JP3103987B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3103987B2
JP3103987B2 JP03209530A JP20953091A JP3103987B2 JP 3103987 B2 JP3103987 B2 JP 3103987B2 JP 03209530 A JP03209530 A JP 03209530A JP 20953091 A JP20953091 A JP 20953091A JP 3103987 B2 JP3103987 B2 JP 3103987B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1画素分の画像デー
タを隣接画素のデータを勘案してn×m(横×縦)の小
画素に分割したのち、m行毎に重心を求め、この重心に
応じて参照波の位相を変位させ、この参照波信号により
前記画素の濃度データを変調した変調信号によりm本の
小走査ラインからなるドット記録を行って線画及び中間
調再現を行うカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法による画像形成装置の分野に
おいて、原稿画像をスキャナで画像信号として読み取
り、当該画像信号に階調補正、A/D変換し、シェーデ
ィング補正を施した画像濃度データを参照波信号で変調
して中間調再現されたディジタル画像を得ている。
【0003】原稿画像をスキャナで読み取る画像信号
は、スキャナに組み込まれた固体撮像素子のアパーチャ
ーに起因して画像のエッジ部は中間調濃度として読み込
まれることになる。この画像信号から得られる画像濃度
データで感光体上に潜像形成を行う場合においては、当
該潜像のエッジ部に対応する記録画素は中間的な濃度の
場合記録画素中に平均的に記録することになるので画像
の鮮鋭度が低下して記録されることになる。従来これに
対しては画像信号に微分フィルタ、ラプラシアンフィル
タ等による鮮鋭化によるMTF補正が行われることが知
られている。しかしながら、これは画像のエッジ部のみ
を強調することになり、中間調画像の均一性は相対的に
低下してしまう。
【0004】一方C.Gやフォントデータから補間文字
や図形を作っても同様の問題がある。つまり、補間デー
タでエッジ部を中間濃度により滑らかに補間した場合エ
ッジ部に対応する記録画素は、画素中に平均濃度として
記録されるため、記録された画像の解像力は低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の理由から画像エ
ッジ部での実効的に作用する中間濃度処理が必要となっ
ていた。
【0006】また、カラー画像形成装置においては各色
ごとに中間濃度処理を行うと、色調が変化するとか、文
字が不鮮明になるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、スキ
ャナ、C.Gやフォントデータ等から作られる画像の解
像度を向上し、高品位画像記録の行われるカラー画像形
成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、画像濃度
データ中の注目画素の濃度データと、該注目画素に対し
主走査方向及び副走査方向に隣接する隣接画素の濃度デ
ータとにより各記録色毎の記録データを作成し、該各記
録色毎の記録データに基づいて記録装置により像形成体
上に潜像を形成し高密度画素記録を行うカラー画像形成
装置であって、前記画像濃度データより得られる特定色
の注目画素の濃度データと隣接画素の濃度データとによ
り得られる小画素濃度データに基づいて変調基準情報を
決定し、前記画像濃度データより得られる各記録色毎の
注目画素の濃度データと隣接画素の濃度データとにより
各記録色毎の小画素濃度データを形成し、前記各記録色
毎の小画素濃度データに対し前記変調基準情報を共通に
用いて記録位置変調を行うことによって前記各記録色毎
の記録データを作成することを特徴とするカラー画像形
成装置によって達成される。
