JP2005334068A - 保護手段を備える遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の構成部品が運送中に他の部材と直接衝突して破損するのを防ぐ。
【解決手段】サブ制御基板ケース27の背面に、第3の基板側コネクタ37を突設した遊技盤用外部端子基板35が配設されると共に、ボリューム用つまみ34が突出する。サブ制御基板ケース27の背面に配設される緩衝部材39に、遊技盤用外部端子基板35に対応する第1の切欠部41が形成され、該切欠部41の第1の壁部41aで遊技盤用外部端子基板35と第3の基板側コネクタ37の周囲が囲まれる。緩衝部材39のボリューム用つまみ34に対応する位置に第2の切欠部42が形成され、該切欠部42の第2の壁部42aでボリューム用つまみ34の周囲が囲まれる。緩衝部材39の厚み寸法は、その後面が第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34の突出端部より更に後方に臨むよう設定される。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機を構成する各種構成部品を、少なくとも運送中に保護する保護手段を備える遊技機に関するものである。
遊技機の製造工場において完成した遊技機は、一台毎に梱包された後、多数の遊技機がトラック等に積載されて全国各地の遊技店に運送されている。遊技機の梱包手段としては、特許文献1に開示されているように、遊技機の全体をフィルム材にて密封してホコリやキズから保護するものが提案されている。なお、この梱包手段では、密封されたフィルム材を開封すると痕跡が残ることから、運送中の遊技機に対する不正な改造を抑止する効果がある。
特開2002−177492号公報
しかし、前記特許文献1の構成では、遊技機の周囲を薄いフィルム材で覆っているだけであるため、遊技機をホコリ等からは保護できるが、運送途中のトラック内で振動によって遊技機同士が衝突した際に該遊技機に加わる衝撃を緩和することは期待できず、遊技機を構成する一部の構成部品を破損させてしまうことがあった。特に遊技機の裏側には、遊技機を作動させるための各種制御基板が配設されると共に、これら基板には基板同士を接続するための複数のコネクタが突設されている。しかも、これらのコネクタは、相互に配線を接続する必要性から、遊技機の外面に位置して外部輪郭を構成して容易な接続が可能に構成されている。従って、前述したようなフィルム材で周囲を覆っているだけでは、遊技機同士の衝突時の衝撃によって、外部輪郭をなしているコネクタ等の構成部品が破損してしまい、遊技店に到着したときには、破損した部品の交換用部品を新たに手配しなければならないと云う問題があった。
すなわち本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、遊技機の構成部品が少なくとも運送中に他の部材と直接衝突するのを防止して、該構成部品が破損するのを防止することができる保護手段を備える遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため、請求項1の発明に係る保護手段を備える遊技機は、
少なくとも運送中の遊技機(10)における構成部品(34,37,46)を保護する保護手段(38)を備える遊技機であって、
前記保護手段(38)は、遊技機(10)の外部輪郭をなす構成部品(34,37,46)を保護し得る固形状の緩衝部材(39,44)を有し、
前記緩衝部材(39,44)は、前記遊技機(10)に取付けた際に前記構成部品(34,37,46)の全周辺部または一部分を除く周辺部を囲む壁部(41a,42a,44a)を有し、該壁部(41a,42a,44a)における構成部品(34,37,46)の突出端部側の外端が、該構成部品(34,37,46)の突出端部より外方に臨むよう設定されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係る保護手段を備える遊技機は、前記構成部品(37)が、遊技機(10)の裏側に配設された基板(26)に突設され、運送時には他の基板等と接続されていないコネクタ(37)であることを特徴とする。
請求項3の発明に係る保護手段を備える遊技機は、前記構成部品(46)が、遊技機(10)の裏側に配設された基板(45)に突設され、運送時には遊技機(10)に配設されている他の基板等と配線(18)を介して接続されるコネクタ(46)であることを特徴とする。
