JPH0553081U - 回転操作型電気部品のクリック装置 - Google Patents
回転操作型電気部品のクリック装置Info
- Publication number
- JPH0553081U JPH0553081U JP106263U JP10626391U JPH0553081U JP H0553081 U JPH0553081 U JP H0553081U JP 106263 U JP106263 U JP 106263U JP 10626391 U JP10626391 U JP 10626391U JP H0553081 U JPH0553081 U JP H0553081U
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- Japan
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- click
- click plate
- plate
- ball
- rotary
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 操作者が回転軸を操作する際に発生するクリ
ック音を小さくする。 【構成】 外周部に複数の歯条7aが所定間隔をおいて
形成され、回転軸3と一体的に回転可能なクリック板7
と、このクリック板7の外周部の歯条7aと係脱可能な
ボール8と、このボール8にクリック板7へ近づく方向
に弾性力を付与する板ばね9とを有し、回転軸3に対し
て節度感を付与する回転操作型電気部品のクリック装置
において、回転軸受4と電気部品1との間に介設される
ふた体12に、クリック板7の側面に圧接する複数本の
弾性腕13を設けたことを特徴としている。 【効果】 良好なフィーリングを操作者に与えることが
できる。
ック音を小さくする。 【構成】 外周部に複数の歯条7aが所定間隔をおいて
形成され、回転軸3と一体的に回転可能なクリック板7
と、このクリック板7の外周部の歯条7aと係脱可能な
ボール8と、このボール8にクリック板7へ近づく方向
に弾性力を付与する板ばね9とを有し、回転軸3に対し
て節度感を付与する回転操作型電気部品のクリック装置
において、回転軸受4と電気部品1との間に介設される
ふた体12に、クリック板7の側面に圧接する複数本の
弾性腕13を設けたことを特徴としている。 【効果】 良好なフィーリングを操作者に与えることが
できる。
Description
【0001】
本考案は、ロータリスイツチやロータリボリューム等の回転操作型電気部品の クリック装置に関する。
【0002】
図3は従来の回転操作型電気部品のクリック装置を示す断面図、図4は図3の クリック装置のA−A線に沿う断面図である。
【0003】 図3に示す回転操作型電気部品1には、一端につまみ2が装着され、電気部品 1を駆動する回転軸3と、金属材からなり、回転軸3を回転可能に支持する回転 軸受4と、この回転軸受4内に設けられ、回転軸3に対して節度感を付与するク リック装置5と、回転軸受4および電気部品1間に介設されるふた体6とが備え られている。上記のクリック装置5は、略円板状に形成され、回転軸3と一体に 回転可能なクリック板7と、このクリック板7の外周部に係合するボール8と、 このボール8に対してクリック板7へ向かう方向に弾性力を付与するばね部材、 例えば板ばね9とからなっている。そして、上記のクリック板7の外周部には、 図4に示すように、所定間隔をおいて複数の歯条7aが形成されている。上記の 板ばね9は、両端が回転軸受4により支持される。
【0004】 このようなクリック装置5では、操作者がつまみ2を把持して回転軸3を回転 操作すると、クリック板7も一体的に回転して、ボール8がそれぞれの歯条7a に順次係合する。このとき、ボール8は、板ばね9によりクリック板7へ向かう 方向に弾性力が付与され、すなわち、このボール8がクリック板7の外周部に弾 接するので、ボール8が歯条7aに落ち込むときに回転軸3の回転に要する操作 力が変化し、その結果、回転軸3の回転に伴って節度(クリック)感が生起され る。
【0005】
ところで上述した従来のクリック装置5では、回転軸3の回転操作に伴ってボ ール8が歯条7a面と係脱してクリック板7に振動エネルギが付与されるとき、 該クリック板7はボール8の弾接によりラジアル方向に弾性的に支持されるが、 クリック板7の側面は回転軸受4およびふた体6のいずれにも当接していないこ とから、クリック板7が軸方向へ微小に振動して比較的大きなクリック音が発生 し、操作者のフィーリングを損なうという問題があった。
【0006】 本考案はこのような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的 は、クリック板を介して回転軸に節度感を付与できるとともに、該クリック板で 発生するクリック音を小さくすることのできる回転操作型電気部品のクリック装 置を提供することにある。
【0007】
この目的を達成するために本考案は、外周部に複数の歯条が所定間隔をおいて 形成され、回転操作型電気部品に備えられた回転軸と一体に回転可能なクリック 板と、このクリック板の前記歯条と係脱可能なボールと、このボールに前記クリ ック板へ近づく方向に弾性力を付与するばね部材とを有し、前記クリック板の回 転時に前記ボールが前記歯条と係脱することにより節度感を生起する回転操作型 電気部品のクリック装置において、前記クリック板の側面に圧接する弾性腕を設 けた構成にしてある。
【0008】
本考案は上記のように、クリック板の側面が弾性腕により圧接されるので、回 転軸の回転操作に伴ってボールがクリック板の歯条部分と係脱したとき、この歯 条面をボールが移動してクリック板に振動エネルギが付与されると、クリック板 の軸方向への振動エネルギが上記の弾性腕により減衰される。これによって、ク リック板で発生するクリック音を小さくすることができる。
