JPS622663Y2 - - Google Patents

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JPS622663Y2
JPS622663Y2 JP1980179028U JP17902880U JPS622663Y2 JP S622663 Y2 JPS622663 Y2 JP S622663Y2 JP 1980179028 U JP1980179028 U JP 1980179028U JP 17902880 U JP17902880 U JP 17902880U JP S622663 Y2 JPS622663 Y2 JP S622663Y2
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JP
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moderation
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shaft
plate
outer periphery
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JP1980179028U
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JPS57103524U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は作動制御装置における節度機構に関
し、特に自動車空調機等に用いられる回転ノブの
節動回転にもとづき所定の機器の作動状態を制御
する装置に関する。
従来、この種の機構は自動車のヒータコントロ
ール装置、家電用コントローラつまみなどに数多
く提供されて来たのであるが、その良好な節度感
と作動の確実性とにおいて、いまだ十分に満足な
装置とは言い難いものであつた。
このため、実開昭51−4952号公報や実公昭33−
7168号公報においては、回転部材に取り付けた節
度プレートの外周部に、かかる節度プレートの直
径方向外方から所定の付勢力をもつて当接する、
係合手段を設けた構造のものが明らかにされてい
るが、これら従来のものにあつては、かかる係合
手段の付勢力が単に節度プレートに対してその直
径方向の押圧力としてのみ利用されているに過ぎ
ないために、該節度プレートの直径方向のガタは
吸収し得るものの、かかる節度プレートの軸心方
向のガタ(スラスト)、換言すれば回転部材の回
転軸方向のガタを吸収することが出来ず、甚だし
い場合には該軸心方向のガタによつて節度プレー
トと係合手段との間の係合に不都合を来し、作動
フイーリングの悪化や正確な作動性の低下等の問
題を惹起しているのである。
本考案は、このような2種のガタを効果的に防
止しつつ、良好な感触をもつて快音を立てながら
節動を為し、しかもセツト位置に誤差のない作動
確実な節度機構を提供することを目的とするもの
であつて、その要旨とするところは、回転ノブに
よつて回転せしめられるシヤフトを介して所定の
機器の作動状態を制御するようにした作動制御装
置において、該シヤフトに傘歯車を取り付け、該
シヤフトの回転による該傘歯車の回転によつて前
記所定の機器の作動が行なわれるようにする一
方、かかるシヤフトに、外周部に切欠部を有する
円板状の節度プレートを設けると共に、該節度プ
レートの外周部に前記傘歯車の傾斜歯面に対して
逆の傾斜となる傾斜面を設け、そして該節度プレ
ートの傾斜した外周部に該節度プレートの直径方
向外方から所定の付勢力をもつて当接する係合手
段を設けて、前記回転ノブによる節度プレートの
所定量の回転によつて、該プレート外周部の切欠
部に該係合手段が係合し得るようにしたことにあ
る。
以下、本考案の一実施例を示す図面にもとづい
て、詳細に説明する。
図において、2は自動車用ヒータコントロール
装置のベース本体であり、ベース本体2には回転
シヤフト4を枢支する軸受6及び8がその一方側
に設けられており、他方側に向けてピン10及び
ケーブル支持台12が立設されている。このピン
10には大傘歯車部分14とレバー16とが枢支
され、スプリングワツシヤ17により脱落を防止
されており、大傘歯車部分14に設けられた突起
18がレバー16の穴20に挿入されて係合させ
られ、両者が一体となつてピン10の回りに回動
し得るようになつている。
また、前記回転シヤフト4には、中央部に円板
状の節度プレート22が固定され、更に該節度プ
レート22と軸受6との間に小傘歯車24がキー
26により固定されており、そしてかかる節度プ
レート22と軸受8との間には回転シヤフト4の
回動量を規制するストツパ28が設けられてい
る。そして、節度プレート22の外周部30は小
傘歯車24の傾斜面に対して逆の傾斜となる傾斜
面(傾斜角θ≒5゜)をなし、且つ該外周部30
には第3図に示される如く所定のピツチの切欠部
32が設けられている。そして、ベース本体2
(静止部材)に小ねじ34で取り付けられた保持
部材としてのボールケース36内の鋼球(ボー
ル)38がコイルばね40により付勢されて、前
記切欠部32に係合し得るように構成されてい
る。
更に、大傘歯車部分14は、ピン10の軸心を
軸心とする扇形の傘歯車の一部分であつて小傘歯
車24に噛み合うように配設されており、この大
傘歯車部分14と一体に動くレバー16は曲げ上
げられた一端42にてケーブル44の端部に係合
させられ、他の一端46にて必要に応じてバキユ
ームスイツチ48(想像線)等に係合させられて
いる。なお、ケーブル44はその外筒部分をケー
ブルクランプ50により支持台12上に固定され
ており、ケーブル44の他端は図示しないヒータ
側のダンパの開閉レバーに接続されている。ま
た、回転シヤフト4に回転力を与える回転ノブ5
は第3図に二点鎖線にて示されている。なお、こ
の回転ノブ5は、第1,2図には図示されていな
いが、回転シヤフト4の小傘歯車24の取付側と
は反対側の端部に取り付けられている。
このような構成において、回転ノブ5の回転に
よつて回転シヤフト4を回転させると、これに固
定の小傘歯車24が回転させられ、そしてこれに
噛合う大傘歯車部分14がピン10周りに回転
し、これと一体のレバー16も同時に回転させら
れる。そして、レバー16はその先端においてケ
ーブル44をケーブルクランプ50に対して引き
出し又は押し込むのであり、これに対応して図示
しないヒータコントロール側のダンパの開閉操作
が行なわれることとなるのである。
この際、節度プレート22が回転させられ、そ