請求項1に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、遊技機における構成部品の周辺部を緩衝部材で囲んで保護するよう構成したから、少なくとも運送中において構成部品が他の部材と直接衝突するのを防ぐことができ、構成部品の破損を確実に防止し得る。また、破損のおそれのある構成部品を緩衝部材によりピンポイントで保護することができるから、該緩衝部材の使用量を最小限に抑えることができ、使用後の廃棄量を少なくし得る。
請求項2に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、運送中に他の基板に接続されていないコネクタを緩衝部材で保護するよう構成したから、該コネクタが他の部材との衝突によって損傷するのを防止し得る。
請求項3に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、運送中に他の基板に接続されているコネクタを緩衝部材で保護するよう構成したから、該コネクタが他の部材との衝突によって損傷したり接触不良を生ずるのを防止し得る。また、衝突によってコネクタに接続する配線が少し抜けた状態(所謂半挿し状態)となってしまうことが防止できるから、遊技店に設置した後に、コネクタが確実に接続されているか否かを目視により確認する必要はなく、また正確な制御信号の送信や受信ができるか否かの確認作業を行なう必要もない。
次に、本発明に係る保護手段を備える遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技機として、パチンコ球を遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。また、以下の説明において前・後および左・右とは、特に断りのない限りパチンコ機を前側から見た場合において指称するものとする。
先ず本実施例のパチンコ機の概略構成について、図1または図2を参照して説明する。本実施例のパチンコ機10は、その基本的な概略構成として、外郭をなす外枠11の開口前面側に対し、各種構成部品の搭載枠として機能する中枠12が連結支持手段および施錠手段を利用して着脱および開閉可能に組み付けられている。また中枠12には、所要の遊技領域を構成した遊技盤(図示せず)が着脱交換可能に取付けられると共に、該中枠12の前面側に、遊技盤を透視保護するガラス板を組み付けた前枠13と、パチンコ球を貯留する上球皿14が配設される。更に、前記中枠12における上球皿14の下方には、左右方向の略中央位置に、上球皿14から溢れたパチンコ球を貯留し得る下球皿15を配設してある。そして、前記中枠12における下球皿15の右側には、遊技者の操作に応じて図示しない打球発射装置を駆動して、前記上球皿14に貯留したパチンコ球を前記遊技領域に向けて発射させるハンドルユニット16が配設されている。なお、前記外枠11の下部には、左右方向に離間して一対のスピーカ17,17が配置されており、該スピーカ17,17は、配線18(図3参照)を介して後述するサブ制御基板26に接続してある。
前記中枠12における上方位置において前後に開口するよう開設された遊技盤保持部(図示せず)に保持される遊技盤には、その裏側から図柄表示装置が配設されると共に、図柄表示装置での遊技演出に応じて照射パターンを変更して発光演出を行なう電飾装置(何れも図示せず)等が配設されている。
前記中枠12の裏側には、該中枠12の外郭形状に略整合する矩形状に成形された機構セット盤19が配設されており、該機構セット盤19に、外部から供給されたパチンコ球が流下する球貯留排出経路20や、該球貯留排出経路20の下方に連通接続する球払出装置21等が配設されている(図1参照)。なお、前記機構セット盤19の上方位置には、前後に開口する窓口19aが開設されており、遊技盤の裏側における上方を保護する第1保護カバー22および遊技盤の裏側における下方位置を保護する第2保護カバー23の夫々が、該窓口19aを介して後方に臨んでいる。また、前記機構セット盤19の下方には、主制御基板ケースにパチンコ機10を全体的に制御する主制御基板を収納した主制御装置24や、払出制御基板ケースに前記球払出装置21を制御する払出制御基板を収納した払出制御装置25等が設置されている。
なお、前記図柄表示装置の後方には、前記主制御装置24に図示しない配線を介して接続されて、該主制御装置24の制御に基づいて図柄表示装置での表示内容を制御する表示制御装置(図示せず)が配設されており、前記遊技盤の裏側に着脱および開閉自在に配設した前記第1保護カバー22により、図柄表示装置および表示制御装置を覆蓋保護している。また、前記第1保護カバー22の下方に位置する前記第2保護カバー23の後方には、前記主制御装置24に配線18を介して接続されて、該主制御装置24の制御に基づいて前記電飾装置の発光、および前記スピーカ17,17からの音の出力を制御するサブ制御基板(基板)26をサブ制御基板ケース27に収納したサブ制御装置(発光音声制御装置)28を配設してある。
