JP2601754Y2 - ロータリスイッチ - Google Patents

ロータリスイッチ

Info

Publication number
JP2601754Y2
JP2601754Y2 JP1993053460U JP5346093U JP2601754Y2 JP 2601754 Y2 JP2601754 Y2 JP 2601754Y2 JP 1993053460 U JP1993053460 U JP 1993053460U JP 5346093 U JP5346093 U JP 5346093U JP 2601754 Y2 JP2601754 Y2 JP 2601754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
switch
click
rotation
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993053460U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0722431U (ja
Inventor
正和 村越
Original Assignee
菊水電子工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 菊水電子工業株式会社 filed Critical 菊水電子工業株式会社
Priority to JP1993053460U priority Critical patent/JP2601754Y2/ja
Publication of JPH0722431U publication Critical patent/JPH0722431U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601754Y2 publication Critical patent/JP2601754Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロータリスイッチに関
し、詳しくは、可変抵抗器などの操作ノブと組合せて構
成可能なロータリスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に使用されているロータリスイッチ
では、ノブなどにより作動軸を回動させ、その回動切換
操作により接続回路の切換えや回路のオン・オフを行わ
せるようにしており、切換操作時にその接続状態を操作
者に明確に認識させるために大方のものではクリック機
構等が設けられている。
【0003】また、例えば可変抵抗器(以下でボリウム
という)とを組合せて2軸式とし、ボリウム操作と基板
上の接点回路に対する切換操作との双方を可能としたも
のに図4に示すようなものが知られている(アルプス電
気(株)製造、型番S21PH−24II/RV N0
329011400)。図4において、11は第1のノ
ブ(不図示)が取付けられる第1軸(不図示)のノブ取
付部、12は第2ノブ(不図示)が取付けられる第2
軸、16はその取付部であり、第1軸は取付部16,ス
イッチ回動軸15および第2軸12の中心部を貫通して
ボリウム13に回動力を伝達する。14は複数の切換え
用接点(不図示)が設けられている回路基板であり、ス
イッチ回動軸15には回路基板14上の複数の接点に対
し切換えを行うための接片17とスイッチ用回動軸15
を切換え位置に保持させるためのラッチ機構18とが設
けられている。19はボリウム13を支持している支持
金具である。
【0004】このように2重軸式に構成されたロータリ
スイッチでは取付部11に取付けられる第1ノブにより
ボリウムを変化させ、また、取付部16に取付けられる
第2ノブにより基板14上で接点の切換えを行うスイッ
チ動作を行わせることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のロータリスイッチ10では、2重軸式に構成
することによって、ボリウム等の軸回転と接点切換のス
イッチ動作との双方を実施することができるものの部品
点数が多く、構造が複雑であり組立作業が面倒な上、コ
ストが嵩む。
【0006】本考案の目的は、上記従来の問題に着目
し、その解決を図るべく、簡単な構成で、少ない部品点
数で済み、廉価でしかも多機能的に組合せて使用が可能
なロータリスイッチを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、第1ノブがその回動軸と共に回動自在
に嵌合可能な環状の第2ノブと、該第2ノブの周方向に
形成され、先端部に外方に向けて突設した係止突起を有
し、弾性により半径方向に揺動可能なクリック腕と、前
記第2ノブから前記回動軸方向に突設され、スイッチ手
段を付勢するための作動突起と、前記第2ノブを回動自
在に嵌合すると共に嵌合状態で前記係止突起の係合が可
能な複数のクリック歯を周方向に有し、筐体パネル上に
取付けられるスイッチ支持機構と、周方向に配設され、
前記第2ノブの回動による前記係止突起の前記クリック
歯への係合状態で前記作動突起により選択的に付勢され
る複数のスイッチ手段とを具備し、前記第2ノブの自在
な方向の回動によりほぼ均等な作用力で前記スイッチ手
段の切換えが可能なようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本考案によれば、第2ノブを回動させることに
より第2ノブに設けたクリック腕の係止突起をスイッチ
支持機能のクリック歯に次々に係合させると共に、その
位置で作動突起により次々とスイッチ手段の切換えを行
うことができるもので、しかも多機能操作用の第1ノブ
を同心に組込むことができる。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例に
ついて具体的に説明する。
【0010】図1および図2は本考案の一実施例を示す
もので、まず、図1に従い本考案の主要な構成要素につ
いて述べることとする。ここで、1は回動軸2に固定さ
れる第1ノブ、3は第1ノブ1が回動自在に嵌め合わさ
れる環状の第2ノブ、4は第2ノブ3を回動自在に保持
すると共に、例えば電子機器等の筐体パネル5に設けた
スイッチ支持機構、6は筐体パネル5から所定の間隔を
保って支持固定され、そのスイッチ支持機構4と対向す