【0009】前記特定色として緑成分を有するようにす
ることを特徴としたカラー画像形成装置は好ましい実施
態様として挙げられる。
【0010】
【実施例】本発明を適用した一実施例の画像形成装置40
0の構成について説明する。図12は本実施例の画像形成
装置の概略構成を示す斜視図である。
【0011】カラー画像形成装置400は、感光体を一様
帯電した後にコンピュータ又はスキャナからのディジタ
ル画像濃度データをD/A変換して得られたアナログ画
像濃度信号と参照波信号とを比較して二値化するか、若
しくは差動増幅して得られた変調信号に基づいてパルス
幅変調若しくは強度変調したスポット光によりドット状
の静電潜像を形成し、これをトナーにより反転現像して
ドット状のトナー画像を形成し、前記帯電,露光及び現
像工程を繰り返して感光体401上にカラートナー像を形
成し、該カラートナー像を転写し、分離、定着してカラ
ー画像を得る。
【0012】画像形成装置400は、矢印方向に回動する
ドラム状の感光体(以下、単に感光体という。)401と、該
感光体401上に一様な電荷を付与するスコロトロン帯電
器402と、走査光学系430、イエロー、マゼンタ、シアン
及び黒トナーを装填した現像器441〜444、スコロトロン
帯電器からなる転写器462、分離器463、定着ローラ46
4、クリーニグ装置470、除電器474とからなる。
【0013】本実施例に用いられる感光体401は高γ特
性を有する感光体で、その具体的構成例を図11に示す。
【0014】感光体401は、図11に示すように導電性支
持体401A、中間層401B、感光層401Cからなる。感光
層401Cの厚さは、5〜100μm程度であり、好ましくは10
〜50μmである。感光体401は直径150mmのアルミニウム
製のドラム状導電性支持体401Aを用い、該支持体401A
上にエチレン-酢酸ビニル共重合体からなる厚さ0.1μm
の中間層401Bを形成し、この中間層401B上に膜厚35μ
mの感光層401Cを設けて構成される。
【0015】導電性支持体401Aとしては、アルミニウ
ム、スチール、銅等の直径150mm程度のドラムが用いら
れるが、そのほか、紙、プラスッチクフィルム上に金属
層をラミネートまたは蒸着したベルト状のもの、あるい
は電ちゅう法によって作られるニッケルベルト等の金属
ベルトであってもよい。また、中間層401Bは、感光体
として±500〜±2000Vの高帯電に耐え、例えば正帯電
の場合はエレクトロンの導電性支持体ICから注入を阻
止し、なだれ現象による優れた光減衰特性が得られるよ
う、ホール移動性を有するのが望ましく、そのため中間
層401Bに例えば本出願人が先に提案した特願昭61-1889
75号明細書に記載された正帯電型の電荷輸送物質を10重
量%以下添付するのが好ましい。中間層401Bとして
は、通常、電子写真用の感光層に使用される例えば下記
樹脂を用いることができる。
【0016】(1) ポリビニルアルコール(ポバール)、ポ
リビニルメチルエーテル、ポリビニルエチルエーテル等
のビニル系ポリマー (2) ポリビニルアミン、ポリ-N-ビニルイミダゾール、
ポリビニルピリジン(四級塩)、ポリビニルピロリド
ン、ビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー等の含窒
素ビニルポリマー (3) ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等のポリエーテル系ポリ
マー (4) ポリアクリル酸およびその塩、ポリアクリルアミ
ド、ポリ-β-ヒドロキシエチルアクリレート等のアクリ
ル酸系ポリマー (5) ポリメタアクリル酸およびその塩、ポリメタアクリ
ルアミド、ポリヒドロキシプロピルメタアクリレート等
のメタアクリル酸系ポリマー (6) メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース等のエーテル繊維素系
ポリマー (7) ポリエチレンイミン等のポリエチレンイミン系ポリ
マー (8) ポリアラニン、ポリセリン、ポリ-L-グルタミン
