JPS6227101B2 - - Google Patents
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- JPS6227101B2 JPS6227101B2 JP9905778A JP9905778A JPS6227101B2 JP S6227101 B2 JPS6227101 B2 JP S6227101B2 JP 9905778 A JP9905778 A JP 9905778A JP 9905778 A JP9905778 A JP 9905778A JP S6227101 B2 JPS6227101 B2 JP S6227101B2
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- unsaturated polyester
- polyester resin
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- aluminum hydroxide
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Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
本発明は半透明オニツクス調を呈し、その色調
にすぐれ、しかも耐煮沸性にすぐれた成形物品を
製造することのできる、充填剤含有不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物に関するものであり、さらに詳
細には、特定の水酸化アルミニウムを含有するオ
ニツクス調成形品製造用不飽和ポリエステル樹脂
組成物に関するものである。 従来より、不飽和ポリエステル樹脂に充填剤を
含有させて、大理石調あるいはオニツクス調の成
形物を得ることは公知である。 しかしながら、これらは充填剤として炭酸カル
シウム、タルク、クレー、磁器粉、天然石材の砕
片、砂、金属粉などを用いるために、不飽和ポリ
エステル樹脂に混合して硬化させた成形物は不透
明であり、深みのあるものは得られない。 また、最近は、透明感を出して深みのある成形
物を得る試みとして、充填剤としてガラス質のフ
リツトを用いる方法が開発されてもいるが、この
ガラス質のフリツト自体がアルカリ性の強い成分
を含有しているために、硬化後においても不飽和
ポリエステル樹脂が犯され易く、とくに、耐煮沸
性が悪く、たとえば煮沸テストの結果では、成形
物が白濁して透明感が全く失なわれてしまい、耐
水性、耐煮沸性の要求されるバスタブ成形物など
には使用できない欠点がある。 本発明者らは上述した実情に鑑みて鋭意検討を
重ねた結果、透明性を有し、色調にすぐれ、か
つ、耐煮沸性にすぐれる成形物を与える組成物を
見出して、本発明を完成せしめるに至つたもので
ある。 すなわち、本発明は不飽和ポリエステル樹脂と
して、その硬化物の25℃における屈折率が1.55〜
1.58である樹脂を、水酸化アルミニウムとして、
その粒子径が0.5〜200ミクロンの範囲内にあり、
かつ、平均粒子径が8〜60ミクロンである、しか
も白色度(光電白度計で測定)が92以上であるも
のを使用し、前者不飽和ポリエステル樹脂に後者
水酸化アルミニウムを20〜85重量%含有せしめて
成る組成物にして、かかる組成物から成形された
硬化物の可視光線透過率が、つまりその可視光線
の波長領域である340〜700ミリミクロンの範囲内
の任意の波長域の透過率が成形硬化物の厚み0.15
ミリメートル当り5%以上となるような不飽和ポ
リエステル樹脂組成物を提供するにある。 ここにおいて、上記不飽和ポリエステル樹脂は
不飽和ポリエステルと架橋モノマーとから構成さ
れ、このうち不飽和ポリエステルは、たとえば
α・β−不飽和二塩基酸およびグリコール類か
ら、必要に応じて芳香族飽和二塩基酸または脂肪
族飽和二塩基酸を併用して製造されるが、この不
飽和ポリエステル樹脂自体の硬化物の屈折率が
1.55〜1.58なる範囲内にあるものであればよいの
で、硬化したさいにおける屈折率の異なる二種以
上の不飽和ポリエステル樹脂のブレンド、もしく
はかかるブレンドに関連して公知慣用の架橋モノ
マーの添加量の小変更、あるいは該モノマーの異
なれる種類別のブレンドなどはすべて本発明に包
含されるものである。 他方、前記水酸化アルミニウムはバイヤー法に
より製造された、Al2O3・3H2OないしはAl
(OH)3なる化学式で表わされるもので、粒子径が
0.5〜200ミクロンなる範囲内にあり、かつ、平均
粒子径が8〜60ミクロンなる範囲内にあること、
そして光電白度計により測定された白色度が92以
上であることが必要である。 尚、水酸化アルミニウムの白色度は、光電白度
計、例えばコタキ粉末白度計((株)コタキ製作所
製)を用い硫酸バリウムの板に酸化マグネシウム
