JP5653267B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技中に出力される効果音などの音量を調節するロータリスイッチが制御基板に搭載された遊技機に関する。
従来の遊技機は、遊技中に出力される効果音などの音量を調節するロータリスイッチを備える。図15は、従来の遊技機に備えられた音量調節装置を構成するロータリスイッチの構造を一部切断して示す斜視図である。ロータリスイッチ100は、音声などを制御する制御基板に搭載されている。ロータリスイッチ100は、ハウジング104と、ベース105と、複数のリード106と、複数の端子107と、ロータ103と、Oリング102と、バネ99と、軸部材101とを備える。
ロータ103はハウジング104の内部に配置されており、頂部が平坦な凸部103aと凹部103bとが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されている。ロータ103の裏面には、導電性パターン(図示省略)が形成されている。ロータ103を回転させるための軸部材101は、その基端がロータ103の回転中心に固定されているとともに先端がハウジング104の表面から突出している。軸部材101の表面には、マイナスドライバの先端を挿入するための挿入口101aが形成されている。
バネ99は凸部103aおよび凹部103bを上から付勢するバネであって、両端がハウジング104の内部に固定された腕部99aと、この腕部99aに形成されて凹部103bに嵌合可能な嵌合部99bとを有する。バネ99は、ロータ103の回転に応じて嵌合部99bが各凸部103aを乗り越えながら各凹部103bに順次嵌合するように構成されている。
ハウジング104の内部であってロータ103の下にはベース105が配置されており、ベース105の上には、バネ性を有する複数のリード106が配置されている。各リード106の基端はベース105に固定されており、自由端となった各リード106の先端には、接点106aがそれぞれ形成されている。ベース105の端面からは、複数の端子107が突出している。各端子107は、ベース105の内部に配置された電気回路と電気的に接続されている。
ハウジング104の内部であって軸部材101の周囲には、ハウジング内部の気密性を保持するためのOリング102が装着されている。
軸部材101を回転させると、ロータ103が回転し、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと、各リード106の各接点106aとが電気的に接続される組み合わせが変化し、その変化した組み合わせに応じた電圧が各端子107から発生する。つまり、軸部材101を回転させると、遊技機の音量が調節される。
特開2008−049049号公報(第27段落、図1,図5)
しかし、従来の遊技機では、ロータリスイッチ100を構成するロータ103の凸部103aが、平坦な頂部を有するため、軸部材101の回転位置によっては、バネ99の嵌合部99bが凸部103aの頂部に乗ったままの状態になることがあった。
つまり、従来の遊技機には、軸部材101の回転位置によっては、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと接点106aとが電気的に接続されない状態になり、音出力装置から音が出なくなるという問題があった。
そこでこの発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、ロータリスイッチの回転位置によって音出力装置から音が出なくなるという事態が起きない遊技機を実現することを目的とする。
(請求項1に係る発明)
上記の目的を達成するため、この出願の請求項1に係る発明では、ハウジング(104)と、前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部(103a)と凹部(103b)とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータ(103)と、基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材(98)と、前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部(99a)と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部(99b)とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネ(99)と、前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点(106a)と、前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子(107)と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチ(97)と、前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板(70)と、前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置(10〜12)と、を備えた遊技機(1)において、
前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材(91)と、前記回転部材の外周面を囲むように、かつ、前記凸部の配置位置に対応して前記回転部材に形成されており、表面が膨出した曲面に形成された複数の突出部(92)と、前記凹部の配置位置に対応して各突出部間に形成された複数の窪み部(92b)と、前記制御基板に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバー(75)と、前記回転部材の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部(76b)と、前記突出部の表面を上から付勢する付勢部材であって、前記カバーの前記開口部の近傍に設けられており、前記回転部材の回転に応じて先端(77c)が前記突出部の表面(92a)を乗り越えて前記窪み部に滑り落ちるように構成された付勢部材(77)と、を備えたという技術的手段を用いる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の遊技機(1)において、前記付勢部材(77)は、前記カバー(75)に固定された固定端(77a)と、前記固定端から前記回転部材(91)の近傍へ延出した延出部材(77b)と、前記延出部材の先端に形成された自由端(77c)と、前記自由端に形成されており、かつ、前記突出部(92)の表面(92a)を押圧する押圧部(77d)と、を備えるという技術的手段を用いる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に係る発明では、請求項2に記載の遊技機(1)において、前記押圧部(77d)のうち、前記突出部(92)の表面(92a)を押圧する部分が曲面に形成されているという技術的手段を用いる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に係る発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記付勢部材(77)は、合成樹脂材料により前記カバー(75)と一体成形されているという技術的手段を用いる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に係る発明では、請求項4に記載の遊技機(1)において、前記付勢部材(77)は、前記開口部(76b)の周縁に切り込みを形成することにより形成されているという技術的手段を用いる。
