ補正回路233、参照波位相決定回
路240、セレクト回路250A〜250C、変調回路
260A〜260C、基準クロック発生回路280、三
角波発生回路290、遅延回路群291、KNCプロセ
スに必要となるトナーの付着状態を補正すべくKNC補
正回路1000を付加してある。
【0049】本実施例の変調信号生成回路200は、画
像濃度データの注目する1画素分をm×n(横×縦)の
小画素で形成するようにし、該注目画素を含む隣接画素
の濃度データの分布を前記1画素内のm×nの小画素の
分布に置き換え、一定の定数Pを乗じた注目画素のデー
タを前記分布に応じて分配することによって得られる小
画素の画像濃度データとに基づいて、小画素各行の参照
波の位相を変位させることによってn行のドットの書込
み位置を変位させて潜像を形成することができる。この
ドットの書込み位置を変位させることを記録位置変調と
いう。また上記注目画素をm×nに分割した小画素の画
像濃度データに変換する処理を、解像力向上処理(RE
処理)という。斯かるRE処理によって高密度記録を行
う。
【0050】読出し回路220は、インデックス信号を
トリガとして基準クロックDCK0に同期して連続する
1走査ライン単位の連続する画像濃度データをページメ
モリ210から読み出し、参照波位相決定回路240、
画像判別回路231及びKNC補正回路1000に送出
する。
【0051】ラッチ回路230は、後述する参照波位相
決定回路240の処理を実行している時間だけ、画像濃
度データをラッチする回路である。
【0052】画像判別回路231は、画像が文字領域か
中間調領域のいずれであるかについて判別を行ってMT
F補正及びγ補正の程度を決定する。なお、KNC補正
回路1000はMTF補正回路232、γ補正回路23
3等に対し図1において前段に設けたが、これらの後段
に設けることが好ましい。特にこれらによる画像濃度デ
ータの補正値が大きい場合は色相を補償できなくなるか
らである。
【0053】又、図示していないが、出力画像の倍率を
変更する変倍補正回路や色調や色相を変更する色変換回
路も同様にKNC補正回路の前段に配置することが好ま
しい。
【0054】画像判別回路231は、文字や線画の文字
領域であると判別された場合は、全色成分について参照
波位相決定回路240が選択する三角波を変調回路26
0A〜260Cに出力させる選択信号をセレクト回路2
50A〜250Cに出力し、MTF補正回路232、γ
補正回路233は不作動として画像濃度データは無処理
のままラッチ回路230を介して変調回路260A〜2
60Cに送出させる。これにより、色調の変化のない鮮
明な文字やエッジ部が再現される。一方、画像判別回路
231は中間調領域と判断した場合は、無彩色成分即ち
黒色のデータについてのみ文字領域と同様の選択信号を
出力し、他の色成分については参照波位相決定回路24
0が選択した三角波は出力せず、基準三角波φ0のみを
出力する選択信号をセレクト回路250A〜250Cに
送出し、MTF補正回路232、γ補正回路233を作
動させる。これにより読出し回路220より読出された
黒以外の画像濃度データはMTF補正回路232及びγ
補正回路233によって補正されたのちラッチ回路23
0を介して変調回路260A〜260Cに送出される。
これにより中間調領域において、モアレや色飛びのない
画像を形成できる一方、黒画像により画像に先鋭さとし
まりを与える効果が生まれる。
【0055】MTF補正回路232はラプラシアンフィ
ルタから構成したものであり、視覚的なシャープさを持
たせるものであり、5×5画素位の大きさである。この
フィルタの値は現像特性から実験的に決められる。
【0056】変調回路260A〜260Cは、図1に示
すように参照波位相決定回路240で選択した参照波で
ある三角波によりラッチ回路230を経て入力される画
像濃度データの信号を変調してパルス幅変調した変調信
号を生成し、これらの変調信号の並列して連続する小走
査ライン3本分(元画像濃度データの1ライン分)を1
単位としてラスタ走査回路300に送出する。
【0057】ラスタ走査回路300は、2δ遅延回路3
11、δ遅延回路312、レーザドライバ301A〜3
01C、図示しないインデックス検出回路及び多面鏡ド
ライバ等を備える。
【0058】レーザドライバ301A〜301Cは変調
回路260A〜260Cからの変調信号で複数(この実
施例では3個)のレーザ発光部431A〜431Cを有
する半導体レーザアレイ431を発振させるものであ
り、半導体レーザアレイ431からのビーム光量に相当
する信号が入力されると、所定の光量が発生するように
駆動する。インデックス検出回路は、インデックスセン
サ439からのインデックス信号により所定速度で回転
する回転多面鏡434の面位置を検知し、主走査方向の
周期によって、ラスタ走査方式で前記変調された画像濃
度信号による光走査を行っている。走査周波数220
4.72Hzであり、有効印字幅297mm以上であ