を蒸着したもの(標準試料)に波長460ミリミク
ロンの光線を当てて反射した光量を白色度100と
し、同様にして水酸化アルミニウムの反射光量を
測定し、次式 水酸化アルミニウムの白色度 =水酸化アルミニウムの反射光量/標準試料の反射光
量×100 で示されるものである。 というのはこの粒子径および白色度の双方が満
足されないときは、得られる成形品が茶色になり
本発明の目的に合致した良好な色調のものが得ら
れなくなるからである。 かかる水酸化アルミニウムの混合割合について
いえば、少ない場合には透明性が向上するもの
の、水酸化アルミニウムの沈降が起こり易く、逆
に多すぎると流動性が悪くなるので、組成物にお
いて20〜85重量%、とくに好ましくは30〜70重量
%の範囲内とすべきである。 前述した如く、本発明組成物を使用して得られ
る成形品は、まず透明性にすぐれるものである
が、この透明性は可視光線、つまり340〜700ミリ
ミクロンの波長領域内の任意の波長域の透過率
が、該成形品の厚み0.15mmの膜につき5%以上と
なることを以て目処とする。 また、本発明組成物を用いて成形品を製造する
ための成形方法としては、本発明組成物にさらに
硬化剤を添加して常温成形あるいは加熱、必要に
応じて加圧成形などの如き公知慣用の成形法を採
用することができるし、かくして得られた成形物
になお一層の深みをもたせる場合は、透明な不飽
和ポリエステル樹脂をゲルコートしてもよく、さ
らには透明ないしは不透明な着色物を用いて成形
品中に模様を形成させることもできる。 かくして得られた本発明組成物は、公知慣用の
成形法により成形されて、バスタブ、便器、洗面
化粧台あるいはテーブルトツプなどの製造に用い
られる。 次に、本発明を実施例により具体的に説明する
が、「部」および「%」はすべて重量基準である
ものとする。 実施例1〜2及び比較例1〜13 不飽和ポリエステル樹脂として、それぞれの硬
化物の屈折率(n25 D)が1.569である「ポリライ
トFG−387」(大日本インキ化学工業(株)製品)、
1.540である「ポリライト8010」(同上)、及び
1.521である、「ポリライト8010」にその重量の18
%のメチルメタクリレートをブレンドしたものを
用い、他方、第1表に所載の粒度分布及び白色度
をもつた水酸化アルミニウムを、第2表に所定の
如く配合する。
にすぐれ、しかも耐煮沸性にすぐれた成形物品を
製造することのできる、充填剤含有不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物に関するものであり、さらに詳
細には、特定の水酸化アルミニウムを含有するオ
ニツクス調成形品製造用不飽和ポリエステル樹脂
組成物に関するものである。 従来より、不飽和ポリエステル樹脂に充填剤を
含有させて、大理石調あるいはオニツクス調の成
形物を得ることは公知である。 しかしながら、これらは充填剤として炭酸カル
シウム、タルク、クレー、磁器粉、天然石材の砕
片、砂、金属粉などを用いるために、不飽和ポリ
エステル樹脂に混合して硬化させた成形物は不透
明であり、深みのあるものは得られない。 また、最近は、透明感を出して深みのある成形
物を得る試みとして、充填剤としてガラス質のフ
リツトを用いる方法が開発されてもいるが、この
ガラス質のフリツト自体がアルカリ性の強い成分
を含有しているために、硬化後においても不飽和
ポリエステル樹脂が犯され易く、とくに、耐煮沸
性が悪く、たとえば煮沸テストの結果では、成形
物が白濁して透明感が全く失なわれてしまい、耐
水性、耐煮沸性の要求されるバスタブ成形物など
には使用できない欠点がある。 本発明者らは上述した実情に鑑みて鋭意検討を
重ねた結果、透明性を有し、色調にすぐれ、か
つ、耐煮沸性にすぐれる成形物を与える組成物を
見出して、本発明を完成せしめるに至つたもので
ある。 すなわち、本発明は不飽和ポリエステル樹脂と
して、その硬化物の25℃における屈折率が1.55〜
1.58である樹脂を、水酸化アルミニウムとして、
その粒子径が0.5〜200ミクロンの範囲内にあり、
かつ、平均粒子径が8〜60ミクロンである、しか
も白色度(光電白度計で測定)が92以上であるも
のを使用し、前者不飽和ポリエステル樹脂に後者
水酸化アルミニウムを20〜85重量%含有せしめて
成る組成物にして、かかる組成物から成形された
硬化物の可視光線透過率が、つまりその可視光線
の波長領域である340〜700ミリミクロンの範囲内
の任意の波長域の透過率が成形硬化物の厚み0.15
ミリメートル当り5%以上となるような不飽和ポ
リエステル樹脂組成物を提供するにある。 ここにおいて、上記不飽和ポリエステル樹脂は
不飽和ポリエステルと架橋モノマーとから構成さ
れ、このうち不飽和ポリエステルは、たとえば
α・β−不飽和二塩基酸およびグリコール類か
ら、必要に応じて芳香族飽和二塩基酸または脂肪
族飽和二塩基酸を併用して製造されるが、この不