【0009】
以下、本考案の回転操作型電気部品のクリック装置の実施例を図に基づいて説 明する。 図1は本考案の回転操作型電気部品のクリック装置の一実施例を示す断面図、 図2は図1に示すクリック装置の弾性腕が設けられるふた体の斜視図である。な お、図1において前述した図3、図4に示すものと同等のものには同一符号を付 してある。すなわち、1は電気部品、2はつまみ、3は回転軸、4は回転軸受、 7はクリック板、7aは歯条、8はボール、9は板ばねである。
【0010】 図1に示すクリック装置11では、前述した図3に示す従来のクリック装置5 の場合と比べて、弾性を有する合成樹脂からなるふた体12に、クリック板7の 側面に圧接する複数本、例えば4本の弾性腕13が設けられている。これらの弾 性腕13は、図2に示すように、ふた体12と一体に成形され、それぞれの先端 がふた体12の側面より回転軸受4側へ突出している。
【0011】 この実施例にあっては、操作者がつまみ2を把持して回転軸3を回転操作する 際に、ボール8がクリック板7の歯条7a部分へ移動すると、この歯条7a面を ボール8が転動してクリック板7に振動エネルギが付与される。このとき、クリ ック板7の軸方向への振動エネルギが上記の弾性腕13により減衰されて、クリ ック板7で発生するクリック音が小さくなる。
【0012】 このように構成した実施例では、クリック板7を介して回転軸3に節度感を付 与できるとともに、該クリック板7で発生するクリック音を小さくすることがで きる。なお、この実施例では4本の弾性腕13を設けたが、本考案はこれに限ら ず、必要に応じて、1本〜3本、あるいは5本以上のいずれかの本数の弾性腕を 設けることもできる。
【0013】
本考案は以上のように構成したので、クリック板を介して回転軸に節度感を付 与できるとともに、該クリック板で発生するクリック音を小さくすることができ 、したがって、良好なフィーリングを操作者に与えることができる。
【図1】本考案の回転操作型電気部品のクリック装置の
一実施例を示す断面図である。
一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すクリック装置の弾性腕が設けられる
ふた体の斜視図である。
ふた体の斜視図である。
【図3】従来の回転操作型電気部品のクリック装置を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】図3のクリック装置のA−A線に沿う断面図で
ある。
ある。
1 回転操作型電気部品 3 回転軸 7 クリック板 7a 歯条 8 ボール 9 板ばね(ばね部材) 11 クリック装置 12 ふた体 13 弾性腕
Claims (1)
- 【請求項1】 外周部に複数の歯条が所定間隔をおいて
形成され、回転操作型電気部品に備えられた回転軸と一
体に回転可能なクリック板と、このクリック板の前記歯
条と係脱可能なボールと、このボールに前記クリック板
へ近づく方向に弾性力を付与するばね部材とを有し、前
記クリック板の回転時に前記ボールが前記歯条と係脱す
ることにより節度感を生起する回転操作型電気部品のク
リック装置において、前記クリック板の側面に圧接する
弾性腕を設けたことを特徴とする回転操作型電気部品の
クリック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP106263U JPH0553081U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 回転操作型電気部品のクリック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP106263U JPH0553081U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 回転操作型電気部品のクリック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0553081U true JPH0553081U (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=14429214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP106263U Pending JPH0553081U (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 回転操作型電気部品のクリック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0553081U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012174425A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Jvc Kenwood Corp | ダイヤル機構、及び電子機器 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP106263U patent/JPH0553081U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012174425A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Jvc Kenwood Corp | ダイヤル機構、及び電子機器 |
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