り、有効露光幅306mm以上である。多面鏡ドライバ
は、直流モータを所定速度で一様に回転させ、回転多面
鏡434を16535.4rpmで回転させるものであ
る。
【0059】一方、基準クロック発生回路280はパル
ス発生回路であり、画素クロックと同一の繰り返し周期
のパルス信号を発生し、読出し回路220、三角波発生
回路290、遅延回路群291、変調回路260A〜2
60Cに出力する。便宜上このクロックを基準クロック
DCK0という。
【0060】三角波発生回路290は基準クロックDC
K0に基づいて画素クロックと同周期の参照波である基
準の三角波φ0の波形成形を行う。また、遅延回路群2
91は基準クロックDCK0に対し一定周期ずつ(この
例で1/6周期ずつ)位相差を有する複数のクロックD
CK1〜DCKを生成しこれに基づいて、位相の異なる
参照波である三角波φ1〜φ4(ここでは1/6周期遅
れた三角波φ1、2/6周期遅れた三角波φ2、1/6
周期進んだ三角波φ3、2/6周期進んだ三角波φ4)
を出力する。
【0061】セレクト回路250A〜250Cは上記基
準三角波φ0と位相のずれた三角波φ1〜φ4の入力部
を有し、後述する参照波位相決定回路240からの選択
信号により上記三角波の内の1つを選択して変調回路2
60A〜260Cの入力端子Tに送出する。以上が本実
施例の画像処理回路の概略構成である。
【0062】以下に本実施例における画像処理回路の各
部回路を順次詳細に説明する。
【0063】先ず、KNC補正回路1000における各
回路構成例を図1〜図4、図7、図8を参照して説明す
る。
【0064】図2は図1に示したKNC補正回路100
0の要部構成を示すブロック図である。
【0065】画像処理回路1000は、各色の画像濃度
データと画像濃度分布データより、KNCプロセスに必
要な色毎のトナーの付着状態を補正する機能を有するも
のであり、図2に示すようにリニアマスキングによって
得られる多値の画像濃度データであるY1データ,M1
ータ,C1データ,K1データを入力とし、補正された記
録画像データを出力する3つの補正回路1300,14
00,1500から成っている。
【0066】なお、これらの補正回路は、まとめて同一
機能のものを1の回路としてつくることも可能である。
この場合は、補正アルゴリズムを簡略化して演算できる
ものとするか、ルックアップテーブル方式とするか、あ
るいは併用の構成をすることが好ましい。第1の補正回
路1300は各色の画像濃度に応じた補正(第1の現像
に対応した平均的なずれを補正するものに相当する)を
施すものである。第2の補正回路1400は第2の現象
に対応した画像間の構造によるずれに対する補正を施す
ものである。第3の補正回路1500は第3の現象に対
応した画像データと再現画像のずれに対する補正を施す
ものである。この様にKNC補正を行った記録画像デー
タ,Y4データ,M4データ,C4データ,K4データはM
TF補正回路232に送出される。又、第1の補正回路
1300からY4データ,M4データ,C4データ,K4
ータが変調回路260A,260B,260Cに送出さ
れる。
【0067】フィルタ1100はラプラシアンフィルタ
から構成しトナー像の構造を検出するものであり、具体
的には演算された値から第2の補正係数、第3の補正係
数を決定するのに用いられる。第2の補正係数は第2の
補正回路1400における補正量を決定するためのパラ
メータであり、第3の補正係数は第3の補正回路150
0における補正量を決定するためのパラメータである。
フィルタ1100は、各色の濃度変化に対応した、すな
わち色毎のエッジ効果に応じて注目画素に対してラプラ
シアン値ΔY、ΔM、ΔC、ΔKを求め、これらから各
色の画素毎の補正量である補正パラメータを決定する。
この補正パラメータをもとに画像濃度データを補正する
ものである。ラプラシアン値を求めるフィルタの大きさ
は、1mm程度に亙るエッジ効果を生じていれば300
dpiだと10×10の画素位の大きさのものである。
エッジ効果は現像方式や感光体により異なるから、前述
した係数は実験的に決められる。
【0068】遅延回路1200は第1の補正回路130
0、第2の補正回路1400の処理時間だけ遅延させ
る。
【0069】ここで、3つの補正回路の構造を説明する
に先立ち、カラー画像形成プロセスにおけるKNC補正
による作用を説明する。
【0070】図7は本実施例のカラー画像形成プロセス
におけるKNC補正回路1000の作用を示した模式図
である。
【0071】図7(a)は第1の色トナーによる現像プ
ロセス下における電位関係を示したものである。
【0072】画像間による平均的ずれ補正を行う第1の
補正回路1300は各色の画像濃度からトナー像の重な
り状態を考慮して変調するように画像データを修正して
ある。従って、次の色トナーによる露光プロセスでも潜
像を形成することになる潜像Laと潜像Lb2を形成した
位置は、この回の露光プロセスで形成する潜像電位をV