前記サブ制御基板ケース27の背面(第2保護カバー23から離間する面)上部には、前側に向けて所定深さで凹む第1の段部29が設けられ、該段部29に、左右方向に離間して複数の第1の開口29aが開設されており、各開口29aから、前記サブ制御基板26に突設された第1の基板側コネクタ(コネクタ)30が外部に露出するよう臨んでいる。そして、前記主制御基板、表示制御基板、電飾装置に接続する各配線18が、対応する第1の基板側コネクタ30に対して配線側コネクタ31を介して夫々接続される。またサブ制御基板ケース27の背面左側部(図3では右側部)には、前側に向けて所定深さで凹む第2の段部32が設けられ、該段部32に第2の開口32aが開設されており、該第2の開口32aから、前記サブ制御基板26に突設された第2の基板側コネクタ(コネクタ)33が外部に露出するよう臨み、該第2の基板側コネクタ33に、前記スピーカ17,17に接続する配線18が配線側コネクタ31を介して接続されている。すなわち、第1および第2の基板側コネクタ30,33は、運送時にはパチンコ機10に配設されている他の基板等と配線18,18を介して接続されるコネクタである。
前記サブ制御基板ケース27の背面壁には、図3において右側に偏った位置に、前後方向に貫通する通孔27aが穿設され、前記サブ制御基板26に配設されて前記スピーカ17,17から出力される音量を調節するボリューム用つまみ34が、該通孔27aから外方(後方)に所定長さだけ突出している。またサブ制御基板ケース27の背面には、図3において左側に偏った位置に、遊技盤用外部端子基板35が配設されている。この遊技盤用外部端子基板35は、サブ制御基板ケース27に配設されて後方に開放するトレー状の皿部材36に収納配置され、その後方に露出する後面に、前記遊技盤に配設される図柄表示装置で行なわれる図柄組合わせゲームが行なわれる毎に送信される信号や、大当たり状態中であるという信号、あるいは確率変動状態中であるという信号等の各種信号毎に対応する複数の第3の基板側コネクタ(コネクタ)37が突設されている。この第3の基板側コネクタ37は、遊技店のホールコンピュータと接続されるものであって、パチンコ機10の運送中には他の基板等と接続されないコネクタである。
ここで、前記サブ制御基板26に突設される第1および第2の基板側コネクタ30,33、ボリューム用つまみ34、遊技盤用外部端子基板35、および該外部端子基板35に突設される第3の基板側コネクタ37は、何れもパチンコ機10の最外側に位置して外部輪郭をなす構成部品であって、パチンコ機10の運送中には外部に露出する部材である。そして、実施例では、これらの構成部品を運送中に保護するための保護手段38を構成する緩衝部材39が、前記サブ制御基板ケース27の背面に着脱自在に取付けられている。なお、実施例の緩衝部材39は、第1の基板側コネクタ30、ボリューム用つまみ34、遊技盤用外部端子基板35、および第3の基板側コネクタ37を保護するように構成されている。
前記緩衝部材39は、例えば発砲スチロール等を材質として略矩形状に形成した固形状の部材であって、前記サブ制御基板ケース27の背面に突設されて左右方向に離間する一対のフック(取付手段)40,40に、左右の端部を係合することでその前面が該基板ケース27の背面に当接した状態で取付けられるよう構成される。図3に示す如く、この緩衝部材39における前記遊技盤用外部端子基板35の配設位置に対応する位置には、前記皿部材36と干渉しないようにするための第1の切欠部41が形成されており、該切欠部41を構成する第1の壁部41aにより、遊技盤用外部端子基板35および第3の基板側コネクタ37の周辺部を囲むようにしてある。また緩衝部材39における前記ボリューム用つまみ34の配設位置に対応する位置には、該つまみ34と干渉しないようにするための第2の切欠部42が形成されており、該切欠部42を構成する第2の壁部42aにより、該ボリューム用つまみ34の周辺部を囲むようにしてある。なお、実施例では、第1および第2の切欠部41,42は何れも下側に開放し、遊技盤用外部端子基板35、第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34の左右および上側を略囲むよう構成されている。すなわち、遊技盤用外部端子基板35、第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34は、下側(一部分)を除く周辺部が壁部41a,42aにより囲われている。