る面に複数のスイッチ素子(例えば押下によって“オ
ン”されるマイクロスイッチ)7が周方向等分位置に配
設されている回路基板である。なお、本例ではスイッチ
支持機構4を筐体パネル5と一体にABS樹脂(アクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)で形成した
が、スイッチ支持機構4を単体で成形し、筐体パネル5
に組付けるようにしてもよい。
【0011】一方、ほぼ環状をなす第2ノブ3は、本例
の場合、弾性,耐疲労性,耐クリープ性に優れ、摩擦係
数が低くて絶縁性の高い樹脂系材料であるポリアセター
ル樹脂によって成形し、その弾性を利用して周方向に沿
った軸心対称位置の溝3Aに片持梁形態の腕(以下でク
リックアームという)8が設けられている。8Aはクリ
ックアーム8の外周先端部から外に向けて突設した係止
突起、3Bは第2ノブ3のスイッチ支持機構4に嵌め合
わされる側の先端部から回路基板6側に向けて突設した
作動突起であり、図2の(A),(B)に示すような組
立状態で作動突起3Bの先端部により回路基板6上のマ
イクロスイッチ7の1つを選択的に付勢させることがで
きる。また、このような組立状態で、上述の係止突起8
Aをスイッチ支持機構4の後述するクリック溝4Aに突
出させることで抜けが防止され、第2ノブ3をスイッチ
支持機構4に回動自在に支持させることができる。
【0012】続いて、スイッチ支持機構4の詳細につい
て説明する。
【0013】9はスイッチ支持機構4のクリック溝4A
周壁部に沿って図3に示すように緩勾配の傾斜面9Aと
急勾配の傾斜面9Bとが交互に形成されたクリック歯で
あり、クリック歯9と第2ノブのクリックアーム8とは
クリック溝4A内で互いにこの図に示す関係が保たれる
ようにしてある。すなわち、上述のような緩傾斜面9A
と急傾斜面9Bとは第2ノブ3が矢印A方向に回動され
るときに係止突起8Aに発生する摩擦抵抗と第2ノブ3
が矢印C方向に回動されるときに同じく発生する摩擦抵
抗とがほぼ同等に保たれるようにその傾斜角度が設定さ
れるもので、これにより第2ノブ3を時計回り、反時計
回りのいずれの方向に回動させたときでも同等のクリッ
ク感を保たせることができる。なお、図3に示すように
係止突起8Aがクリックアーム8の有する弾性により2
つの傾斜面9A,9Bによって形成される谷間に位置し
た状態で第2ノブ3の作動突起3Bにより1つのスイッ
チ素子7が付勢されるようにする。
【0014】このような構成になるロータリスイッチの
組立にあたっては、筐体パネル5に設けたスイッチ支持
機構4に対し、そのクリック溝4Aに第2ノブ3のクリ
ックアーム8を含む環状部分を軸方向から差込み、クリ
ックアーム8の弾性を利用して係止突起8Aを図2の
(B)および図3に示すようにクリック歯9に係合させ
るようにする。そして、これにより第2ノブ3をスイッ
チ支持機構4に回動自在に支持させると共に係止突起8
Aが図2の(B)に示すようにクリック溝4Aの側面に
よって規制されることにより第2ノブ3がスイッチ支持
機構4から抜け出すのが防止される。そして、回路基板
6側に第2ノブ3から突出させた作動突起3Bにより回
路基板6上のスイッチ素子7を作動可能な状態に保つこ
とができる。
【0015】また、このような組立状態で、第2ノブ3
の環状孔3Cに第1ノブ1を回動自在に嵌め合わすと共
に、第1ノブ3に回動軸2を固定し、図2の(A),
(B)に示すように回動軸2を回路基板6の側に引出す
ことにより、その回動軸端に不図示の例えばボリウムを
装着することで、第1ノブ1によりボリウムを操作し、
抵抗を調節変化させることができる。なお、第1ノブ1
の回動によって操作されるものはボリウムに限らず、そ
の他の機能的調整手段であってもよい。かくして、本実
施例によれば、簡単な組立構成で、ボリウムなど他の調
整手段と一体化することのできるロータリスイッチを廉
価で提供することができる。
【0016】なお、以上に述べた実施例ではスイッチ支
持機構と第2ノブとの組合せにより回路基板上のスイッ
チ素子を作動させるロータリスイッチを構成したが、ス
イッチ機構および第2ノブを1つの回動軸心の周りにそ
れぞれ同心的に複数配設することにより複数のロータリ
スイッチ機構をそれぞれ個別に操作可能なように構成す
ることも可能である。
【0017】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、第1ノブがその回動軸と共に回動自在に嵌合可能な
環状の第2ノブと、該第2ノブの周方向に形成され、先
端部に外方に向けて突設した係止突起を有し、弾性によ
り半径方向に揺動可能なクリック腕と、前記第2ノブか
ら前記回動軸方向に突設され、スイッチ手段を付勢する
ための作動突起と、前記第2ノブを回動自在に嵌合する
と共に嵌合状態で前記係止突起の係合が可能な複数のク
リック歯を周方向に有し、筐体パネル上に取付けられる
スイッチ支持機構と、周方向に配設され、前記第2ノブ
の回動による前記係止突起の前記クリック歯への係合状
態で前記作動突起により選択的に付勢される複数のスイ
ッチ手段とを具備し、前記第2ノブの自在な方向の回動
によりほぼ均等な作用力で前記スイッチ手段の切換えが
可能なようにしたので、少ない部品点数による簡単な組
立作業で機能的にも優れ、かつ、ボリウムなど他の機能
的調整手段と組合せて廉価に構成することができるばか
りでなく、スイッチ手段のオン・オフの組合せによる操
作が可能なロータリスイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ロータリバルブの構成の一例を分解して
示す斜視図である。
【図2】図1に示すロータリバルブの組立てられた状態
での構成を斜視図(A),断面図(B)および(B)の
部分断面図(C)によって示す説明図である。
【図3】本考案にかかる第2ノブのクリック動作の説明
図である。
【図4】従来の2軸式ロータリバルブの構成例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 第1ノブ 2 回動軸 3 第2ノブ 3A 溝 3B 作動突起 4 スイッチ支持機構 4A クリック溝 5 筐体パネル 6 回路基板 7 スイッチ素子(マイクロスイッチ) 8 クリックアーム 8A 係止突起 9 クリック歯 9A 緩(勾配)傾斜面 9B 急(勾配)傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 19/14 H01H 3/08 H01H 19/54