L2として他の色トナーを重ね合わせない潜像Lb1の潜像
電位VL1よりも高く設定してある事が分かる。第3の補
正回路1500は画像データと再現画像のずれに対する
補正を施してある。従って、又、潜像Lb1と潜像Lb2
でエッジ効果を防止すべく露光量を制御して電位を高く
設定してある事が分かる。
【0073】図7(b)は図7(a)に示す電位関係下
で各潜像を第1の色トナーで顕像化した状態の断面図で
ある。
【0074】トナー像T1,T2,T3は、図7(b)に
示したよう第3の補正値により何れもエッジ効果を除去
して平坦になっている。しかも、第1の補正値によりト
ナー像T1,T3はトナー像T2よりも薄く形成してあ
る。
【0075】図7(c)は第2の色トナーによる現像プ
ロセス下における電位関係を示したものである。
【0076】画像間の平均的ずれ補正を行う第1の補正
回路1300は、各色の画像濃度と画像濃度からトナー
像の重なり状態を考慮して変調するように画像データを
修正してある。従って、潜像Lb1は前回と同一電位であ
るVL2に設定される。潜像Laと潜像Lb4と潜像Lb5
エッジの位置は次の色トナーによる露光プロセスでも潜
像を形成することになるので、電位を低下させるために
強い像露光を行っている。これにより同程度の電位低下
をさせる。
【0077】第2の補正回路1400は画像間の構造に
よるずれに対する補正をする。斯かる補正は、先のトナ
ー像が画像データに応じて再現されるとした場合、その
上から潜像形成を行ったとしても、矢印で示してあるよ
うに先のトナー像によるエッジ効果により潜像が変形し
ている(図17(d)に示してある。)。これにより、
潜像La1と潜像Lb5とでエッジ効果を防止すべく、La1
の周辺に弱い像露光をしLa1上に強い像露光をし、潜像
b5の縁に強く露光し、Lb5の周辺に弱く露光するよう
に補正した。これがLa1,Lb5の補正である。
【0078】第3の補正回路1500は画像データと再
現画像のずれに対する補正をするものであり、画像濃度
データを補正してエッジ効果のないトナー像T1〜T6
形成するための補正処理であり図7(a)で前述したと
同様である。
【0079】図7(d)は潜像Lb3〜Lb7に形成した電
場を電気力線で示したものである。ハロー効果及びエッ
ジ効果による影響がすべて除去されていることが分か
る。
【0080】図7(e)は図7(c)に示す電位関係下
で各潜像を第2の色トナーで顕像化した状態の断面図で
ある。トナー像T4〜T6は何れもエッジ効果やハロー効
果を除去して平坦になっている。しかも、トナー像T4
〜T7はT1とT3と同様にトナー像T2、T6よりも薄く
形成してある。この様にして、図19(e)に比較して
二次色のカラーバランスが補正されていることが示され
ている。
【0081】続いて以下に3つの補正回路1300〜1
500の構成例についてさらに具体的に説明する。
【0082】第1の補正回路1300は、画像間の平均
的ずれ補正をするものであり、以下に掲げるものがあ
る。
【0083】第1の補正回路1300の第1の例として
直接変換法による色修正処理を実行するためのルックア
ップテーブル方式(以下、単に直接変換法と略称す
る。)や3次元補間法による色修正処理を実行するルッ
クアップテーブル方式(3次元補間法と略称する。)が
採用できる。
【0084】直接変換法による色修正処理は、一般に色
修正処理を単純な色分解信号空間から色修正信号空間へ
の座標変換であるとみなして、各色分解信号座標に対応
する色修正信号データをメモリテーブルに記憶してお
き、このテーブルを参照することで直接的に座標変換を
行うものである。
【0085】3次元補間法を図3を参照して説明する。
【0086】図3は3次元補間法による色修正処理を示
す模式図である。図3(a)は3次元補間法による色修
正処理において色分解信号空間の分割を示した模式図で
あり、図3(b)は8点補間法を示した模式図であり、
図3(c)は4面体への分割方法を示した模式図であ
る。
【0087】3次元補間法による色修正処理は、色分解
信号座標と色修正信号データとの対応テーブルを限定さ
れた色数にとどめておき、テーブルにない座標入力につ
いては近傍の既知データを用いて三次元補間するルック
アップテーブル方式と、ニューラルネットワークによる
色修正を採用することができる。
【0088】3次元補間法は、図3(a)に示すように
色分解信号空間を複数の単位立方体に分解し、各単位立
方体の頂点座標における最適な色修正信号データを予め
求めておき、図3(b)に示すように所属する単位立方
体の8頂点のデータから補間する演算方法が一般的であ
る。これにより、直接変換法で問題となるメモリ容量を
削減することができる。また、3次元補間方法は、図3
(c)に示したように単位立方体を更に複数の4面体に
分割し、所属する4面体の4頂点のデータから補間する
方法もある。斯かる方法によれば、補間演算は線形マス
キング法に定数項を付加した形式にできるので、加算