酸、ポリ-(ヒドロキシエチル)-L-グルタミン、ポリ-
δ-カルボキシメチル-L-システイン、ポリプロリン、
リジン-チロシンコポリマー、グルタミン酸-リジン-ア
ラニンコポリマー、絹フィブロイン、カゼイン等のポリ
アミノ酸類 (9) スターチアセテート、ヒドロキシンエチルスター
チ、スターチアセテート、ヒドロキシエチルスターチ、
アミンスターチ、フォスフェートスターチ等のでんぷん
およびその誘導体 (10) ポリアミドである可溶性ナイロン、メトキシメチ
ルナイロン(8タイプナイロン)等の水とアルコールとの
混合溶剤に可溶なポリマー 感光層401Cは基本的には電荷輸送物質を併用せずに光
導電性顔料よりなる0.1〜1μm径のフタロシアニン微粒
子と、酸化防止剤と、バインダー樹脂とをバインダ樹脂
の溶剤を用いて混合分散して塗布液を調整し、この塗布
液を中間層に塗布し、乾燥し、必要により熱処理して形
成される。
【0017】また、光導電性材料と電荷輸送物質とを併
用する場合には、光導電性顔料と当該光導電性顔料の1
/5以下、好ましくは1/1000〜1/10(重量比)の少量
の電荷輸送物質とよりなり光導電性材料と、酸化防止剤
とバインダー樹脂中に分散させて感光層を構成する。こ
の様な高γ感光体を用いることによりビーム径の広がり
にもかかわらず鮮鋭な潜像を形成することができ、高解
像力を有する記録が効果的に行われる。
【0018】本実施例ではカラートナー像を感光体401
上に重ね合わせるので走査光学系からのビームがカラー
トナー像により遮蔽されないように赤外側に分光感度を
有する感光体及び赤外の半導体レーザが用いられる。
【0019】次に本実施例に用いた高γ感光体の光減衰
特性について説明する。
【0020】図10は高γ感光体の特性を示すグラフであ
る。図において、V1 は帯電電位(V)、V0は露光前の
初期電位(V)、L1は初期電位V0が4/5に減衰するの
に要するレーザビームの照射光量(μJ/cm2)、L2は初期
電位V0が1/5に減衰するのに要するレーザビームの
照射光量(μJ/cm2)を表す。
【0021】L2/L1の好ましい範囲は、 1.0<L2/L1≦1.5 である。
【0022】本実施例ではV1=1000(V)、V0=950
(V)、L2/L1=1.2である。又露光部の感光体電位は1
0Vである。
【0023】光減衰曲線が初期電位(V0)を1/2にま
で減衰させた露光中期に相当する位置での光感度をE1/
2とし、初期電位(V0)を9/10まで減衰させた露光初期に
相当する位置での光感度をE9/10としたとき、 (E1/2)/(E9/10)≧2 好ましくは、 (E1/2)/(E9/10)≧5 の関係を与える光導電性半導体が選ばれる。なお、ここ
では、光感度は微少露光量に対する電位低下量の絶対値
で定義される。
【0024】当該感光体401の光減衰曲線は、図10に示
すように光感度である電位特性の微分係数の絶対値は少
光量時に小さく、光量の増大と共に急峻に増大する。具
体的には光減衰曲線が図10に示すように露光初期におい
ては、若干の期間感度特性が悪くてほぼ横這いの光減衰
特性を示すが、露光の中期から後期にかけては、一転し
て超高感度となってほぼ直線的に下降する超高γ特性と
なる。感光体401は具体的には+500〜+2000Vの高帯電
下におけるなだれ現象を利用して高γ特性を得るものと
考えられる。つまり、露光初期において光導電性顔料の
表面に発生したキャリアは当該顔料と被覆樹脂との界面
層に有効にトラップされて光減衰が確実に抑制され、そ
の結果、露光の中期以降において極めて急激ななだれ現
象が生じると解される。
【0025】次に本発明のカラー画像形成装置について
説明するが、このカラー画像形成装置は、画像濃度デー
タの注目する1画素分をn×m(横×縦)の小画素で形
成するようにし、該注目画素を含む隣接画素の濃度デー
タの分布を前記1画素内のn×mの小画素の分布に置き
換え、一定の定数Pを乗じた注目画素のデータを前記分
布に応じて分配することによって得られる小画素の画像
濃度データに基づいて、小画素各行の参照波の位相を変