(請求項6に係る発明)
請求項6に係る発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記凹部(103b)の数および前記窪み部(92b)の数が同一であるという技術的手段を用いる。
(請求項7に係る発明)
請求項7に係る発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の遊技機(1)において、前記回転部材(91)の外周面のうち、前記開口部(76b)の内周縁と対向する部位に凸状の係止部(93)が形成されており、前記開口部の周縁には、前記回転部材が回転したときに前記係止部に係止することにより前記回転部材の回転を規制する規制部(79)が突出形成されているという技術的手段を用いる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(請求項1に係る発明)
請求項1に記載の遊技機では、ロータリスイッチに備えられた軸部材には軸部材を回転させるための回転部材が被せられており、その回転部材の外周面に形成された突出部が、ロータリスイッチに備えられたロータの回転平面上に形成された凸部の配置位置に対応して形成されており、かつ、回転部材の各突出部間に形成された窪み部が、ロータの凸部と交互に形成された凹部の配置位置に対応して形成されている。
また、回転部材の突出部の表面は膨出した曲面に形成されており、その曲面は、付勢部材によって上から付勢されている。さらに、回転部材の回転に応じて付勢部材の先端が、回転部材の突出部の表面を乗り越えて窪み部に滑り落ちるように構成されている。
したがって、請求項1に係る発明を実施すれば、回転部材を回転させたときに付勢部材の先端が回転部材の突出部の表面上で停止するおそれがない。
つまり、ロータの凸部および凹部を上から付勢するバネが有する嵌合部が凸部の平坦な頂部上で停止するおそれがないため、ロータリスイッチの回転位置によって音出力装置から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
(請求項2に係る発明)
請求項2に記載の遊技機では、付勢部材が、カバーに固定された固定端と、この固定端から延出した延出部材と、この延出部材の先端に形成された自由端と、この自由端に形成された押圧部とを備える構成であるため、延出部材の両端が固定された構成よりも、押圧部の振幅を大きくすることができる。
したがって、請求項2に係る発明を実施すれば、押圧部が回転部材の突出部の表面を乗り越えるときの抵抗力が過度に大きくならないため、回転部材を回転させ易くすることができる。
(請求項3に係る発明)
請求項3に記載の遊技機では、付勢部材に備えられた押圧部のうち、回転部材の突出部の表面を押圧する部分が曲面に形成されている。
したがって、請求項3に係る発明を実施すれば、押圧部と突出部とが接触するとき、曲面同士が接触するため、接触による摩擦力を小さくすることができる。
つまり、押圧部が突出部の表面から窪み部に滑り落ち易く、突出部の表面上で停止し難くすることができる。
(請求項4に係る発明)
請求項4に記載の遊技機では、付勢部材は、合成樹脂材料によりカバーと一体成形されている。
したがって、請求項4に係る発明を実施すれば、付勢部材をカバーと同時に成形することができ、かつ、付勢部材をカバーとは別の材料により成形する必要がないため、遊技機の製造効率を高めることができる。
(請求項5に係る発明)
請求項5に記載の遊技機では、付勢部材は、カバーに形成された開口部の周縁に切り込みを形成することにより形成されている。
したがって、請求項5に係る発明を実施すれば、カバーに形成された開口部の周縁に切り込みを形成するという比較的簡易な手法により付勢部材を形成することができるため、付勢部材を形成するための作業効率を高めることができる。
(請求項6に係る発明)
請求項6に記載の遊技機では、ロータの回転平面上に形成された凹部の数および回転部材に形成された突出部間に形成された窪み部の数が同一である。
したがって、請求項6に係る発明を実施すれば、回転部材の回転位置とロータの回転位置とを一致させることができるため、軸部材を回転させて音量を調節する場合と、軸部材に被せた回転部材を回転させて音量を調節する場合とで音量の調節段階数を一致させることができる。
(請求項7に係る発明)
請求項7に記載の遊技機では、回転部材の外周面のうち、その回転部材が突出している開口部の内周縁と対向する部位に凸状の係止部が形成されており、開口部の周縁には、回転部材が回転したときに上記の係止部に係止することにより回転部材の回転を規制する規制部が突出形成されている。
したがって、請求項7に係る発明を実施すれば、回転部材の回転が規制される位置と、設定すべき音量の調節位置とを対応付けておくことにより、回転部材を規制されるまで回転させれば、設定すべき音量に容易に調節することができる。
第1実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面斜視図である。 図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の正面図である。 図2に示す遊技盤の正面斜視図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。 画像音声制御基板の外観を示す正面図である。 図6に示す画像音声制御基板に設けられた音量調節装置の外観を拡大して示す正面図である。 図7に示す音量調節装置が設けられた部分のカバーの裏面を拡大して示す斜視図である。 図7のA−A矢視断面図である。 図7に示す音量調節装置を構成するロータリスイッチを拡大して示す斜視図である。 図7に示す音量調節装置を構成する音量調節つまみを拡大して示す平面図である。 図11に示す音量調節つまみの正面図である。 図11に示す音量調節つまみの裏面図である。 付勢部材の押圧部が音量調節つまみの突出部に及ぼす力を説明する説明図であり、(a)は押圧部が突出部間の窪み部に嵌合されている状態を示し、(b)は押圧部が突出部の表面を上り始めた状態を示し、(c)は押圧部が突出部の頂部に乗り上げた状態を示し、(d)は押圧部が突出部の頂部から滑り落ちる状態を示す。 従来の遊技機に備えられた音量調節装置を構成するロータリスイッチの構造を一部切断して示す斜視図である。
〈第1実施形態〉
この発明の第1実施形態について説明する。この実施形態では、この発明に係る遊技機としてパチンコ機を例に挙げて説明する。
[主要構成]
この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面斜視図である。
図1に示すように、この実施形態に係るパチンコ機1には、外殻を構成する外枠セット8が設けられており、この外枠セット8には前枠セット2が設けられている。その前枠セット2は天板1aを備えており、その天板1aの左端前方には回動軸部材1bが設けられている。前枠セット2には透明なガラス枠セット3が、回動軸部材1bを回動軸にして開閉可能に取付けられている。
ガラス枠セット3の内側には、遊技盤(図2において符号5で示す)が設けられており、前枠セット2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射ハンドル4aが取付けられている。発射ハンドル4aには、遊技球の発射強度を調節するための発射レバー4bが発射ハンドル4aに対して回動自在に装着されている。