器、乗算器の個数を削減してハードウエアの負担を軽く
することができる。
【0089】1の補正回路1300の第2の例として画
像間の平均的ずれ補正を行う第1の補正回路1300の
要部構成及び機能を図4〜図6を参照して説明する。
【0090】図4は図2の第1の補正回路1300の第
2の例を示したブロック図であり、図5は先の画像によ
る第1の補正回路1300で色分離可能な7つの色彩を
示すグラフであり、図6は色抽出回路1330の処理動
作を示す模式図である。
【0091】図4に示した第1の補正回路1300は、
前述した第1の例と同様に画像間による平均的ずれ補正
を行うものであり、通常のマスキングを施したY1
1,C1,BKデータで現される画像に応じて100%
UCR時の黒Kと一次色と二次色に分離して次に一次色
と二次色の色補正を行った後に黒を混ぜて補正した
2,M2,C2,K2データを出力するするものであり、
下色処理回路1310、無彩色補正回路1320、色抽
出回路1330、色加算回路1340とから構成する。
【0092】下色処理回路1310は通常のマスキング
処理後のY1,M1,C1,B1データから100%UCR
値で黒成分BKを抽出して無彩色補正回路1320に送
出し、UCR処理後のY11,M11,C11データを色抽出
回路1330に送出する。
【0093】色抽出回路1330は、図6に示すように
11,M11,C11データを一次色Y,M,Cと2次色
B,M,Rとに分離して赤、マゼンタ、青、シアン、
緑、イエローを再現色と一致させるように補正した後、
色加算回路1340に送出する。図5に示すように、一
次色とはY,M,Cの色トナーの色である。2次色は一
次色Y,M,Cを加算して得られる色であり、BはMと
Cとを加算して得られる。GはYとCとを加算して得ら
れる。RはYとMとを加算して得られる。グレーは一次
色Y,M,Cを同一の割合で加算して得られるものであ
り、100%UCRにより下色除去回路1310により
分離されている。かかる補正は、例えば赤色がYとMの
重ね合わせで色ずれした場合にY2のデータを小さく
し、M2データを大きくする。これにより露光量が補正
されることになり、図17を参照して説明するように重
ね合わせる各色トナー層厚を同一にすることができる。
【0094】色加算回路1340は、図5で点線で示し
た色相の境界、例えば赤色、マゼンタ、青色、シアン、
緑色、イエローを再現色と一致するように補正値を選択
して一次色Y2、M2、C2、K2データを送出するもので
ある。
【0095】前述した第1の補正回路1300の第1の
例及び第2の例で説明した補正は、トナー層が重なる、
すなわち、ベタ領域での補正を行っていることになる
が、先に形成してあるトナー像や後に形成するトナー像
間の縁や周辺部や孤立点や線等の画像構造に対する補正
となっていない。従って、画像の構造による補正として
第2の補正回路1400が必要とされる。
【0096】第2の補正回路1400は、その機能を関
数fとして表せば、本来各色の画像濃度データY,M,
C,Kの濃度変化から決められるfY(Y,M,C,
K)、fM(Y,M,C,K)、fC(Y,M,C,
K)、fK(Y,M,C,K)と一般的に表される関数
であるが、先のトナー像のみの影響のみを考慮すればよ
いことから、トナーの色による差がないと簡略化すると
現像順をY→M→C→Kとして、各fはfY=1、fM
1+αY、fC=1+αY+M、f=1+αY+M+Cとなる。こ
こでの1+αY+Mは先のトナー像がイエローとマゼンタ
があることから、両者の画像濃度データをたし合わせた
後ラプラシアン値を求め、この値と対応する補正パラメ
ータを1+αY+Mとしている。fY=1であるのは先のト
ナー像がないために補正が不要であることを表してい
る。同様にして画像データと再現画像の各色のずれ補正
を(1+βY)、(1+βM)、(1+βC)、(1+
βK)として、第3の補正回路1500の機能を表現す
ることができる。ここではトナー間の干渉の補正はない
ことから各色の画像濃度データから求めたラプラシアン
値から決められた補正係数1+βを用いている。
【0097】さらにこの第1〜第3の補正を簡略化する
と式(1)のようになる。
【0098】式(1) Y4=Y2× 1 ×(1+βY) M4=M2×(1+αY) ×(1+βM) C4=C2×(1+αY+M) ×(1+βC) K4=K2×(1+αY+M+C)×(1+βK) 前記した式(1)はY、M、C、Kの順で現像する場合
におけるKNC補正を示したものである。現像する順序
をY→M→C→Kに限定した式であるが、これに限定さ
れるものでない。
【0099】1列目のY2,M2,C2,K2は先に画像間
の平均的なずれを補正した画像濃度データである。
【0100】2列目は画像間の構造によるずれを補正す
るための補正項であり、先の画像の影響のみを考慮して
後の画像によるずれは簡略化するために補正してないも
のである。斯かる第2項は本来fY(Y,M,C,
K)、fM(Y,M,C,K)、fC(Y,M,C,