前記緩衝部材39の厚み寸法は、図4に示す如く、その前面をサブ制御基板ケース27の背面に当接した状態で、その後面(壁部41a,42aの外端)が第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34の突出端部(サブ制御基板ケース27の背面から最も後方に突出する部分)より更に後方(外方)に臨むよう設定される。すなわち、パチンコ機10の運送中にパチンコ機同士が衝突した場合であっても、第3の基板側コネクタ37やボリューム用つまみ34に、他のパチンコ機10の構成部品等が直接当たるのを緩衝部材39で防止し得るようになっている。なお、第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34の突出端部からの緩衝部材39の突出量としては、数ミリから1センチ程度とするのが好適である。
前記緩衝部材39の上端は、図3に示す如く、前記サブ制御基板ケース27における第1の段部29の後方、すなわち前記第1の開口29aを介して露出している第1の基板側コネクタ30の後方を覆う位置まで延出しており、該緩衝部材39の上部壁部(別の壁部)39aにより、該第1の基板側コネクタ30に他のパチンコ機10の構成部品が衝突するのを防止するよう構成してある。なお、緩衝部材39における左右の幅寸法は、前記第1の段部29に露出する全ての第1の基板側コネクタ30の後方を覆い得る寸法に設定されている。
前記緩衝部材39が取付けられたパチンコ機10は、図2に示す如く、その全体が合成樹脂製のシート部材43で密封されて、運送中におけるホコリからパチンコ機10を保護すると共に、キズ等が付くのを防止し得るよう構成される。そして、パチンコ機10の全体を覆うシート部材43が、前記緩衝部材39と共にパチンコ機10を保護する保護手段38を構成している。
〔実施例の作用〕
次に、前述した実施例に係る保護手段を備える遊技機の作用につき説明する。
製造工場において完成したパチンコ機10については、前記緩衝部材39を、前記サブ制御基板ケース27の背面に、フック40,40を介して取付ける。これにより、前記遊技盤用外部端子基板35、該外部端子基板35に突設した第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34は、その周辺部が緩衝部材39における第1および第2の壁部41a,42aにより囲われて保護される。また前記サブ制御基板26に配設された第1の基板側コネクタ30も、緩衝部材39における上部壁部39aにより後方が覆われて保護される。なお、各第1の基板側コネクタ30には、対応する基板等に接続してある配線18が、配線側コネクタ31を介して接続されており、これら配線側コネクタ31も上部壁部39aで覆われている。そして、緩衝部材39が取付けられたパチンコ機10は、その全体が合成樹脂製のシート部材43で密封される(図2参照)。
前述したように、前記緩衝部材39およびシート部材43からなる保護手段38により一台毎に保護されたパチンコ機10は、トラック等の荷台に、その前面側と裏面側とが対向する並列状態で積載されて、全国各地の遊技店に運送される。この運送途中においては、振動等により隣接するパチンコ機同士が衝突することがある。この場合に、パチンコ機10の外部輪郭をなして破損し易い、前記第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34は、緩衝部材39により保護されているから、これら部品が破損するのは防止される。また第3の基板側コネクタ37が突設される遊技盤用外部端子基板35も、緩衝部材39で囲われているから、該外部端子基板35が衝突の衝撃で破損するのも防止される。すなわち、パチンコ機10の略最後部に位置する遊技盤用外部端子基板35、第3の基板側コネクタ37およびボリューム用つまみ34の後方への突出端部より、更に後方まで緩衝部材39が突出しているから、これら部品35,37,34がパチンコ機同士の衝突の衝撃で破損するのを確実に防止し得る。