飽和ポリエステル樹脂自体の硬化物の屈折率が
1.55〜1.58なる範囲内にあるものであればよいの
で、硬化したさいにおける屈折率の異なる二種以
上の不飽和ポリエステル樹脂のブレンド、もしく
はかかるブレンドに関連して公知慣用の架橋モノ
マーの添加量の小変更、あるいは該モノマーの異
なれる種類別のブレンドなどはすべて本発明に包
含されるものである。 他方、前記水酸化アルミニウムはバイヤー法に
より製造された、Al2O3・3H2OないしはAl
(OH)3なる化学式で表わされるもので、粒子径が
0.5〜200ミクロンなる範囲内にあり、かつ、平均
粒子径が8〜60ミクロンなる範囲内にあること、
そして光電白度計により測定された白色度が92以
上であることが必要である。 尚、水酸化アルミニウムの白色度は、光電白度
計、例えばコタキ粉末白度計((株)コタキ製作所
製)を用い硫酸バリウムの板に酸化マグネシウム
を蒸着したもの(標準試料)に波長460ミリミク
ロンの光線を当てて反射した光量を白色度100と
し、同様にして水酸化アルミニウムの反射光量を
測定し、次式 水酸化アルミニウムの白色度 =水酸化アルミニウムの反射光量/標準試料の反射光
量×100 で示されるものである。 というのはこの粒子径および白色度の双方が満
足されないときは、得られる成形品が茶色になり
本発明の目的に合致した良好な色調のものが得ら
れなくなるからである。 かかる水酸化アルミニウムの混合割合について
いえば、少ない場合には透明性が向上するもの
の、水酸化アルミニウムの沈降が起こり易く、逆
に多すぎると流動性が悪くなるので、組成物にお
いて20〜85重量%、とくに好ましくは30〜70重量
%の範囲内とすべきである。 前述した如く、本発明組成物を使用して得られ
る成形品は、まず透明性にすぐれるものである
が、この透明性は可視光線、つまり340〜700ミリ
ミクロンの波長領域内の任意の波長域の透過率
が、該成形品の厚み0.15mmの膜につき5%以上と
なることを以て目処とする。 また、本発明組成物を用いて成形品を製造する
ための成形方法としては、本発明組成物にさらに
硬化剤を添加して常温成形あるいは加熱、必要に
応じて加圧成形などの如き公知慣用の成形法を採
用することができるし、かくして得られた成形物
になお一層の深みをもたせる場合は、透明な不飽
和ポリエステル樹脂をゲルコートしてもよく、さ
らには透明ないしは不透明な着色物を用いて成形
品中に模様を形成させることもできる。 かくして得られた本発明組成物は、公知慣用の
成形法により成形されて、バスタブ、便器、洗面
化粧台あるいはテーブルトツプなどの製造に用い
られる。 次に、本発明を実施例により具体的に説明する
が、「部」および「%」はすべて重量基準である
ものとする。 実施例1〜2及び比較例1〜13 不飽和ポリエステル樹脂として、それぞれの硬
化物の屈折率(n25 D)が1.569である「ポリライ
トFG−387」(大日本インキ化学工業(株)製品)、
1.540である「ポリライト8010」(同上)、及び
1.521である、「ポリライト8010」にその重量の18
%のメチルメタクリレートをブレンドしたものを
用い、他方、第1表に所載の粒度分布及び白色度
をもつた水酸化アルミニウムを、第2表に所定の
如く配合する。
【表】
【表】
註(1) 〓ハイジライト〓は昭和電工(株)製品
(2) 〓RH〓31F〓は米国レイノルズ社製品
(2) 〓RH〓31F〓は米国レイノルズ社製品
【表】
【表】
次いで、それぞれの配合物に硬化剤としてのメ
チルエチルケトンパーオキシド1部と、硬化促進
剤としての6%ナフテン酸コバルト0.2部とを添
加混合して硬化組成物を得た。 しかるのち、それぞれの硬化性組成物を用い
て、厚さ0.15mmの薄い成形物を形成し、常温に放
置して硬化させた。 他方、それぞれの硬化性組成物から、厚さが5
mmで大きさが5cm×5cmの注型板を作成し、同様
にして硬化させた。 こうして得られた成形硬化物のうち、0.15mm厚
の薄い成形物については、(株)日立製作所製「自記
分光光度計EPS−3T型」を用いて、波長340〜
700ミリミクロンの可視光線透過率を測定した。 その結果、「ポリライトFG−387」(硬化物の屈
折率:n25 D=1.569)を用いた実施例1及び2の
成形物は、水酸化アルミニウムの如何に拘らず、
波長340〜700ミリミクロンの範囲で8〜19%の透
過率を示し、「ポリライト8010」(同上:n25 D=
1.540)を用いた比較例1及び2の成形物は3〜
5%の透過率を示し、実施例1及び2の硬化性組
成物から製した厚さ5mm、大きさ5cm×5cmの前
記注型板は肉眼観察でどれも透明感があり、か
つ、深みのあるものであつた。 一方、比較例1及び2による注型板は実施例1
及び2のものに比べて劣るものであつた。 尚、これらの注型板を95〜100℃の熱湯に浸漬
した処、約48時間経過後においても透明性がほと