K)、fK(Y,M,C,K)である。
【0101】第3列は画像データと再現画像のずれ補正
をするための補正項である。αやfやβは各色トナーの
濃度分布を示す変数であり、ラプラシアンフィルターに
係数を乗じたものや、実験的に対応テーブルを作成した
ものからなる。これらは1項〜3項は先に説明した第1
〜第3の補正に対応している。
【0102】又第3の補正回路1500は、画像データ
と再現画像のずれに対する補正を施すものであることか
らこの補正回路1500に代わり、MTF補正回路23
2、γ補正回路233のみとすることもできる補正回路
である。
【0103】又、この他に上記の式をルックアップテー
ブル方式として画像データを補正することも可能であ
る。
【0104】以上のようにしてKNC補正回路1000
は変値の画像濃度データに基づきトナー像を重ね合わせ
る様、各色の画像濃度分布より記録画像濃度を作成す
る。そしてKNC補正が行われた多値の記録画像データ
が変調回路260へと送出される。
【0105】図8は本実施例の変調回路を示すブロック
図である。
【0106】変調回路260A〜260Cは、図8に示
すよう同一の回路構成であり、D/A変換回路261、
コンパレータ262と、差動増幅器263、D/A変換
回路264、前記の基準三角波φ0または1/6周期づ
つ位相をずらした三角波の入力部Tとからなり、図2に
示したように補正された記録画像データY4データ,M4
データ,C4データ,K4データは入力部Dから入力さ
れ、基準クロックDCK0の入力部ckを有していて、
ラッチ回路230を経て入力される画像濃度データを基
準クロックDCK0に同期してD/A変換回路264で
D/A変換される。一方、セレクト回路250A〜25
0Cから入力された上記の三角波を参照波をコンパレー
タ262の+端子入力とし、予め決定される参照波を切
る閾値を用いて一様なパルス幅信号を発生する。すなわ
ち、閾値信号をコンパレータ262の−入力端子に印加
して前記参照波とコンパレートしてパルス幅変調信号を
得る。次にパルス幅変調信号と画像濃度データを差動増
幅器263で増幅することにより強度変調した信号を得
る。
【0107】図9は本実施例の参照波位相決定回路を示
すブロック図である。
【0108】参照波位相決定回路240は、図9に示す
ように1ライン遅延回路242、1クロック遅延回路2
43、演算処理回路241からなり、1ライン遅延回路
242によって、上記1走査ライン分づつ送られてくる
画像濃度データの3走査ライン分の最初の1走査ライン
分の画像濃度データには2ライン走査時間の遅延を、中
間の1走査ライン分の画像データには1ライン走査時間
の遅延をかける(最後の1走査ライン分の画像データに
は遅延をかけない)。さらに各画像データには、1クロ
ック遅延回路243によって2基準クロック分又は1基
準クロック分の遅延をかけ、注目画素を含み注目画素に
隣接した画素の総ての画像濃度データを同時に演算処理
回路241に送出する。演算処理回路241は各小走査
ラインの元の1画素内の濃度データの重心を求める演算
を行って、その重心位置によって次のようにそれぞれ異
なる選択信号を出力端子OA〜OCよりセレクト回路2
50A〜250Cに出力する。
【0109】以下に本実施例の画像処理回路における変
調動作を参照波位相決定と関係づけて説明する。
【0110】先ず、参照波位相決定回路240における
動作を説明する。
【0111】図10は位相の異なる三角波と注目画素の
関係の一例を示す図である。図11(a)は上記注目画
素をm5とし、注目画素m5を3×3に分割する場合
の、注目画素m5を含む隣接画素をm1〜m9として表
した平面図であり、図11(b)は注目画素m5を3×
3の小画素に分割した場合の各小部分をs1〜s9で表
した場合を示す拡大図である。ここで、m1〜m9及び
s1〜s9はその部分の濃度をも表すものとする。
【0112】演算処理回路241は、RE処理を行って
小画素の濃度データを得る。斯かる小画素の濃度データ
は、図11(b)のs1,s2,s3・・・を含む小走
査ラインと、s4,s5,s6・・・を含む小走査ライ
ン及びs7,s8,s9・・・を含む小走査ラインに分
ける。この小画素の3小走査ライン分で元の画素の1走
査ライン分に相当することになる。演算処理回路241
は各小走査ラインの元の1画素内の濃度データの重心を
求める演算を行って、その重心位置によって次のように
それぞれ異なる選択信号を出力端子OAよりセレクト回
路250A〜250Cに出力する。
【0113】即ち、演算処理回路241は、画素m5の
s1,s2,s3(第1の小走査ライン)の重心がs2
の中央近傍にあること検出すと、図10に示した位相変
位のない基準三角波φ0を選択して出力する。演算処理
回路241は、画素m5のs1,s2,s3(第1の小
走査ライン)の重心がs2とs1の境界近傍にあること
を検出すると、図10に示した位相が1/6周期遅れた