してその回転に従つて付勢された鋼球38がその
外周部30上の一つの切欠部32から隣りの切欠
部32へカチン、カチンという快音を発して移動
する。
それ故に、節度プレート22の切欠部32がダ
ンパのセツト位置に正確に対応して設けられてい
れば、繰返し操作においても所定位置に正確にセ
ツトができ、作動確実にしてセツト位置に誤差が
生ずるようなことはなく、しかも良好な節度感を
もつて快よい節動が可能となるのである。
また、鋼球38の押圧力Pは小傘歯車24の傾
斜歯面と逆向きの傾斜面をなす節度プレート22
の外周部30に作用するので、第2図において上
方に向かう分力Fを生ずる。従つて回転シヤフト
4は常時分力F方向に押されて小傘歯車24が常
に大傘歯車部分14の歯面に押し付けられた状態
となり、これによつて軸方向のガタの発生が効果
的に防止され、小傘歯車24と大傘歯車部分14
との噛合いも順調に行なわれる結果となるのであ
る。即ちコイルばね40の弾性力により、節度プ
レート22の直径方向のガタは勿論、その軸心方
向のガタも効果的に防止され得るのである。
なお、本考案は上記例示のもののみに限定され
るものでは決してなく、その趣旨を逸脱しない限
りにおいて種々なる変更・改良が可能である。例
えば、節度プレート22に所定の付勢力をもつて
当接する係合手段として、前例では、鋼球38と
コイルばね40とを含む構造を採用したのである
が、これに代えて第4図に示すように、節度プレ
ート22の外周部30に当接してこれを押圧し得
る板ばね52とすることも可能である。なお、こ
の板ばね52はネジ54などの適当な手段によつ
て静止部材に固定されることとなる。
以上詳述したように、本考案にかかる作用制御
装置における節度機構においては、所定の付勢力
をもつて当接する係合手段によつて節度プレート
の直径方向のガタは勿論、その軸心方向(シヤフ
ト軸方向)のガタも効果的に阻止されているとこ
ろから、所定位置に正確にセツトができ、作動確
実にしてセツト位置に誤差が生ずることなく、し
かも良好な節度感をもつて快よい節動を可能とす
るものであり、且つコンパクトな形状のためにそ
の設置に場所をとらない等の優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である節度機構を示
す平面図であり、第2図はその右側面図である。
第3図は第2図における−断面図、第4図は
付勢手段の別の実施例を示す正面図である。 2:ベース本体(静止部材)、4:回転シヤフ
ト、5:回転ノブ、22:節度プレート、24:
小傘歯車、30:外周部、22:切欠部、36:
ボールケース(保持部材)、38:鋼球、40:
コイルばね(付勢手段)、52:板ばね(付勢手
段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転ノブによつて回転せしめられるシヤフト
    を介して所定の機器の作動状態を制御するよう
    にした作動制御装置において、該シヤフトに傘
    歯車を取り付け、該シヤフトの回転による該傘
    歯車の回転によつて前記所定の機器の作動が行
    なわれようにする一方、かかるシヤフトに、外
    周部に切欠部を有する円板状の節度プレートを
    設けると共に、該節度プレートの外周部に前記
    傘歯車の傾斜歯面に対して逆の傾斜となる傾斜
    面を設け、そして該節度プレートの傾斜した外
    周部に該節度プレートの直径方向外方から所定
    の付勢力をもつて当接する係合手段を設けて、
    前記回転ノブによる節度プレートの所定量の回
    転によつて、該プレート外周部の切欠部に該係
    合手段が係合し得るようにしたことを特徴とす
    る作動制御装置における節度機構。 (2) 前記係合手段が、節度プレート外周部の切欠
    部に嵌合し得るボールと、該ボールをかかる切
    欠部に向つて付勢する付勢手段と、該ボールと
    該付勢手段とを保持する、他の静止部材に取り
    付けられた保持部材とを含む実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の節度機構。
JP1980179028U 1980-12-13 1980-12-13 Expired JPS622663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980179028U JPS622663Y2 (ja) 1980-12-13 1980-12-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980179028U JPS622663Y2 (ja) 1980-12-13 1980-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57103524U JPS57103524U (ja) 1982-06-25
JPS622663Y2 true JPS622663Y2 (ja) 1987-01-22

Family

ID=29974348

Family Applications (1)

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JP1980179028U Expired JPS622663Y2 (ja) 1980-12-13 1980-12-13

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2594937Y2 (ja) * 1990-02-19 1999-05-24 株式会社 東海理化電機製作所 ヒータコントロールユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514952B2 (ja) * 1972-12-05 1976-02-16

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5434136Y2 (ja) * 1974-06-26 1979-10-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514952B2 (ja) * 1972-12-05 1976-02-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57103524U (ja) 1982-06-25

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