んど変化していないものであつた。 これに対し、「ポリライト8010」とメチルメタ
クリレートとのブレンド物(硬化物の屈折率:n
25 D=1.521)のシリーズでは、波長340〜700ミリ
ミクロンの範囲で透過率が2%以上になるものは
なく、しかもこのシリーズの硬化性組成物から形
成された前記注型板は肉眼観察で透明感のほとん
どないものであつた。 さらに、それぞれの注型板について、カラーマ
シン(株)製「CM−25型」のカラーマシンを用いて
L値、a値およびb値を測定し、これらの各値を
基礎にして、次式により白度を求めた。 白度=100−√(100−)2+2+2 これらの結果は第2表に示したが、各実施例の
注型板は透明感があると共に、白度も高く、か
つ、色調にすぐれたオニツクス調を有するもので
あつた。 実施例 3 下記する三種の配合物を調製し、 配合(A) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合(B) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 「ポリトンカラーホワイトJ−107」(大日本イン
キ化学工業(株)製品) 3〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合(C) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 「ポリトンカラーブラツクJ−310」(同上社製
品) 1〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合物(A)をミキサーで撹拌しつつ、これに配合
物(B)と配合物(C)をそれぞれ、該(A)に対して2%ず
つ添加し、数回撹拌を繰り返し行なつてからミキ
サーより取り出し、厚さ10mmの型枠に流し込み、
さらに5分間振動を加えて脱泡およびレベリング
を行ない、そのまま常温に放置して硬化させた。 かくして得られた成形物は無色半透明性であ
り、該成形物中に白と黒の縞模様のあるオニツク
ス調のものが得られた。
チルエチルケトンパーオキシド1部と、硬化促進
剤としての6%ナフテン酸コバルト0.2部とを添
加混合して硬化組成物を得た。 しかるのち、それぞれの硬化性組成物を用い
て、厚さ0.15mmの薄い成形物を形成し、常温に放
置して硬化させた。 他方、それぞれの硬化性組成物から、厚さが5
mmで大きさが5cm×5cmの注型板を作成し、同様
にして硬化させた。 こうして得られた成形硬化物のうち、0.15mm厚
の薄い成形物については、(株)日立製作所製「自記
分光光度計EPS−3T型」を用いて、波長340〜
700ミリミクロンの可視光線透過率を測定した。 その結果、「ポリライトFG−387」(硬化物の屈
折率:n25 D=1.569)を用いた実施例1及び2の
成形物は、水酸化アルミニウムの如何に拘らず、
波長340〜700ミリミクロンの範囲で8〜19%の透
過率を示し、「ポリライト8010」(同上:n25 D=
1.540)を用いた比較例1及び2の成形物は3〜
5%の透過率を示し、実施例1及び2の硬化性組
成物から製した厚さ5mm、大きさ5cm×5cmの前
記注型板は肉眼観察でどれも透明感があり、か
つ、深みのあるものであつた。 一方、比較例1及び2による注型板は実施例1
及び2のものに比べて劣るものであつた。 尚、これらの注型板を95〜100℃の熱湯に浸漬
した処、約48時間経過後においても透明性がほと
んど変化していないものであつた。 これに対し、「ポリライト8010」とメチルメタ
クリレートとのブレンド物(硬化物の屈折率:n
25 D=1.521)のシリーズでは、波長340〜700ミリ
ミクロンの範囲で透過率が2%以上になるものは
なく、しかもこのシリーズの硬化性組成物から形
成された前記注型板は肉眼観察で透明感のほとん
どないものであつた。 さらに、それぞれの注型板について、カラーマ
シン(株)製「CM−25型」のカラーマシンを用いて
L値、a値およびb値を測定し、これらの各値を
基礎にして、次式により白度を求めた。 白度=100−√(100−)2+2+2 これらの結果は第2表に示したが、各実施例の
注型板は透明感があると共に、白度も高く、か
つ、色調にすぐれたオニツクス調を有するもので
あつた。 実施例 3 下記する三種の配合物を調製し、 配合(A) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合(B) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 「ポリトンカラーホワイトJ−107」(大日本イン
キ化学工業(株)製品) 3〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合(C) 「ポリライトFG−387」 40部 「ハイジライトH−310」 60〃 「ポリトンカラーブラツクJ−310」(同上社製