三角波φ1を選択して出力する。演算処理回路241
は、画素m5のs1,s2,s3(第1の小走査ライ
ン)の重心がs1の中央近傍にあるときは位相が2/6
周期遅れた三角波φ2を選択して出力する。演算処理回
路241は、画素m5のs1,s2,s3(第1の小走
査ライン)の重心がs2とs3の境界近傍にあるときは
位相が1/6周期進んだ三角波φ3を選択して出力す
る。演算処理回路241は、画素m5のs1,s2,s
3(第1の小走査ライン)の重心がs3中央近傍にある
ときは2/6周期進んだ三角波φ4を選択する信号を出
力端子OAよりセレクト回路250Aに出力する。
【0114】演算処理回路241は、同様に出力端子O
Bからは画素m5のs4,s5,s6の濃度重心より決
まる第2の小走査ラインの三角波選択信号をセレクト回
路250Bに出力する。演算処理回路241の出力端子
OCからは画素m5のs7,s8,s9の濃度重心から
決まる第3の小走査ラインの三角波選択信号をセレクト
回路250Cに出力する。
【0115】続いて、RE処理を図12を参照して説明
する。
【0116】図12は注目画素m5を3×3に分割し、
P=0.5とした場合の一例を示す模式図であり、図1
2(a)は注目画素m5を含む隣接画素の濃度分布の例
を示した模式であり、図12(b)はP=0.5として
計算した注目画素m5内の濃度分布を示す模式図であ
る。
【0117】ここでは注目画素m5を3×3の小画素に
分割する場合を例にとると、小画素siの濃度は次の式
によって決定される。
【0118】 si=(9×m5×P×mi/A)+(1−P)×m5 ここで、i=1,2,・・・9であり、PはRE処理の
強度ともいうべき定数であり0.1〜0.9の範囲の数
値が用いられる。Aはm1〜m9の総和である。
【0119】上式において、(9×m5×P×mi/
A)の項は注目画素m5の濃度にPを乗じた分を隣接画
素の濃度の割合に応じて振り分けたものであり、(1−
P)×m5の項は注目画素m5の残りの濃度を各小画素
に均等に振り分けたものであり、ボケの要素を取り入れ
たことになる。
【0120】次に、注目画素m5を2×2に分割する場
合の例を図13及び図14に示す。図13(a)は注目
画素m5を2×2に分割する場合の一例を示す模式図で
あり、図13(b)は注目画素内の小画素s1〜s4に
関係する隣接画素の一例を示す模式図である。
【0121】ここで、s1,s2,s3,s4の濃度の
計算は数1に従って行われる。
【0122】
【数1】
【0123】図14(a)は同じく注目画素m5を2×
2に分割する場合の他の例を示す模式図であり、図14
(b)は注目画素内の小画素s1〜s4に関係する隣接
画素の他の例を示す模式図である。
【0124】ここでs1,s2,s3,s4の濃度計算
は数2に従って行われる。
【0125】
【数2】
【0126】次に変調信号生成回路260における像露
光動作を図15及び図16を参照して説明する。
【0127】図15(a)〜(e)は記録位置変調され
る場合の変調信号生成回路の各部信号を示すタイムチャ
ートである。
【0128】図15において、(a)は先の画像による
ずれ補正回路1300からインデックス信号をトリガと
して基準クロックDCK0に基づいて送出された画像濃
度データY4データ,M4データ,C4データ,K4データ
がD/A変換回路261によりアナログ値に変換された
ものの一部を示している。高レベル側ほど淡い濃度を示
し、低レベル側ほど濃い濃度を示している。
【0129】図15(b)はセレクト回路250から順
次出力され、遅延されたものを含む選択された参照波で
ある三角波を示している。
【0130】図15(c)は図15(b)に示した三角
波をパルス幅信号にするために内部に基準信号発生器2
61によって発生したDC電圧を発生させ、コンパレー
タ262によりコンパレートされて生成したパルス幅信
号を示している。このパルス幅信号が差動増幅器263
の一方の入力信号となる。
【0131】図15(d)はアナログ信号に変換した画
像濃度信号を示しており、D/A変換回路264からの
出力信号であり、差動増幅器263の他方の入力信号と
なる。これは図15(a)と図15(b)と同じもので
ある。
【0132】図15(e)は図15(c)、図15
(d)に示した2つの入力信号の差分を増幅した差動増
幅器263からの強度変調信号を示している。このよう
にして得られた変調信号をラスタ走査回路300に送出
してレーザを発光する。
【0133】上記変調信号生成結果により、文字領域で
は元の隣接した画素の濃度データより注目画素内のn行
の小ドットの位置は元の文字や線画の線方向に沿った位
置に移動する記録位置変調が行われる結果、文字や画像
が鮮明に再現されることとなる。また上記の記録位置変
調は、中間調領域では色調の変化を防止するため黒成分
のみ行われ、他の色成分では位相変位のない三角波によ
る変調が行われることになる。
【0134】上記変調信号生成結果により、文字領域で
は元の隣接した画素の濃度データより注目画素内のn行