位させることによってm行のドットの書込み位置を変位
させて画像形成を行う方法である。この画像濃度データ
処理を、解像力向上処理(RE処理)ということにする。
注目画素の濃度データと、上記参照波を組み合わせるこ
とによって得られるm行のパルス幅変調した画像信号に
より画像形成を行うものである。特に参照波に正確に応
答して潜像を形成するのに高γ感光体が有効である。
【0026】図4(a)は上記注目画素をm5とし、注目
画素m5を3×3に分割する場合の、注目画素m5を含む
隣接画素をm1〜m9として表した平面図で、図4(b)は
注目画素m5を3×3の小画素に分割した場合の各小部
分をs1〜s9で表した場合を示す拡大図である。m1〜
m9及びs1〜s9はその部分の濃度をも表すものとす
る。
【0027】RE処理を詳しくいうと、上記注目画素m
5を3×3の小画素に分割する場合を例にとると、小画
素siの濃度は次の式によって決定される。
【0028】 si=(9×m5×P×mi/A)+(1−P)×m5 ここで、i=1,2,.....9 であり、PはRE処理の強度
ともいうべき定数であり0.1〜0.9の範囲の数値が望まし
い。尚、処理を簡単にするためにP=1としてもある程
度の効果は期待できる。Aはm1〜m9の総和である。
【0029】上式において、(9×m5×P×mi/A)
の項は注目画素m5の濃度にPを乗じた分を隣接画素の
濃度の割合に応じて振り分けたものであり、(1−P)
×m5の項は注目画素m5の残りの濃度を各小画素に均等
に振り分けたものであり、ボケの要素を取り入れたこと
になる。
【0030】図5は注目画素m5を3×3に分割し、P
=0.5とした場合の一例を示す図で、図5(a)は注目画
素m5を含む隣接画素の濃度分布の例、図2(b)はP=
0.5として計算した注目画素m5内の濃度分布を示す図で
ある。
【0031】次に、注目画素m5を2×2に分割する場
合の例を図6及び図7に示す。
【0032】図6(a)は注目画素m5を2×2に分割す
る場合の一例を示す図、図6(b)は注目画素内の小画素
s1〜s4に関係する隣接画素の一例を示す図である。
【0033】s1,s2,s3,s4 の濃度の計算は数1に従
って行われる。
【0034】
【数1】
【0035】図7(a)は同じく注目画素m5を2×2に
分割する場合の他の例を示す図、図7(b)は注目画素内
の小画素s1〜s4に関係する隣接画素の他の例を示す図
である。s1,s2,s3,s4 の濃度計算は数2に従って行
われる。
【0036】
【数2】
【0037】図1は本発明を適用した画像形成装置に用
いられる画像処理回路の一実施例を示すブロック図(注
目画素を3×3に分割する場合の例)であり、図2は本
実施例の参照波位相決定回路を示すブロック図、図3は
本実施例の変調回路を示すブロック図である。
【0038】本実施例の画像処理回路1000は、走査光学
系の駆動回路を構成する回路であり、画像データ処理回
路100、変調信号生成回路200、ラスター走査回路300か
らなる。
【0039】画像データ処理回路100は、フォントデー
タのエッジ部を補間して出力する回路であり、コンピュ
ータからなる入力回路110、フォントデータ発生回路12
0、フォントデータ記憶回路130、補間データ生成回路14
0からなり、入力回路110からのキャラクタコード信号、
サイズコード信号、ポジションコード信号及びカラーコ
ード信号をフォントデータ発生回路120に送出する。フ
ォンドデータ発生回路120は、4種の入力信号からアド
レス信号を選択してフォントデータ記憶回路130に送出
する。フォントデータ記憶回路130はアドレス信号に対
応する1文字に対応するフォントデータをフォントデー
タ発生回路120に送出する。フォントデータ発生回路120
はフォントデータを補間データ生成回路140に送出す
る。補間データ生成回路140は、フォントデータのエッ
ジ部に生じる画像濃度データのギザギザや飛びを中間濃
度を用いて補間してフレームメモリからなる画像濃度デ
ータ記憶回路210へ送出する。又、発生色についてはカ