遊技盤5の下方には、パチンコ機1の内部から払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6には、貸球の払出しを行うために遊技者が操作する球貸操作部6aが設けられている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した遊技球を収容する下受け皿7が設けられている。下受け皿7には、下受け皿7に収容されている遊技球を下受け皿7の外部へ排出するために遊技者が操作する球抜きレバー7aが設けられている。
前枠セット2には、払出すべき遊技球が無いことを報知する球切れLED13と、遊技球の払出しの異常を報知する払出異常LED14とが設けられている。また、前枠セット2には、効果音を発生する右スピーカ10と、左スピーカ11と、下スピーカ12とが設けられている。また、上受け皿6には、遊技者が演出内容を選択するために操作する演出ボタン9が設けられている。
[遊技盤の主要構成]
次に、パチンコ機1に備えられた遊技盤の主要構成について図を参照して説明する。
図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤の正面図であり、図3は図2に示す遊技盤の正面斜視図である。
遊技盤5の盤面には、遊技球が流下する遊技領域が形成されており、遊技球の流下経路は、遊技盤5の盤面に打ち込まれた多数の遊技釘28によって規制されている。遊技盤5の盤面の周囲には、発射ソレノイド(図4において符号4fで示す)などの発射装置によって発射された遊技球を遊技領域に案内するためのレールセット15が設けられている。
遊技盤5の中央には、センター飾り16が設けられている。このセンター飾り16は、図4に示すように盤面から前方へ突出する立体形状に形成されており、遊技領域の中央領域を占有している。センター飾り16には、演出図柄を変動表示したり、各種の演出画像を表示する演出表示器30が設けられている。この実施形態では、演出表示器30は、液晶表示装置により構成されている。なお、LEDをドットマトリクス状に配置した表示器、7セグメントLED、有機ELパネルなどを演出表示器30として用いることもできる。
センター飾り16の左外面には、遊技球がセンター飾り16の内部に流入可能な流入口16bが開口形成されている。センター飾り16の内部には、流入口16bから流入した遊技球を案内するための案内通路(図示省略)が設けられている。センター飾り16の左内面には、その案内通路によって案内された遊技球を流出させるための流出口16cが開口形成されている。
センター飾り16の下部には、流出口16cから流出した遊技球が転動するためのステージ16dが設けられている。流出口16cから流出した遊技球は、ステージ16dの上を流下経路R2にて流下し、流下経路R3〜R5のいずれかに沿って流下する。ステージ16dの直下であって、流下経路R3に沿った箇所には、第1始動口21が設けられている。ステージ16dの上方には、流出口16cから流出した遊技球以外の遊技球がステージ16dに落下しないようにするための防護部材16fが設けられている。センター飾り16の上面には、案内部16aが形成されており、案内部16aに乗った遊技球は、流下経路R1に沿って、センター飾り16の右方に形成された右寄り遊技領域へ案内される。
盤面の左側には、レールセット15の内周に沿って左サイド飾り36が設けられている。左サイド飾り36とセンター飾り16との間には、遊技球が流下する左寄り遊技領域が形成されている。その左寄り遊技領域には、遊技球の流下経路を変化させる風車35が回転自在に設けられている。
左サイド飾り36には、左袖上入賞口17と、左袖入賞口18と、左下入賞口19とが設けられている。盤面の右側には、右サイド飾り37が設けられており、その右サイド飾り37には、右肩入賞口20が設けられている。右寄り遊技領域のセンター飾り16には、普通電動役物27が設けられている。普通電動役物27は、翼形状の開閉翼片27cを備えている。開閉翼片27cは、その基部が回動可能に軸支されており、その基部の回動によって先端を外方(図中では右方)へ開いたり内方(図中では左方)へ閉じたりする。
開閉翼片27cが外方へ開くと、その開いた開閉翼片27cとセンター飾り16との間に第2始動口22が形成される。図2は、開閉翼片27cが外方へ開き、第2始動口22が形成された状態を示す。遊技盤5の下方には、どこにも入賞などしなかった遊技球を回収するためのアウト口26が開口形成されている。
演出表示器30の上方であってセンター飾り16の中央には、LEDによって装飾された可動役物40が設けられている。可動役物40の両端は、支持部材(図示省略)によって支持されており、所定の演出タイミングになると演出表示器30の前面に自然落下し、モータ(図5において右リフトモータ40dおよび左リフトモータ40fで示す)などの昇降装置によって上昇して落下前の原点に復帰する。
また、可動役物40は、モータ(図5において家紋モータ40bで示す)およびカム機構(図示せず)などの駆動装置によって振動する。可動役物40の背面には、LEDによって装飾された可動役物(図示省略)が設けられており、その可動役物は、モータ(図5において万華鏡モータ43aで示す)などの駆動装置によって回転し、可動役物40が落下すると背面から出現する。また、センター飾り16の両側には、可動役物41,42が設けられている。可動役物41,42は、それぞれモータ(図5において左竜モータ41aおよび右竜モータ42aで示す)などの駆動装置によって作動する。
また、図3に示すように、センター飾り16の下部であって、演出表示器30の前面下部には、箱状の収納部材46が設けられている。この収納部材46の内部には、左右に分割して移動可能な1組の可動役物が収納されている。その1組の可動役物は、それぞれモータ(図5において扉左モータ44aおよび扉右モータ45aで示す)などの駆動装置によって左右方向へ移動する。その1組の可動役物は、中央で合体したときに一つの意匠を構成する。
収納部材46の正面および背面は、透光性材料によって形成されており、それに収納された可動役物の状態を視認できるようになっている。また、左右に分割された可動役物間に形成された空間の奥には、LEDにより装飾された装飾部材(図示省略)が設けられており、可動役物が相互に離反したときに装飾部材の各LEDが点灯または点滅するようになっている。
この実施形態では、可動役物40は、家紋を模した形状に形成されており、可動役物40を装飾しているLEDが点灯することによって家紋が浮き出るように構成されている。また、可動役物40の背面に隠れた可動部材は万華鏡を模した形状に形成されており、その可動役物を装飾しているLEDが点灯または点滅することにより、あたかも万華鏡を覗いているように見える演出を行う。また、可動役物41,42は、それぞれ竜の頭を模した形状に形成されており、前述した駆動装置によって竜が口を開閉する。
また、可動役物41,42の内部には、それぞれLED41c,42cが設けられており、そのLEDが点灯することにより、あたかも竜が火を吹くように見える演出を行う。また、収納部材46に収納された可動役物は、それぞれ扉形状に形成されており、各前面には竜の一部がそれぞれ描かれている。そして、それらの可動役物が合体すると、竜が完成するようになっている。
上述した各可動役物40〜42などは、遊技中の所定のタイミングで動作して演出効果を高める。また、各可動役物40〜42などは、動作することにより、大当りの発生の予告、大当りの発生の示唆、演出表示器30が大当り発生の確率が高い演出画像を表示することの予告など、各種の予告を行う。
図2において第1始動口21と右肩入賞口20との間には、第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25が上下に重ねて設けられている。第1変動入賞装置24は、横長板状の第1開閉部材24dを備えており、この第1開閉部材24dは、ソレノイド(図4において第1大入賞口ソレノイド24bで示す)などの駆動装置によって開閉する。第1開閉部材24dが開放すると、第1大入賞口24aが開口する。