更に、前記サブ制御基板26に突設されてサブ制御基板ケース27における第1の段部29で露出している各第1の基板側コネクタ30の後方は、前記緩衝部材39の上部壁部39aで覆われているから、該第1の基板側コネクタ30に他のパチンコ機10の構成部品が衝突して破損するのを防止し得る。また第1の基板側コネクタ30には、他の基板等に接続する配線18の配線側コネクタ31が接続されているが、該配線側コネクタ31も緩衝部材39で覆われているから、パチンコ機同士の衝突による衝撃によってコネクタ同士の接続状態が弛んで接触不良を来たすのは防止される。従って、遊技店にパチンコ機10を設置した後に、コネクタの確実な接続状態を目視により確認したり、正確な制御信号の送信や受信ができるか否かを確認する等の作業を省略することができる。
またパチンコ機10の全体はシート部材43で密封されているから、運送中にはホコリやキズからも保護することができる。なお、シート部材43を密封しているから、該シート部材43を開封すると痕跡が残り、よって運送中のパチンコ機10に対する不正な改造を抑止することができる。更に、保護手段38で保護されたパチンコ機10は、トラックによる運送中ばかりでなく、トラックへの積み込みや積み降ろし、あるいは倉庫に保管する場合であっても、前記各構成部品35,37,34を保護することができる。
そして、遊技店に運び込まれた各パチンコ機10は、シート部材43を開封すると共に、前記緩衝部材39を取外すだけで、設置可能となる。この場合に、緩衝部材39は、保護を必要とする構成部品に対してピンポイントで取付けられているから、該緩衝部材39の使用量が多くなることで廃棄量が増えるのは抑制される。
〔別の実施例〕
図5は、別実施例に係る緩衝部材を示すものであって、該緩衝部材44は、保護対象となる例えばパチンコ機10の裏側に配設した基板45に突設された基板側コネクタ(コネクタ)46の周囲全体を囲む4つの壁部44aと、該コネクタ46の突出端部の外方を覆う覆い部44bとから、全体として基板側(基板45における基板側コネクタ46の取付面側)に開放する箱状に形成されている。この緩衝部材44における基板側コネクタ46の周囲を囲む所定位置の壁部44aには、基板側および内外方向に開放する切欠部44cが形成され、該切欠部44cを介して基板側コネクタ46に配線側コネクタ31を介して接続されている配線18が外部に引き出し得るよう構成される。なお、別実施例の緩衝部材44は、基板45に対して図示しない貼着テープ等の取付手段で取付けられる。
すなわち、別実施例の緩衝部材44では、基板側コネクタ46の全周囲および突出端部の全体を覆うよう構成したから、該コネクタ46を確実に衝撃から保護し得る。また図示のように、パチンコ機10の運送中に他の基板等と配線18を介して接続されている場合は、該配線18を切欠部44cで規制し得るから、配線18がねじれるのを防止することもできる。なお、別実施例の構成に係る緩衝部材44で、パチンコ機10の運送中に他の基板等と接続されていないコネクタを保護することも可能であるが、その場合は切欠部44cを省略し得る。
〔変更例〕
本発明に係る保護手段を備える遊技機としては、前述した実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。
(a) 実施例では、緩衝部材で複数の構成部品を纏めて保護するよう構成したが、各構成部品を個別に緩衝部材で夫々保護するようにしてもよい。なお、複数の構成部品を纏めて保護する場合は、緩衝部材の厚みは、最も高い構成部品を保護し得る寸法に設定されていればよい。
(b) 実施例では、緩衝部材に形成した一方が開放する切欠部を構成する壁部で構成部品の周辺部を囲うよう構成したが、構成部品の挿通が可能な開口部を緩衝部材に形成し、該開口部を構成する壁部で構成部品の全周辺部を囲うようにしてもよい。
(c) 実施例では、パチンコ機の構成部品として、基板やコネクタ等を挙げたが、パチンコ機の外部輪郭をなすものであれば、例えはハンドルユニット等、その他のものも対象となる。
(d) 緩衝部材の取付手段としては、実施例のフックに限定されるものでなく、対象となる構成部品自体に緩衝部材を嵌合させるようにしたり、あるいは貼着テープで貼付けるようにしてもよい。
(e) 実施例ではパチンコ機の全体をシート部材で密封したが、パチンコ機を段ボール箱に収納するものであってもよく、この場合は段ボール箱が保護手段を構成する。
(f) 緩衝部材の材質としては、実施例の発泡スチロールに限定されず、段ボールや木、あるいは合成樹脂等、その他のものであってもよい。
(g) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を採用したが、アレンジボール機等であってもよい。
〔付記〕
なお、本発明の保護手段を備える遊技機に関しては、以下の構成を限定することが可能である。