ラーコードに応じて、対応色を各Y,M,C,BKの濃度
データに変換し、さらに参照波の位相決定に使用するた
めの特定色例えばR+2G+B(ここでRは赤の濃度デ
ータ、Gは緑の濃度データ、Bは青の濃度データであ
る。)の濃度データに変換する。便宜のため(R+2G
+B)の濃度データをNで表すことにする。この様にし
て各色が同一形状で濃度の割合が異なった状態でフォン
トが各フレームメモリ中にビットマップ展開が行われ
る。参照波の位相を、各記録色に対し共通に用いること
により、画像の階調性の保証や色味の変化が防止でき
る。なお位相の決定には、視覚的に一致するG成分、あ
るいはG粉を有する無彩色データを用いるのが好まし
い。
【0040】又、画像判別回路231に用いられるデータ
も同様の理由により各色に共通のデータを用いることが
好ましい。
【0041】演算処理回路241 においては、前記RE処
理を行って小画素の濃度データを得る。得られる小画素
の濃度データは、図4のs1,s2,s3...を含む小走査ラ
インと、s4,s5,s6...を含む小走査ライン及びs7,s
8,s9...を含む小走査ラインに分けられ、この小画素の
3小走査ライン分で元の画素の1走査ライン分に相当す
ることになる。
【0042】演算処理回路241はさらに各小走査ライン
の元の1画素内の濃度データの重心を求める演算を行っ
て、その重心位置によって次のようにそれぞれ異なる選
択信号を出力端子OA〜OCより出力する。即ち、画素m5
のs1,s2,s3(第1の小走査ライン)の重心がs2の中
央近傍にあるときは位相変位のない基準三角波φ0を選
択する信号を、重心がs2とs1の境界近傍にあるときは
位相が1/6周期遅れた三角波φ1を選択する信号を、重心
がs1の中央近傍にあるときは位相が2/6周期遅れた三角
波φ2を選択する信号を、重心がs2とs3の境界近傍に
あるときは位相が1/6周期進んだ三角波φ3を選択する信
号を、重心がs3中央近傍にあるときは2/6周期進んだ三
角波φ4を選択する信号を出力端子OAよりセレクト回路2
50Aに出力する。同様に出力端子OBからは画素m5のs
4,s5,s6の濃度重心より決まる第2の小走査ラインの
三角波選択信号をセレクト回路250Bに、出力端子OCか
らは画素m5のs7,s8,s9の濃度重心から決まる第3の
小走査ラインの三角波選択信号をセレクト回路250Cに
出力する。図8は上記位相の異なる三角波と前記注目画
素の関係の一例を示す図である。
【0043】一方、画像判別回路231は画像が文字/中
間調/網点のいずれであるかについて判別を行い、文字
や網点であると判別された場合は前記参照波位相決定回
路240を作動させ、MTF補正回路232は不作動として画像
データは無処理のままラッチ回路230を介して変調回路2
60A〜260Cに送出する。中間調と判断した場合は参照
波位相決定回路240による三角波選択は行わず、基準三
角波φ0のみを用いた変調を行うようにし、読出回路220
により読出された画像データはMTF補正回路232によって
補正を行ったのちラッチ回路230を介して変調回路260A
〜260Cに送出するようにする。
【0044】変調回路260A〜260Cでは前記位相の異な
る特定の参照波によりラッチ回路230を経て入力される
画像濃度情報である画像データの信号を変調してパルス
幅変調した変調信号を生成し、これらの変調信号の並列
して連続する小走査ライン3本分(元画像濃度データの
1ライン分)を1単位としてラスタ走査回路300に送出す
る。
【0045】ラスタ走査回路300は、2α遅延回路311、
α遅延回路312、レーザドライバ301A〜301C、図
示しないインデックス検出回路およびポリゴンドライバ
等を備える。
【0046】レーザドライバ301A〜301Cは変調回路26
0A〜260Cからの変調信号で複数の(この実施例では3
個)レーザ発光部431A〜431Cを有する半導体レーザア
レイ431を発振させるものであり、半導体レーザアレイ4
31からのビーム光量に相当する信号がフィードバックさ
れ、その光量が一定となるように駆動する。