の小ドットの位置は元の文字や線画の線方向に沿った位
置に移動する記録位置変調が行われる結果、文字や画像
が鮮明に再現されることとなる。また上記の記録位置変
調は、中間調領域では色調の変化を防止するため黒成分
のみ行われ、他の色成分では位相変位のない三角波によ
る変調が行われることになる。
【0135】さらに、参照波位相を順次副走査方向にず
らしていくことによりスクリーン角度の付いた網点に相
当するドットを構成することができる。例えば、スクリ
ーン角をイエロー成分では45°、マゼンタ成分では2
6.6°、シアン成分では−26.6°、黒成分では0
°にして色再現の一様性を向上しモアレ縞の発生を防止
することができる。
【0136】特に黒成分を0°にすることにより、上記
記録位相変調手段はそのまま変更せず用いることができ
るという利点を有する。
【0137】上述した本実施例の画像形成装置400に
よれば、ディジタル信号に基づいてレーザビームをトナ
ー像の上から照射するとしてもフリンジのない高鮮鋭度
の高いドット状の静電潜像が形成され、その結果、鮮鋭
度の高いトナー像を得ることができ、かつ、トナー画像
を重ね合わせる際の画像濃度分布を考慮して補正するこ
とにより縁、細線及び孤立点等の色再現の品位を向上さ
せることができる。
【0138】なお、本実施例において、RE処理の係数
Pの値を種々変更して実験した結果、Pの値は0.1〜
0.9の範囲で良好な画像が得られた。しかし、Pが小
さい場合は文字の鮮鋭性が不十分であり、Pが大きい場
合は文字や線画のエッジ部が強調され過ぎる結果が得ら
れたことから、好ましいPの値の範囲は0.3〜0.7
の範囲であることが判明した。これにより、原稿が文字
や線画の場合にはエッジ部分が鮮明に現れるようにな
り、小さな文字でもその細部まで再現可能となった。し
かも写真等の中間調を有する場合にも悪影響が出ること
はなかった。これは本方法が中間調画像に対してはPの
値による作用が小さいためである。
【0139】本発明は、Pを一定として用いることもで
きるが、画像(文字領域や中間調領域)に応じてPを変
化させて用いることが好ましい。文字領域の場合の値を
P1とし、中間調領域の場合をP2とすると、 P1>P2 とすることが好ましい。即ち、画像が文字などの場合は
Pの値を大きく好ましくは0.9〜0.4とし、中間調
の場合はPの値を小さく0.6〜0.1とする。
【0140】上述の画像データの流れは一旦ページメモ
リ210に収納したデータを出力するレーザプリンタと
して説明したが、これに限定されるものではなく、画像
データ処理回路100に代わりカラースキャナ151、
A/D変換回路152、濃度変換回路153、リニアマ
スキング回路154等から構成する画像データ処理回路
150に代え、スキャナからの画像濃度データの入力及
び画像処理を施す回路とすれば、複写装置等の他の画像
形成装置に適用することができる。
【0141】書込み系として一画素を複数回走査するレ
ーザアレイを用いたが、1画素を1回の走査としてもよ
い。又レーザに代わり、LEDやLCS等の他の露光手
段を用いることもできる。
【0142】又、特開平5−307307号公報等に記
載されているように像露光手段を像形成体内側に配置
し、透明基体の感光体を用いて、内側からの像露光を行
うKNCプロセスを用いることにより、先のトナー像の
光遮蔽やトナー像による光散乱からくるビーム径の広が
りの影響を無くすことができる。すなわち、第1や第2
の現象を低下させることができ、重ね合わせを向上させ
ることができる。これによりKNCプロセスに伴う補正
の程度も低減するのでより安定した色再現を行うことが
できる。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記構成を備えることにより、トナー画像を重ね合わせ
る際の画像濃度分布を考慮して補正することにより記録
画像データを作成し、これによる光変調を行ことにより
縁、細線及び孤立点等の色再現の品位を向上させること
ができるカラー画像形成装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の画像処理回
路の全体ブロック図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置に備えるKNC補正
回路を示すブロック図である。
【図3】3次元補間法による色修正処理を示す模式図で
ある。
【図4】図2のベタ部補正回路1300の一例を示した
ブロック図である。
【図5】ベタ部補正回路1300で色分離可能な7つの
色彩を示すグラフである。
【図6】色抽出回路1330の処理動作を示す模式図で
ある。
【図7】式(1)に示したKNC補正を示した模式図で
ある。
【図8】図1の回路の変調回路の一例を示すブロック図
である。
【図9】図1の回路の参照波位相決定回路の一例を示す
ブロック図である。
【図10】位相の異なる三角波と注目画素の関係の一例