第2変動入賞装置25は、横長板状の第2開閉部材25dを備えており、この第2開閉部材25dは、ソレノイド(図4において第2大入賞口ソレノイド25bで示す)などの駆動装置によって開閉する。第2開閉部材25dが開放すると、第2大入賞口25aが開口する。図2は、第1大入賞口24aおよび第2大入賞口25aがそれぞれ開口した状態を示す。第1大入賞口24aおよび第2大入賞口25aは、大当りが発生したときに開口する。この実施形態では、第1開閉部材24dおよび第2開閉部材25dは、それぞれ横長の板状に形成されており、両側の下端を軸にして前後に開閉するように構成されている。
図2において左サイド飾り36の左袖上入賞口17の左側には、特別図柄表示装置31と、普通図柄表示装置33と、特別図柄保留数表示装置32と、普通図柄保留数表示装置34とが設けられている。
この実施形態では、特別図柄表示装置31、普通図柄表示装置33、特別図柄保留数表示装置32および普通図柄保留数表示装置34は、それぞれLEDにより構成されているが、液晶表示装置などにより構成することもできる。
特別図柄表示装置31は複数(たとえば、図2に示すように7個)のLEDにより構成されており、それらのLEDは、遊技球が第1始動口21または第2始動口22に入賞すると所定の点滅パターンで点滅する。それらのLEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が特別図柄を構成し、LEDが点滅している状態が、特別図柄が変動表示している状態である。
特別図柄表示装置31は、各LEDをランダムに点滅させ、その点滅が停止したときに点灯しているLEDおよび消灯しているLEDの組合せが特定の組合せであるときに大当りが発生し、その組合せの種類によって大当りの種類が異なる。大当りの種類は、大当り遊技において実行可能な最大ラウンド数、通常大当り、確変大当りおよび時短のうちの2つ以上を組み合わせて構成されている。また、大当りの種類によって第1変動入賞装置24および第2変動入賞装置25のどちらかが動作して大当り遊技が行われる。
ここで、時短とは、特別図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮され、かつ、普通図柄が変動表示を開始してから変動表示を終了するまでに要する時間が短縮された遊技状態をいう。
特別図柄表示装置31が特別図柄を変動表示しているときに遊技球が始動口21または始動口22に入賞したときは、その入賞に基づく特別図柄の変動表示は直ぐに実行されず、一旦保留される。その保留数は、特別図柄保留数表示装置32によって表示される。この実施形態では、特別図柄保留数表示装置32は4個のLEDによって構成されており、そのLEDの点灯数によって特別図柄保留数を表示する。つまり、この実施形態では、特別図柄保留数は最大4個である。
演出表示器30は、特別図柄表示装置31の演出効果を高める目的で設けられている。つまり、特別図柄表示装置31は、複数のLEDによって構成されており、LEDの点滅のみでは演出効果が乏しいため、演出表示器30が演出図柄を変動表示したり、演出用の動画などの演出画像を表示したりすることによって演出効果を高めている。なお、演出図柄とは、LEDによって表示される特別図柄に代わって表示する演出用の図柄のことであり、複数の識別情報を表現した図柄である。たとえば、0〜9の数字を表現した図柄であり、演出表示器30は、図柄列を数字の昇順に表示する。また、演出表示器30は、動画および静止画像により構成された演出画像を単独で、あるいは、演出図柄と共に表示する。
演出表示器30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を開始すると同時に演出画像および演出図柄の表示を開始する。また、演出表示器30は、特別図柄表示装置31が特別図柄の変動表示を終了すると同時に演出画像および演出図柄の表示を終了し、特別図柄表示装置31が確定表示した大当り図柄またはハズレ図柄に対応する演出図柄を確定表示する。
普通図柄表示装置33は、複数(たとえば、図2に示すように2個)のLEDにより構成されており、各LEDが点灯したときの発光色および消灯したときのLEDの地の色が普通図柄を構成する。また、普通図柄表示装置33がLEDを点滅させている状態が、普通図柄が変動表示している状態であり、変動表示が終了したときに点灯および消灯しているLEDの組合せによって普通図柄の当りまたはハズレが報知される。当りの普通図柄が確定表示されると、普通電動役物27の開閉翼片27cの開放時間が長くなり、普通電動役物27への入賞が容易になる。つまり、単位時間当りに特別図柄が変動表示を開始する回数が多くなり、大当りが発生する確率が高くなる。
遊技球がゲート23を通過すると、普通図柄表示装置33が普通図柄の変動表示を開始する。そして、普通図柄表示装置33が普通図柄を変動表示しているときに遊技球がゲート23を通過したときは、その通過による普通図柄の変動表示が保留され、その保留数は普通図柄保留数表示装置34により表示される。この実施形態では、普通図柄保留数表示装置34は、4個のLEDによって構成されており、そのLEDの点灯数によって保留数を表示する。つまり、この実施形態では、普通図柄保留数は最大4個である。
[パチンコ機の主な電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図4および図5を参照して説明する。
図4に示すように、主制御基板50には、主制御用MPU51が搭載されている。主制御用MPU51はICチップであり、主制御基板50の基板面に取付けられた半導体ソケットに対して着脱可能に接続されている。主制御用MPU51は、主制御用CPU52と、主制御用ROM53と、主制御用RAM54とを備える。主制御用CPU52は、大当り判定、主制御用MPU51の識別情報の送信、大当り図柄の抽選、大当りの種類の抽選、ハズレ図柄の抽選、特別図柄変動時間(演出図柄変動時間)の抽選、入賞の検出、ゲート通過の検出、普通図柄の当り判定、賞球の払出命令など、遊技における重要な処理を実行する。
主制御用ROM53には、主制御用CPU52が上記の各処理を実行するためのコンピュータプログラム、各制御基板へ送信する制御コマンド、大当り判定を行う際に参照する大当り値などが読出し可能に格納されている。また、主制御用ROM53には、このパチンコ機1の主制御用MPU51を他のパチンコ機の主制御用MPUと識別するための識別情報が記憶されている。主制御用RAM54は、主制御用CPU52が上記のコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、主制御用RAM54は、主制御用CPU52が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。
また、主制御基板50には、第1始動口21に入賞した遊技球を検出する第1始動口スイッチ21aと、第2始動口22に入賞した遊技球を検出する第2始動口スイッチ27aとが電気的に接続されている。また、主制御基板50には、図柄表示基板84が電気的に接続されている。図柄表示基板84には、特別図柄表示装置31と、特別図柄保留数表示装置32と、普通図柄表示装置33と、普通図柄保留数表示装置34とが搭載されている。また、主制御基板50には、払出制御基板60と、外部端子板85と、セキュリティ中継端子板89とが電気的に接続されている。
セキュリティ中継端子板89には、不正行為において使用される誘導磁界を検出するための誘導磁界センサ500と、不正行為において使用される磁気を検出するための第1磁気センサ501と、第2磁気センサ502とが電気的に接続されている。