品) 1〃 メチルエチルケトンパーオキシド 0.2〃 6%ナフテン酸コバルト 0.1〃 配合物(A)をミキサーで撹拌しつつ、これに配合
物(B)と配合物(C)をそれぞれ、該(A)に対して2%ず
つ添加し、数回撹拌を繰り返し行なつてからミキ
サーより取り出し、厚さ10mmの型枠に流し込み、
さらに5分間振動を加えて脱泡およびレベリング
を行ない、そのまま常温に放置して硬化させた。 かくして得られた成形物は無色半透明性であ
り、該成形物中に白と黒の縞模様のあるオニツク
ス調のものが得られた。
Claims (1)
- 1 硬化物の屈折率(n25 D)が1.55〜1.58である
不飽和ポリエステル樹脂に、粒子径が0.5〜200ミ
クロンの範囲内にあり、かつ、平均粒子径が8〜
60ミクロンである、しかも、白色度が92以上であ
る水酸化アルミニウムを20〜85重量%の範囲で混
合して成り、かつ、その混合物から成形硬化され
た物品の厚さを0.15ミリメートルとした場合にお
ける可視光線(波長領域が340〜700ミリミクロン
である)の透過率が5%以上であることを特徴と
する、オニツクス調成形品製造用不飽和ポリエス
テル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9905778A JPS5527306A (en) | 1978-08-16 | 1978-08-16 | Unsaturated polyester resin composition for producing formed articles with onyx-like pattern |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9905778A JPS5527306A (en) | 1978-08-16 | 1978-08-16 | Unsaturated polyester resin composition for producing formed articles with onyx-like pattern |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5527306A JPS5527306A (en) | 1980-02-27 |
JPS6227101B2 true JPS6227101B2 (ja) | 1987-06-12 |
Family
ID=14237036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9905778A Granted JPS5527306A (en) | 1978-08-16 | 1978-08-16 | Unsaturated polyester resin composition for producing formed articles with onyx-like pattern |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5527306A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60199053A (ja) * | 1984-03-24 | 1985-10-08 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | 大理石調物品の製法 |
EP0279575B1 (en) * | 1987-02-12 | 1991-10-23 | Showa Denko Kabushiki Kaisha | Unsaturated polyester resin composition having less coloration and excellent transparency |
JPH0218342A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-01-22 | Showa Denko Kk | 表面硬度の高い人造大理石製造用樹脂組成物 |
KR20030063753A (ko) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | 최천기 | 고투명성 조명커버용 터널형 오닉스 성형품의 제조방법 |
-
1978
- 1978-08-16 JP JP9905778A patent/JPS5527306A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5527306A (en) | 1980-02-27 |
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