【0047】インデックス検出回路は、インデックスセ
ンサ439からのインデックス信号により所定速度で回転
するポリゴンミラー436の面位置を検知し、主走査方向
の周期によって、ラスタ走査方式で後に記す変調された
ディジタル画像濃度信号による光走査を行っている。走
査周波数2204.72Hzであり、有効印字幅297mm以上であ
り、有効露光幅306mm以上である。
【0048】ポリゴンドライバは、直流モータを所定速
度で回転させ、ポリゴンミラー436を16535.4rpmで回転
させるものである。
【0049】半導体レーザアレイ431は図13に示すよう
に3個の発光部431A〜431Cが等間隔にアレイ状に配置
されたものを使用する。通常発光部の間隔dは20μm以
下にすることが困難であるので、図13に示すように各発
光部431A〜431Cの中心を通る軸をポリゴンミラー436
の回転軸に平行で、かつ主走査方向に対して一定の角度
に傾けて設置する。このようにして半導体レーザアレイ
431によるレーザビームの感光体401上のレーザスポット
sa,sb,scは図14に示すように上下に密接して走査す
ることができるようになる。しかし、このためそれぞれ
のレーザスポットsa,sb,scの走査方向の位置は走査
方向に対してずれることになる。このずれを補正するた
めに変調回路260B,260Cとこれに接続するレーザドラ
イバとの間に遅延回路を挿入し、それぞれ適当量遅延さ
せてタイミングを取ることによってずれを補正し、半導
体レーザアレイ431から発光したレーザスポットsa,s
b,scは走査方向に対して垂直に揃って記録することが
できる。RE処理が注目画素を2×2の小画素に分割し
て行われる場合は2個の発光部を有する半導体レーザア
レイを用いる。
【0050】次に変調信号生成回路200の動作について
説明する。
【0051】図9(a)〜(d)は実施例1の変調信号生
成回路の各部信号を示すタイムチャートである。
【0052】図9において、(a)はページメモリ210か
らインデックス信号をトリガとして基準クロックDCK0
基づいて読み出される画像濃度データの一部を示してい
る。画像濃度データは、D/A変換回路261によりアナ
ログ値に変換され、高レベル側ほど淡い濃度を示し、低
レベル側ほど濃い濃度を示している。
【0053】(b)はセレクト回路250から順次出力され
る参照波である三角波を示している。
【0054】(c)は上記三角波の合成された参照波(実
線)と、上記アナログ値に変換された画像濃度信号(一点
鎖線)を示し、変調回路260における変調動作を示してい
る。
【0055】(d)はコンパレータ262によりコンパレー
トされて生成したパルス幅変調信号を示している。
【0056】上記変調信号生成結果を見れば、濃度の急
峻に変化するエッジ部では、位相を変位させない従来の
三角波による変調では中間調のままになっていたもの
が、本発明によればエッジの強調が行われ、文字や線画
が鮮明に再現されることが判る。
【0057】また上記三角波の位相変位は、前記特定色
であるN成分をRE処理して得られるデータのみに基づ
いて行われており、この三角波を参照波として各色の画
像データは変調されるので記録画像の色調変化を防止で
きる。特定色には前記N=R+2G+Bのほかに緑
(G)のみのデータを用いることもできる。
【0058】また次に、画像形成装置400の画像形成プ
ロセスについて説明する。
【0059】先ず、スコロトロン帯電器402により感光
体401が一様帯電される。ドラム状感光体401上にイエロ
ーに対応する静電潜像が、画像濃度データ記憶回路210
中からのイエローデータ(8bitのディジタル濃度デー
タ)により光変調されたレーザ光の照射により形成され
る。前記イエローに対応する静電潜像は、第1の現像器
441により現像され、感光体401上に極めて鮮鋭度の高い
ドット状の第1のトナー像(イエロートナー像)が形成
される。この第1のトナー像は記録紙に転写されること
なく、退避しているクリーニング装置470の下を通過