払出制御基板60には、下受け皿7が遊技球で満杯になった状態を検出するための下皿満杯スイッチ7bと、扉開放中継端子板86とが電気的に接続されている。扉中継端子板86には、ガラス枠セット3が開放された状態を検出するための扉開放スイッチ87と、外枠セット8が開放された状態を検出するための外枠開放スイッチ88とが電気的に接続されている。また、払出制御基板60には、払出中継端子板83が電気的に接続されており、払出中継端子板83には、遊技球を上受け皿6へ払出す部材を駆動するための払出モータ38cと、この払出モータ38cによって払出された遊技球を検出するための前部払出センサ38a,後部払出センサ38bと、払出モータ38cによって払出す遊技球が切れていることを検出する前部球切れスイッチ38d,後部球切れスイッチ38eとが電気的に接続されている。
払出制御基板60には、払出制御用MPU61が搭載されており、その払出制御用MPU61は、払出制御用CPU62と、払出制御用ROM63と、払出制御用RAM64とを備える。払出制御用CPU62は、主制御用MPU51から送信される払出制御コマンドに従って払出モータ38cを制御し、賞球の払出しを制御する。また、払出制御用CPU62は、前部払出センサ38aおよび後部払出センサ38bからそれぞれ出力される信号の変化を検出し、払出された賞球数を計数する。
払出制御用ROM63には、払出制御用CPU62が実行するコンピュータプログラムなどが読出し可能に格納されている。払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、払出制御用RAM64は、払出制御用CPU62が上記のコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。また、払出制御基板60には、プリペイドカードなどのプリペイド媒体の残り度数を表示する度数表示基板506が接続端子板505を介して電気的に接続されている。
さらに、発射制御基板4には、遊技球を発射する発射装置を駆動する発射ソレノイド4fと、遊技球を発射位置へ供給する球供給装置を駆動する球送りソレノイド4gと、発射レバー4bの回動量に応じて発射装置4の発射強度を調節するための発射強度電子ボリューム4cと、遊技者が発射レバー4bに触れたことを検出して発射装置4を駆動させるためのタッチスイッチ4dと、発射レバー4bの回動によってオンまたはオフし、発射ソレノイド4fを駆動する発射スイッチ4eとが電気的に接続されている。
主制御基板50には、盤面中継端子板37が電気的に接続されており、その盤面中継端子板37には、左袖上入賞口17に入賞した遊技球を検出するための左袖上入賞口スイッチ17aと、左袖入賞口18に入賞した遊技球を検出するための左袖入賞口スイッチ18aと、左下入賞口19に入賞した遊技球を検出するための左下入賞口スイッチ19aと、右肩入賞口20に入賞した遊技球を検出するための右肩入賞口スイッチ20aと、第1大入賞口24aに入賞した遊技球を検出するための第1大入賞口スイッチ24cと、ゲート23を通過した遊技球を検出するためのゲートスイッチ23aと、第2大入賞口25aに入賞した遊技球を検出するための第2大入賞口スイッチ25cと、第1変動入賞装置24を駆動するための第1大入賞口ソレノイド24bと、普通電動役物27を駆動するための普通電動役物ソレノイド27bと、第2変動入賞装置25を駆動するための第2大入賞口ソレノイド25bとが電気的に接続されている。
また、パチンコ機1には、主電源(AC/24V)504に接続された電源基板503が備えられており、電源基板503は、主電源504から供給される電源を主制御基板50と、払出制御基板60と、接続端子板505とに供給する。
図5に示すように、パチンコ機1には、演出制御基板400が設けられており、その演出制御基板400には、画像音声制御基板70と、盤面演出中継端子板82と、盤面LED中継端子板81と、補助演出駆動基板410と、演出電源基板430とが電気的に接続されている。演出制御基板400には、演出制御用CPU402を備えた演出制御用MPU401が搭載されている。演出制御用CPU402は、主制御基板50(図4)から送信された演出制御信号を受信し、その受信した演出制御信号を対応する基板に振り分ける処理などを行う。
画像音声制御基板70には、液晶中継端子板30aを介して演出表示器30が電気的に接続されている。また、画像音声制御基板70には、盤面演出中継端子板82が電気的に接続されており、その盤面中継端子板82には、枠部演出中継端子板83を介して右スピーカ10と、左スピーカ11と、下スピーカ12とが電気的に接続されている。また、枠部演出中継端子板83には、枠部LED駆動基板66を介して照光付演出スイッチ9aが電気的に接続されている。照光付演出スイッチ9aは、演出ボタン9を押圧操作したときにオンし、演出ボタン9に内蔵されているLEDを点灯させるスイッチである。
画像音声制御基板70には、画像音声制御用MPU71および音量調節装置90が搭載されている。画像音声制御用MPU71は、画像音声制御用CPU72と、画像音声制御用ROM73と、画像音声制御用RAM74と、を備える。画像音声制御用CPU72は、主制御基板50から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って演出表示器30を制御し、演出制御信号に対応する画像を演出表示器30に表示させる。また、画像音声制御用CPU72は、主制御基板50から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って各スピーカ10〜12を駆動し、演出制御信号に対応する効果音などを各スピーカ10〜12から出力させる。
画像音声制御用ROM73には、画像音声制御用CPU72が実行するコンピュータプログラムが読出し可能に格納されている。また、画像音声制御用ROM73には、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに参照する各種のテーブルが読出し可能に格納されている。
また、画像音声制御用ROM73には、特別図柄、普通図柄および演出図柄などの変動パターンを決定するためのテーブルが格納されている。また、画像音声制御用ROM73には、パチンコ機1に設けられた演出用のLEDの点灯パターンを決定するためのテーブル、効果音や音楽の種類を決定するためのテーブルなど、演出に必要なテーブルやデータなどが格納されている。
画像音声制御用RAM74は、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、画像音声制御用RAM74は、画像音声制御用CPU72がコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。音量調節装置90は、各スピーカ10〜12が出力する効果音などの音量を調節する。
補助演出駆動基板410には、補助演出上中継端子板508と、補助演出右中継端子板68と、補助演出下中継端子板507とが電気的に接続されている。補助演出上中継端子板508には、可動役物40の背面に配置された可動役物を回転させる万華鏡モータ43aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する万華鏡原点センサ43bと、可動役物42を駆動する右竜モータ42aと、可動役物42が原点に復帰したことを検出する右竜原点センサ42bと、可動役物41を駆動する左竜モータ41aと、可動役物41が原点に復帰したことを検出する左竜原点センサ41bとが電気的に接続されている。