を示す図である。
【図11】参照波位相決定に用いられるRE処理を説明
するための図である。
【図12】RE処理の注目画素を3×3に分割し、P=
0.5とした場合の一例を示す図である。
【図13】RE処理の注目画素を2×2に分割する場合
の一例を示す図である。
【図14】RE処理の注目画素を2×2に分割する場合
の他の例を示す図である。
【図15】図1の実施例の変調信号生成回路の各部信号
を示すタイムチャートである。
【図16】図1の実施例の半導体レーザアレイを示す図
である。
【図17】図16の半導体レーザアレイによるレーザス
ポットの走査軌跡を示す図である。
【図18】本発明の画像形成装置の一例の概略構成を示
す斜視図である。
【図19】KNCプロセスにおけるトナー付着状態を決
めるプロセスを示す模式図である。
【符号の説明】
100 画像データ処理回路 200 変調信号生成回路 210 画像濃度データ記憶回路(ページメモリ) 220 読出し回路 230 ラッチ回路 231 画像判別回路 232 MTF補正回路 233 γ補正回路 240 参照波位相決定回路 241 演算処理回路 250A〜250C セレクト回路 260A〜260C 変調回路 280 基準クロック発生回路 290 三角波発生回路 291 遅延回路群 300 ラスタ走査回路 400 画像形成装置 1000 KNC補正回路 1100 フィルタ 1300 第1の補正回路 1400 第2の補正回路 1500 第3の補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/04 G03G 15/04 120 H04N 1/387 H04N 1/46 Z 1/46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体に帯電、像露光、反転現像を繰
    り返してトナー像を重ね合わせて形成するカラー画像形
    成装置において、色毎の像露光は多値の記録画像データ
    に基づき記録ドット毎に強度変調されると共に前記記録
    画像データは各色の画像濃度と画像濃度分布データによ
    り色毎に補正したものであることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 像形成体に帯電、像露光、反転現像を繰
    り返してトナー像を形成するカラー画像形成装置におい
    て、色毎の像露光は多値の記録画像データに基づき記録
    ドット毎に強度変調されると共に色毎の像露光に用いら
    れる多値の記録画像データを形成する補正部は画像間に
    よる平均的ずれを補正する第1の補正部と、画像間の構
    造による局所的ずれを補正する第2の補正部を有するこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記補正は画像濃度データに対してγ補
    正、MTF補正変倍補正あるいは色変換を行った後に行
    うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のカラー
    画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6992796B1 (en) 1999-09-03 2006-01-31 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing method used for the same
US9395644B2 (en) 2014-10-31 2016-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus that specify pixels to be subjected to correction, and correct exposure amount

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US9395644B2 (en) 2014-10-31 2016-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus that specify pixels to be subjected to correction, and correct exposure amount
US9507289B2 (en) 2014-10-31 2016-11-29 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image processing apparatus that specify pixels to be subjected to correction, and correct exposure amount

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