(付記1) 請求項1〜3の何れかに記載の保護手段を備える遊技機において、前記緩衝部材(44)は、前記構成部品(46)の突出端部を覆う覆い部(44b)を備えている。
そして付記1に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、緩衝部材の覆い部により構成部品の突出端部を覆うよう構成したから、該構成部品の全体を確実に保護することができる。
(付記2) 請求項1〜3または付記1の何れかに記載の保護手段を備える遊技機において、前記保護手段(38)は、遊技機(10)の全体を覆う合成樹脂製のシート部材(43)を備える。
そして付記2に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、遊技機の全体をシート部材で覆うよう構成したから、遊技機の全体をホコリやキズから保護することができる。
(付記3) 請求項1または付記1,2の何れかに記載の保護手段を備える遊技機において、前記構成部品(34)は、遊技機(10)の裏側に配設されたサブ制御基板ケース(27)の背面から突出するボリューム用つまみ(34)である。
そして付記3に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、緩衝部材でボリューム用つまみを保護するよう構成したから、該つまみが他の部材と衝突して損傷するのを防止し得る。
(付記4) 請求項1記載の保護手段を備える遊技機において、遊技機(10)の裏側には、サブ制御基板(26)が収納されたサブ制御基板ケース(27)が配設され、該基板ケース(27)の背面に、遊技機(10)に設けた遊技盤に配設される図柄表示装置に関連する各種信号の送受信用のコネクタ(37)が複数突設された遊技盤用外部端子基板(35)が配設され、前記緩衝部材(39)は、遊技盤用外部端子基板(35)の構成部品としてのコネクタ(37)を保護すると共に、前記サブ制御基板(26)に配設されてサブ制御基板ケース(27)から突出するコネクタ(30)を保護する別の壁部(39a)を備えている。
そして付記4に係る発明の保護手段を備える遊技機によれば、緩衝部材により遊技盤用外部端子基板のコネクタを保護し得ると共に、該外部端子基板が配設されるサブ制御基板ケースに収納されているサブ制御基板に配設されてサブ制御基板ケースから突出するコネクタも保護することができる。すなわち、1つの緩衝部材により複数の構成部品(コネクタ)を保護することができ、該緩衝部材の配設数を低減し得る。
なお、遊技盤用外部端子基板のコネクタは、遊技店のホールコンピュータと接続されるものであって、比較的小型のタイプであるため、運送中における衝突時の衝撃により破損し易い部品であるが、緩衝部材により保護することで、該コネクタの破損を確実に防止することができる。
実施例に係る保護手段を備えるパチンコ機を後方から視た斜視図である。 実施例に係る保護手段を備えるパチンコ機の側面図である。 実施例に係る緩衝部材が配設されるサブ制御基板ケースを示す背面図である。 実施例に係る緩衝部材が配設されるサブ制御基板ケースを示す底面図である。 別実施例に係る緩衝部材を示す概略斜視図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機),26 サブ制御基板(基板)
34 ボリューム用つまみ(構成部品),37 第3の基板側コネクタ(構成部品)
38 保護手段,39 緩衝部材,41a 第1の壁部,42a 第2の壁部
44 緩衝部材,45 基板,46 基板側コネクタ(構成部品),44a 壁部

Claims (3)

  1. 少なくとも運送中の遊技機における構成部品を保護する保護手段を備える遊技機であって、
    前記保護手段は、遊技機の外部輪郭をなす構成部品を保護し得る固形状の緩衝部材を有し、
    前記緩衝部材は、前記遊技機に取付けた際に前記構成部品の全周辺部または一部分を除く周辺部を囲む壁部を有し、該壁部における構成部品の突出端部側の外端が、該構成部品の突出端部より外方に臨むよう設定されている
    ことを特徴とする保護手段を備える遊技機。
  2. 前記構成部品は、遊技機の裏側に配設された基板に突設され、運送時には他の基板等と接続されていないコネクタである請求項1記載の保護手段を備える遊技機。
  3. 前記構成部品は、遊技機の裏側に配設された基板に突設され、運送時には遊技機に配設されている他の基板等と配線を介して接続されるコネクタである請求項1記載の保護手段を備える遊技機。
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