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ノブがその回動軸と共に回動自在に
    嵌合可能な環状の第2ノブと、 該第2ノブの周方向に形成され、先端部に外方に向けて
    突設した係止突起を有し、弾性により半径方向に揺動可
    能なクリック腕と、 前記第2ノブから前記回動軸方向に突設され、スイッチ
    手段を付勢するための作動突起と、 前記第2ノブを回動自在に嵌合すると共に嵌合状態で前
    記係止突起の係合が可能な複数のクリック歯を周方向に
    有し、筐体パネル上に取付けられるスイッチ支持機構
    と、 周方向に配設され、前記第2ノブの回動による前記係止
    突起の前記クリック歯への係合状態で前記作動突起によ
    り選択的に付勢される複数のスイッチ手段とを具備し、 前記第2ノブの自在な方向の回動によりほぼ均等な作用
    力で前記スイッチ手段の切換えが可能なようにしたこと
    を特徴とするロータリスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記第1ノブおよびその回動軸により他
    の電気的部品の操作が可能であることを特徴とする請求
    項1に記載のロータリスイッチ。
JP1993053460U 1993-10-01 1993-10-01 ロータリスイッチ Expired - Lifetime JP2601754Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053460U JP2601754Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 ロータリスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053460U JP2601754Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 ロータリスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722431U JPH0722431U (ja) 1995-04-21
JP2601754Y2 true JP2601754Y2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=12943476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993053460U Expired - Lifetime JP2601754Y2 (ja) 1993-10-01 1993-10-01 ロータリスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601754Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3726400B2 (ja) * 1997-02-25 2005-12-14 セイコーエプソン株式会社 ロータリースイッチ装置およびこれを備えたテスター
JP2002324457A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Zexel Valeo Climate Control Corp 原点自動復帰式シャトルスイッチ機構
JP2008111788A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Nagano Keiki Co Ltd 検出器
WO2009020026A1 (ja) * 2007-08-07 2009-02-12 Autonetworks Technologies, Ltd. 操作装置
JP5653267B2 (ja) * 2011-03-23 2015-01-14 マルホン工業株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0722431U (ja) 1995-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100237554B1 (ko) 푸쉬버튼을 지닌 회전조작 전자부품
JP2601754Y2 (ja) ロータリスイッチ
JP4005766B2 (ja) スイッチ装置
JP2002110001A (ja) 回転型電気部品
JPH0555432U (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品
JP2008152966A (ja) 回転体復帰機構
JP3869996B2 (ja) 多方向入力装置
JP2001243849A (ja) 回転型電気部品のクリック構造
JP2539073Y2 (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品
JP4206156B2 (ja) 操作軸収納型電気部品
JP3751787B2 (ja) ロック機構
JPH0934575A (ja) 回転つまみの制動力調整機構
JP2730487B2 (ja) トリガースイッチ
JP3174900B2 (ja) 押釦スイッチ付き回転式電子部品
JPS622730Y2 (ja)
JP4136625B2 (ja) 回転式電子部品
JP3663308B2 (ja) 回転操作型電気部品
JPS593526Y2 (ja) 可変抵抗器内蔵形ノブ装置
JP2001283684A (ja) プッシュスイッチ付回転型電気部品
JPS622663Y2 (ja)
JP2005228549A (ja) 操作つまみの中点復帰機構およびそれを用いて構成された回転型電子部品
JP2003178650A (ja) 電子部品
JP2526259Y2 (ja) ロータリースイッチ
JP4401015B2 (ja) 二重回転式電子部品
JP3036314B2 (ja) スイッチ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term