補助演出右中継端子板68には、可動役物40を振動させる家紋モータ40bと、可動役物40の位置を検出する家紋位置確認センサ40cと、可動役物40を上昇させる右リフト(図示省略)を駆動する右リフトモータ40dと、右リフトが原点に復帰したことを検出する右リフト原点センサ40eとが電気的に接続されている。
補助演出下中継端子板507には、可動役物40を上昇させる左リフト(図示省略)を駆動する左リフトモータ40fと、左リフトが原点に復帰したことを検出する左リフト原点センサ40gと、収納部材46に収納された右側の可動役物を移動させる扉右モータ45aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉右原点センサ45bと、左側の可動役物を移動させる扉左モータ44aと、その可動役物が原点に復帰したことを検出する扉左原点センサ44bとが電気的に接続されている。
補助演出駆動基板410には、補助演出制御用MPU420が搭載されている。補助演出制御用MPU420は、補助演出制御用CPU421と、補助演出制御用ROM422と、補助演出制御用RAM423とを備える。補助演出制御用CPU421は、主制御基板50から演出制御基板400を介して送信された演出制御信号に従って可動役物40〜42などの動作を制御する。補助演出制御用ROM422には、補助演出制御用CPU421が実行するコンピュータプログラムが読出し可能に格納されている。また、補助演出制御用ROM422には、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行するときに参照する各種のテーブル(たとえば、可動役物40〜42などの動作パターン)が読出し可能に格納されている。
補助演出制御用RAM423は、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行するときに使用するワーク領域を有する。また、補助演出制御用RAM423は、補助演出制御用CPU421がコンピュータプログラムを実行することにより発生する処理結果および判定結果などを読出しおよび書換え可能に格納する。
演出電源基板430は、電源基板503(図4)から供給される電源を演出電源基板430と電気的に接続された各基板へ分配する。盤面LED中継端子板81には、遊技盤5に設けられた装飾用の各LEDが搭載されている。
[音量調節装置の構造]
次に、画像音声制御基板70に搭載された音量調節装置90の構成について図を参照して説明する。
図6は、画像音声制御基板70の外観を示す正面図であり、図7は、図6に示す画像音声制御基板70に設けられた音量調節装置90の外観を拡大して示す正面図である。図8は、図7に示す音量調節装置90が設けられた部分のカバーの裏面を拡大して示す斜視図であり、図9は、図7のA−A矢視断面図である。図10は、図7に示す音量調節装置90を構成するロータリスイッチを拡大して示す斜視図である。図11は、図7に示す音量調節装置90を構成する音量調節つまみを拡大して示す平面図であり、図12は、図11に示す音量調節つまみの正面図であり、図13は、図11に示す音量調節つまみの裏面図である。
なお、図15に示した従来のロータリスイッチ100と同一の構成については同一の符号を使用し、説明を省略または簡略化する。
図6に示すように、画像音声制御基板70には、その基板面を覆うカバー75が組み付けられている。カバー75は透明の合成樹脂により、縦断面が略凹形状に成形されており、カバー75の外から画像音声制御基板70の基板面を視認可能になっている。カバー75の表面には、画像音声制御基板70の基板面に配置された複数の端子70aが露出している。カバー75には、段部76が形成されており、その段部76の内部に音量調節装置90の一部が収容されている。
段部76には、開口部76bが形成されており、その開口部76bから、音量調節つまみ91の先端が突出している。つまり、開口部76bから突出した音量調節つまみ91を回転させることにより、スピーカ10〜12の音量を調節することができるように構成されている。
図10に示すように、音量調節装置90を構成するロータリスイッチ97は、図15に示した従来のロータリスイッチ100と略同一の構造である。ロータ103を回転させるための軸部材98は、その基端がロータ103の回転中心に固定されているとともに先端がハウジング104の表面から突出している。軸部材98の表面には、マイナスドライバの先端を挿入するための挿入口98aが形成されている。また、軸部材98の外周面には、音量調節つまみ91の挿入口95に形成された嵌合突起96(図13)を嵌合するための嵌合溝98bが回転軸に沿って形成されている。
図11に示すように、音量調節つまみ91は、上端が閉塞された円筒形に形成されており、その外周面には、滑り止め用の複数の溝91aが回転軸に沿って形成されている。また、音量調節つまみ91の外周面には、段部76の開口部76b(図8)と対向する部位に凸状の係止部93が形成されている。この係止部93は、開口部76bの周縁に突出形成された規制部79(図8)に係止可能に構成されており、係止部93が規制部79に係止されることにより、音量調節つまみ91の回転量が規制される。
図13に示すように、音量調節つまみ91の内部には、ロータリスイッチ97の軸部材98を挿入するための挿入口95が形成されている。挿入口95の内壁には、軸部材98の嵌合溝98bに嵌合するための嵌合突起96が突出形成されている。つまり、嵌合突起96を嵌合溝98bに嵌合するようにして音量調節つまみ91を軸部材98に被せることにより、音量調節つまみ98の空回りが阻止され、音量調節つまみ98を回転させることにより、軸部材98が回転する。
また、図11および図12に示すように、音量調節つまみ91には、その下端の外周面を囲むように複数の突出部92が形成されている。換言すると、図12に示すように、音量調節つまみ91を上方から見ると、複数の突出部92が音量調節つまみ91の外周面から放射状に形成されている。また、別の表現をすれば、複数の突出部92が花びら状に形成されている。各突出部92の表面92aは、膨出した曲面に形成されている。換言すると、球体の一部を切り取った形状に形成されている。また、各突出部92は、ロータリスイッチ97のロータ103に形成された凸部103aの配置位置に対応するように、かつ、凸部103aの数と同じ数となるように音量調節つまみ91の外周面に形成されている。また、各突出部92の間には、窪み部92bが形成されている。各窪み部92bは、ロータリスイッチ97のロータ103に形成された凹部103bの配置位置に対応するように、かつ、凹部103bの数と同じ数となるように形成されている。
つまり、ロータリスイッチ97のロータ103が回転するときにバネ99の嵌合部99bがロータ103の凸部103aを乗り越えて凹部103bに落ちる回数、つまり、音量の調節段階数が、音量調節つまみ91を使用しないで直接軸部材98を回転させたときと、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させたときとで同一となるように構成されている。
また、音量調節つまみ91の上端には、マイナスドライバの先端などを挿入するための溝94が形成されている。
図8に示すように、カバー75の段部76には、音量調節つまみ91の先端を突出させるための開口部76bが形成されている。開口部76bの周縁には、切り込み76aが形成されており、その切り込み76aと開口部76bとの間に付勢部材77が形成されている。付勢部材77は、音量調節つまみ91の突出部92の表面92aを上から付勢するものであり、段部76に固定された固定端77aと、この固定端77aから延出した延出部77bと、この延出部77bの先端に形成された自由端77cと、この自由端に形成された押圧部77dとを有する。