し、感光体401上に再びスコロトロン帯電器402により帯
電が施される。
【0060】次いでマゼンタデータ(8bitのディジタ
ル濃度データ)によりレーザ光が光変調され、該変調さ
れたレーザ光が感光体401上に照射されて静電潜像が形
成される。この静電潜像は、第2の現像装置442により
現像されて、第2のトナー像(マゼンタトナー像)が形
成される。前記と同様にして第3現像装置443により順
次現像されて、第3のトナー像(シアントナー像)が形
成され、感光体401上に順次積層された3色トナー像が
形成される。最後に第4のトナー像(黒トナー像)が形
成され、感光体1上に順次積層された4色トナー像が形
成される。
【0061】本実施例の画像形成装置400によれば、感
光体が優れた高ガンマ特性を有し、しかもこの優れた高
ガンマ特性がトナー像の上から帯電、露光現像の工程を
多数回にわたり繰り返しトナー像を重ね合わせて形成す
る場合にも潜像が安定して形成される。すなわち、ディ
ジタル信号に基づいてレーザビームをトナー像の上から
照射するとしてもフリンジのない高鮮鋭度の高いドット
状の静電潜像が形成され、その結果、鮮鋭度の高いトナ
ー像を得ることができる。
【0062】これらの4色トナー像は、給紙装置から供
給された記録紙上に転写器462の作用で転写される。
【0063】転写トナー像を担持した記録紙は、分離器
463により感光体401から分離され、ガイドおよび搬送ベ
ルトにより搬送されて定着装置464に搬入され加熱定着
されて排紙皿に排出される。
【0064】なお、本実施例において、RE処理の係数
Pの値を種々変更して実験した結果、Pの値は0.1〜0.9
の範囲で良好な画像が得られた。しかし、Pが小さい場
合は文字の鮮鋭性が不十分であり、Pが大きい場合は文
字や線画のエッジ部が強調され過ぎる結果が得られたこ
とから、好ましいPの値の範囲は0.3〜0.7の範囲である
ことが判明した。
【0065】また、原稿が文字や線画の場合にはエッジ
部分が鮮明に現れるようになり、小さな文字でもその細
部まで再現可能となった。しかも写真等の中間調を有す
る場合にも悪影響が出ることはなかった。これは本方法
が中間調画像に対してはPの値による作用が小さいため
である。本発明は、Pを一定として用いることもできる
が、画像(文字や中間調画像)に応じてPを変化させて
用いることが好ましい。文字の場合の値をP1とし、中
間調画像の場合をP2とすると、P1>P2とすることが
好ましい。即ち、画像が文字などの場合はPの値を大き
く好ましくは0.9〜0.4とし、中間調の場合はPの値を小
さく0.6〜0.1とする。
【0066】この機能を文字や中間調に対する画像判別
回路231による画像判別結果と組み合わせて設けるよう
にしたので、より一層の画質向上を図ることができた。
あるいは、プリンタやCRT等出力装置によってその特
性が異なるので、外部指令によりPを連続的可変に設け
て出力調整可能とする。出力手段に応じて適切なPを選
択することは装置間の差を減少させる有効な手段とな
る。
【0067】上述の画像データの流れは、一旦記憶回路
210に収納したデータを出力するレーザプリンタとして
て説明したが、これに限定されるものではなく、画像デ
ータ処理回路100に代わりカラースキャナ151、A/D変
換回路152、濃度変換回路153、マスキングUCR回路154等
から構成する画像データ処理回路150に代え、スキャナ
からの画像濃度データの入力及び画像処理を施す回路と
すれば、複写装置等の他の画像形成装置に適用すること
ができる。複写装置として使用する時は、画像濃度デー
タ記憶回路210を省略してリアルタイム出力することも
できる。この場合において、面順次でカラー画像形成を
行う方式の場合は、マスキングUCR回路154と読出回路22
0との間にセレクタを設け、プリンタの記録色と記録位
置決定用の特定色の画像濃度データNを出力すればよ
い。
【0068】又特定色の画像濃度データNはマスキング
UCR回路154で生成するに代わり、さらに前段の濃度変換
153から生成してもよい。こうすることにより、参照波