延出部77bは、開口部76bに挿通された音量調節つまみ91の近傍へ延出している。付勢部材77は、段部76と同じ合成樹脂により一体成形されており、合成樹脂の有する弾性を利用しており、バネ性を有する。そして、押圧部77dに対して略直交する方向に応力が作用すると、付勢部材77は固定端77aを支点にして自由端77cが上下に振れるように構成されている。
図9に示すように、押圧部77dのうち、音量調節つまみ91の突出部92の表面92aを押圧する部分が、膨出した曲面に形成されている。つまり、押圧部77dの曲面と突出部92の曲面とが接触することにより、接触摩擦抵抗が小さくなるように構成されており、音量調節つまみ91が回転したときに突出部92の表面92aに乗り上げた押圧部77dが、抵抗無く窪み部92bに滑り落ちるように構成されている。
また、開口部76dの周縁には、音量調節つまみ91が回転したときに音量調節つまみ91の係止部93に係止することにより、音量調節つまみ91の回転を規制する規制部79が突出形成されている。
また、段部76には、壁78が突出形成されている。壁78は段部76と同じ合成樹脂により一体成形されている。壁78は、開口部76を挾んで付勢部材77bの反対側に配置されており、開口部76の周縁から間隔を置いて形成されている。壁78は、音量調節つまみ91が回転するときの各突出部92の外縁が接触可能な位置に形成されており、壁78のうち、各突出部92と対向する部分は、回転する各突出部92が描く軌跡に対応した円弧状に形成されている。つまり、音量調節つまみ91を回転させると、各突出部92の外縁が壁78に接触しながら回転するように構成されており、壁78は、各突出部92を回転方向へ案内することにより、音量調節つまみ91が安定して回転する役割を果たす。
図9に示すように、ロータリスイッチ97の軸部材98に音量調節つまみ91が被せられており、音量調節つまみ91は、カバー75の段部76に形成された開口部76bから上方へ突出している。図9は、音量調節つまみ91を回転させたときに、付勢部材77の押圧部77dが音量調節つまみ91の突出部92の表面92aに乗り上げ、押圧部77dが表面92aを上から押圧した瞬間を示している。音量調節つまみ91を回転させていないときは、押圧部77dは、突出部92の表面92aから窪み部92bに滑り落ちた状態になっている。また、押圧部77dによって付勢されている突出部92と反対側の突出部92は、壁78に沿って回転可能になっている。
図14は、付勢部材の押圧部が音量調節つまみの突出部に及ぼす力を説明する説明図であり、(a)は押圧部が突出部間の窪み部に嵌合されている状態を示し、(b)は押圧部が突出部の表面を上り始めた状態を示し、(c)は押圧部が突出部の頂部に乗り上げた状態を示し、(d)は押圧部が突出部の頂部から滑り落ちる状態を示す。
音量調節つまみ91を回転させない通常の使用状態では、図14(a)に示すように、付勢部材77の押圧部77dは、音量調節つまみ91の突出部92間の窪み部92bに嵌合された状態になっている。そして、図中において符号Rで示す方向へ音量調節つまみ91を回転させると、図14(b)に示すように、押圧部77dは、窪み部92bに隣接する突出部92の表面を上り始める。このとき、押圧部77dは付勢部材77の弾性力により、その上り始めている突出部92の表面92aを押圧し始める。押圧部77dが突出部92の表面92aを押圧する力F1は、押圧部77dが突出部92の頂部に近づくに従って増大する。
そしてさらに音量調節つまみ91を回転させると、図14(c),(d)に示すように、押圧部77dが突出部92の頂部を乗り越える。図14(c)に示すように、押圧部77dが突出部92の頂部に達したとき、押圧部77dが突出部92を押圧する力F1は最大になる。突出部92の表面92aは、膨出した曲面に形成されているので、押圧部77dと突出部92の頂部との接触面積が小さいため、押圧部77dが突出部92の頂部に乗り上げた状態を維持することが困難になる。
また、この実施形態では、押圧部77dのうち、突出部92を押圧する部分が膨出した曲面に形成されているので、押圧部77dと突出部92の頂部との接触面積がより一層小さいため、押圧部77dが突出部92の頂部に乗り上げた状態を維持することがより一層困難になる。さらに、この実施形態では、押圧部77dおよび突出部92は共に合成樹脂により形成されているため、押圧部77dと突出部92の頂部とが接触する部分の摩擦がより一段と小さいので、押圧部77dが突出部92の頂部に乗り上げた状態を維持することがより一段と困難になる。
このため、押圧部77dは突出部92の頂部において停滞することなく、図14(d)に示すように、必ず突出部92の表面92aを滑り落ちる。このとき、押圧部77dが突出部92を押圧する力F1は減少するが、乗り越えた突出部92を音量調節つまみ92の回転方向へ押す力F2が発生するため、音量調節つまみ91を回転させる力を加えなくても、音量調節つまみ91が回転し、押圧部77dは、次の窪み部92dに滑り落ちる。
つまり、音量調節つまみ91を回転させると、押圧部77dは突出部92の頂部に停滞することなく、必ず何れかの窪み部92bに嵌合された状態になる。
また、押圧部77dが窪み部92bに嵌合された状態のときは、ロータリスイッチ97のバネ99に形成された嵌合部99bは、ロータ103に形成された凹部103bに嵌合された状態になるため、嵌合部99bが凸部103aの平坦な頂部に乗り上げて停滞した状態にはならない。
したがって、ロータ103の裏面に形成された導電性パターンと接点106aとが電気的に接続されていない状態になり、スピーカ10〜12から音が出なくなるという事態が起きない。また、押圧部77dが突出部92の表面92aを滑り落ちたときに、押圧部77dと窪み部92bとが衝突する音(たとえば、カチッという音)が発生するため、その音が発生した回数をカウントすることにより、音量調節つまみ91の回転量、つまり、音量を知ることができる。
また、突出部92の数は、ロータリスイッチ97のロータ103に形成された凸部103aと同一の数であり、かつ、窪み部92bの数は、凹部103bと同一の数であるため、音量調節つまみ91の回転位置は、ロータ103の回転位置に対応している。また、突出部92の配置位置は、凸部103aの配置位置と合致しており、かつ、窪み部92bの配置位置は、凹部103bの配置位置と合致している。
このため、ロータリスイッチ97の軸部材98を直接回転させたときと、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させたときとで、調節可能な音量の段階数が変化することがない。
[第1実施形態の効果]
(1)上述したように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、音量調節つまみ91を回転させたときに付勢部材77の自由端77cに形成された押圧部77dが突出部92の頂部で停止するおそれがない。
つまり、ロータ103の凸部103aおよび凹部103bを上から付勢するバネ99が有する嵌合部99bが凸部103aの平坦な頂部上で停止するおそれがないため、ロータリスイッチ97の回転位置によってスピーカ10〜12から音が出なくなるという事態が起きないようにすることができる。
(2)また、付勢部材77が、カバー75の段部76に固定された固定端77aと、この固定端77aから延出した延出部材77bと、この延出部材77bの先端に形成された自由端77cと、この自由端77cに形成された押圧部77dとを備える構成であるため、延出部材77bの両端が固定された構成よりも、押圧部77dの振幅を大きくすることができる。
したがって、押圧部77dが音量調節つまみ91の突出部92の頂部を乗り越えるときの抵抗力が過度に大きくならないため、音量調節つまみ91を回転させ易くすることができる。
(3)さらに、付勢部材77に備えられた押圧部77dのうち、音量調節つまみ91の突出部92の表面92aを押圧する部分が曲面に形成されているため、押圧部77dと突出部92とが接触するとき、曲面同士が接触するので、接触による摩擦力を小さくすることができる。
つまり、押圧部77dが突出部92の頂部から窪み部92bに滑り落ち易く、突出部92の頂部で停止し難くすることができる。
(4)さらに、付勢部材77は、合成樹脂材料によりカバー75の段部76と一体成形されているため、付勢部材77をカバー75と同時に成形することができ、かつ、付勢部材77をカバー75とは別の材料により成形する必要がないため、遊技機1の製造効率を高めることができる。
(5)さらに、付勢部材77は、カバー75に形成された開口部76bの周縁に切り込み76aを形成するという比較的簡易な手法により形成されているため、付勢部材77を形成するための作業効率を高めることができる。
(6)さらに、ロータ103の回転平面上に形成された凹部103bの数および音量調節つまみ91に形成された突出部92間に形成された窪み部92bの数が同一であるため、音量調節つまみ91の回転位置とロータ103の回転位置とを一致させることができるので、軸部材98を回転させて音量を調節する場合と、軸部材98に被せた音量調節つまみ91を回転させて音量を調節する場合とで音量の調節段階数を一致させることができる。
(7)さらに、音量調節つまみ91の外周面のうち、その音量調節つまみ91が突出している開口部76bの内周縁と対向する部位に凸状の係止部93が形成されており、開口部76bの周縁には、音量調節つまみ91が回転したときに上記の係止部79に係止することにより音量調節つまみ91の回転を規制する規制部79が突出形成されている。
したがって、音量調節つまみ91の回転が規制される位置と、設定すべき音量の調節位置とを対応付けておくことにより、音量調節つまみ91を規制されるまで回転させれば、設定すべき音量に容易に調節することができる。また、音量調節つまみ91の回転が規制される位置と、最小音量の位置とを対応付けておけば、最小音量の回転位置を容易に知ることができる。また、容易に音量を最小音量から段階的に調節することができる。
〈他の実施形態〉
(1)開口部76bの周縁に切り込み76aを形成しないで、開口部76bの周縁の一部の肉厚を薄く形成し、その肉厚の薄い部分を付勢部材77に設定し、その所定部位に押圧部77dを形成することもできる。
(2)音量の段階を示す数字などの記号を開口部76bの周縁に印刷し、音量の調節開始位置を示す印を音量調節つまみ91の外周面に表示することもできる。この構成を用いれば、音量調節つまみ91を回転させるときに音量の段階を容易に把握することができる。
(3)先端がV字状に折り曲げ形成された金属製の板バネを付勢部材77として用い、その付勢部材77の基端をカバー75の段部76に固着し、自由端になった先端のV字状部分の凸部が、音量調節つまみ91の突出部92を押圧するように構成することもできる。
(4)この発明は、パチンコ機以外のスロットマシンやゲームセンターに設置されたゲーム機など、制御基板にロータリスイッチを搭載された遊技機に適用することができる。
1・・パチンコ機(遊技機)、10〜12・・スピーカ(音出力装置)、
70・・画像音声制御基板(制御基板)、75・・カバー、76・・段部、
76b・・開口部、77・・付勢部材、77c・・自由端(先端)、
91・・音量調節つまみ(回転部材)、92・・突出部、92a・・表面、
92b・・窪み部、97・・ロータリスイッチ、98・・軸部材、99・・バネ、
99a・・腕部、99b・・嵌合部、103・・ロータ、103a・・凸部、
103b・・凹部、104・・ハウジング、106a・・接点、107・・端子。

Claims (7)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングの内部に配置されており、頂部が平坦な凸部と凹部とが回転平面上において回転方向に沿って交互に形成されたロータと、
    基端が前記ロータの回転中心に固定されているとともに先端が前記ハウジングの表面から突出しており、前記ロータを回転させるための軸部材と、
    前記凸部および凹部を上から付勢するバネであって、少なくとも一端が前記ハウジングに固定された腕部と、前記腕部に形成されて前記凹部に嵌合可能な嵌合部とを有し、前記ロータの回転に応じて前記嵌合部が各凸部を乗り越えながら各凹部に順次嵌合するように構成されたバネと、
    前記ロータの裏面に形成された導電性パターンと、
    前記ロータの下に設けられており、前記導電性パターンと電気的に接続可能な複数の接点と、
    前記複数の接点と電気的に接続された複数の端子と、を備えており、前記軸部材の回転に伴って前記ロータが回転し、前記嵌合部が嵌合する凹部の配置位置に応じて、電気的に接続される前記導電性パターンおよび接点の組み合わせが変化するように構成されたロータリスイッチと、
    前記ロータリスイッチが基板面に搭載されており、前記複数の端子と電気的に接続された制御基板と、
    前記制御基板を介して前記ロータリスイッチと電気的に接続されており、前記軸部材を回転させることにより音量を調節可能な音出力装置と、を備えた遊技機において、
    前記軸部材に被せられており、前記軸部材を回転させるための回転部材と、
    前記回転部材の外周面を囲むように、かつ、前記凸部の配置位置に対応して前記回転部材に形成されており、表面が膨出した曲面に形成された複数の突出部と、
    前記凹部の配置位置に対応して各突出部間に形成された複数の窪み部と、
    前記制御基板に組み付けられており、前記制御基板の基板面を覆うカバーと、
    前記回転部材の先端が回転可能に突出しており、前記カバーに形成された開口部と、
    前記突出部の表面を上から付勢する付勢部材であって、前記カバーの前記開口部の近傍に設けられており、前記回転部材の回転に応じて先端が前記突出部の表面を乗り越えて前記窪み部に滑り落ちるように構成された付勢部材と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記付勢部材は、
    前記カバーに固定された固定端と、
    前記固定端から前記回転部材の近傍へ延出した延出部材と、
    前記延出部材の先端に形成された自由端と、
    前記自由端に形成されており、かつ、前記突出部の表面を押圧する押圧部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記押圧部のうち、前記突出部の表面を押圧する部分が曲面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記付勢部材は、合成樹脂材料により前記カバーと一体成形されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 前記付勢部材は、前記開口部の周縁に切り込みを形成することにより形成されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記凹部の数および前記窪み部の数が同一であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の遊技機。
  7. 前記回転部材の外周面のうち、前記開口部の内周縁と対向する部位に凸状の係止部が形成されており、
    前記開口部の周縁には、前記回転部材が回転したときに前記係止部に係止することにより前記回転部材の回転を規制する規制部が突出形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の遊技機。
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