位相決定回路240や画像判別回路231による処理と、マス
キングUCR回路154による処理とを並列処理することがで
き各処理に伴う遅延を防ぎ高速処理が可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、注目画素を小画素
に分割し、各小画素の濃度は、注目画素を含む隣接画素
の濃度データの分布に応じて注目画素の濃度を配分する
RE処理を施した緑色を含む特定色の画像データから、
参照波信号の位相を選択し、この参照波で注目画素の各
色の濃度信号を変調して変調信号を生成し、この変調信
号によりカラー画像記録を行うようにしたので、スキャ
ナやCGあるいはフォントデータ等から作られる画像の
色調の変化を起こさずに鮮鋭度を向上することのでき
る、優れたカラー画像形成装置を提供することができ
た。
【0070】また、上記1画素を複数の記録ビームで走
査することと、高γ感光体を用いることによりさらに効
果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例の画像処理回
路のブロック図である。
【図2】図1の回路の参照波位相決定回路の一例を示す
ブロック図である。
【図3】図1の回路の変調回路の一例を示すブロック図
である。
【図4】参照波位相決定に用いられるRE処理を説明す
るため図である。
【図5】RE処理の注目画素を3×3に分割し、P=0.
5とした場合の一例を示す図である。
【図6】RE処理の注目画素を2×2に分割する場合の
一例を示す図である。
【図7】RE示すの注目画素を2×2に分割する場合の
他の例を示す図である。
【図8】参照波の位相変位を説明するための図である。
【図9】図1の実施例の変調信号生成回路の各部信号を
示すタイムチャートである。
【図10】本実施例に用いられた高γ感光体の特性を示
すグラフである。
【図11】本実施例に用いられた高γ感光体の具体的構
成例を示す断面図である。
【図12】本発明の画像形成装置の概略構成を示す斜視
図である。
【図13】図12の実施例の半導体レーザアレイを示す図
である。
【図14】図13の半導体レーザアレイによるレーザスポ
ットの走査軌跡を示す図である。
【符号の説明】
100 画像データ処理回路 200 変調信号生成回路 210 画像濃度データ記憶回路(ページメモリ) 220 読出回路 230 ラッチ回路 231 画像判別回路 232 MTF補正回路 240 参照波位相決定回路 241 演算処理回路 250A〜250C セレクト回路 260A〜260C 変調回路 280 基準クロック発生回路 290A 三角波発生回路 290B 遅延回路群 300 ラスタ走査回路 400 画像形成装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像濃度データ中の注目画素の濃度デー
    タと、該注目画素に対し主走査方向及び副走査方向に隣
    接する隣接画素の濃度データとにより各記録色毎の記録
    データを作成し、該各記録色毎の記録データに基づいて
    記録装置により像形成体上に潜像を形成し高密度画素記
    録を行うカラー画像形成装置であって、前記画像濃度デ
    ータより得られる特定色の注目画素の濃度データと隣接
    画素の濃度データとにより得られる小画素濃度データに
    基づいて変調基準情報を決定し、前記画像濃度データよ
    り得られる各記録色毎の注目画素の濃度データと隣接画
    素の濃度データとにより各記録色毎の小画素濃度データ
    を形成し、前記各記録色毎の小画素濃度データに対し前
    記変調基準情報を共通に用いて記録位置変調を行うこと
    によって前記各記録色毎の記録データを作成することを
    特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記特定色は緑成分を有することを特徴
    とする請求項1のカラー画像形成装置。
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